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REAL LIFE『HEARTLAND』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1983年に発表された彼らの1st.アルバムである。(世界リリースは1984年である。)オーストラリアのニュー・ウェーブ系バンドである彼らは、世界的なダウンアンダー勢力のブームよりも少し遅れての世界進出ということになったものの、センスの良さでヒットを飛ばしたバンドである。(但し、何処かで一発屋という印象も残っているバンドでもある。)

収録曲は以下の全10曲である。『Send Me An Angel』『Catch Me I'm Falling』『Under The Hammer』『Heartland』『Breaking Point』『Broken Again』『Always』『Openhearted』『Exploding Bullets』『Burning Blue』。

この中からシングル・カットされたのは3曲である。1st.シングルの『Send Me An Angel』は、(西)ドイツでは1位を獲得するヒットとなり、スイスでは2位、本国オーストラリアでは6位を記録する大ヒットとなっている。また、カナダでは18位、アメリカではBillboardで最高位29位を記録している。しかし、2nd.シングルの『Openhearted』はチャートインすること無く、3rd.シングルの『Catch Me I'm Falling』は豪州で8位、(西)ドイツで9位、スイスで12位、アメリカでは40位を記録しただけであった。(→1st.シングルが西ドイツでNo.1となっているが、「一発屋」と呼ぶに相応しい(?)チャート成績である。)

お薦め曲としては、彼らの最大のヒット曲となった『Send Me An Angel』と、シングル曲の『Catch Me I'm Falling』、それ以外からはアルバム・タイトル・ナンバーの『Heartland』、『Breaking Point』そして『Burning Blue』をピックアップしておく。

豪州のバンドとしては、欧米の一般的なバンドと比べて、何か違う楽器を使っているということが当時は売りになっていた(特に「サックス」がその代表的な楽器であった。)が、彼らはバイオリンを取り入れていていて、それが独特のサウンドを醸し出していた。そのバイオリンも、奇抜さを狙ったものではなく、上手く料理しているために、変な違和感もなく、上手くまとめられている。それだけでも一度は聴いてみる価値のある所である。

現在でも現役バンドとして活動を続けている彼らであるが、ヒットに恵まれておらず、現在でもデビュー・シングルが最大のヒットとなっているのは惜しい頃でもある。まあ、一度は聴いてみましょう。

 

Heartland

Heartland

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2009/08/25
  • メディア: CD

Heartland (1983) / Vinyl record [Vinyl-LP]

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  • 出版社/メーカー: Import
  • メディア: LP Record

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ROCKPILE『SECONDS OF PLEASURE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1980年に発表された彼らのバンド名義としては唯一のアルバムである。活動期間は1976年から1981年であったため、バンド名義としては待望のアルバムと言うことになった。(それ以前は、バンドメンバーのD・エドモンズ名義のソロ・アルバムやN・ロウのソロ・アルバムでのプレイがある。)元々は1970年のD・エドモンズのソロ・アルバムの録音に参加したミュージシャンで結成したバンドであるが、直ぐにそのメンバーでバンド活動を行ったわけではない、というように複雑な経過があるバンドである。また、イギリスのバンドであるが、イギリスではバンドとしては今一つであったというのも...

ちなみに、本アルバムは、本国イギリスでは最高位34位を記録しているが、スウェーデンでは最高位8位、アメリカでは27位、カナダでは29位を記録している。

収録曲は、オリジナル版では全12曲であったが、LPでのボーナス・EPとして4曲が収録されていたものがリリースされていて、ここまでの16曲を収録したCDがリリースされている。また、2004年に再発されたときには、更に3曲のボーナス・トラック(全てライヴ・テイクである)を追加して、全19曲になっている。

オリジナル版での収録曲は以下の通りである。『Teacher Teacher』『If Sugar Was As Sweet As You』『Heart』『Now And Always』『A Knife And A Fork』『Play That Fast Thing (One More Time)』『Wrong Again (Let's Face It)』『Pet You And Hold You』『Oh What A Thrill』『When I Write The Book』『Fool Too Long』『You Ain't Nothin' But Fine』。(以下、ボーナス・EPの収録曲)『Take A Message To Mary』『Crying In The Rain』『Poor Jenny』『When Will I Be Loved』。(以下、2004年再発時の追加ボーナス・トラック)『Back To Schooldays(Live)』『They Called It Rock(Live)』『Crawling From The Wreckage(Live)』。

この中からシングル・カットされたのは3曲である。1st.シングルは『Wrong Again (Let's Face It)』であるが、特にチャートインを記録していない。2nd.シングルの『Teacher Teacher』はカナダで最高位31位、アメリカでは最高位51位を記録していて、彼らの名義では唯一のシングル・チャートにランクインした曲となっている。そして3rd.シングルは『Now And Always』であった。

お薦め曲としては、シングル曲である『Teacher Teacher』と『Now And Always』、それ以外からは『If Sugar Was As Sweet As You』『Heart』『Oh What A Thrill』『You Ain't Nothin' But Fine』という所をピックアップしておく。

サウンドの方は幅広いブリティッシュ・ロックの流を受けているものであって、'70's終盤のパンクの流までも受け手のUKロックである。また、ポップなところもあって聴きやすい曲もある。

知名度ということでは殆どないバンドであるが、メンバーの腕の方は確かなものがあるだけに、安心して聴いていられるサウンドである。こういうバンドがいる、ということで聴いておいても良いアルバムである。

 

Seconds of Pleasure (Exp)

Seconds of Pleasure (Exp)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 2004/04/27
  • メディア: CD

Seconds of Pleasure

Seconds of Pleasure

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD
Seconds of Pleasure

Seconds of Pleasure

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Demon
  • メディア: CD

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ケータイ刑事銭形結3話[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]

銭形結」の第3話「殺意のリハーサル ~ワンシーンワンカット赤坂ブリッツダンサー殺人事件」の「裏ネタ編」の6回目となる今回は、ちゃんがダンサー志望と間違われたことから「志望」について、あさみさんは撮影をこうしたことから「許可」について、事件発生ということでちゃんがこうしたことから「封鎖」について、宇吊木はアマチュアの時のダンス大会のこれを見せたことから「チラシ」について、宇吊木が撮影した事件発生時の映像にこれが無かったとちゃんが指摘した「ブレ」について、事件解決後にこれを行ったと言うことで「一丁締め」について記します。尚、「チラシ」については「・39話(2nd.25話・AS3話)[裏ネタ編]PART 15」で記したものをベースにして加筆しました。

また、BS-TBSの本放送時に記した記事は「ここをクリック」、内容について詳しく記したものは「ここをクリック」してご覧下さい。

志望」:自分はこうしたい、このようになりたい、というように今後の姿を望むことを言う。身近なところでは、受験の時に目標とする学校のことを「志望校」と言う。

英語では「Wish」、ドイツ語では「Auserlesen」、フランス語では「Choix」、イタリア語では「Scelta」、スペイン語では「Opción」、ポルトガル語では「Escolha」、中国語では「志願」と言う。

許可」:一般的には「許すこと」「願いを聞き届けること」であるが、法的には少しニュアンスが異なる。法的には、方によって禁止されている行為について、特定人に対して、または特定の事件に関して、その禁止を解除する行政行為のことを言う。尚、法的にそれを認めるために、許可したことを証明する書類として「許可書」または「許可証」と呼ばれるものが発行され、これが無いと認められないことになる。

具体的な例としては、駐車禁止場所に於ける特定車の駐車許可証はその典型的なものである。また、(各種)運転免許証は、見方を変えると(それぞれの車の)「運転許可書」と解釈することも出来る。(法的に運転出来る条件が規定されているためである。)

この物語では、あさみさんは口で「撮影許可」を言っていたが、法的にはこれでは許可したことにはならない。(証明するものが無いため、後から揉めることになる。)が、ちゃんは頑なに認めようとしなかったが、近年は捜査で何かと問題となることがあって、特に取り調べの透明化が叫ばれていることを考えると、ちゃんは保守的な従来の警察官であり、あさみさんは革新的な考えの警察官ではないか、と言えなくもない。(全て良く解釈してですが...)→上司としては前例が無いとして許可出来ないちゃんの立場と、単に映りたいだけのあさみさん、という解釈も成立しますし...

英語では「Permission」、ドイツ語では「Erlaubnis」、フランス語では「Autorisation」、イタリア語では「Permesso」、スペイン語では「Permiso」、ポルトガル語では「Permissão」、中国語では「許可」と言う。

封鎖」:強制的に封じ込めて閉ざすこと、または閉ざして出入りさせないことを言う。主に、国家権力を有するものが権力によって行うものであり、この物語のように事件現場で行われる封鎖はその一例である。

また、国際法では「戦時封鎖」と「平時封鎖」と呼ばれるものとがあって、船舶を対象にして行われるものがあり、過去の戦争では都市を対象にして物資の移動を封じ込めることが行われている。

尚、類義語として「閉鎖」と言う言葉があるが、「閉鎖」は締め切って活動を停止する所が主眼となり、「封鎖」は出入りを閉ざすことが主眼となる、という違いがある。

英語とドイツ語では「Blockade」(但し、撥音は異なる。)、フランス語では「Blocus」、イタリア語では「Blocco」、スペイン語では「Asedio」、ポルトガル語では「Bloqueio」、中国語では「封鎖」と言う。

チラシ」:漢字では「散らし」と表記する。広告目的で配られる印刷物のことである。基本的には1枚もので、片面印刷、または両面印刷であって、1ページ、または裏表ということで、見開きのような形にはなっていないものである。尚、「ビラ」「引き札」「フライヤー」などと呼ばれることもある。英語では「Flier」と言うが、「Leaflet」「Bill」「Circular」「Handout」いう言い方もある。また、ドイツ語では「Flugblatt」、フランス語では「Tract」、イタリア語では「Volantino」、スペイン語では「Volante Propagandístico」、ポルトガル語では「Filipeta」、中国語では「宣傳單張」と言う。

広告目的のものであるため、町中で通行人に配られたり、新聞の折り込み広告として入っていたり、各家庭のポストに配られたりしている。そのため、日常生活に於いても接することの多いものである。(特に裏白のものは、メモ紙などとして有効利用できる(=節約になる)ということで、新聞の折り込み広告に入っているものはありがたがられていることが多い。→裏白ではない両面印刷のものは、基本的にゴミとして扱われることが多いのもまた事実である。)

または、映画館や劇場などで、近日上映される作品の宣伝のために置いてあるもの(B5サイズが一般的である。)も「チラシ」と呼ばれるが、これは両面印刷というのが基本である。また、力を入れている作品では2つ折り(広げるとB4サイズになる。)になっているものも珍しくない。これは新作の宣伝として利用されているのだが、近年ではインターネットの普及で、映画会社のHPで新作情報を得ることも容易に出来るようになっているため、(映画の)チラシについては以前と比べると縮小気味になっている。→過去の作品では、ちょっと珍しい映画のチラシにはプレミアが付いたりして、オークションでは高値で取り引きされる場合もある。(映画館ではただで配られているものであるだけに、これぞというものはちょっとした小遣い稼ぎにもなるのだが、近年の作品ではそんなものは無い。「希少性」「有名スターが出演している」などの条件と、ある程度昔の作品であれば、時々4桁の価格が突いているものもあるが、普通は2桁が良いところである。

尚、「チラシ」と呼ばれるものは基本的には「1枚もの」であるが、二つ折りされているものも「チラシ」とされることがある。しかし、中閉じされているものは「チラシ」とは言わない。また、中閉じされていなくても複数枚の紙が使用されているものも「チラシ」とは呼ばないのが一般的である。

明確な基準は無いが、「チラシ」というとA4かB5サイズの印刷物のことを指すことが多く、映画や演劇、音楽コンサートなどの広告で使用されるものは正にこれに該当する。手書きのものや政治的な宣伝に使われるものは「ビラ」と呼ぶことが多く、ポケットティッシュの大きさや名刺サイズのような小さいものは「フライヤー」と呼ばれる傾向がある。(これの例外は、風俗関係の広告物である「ピンクチラシ」または「ピンクビラ」と呼ばれる物で、これらは名刺サイズ程度のものが主流である。)

ブレ」:撮影された被写体が定まった位置からそれること、揺れていたり動いているように移っている状態のことをいう。時には演出の一つとしてわざとこれが起こるように撮影してスピード感を表現することもあるが、基本的にこれが認められると撮影は失敗だったとされるものである。

これは露光時間の間に被写体が動いた場合と、カメラ全体が動いた場合とがある。前者の場合はシャッタースピードが遅いというのが主因であるが、後者はカメラの持ち方の問題である。(基本的に静止画を撮影する場合。)近年の(静止画・デジタル)カメラでは後者であるカメラが動くことで生じるブレを低減する「手ぶれ補正」機能を有しているものが多くなっている。

動画の場合は、基本的には静止画撮影が一定間隔で連続して行われていると考えればよく、「ブレ」に関しても基本的に同様に起こるが、より問題になるのは後者のカメラ自体が動くことである。

これを考えると、この物語ではその盲点を鋭く突いているのだが、予期せぬことで動揺せずに撮影画像にブレが出なかったのがおかしい、と感じるのは、ちょっと無理があるような気もしないではないのですがね...(プロのカメラマンだったら、心の動揺を表に出さないものでもあるだけに...)

英語では「Blurring」、ドイツ語では「Verschwimmen」、フランス語では「Barbouiller」、イタリア語では「Macchiando」、スペイン語では「Manchando」、ポルトガル語では「Obscurecendo」、中国語では「搖手」と言う。

一丁締め」:物事が決着した際、それを祝って行う、一同が揃ってする手拍子である「手締め」の一つである。主に行われるのは「3回・3回・3回・1回手を打つ」というものを1セットとして、これを1回行う「一本締め」や3回行う「三本締め」と呼ばれるものである。が、時には一同で(合図によって)1回のみ手を叩くことが行われる(「イヨー」という声に合わせて手を叩く。)が、これのことを「一丁締め」と言う。(「関東一本締め」という言い方もある。)

「手締め」のことを英語では「Ceremonial Handclapping」と言っていたが、近年では英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語などでは日本語をそのままローマ字にした「Tejime」と言う言い方が一般的になっている。また、中国語では「拍手賀成」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形結 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形結 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

建設業許可の申請手続きをするならこの1冊 (はじめの一歩)

建設業許可の申請手続きをするならこの1冊 (はじめの一歩)

  • 作者: 河野 順一
  • 出版社/メーカー: 自由国民社
  • 発売日: 2011/03/02
  • メディア: 単行本

建設業の許可の手びき―新規・更新・追加・変更等

建設業の許可の手びき―新規・更新・追加・変更等

  • 作者: 建設業許可行政研究会
  • 出版社/メーカー: 大成出版社
  • 発売日: 2009/06
  • メディア: 単行本

総合的学習に役立つ世界の家族〈3〉イラク―経済封鎖下のイスラムのくらし

総合的学習に役立つ世界の家族〈3〉イラク―経済封鎖下のイスラムのくらし

  • 作者: ジョン キング
  • 出版社/メーカー: 鈴木出版
  • 発売日: 2000/04
  • メディア: 大型本

絶対ブレない「軸」のつくり方

絶対ブレない「軸」のつくり方

  • 作者: 南 壮一郎
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2010/12/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

ビデオ SALON (サロン) 2009年 08月号 [雑誌]

ビデオ SALON (サロン) 2009年 08月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 玄光社
  • 発売日: 2009/07/18
  • メディア: 雑誌

KONICA MINOLTA α-7デジタルのすべて―手ぶれ補正機能内蔵デジタル一眼ついに登場! (Asahi original)

KONICA MINOLTA α-7デジタルのすべて―手ぶれ補正機能内蔵デジタル一眼ついに登場! (Asahi original)

  • 作者: アサヒカメラ
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社
  • 発売日: 2004/11
  • メディア: ムック

体系的に学ぶデジタルカメラのしくみ 第2版

体系的に学ぶデジタルカメラのしくみ 第2版

  • 作者: 神崎 洋治
  • 出版社/メーカー: 日経BPソフトプレス
  • 発売日: 2009/01/29
  • メディア: 単行本

男の手締め

  • アーティスト: 木村友衛
  • 出版社/メーカー: 株式会社テイチクエンタテインメント
  • 発売日: 1992/09/23
  • メディア: CD


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ケータイ刑事銭形零15話(2nd.2話)[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]

銭形零」の第15話(2nd.2話)「移動する凶器の謎! ~ダイエットクイーン殺人事件」の「裏ネタ編」の2回目の増補となる今回は、この物語で重要なアイテムとなった「ペットボトル」について、そして冒頭のちゃんと五代さんのやりとりで出てきた事柄から、「紙コップ」について、「胃腸カタル」について、「π」について記します。尚、「ペットボトル」については「・21話[裏ネタ編]PART 6」で、「紙コップ」については「・18話[裏ネタ編]PART 7」で、「π」については「・1話[裏ネタ編]PART 2」で「円周率」として記したものをベースにと手それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/3/20日付です。)

ペットボトル」:ポリエチレン・テレフタラート(PolyEthylene Terephthalate、大文字で記した部分の文字から「PET」と呼ばれる。)製の容器のことである。「PETボトル」と表記することもあり、単に「ペット」と呼ばれることもある。

尚、「ペットボトル」というのは和製英語であって、英語では「Plastic Bottle」、ドイツ語では「PET-Flasche」、フランス語では「Bouteille en Plastique」、イタリア語では「Bottiglia di Plastica」スペイン語では「Botella de Plástico」と言って、材質である「PET」は名称としては使われない。但し、フランス語やスペイン語の言い方だと、材質を表す際に「en/de」の後に「PET」と記す場合もある。→但し、この言い方は一般的な名称とはなっていない。尚、日本語やドイツ語のようなつもりで「PET Bottle」と言ったら、おそらく「PET」という部分を愛玩動物であるペットと解釈して、ペット用の液体を入れる容器と思われて、「それってどんなもの?」と思われることになるだけである。ちなみに中国語では「寶特瓶」と言う。

軽くて割れにくいということから、現在では清涼飲料の容器として広く利用されている。また、醤油、みりん、ソースなどの液体調味料の容器としてや、日本酒、ウイスキーなどの酒の容器としての利用もある。更には飲食物ではない液体の容器として、洗剤、液体の薬品などを入れることにも使用されている。(化学薬品は、容器の材質と化学的反応が起こる可能性があるため、反応がないと確認されているもの以外の使用はされない。)尚、日本での最初のペットボトルは清涼飲料水用のものではなく、醤油の容器であった。

軽くて丈夫という特徴があることから、従来の液体用容器として使用されていたガラス瓶に取って代わるようになったが、ガラス瓶には絶対に叶わない所がある。それは長期保存性ということである。というのは、素材であるPETは気体透過性という特性があるため、長期間の保存ということになると、例え未開封であっても、外気が容器の内部に溶け込んできたり、炭酸飲料であれば炭酸が抜けて弱くなるということになる。(ガラス瓶には気体透過性が無いため、理屈の上ではこのようなことは起こらない。)とは言っても、これが起こるのは何年、何十年という長期にわたっての場合であるため、通常の使用範囲(賞味期限内に消費してしまう場合)であれば、特に気にすることはないレベルですけど...(飲料や調味料を何年、何十年も未使用・未開封で保存しても、品質が劣化するだけで、口に入れるには危険がある。)

尚、ワインの容器として、近年では一部にペットボトルを容器として使ったものが登場している(ボジョレー・ヌーヴォのように直ぐに消費してしまうものでの利用ですが...)ものの、あくまでもガラス瓶がワイン容器の主流であるのは、長期の保存にペットボトルが適していないという証でもある。(気体透過性を抑えるように改良されたペットボトルも実際には存在していて、これを使用すれば問題はなくなる。しかし、改良ペットボトルは高価であり、従来からのガラス瓶の方がはるかに安価ということで、普及していない。→ワインのペットボトルはあくまでも極一部の少数利用でしかない。)

日本酒や焼酎の容器として使用されないのは、PETがアルコールとの間でエステル交換反応が起こる可能性があるためである。(アルコール濃度が20%を越えると、エステル交換反応が盛んになり、内容物に大きな影響を与えることになり、容器として成さないことになってしまう。)

また、ペットボトルが「丈夫」と言っても、限界があるのは言うまでもない。炭酸飲料用のものであっても、容器を激しく振ったり、加熱すると爆発する可能性がある。一応、炭酸飲料用のペットボトルは、内部が5~6気圧までは十分耐えられる設計がされている、それを越えると限界とされている。(これは炭酸飲料を30゜Cにした時の内部圧力ということになる。)炭酸ソーダを作ろうとして、水とドライアイスをペットポトルに入れ、蓋をして振ったら爆発したというのは、ペットボトルの耐圧を簡単に越えてしまったためである。(ドライアイスは気体になると体積は750倍になる。そのため簡単に耐圧を超えてしまうことになる。)

一部のペットボトルでは、そのまま温めたり凍らせたりすることが出来るものがあるが、それらは温度的に耐性を強くしたペットボトルである。簡単に見分けられるように、キャップの色が異なっている。(オレンジ色のものは加熱しても良いもの、水色のものは凍らせても良いものである。)通常のペットボトル(キャップが白色)よりも容器の肉厚を厚くしたり、耐性素材をコーティングしてあるという処理が施されているため、普通のペットボトルとは別物と考えた方がよい。とは言っても、加熱する場合は、PETという素材としての耐熱温度は100゜Cよりも低いため、温めすぎると容器が溶けてしまうだけに、注意が必要である。

紙コップ」:「コップ」とは、液体を入れる取っ手のない容器のことであり、主に飲料水を注ぐために利用される食器である。その材質はガラスを使ったものが多いが、それ以外の材質のものも色々とある。(金属製、陶器製、プラスチック製など。また、果実の実の殻を使ったり、木を彫って作られたものまである。)

「紙コップ」は紙で作られたコップのことである。(「ペーパーカップ」と言う場合もある。)当然、液体を入れる容器であるため、普通の紙ではなく、耐水処理が施された紙を使用しているのは言うまでもない。

安価な紙を使用しているため、このコップは非常に安く出来、しかも簡単に大量生産出来るものである。しかし、耐久性に関しては高いとは言えない。そのため、使い捨てのコップとして利用されることが殆どである。(テイクアウト・サービスを行っているファーストフード店ではこれを標準的に使用している。→コーヒーを入れるものとして、取っ手のあるものも一部にはあるが、紙であるため、このような加工も容易であるのは言うまでもない。)また、一部の清涼飲料の自動販売機では、これを容器にしているものがある。

英語では「Paper Cup」、ドイツ語では「Papiertasse」、フランス語では「Tasse en Papier」、イタリア語では「Tazza di Carta」、スペイン語では「Taza del Papel」、ポルトガル語では「Xícara de Papel」、中国語では「紙玻璃杯」と言う。

胃腸カタル」:「腸カタル」とも言うが、「腸炎」というのが現在では一般的である。大腸、または小腸の炎症であって、腸の粘膜、若しくは粘膜下に及ぶ炎症によって引き起こされる下痢、腹痛、腹鳴などの症状がある。原因としては、食中毒の場合、ウイルス感染の場合、消化不良の場合があって、大腸の炎症の場合と小腸の炎症の場合とがあって、症状としては異なるものになる。(発生メカニズムとしては大腸/小腸であっても大差はない。)

また、「カタル」(元々はオランダ語の「Catarrhe」であり、漢字では「加答児」と表記する。医学用語としては同じ意味のドイツ語「Katarrh」とされている。)とは、粘膜の漿液滲出と粘液分泌が強い炎症の一つである。例えば「鼻カタル」と言うと、通常の風邪によって流出が著しい鼻汁ということになる。(要するに、鼻水が止まらないという症状のことを「鼻カタル」と言うことが出来る。)

π」:「円周率」のことであって、数学における定数の一つである。記号としては「π」で表されるものである。これは平面幾何学における円の周の長さと直径の比を意味している定数であり、無理数であって、「a/b」という有理数では表すことの出来ない数字である。(小数点以下、無限に続く数字である。)時々、円周率を○桁まで暗唱したというような話を耳にすることも届いていて、2006年には10万桁まで暗唱したという話があって、ギネスブックに申請したという話が話題になった。

尚、英語では「The Circular Constant」、ドイツ語では「Kreiszahl」、フランス語では「Constante d'Archimède」、イタリア語では「Costante Circolare」、スペイン語では「Constante Redonda」、ポルトガル語では「Constante Circular」、中国語では「圓周率」と言うが、万国共通で記号の「π」と表記し、これを「Pi」と読むことから、最近では万国共通で「Pi」と呼ぶようになりつつある。

また、円周率の計算した数値であるが、つい最近(2010年8月)に小数点以下5兆桁まで計算した(3ヶ月かけて、パソコンで計算した)というニュースが流れたが、とんでもない桁数まで計算されている。(従来の記録は2.7兆桁というが、これでももはやどうでも良いような膨大な桁数であります。)

一般には「3.14」という近似値で覚えられている数字であるが、小学校では一時期これを「3」にするという教育内容の改訂が行われたが、何かと問題があって、やはり「3.14」に戻されている。計算で用いる場合の数字としては、計算相手となる他の数字の有効桁数との兼ね合いもあるが、普通では「3.14」ぐらいの3桁あれば十分である。(「3.1」という2桁ではやや不足で「3」は論外である。(「3.1」では誤差は約-1.27%、「3」では誤差が約-4.46%となる。誤差が1強%である「3.1」ならばともかく、4%を越える「3」では物事の数字の有効数字は上位1桁というこになってしまう。(上から2桁目の数字は意味も無くなってしまい、余りにもおおざっぱすぎることになる。))

逆に、有効数字が3桁よりも多くする場合は、5桁ということで「3.1416」(「3.14159…」の小数第5位の「9」を四捨五入した数字である。)を用いることがある。

また、近似値として分数が使われることがあって、「22/7(=3.1428571…)」という数字が使われる場合もある。(誤差は約+0.04%である。)→分数の近似値というと、この「22/7」という数字が一般的であるが、より近い数字の分数と言うことでは「333/106」、更に「355/113」が知られている。(特に「333/106」は分子が覚えやすいこともあって、結構知られている。ちなみに「333/106=3.14150943…」ということで、小数第4位までは完全に一致していて、誤差は約-0.00265%である。また、「355/113=3.14159292…」ということで、小数第6位までは完全に一致していて、誤差は約+0.0000085%である。)→誤差を考えると「22/7」でも十分すぎる精度である。

一応、円周率の数字を記しておくことにするが、これは小数点以下無限に続く数字である。何処までも記しても殆ど意味がないので、ある程度切りのよい所である小数点以下200桁(丹羽Pが夏帆ポンに100桁まで暗記するように、と言っていたので、その倍ということにしました。)まで記しておくことにする。(また、見やすいように、小数点以下は10桁毎にスペースを入れておきます。)

π=3.1415926535 8979323846 2643383279 5028841971 6939937510 5820974944 5923078164 0628620899 8628034825 3421170679 8214808651 3282306647 0938446095 5058223172 5359408128 4811174502 8410270193 8521105559 6446229489 5493038196 …

繰り返すが、一般的には「3.14」で十分である。が、一応、知識を知らしめたいと思うのならば「3.14159265358979323846」という小数点以下20桁まではすらすらと言えるようにしておくべきですね。が、そこまでスラスラと言えたからと言って、何かの恩恵があるということもないですけど...尚、覚えるには、数字の語呂から文章として覚えるというのが一般的であるが、それでもせいぜい小数点以下数十桁(大きくても百桁がいいところである。)という範囲である。数万桁の暗唱したという人は、一体どういう方法で覚えたというのでしょうか?それだけでも一つの学問になりそうな気が...

 

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

ペットボトルで即効デトックス 0円でできる簡単ツボ押し&リンパマッサージ (DVD付き) (リットーミュージック・ムック)

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ペットボトルでラクラク整体 小顔もメリハリボディも思いのまま

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2008/11/20
  • メディア: 単行本
ペットボトルでアイデア家庭菜園 (ブティックムックno.936)

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  • 作者: 広瀬 薫
  • 出版社/メーカー: ブティック社
  • 発売日: 2011/04/19
  • メディア: ムック
牛乳パック&ペットボトルKids工作図鑑―超かんたん!身近な素材で100倍楽しむ本

牛乳パック&ペットボトルKids工作図鑑―超かんたん!身近な素材で100倍楽しむ本

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  • 出版社/メーカー: いかだ社
  • 発売日: 2007/03
  • メディア: 単行本
わくわくゴロリのペットボトルでエコ工作 (NHKシリーズ NHKつくってあそぼ工作絵本)

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  • 作者: ヒダ オサム
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  • メディア: ムック
なんでも〓つくっちゃお!―紙コップ&紙皿カンタン造形101 (教育技術MOOK―幼児と保育)

なんでも〓つくっちゃお!―紙コップ&紙皿カンタン造形101 (教育技術MOOK―幼児と保育)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 1999/08
  • メディア: 単行本
デキシー エコノウェア ペーパーカップ205ml 50P

デキシー エコノウェア ペーパーカップ205ml 50P

  • 出版社/メーカー: 日本デキシー
  • メディア: ホーム&キッチン
東罐工業 紙コップ 95ml 50P

東罐工業 紙コップ 95ml 50P

  • 出版社/メーカー: 東罐工業
  • メディア: ホーム&キッチン
シンワ ペーパーカップ 150ml 100P

シンワ ペーパーカップ 150ml 100P

  • 出版社/メーカー: シンワ
  • メディア: ホーム&キッチン
355ml 紙コップ 本体 100ヶ 412SI

355ml 紙コップ 本体 100ヶ 412SI

  • 出版社/メーカー: 江戸川物産
  • メディア:
「腸」の健康革命―「コーヒー・エネマ」(腸内洗浄)が病気を予防する!

「腸」の健康革命―「コーヒー・エネマ」(腸内洗浄)が病気を予防する!

  • 作者: 新谷 弘実
  • 出版社/メーカー: 日本医療企画
  • 発売日: 2005/02/19
  • メディア: 単行本
円周率1000000桁表

円周率1000000桁表

  • 作者: 牧野 貴樹
  • 出版社/メーカー: 暗黒通信団
  • 発売日: 2007/06
  • メディア: -
円周率πの不思議 (ブルーバックス)

円周率πの不思議 (ブルーバックス)

  • 作者: 堀場 芳数
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1989/10/17
  • メディア: 新書
πの歴史 (ちくま学芸文庫)

πの歴史 (ちくま学芸文庫)

  • 作者: ペートル ベックマン
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2006/04
  • メディア: 文庫
パソコンで挑む円周率―πの歴史から計算まで (ブルーバックス)

パソコンで挑む円周率―πの歴史から計算まで (ブルーバックス)

  • 作者: 大野 栄一
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1991/10
  • メディア: 新書

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