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DOOBIE BROTHERS『WHAT WERE ONCE VICES ARE NOW HABITS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1974年に発表された4th.アルバムであり、「ドゥービー天国」という邦題が付けられているアルバムである。(原題とは全く違うものになっているが、この邦題は悪いものではない...)で、このアルバムからは彼らの初の全米No.1ソング『Black Water』が生まれていて、彼らの長いキャリアを語る上でも重要な位置を占めているアルバムである。また、1975年にはマイケル・マクドナルドがメンバーに加入するということで、サウンドが変わっていくことになるが、本アルバムはマイケルの加入前のものであり、この辺りも本アルバムを語る上での一つのポイントとなる。(が、「初のNo.1ソング」ということ以外では冷遇されているアルバムでもある。)本アルバムは、全米No.1シングルを生み出しただけではなく、なかなか豪華な顔ぶれをゲストに迎えて、スケールの大きいウエスト・コーストサウンドを聴かせてくれているのだが、シングル・ヒットということに注目されてしまうというのはちょっと悲しい所でもある。一応、本アルバムは1974年のBillboard年間アルバム・チャートでは34位、レギュラー・チャートでは最高位4位を記録しているので、これは悪い数字でもないのですが、もっと評価されても、と思います。

収録されているのは以下の全12曲である。『Song To See You Through』『Spirit』『Pursuit On 53rd St.』『Black Water』『Eyes Of Silver』『Road Angel』『You Just Can't Stop It』『Tell Me What You Want (And I'll Give You What You Need)』『Down In The Track』『Another Park, Another Sunday』『Daughters Of The Sea』『Flying Cloud』。この中では、やはり全米No.1になった『Black Water』に触れないわけにはいかない。後にも全米No.1ソングを生み出す彼らであるが、「最初の」ということを考えると、やはり評価されるところである。(でも、ちょっと過大評価されているという感じもしないでもない...)この曲はBillboardでシングル・チャートのNo.1の座を獲得して1975年の年間シングル・チャートでも15位にランクインしている。(が、1位の座にいたのは1週間だけである。→1975年にシングルNo.1の座を獲得した曲はのべ37曲あり、この中の2曲は1位返り咲きがある。つまり、35曲ものNo.1ソングが生まれた年でもあるのである。)

この曲以外にも本アルバムには『Another Park, Another Sunday』という名曲があり、たっぷりと聴かせてくれている。更には『Song To See You Through』の落ち着いたコーラスワークの巧みさ、『Road Angel』のツイン・ドラム、『You Just Can't Stop It』のファンキーな所など、聴き所に満ちたアルバムであり、スケールの大きな、それでいて爽やかさを与えてくれるサウンドを聴かせている。で、既にEAGLESと共にウエスト・コースト・サウンドをリードするバンドとして認知されていた彼らであったが、ウエスト・コーストを代表する時代をリードするグループとなった。

DOOBIEと言えば、大きく分けると、マイケルの加入前後、'89年の再結成以後という3つの時代に分けられるが、本作はその中でも一番最初の「マイケルの加入前」という時代を代表するアルバムとして、じっくりと聴き込みたくなるアルバムの一枚である。それにしても、発表から30年以上の歳月が流れているということを全く感じさせないサウンドでもあり、やっぱり「良いものは良い」ということなんですね。

 

What Were Once Vices Are Now Habits

What Were Once Vices Are Now Habits

  • アーティスト: The Doobie Brothers
  • 出版社/メーカー: Wea Japan
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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DURAN DURAN『SEVEN AND THE RAGGED TIGER』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1983年に発表されたものであり、彼らの3rd.アルバムであり、彼らのキャリアを語る上では必要不可欠である「初期三部作」の完結編となるアルバムである。「第二次ブリティッシュ・インベージョン」の波に乗ってヒットを飛ばした彼らが色々と凝った音作りをして、これまでの集大成とも言うことが出来る完成度を見せたアルバムである。(この後に発表されるアルバムは、残念だがパワーダウンしている。)が、考えてみれば、この頃の彼らは何をやっても良い結果が得られるという絶頂期にありましたが、まさに時代が求めたサウンドを届けてくれました。で、大ヒットを記録し、1984年のBillboard年間アルバム・チャートでは10位、レギュラー・チャートでも最高位8位を記録している。彼らの場合は、サウンドだけではなくビジュアルの点でも大いに注目をされたが、まさに当時は時代の中心になっていた彼らであり、ここには当時の時代というものを大いに感じ取ることが出来る。とにかく「1983年」というのはあらゆる点で時代を凌駕する一年であり、その年に発表されたアルバムは実にクオリティが高いが、時代を知るという意味でも本アルバムは歴史的な価値があるアルバムである。

収録されている曲は以下の全9曲である。『The Reflex』『New Moon On Monday』『(I'm Looking For) Cracks In The Pavement』『I Take The Dice』『Of Crime And Passion』『Union Of The Snake』『Shadows On Your Side』『Tiger Tiger』『The Seventh Stranger』。この中からは全米No.1ヒットとなった『The Reflex』(1984年のBillboard年間シングル・チャートでは16位、また1位は2週間)をはじめ、TOP 10ヒット曲である『New Moon On Monday』(1984年のBillboard年間シングル・チャートでは95位、レギュラー・チャートでの最高位は10位)と『Union Of The Snake』(1984年のBillboard年間シングル・チャートでは43位、レギュラー・チャートでの最高位は3位)が生まれているが、他の曲全てがシングル・カットされたら全米TOP 10入りはするのではないかと言うような勢いがある曲ばかりである。(当時は、完全に勢いのあった彼らですから、大ヒットするのは確実でしょうね)

が、本アルバムに収録されている『The Reflex』は、シングル・ヒットした曲とはイントロが異なる「アルバム・バージョン」が収録されている。シングルは時間的な制約があって、アルバム・バージョンは5分を越える大作というのは以前から数多くあったが、アレンジを変えたものをアルバムに収録するということは、今でこそ当たり前のようになっているが、当時としてはまだ珍しかった。(ということで、後のレコード業界にも影響を与えたことになる。)その他の曲では、『Shadows On Your Side』『Tiger Tiger』『The Seventh Stranger』と続く後ろの3曲は筆者のお気に入りでもあり、何度でも聴き入ってしまうのだが、本アルバムではじっくりと聴いてもらいたい所である。(『The Reflex』『New Moon On Monday』の華やかさとは違う雰囲気を味わうことが出来ます。)

本アルバムは、「第二次ブリティッシュ・インベージョン」の雄であるDURAN DURANの代表作であり、これぞ'80'sサウンドというものをたっぷりと聴かせてくれているアルバムである。ということで、'80'sサウンドを聴くのであれば、絶対に聴いておかなければならないアルバムの一つである。また、当時の文化、世相を反映しているものでもあり、'80's(前半)を知る上では時代の鏡としての資料性もあるアルバムであり、ライブラリーに加えておいても損のないアルバムである。是非お手元に...

 

Seven and the Ragged Tiger

Seven and the Ragged Tiger

  • アーティスト: Duran Duran
  • 出版社/メーカー: Emi
  • 発売日: 2003/07/28
  • メディア: CD


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ケータイ刑事銭形舞8話[改訂版] [ケータイ刑事]

 今回からの「銭形舞」の物語は、過去に一度書いていることになるが、最近の「ケータイ刑事」の記事と比べると、内容が浅いということで、以前に書いたものをベースにして、時事ネタに関する部分は修正し、物語については加筆を行い、「[改訂版]」とすることにしました。尚、今回の物語について、過去に記したものをご覧になるのであればここをクリックしてください

今回の物語は、第8話の「揺れる大捜査線! ~スイカップを確保せよ」である。この物語がBS-iで最初に放送されたのは2003年11月23日ということで、当時はNHKの某地方局の女子アナウンサーの胸が大きいということから「スイカップ」ということが話題になった時期でもあった。で、それをネタとして使い、2003年7月封切りで大ヒットを記録した映画「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」をサブタイトルにもじっているのは簡単に分かることです。また、今回の物語には、「・2話」以来となる佐藤二朗さんも登場しているが、今回の役は事件が起こった消費者金融会社の従業員である。しかし、長い白いマフラーをしていて、「・1st.13話」で明らかになるあの事実(今更ながらのネタバレありで書いているのに、あえてここでは「その事実」は伏せておくことにします。知りたい方は「・1st.13話」を見ましょう!(「・1st.13話」のレヴューをご覧になるという方法もありますが...))にもちゃんと対応しています。尚、今回の物語で巨乳・宗武不二子を演じた三船美佳さんですが、この巨乳は本物ではなく作り物です。それでは、[改訂版]ということで、本編に関しては従来のものに大幅加筆を行い、いつものように「長文」&(今更ながらの)「ネタバレ」ありとして本編に行きます。

街中では、消費者金融会社のニコニコローンが宣伝のためにティッシュを配っている。(これは何処でも見かける普通の光景です。)道ばたには焼き芋屋さんの車が停まっていて、お客さんが一人いた。で、それは「焼き芋を食べると胸が大きくなるの?」と焼き芋屋さんのおじさんに尋ねている女子高生であり、よく見たらそれは舞ちゃんでした。そうしていると、胸が大きい女性が歩いているのを目にする舞ちゃんは、注文したお芋を「お待ちどう」と渡してくれるおじさんに「追加してください。あるだけ。ここにある分、全部下さい」と、この焼き芋屋さんの焼き芋を買い占めようとする。(胸が小さいことにコンプレックスを持っている舞ちゃんですが、焼き芋食べて本当に胸が大きくなると信じたのでしょうか?)尚、銭形姉妹は全員が「焼き芋」は大好物(従姉妹の雷ちゃんは四姉妹以上に焼き芋に対する執念が一段と強く、「焼き芋クイーン」は雷ちゃんのものですが...)ですが、今回の物語はこの「焼き芋」がちょっとした鍵となっています。

ニコニコローンの社長の金子満吉(かねこ・まんきち)は、その胸の大きい女性の側に行って、ティッシュを渡すが、その様子を見ている舞ちゃんは焼き芋を抱えて満足そうな表情をしている。そうしていると、子供が遊んでいるボールが道路に転がり出し、女の子が車道に飛び出し、走ってきた車ヤ(RV)にひかれそうになる。が、次の瞬間、「危ない!」と言って、胸の大きな女性が女の子の所に飛び込んで助けた。で、「大丈夫ですか?」と駆け寄る舞ちゃんに「自分は大丈夫」と答えると、女の子に「命、粗末にするんじゃないよ」と注意を与えた胸の大きな女性は直ぐにその場を立ち去ろうとする。が、舞ちゃんが話しかけ、「これ、もらってください」と焼き芋を1本手渡そうとする。それは「あの子を助けてくれたお礼です」ということだったが、「お前にもらう筋合いじゃない」と言うも「ほんの気持ちですから」と舞ちゃんは再び焼き芋を渡そうとする。で、「じゃあ」と言ってその女性は舞ちゃんから焼き芋をもらうと街中に消えていきました。で、それを見送る舞ちゃんは「カッコイイ」とその女性にすっかり憧れてしまう。が、足下にその女性が落としていったお守りがあることに気づき、拾い上げるが、女性の姿が見えないことから、とりあえずポケットにしまうと、焼き芋を1本取り出して食べようとする。

が、「おい、銭形」と言ってサングラスを掛けている五代さんが舞ちゃんの側にやってくる。護送中の殺人犯が逃走したということで、その逃亡した犯人の写真を舞ちゃんに見せる。が、その女性は先ほど女の子を助けた女性であり、名前は宗武不二子(むねたけ・ふじこ)であった。(で、「踊る大捜査線」の主題歌に似た脱力しそうな音楽が流れてきて、サブタイトルが出る。)

舞ちゃんと五代さんは警視庁の屋上にきて、焼き芋を食べながら話をしている。(この後、雷ちゃんも屋上で焼き芋をという所がありましたが、警視庁の屋上というのは焼き芋を食べる場所なんですね...)舞ちゃんは不二子が「殺人犯には見えませんでしたよ」と言うと、更に、車にはねられそうになった女の子を助けたことを語り、女の子に好かれるタイプだとまで言う。が五代さんは「スイカップだからといっても殺人犯は殺人犯だ」と言うも、「好かれるタイプであって、スイカップだなんて言ってません」と舞ちゃん。(ということで、男性陣はやはり「スイカップ」という方に...)が、五代さんは不二子は元レディースの総長で、三ヶ月前に薬の売人だった恋人を殺した女だと言う。が、そこに「現れたんですって、伝説のスイカップ」と柴田さんが乱入してくる。が、これを見た舞ちゃんは「そういうことか...」と呆れ顔。更に「何と言っても99.99cmだからなぁ」という五代さんに対して口をとがらせる舞ちゃん。(やっぱり胸の大きさにコンプレックスがあります。)しかし柴田さんは「それじゃあ、峰不二子と同じじゃないですか」と、こちらはこちらで盛り上がっている。(ルパン三世の峰不二子ですね。名前も当然これをもじっていますし、峰不二子のBは99.99cmです)で「胸だけ不二子」と五代さんまで調子に乗っている。

そこに「むねけふじこくんです」と言って一人の男が現れる。彼は不二子の国選弁護人の生稲修だった。で、名刺を舞ちゃんに渡す。で、五代さんが舞ちゃんに「国選弁護人とは...」と説明しようとするが、何も知らなくて「それでだなぁ...」と言っているだけ。一方舞ちゃんは「国選弁護人ってお金にならないのに」とちゃんと知っていました。生稲は自ら不二子の弁護人になったのだった。彼女は無実を訴えていて、出来るなら力になってあげたい、ということで国選弁護人になったのでした。で「誰かさんとは、大違いですね」と舞ちゃん。(五代さんは柴田さんに向かって「言われているぞ」と言うも「五代さんですよ」と返す柴田さん。→二人ともですが...)

で、生稲はその時の不二子の様子を尋ねる。で、舞ちゃんが女の子を助けたことと、消費者金融の人からティッシュをもらったことを話す。(お芋をあげたことは言いませんでした。)で「消費者金融...」と生稲には何か思い当たる節があった。が、そこに「警視庁から入電中」と舞ちゃんの携帯に事件を知らせるメールが届く。事件は、港区赤坂のニコニコローンで殺人事件が発生、被害者は社長の金子満吉で、胸をボーガンで撃たれて死亡したというものだった。で、現場に向かう舞ちゃんたち。

現場で捜査を始める舞ちゃん。(それにしても、金のダルマとか、埴輪とか、色んなものが置いてあります。→遊び心に満ちている「ケー刑事」です。)舞ちゃんは被害者はさっきの男だと言うことに気づく。五代さんは従業員に話を聞いている。(この従業員が佐藤二朗さんで、電卓をブラインドタッチで叩きながら答えている。)また、凶器のボーガンは部屋に飾ってあったものであって、「ハルク・ホーガン愛用のボーガン」であった。(これも「ケー刑事」らしい遊びに満ちています。尚、ご存知ない方のために一言。「ハルク・ホーガン」とは'80'sに新日本プロレスに出ていた人気レスラーで、幾多の名勝負が残っています。)このボーガンは社長のコレクションだった。(でも、二朗さん、左手は超高速の電卓のブラインドタッチ、右手にボールペンというのは、効率良く仕事が出来ます。)

そうしていると、舞ちゃんが五代さんを呼ぶ。電話機に「7371」という数字が残されていたのに気づいたのだった。これはダイイング・メッセージと判断した舞ちゃんですが、五代さんは「7371、なさない」は「沖縄の言葉でしょう」といつもの頓珍漢な推理が口から出る。が「そんなことはありません」と舞ちゃんは一蹴する。が、柴田さんが声を上げ、社長の机の右の方に電卓があり、そこには「24'500」とあり、しかもその電卓の左下には矢印のように見える血痕があった。で、再び二朗さんに心当たりを尋ねる五代さんだったが、「社長は死ぬ直前まで電卓を叩いていたんだ...」とジロー・ワールドに突入してしまいました。

舞ちゃんは生稲と話をしている。場所は事件現場からは離れた階段である。「不二子さんが殺した?」舞ちゃんは驚いたように聞き返す。「いえ、そうは言っていません」と言う生稲だったが、「不二子は恋人を殺したのは金子だ、と言っていた」と語る。が、舞ちゃんは「不二子さんが殺すなんて...」と信じられないでいた。そこに五代さんが「24'500」というダイイング・メッセージが分かったと言って登場する。(「謎は解けたよ、銭形舞ちゃん」と、今回はヒネリはありませんでした。)で、「これは沖縄の言葉なんかじゃないよ」と切り出す五代さんに、舞ちゃんはそっぽを向いて、生稲に「さっきの続きですけど...」と話を続けようとするが、五代さんは「ちゃんと見ろよ」と言ってしっかりと話題をそらされないようにする。で「2は「ふ」、4は「し」、濁点ついて「じ」、5(「ご」)の濁点二つをゼロにして「こ」、つまり…」と言うが、舞ちゃんが「ふじこ」と言ってしまい「お前、それを先に言うなよ」と五代さん。で、生稲は「やはり不二子くんがやったんでしょうか?」と言い、金子を殺す動機に思い当たる節があると言うと、階段を駆け下りていってしまう。また、五代さんは「脱走の目的は金子を殺すためだったんだ」と決めつけるが、舞ちゃんは「そうかなぁ?」で、「電話に残された数字は?7371」と五代さんに尋ねるが、「あれは単なる間違いでしょう」と片付けてしまう五代さん。が、舞ちゃんは机の血痕といい「ふじこ」というのはちょっと丁寧すぎと、疑問に思う。(が、五代さんは舞ちゃんに「本当に負けず嫌いだね。血液型はB型でしょう」→銭形四姉妹は4人とも血液型B型という設定になっています。)

再び、金子の死体を観察している舞ちゃん。柴田さんが至近距離から撃たれていて、「せいぜい持って20秒」と言い、舞ちゃんはそんな短い時間でこんなにも凝ったメッセージを残せるのか疑問に思う。が「俺の推理に文句をつけるのか?」と五代さん。(今までの数々の頓珍漢な推理を考えたら、誰でも文句をつけると思いますが...)「不二子さんがやったとは思えないんです」と舞ちゃんは改めて言うが、五代さんは犯人は不二子で、金子に対する逆恨みだという結論を口にする。が「不二子さんはそんな人じゃありません」と舞ちゃん。が、五代さんは「捜査に私情を挟むな」と舞ちゃんに言う。(これは確かに大事なことですが...)舞ちゃんは事務員たちがブラインド・タッチで電卓のキーを叩いているのを目にして「よく、そんなに正確に打てますね?」と(二朗さんに)尋ねるが「慣れです。左手で打ち込み右手で書き込めば仕事もはかどりますし...」とブラインドタッチの効果を口にする。で、「左手」という所から社長も左手で打っていたのか、と尋ねるが、教えてくれたのは社長という答えだった。→こういう効率的なことは習得したいところです。で、舞ちゃんは「うずく、悪の予感

舞ちゃんは、不二子が恋人の墓参りに来ると考えてそのお墓にやってくる。が、五代さんは「いい加減にしろ」と文句を言うだけ。が「無実ならここに来るはずです」と言い「刑事が人を信じちゃいけないんですか?」と尋ねるが、こういう所は純粋な舞ちゃんですね。(五代さん、「冷え性」という言葉は発しませんね~。)で、「来るはず無い」と言う五代さんに「来ていたらどうするんです?」と舞ちゃんも負けてはいない。が、柴田さんは「スイカップが見られるかもしれない」と、こっちも何を考えているのやら... そうしていると「あっ、あった」と舞ちゃんは殺された恋人のお墓を発見し、駆け寄っていく。が、そこに不二子の姿はなく「ほら見ろ、何処にいるんだよ」と五代さん。しかし、舞ちゃんはお墓に1本の焼き芋が置いてあることに気づき「不二子さん、まだ近くにいるはずです」と言って辺りを探し始める。(この時、柴田さんの携帯に「鑑識課から入電中」という着ボイスが...)

神社の鳥居をくぐって不二子を捜す舞ちゃんは、鳥居の影に不二子の姿を発見し、「不二子さん」と声を掛ける。すると「お前、昼間の。どうしてここに?」と不二子。(でも、不二子にとったら、どうして舞ちゃんが自分の名前を知っているのか、疑問に思わないのでしょうか?(名乗っていませんから...))で、舞ちゃんはちょっと慌てた表情を見せるが、ポケットから不二子が落としたお守りを取り出して「これ、忘れ物」と言う。(この時の舞ちゃんの笑顔、とても爽やかです。)

神社の境内、場所を移した舞ちゃんと不二子は並んで腰を下ろしている。舞ちゃんの手には焼き芋があり、二つに割って「どうぞ」と一つを不二子に渡す。で「よく、同じ釜の飯を食うって言うじゃないですか。これもそんなようなもんかなぁ?」と舞ちゃん。(こういう発想は「ケー刑事」ですね。)で「私は信じているって言うか...」と、自分が刑事であることを必死で隠しながら不二子に語りかける。(夢見る少女という感じで、こういう舞ちゃん、いいですね~)で、あの後の行き先を尋ねる。(突然の話題の切り替えも、どぎまぎした所があって、本当に可愛い舞ちゃんです。)が「何で?」と返す不二子に、「お守りを渡そうとしてあっちこっち行ったから何処行っていたのかなぁ~って...」と恥じらいを見せながら言う舞ちゃん。(こういう所は見せてくれると、やっぱりまだ16歳の少女だということを強く感じます。)「関係ない」と言う不二子だったが「関係あるんです」と舞ちゃん。しかし、「私と関わるな」と言う不二子だった。そこに「おい、銭形」と五代さんが舞ちゃんは探し出して声を掛ける。直ぐに不二子に気づいた五代さんは「宗武不二子。警察だ。そこを動くなよ」と行って不二子を取り押さえようと側にやってこようとするが、不二子の態度が一変し、ナイフを手にして舞ちゃんを後ろから羽交い締めにして「近づくんじゃねぇ!」と舞ちゃんを人質にする。で「てめえも仲間かよ」と舞ちゃんを睨む不二子。これに「色々と訳があって...」と言い訳をしようとする舞ちゃんですが、やっぱり舞ちゃんは不二子を信じているということがよく分かります。

そこに五代さんが「人質なら俺がなる」と行って舞ちゃんを放すように言う。で、舞ちゃんはちょっと嬉しそうな表情を見せるも、柴田さんが五代さんを制して「いえ、身代わりならこの私が...」と、カッコイイことを口にする。が、柴田さんは「抜け駆けは許しませんよ。私にだって人質として抱かれる権利というものがあるんです」と、何を考えているのか、ただの変態のオッサンに成り下がっている... で、舞ちゃんは「二人とも何考えているんですか?」と呆れ顔。不二子はその隙に舞ちゃんを突き飛ばすと、走って逃げていきました。で、慌てて後を追いかける舞ちゃんたち。

が、結局は見失ってしまう。「そんなに遠くにまで行っていない」という柴田さんに大きな胸で…ということを行っている五代さんに対して「どうしていきなり「警察だ」なんて言ったんですか?」と問いつめる舞ちゃん。「あれじゃあ、いくら無実の人でも驚いて逃げちゃいますよ」と、人質にされても舞ちゃんは不二子のことを信じていた。が、五代さんは殺害現場に残っていたものと不二子の指紋が一致したことを告げる。で、舞ちゃんは信じられないという顔つきになって「そんなぁ...」(今回の物語は、舞ちゃんの色々な表情を見ることが出来る嬉しい一編でもあります。)

警視庁に戻った舞ちゃんは、「金子の指紋を見せてください」と柴田さんに言って確認する。(ここで、「指紋」には何種類かあるということの解説をしてくれるが、勉強にもなる「ケータイ刑事」です。)で、電卓には金子の右手人差し指が、電話には金子の左手の中指の指紋が残されていた。で、舞ちゃんは携帯を取りだして電話の写真を再度見て、更には事務員たちのブラインドタッチを思い出し、五代さんが手にしていた電卓を奪ってキーを押して確認する。で「そうか、そういうことか」から「謎は解けたよ、ワトソンくん

不二子は国選弁護人である生稲の所にいた。で、不二子は生稲に語る。「金子に本当のことを吐かせたかっただけだったのに...」で、現場に行ったら既に金子は殺されていて、自分は殺していないということを言うも、「先生だけだよ、信じられるのは...」と言うと頭を抱え込んでしまう。すると生稲は「そりゃあ信じるさ」と言って立ち上がると、ボーガンを手にして構え「だって殺したのは僕だもの」と言って、ボーガンを不二子に向ける。また、不二子の恋人を殺したのも生稲だった。(麻薬の取り分で色々ともめたというのが理由であった。)で、生稲は、不二子が恋人殺しをちくられた逆恨みで金子を殺し、警察に追われて逃げ切れないと思って自殺をする、という筋書きということを口にしながら不二子を追っていく。で、生稲も「殺しちゃうのはもったいない」「一回顔を埋めてみたかった」と五代さんや柴田さんと同様にスイカップということが頭にあった。不二子は怒りの表情で生稲を睨みつけるが、逃げることが出来ない。で、生稲は「それは天国の恋人に譲るよ、バイバイ」と言い捨てると、不二子を殺そうとしてボーガンを構える。で、矢が放たれ、不二子も最後だと覚悟を決める。

そこに、銭形ストラップが飛んできて、ボーガンの矢をはじく。はじかれた矢は金色のダルマの目がは言っていない左目に命中する。それにしても、まさに間一髪という所ですが、冒頭で不二子が女の子を助ける所もカッコイイですが、この不二子を助ける舞ちゃんも実にカッコイイですね。(ここでは、そんなので矢を本当にはじくことが出来るの?というつっこみはしません。)このシーンは全13話の「銭形舞」の物語の中でも一番カッコイイ所でもあります。

続いて再びストラップが舞い、赤いリボンとなると生稲を縛り上げる。「この世にはびこる悪の舞。…」舞ちゃんの口上が始まり、「正義の舞様ステップ受けてみな!」で生稲は大回転させられて、その場に倒れ込む。で「どうして?」と尋ねる生稲に舞ちゃんは「気づいたの、あの電卓に残されていた「ふじこ」というダイイング・メッセージはニセモノだって」と語る。(今回は「あなたが犯人ですね」という台詞はありません。)で、ダイイング・メッセージの謎を続けて語る。金子はいつも左手で電卓を押していたが、残っていた指紋は右手であり、これは生稲に脅されて押したものである。そして押した後に金子は殺された。が、金子は即死ではなかったため、本物のメッセージを残そうとしたが、電卓に手は届かなかった。(これが矢印に見えた血痕が偶然に出来た。)で、左手で電話にメッセージを残した。が、「あの数字はデタラメだったのでは?」と言う生稲に「正確でしたよ、ブラインドタッチですから」と言い、更に説明を続ける舞ちゃん。電卓のテンキーは上から「789」という配列だが、電話のテンキーの配列は上から「123」というものである。(この配列の違いですが、その通りなんですが、日常生活の中では完全に忘れられているものです。が、電話/電卓の操作の時に全く気にすることなく、押し間違えるということもなく、誰もが使い分けることが出来ています。大がかりではなくさりげないものですが、このトリックはなかなか考えられた良いトリックでした。)で「7371」を電話で押すと「左下、右上、左下、左上」となり、これを電卓で同じように押すと「1917」となり「いくいな」となる。で、生稲は「完璧なはずだったのに...」と言葉を漏らすが、舞ちゃんは「その完璧主義が徒になったんですよ」と言い、撃たれてから死ぬまでの20秒程度で「24'500、ふじこ」というメッセージを思いつくはずがないと舞ちゃん。で、続けて不二子の方を振り向いた舞ちゃんは「不二子さん、信じてましたよ」で、不二子は「お前...」とちょっとウルウルとなり、舞ちゃんは笑顔を返す。

生稲は逮捕されて五代さんが連行していく。それを見送った舞ちゃんの側には不二子がいる。「どうして、私のことを信じた?」と尋ねる不二子に、舞ちゃんは「正直言うと、ちょっとは疑った」と最初に答える。すると不二子も苦笑いを浮かべる。が、舞ちゃんは続ける。「でも、信じたかった。だって、女の子を助けたときに言ったでしょう、「命、粗末にするな」って。そんなことを言う人が人を殺す訳ないもん。ましてや、愛していた人を」と、良いことを言ってくれます。また、純粋な舞ちゃんということを大いに感じ、一途に信じることの大切さも教えてくれます。で、不二子はお守りの中に入っていた恋人とのツーショットの写真を取りだして見せてくれて、「犯罪者だけど愛していた」と語る。(が、ここから先はやっぱり天然系の舞ちゃんと言うところでもあり、)「もしよかったら、お友達になりませんか?」と不二子に切り出す舞ちゃん。で「はぁ?」と不二子。で、「サツとダチになんかなれるかよ」と呆れ顔。が「どうしてですか、焼き芋半分こした仲じゃないですか」と舞ちゃん。(こういう所は子供ですが、こういう素直なところは忘れたくない所でもありますね。)が「ふざけるな」と不二子。すると落胆した舞ちゃんは「おっぱい、大きくする方法、教えて欲しかったのに...」と漏らす。(なるほど、コンプレックス解消ということまで考えていたんですね...)すると不二子は笑いを浮かべて舞ちゃんの耳元でそっとそれを語る。で「本当ですか?」と舞ちゃん。(でも、「シリコンを注入するのよ」と不二子は話したのではないかと感じています。)

鑑識メモ。ホワイトボードには「ビタミン不足の柴田です!」と書かれている。柴田さんは「フルーツはビタミン不足の私に大きな活力を与えてくれます」と語る。そこにドアをノックする音が聞こえたので「どうぞ」と柴田さん。で「失礼します」と言って入ってきたのは弁当を持ってきたお姉さんだった。(今回の不二子のように大きな胸をしている。)で「スイカップ」と言葉を発した柴田さんは側にあった塩が入った小瓶を手にすると、お姉さんに向けて塩を掛けようとする。お姉さんは「お客様、止めてください、困ります」(だけど、半分笑っている所をみると、一般の方ですね...)

尚、今回の放送は、本編終了後、次回予告が無く、いきなり「鑑識メモ」に突入となった。(DVDを見ているような感じを受けました。DVDは「予告編」は本編/鑑識メモとは別の場所に収録されています。)で、もしやと思って来週の物語を確認しようとEPGで来週の放送内容をチェックしたら、順番通りだと第9話「最強の心理学者VS銭形舞」となるはずだが、これではなくて、第10話「まぎらわしい! ~警察隠語殺人事件」になっていた。ということは、「第9話」の放送はパスするということなんでしょうか?(先に第10話を放送して、続いて第9話を放送するということは考えにくいですから...)→来週の放送が「第10話」となった場合、先に「第9話[改訂版]」を記してから「第10話[改訂版]」を記す予定です。でも、どうして第9話を飛ばすのでしょうか?(EPGの間違いという可能性もありますが、地デジ/アナログの両方とも「第10話」となっていましたし、予告編をわざわざ抜くというからには何かあるはずですし...)

 

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/04/23
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↓「泪・1st.13話」はこちら

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 1

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/10/22
  • メディア: DVD

↓まもなく発売ですね。(買わないと逮捕されます。)

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 プレミアム・エディション

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 プレミアム・エディション

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/08/25
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 スタンダード・エディション

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 スタンダード・エディション

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/08/25
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 (HD-DVD)

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 (HD-DVD)

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/08/25
  • メディア: DVD

↓「ルパン三世」からいくつか

ルパン三世 PART3 Disc.3

ルパン三世 PART3 Disc.3

  • 出版社/メーカー: バップ
  • 発売日: 2006/02/22
  • メディア: DVD

劇場版 ルパン三世 DVD LIMITED BOX

劇場版 ルパン三世 DVD LIMITED BOX

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • 発売日: 2003/10/24
  • メディア: DVD

ルパン三世 EPISODE:0 ファーストコンタクト

ルパン三世 EPISODE:0 ファーストコンタクト

  • 出版社/メーカー: バップ
  • 発売日: 2002/10/23
  • メディア: DVD

↓ハルク・ホーガン出演作品

ULTIMATE CRUSH 2003.10.13 TOKYO DOME

ULTIMATE CRUSH 2003.10.13 TOKYO DOME

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2003/11/19
  • メディア: DVD

トレジャー・ミッション 破壊島

トレジャー・ミッション 破壊島

  • 出版社/メーカー: ビデオメーカー
  • 発売日: 2001/03/02
  • メディア: DVD

デストロイヤー

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2002/05/15
  • メディア: DVD

↓「焼き芋」に関して

焼き芋―吏道ひとすじのわが人生

焼き芋―吏道ひとすじのわが人生

  • 作者: 鶴田 五郎
  • 出版社/メーカー: 文芸社
  • 発売日: 2002/02
  • メディア: 単行本

↓「ブラインドタッチ」に関して

短文4つでブラインドタッチができる本―小指もスムーズに動きます

短文4つでブラインドタッチができる本―小指もスムーズに動きます

  • 作者: 尾崎 實
  • 出版社/メーカー: かんき出版
  • 発売日: 1993/01
  • メディア: 単行本

はじめてのキーボード速修法―“歌って覚える”ブラインド・タッチ

はじめてのキーボード速修法―“歌って覚える”ブラインド・タッチ

  • 作者: 増田 忠
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 1997/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

 

↓「踊る大捜査線」関係

踊る大捜査線 コンプリートDVD-BOX (初回限定生産)

踊る大捜査線 コンプリートDVD-BOX (初回限定生産)

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2005/11/25
  • メディア: DVD

踊る大捜査線 THE MOVIE

踊る大捜査線 THE MOVIE

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2003/06/18
  • メディア: DVD

踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!

踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2004/06/02
  • メディア: DVD

踊る大捜査線 番外編湾岸署婦警物語 初夏の交通安全スペシャル

踊る大捜査線 番外編湾岸署婦警物語 初夏の交通安全スペシャル

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2001/01/17
  • メディア: DVD


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