SSブログ

原田真二『Feel Happy 2007 ~Debut 30th Anniversary~』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは2007年にリリースされたアルバムである。しかしこれはタイトルにもあるように、彼のデビュー30周年記念としてリリースされたものであって、1978年に発表された彼の1st.アルバムをリマスターをし、更に、アルバムには未収録だった2曲のシングル曲の追加と、デビュー曲と追加されたシングル2曲の新録音を収録したものである。(記念盤とは言っても、実はリマスターとボーナストラックの収録である。一応、新録音が2曲ありますが...)

ちなみに、彼のデビューは1977年であって、1st.アルバは1978年に発表されている。また、彼はデビューから3個月連続でシングルを発表するという前代未聞の形でデビューしている。また、1978年に発表された本オリジナル・アルバムは、オリコンのアルバム・チャートで、初登場1位という快挙を初めて達成したアルバムである。(現在では、1位獲得アルバムはこのスタイルが当たり前になっているが、史上初の快挙ということで、歴史に残るアルバムである。尚、現在では初登場1位で1位は1週のみというのが多いが、本アルバムは4週連続1位を達成している。)

収録曲は、以下の全15曲である。(オリジナル版は全11曲であり、後ろに4曲を追加している。)『ビギニング』『Curtain Rise』『Sports』『キャンディ』『Plastic Doll』『Good Luck』『風をつかまえて』『てぃーんず ぶるーす』『High-Way 909』『ANGEL FISH』『黙示録(The Revelation)』『シャドー・ボクサー』『タイム・トラベル』『てぃーんず ぶるーす 2007』『タイム・トラベル 2007』。

シングルとしてリリースされている曲は、『てぃーんず ぶるーす』と『キャンディ』であったが、追加収録された『シャドー・ボクサー』によって、彼のデビュー三部作が揃ったというのは価値のあることである。(ベスト盤では実現していたが、オリジナル版で実現したことで、デビュー当時の彼の世界にたっぷりと浸れることになるので、ベスト盤での実現よりもはるかに価値がある。)また、追加された『タイム・トラベル』は4枚目のシングルであるが、本アルバム発表後の初のシングル曲である。

尚、後ろ2曲には曲名に「2007」と入っているが、この2曲が新録音である。デビュー時から30年という歳月が流れていることで、同じ曲でもまた違った味が出ているので、オリジナル版と聴き比べるというのもお楽しみの一つである。

昔の名盤が新たな魅力を追加して再登場するというのは嬉しいのは言うまでもないが、欲を言うと、三部作の3曲は全て新録音したものも欲しかったですね。(『キャンディ』の新録音が無い。)この点がマイナス点になっているものの、本アルバムの歴史的価値が下がるものではない。日本の音楽史に残るアルバムが装いも新たに帰ってきたということで、これは手元に置いておくべきアルバムと言うことが言える。じっくりと聴き込みましょう!

 

Feel Happy 2007~Debut 30th Anniversary~

Feel Happy 2007~Debut 30th Anniversary~

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: FOR LIFE MUSIC ENTERTAINMENT,INC(PC)(M)
  • 発売日: 2007/10/24
  • メディア: CD


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

フィリップス・ヘッドホンマラソン第1回 SHE3580シリーズ(SHE3584) [ETC.(その他)]

今回に参加することにしました。ということでレポートを記すが、全体的に辛口で記している。評価については5点満点で行っているが、「0.5」という中途半端な数字は用いないことにする。(これを用いると、実質的に10点満点での評価と変わらなくなり、5点満点での意味がくなるため。)また、最低は「1」、最高は「5」とする。

最初に届いたものは「SHE3584」であった。資料によると、SHE3580シリーズの一つであって、5色がラインナップされていて、下一桁の数字の違いとして型番になっているというものである。

また、小売参考価格は980円程度と記されていた。(安所は900円でお釣りがあるようですね。高い所は1000円では買えない。)所謂、ローエンド・モデルである。
SHE3584_0.jpg

カタログ・データを拾っておくと、周波数特性は12~23500Hz、出力音圧レベル102dBとあるが、インナイヤータイプであれば、耳に対する入れ方で下の方のf特は大きく変わることになり、また、上限の方も人間の耳の特性、及び再生機器のスペックから20kHzを越えるような数字は余り意味がない。(要するにf特は、デジタル時代の現在では余り意味を持たないものになっていると言うことである。)端子はごく普通のものでクロム・メッキ、ダイナミックドライバー口径は8.5mm、コード長は1.2m、質量は9.6g、付属品は3種類のイヤーキャップだけということで、これを収納するケースも附属していない。

また、左右対称であるため、左右どちらの耳にも入ってしまうため、「L」と「R」をチェックする必要がある。が、その文字が小さくて見づらいという欠点がある。

続いて「開封」をする。が、いきなり大きな問題に出くわし、これが欠陥商品であると認識することになった。というのは、容器が余りにも酷いのである。店頭陳列用としては悪くはないのだが、購入後、ユーザーが開封するということは全く考えられていない欠陥容器としか言いようが無い。透明樹脂の容器であるが、開封するには裏側にある指が入る切口からミシン目に沿って切り開くことになるのだが、ミシン目が途中までしか入っていないため、ミシン目のシュウタンまで切り開いても中身は取り出すことが出来ないのである。で、めくった樹脂をちぎろうとしても、それなりの厚さがあるのだちぎることが出来ず、ハサミかカッターナイフが必要になる。ということで、ユーザーのことを全く考えていない不親切な欠陥容器であった。(物を取り出した時点で、悪印象ばかりしか無いことに...)

 SHE3584_2.jpgSHE3584_1.jpg

音質はということになるが、最初にちょっとしたトラブルがあった。というのは、再生を始めたら、左右の音が混じり合ってしまい、差信号のような中域の無い変な音が聞こえたのである。こういうことは端子部の接触不良が原因ということが多いので、端子部を何度か触っていると、まともになった。(対処方法が分からないと、不良品と思ってクレームをということになるでしょうね。)

音の方は、安物にありがちなドンシャリ系であって、それなりに広域と低域は出ているが、中域にメリハリがなく、長時間聴いていると付かれる音である。特に、女性ボーカルではカーテンの向こうで歌っているように感じられてしまって、音が出ているだけと言ったら良い。

また、ロック系では低域が籠もってしまうこともあって、低域が出過ぎていて、バランスが悪すぎる。多少は耳への入れ方を工夫することで抑えられるが、実に使いづらい。

一方、以外と相性がよかったのはインスト系の音楽である。クラシック音楽は聴いていないが、サントラ盤のスコア集であれば、それなりに聴くことが出来る音であった。

ということで、評価をまとめると、梱包、容器について「1」、付属品について「1」、説明書は文字が小さく「1」、使い勝手「1」、音質「1」、信頼性「1」、値段「2」、デザインは好みがあるが「3」、ということにしておきます。で、総合判定は「1」、980円を想定しているというが、これでも暴利みたいなものであって、妥当な価格は100均ショップでの販売価格である100円でしょうね。(100円ならば外れても諦めが付きます。)

まあ、持っていたものが壊れてしまった場合など、出先でどうしても必要になった場合に、他にこれというものも無く、仕方なしに買うというのであれば別であるが、1000円近いお金を出して購入するような代物ではないですね。

初回がいきなりハズレという代物だったため、次回のものは今回よりも良い評価となるのが眼に見えているが、ダメなところはダメとして、辛口で記すことにします。(が、初回からハズレだったということで、フィリップスに対するイメージが三流というものになってしまっただけに...)

 

↓一応拾っておきますが...

PHILIPS Music colorsシリーズ インイヤーヘッドフォン パープル SHE3584/98

PHILIPS Music colorsシリーズ インイヤーヘッドフォン パープル SHE3584/98

  • 出版社/メーカー: Philips
  • メディア: エレクトロニクス


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

IAN NORTH『MY GIRLFRIEND'S DEAD』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは、パワーポップ・バンドであったMILK 'N' COOKIESを率いていた彼が渡英し、アメリカに帰国した1980年に発表したソロ・アルバムである。(ソロ・アルバムということでは2枚目になる。)彼は、アメリカ・NYのパンク・ムーヴメント、そしてイギリスのパンク・ミュージックに深く関与していたミュージシャンであるため、ソロとしてもパンク色が色濃く反映されたサウンドを聴かせている。(但し、'80'sも中盤になると、シンセサイザーを使ったエレクトリック・サウンド(所謂「エレポップ」)に染まっていくことになりますが...)

収録曲は、オリジナル版では全10曲であったが、2008年に再発された時に4曲のボーナス・トラックが追加されて、現在は全14曲となっている。収録曲は以下の通りである。『Remember My Name』『The Naked City』『Living With The Jet Set』『We're Not Lonely』『Twenty Five Years』『Model's World』『My Girlfriend's Dead』『Son Of G.I. Joe』『Interview With The Vampire』『Youth In Asia』。(以下、ボーナス・トラック)『Romance』『Only Love Is Left Alive』『Sex Lust You』『White Gardens』。

お薦め曲としては、アルバム・タイトル・ナンバーでもある『My Girlfriend's Dead』と、『The Naked City』『Twenty Five Years』『Youth In Asia』という所をピックアップしておく。

特にヒットした曲は生まれておらず、'80年という時代では、既に「ポスト・パンク」として登場下様々な音楽でさえ既に淘汰されており、時期的には遅かったという内容のアルバムになってしまったのだが、出来の方は決して悪くはない。(要するに、「遅すぎた」という言葉がピッタリになってしまった、と言うことである。)

パンク・ミュージックに触れたという方であれば、一応チェックしておいた方が良いのではないか、というアルバムであるが、後に彼はシンセサイザーをバリバリに使ったエレクトリック・サウンドに変貌するが、そういう時代の彼のファンにとってはされた方が良いかも...

 

My Girlfriend's Dead

My Girlfriend's Dead

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Repeat Records
  • 発売日: 2008/10/20
  • メディア: CD

マイ・ガールフレンズ・デッド

マイ・ガールフレンズ・デッド

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ヴィヴィッド
  • 発売日: 2006/11/08
  • メディア: CD

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

ケータイ刑事銭形雷14話[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]

銭形雷」の第14話「わたしの色気でとろけなさい! ~新人女優殺人事件」の「裏ネタ編・増補」の2回目となる今回は、劇中に登場した「イエデン刑事マニアル」の元ネタである「ケータイ刑事マニアル」について、「劇団こまわり」の元ネタになった「劇団ひまわり」について、ちゃんがこれをやらないかと言われた「代役」について、そして「イエデン刑事小銭形パイ」はこうなったということで「打ち切り」について記します。

また、BS-iの本放送時に記した記事は2006/4/2付けで、MBSでの放送時に記した[改訂版]は「ここをクリック」(ここにはBS-i本放送時に記した記事へのリンクもあります。)してご覧下さい。

ケータイ刑事マニアル」:2005年3月に学習研究社から発売になった「ケータイ刑事」シリーズの解説本である。(「銭形零」の最終回間近という時期でした。)尚、「マニアル」とは、「『マニア』になれる『マニュアル』」という意味の造語であって、「マニア」と「マニュアル」を掛けている。(如何にも「ケー刑事」らしい発想である。)

内容は、「銭形愛」から「銭形零」に関するものであって、全エピソードの紹介をはじめ、、泪、の3人のインタヴューを含むグラビア、主なスタッフ、出演者のインタヴューなどである。尚、「銭形愛」に関しては全エピソードだけであった。

本家四姉妹の物語が、全て画像入りで、1話1ページ(前後編の物語(でそれぞれありましたね。)は2ページを使っている。)で記されているので、ドラマを見ていなければ予習になり、見ていればおさらいにもなるというものである。

尚、「ケータイ刑事」ファンであれば持っていて当たり前という本である。(持っていなければモグリですね。)

また、現在では第2巻(「ケータイ刑事マニアル2」)も発売になっている。こちらは「」「」「」のエピソード・ガイドと3人のインタヴューなど、そして「M2」「M1」と本家四姉妹の物語の簡単なおさらいなどである。尚、発売になったのは2009年9月であって、「銭形命」の終了間近という時期であった。そのためか、「銭形命」のエピソードガイドに関しては2話で1ページというように簡単になっているのと、物語によっては放送された内容と部分的に違った内容が記載されている。(「銭形零」の時はそういうことは無かったので、これは発売時期の設定を誤ったとしか言いようがなく、酷いところでもあった。)また、の前後編や3話、4話を使った物語は4話のものは2ページに、それ以外は1ページにまとめられているというように、本家の時と比べると手抜きがある。

それにしては、四女・は含まれていないので、分家四姉妹が中心になっているものとしては中途半端としか言いようがないものになってしまった。→こういう所も、丹羽Pが賞味期限切れになってしまったことを証明する事例の一つである。

劇団ひまわり」:児童劇団として知られている劇団であって、数多くの子役タレントが所属していて、数多くのドラマや映画に出演している。また、出身者の中には、第一線で活躍している俳優/女優、更には声優たちがいる。

設立されたのは1952年であって、本部は渋谷にある。また、本部内には「シアター代官山」という劇場を所有しており、大阪には「シアターぷらっつ江坂」という劇場を所有している。

ちなみに、現在はハリウッド・スターにもなった渡辺謙や真田広之も子役時代に所属していた。それ以外でもそうそうたる顔ぶれが所属していた。(書き始めるときりがないので、細かいことは省略する。)一応、「ケータイ刑事」出演者では、柳沢慎吾、岡本信人が出身者である。(銭形ーズで子役から活動している3人()は所属していない。)

代役」:舞台劇、映画、TVドラマなどで、役を演じることになっていた役者が、何らかの理由によってその役を演じることが出来なくなってしまった場合、その役を代わりの役者が演じることになるが、その代わりの役者のことを言う。尚、英語では一般的には「Substitute」と言うが、映画では「Double」或いは「Stand-in」と言うこともある。尚、舞台の場合では稽古中であれば、一部の役を代役が演じて稽古をするということも珍しいことではない(スケジューの都合で全ての練習に参加できないことはよくあることである。)が、この稽古中の代役俳優のことは英語では区別していて、「Understudy」と言う。

よくあるのは、演じていた俳優が事故に巻き込まれたり、急病で入院した場合、或いは急逝した場合など、またはその俳優が何らかの不祥事を起こして謹慎したり、逮捕されたりした場合などがある。(この物語では後者の理由と言うことになる。)

尚、映画やドラマのアクション作品の場合には、アクション・シーンの撮影の時だけ、スタントと称してアクション専門の俳優(「スタントマン」と呼ばれる)が演じるということがあるが、これも「代役」の一種である。この場合は危険度が高い、高度なアクションを要求されるなどの理由であって、安全面への配慮や、より本格的なアクションが出来るためである。で、これは当たり前のように行われていることである。

また、このことが転じて、日常生活でも、ある役割に決まった人が何らかの理由によってその役割を果たせなくなった場合、その代わりにその役割を務める人のことを「代役」と言うようになった。(英語では一般的に「Substitute」と呼ばれている。)

この物語では、主演の大林しのぶが逮捕されてドラマ「イエデン刑事小銭形パイ」に出演できなくなってしまったため、その代わりをということでは「代役」という言い方は間違っていない。(が、結果的に打ち切りとなってしまい、代役の必要はなくなってしまいましたが...)→2代目ということにして(例えば)「イエデン刑事小銭形ポイ」とでもするのであれば、その主役は「代役」には該当しなくなる。

打ち切り」:続いているものを終わりにすること、中止することである。英語では「Break」または「End」と言う。テレビ番組の場合は、視聴率低迷によって番組が打ち切られるということは珍しいことではない。また、雑誌では不人気のために連載記事が打ち切りになるということはよくあることである。(特に、漫画雑誌の連載漫画ではよくあることである。)

打ち切りられるにはそれなりの理由があるが、もっとも多いのは不人気のためということである。それ以外では不祥事があった場合(例えば、段組でやらせが発覚したり、出演者が不祥事を起こして場合など)、社会情勢の変化による場合などがある。また、舞台公演の場合では、主演俳優の事故や急病によって打ち切られる場合もある。(公演開始前であれば代役を立てられるが、公演が始まっていると代役も立てられず、打ち切られるのが一般的である。)

この物語では、主演が逮捕されたということでの打ち切り決定ということであったが、これは当然でしょうね。

 

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

ケータイ刑事マニアルBOOK

ケータイ刑事マニアルBOOK

  • 作者: テレビライフ編集部
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2005/03
  • メディア: 単行本
ケータイ刑事マニアルBOOK〈2〉

ケータイ刑事マニアルBOOK〈2〉

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2009/08
  • メディア: 単行本

前略、劇団ひまわり様

  • 作者: 砂岡 周二
  • 出版社/メーカー: 鹿砦社
  • 発売日: 2000/03
  • メディア: 単行本
↓これは代役専門俳優(実は泥棒)が主人公という作品でした。
七色いんこ (1) (秋田文庫―The best story by Osamu Tezuka)

七色いんこ (1) (秋田文庫―The best story by Osamu Tezuka)

  • 作者: 手塚 治虫
  • 出版社/メーカー: 秋田書店
  • 発売日: 1997/03
  • メディア: 文庫
七色いんこ(1) (手塚治虫漫画全集 (341))

七色いんこ(1) (手塚治虫漫画全集 (341))

  • 作者: 手塚 治虫
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1994/04/12
  • メディア: コミック

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。