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高石ともや『受験生ブルース』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1968年に発表されたアルバム(ライヴ盤)であり、彼の代表的なヒット曲(アルバム・タイトルと同名のシングル曲)を生んだアルバムでもある。また、関西フォークの旗手と呼ばれるようになった彼は、日本に於けるフォーク・ミュージック界での存在感も大きく、フォークの世界でも有名なアルバムである。

収録曲は、オリジナル版では全14曲であったが、再発された時に4曲のボーナス・トラックが追加されて、全18曲となった。収録曲は以下の通りである。(後ろの4曲がボーナス・トラックである。)『受験生ブルース』『あの人の日曜日』『お父帰れや』『とび職ぐらし』『のんき節』『時代は変わる』『想い出の赤いヤッケ』『一人の手』『旅だつ人』『あるおっさん云いはった』『拝啓大統領殿』『橋を作ったのはこの俺だ』『新しい日』『ウィ・シャル・オーヴァー・カム』『受験生ブルース(シングル・ヴァージョン)』『友よ』『北の国へ(シングル・ヴァージョン)』『主婦のブルース』。

本アルバムからは、アルバム・タイトル・ナンバーである『受験生ブルース』がシングルとしてもリリースされているが、この曲は1964年に発表されたBOB DYLANの3rd.アルバム「THE TIMES THEY ARE A-CHANGIN'」に収録されている『North Country Blues』にフォーク・シンガーの中川五郎が歌詞を付けたものを元にした曲である。

フォークの世界ではお馴染みの曲が多く集まっており、特定の世代の方にとっては思い入れの深い曲もあることでしょう。(特にシングルとしてリリースされた『受験生ブルース』はそうでしょうね)お薦め曲ということでは、その『受験生ブルース』と、『のんき節』『時代は変わる』『想い出の赤いヤッケ』『拝啓大統領殿』『ウィ・シャル・オーヴァー・カム』という所をピックアップしておく。

デビューから40年以上の歳月が流れていることもあって、本アルバムは彼のキャリアに於いては初期のものということになる。その初期作品から現在に至るまで、フォークに対する深い愛情を持ち続けていて、現在でも心のこもった歌を聴かせてくれているが、本アルバムでは20代という若さも出ていて、現在の彼の歌声とは一味違った所も出ているだけに、しっかりと聴いておきたい所である。

尚、高石ともやというと、祇園祭の時期である7/15に行われる「宵々山コンサート」が有名であるが、去年の2009年を「中締め」ということで、今後の予定がない(=去年で終了した。)ということになった。ということで、祇園祭の時期の風物詩であった「宵々山コンサート」は今年からは無いので、今年は彼の若い頃のアルバムを代わりに聴くというのもよろしいかと...

 

受験生ブルース 高石友也 フォーク・アルバム第2集(+4)~第2回・高石友也リサイタル実況より~

受験生ブルース 高石友也 フォーク・アルバム第2集(+4)~第2回・高石友也リサイタル実況より~

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  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2006/01/21
  • メディア: CD

受験生ブルース

受験生ブルース

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  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 1995/11/29
  • メディア: CD

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スターウォーズ・クローンウォーズ(2nd.)#10 [アニメ]

今回は、恐れていたことが出た物語でした。「恐れていたこと」とは、番組内容とは関係のない文字テロップのことである。9分半を過ぎた所で「地震情報」が出てしまいました。(仕方ないとは言っても、こういうものはデジタル放送ならではのシステムを利用して、映像画面とは分離して送信して欲しいものである。データ領域に入れて、緊急度の高い情報ということで、自動的にインポーズする形で受像器が表示するというシステムを導入して貰いたいところである。→筆者はこれに関して以前から何度も言っており、NHKだけでなくよく視聴するBSデジタル放送局には要望として何度も伝えている。)

まあ、そのうちBS-hiでの再放送もあるでしょうから、保存版はその時に録画し直しということですね。(シーズン2・10話の覚え書きということにしておきます。)

物語の方は、前回の続きであるが、主役はキャプテン・レックスで、アナキン・アソーカは完全にお休み、ジェダイはオビ・ワンだけの登場であったが、それも見せ場もないもので、派手な所のない地味な物語でした。が、レギュラー・キャラであるキャプテン・レックスにスポットを当てたということで、これはこれで良かったですね。

逃亡することがお馴染みになったグリーヴァス将軍だが、前回でオビ・ワンから逃れて逃亡したグリーヴァス将軍。オビ・ワンの追撃によって惑星サルーカマイに不時着して追いつめられていた。オビ・ワンはグリーヴァス将軍を逮捕するために更に追い、惑星サルーカマイに上陸し、舞台を分けて追いつめていく。で、分隊を率いたキャプテン・レックスだったが、途中でドロイドの狙撃を受けて重傷を負う。その場所は農場であったため、その農家に運び込まれたレックス。主人は外出中で、オクサンのスーが納屋を借し、そこで治療を受けたレックスは、命に別状はなかったが怪我のために腕が動かなかった。ということで、その場に残って静養し、分隊はコーディーが指揮して引き続き任務に向かった。

グリーヴァス将軍は墜落の原因となった別のポッドのもとに向かっていて、オビ・ワンが追っていた。が、物資不足から、ドロイドも充電切れで動けなくなるものが出てきていた。そんな中、何とかポッドに辿り着き、救援信号を送った。が、そこにオビ・ワンの舞台がやってきて、戦闘開始となる。

その頃、農場にいるレックスは、帰ってきた主人と会うが、自分とソックリであった。彼はカット・ロクウェインで、クローン兵だったが、ある戦いで部隊が壊滅し、仲間もみんな死んでしまったことから嫌気がさし、逃亡した脱走兵だった。で、レックスとカットは色々と話をする。

一方、カットの子供たちが表に遊びに行き、墜落した宇宙船を見つける。中を覗いた時に偶然にもスイッチが入ってしまい、コマンド・ドロイドが起動してしまった。家に逃げ帰った子供たちから話を聞いたカットは、コマンド・ドロイドの襲撃に備えて準備をするが、レックスには家族を守る最後の砦になってくれ、と頼み、家族を守るために戦うことにした。

襲ってきたコマンド・ドロイドを倒していくカット。しかし、数が多く、コマンド・ドロイドは家の中にも侵入してきて、2階に避難させた家族の方にも向かって行く。が、そこはレックスがやっつけて、コマンド・ドロイドを壊滅させた。

グリーヴァス将軍の方も、救援艇がやってきて、自分だけは何とか脱出して、またも逃亡をすることになり、オビ・ワンはまたも逃がしてしまった。

レックスは舞台に戻ることになるが、脱走兵を見つけたからには逮捕しないとイケナイ。そのことを心配するカットの家族たち。が、レックスは「怪我で意識が無くて、何も覚えてない」と言って、カットを逮捕せずに部隊に戻っていった。

クローン兵も人間であって、自分の意志を持っているということを描いた物語である。戦うためだけに生み出されたクローン兵の姿って、ある意味では某北の国のような印象があるのだが、達そう下カットというのは脱北者ということで、些細であっても平穏な生活をしている。しかし、いざという時は、自分の愛する者たちを守るために戦う、という姿は、戦いの物語ではありふれたものであるが、やっぱり良いものですね。

また今回、コマンド・ドロイドたちの襲撃に備えて用意をするカットの姿って、映画「コマンドー」を見ているように感じました。(ただ、「コマンドー」は乗り込んでいくのですが...)

登場キャラを絞り込んだことで、じっくりとキャラを描くことが出来たということで、久しぶりに良い物語でした。それでいて、逃亡キャラのグリーヴァス将軍と、捕り逃がしの名人・オビ・ワンといういう所もしっかりと描かれていましたし...

尚、バトル・ドロイドが電池切れで動かなくなっていく所でも、小ネタを口にしていたという所は、今回の物語では隠れたツボでした。

次回は、今回はお休みとなったアソーカを主役にした物語。ライトセーバーを無くしてしまったアソーカということで、何処かで見たことがあるような物語のコピーにならないことを願います。

 

1st.でもグリーヴァス将軍は何度も逃亡していましたね...

↓今回の主役

スター・ウォーズ ベーシックフィギュア THE CLONE WARS キャプテン レックス

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Wacky Wobbler - Star Wars / The Clone Wars: Captain Rex

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↓これも拾っておきます。

コマンドー<ディレクターズ・カット> [DVD]

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メジャー(6th.)#10 [アニメ]

はっきり言って、今回は完全な番外編で、薫を主役にしたサイドストーリーでした。吾郎と薫の将来のことを考えると、薫のキャラを描いておくことも必要とはいうものの、最近流行りのスピンオフ企画の作品を見ているような印象しか残らず、アクビが出る眠たい物語でした。(今回はハズレでした。)

原作漫画でも描かれているとはいうものの、この辺りはネタ切れで穴埋め的に描かれていたという印象の方が強かったことを思うと、話数稼ぎという印象しか受けないですね。(6th.は全25話ということになっているが、そこまで持たせるにはこういうものも描かないと無理?)

吾郎に会いに行くための資金稼ぎのためにバイトを始めた薫。が、大学のソフトボール部はインカレ出場が決まり、一段と練習をすることになる。が、薫は部活よりもバイトに力を入れるようになり、バイトと部活の両立が上手く行かなくなり悩む。

その頃、弟・大河は高校生活最後の夏の甲子園を目指した大会が始まり、キャプテンとしてチームを引っ張っていく。初戦を勝った大河は、勝ち進むと4回戦で海堂と対戦することになるため、先輩(吾郎)の仇をと口にして燃えていた。

バイトと部活に悩む薫は、部活を辞めることを決めたが、退部届を出せないでいた。そんな中、父が大河の試合をいつもこっそりと見に行っていることを知る。試合は3回戦、これに勝てば次は海堂となる。薫も応援に行ったが、試合の方は後一歩及ばず負けてしまった。その帰り道、父と話した薫は、部活を続けることを決意した。

今回は2nd.や3rd.を見ているような感じだったが、主役の吾郎は最後に薫に電話を入れた時に出ただけということで、完全に薫にスポットを当てたスピンオフと言って良いものだった。こういう物語があることでキャラクターをより深く描くことが出来るとはいうものの、メジャーリーグで活躍する吾郎を描いた6th.としては異色の物語ということで、脇道に逸れた時間潰し、穴埋めという印象だけになってしまったのが残念な所でした。

原作漫画と同様に、ネタ切れということを露呈した物語ということで、作品を楽しむ上では余計なものだったが、原作漫画のネタ切れ感をアニメでも描いたということだけは一応評価しても良いかも...

 

原作漫画はここです↓

MAJOR 70 (少年サンデーコミックス)

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  • 作者: 満田 拓也
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2008/12/11
  • メディア: コミック


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ケータイ刑事銭形雷2話[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]

銭形雷・裏ネタ編」も今回からは第2話の「JホラーVS SAYURI ~ニッポンの幽霊は怖いョ!殺人事件」に突入です。今回はサブタイトルにある言葉から「Jホラー」について、映画タイトルである「SAYURI」について、そして「幽霊」について記します。尚、「幽霊」については「・30話(2nd.17話)[裏ネタ編]PART 2」と「・27話(2nd.14話)[裏ネタ編]PART 2」で記したものをベースにして加筆しました。

尚、BS-iの本放送時に記した記事は2006/1/9付けで、MBSでの放送時に記した[改訂版]は「ここをクリック」(ここにはBS-i本放送時に記した記事へのリンクもあります。)してご覧下さい。

Jホラー」:「J」は日本を意味する「JAPAN」の頭文字である。日本映画の中のホラー作品のことである。「ジャパニーズ・ホラー」と言うこともあるが、省略した形である「Jホラー」と呼ぶのが一般的である。

ホラー映画の歴史は古く、サイレント映画の時代からあるものであり、日本でも同様に、古くからあるジャンルである。特に1960年代には日本古来からの怪談を映画化した作品がいくつか生まれている。しかし、それらの時代の作品は恐怖を味わうことの出来る作品であるが、物語としてはハッピーエンドというものが多かった。1970年代前半のオカルト映画のブームの頃から、ハッピーエンドではなく、最後まで恐怖体験の出来る作品が登場した頃から状況が変わってきて、日本のホラー映画でも1980年代になると、恐怖を味わうことを強くした作品が生まれるようになり、従来のホラー映画とは一線を引いた新たなホラー映画とされ、「ジャパニーズ・ホラー」と呼ばれるようになる。

特に1990年代になると、新たな映像作家が新しいホラー映画を生み出していき、「ジャパニーズ・ホラー」または「Jホラー」として定着するようになる。そして21世紀になると、Jホラーは海外でも高く評価されるようになって、清水崇監督の「呪怨」がハリウッドで清水監督によってリメイクされ、大ヒットを記録した。また、日本でヒットした「リング」もハリウッドでリメイク作品が作られ、ブームとなった。

Jホラーの特徴は、60年代の日本のホラー映画は日本の古来から伝わる怪談話が殆どであって、時代劇が中心であったが、Jホラーは基本的に現代劇であって、身の回りにある身近なものを通しての恐怖が描かれている作品が多い。

ちなみに「怪談新耳袋」もJホラーの一つであり、複数の劇場版が製作されていて、海外でもヒットを記録している。今年の秋には久しぶりの劇場版の新作(劇場版としては第4弾となる)「怪談新耳袋 怪奇」が準備されている。(主演は真野恵里菜)

SAYURI」:2005年のアメリカ映画である。(ホラー映画ではありません。)アーサー・ゴールデンのベストセラー小説「さゆり」の映画化作品である。ハリウッド映画であるが、日本と中国の俳優たちも多く参加している作品である。また、2005年のアカデミー賞で6部門に渡ってノミネートされて、その内3部門(撮影賞、美術賞、衣装デザイン賞)を受賞している。(受賞できなかったのは作曲賞、音響編集賞、音響調整賞である。)とは言っても、主要部門でのノミネートではなく、作品を盛り上げる領域でのノミネート/受賞であるため、主要部門を受賞した作品とは格が違いますけど...

作品データを記しておくと、時間は146分、原作はアーサー・ゴールデン、製作はスティーヴン・スピルバーグ、ルーシー・フィッシャー、ダグラス・ウィックの3人、監督はロブ・マーシャル、脚本はロビン・スウィコード、ダグ・ライトの2人、撮影はディオン・ビーブ、衣装デザインはコリーン・アトウッド、音楽はジョン・ウィリアムスである。そして出演は、チャン・ツィイー、渡辺謙、ミシェル・ヨー、役所広司、桃井かおり、工藤夕貴、大後寿々花、ケネス・ツァン、コン・リー、ツァイ・チン、ケイリー・ヒロユキ・タガワ、ランダル・ダク・キム、テッド・レヴィン、ポール・アデルスタイン、ユージニア・ユアン、カール・ユーン、シズコ・ホシ、伊川東吾、マコ、たちである。

9歳で花街に売られた少女の数奇な運命を描いた作品であり、芸者となって花開いていく姿を描いた物語である。

ヒット・メーカーのスピルバーグが製作としているだけでなく、オスカー監督のロブ・マーシャルが監督を務めている。また、中国映画界のスターであるチャン・ツィイー、コン・リー、日本が生んだハリウッド・スターの渡辺謙、香港映画界のアクション・スターでボンドガールでもあるミシェル・ヨーという顔ぶれも豪華である。また、日本を代表する役所広司、桃井かおり、ハリウッド・デビュー作でもある。

2時間半弱という長尺の作品であるが、一度は見ておきたい作品である。

幽霊」:日本の民間信仰で、人間が死んで肉体が消滅した後でも、現世に未練や恨みを持っているために成仏できず、浄土に行くことが出来ない魂が、姿と声を持って因縁ある人の前に出現するもの、と定義されている。しかしその存在は科学的には証明されていない。しかし、現在まで「怪談」という形で数多く語り継がれている。(幽霊の姿は、基本的には生前の姿と同じであるが、足がないというものが一般的である。)

また、それ以外でも、死者の魂、おばけ、という意味でも使われていて、これらから派生した意味としては、「実体を持たず、名前だけ存在しているものの頭に付ける接頭語としても使われている。(例えば、幽霊会社、幽霊部員、幽霊会員などはこのようなして生まれた言葉である。)

死者が現世に姿を現すという考えは、洋の東西を問わず、古来からあるものである。そのようなものを西洋では「Ghost」と呼んでいる。しかし西洋では幽霊屋敷、幽霊船、などのように、人間以外のもの(物)に魂が宿ったというものが多く、死者が生前の姿で現れる、というものは意外と少ない。(死者が現れるというものは、西洋では妖怪の類の方が多くなっている。)→この点が日本とは違っている所である。(東洋では、ものに宿るのではなく、生前の姿で直接現れるというものが多い。)

日本の幽霊では、そのイメージとしては、乱れた髪(長髪が一般的)、頭には三角頭巾(「天冠」と言う。)、足が無く、白装束である、というのが定着している。また、イメージとしては「女」というのが一般的である。これは江戸時代の浮世絵に記されたものであって、それが現代まで受け継がれている間に、広く浸透したためである。尚、江戸時代以前の幽霊には足があったとされている。(ちなみに、西洋の幽霊は足があるのが一般的であり、足がないというのは日本徳有の幽霊である。)

その「足がない幽霊」は、18世紀(江戸時代中期)の絵師・円山応挙(円山派の祖)が最初に記したとされているが、それ以前に足がない幽霊の絵は記されているので、これは間違った通説である。(彼の幽霊画が余りにも有名であって、広く知られることになったため、誤解されたということである。)

江戸時代には、百物語という形で怪談話が各地で語り継がれていて、ブームにもなっていた。(「怪談新耳袋」の原作である「新耳袋」は江戸時代に「耳袋」という怪談話集を参考にして、原題の怪談話を集めたものであるが、「耳袋」も江戸時代の百物語の一例である。)そしていくつかの怪談が生まれている。(「雨月物語」「牡丹燈籠」「四谷怪談」などは余りにも有名である。)そして、1825年7月26日に江戸・中村座という芝居小屋で「東海道四谷怪談」が初公演されるようになり、芝居の世界でも幽霊が登場するようになった。現在では、これにちなんで、7月26日を「幽霊の日」ということになっている。(但し、1825年と言うと、旧暦であったので、現在の新暦では7/26ではないのですがね...→1825年というと、岩倉具視が生まれた年でもある。)

また、日本の三大怪談として知られている「四谷怪談」(「東海道四谷怪談」)、「皿屋敷」(「播州皿屋敷」または「番町皿屋敷」)、「牡丹灯篭」にも幽霊は登場するが、「四谷怪談」と「皿屋敷」は怨念を残して死んだ女性が亡霊となって現れて、という物語であるが、「牡丹灯篭」は恋する男に焦がれ死にした女の亡霊と人間(男)との恋を描いたものである。よって、幽霊の全てが人間に対して恨みを晴らそうというものではない。また、数多くの幽霊が映画としても描かれていて、幽霊にも善悪がいる。日本映画では「四谷怪談」や「皿屋敷」のような幽霊が登場する作品が多いが、西洋では「牡丹灯篭」のような幽霊を描いた作品が多いという傾向がある。(例えば、1987年の香港映画「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」(ジョイ・ウォン(幽霊役が当たり役となり、他にも幽霊を演じた作品があることでも知られている。)主演)とその続編(「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー2」(ジョイ・ウォン主演)は1990年、「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー3」(ジョイ・ウォン主演)は1991年)、アニメの「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー スーシン」(1997年)、1990年のアメリカ映画「ゴースト ニューヨークの幻」(デミ・ムーア主演)などが該当する。)→幽霊の怖い話も良いが、たまには後者の心温まる幽霊が登場する作品も見てみましょう。一般的に「幽霊」は恐怖の対象となっているが、少しはそうではなくなっていくことでしょう。

 

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 1

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さゆり〈上〉 (文春文庫)

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幽霊名画集―全生庵蔵・三遊亭円朝コレクション (ちくま学芸文庫)

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チャイニーズ・ゴースト・ストーリー DVD-BOX

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ゴースト ニューヨークの幻 スペシャル・デラックス・エディシ [DVD]

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