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「LES SOUS-DOUES EN VACACES」 [映画(洋画)]

表題の作品は1982年のフランス映画の「ザ・カンニング/アルバイト情報」である。タイトルからも分かるが、これは1980年製作の「ザ・カンニング[IQ=0]」の続編である。但し、続編というのは前作の登場人物たちのその後を描いたものであり、「カンニング」のネタを披露する続編ではない。

映画データを記しておくと、監督はクロード・ジディ、脚本はクロード・ジディ、ディディエ・カミンカ、ミシェル・ファブルの3人、撮影はポール・ボニ、音楽はウラディミール・コスマである。そして出演は、ダニエル・オートゥイユ、ギイ・マルシャン、グラース・ド・カピターニ、シャルロット・ド・テュルケーム、フィリップ・アドラー、ジャン・ポール・ファレー、ユベール・デシャン、たちである。(一部の入れ替えはあるが、基本的には第1作と同じスタッフ、キャストです。)

物語は、前作で(カンニングの珍作戦が成功して)大学入学試験にパスして大学生になった主人公たち。夏休みがやってきて、各自が計画を立てていた。(当然、学業はそっちのけ)で、アルバイトと恋に大ハッスルする珍騒動を展開する。

前作の「カンニング」が「アルバイト」に変わったと言ったら分かりやすいでしょうが、明らかに前作よりもパワーダウンしてしまったのが残念である。(やっぱり、あり得ないようなカンニング作戦とアルバイトではねぇ...)ただ、ノリの方は前作同様なので、それなりに楽しむことは出来る。前作を見ていたら、見ておいてもいいでしょう。(前作を見ていない方は、そちらを見てからにしましょう。)

 

ザ・カンニング アルバイト情報

ザ・カンニング アルバイト情報

  • 出版社/メーカー: エプコット
  • 発売日: 2006/12/01
  • メディア: DVD

↓前作

ザ・カンニング [IQ=0]

ザ・カンニング [IQ=0]

  • 出版社/メーカー: エプコット
  • 発売日: 2006/12/01
  • メディア: DVD

↓1と2のセットはこちらです。

ザ・カンニング DVD-BOX

ザ・カンニング DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: エプコット
  • 発売日: 2006/12/01
  • メディア: DVD


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美絵素四姉妹 HOTな一日(その3・NHK-BS2) [ケータイ刑事]

今回は24分ではなく、4分のショート・バージョンのものです。(前回に放送時間をある程度記したが、その後、キーワード検索で録画予約を仕込んだら、ショート・バージョンの放送がある程度出てきました。)今回はNHKのBS2で本日午前中にあったものです。

四姉妹の長女・早織、三女・エレナ、四女・美咲がチャンネル争いをしている。その隙にリモコンを奪った次女・奈央が「その間に見ちゃおう」と言ってチャンネルを奪っちゃうと、ドラマ番組の紹介が始まりました。

で、その中に「銭形海」の10秒バージョン(15秒ではありません)がありました。「ケータイ刑事 銭形海」という名乗りからストラップを投げ、犯人を拘束する所があり、締めは笑顔で「謎は解けたよ、ワトソンくん」というものでした。→30秒バージョンからの抜粋ですが、これは全て第1話の映像でしょうね。(第1話の犯人、最初から予想していたとはいえ、出しちゃって良いんでしょうかねぇ?)

いくつかの番組紹介が終わると、美絵素家の居間に戻り、奈央以外の3人が再びチャンネル争いを。で、「ホットの付く言葉をたくさん言えた人が好きな番組を見られます」と提案し、三人がスタート。「ホットドッグ」(美咲)、「ホットケーキ」(エレナ)に続いて「ホットセイ」と呆ける早織。2巡目も「ホットトギス」と呆けが続いた早織ちゃんでした。(良い味出しています。)

で、バラエティ、音楽、映画がいくつか紹介されると、浴衣姿の四姉妹勢揃いで「ぞっこん、BSデジタル」でエンディングでした。尚、このショート・バージョンではスタッフなどの名前は出ませんでした。このショート・バージョンは何パターンあるのでしょうか?とりあえずはキーワード登録で録画予約だけは続けようと思います。

PS.7/1の23:00からのBS朝日での24分版は同一内容でした。
PS2.今回は「ケー刑事」の話があるので、カテゴリーは「ケータイ刑事」です。

 

↓早織ちゃんのコミカルな一面は...

帰ってきた時効警察 DVD-BOX

帰ってきた時効警察 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
  • 発売日: 2007/09/28
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2007/05/25
  • メディア: DVD
水10! ワンナイR&R Vol.5

水10! ワンナイR&R Vol.5

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2005/06/15
  • メディア: DVD


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「LES SOUS-DOUES」 [映画(洋画)]

表題の作品は1980年のフランス映画「ザ・カンニング[IQ=0]」(ざ・かんにんぐ・あいきゅう・いこーる・ぜろ)である。この作品は珍しく大ヒットを記録したコメディ作品である。しかも、アメリカ映画ではなくフランス映画であるから、なおさら珍しい。実に馬鹿馬鹿しい笑いを集めるのだが、笑いの中にもちょっとシニカルな所があったり、アメリカン・コメディには無い分かりやすいギャグが詰まっているコメディ作品である。本作が大ヒットを記録したことから、1982年には続編も制作された。(続編の方も取り上げる予定です。)

映画データを記しておくと、監督はクロード・ジディ、脚本はクロード・ジディとディディエ・カミンカとミシェル・ファブルの3人、撮影はポール・ボニ、音楽はボブ・ブロールである。そして出演は、ダニエル・オートゥイユ、フィリップ・タッシーニ、M・パコム、C・エラルディ、リシャール・ボーランジェ、たちである。

物語は、バカロレア(フランス大学入学試験テストのことです)合格を目指して、ルイ14世予備校に通う勉強不足/学力不足/勉強嫌いの若者たちが試験を突破するために執った作戦は前代未聞のカンニング作戦であった...

奇想天外なカンニング作戦が繰り広げられるが、これが実に馬鹿馬鹿しいが、実に楽しくなってくる。そんなカンニングをしようというのなら、本気で勉強した方がよほど効率が良いと思ってしまうのだが、そういうツッコミをしようという気持ちさえ吹き飛ばしてくれます。尚、タイトルに吊られて、ここに出てくるようなカンニングを試験でやろうなんて思うのなら、真面目に勉強した方が絶対に良いですよ。最初は試験に合格するということが目的だったのに、いつの間にか「カンニングをする」というが目的のようになっちゃって、実に非効率的であり、真面目に勉強した方が効率的ですから...

とにかく馬鹿馬鹿しいのだが、何も考えずに大笑い出来る作品というのもまた貴重なものです。が、シニカルなメッセージが隠されているというのはフランス映画らしい所です。ここに出てくるようなカンニングの方法を行うようなオマヌケさんはいないでしょうが、学校関係者は一応見ておいた方がいいかも知れません。(奇想天外なアイデアがあるということを知るだけでも有用でしょうから...)

 

ザ・カンニング [IQ=0]

ザ・カンニング [IQ=0]

  • 出版社/メーカー: エプコット
  • 発売日: 2006/12/01
  • メディア: DVD

ザ・カンニング DVD-BOX

ザ・カンニング DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: エプコット
  • 発売日: 2006/12/01
  • メディア: DVD

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ケータイ刑事銭形愛18話 [ケータイ刑事]

今回の物語は第18話「走れ、五代! ~銭形愛誘拐事件」である。この物語は愛ちゃんと五代さんというコンビではなく、五代さんと鑑識・柴田さんのコンビが活躍(?)する物語である。本作の変形で、ちゃんと柴田さんのコンビにした「・11話」や、高村さんと柴田さんのコンビで本作のリメイクといっていい「・2nd.16話」が生まれるというように、1つのパターンを築いた物語である。しかも、五代さんにそれなりの活躍の場が用意されているとか、柴田さんが今回の物語によってトリオとして認められるようになるなど、ポイントもいくつかあります。(愛ちゃんの「焼き芋」というのもシリーズとしては一つのポイントです。)また、この物語のBS-iでの初放送は2003年2月2日ということで、ちょうど「節分」ということになり、「節分ネタ」もしっかりと用意されています。それでは本編に行きます。

ある公園のベンチに座っている愛ちゃんが焼き芋を取りだして口に運んでいる。(銭形姉妹と言えば「焼き芋」ですが、長女からしっかりと焼き芋を食べてくれます。)で「寒いときはやっぱりこれでしょう」と言ってご満悦。が、そこに「警視庁から入電中」と携帯に事件を知らせる入電が入る。で、携帯を開く愛ちゃん。江東区東京港海浜埠頭第7丸八倉庫ナンバー5で、ヘロインの取引が行われているとの通報あり。直ちに現場に急行せよ。ということで、「急がなきゃ」と愛ちゃんは気合いを入れて現場へ向かった。

が、その頃五代さんは、警視庁にいて、だるそうな表情をしていて、「熱あるな。ちょっとサボろう」と言って枕を抱えてこっそりと誰もいない取調室へ入っていく。が、そこには先客がいた。それは柴田さんであり、手袋をはめて気合いを入れていた。これに五代さんが食いついて「あいつに「ほ」の字」とツッコミを入れていた。そこに五代さんの携帯にメールが届き、携帯を開く五代さん。「おそーい さっさと現場に急行せよ!! 愛」という文面で、愛ちゃんは五代さんが来ないことでお怒りだった。

東京港海浜埠頭にやってきた愛ちゃんは「肝心な時に五代さん、遅いんだから...」と完全にお怒りモードに入っていて、待っていられないということで、意を決して一人で乗り込んでいくことにした。

ギャング風の2人の男。兄貴分が塚(おにづか)、弟分が本(ふくもと)という名前である。(→早速、「節分ネタ」の名前です。)2人は1人でやってきた男を相手にして取引を開始する。スーツケースから白い粉の袋を取り出した福本は鬼塚に渡し鬼塚が取引相手に渡す。で、取引相手は鬼塚に札束を渡した。その様子を物陰から見ている愛ちゃんは「ヤバイよ、交渉終わっちゃうよ~」と呟いていた。

取引が終わり、取引相手はその場から去っていった。それを見送った鬼塚と福本。その時、辺りに携帯の着信音が鳴り響いた。で、様子を探る2人。着信があったのは愛ちゃんの携帯で、しかも五代さんからの電話だった。電話に出た愛ちゃんは「何でこんな時に...」と慌てるが、その時には既に鬼塚と福本が目の前に立っていて、携帯を奪われてしまった。(マナーモードにしておいたら良かったのに...)で「あんた、何?」と問い詰められる愛ちゃんは作り笑いで笑顔を作って「見ての通り、只の女子高生ですよ」と言うと「塾に行かなければならなかったんだ」と言って帰ろうとした。が、鬼塚が銃を突きつけて「気の毒だけど、このまま返す訳にはいかないなぁ。」これに「ですよね...」ということで、愛ちゃんはそのまま拉致されてしまった。(自転車がそのまま残され、車に乗せて連れて行かれちゃいました。)

東京港海浜埠頭に覆面パトカーが到着した。降りてきたのは五代さんと柴田さんだった。五代さんは「あの野郎、いきなり携帯切りやがって...」とぼやいていました。(似たような台詞、前にも口にしたことのある五代さんですが...)一方、柴田さんは愛ちゃんの自転車を発見し、そちらに(ロボットのような効果音がイイですねぇ~)歩んでいく。(愛ちゃんのことが心配でたまらない柴田さんです。)

自由の女神(テロップは「ニューヨーク」と出るが、パニングしている間に「お台場」と変わりました。)のある公園にやってきた鬼塚たち。愛ちゃんは福本に連れられていた。(それにしても、両手をロープで縛っているとはいうものの、それだけだなんて、結構のんびりしている鬼塚と福本です。)ヘロインの取引がまだ何件もあるということで、お台場は次の取引現場であった。鬼塚が愛ちゃんに「おとなしくしてろよ」と告げると福本も愛ちゃんに向かって「おとなしくしてろよ」と言って鬼塚と一緒に取引現場に行こうとするが、「バカ、お前はここでこいつ見張ってるに決まってるだろう」と怒る。で、福本が愛ちゃんを見張ることになり、二人は取引に行った鬼塚を待つことになる。(→実にマヌケな福本です。)

福本は海に向かって「福は内、鬼は外」と豆まきをしていた。今日は節分ということで、その話をする福本。そんな中、愛ちゃんは福本のポケットに自分の携帯があることに気づいた。(ストラップがポケットから出ていた。)で、愛ちゃんは「ああ、そうだ。私、今日この後は母と約束していたんです」と言い、母は凄い心配性で待ち合わせに5分遅れただけでも110番しちゃうような人なんです、と言って、先にこっちから電話をしておいた方が良い、と福本に申し出る。これに福本は「そうだな」と納得すると、携帯を愛ちゃんに渡した。(本当にオマヌケですねぇ~)で、愛ちゃんは早速電話を掛ける。福本は「あんた、良い子だなぁ。俺たちのこと、気遣ってくれて」と口にしていました。

愛ちゃんが電話をしたのは五代さんであり、五代さんが電話に出ると「もしもし、ママ」と話し出す。が、五代さんは「お前、どうしたんだ?」と訳が分からない状況だった。そんな中、愛ちゃんが「今日の約束、キャンセルさせて。行かれなくなっちゃったの」と何とか事態を伝えようとするが、五代さんは全く分からない。で、「どこにいるんだ?」と尋ねる。これに愛ちゃんは「に微笑む女神」と、周囲にあるものを見て、それを伝えた。しかし、やはり「何言ってるんだ?」とチンプンカンプンの五代さん。愛ちゃんはそれを伝えると電話を切った。

東京港海浜埠頭の現場はもぬけの殻で、五代さんは撤収しようとしていたが、柴田さんは愛ちゃんの自転車を調べていた。で「匂う、悪の香り」と言うと五代さんの側に移動して、慌てながら「拉致誘拐」と告げる。が、五代さんは「何を言うかい」という有様だった。(やっぱり五代さんは得意の親父ギャグでした。)

鬼塚が取引を終えて戻ってきた。愛ちゃんの手に携帯があることに気づくと、直ぐにそれを取り上げて福本の頭をしばいた。(そりゃあ当然ですよね。人質が何処かに通報したらおしまいですから...)で、発信履歴「五代CHAN」を見て「ごだい、誰だこれ?」と問うが、福本が「ママだそうです」と答え、愛ちゃんは「それ「ごだいちゃん」じゃなくて「いつよちゃん」と読むんです」と誤魔化すが、鬼塚は笑っていた。で、近くの木に愛ちゃんの携帯を引っかけると「次の取引先に行くぞ」で、愛ちゃんを連れて行こうとする福本に愛ちゃんは「次って、何処行くんですか?」と尋ねる。これに福本はナイショと口に指を当てた。

調査によって、愛ちゃんを誘拐したのは海外マフィアと関わる国際犯罪組織で、その場合、捕まって無事にいられるはずはない、と言う柴田さん。この言葉に五代さんは「電話してみるか」と言って愛ちゃんに電話を入れる。が、携帯を取られている愛ちゃんが電話に出られる訳がなかった。柴田さんは続ける。「携帯は即刻犯人に取り上げられる。更に両手両足を縛られ車のトランクに放り込まれる。最後は車ごと深い海の底に突き落とされる」と告げる。(悪い方に考えればそうですが、このように考えるのは当然ですね。)これに五代さんは「大変だ!」と事態の重さに気づき、慌て始める。が、何処に行ったらいいのか分からない。そこに柴田さんが追い打ちをかける。「私のデータでは無事に救出できる確立、僅か0.02%...」ともはや愛ちゃんを救出するのは不可能と悲観的になる。これに五代さんは柴田さんの襟元を掴んで「いい加減なこと言うんじゃない、銭形は死んだ訳じゃない」と詰め寄る。(この辺りはやっぱり相棒です。)で、五代さんは愛ちゃんが口にした「虹」「月」「女神」という言葉を思い出し、「分かった」と閃いた。

柴田さんを連れて五代さんが向かったのはタロットカードの占いをしている占いの館だった。で、見てもらう。(五代さんは「俺はこう言うのには詳しいんだ」と自慢していました。)「結果が出ました」と告げる占い師の言葉を真剣に聞く五代さん。「素敵な恋が訪れます」「ラッキー・アイテムはメガネ」と告げられた。柴田さんが「で?」と尋ねるが、それ以上のことは分からず、当然ながら愛ちゃんの行方は分からなかった。で、占いの館を出た五代さんと柴田さん。「あれ以外考えられないんだけどなぁ」と呟く五代さん。が、その場所はお台場であり、柴田さんが「」は「レインボー・ブリッジ」、「」と「女神」はCXの社屋(他局を堂々と出していいんですかねぇ?)と自由の女神像と気づいた。また、五代さんは木の枝にぶら下がった愛ちゃんの携帯を発見した。で「俺ので合っていたんだ」とちょっと自慢げな五代さん。更に、地面に「日比谷」と縦に書かれた文字を発見した。(愛ちゃんは福本から次の行き先をしっかりと聞き出していました。)が、五代さんはそれを見て「銭形は混浴風呂にいる」と導き出した。それに首をかしげるだけの柴田さん。→たまたまこの文字の左側に福本がまいた豆が散っていて、それがさんずいになり、「日」「比」とさんずい、「谷」にさんずい、ということで「混浴」と読めました。)で、五代さんは納得できない柴田さん(「どう見ても日比谷...」と言ってました)を強引に連れて、「混浴」を探し始めた。

その頃、日比谷では、愛ちゃんを車に残し、福本が見張りをしていて、鬼塚が取引を行っていた。で、取引相手からマトリョーシカを受け取り戻ってきた。その中にはお金が入っていて、それを取り出すと、愛ちゃんの側にマトリョーシカを捨てた鬼塚。一方、福本は大笑いをしながら戻ってくると、それを指さす。「スーパースパ 日比谷」の看板で、縦に書かれた「日比谷」の文字の左側に海苔をさんずいのように貼り付けて「混浴」と読めると言って笑っていたのだった。(五代さんと同じ発想の福本ですが...)

鬼塚は次の取引現場に行こうとして車に乗り込んだ。しかし、車は故障でエンジンがかからない。仕方なく車から降り、福本が愛ちゃんを降ろす。が、愛ちゃんは突然「痛い、痛い」と腹痛を訴えた。しかし「それで時間稼いでるつもりか」と、鬼塚には見抜かれた。で「良い度胸だ」と言って鬼塚は拳銃を手にすると愛ちゃんに向けた。これに愛ちゃんは笑いながら「あっ、おなか、治ったみたい。全然痛くない」と何とか切り抜けた。で、次の取引現場に行こうとする鬼塚に、愛ちゃんは突然「なぞなぞ」を出した。「ある豚の夫婦がお菓子を食べながら夫婦喧嘩を始めました。そのお菓子とは何だ?」福本が「それってなぞなぞですか?」と確認してから「豚まん」と答える。すると「ふざけんな!」と鬼塚は怒った。すぐに「すいません」と謝る福本だったが、「もっと真剣に考えんかい」と言うと愛ちゃんに「こういうのって捻ってあるんだ。捻りがあるよね」と確かめ、真剣に考え始めた。で、愛ちゃんは時間稼ぎが出来るということで笑っていました。(ここでAパート終了。経過時間は17分半弱でした。よってBパートは8分半弱となります。また、アイキャッチの色は白でした。)

五代さんは地図で「混浴風呂」を捜しているが、都内には発見できなかった。柴田さんが「そりゃあそうでしょうよ。温泉街じゃあるまいし...」と呟きながら、PDAを使って検索していると、「スーパースパ日比谷」というものを偶然発見した。で「混浴ブース」という文字があり、それを見た五代さんは「やっぱりこれだよ」と口にした。(「日比谷なら日比谷と残しておけばいいのに...」と愚痴も口にしていましたが、「日比谷」を「混浴」と解釈したのは五代さんですけど...)で、二人は日比谷へ。

スーパースパ日比谷の建設予定地にやってきた五代さんと柴田さん。直ぐに1台の車が乗り捨てられているのを発見した。車の後部座席には愛ちゃんの制服の青リボンマトリーショカが残されていた。で「俺の睨んだ通りだ」と五代さん。が、そこから先の愛ちゃんの行方が分からない。柴田さんが青リボンに手を伸ばそうとするが、「居場所を示すヒントかも知れないだろう」と言ってそれを制する五代さん。青リボンは「山」と言う形に置いてあった。

その頃、愛ちゃんたちは、福本がこぐ三輪自転車タクシーに乗って、青山に向かっていた。愛ちゃんは「青山って、どれぐらいで着くんですか?」と福本に尋ねる。「あと10分ぐらいかな」と答える福本だったが、鬼塚は福本の頭を叩いて怒る。「何でこいつが行き先知ってるんだよ」(最もです。)→福本は人に物を尋ねられたらちゃんと答えるようにと親に言われていたということで、愛ちゃんに「青山」という行き先を教えていたのだった。で、愛ちゃんはちゃんとメッセージを残していました。

五代さんは必死に考えていた。で「そうか。謎は解けたぜ、ハドソンくん」と口にすると、車内に残されていたタイとマトリョーシカから「ロシア人の経営するタイ料理屋」と解釈した。当然柴田さんは「えっ?」(「青いタイで山」→「青山」としっかりと柴田さんは解読しました。)で、五代さんは「行くぞ!」と言ってロシア人の経営するタイ料理屋を探し始めた。

青山にある薄暗いレストランにやってきた愛ちゃんたち。鬼塚が取引を終えて、取引相手が帰っていった。で、愛ちゃんは「じゃあ私も...」と言ってドサクサに紛れて帰って行こうとするが、福本がしっかりと押しとどめた。で、今日の取引を全て終えた鬼塚は愛ちゃんの始末を口にする。「重しつけて東京湾にでも沈めるか」これに愛ちゃんは慌てて「人を粗大ゴミみたいに...」と返す。福本は「いくら何でも気の毒ですよ、こんな可愛い子を。俺、殺るの反対です」と愛ちゃんを庇う。(「私も反対です」と愛ちゃんも言う。)すると「じゃあ、お前がどうにかしろよ」と鬼塚は愛ちゃんの始末を福本に任せることにした。すると「じゃあ、俺の女にしても」と福本。で、福本は愛ちゃんに「これからの人生、二人でおもしろおかしく生きていこう」とプロポーズ。が、即座に「断ります。ごめんなさい」と愛ちゃんは拒否。

「振られた...」と落ち込む福本だったが、立ち直りが早く、顔を上げると「兄貴、やっぱり東京湾に沈めます」と言い、愛ちゃんはピンチに。しかし愛ちゃんは「私、東京湾なんて嫌です。沖縄の海とかエーゲ海とか、もっと綺麗な所が良いです」と言うが「じゃあバイカル湖」と告る鬼塚。それと同時に2本の長い料理包丁を手にした大柄の外国人が現れた。彼はこの取引現場を貸しているタイコフスキーという人物で、腕の良いコックさんで、作るのはタイ料理、ロシア人なのにバンコク生まれでチェンマイ育ちだった。で、ここは元々はタイ料理屋という話をする福本。が、「無駄話はそれぐらいにしておけ」と鬼塚が福本を止めると「料理にかかってもらおう」ということで、タイコフスキーが包丁を研ぎながら愛ちゃんに迫ってきた。で、愛ちゃん、最大のピンチ!

後ずさりをする愛ちゃんだったが、壁際の椅子に追い込まれてしまった。タイコフスキーの包丁が目の前に迫る。「外国のお屋敷で食べるお菓子、何だ?」「道に迷った時に食べるケーキ、何だ?」となぞなぞを出すが「羊羹(洋館)」「チーズ(地図)ケーキ」と即答する鬼塚は「観念しろ」と、愛ちゃんは絶体絶命に。タイコフスキーは包丁を愛ちゃんに向けた。で、愛ちゃんは目を閉じて「五代さん、助けて!」と叫んだ。

次の瞬間、愛ちゃんの祈りが通じたかのように、五代さんと柴田さんが現れた。で、五代さんの方に駆けていく愛ちゃん。これにタイコフスキーが包丁を構えて五代さんに向かってくる。「鬼は外!」五代さんは豆まき攻撃でタイコフスキーを撃退した。続いて「(潤)な心で豆をまく。豆は年の数ほど喰らうべし。さもなきゃお腹を壊しちゃう。その名も人呼んで熱血刑事・五代潤。そこら辺のおっさんといっしょにすると二日酔いするぜ」と愛ちゃんばりの決め台詞を口にした。(これに柴田さんは拍手していました。)

鬼塚と福本はその場から逃げていこうとする。柴田さんが愛ちゃんに携帯を渡すと、愛ちゃんは直ぐに後を追った。逃げる鬼塚と福本。夜の闇の中から銭形ストラップが飛んでくると、二人を縛り上げた。(今回は2人同時の逮捕劇ということで、貴重なものです。)「愛の光で闇を討つ。あんたが悪事を隠しても、尻尾とあんよが見えてるよ。その名も人呼んで、ケータイ刑事銭形愛。そこら辺のギャルと一緒にすると火傷するよ!」(五代さんの口上を全て記したので、今回は愛ちゃんの口上も全て記しておきます。)で、それを聴いた兄塚と福本は愛ちゃんが刑事だと知ると膝をついて観念するしかなかった。

連行されていく鬼塚と福本の乗ったパトカーを見送った愛ちゃんと五代さん。五代さんはおでこに手を当てると「一日中走り回っていたら、熱下がったなぁ」と独り言を口にするが、愛ちゃんが「五代さん、本当に今日はどうもありがとうございました」と言って深く頭を下げてお礼の言葉を語った。これに五代さんは「何だ何だ、お前、改まって...」と少し照れている。愛ちゃんは「私、絶対五代さんが助けに来てくれると信じてました」と伝える。すると五代さんは「お前もさあ、的確なヒント、残してくれたからね」と返し「俺の推理は完璧だった、100%の的中率だ」とちょっと自慢げになる。これに愛ちゃんは「凄い、やっぱ、ナイスコンビですね」と笑顔になっていた。で、五代さんの奢りでラーメンを食べに行くことになった。愛ちゃんと五代さんが去った後に柴田さんが現れると「的中率ではなく、偶発的な幸運。まあいいか」と言うと、五代さんの後を追いかけていき、追いつくが、「お前はダメだ」と追い払われる柴田さんでした。

今回の物語は、ベースには「節分」という時節ネタがありましたが、愛ちゃんと五代さんのコンビに柴田さんが加わり、トリオということになった物語でもありました。→ここに、「銭形+おじさん刑事+鑑識」という「ケータイ刑事」の黄金トライアングルが完成し、これが後々に受け継がれていくことになった記念的な物語です。しかも、一部を置き換えた「・11話」やリメイクの「・2nd.16話」、同じパターンの変形例の「・1st.10話」と言うように、傑作が続々と生まれることになりました。こういう物語はテンポも良くて、しかもサスペンス的なスリルもあって面白いので、6代目・海ちゃんにも登場してもらいたい所です。

次回は第19話「みんなは聴いていた ~ラジオ公開生放送殺人事件」ということで、某ラジオ番組をネタにしたパロディ満載の物語です。トリックとしたらちょっと面白いものです。尚、劇中にオープンリールのレコーダーが出てきたりしますが、そういうずれている所がまたまた「ケータイ刑事・ワールド」でもあって、良い味になっています。それにしても、五代さんが仕事を忘れてノリノリになるのはいつもの事ですが、1つ、五代さんの秘密が明らかになるのは抑えておきたい所です。

 

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2003/05/22
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • 発売日: 2004/04/23
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • 発売日: 2004/10/22
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/06/24
  • メディア: DVD
 
↓まもなくリリースされます。
↓「節分」ということで

節分の鬼 デラックス版 まんが日本昔ばなし 24

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1985/01
  • メディア: 単行本

節分

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 第一法規出版
  • 発売日: 1988/12
  • メディア: 単行本

おにばらいのまめまき―節分に読む絵本

  • 作者: 鶴見 正夫, つぼの ひでお
  • 出版社/メーカー: 世界文化社
  • 発売日: 1987/06
  • メディア: 単行本
↓お台場に関して

東京・舞浜・お台場 (2007冬号)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 昭文社
  • 発売日: 2006/12
  • メディア: ムック
お台場物語―まちが生まれるまで

お台場物語―まちが生まれるまで

  • 作者: 武藤 吉夫
  • 出版社/メーカー: 日本評論社
  • 発売日: 2003/06
  • メディア: 単行本

東京ベイエリア―お台場 (’03)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 昭文社
  • 発売日: 2002/12
  • メディア: 単行本
お台場・東京ベイエリアで遊ぼ (’03-’04)

お台場・東京ベイエリアで遊ぼ (’03-’04)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: JTB
  • 発売日: 2003/03
  • メディア: ムック
↓マトリョーシカ
Winnie the Pooh's Story Book かさねまシュカ

Winnie the Pooh's Story Book かさねまシュカ

  • 出版社/メーカー: トミー
  • メディア: おもちゃ&ホビー
↓レベルはどの当たりが良いのでしょうか?
わかるかな!?なぞなぞ小学1・2年生

わかるかな!?なぞなぞ小学1・2年生

  • 作者: 寺山 武士
  • 出版社/メーカー: 日本文芸社
  • 発売日: 2001/11
  • メディア: 単行本

なぞなぞだいすきようちえん

  • 作者: 熊谷 さとし, どい まき
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2003/03
  • メディア: 単行本
傑作 なぞなぞ大事典

傑作 なぞなぞ大事典

  • 作者: 本間 正夫
  • 出版社/メーカー: 主婦の友社
  • 発売日: 2003/11
  • メディア: 単行本
大人のための世界の「なぞなぞ」

大人のための世界の「なぞなぞ」

  • 作者: 稲葉 茂勝
  • 出版社/メーカー: 青春出版社
  • 発売日: 2007/05
  • メディア: 新書
 
↓タロット占い

フコウモリ モリリーの占いフコロットカードセット

  • 出版社/メーカー: バンダイ
  • メディア: おもちゃ&ホビー
はじめてのタロット

はじめてのタロット

  • 作者: 鏡 リュウジ, 荒井 良二
  • 出版社/メーカー: ホーム社
  • 発売日: 2003/06
  • メディア: 新書
タロット占い

タロット占い

  • 作者: Mahou
  • 出版社/メーカー: 新星出版社
  • 発売日: 2006/12
  • メディア: 単行本

タロット占いの秘密―カバラの秘教術

  • 作者: 辛島 宜夫
  • 出版社/メーカー: 二見書房
  • 発売日: 1974/10
  • メディア: 単行本
タロットカードの不思議

タロットカードの不思議

  • 作者: 西条 晧矢
  • 出版社/メーカー: 新風舎
  • 発売日: 2006/09
  • メディア: 単行本

タロット占い事典

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 東京堂出版
  • 発売日: 1987/10
  • メディア: 単行本
↓劇中に登場した地名編

バイカル湖 (1968年)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ラテイス
  • 発売日: 1968
  • メディア: -

バイカル湖の民話

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 恒文社
  • 発売日: 1994/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
バンコク・チェンマイ・プーケット生活ガイド

バンコク・チェンマイ・プーケット生活ガイド

  • 作者: タイ現地生活文化会
  • 出版社/メーカー: データハウス
  • 発売日: 2003/01
  • メディア: 単行本
るるぶタイ―バンコク プーケット サムイ チェンマイ スコータイ (’07)

るるぶタイ―バンコク プーケット サムイ チェンマイ スコータイ (’07)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: JTBパブリッシング
  • 発売日: 2006/12
  • メディア: 大型本

ギリシア・エーゲ海―アテネ・ミコノス島・サントリーニ島・クレタ島

ギリシア・エーゲ海―アテネ・ミコノス島・サントリーニ島・クレタ島

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: JTBパブリッシング
  • 発売日: 2006/08
  • メディア: 単行本

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