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FATS DOMINO『BEST OF FATS DOMINO』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは2006年になってリリースされたベスト盤であり、当然のことながら、リマスター、エンハンスト処理が行われている。彼は'50'sの時代から活躍した人物であり、今日のロックやブギの世界では草分け的な人物である。そんな彼のベスト盤が新たな形でリリースされたというのは、ファンであれば嬉しい所であるが、それだけではなく、音楽史を語る上でもこの上ない資料となり、ありがたい物である。また、彼の曲のいくつかはスタンダード・ナンバーとなり、多くのアーティストたちがカヴァーしていることもあって、彼の歌声は聞いたことが無くても名前の方は一度は耳にしたことがあるだろうが、こういうベスト盤から入っていって、彼のサウンドを耳にしてもらいたいところである。尚、彼のサウンドは、ライブになれば一段と栄えると言うこともあり、ライブのベスト盤もリリースされているので、合わせて耳にしてもらいたいところである。

収録されているのは以下の全30曲ということで、たっぷりと堪能できる。『Blueberry Hill』『Ain't That A Shame』『I'm Walkin'』『Jambalaya (On The Bayou)』『I'm In Love Again』『Blue Monday』『Fat Man』『Be My Guest』『Big Beat』『What A Party』『I'm Ready』『Sick And Tired』『Poor Me』『My Girl Josephine』『I Want To Walk You Home』『Margie』『Country Boy』『I'm Gonna Be A Wheel Someday』『Let The Four Winds Blow』『Whole Lotta Loving』『Please Don't Leave Me』『Goin' Home』『Walking To New Orleans』『Going To The River』『When My Dreamboat Comes Home』『Wait And See』『It Keeps Rainin'』『My Blue Heaven』『I Hear You Knocking』『Valley Of Tears』。

30曲も収録されているということで、実に充実した内容であるかと思うが、これでも彼の放ったヒット曲からは漏れている曲がいくつかある。それだけ草分け的存在として大活躍した彼であるが、ベスト盤は本アルバム以外にも多数リリースされているので、そちらも聴いていただくと言うことで、本アルバムについて語る。これだけヒット曲が収録されていれば、どの曲がお薦め、というようなことは難しくて判断できなくなってしまう。(で、ピックアップを始めたら、おそらく半数以上をピックアップすることになってしまうので、それは止めておくことにする。で、「全部お薦め」という言葉で誤魔化しておく。)サウンドの方は、確かに'50'sや'60'sのテイストに満ちたものであり、現在の曲と比べると、世界観が全く違っている。手作りサウンドといったものと、のんびりとした雰囲気を感じることが出来るが、この雰囲気、テイストがまさに'50'sであり、'60'sである。時代は大きく変わり、技術の進歩によって奏でられる音の方も、より複雑で高度なものになったが、その分、彼のサウンドには人間らしさを感じることが出来る。言ってみれば、技術(機械)に頼らないストレートな音作りである。ここに彼のエネルギッシュでパワフルなボーカルが見事に溶けて融合し、素晴らしい世界を作り出している。現代音楽を聴くのであれば、一度は耳にしておきたいアーティストの一人である。(それにしても、こういうベスト盤がリリースされるのだから、本当に良い時代になったものですね。)

 

Best of Fats Domino

Best of Fats Domino

  • アーティスト: Fats Domino
  • 出版社/メーカー: EMI
  • 発売日: 2006/03/27
  • メディア: CD

↓ライブのベスト盤はこちらです。

The Best of Fats Domino Live, Vol. 1

The Best of Fats Domino Live, Vol. 1

  • アーティスト: Fats Domino
  • 出版社/メーカー: Curb
  • 発売日: 1992/01/14
  • メディア: CD

The Best of Fats Domino Live, Vol. 2

The Best of Fats Domino Live, Vol. 2

  • アーティスト: Fats Domino
  • 出版社/メーカー: Curb
  • 発売日: 1992/01/14
  • メディア: CD


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Masked Rider KABUTO #29 [特撮]

高校野球のために、今週は週に2本が放送されるというスペシャル・ウィークとなったカブトであるが、その2本目が放送された。この時期は毎年放送日が遅れる形になり、高校野球が終了してから集中した形で放送されるのだが、もう一つの特徴は、その物語というのは本編の物語からすればどうでも良いようなへんてこりんな物語になると言うことである。(放送日変更で見逃した人のことを考慮している、と善意の解釈をしておく。)毎年、その逸脱ぶりはエスカレートしてきているが、今年は何だ?もうやりたい放題である。で、その物語であるが、「やっぱり」である。(全く期待していなかったが、見事にその通りになるというのだから...)一応、ライダーもワームも登場しているが、はっきり言ってそれらが無くても十分成立する物語である。(というより、ライダーもワームも邪魔でしかなかった。)ライダーとワームを登場させないで、別のタイトルを付けて、20分弱の別のショートストーリーとして十分成立することが出来る。(が、これを次回に引っ張っちゃっているぞ...)しかもこれまではまともだったキャラも異様に変貌した。ということで、まさに「真夏の悪夢」と言ったところであり、実は悪夢を見ているということだったりして... →こういう物語だったら、一掃のこと佐藤二朗さんに脚本を書いてもらった方が絶対良い!(当然、ゲスト出演もしてもらって...)[ということで、これはテレ朝&東映に対する苦言でした]

6年以上前の状況下であればともかく、現在はBSデジタル放送(BS朝日)でも高校野球の中継(こちらは第一試合から最終試合の終了まで全試合放送しているが、朝日放送は夕方になると、時間の関係で打ち切ってしまう。)を行っているのだから、朝日放送も考え直してもらいたい所である。そもそも地デジBSデジタルではデータ量の違いで、BSデジタルの方が高画質(HD放送)であり、更にデータ放送のコンテンツもBSデジタルの方が充実している。つまり、BS朝日を視聴できれば、朝日放送(地デジ)の高校野球中継は全く意味がないのである。(それに、NHKでも放送していて、そちらは途中にCMが入らないのだから、普通の人はNHKで見るでしょう。)アナログで高校野球を放送しても、地デジの方は、例えば061chで「高校野球」062chは「カブト」063chはその他の番組、ということで、HDではなくSDの複数番組の放送を行ってみて、反応を見るということでもしたらいいのに...(せっかくの地デジなんだから、その特徴を活用しなきゃもったいない... ただ、これをやればこの回だけ「カブト」はHDで無くなってしまいますが...)→NHK教育は、時々SDで違う番組を放送していることがある。法律でHD放送が義務づけられているということは無かったと思いますが... 尚、現時点では地デジがまだ始まっていない地方もあるが、年内には日本全国で地デジが出そろうことになっている。来年への宿題と言うことで、朝日放送に視聴者の意見として伝えておきました。(が、改善されるとは全く期待していませんが...)

尚、一つだけ良いことも記しておく。それは、日曜朝の放送だと、画面に時刻が表示されているのだが、それが無いと言うこと、これだけは放送時間変更における歓迎すべきことである。

ということで、「カブト」には関係ないことが長くなったが、ここからは「カブト」に移ります。でも、「これは何?」尚、今回のBGMはTVサントラの「ミスター味っ子 満腹定食」としましたが、内容を考えたら当然です。(本当は「美味しんぼ」にしたかったのですが、このサントラは持っていない。(調べたら、リリースされていないようです。))

「この世に権力者が現れて以来、…」新たな番組が始まった?放送番組を間違えるという放送事故か?と思われるオープニング。ということで、冒頭からトリップしている。

ある夜、天道は路上に倒れこんだ男を目撃、声を掛けるが「これを、正当後継者に...」と言われて黒い鞘に入った包丁を渡される。男はそこで絶命。(それを第三者が見ていて、天道は殺人者として追われることになる、という展開も十分可能ですね。→2時間ドラマになってしまう...)

サル、加賀美は前回の終わりに登場したカブトに似たライダーの話をしている。(一応、前回の物語を受けた形になっているが、この部分は「カット」してOKです。)で「今度はまともな人間であって欲しいな」と呟く加賀美だが、「まともな人間」はワームの餌になるだけで、変な奴しか登場できないのです。で、「ろくな奴がライダーになっていないもんな」と自分も変な奴だということを認める発言をしました。で、ここで「今週のお料理教室」の第一弾「まぐろの付け丼」登場。

樹花は友達の亜美のレストランの料理を食べていて「美味しい」が、その店は最近近くに店が出来て客を奪われていた。で、その店は行列が出来ている。(本当にこの作品、行列が好きですね...)で、またも変な奴が料理をしている。

三島は睦に対して世界から名だたる料理人を集めて、その料理の試食をしてもらっている。で、変な名前の付いた料理が出される。(早い話「シーフードパスタ」「アヒル肉」「豚の煮込み」「マグロの姿煮」→「お料理教室」第二弾)

天道家、こちらはカルボナーラで、これが「お料理教室」第三弾。この時、樹花がパスタを口にしながらしゃべり、それがテロップとして出るが、これはあのに人気シリーズのノリではないか。(ここは佐藤二朗さんに脚本書かせてください。)で、天道は、樹花の友達の客が減って困っているレストランの話を聞かされる。

早島琴&ショッカー残党・三島の密談。料理をワームに頼むなんて、何を考えているのやら。ここは麗奈が作戦失敗を責めているが、こっちの方がずっとまともである。

坊ちゃまは初めてもらった給料をじいやに渡す。が、小銭だけ。明細を見ると支給額は76,073円となっているが、割った皿などの弁償で引かれて、「73円」となっている。これって、本当は0円にしたかったのでしょうが、端数処理ということですね。が、じいやもじいやで「額に入れて飾りましょう」って...

天道は樹花と一緒に、友達のレストランの近所に出来たレストランを見に来る。が、行列はなかった。この時、二人の前を傘を広げた歩行者が通っていくが、どうせだったら一発何かやってくれないと...(単なる通行人だったら、邪魔でしかない。)→やっぱり佐藤二朗さんに脚本を書いてもらいたかった所です。ジローさんなら、必ず仕込んでくれますし...

変な名前の料理(早い話、「マグロの野菜添え」)を注文する天道と樹花。で、変な奴が料理をするが、その行程途中でシーチキンの缶詰を開けたの?と思われる所がありますよ。出された料理を口にした天道は「まずい!」樹花は「エチケット・タイム」で駆け出してしまった。で「何だこの料理は」と文句を言う天道。が、料理人は「俺は料理で人の感情を操ることが出来る。喜怒哀楽の全てをな」ということで、「怒」を操りました。更に店主からは「もう止めてくれ」料理人はこの店を料理の実験場として使ったのだった。

麗奈が変な料理人に接近し、「料理の腕を貸して欲しい」と来た。ということで、変な料理人はワームでした。ということで、変な人間はとにかく全てワームということにしてしまうのは、ちょっと危険思想に繋がるかも...

加賀美、岬、田所はざるそばを食べている。(「お料理教室」第四弾)が、田所が店主に「何だ、この蕎麦は」と文句を口にする。(ということで、田所もキャラが変わってしまいました... 尚、実家が有名なそば屋と加賀美が口にするが、だからそれがどーした?(としか思えません。))

サルに変な料理人が顔を出した。「この店の評判を聞いて、味を確かめに来た」って、ちよっと強引。マイ・レンゲを取り出して天道の前にあったチャーハン(「お料理教室」第五弾)を食べると、いきなり「この料理は豚の餌だ!」と言って作り方にケチを付ける。が、「あっ、そう」と相手にしないひよりは賢い。「豚の餌と思うなら、食べなければ良いだけのこと。あんたには関係ないでしょう」、とでも言いたげなひより。「所詮素人だ」と言われると「バッカじゃないの、あっそう」と去ってしまうが、いちいち反応しないで聞き流すだけという大人の対応でした。

が、ここで冒頭で天道が預かった包丁が反応する。ということで、メインの物語へ突入。「これは俺のものだ」とその包丁を手にすると「俺は神だ」ということで、完全に逝っちゃいました。また、天道は天道で「勝負しろ!」(ひよりのように、この手の輩は相手にしないのが一番なのに...)

庭で芝刈りをしているじいや。そこに「師匠!」と飛び込んでくる男たち。ついにじいやの正体が判明する。(でも、どさくさに紛れて正体を見せた...)

料理対決、作ったのは麻婆豆腐であった。(「お料理教室」第六弾、しかし、これは過去にもやりましたね。そうそう、初代ザビーの矢車、どうしたのでしょうか?)で、判定を行うのは加賀美。(この時点で、どういうオチになるか、予想できました。)天道の作った麻婆豆腐を食べると「いつ食っても美味い、流石天道」って、感想を口にしてもねぇ~。続いて変な奴の作った麻婆豆腐を食べた加賀美は「美味~~い。こんなに美味いものが食えて幸せだ~」ということで、勝負は天道の完敗。で、勝利すると変な奴は早速天道の作り方を批判し始める。が、その時、「そこまでだ、生簀一郎(いけす・いちろう)」と言って3人の男が割って入った。(この時点で、この変な奴の名前が判明しました。生簀(いけす)ってこれもまた変わった苗字ですね。→このノリ、やっぱり「○○刑事」で...→やっぱり、佐藤二朗さんに脚本を書いてもらった方が良かったということは揺るがないものになりました。)この男たちは生簀に敗れた男たちであり「俺たちの敵は師匠が取ってくれる」ということで現れた師匠は、じいやだった。で、じいやと生簀が勝負することになる。「可愛い弟子のためです」と言うじいやに「俺もあなたの弟子です」と天道。(いつ弟子になった?)で、20年前にじいやが書いた唯一の本「料理の心得」をいつも肌身離さず持ち歩いている、と言ってそれを出す。(変な奴大集合だから、天道は本当にいつも持っていても不思議ではない。)で「頑張ってください、料理対決」と励ます天道だった。(それにしても、じいや、本まで出している、弟子もいるというのなら、坊ちゃまを完全に無視して、一人で自立して十分生きていけますね。)

三島が料理対決の審査員に睦を迎える。(それにしても、強引な展開で審査員をさせるとは...)で、示威やと生簀の料理対決が始まる。素材は旬の魚・ハモ。(それにしても、何という格好をしているのか...)で、「お料理教室」の第七弾。まずはじいやの料理から。しかしここで迷い箸をする睦。「素晴らしい」と絶賛し「まさに味のオーケストラ」と評する。続いて生簀の料理に箸を延ばすが、やはり迷い箸をしている。食べると「びっくり、私は誰、ここは何処。天国だ」そしてじいやの料理を「豚の餌」じいやはその言葉にショックを受けて倒れてしまうが、天道が辛うじて救った。生簀は「俺の勝ちだ」

一方、坊ちゃまが出前に出て行こうと店を出ると、ワームが人を(わざとらしく)襲っていた。(ということで、どうでも良いワーム登場。)早速変身する坊ちゃま。更には加賀美が参戦。(それにしても、取って付けたようなバトルだなぁ~)一気に撃破出来ないサソードとガタックに、天道も参戦。(そりゃあ、番組タイトルが「仮面ライダーカブト」だから、登場させない訳にはいかないでしょうが、はっきり言ってこの部分、今回は邪魔でしかない。)で、ワームを撃破するカブト。サソードとガタックもワームにトドメを刺そうとするが、そこに謎のライダーが現れて、ワームを撃破する。が、サソードが突然苦しみだし、変身解除する坊ちゃまがスコルピオワームになってしまい、ガタックはショックを受けるが...(坊ちゃまがワームだったということは分かっていたが、取って付けたようにここでそれを使うなんて、相変わらず風呂敷を広げることを忘れない御大の脚本でした。)

 

 

ミスター味っ子 満腹定食

ミスター味っ子 満腹定食

  • アーティスト: TVサントラ, 藤田大土, 国安わたる, 松本一起, 矢野立美, 川浪葉子, 高山みなみ, ならはしみき, 山本正之, 鈴置洋孝
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2004/10/27
  • メディア: CD

↓早島琴はこれに収録されている2nd.22話(35話)を見ましょう。

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/06/24
  • メディア: DVD

佐藤二朗さんといえば、これを忘れてはいけません。↓| 2nd.18話(31話)は二朗脚本です。↑

加藤家へいらっしゃい ! ~名古屋嬢っ~ DVD-BOX

加藤家へいらっしゃい ! ~名古屋嬢っ~ DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
  • 発売日: 2005/03/25
  • メディア: DVD

↓「今週のお料理教室」関係

食楽 2006年 06月号 [雑誌]

食楽 2006年 06月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2006/04/28
  • メディア: 雑誌

おかずいらずの炊きこみ・チャーハン・丼もの

おかずいらずの炊きこみ・チャーハン・丼もの

  • 作者: 高城 順子
  • 出版社/メーカー: 主婦の友社
  • 発売日: 1997/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
どんぶり120―海鮮丼・定番丼・エスニック丼・スピード丼・お子様丼・ダイエット丼ほか

どんぶり120―海鮮丼・定番丼・エスニック丼・スピード丼・お子様丼・ダイエット丼ほか

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ブティック社
  • 発売日: 1997/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
人気のパスタ103―おうちでシェフ味

人気のパスタ103―おうちでシェフ味

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 世界文化社
  • 発売日: 2004/05
  • メディア: 単行本
チャーハン―中華鍋を振って振って作る極上のおいしさ!

チャーハン―中華鍋を振って振って作る極上のおいしさ!

  • 作者: 劉 文華
  • 出版社/メーカー: TOKIMEKIパブリッシング
  • 発売日: 2004/02
  • メディア: 大型本
蕎麦の蘊蓄―五味を超える美味しさの条件

蕎麦の蘊蓄―五味を超える美味しさの条件

  • 作者: 太野 祺郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2003/08
  • メディア: 新書
麻婆豆腐大全―なぜ?こんなに日本の家庭に普及したの!?

麻婆豆腐大全―なぜ?こんなに日本の家庭に普及したの!?

  • 作者: 麻婆豆腐研究会
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2005/08
  • メディア: 単行本

鱧料理―京都が育んだ味と技術

  • 作者: 苗村 忠男, 高見 浩
  • 出版社/メーカー: 旭屋出版
  • 発売日: 1999/06
  • メディア: 単行本

 

↓ちゃんと勉強しましょう!

美しい箸づかいと和食のマナー―いただき方と立ち居ふるまい

  • 作者: 市川 安夫
  • 出版社/メーカー: 主婦の友社
  • 発売日: 1992/06
  • メディア: 単行本


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「007/YOU ONLY LIVE TWICE」 [映画(洋画)]

007シリーズ第21作「CASINO ROYALE」が12/1に公開になるが、それに向けて、これまでのシリーズ全20作を7月からDVDで改めて見ている。(シリーズ40周年記念のDVD-BOX+「ダイ・アナザー・デイ」。一応、特典映像の方も改めて見ているので、1本を見るのに3時間半から4時間という時間が必要となる。尚、今度は全20作のアルティメット・コレクションのBOX(スーツケースに収納)が発売されるのですね。全作吹き替え版もあるということで、一応は「アルティメット」と感じますが、22作目が公開になる時、または2012年のシリーズ50年の時には、またまたBOXが出そうな気がします...)で、せっかく見ているのだから、Blogの方にも簡単に記すことにしていますが、今回は日本を舞台にしたシリーズ第5作である「007は二度死ぬ」です。

尚、007シリーズに関してはHPの方に資料として作っていますので、そちらもご覧頂ければ幸いである。(ここをクリックしてください。)尚、各作品については「作品解説」と「脱線メモ」という2本立てで記していますが、前者は筆者が書いたもの、後者は年間に映画を600本以上見るという友人のG氏が書いたものです。

「YOU ONLY LIVE TWICE」これは1967年製作のシリーズ第5作であり、フレミングの原作小説は1964年に書かれたものである。この作品は日本が舞台と言うことで当時は派手に騒がれることになった。また、本作の撮影中にS.コネリーがボンド役から降りる、という発言をしたものだから、その騒ぎは一段と大きくなった。(結局、本作で一旦降り、次作は2代目ボンドとなったが、その次で1本だけ破格のギャラで復帰した。)

本作の監督はルイス・ギルバートが監督となり、脚本はロアルド・ダール。ボンドガールは浜美枝、日本の秘密情報部のタイガー田中を演じたのは霊界とコンタクトをする前の丹波哲郎で、とても若々しい姿を見ることが出来る。また、若林映子が日本のエージェント・アキを演じてボンドをサポートする役所を演じている。(TOYOTA 2000GTを颯爽と運転してボンドを助ける所はたまりませんね。後にはこういう役回りのボンドガールも生まれることになったが、見事な活躍でした。)そして、本作で初めて顔を見せるスペクターの首領・ブロフェルドにはドナルド・プレゼンス、カリン・ドールがスペクターの幹部の一人として登場する。尚、M、Q、マネーペニーはこれまでと同じ顔ぶれである。(Qは来日しました。)また、主題歌はフランク・シナトラの娘であるナンシー・シナトラが担当し、ちょっとミステリアスな雰囲気のスローなテンポのボーカルをじっくりと聴かせてくれる。

舞台が日本ということで「忍者」「刀」というものがアクションに使われているが、西洋から見た日本のイメージというのはそういうものなんでしょうかねぇ?(既に高度成長を迎えて、工業立国となっていましたが...)が、本作は日本では今ひとつという所があるが、海外では高い評価を得ている。これは「日本」を詳しく知らないということで、独特のイメージが確立しているからなんでしょうね。

物語はSFチックな展開でスタートする。米ソそれぞれの有人ロケットが消息を絶った。正体不明の飛行物体は東アジアに消えた。それを追うボンドは香港で襲撃されて死亡。(実は偽装工作だった。)日本にやってきたボンドは情報を得て、ある企業が怪しいと睨んで潜入するが、そこにはスペクターの陰謀が動いていた。やがて、敵の秘密基地がカルデラ湖の下にあることを掴んだボンドはタイガーに協力を要請して、迫力満点の襲撃作戦が決行される。

前作では海を舞台にした秘密兵器が大量に登場したが、本作では空から宇宙へとメカが一段とパワーアップし、派手なバトルを見せてくれる。シリーズ初期のスパイ・アクションがメカを使ったアクションへと完全に移行したが、やはり時代を感じさせてくれるメカが出てくるのは40年近く前の作品と言うことを考えたら仕方のない所であるが、それらの中でも小型ヘリコプター(リトル・ネリー)は、デザインこそ時代を感じさせるものの、秘密兵器としたらなかなかイカスものである。

それにしても、偽装の意味もあるとはいえ、秘密基地のある場所が火山の火口というのには度肝を抜かされる。現実的なことを考えれば、南海の小島にでも秘密基地を設けた方が安くできるのではないかと思いますが、スペクターの考えることは本当にスケールが大きいですね。しかも、宇宙を飛んでいるロケットを拉致してしまうのですから、これはこれで凄い技術を持っていると言うことになる。前作でもソウであったが、単なる恐喝を行う集団ではなく、高い技術力も備えた組織なんですね、スペクターは。で、そのスペクターの首領・ブロフェルドが本作で初めて顔を見せることになるが、こういう所はシリーズ作品としたら嬉しいところでもある。で、それにふさわしいクライマックスのバトル・アクションはたっぷりと堪能できる。

尚、本作を見終わった後に思うこと。それは、そろそろ日本を舞台にした新作が出来ないものなのか、ということである。で、日本側の秘密組織から登場するのは姉妹(「ケータイ刑事」)ということにしてくれたら、とても楽しい作品になりそうに思うのですが...

 

007/007は二度死ぬ 特別編

007/007は二度死ぬ 特別編

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2003/02/26
  • メディア: DVD
007は2度死ぬ

007は2度死ぬ

  • アーティスト: サントラ, ナンシー・シナトラ
  • 出版社/メーカー: 東芝EMI
  • 発売日: 1996/01/17
  • メディア: CD
007 製作40周年記念限定BOX

007 製作40周年記念限定BOX

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2004/08/20
  • メディア: DVD
007 アルティメット・コレクション BOX

10000セット限定です。

007 アルティメット・コレクション BOX

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2006/11/22
  • メディア: DVD


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FACES『THE BEST OF FACES: GOOD BOYS WHEN THEY'RE ASLEEP』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1999年にリリースされたベスト盤である。FACESといえば1965年に「SMALL FACES」として結成され、1969年にR・スチュワート、ロン・ウッド(後にストーンズで活躍します)が加入して生まれたバンドであり、'70'sの中盤まで活躍したバンドである。(1975年に解散した。)今になって考えてみれば、凄いメンバーがいたバンドと言うことになる。解散から既に30年という歳月が流れているが、本ベスト盤がリリースされた当時は、解散から四半世紀に少し足りない24年ということで、二辺流に言うならば(干支が)二回りと言うことになる。本アルバムのポイントは、何と言っても「未発表」の曲(『Open To Ideas』)が追加収録されているという所である。これが無ければ、シングル曲を発表順に集めたというごく普通のベスト盤(これはこれで、別の価値がありますが...)の範疇でしかないのだが、1曲のおかげで全く違うものになっている。(新録ではなく、あくまでも過去に録音したものの、未発表だった曲である。)こういうのはとても嬉しいプレゼントですね。

収録されている曲は以下の19曲である。『Flying』『Three Button Hand Me Down』『Wicked Messenger』『Sweet Lady Mary』『Bad 'N' Ruin』『Had Me A Real Good Time』『Debris』『Miss Judy's Farm』『You're So Rude』『Too Bad』『Love Lives Here』『Stay With Me』『Cindy Incidentally』『Glad And Sorry』『Borstal Boys』『Ooh La La』『Pool Hall Richard』『You Can Make Me Dance, Sing Or Anything』『Open To Ideas』。

ラストの『Open To Ideas』が未発表曲と言うことで、解釈の仕方によっては「新曲」とすることが出来るが、まさかFACESの今までに聴いたことがない曲があったというのは、本当に涙腺が緩んできます。それ以外の曲はお馴染みの曲であり、取り立てて述べることはしないが、リリースされた順番に並んでいるというのも、嬉しい配慮である。(これによって資料としての価値も高まる。)彼らを知っている方には新しい出会い(未発表曲)のある資料として、知らない方には入門用となるベスト盤である。是非お手元に置いておきましょう。

 

The Best Of Faces: Good Boys When They're Asleep

The Best Of Faces: Good Boys When They're Asleep

  • アーティスト: Faces
  • 出版社/メーカー: Rhino
  • 発売日: 1999/08/17
  • メディア: CD


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