SSブログ

「若親分」(その2) [映画(邦画)]

今回は、シリーズ初年の1965年に製作された2本(シリーズ第1作と第2作)についてです。

シリーズ第1作若親分
作品データを記しておくと、1965年の大映京都の作品であって、時間は86分、原案は紙屋五平、監督は池広一夫、脚本は高岩肇と浅井昭三郎の2人、撮影は武田千吉郎、美術は加藤茂、音楽は小杉太一郎である。そして出演は、市川雷蔵、朝丘雪路、藤村志保、三波春夫、山下洵一郎、成田三樹夫、佐藤慶、山田吾一、原泉、石黒達也、水原浩一、杉田康、伊達三郎、杉山昌三九、寺島雄作、浜世津子、桜京美、たちである。

時は1905年、日本は日露戦争の勝利で湧いていた中。南条組の親分・辰五郎が殺された。全国から親分が集り、葬儀が盛大に行われる。その中には辰五郎の息子・武もいたが、彼は海軍少尉の軍服姿で出席していた。それから数ヶ月が流れ、南条組の二代目の襲名披露が行われる。組を継いだのは辰五郎の息子の武であった。その中で、辰五郎を殺した犯人の滝沢組の巳之助の姿もあった。一悶着あった、武が巳之助の右手首を叩き落し、父の仇を取った。それから武は、父が贔屓にしていた桃中軒雲右衛門を招き、追善興業を行おうとする。しかし、伊蔵のイカサマ賭博によって、興行権を取られそうになる。皿に、父・辰五郎の殺害で背後で糸を引いていたのが太田黒だということが分かり、武は巳之助を訪ねてわびを入れると、単身で大田黒の所に乗り込んでいった...

任侠映画としては、物足りなさを感じるのだが、東映の任侠映画を忘れると、こういう作品もあっていいと感じられる作品である。また、シリーズ全8作はこの物語が最初にあってのものであるために、本シリーズを見るのなら、最初に見ておくべき作品である。

シリーズ第2作若親分出獄
作品データを記しておくと、1965年の大映京都の作品であって、時間は87分、監督は池広一夫、脚本は浅井昭三郎と篠原吉之助の2人、撮影は本多省三、美術は西岡善信、音楽は鏑木創である。そして出演は、市川雷蔵、朝丘雪路、坪内ミキ子、山田吾一、戸田皓久、水原浩一、千波丈太郎、神田隆、内田朝雄、石黒達也、伊達三郎、守田学、伊東光一、寺島雄作、沖時男、高倉一郎、浜田雄史、木村玄、津田駿、嵐三右衛門、たちである。

前作の続きの物語。大田黒を斬ったことで刑務所に入っていた武だったが、大正天皇御大典の恩赦によって6年ぶりに出所して戻って来る。が、大浜は大きく変わっていて、今では九州の新興ヤクザ・中新門組が政界の実力者・堀越伝三郎の庇護を受けて好き放題をやっていた。南条組の直次郎も中新門に殺されていた。が、武が戻って来たことで南条組は、直次郎の仇をと盛り上がる。しかし武は「堅気になる」と言って仇討ちに乗り出さない。そして口入業を始めようとする。しかし、中新門が黙っておらず、武の口入業を妨害する。そんな中、武の海軍時代の同期生・竹村大尉が訪ねて来て、海軍上層部に汚職が起こり、その中心人物が堀越伝三郎だと伝える。武は堀越失脚を狙って動き出すが、その動きを知った堀越は中新門組を使って潰していく。武は話し合いのために中新門の事務所へ行くが、多勢で挑発的な中新門に、遂に怒り爆発、決闘となる。海軍で身につけた戦法を使い、中新門を倒した武は堀越を訪ねると斬り捨てた。そして武は、竹村たちが用意した船で大陸へ旅だって行った。

「堅気」ということを口にして、渡世の世界を捨てたことを貫く主人公ということで、任侠映画らしくない展開で進んで行くが、一度決めたことを貫くということでは、これもある意味では任侠映画らしい所である。周囲の人物が主人公を渡世の世界に戻そうとするが、それには乗らない主人公。で、突然、昔の仲間が現れて、海軍の汚職事件と繋げてしまうのは凄い所であり、この荒唐無稽な所が面白い所である。お馴染みの東映の任侠映画ではこういう展開は無いだけに、なかなか面白い所であり、大映の独特の雰囲気のある作品でした。(が、東映の任侠映画がよいという方には、気が抜けてしまうのもまた事実でしょうね...)

 

↓ビデオですけど...

若親分 [VHS]

  • 出版社/メーカー: 大映
  • メディア: VHS

若親分出獄 [VHS]

  • 出版社/メーカー: 大映
  • メディア: VHS
↓雷蔵関係を...
雷蔵、雷蔵を語る (朝日文庫)

雷蔵、雷蔵を語る (朝日文庫)

  • 作者: 市川 雷蔵
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社
  • 発売日: 2003/09
  • メディア: 文庫
完本 市川雷蔵

完本 市川雷蔵

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ワイズ出版
  • 発売日: 1999/10
  • メディア: 大型本
市川雷蔵

市川雷蔵

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 三一書房
  • 発売日: 1995/12
  • メディア: 単行本
市川雷蔵出演映画作品ポスター集―粟田宗良コレクション

市川雷蔵出演映画作品ポスター集―粟田宗良コレクション

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ワイズ出版
  • 発売日: 1999/08
  • メディア: 単行本

2014年・W杯の開催都市決定 [スポーツ]

2010年の南アW杯の予選も佳境に入り、まもなく出場国が決定し始めるという段階になったが、その次の2014年のブラジルW杯の開催都市が発表されました。12の開催都市は以下の通り。

リオデジャネイロ、サンパウロ、ブラジリア、ベロオリゾンテ、クイアバ、クリチバ、フォルタレザ、マナウス、ナタール、ポルトアレグレ、レシフェ、サルバドール。

ということなので、各都市について簡単に調べてみたのと、思うことを少し記しておきます。

リオデジャネイロ:調べるまでもなく、ブラジルを代表する大都市であり、2016年の夏季五輪の開催都市として立候補していることからも、世界的にも何かと注目されている都市でもある。ブラジル南東部に位置し、ブラジル最大の港湾都市であり、1960年にブラジリアに遷都されるまでのブラジルの首都である。人口は約600万人、観光資源も豊富。ということで、開催都市になるのは当然ですね。

サンパウロ:南東部の内陸部にあるブラジル最大の人口(約1100万人)を誇る都市であり、世界で見ても、南半球の都市では最大の人口の都市である。ブラジルの経済の中心都市であり、世界都市となっているだけに、開催都市になるのは当然ですね。

ブラジリア:中部の高原地帯に位置する都市で、リオデジャネイロから遷都するために計画的に建設された行政計画都市であり、市街地の形がジェット機の形をしていることは有名である。人口は約250万。1960年からブラジルの首都となり、今日に至っているが、この都市建設のための多額の負債が'80年代に何かと影響を与えることになった。首都ということを考えたら開催都市になるのは当然という気がするが、行政都市であるだけに、イメージには合わないのですけどね...

ベロオリゾンテ:南東部の高原地帯にある都市で、人口約240万人。ミナスジェライス州の州都であり、鉱業、金属工業の中心都市となっている。地理的なこと、経済的なことを考えると、開催都市になるのは順当な所でしょうね。

クイアバ:ブラジル中西部の内陸都市で、地理的には南米大陸のほぼ真ん中に位置する。人口は約50万人。パンタナール自然保護区への玄関都市であり、観光資源が多い都市である。尚、日本の地図で簡単に発見できなかったのだが、それは「クヤバ」と表記されていたためでした。地理的な配慮から選ばれた都市と言う所ですかね?

クリチバ:南部のパラナ州の州都であり、高原地帯に位置する内陸都市。ブラジル南部では最大都市であり、人口は約170万人。都市計画の話になると、その成功例として名前が挙がる都市であり、国連・人間居住会議(1996年)では「世界一革新的な都市」として表彰されている。また、日本とも繋がりの深い都市でもある。地理的なこと、都市の規模、知名度を考えても、順当なところですね。

フォルタレザ:東部セアラー州の州都で、1500年にスペインの探検家・ビセンテ・ヤーニェス・ピンソンが上陸したことで知られている都市である。大西洋岸の港都市で、現在は商工業都市になっている。人口は約250万人。地理的、経済的にも順当なところですね。

マナウス:北西部のアマゾナス州の州都であり、アマゾン川の河港都市である。アマゾン川の河口から1700kmの一にあるが、標高が35mと低いこともあって、外洋船の遡航終点都市でもある。人口は約170万人で、天然ゴムの集積地としてアマゾン上流の交通、流通の要衝都市である。地理的、経済的にも開催は当然といった都市ですね。

ナタール:北東部のリオグランデ・ド・ノルテ州(南米最北東端のサン・ロケ岬がある州)の州都で人口は約80万人。石油産業と観光資源の多い都市である。また、熱帯に属するということで、トロピカル・フルーツの生産も盛んに行われている。経済的には豊かであるだけに、開催都市に選ばれたと考えるのが普通ですかね?気温が高いのが気になる所である。

ポルトアレグレ:ブラジル最南端に位置するリオグランデ・ド・スル州の州都で、グアイバ川左岸に位置する港町である。人口は約140万人、南部・農牧業の中心都市であり、農産物加工工業が盛んな都市でもある。また、サッカーにおいてはインテルナシオナルとグレミオの本拠地でもあることを考えると、これも順当なところですね。

レシフェ:北東部のペルナンブーコ州の州都で、大西洋岸の港湾都市であり、オランダ領ブラジル時代では首都だった都市であり、当時は奴隷貿易の拠点の1つでもあった。17世紀半ばからは製糖業の中心都市となって発展し、ヨーロッパへの空路・海路の要地となっている。人口は約150万人。カーニバルでも有名な都市であり、開催都市になるのも順当なところでしょう。

サルバドール:北東部バイーア州の州都である。ブラジルでは古い都市であり、1549年から1763年まではブラジルの首都となった都市である。市の正式名称は「サン・サルヴァドール・ダ・バイーア・デ・トードス・オス・サントス」ということで、「バイア」または「バイーア」と呼ばれることも多い。人口は約290万人で、ブラジルではサンパウロ、リオデジャネイロに次いで3番目に多い都市である。総合的に見ても開催都市になるのは当然といったところでしょうね。

ところで、開催都市にならなかった都市としていくつか名前が浮かぶ都市がある。アマゾン川の河口の港湾都市ベレン(人口140万)や西部のリオブランコ(人口30万)、三角州にあるサンルイス(人口100万)などは立候補していたと思うのだが、落選ということなんでしょうね。特にリオブランコは、地理的なことを考えると開催しても良いと思うのだが、経済規模(人口)から小さいということなのでしょうか?また、有名な港湾都市であるサントスは、有名なサッカーチームがあるが、実質的にはサンパウロの外港になっているだけに、サンパウロと近すぎる(約60km)ことを考えると、開催都市にはなり得ないと思っていました。

ブラジルは国土が広大であり、12の開催都市の距離も大きく、中には3000kmを越える所もある。予選各組では、そこまでの長距離移動となるようなことは避けるでしょうが、ブラジル大会では、試合会場の移動というコンディショニング作りにも大きな敵があるということですね。(とは言っても、その前に2010年の南ア大会が先ですけど...)

 

B21 地球の歩き方 ブラジル 2008~2009 (地球の歩き方)

B21 地球の歩き方 ブラジル 2008~2009 (地球の歩き方)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2007/11/03
  • メディア: 単行本

ビジネスガイド ブラジル (ビジネスガイド)

ビジネスガイド ブラジル (ビジネスガイド)

  • 作者: ジェトロサンパウロセンター
  • 出版社/メーカー: ジェトロ(日本貿易振興機構)
  • 発売日: 2002/12
  • メディア: 単行本
少年サッカーからW杯まで―目からウロコのサッカー論 (文春新書)

少年サッカーからW杯まで―目からウロコのサッカー論 (文春新書)

  • 作者: 泉 優二
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2002/05
  • メディア: 新書
FIFAワールドカップブック―Official licensed product

FIFAワールドカップブック―Official licensed product

  • 作者: キア・ラドネッジ
  • 出版社/メーカー: 日刊スポーツ出版社
  • 発売日: 1998/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

ケータイ刑事銭形愛20話[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]

2回目となる「銭形愛」の第20話「聴くと必ず死ぬレコード ~呪いの賛美歌殺人事件」の「裏ネタ編」は、劇中に出てきた歌手である「千昌夫」「越路吹雪」「島倉千代子」についてと、この事件の被害者・大澤征二の名前の元ネタとなる「小澤征爾」について記します。

尚、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

千昌夫」:1947年、岩手県生まれの演歌歌手。1965年に「君が好き」で(歌手)デビューをして、現在も現役歌手として活動している。(キャリアは40年以上ということになる。)1966年に発表した「星影のワルツ」が1967年になってから大ヒットとなり、ビッグ・スターとなる。(最初、「星影のワルツ」はA面ではなくて「君ひとり」のB面のカップリング曲であったが、ヒットしだすと、これをA面にして再発した。→大ヒット曲って、このように最初はB面の曲だったというのが結構あります。)また、1977年に発表した「北国の春」が1979年になってから大ヒットとなり、彼としては2曲目のミリオン・ヒットとなる。この2曲は彼の代表曲であり、その後は大ヒット曲は生まれていない。(が、演歌の世界では、ミリオン・ヒットが1曲あれば食っていける、と言われているが、彼は2曲のミリオン・ヒットがあるだけに...)

また、1970年に仙台市内に10万坪の土地を購入し、これが東北新幹線が通ることから10倍に跳ね上がったことから、不動産業に進出し、不動産会社を設立、バブル期には歌手活動を休止して、不動産業に専念した。が、バブル崩壊によって経営破綻した。(多額の借金が出来、「借金王」と呼ばれるようになった。)で、1991年に歌手としての活動を再開し、今日に至っているが、再開後は特にヒット曲はなく、「星影のワルツ」「北国の春」というかつての大ヒット曲によって支えられている。

五代さんが「警視庁の千昌夫」と呼ばれているということになっているが、五代さんは不動産業に手を出して、多額の借金を背負っているようには思えないので、歌のことで呼ばれているだけでしょうね。

越路吹雪」:1924年、東京生まれのシャンソン歌手であり、女優としても活動していた。1980年に56歳でこの世を去った。宝塚歌劇団に所属していて、退団後、ミュージカルを中心とした舞台女優となり、歌手としてシャンソンを歌い、日本において、シャンソンの女王と呼ばれるように、日本のシャンソン界を代表するシンガーとなった。

1935年に宝塚音楽学校に合格して入学、(同期に月丘夢路、乙羽信子、東郷晴子、大路三千緒といった名前がある。)1937年に宝塚歌劇団に入団、1939年に初舞台、男役として活躍し、1951年に退団し、ミュージカルへの出演とシャンソンを歌うようになる。

代表曲としては「ラストダンスは私に」「愛の讃歌」ラストダンスは私に」「サン・トワ・マミー」「ワン・レイニー・ナイト・イン・トーキョー」「ろくでなし」「雪が降る」「メランコリー」「ビギン・ザ・ビギン」などがある。特に、シャンソンにおいては、現在でも作詞家として活動している岩谷時子(当時は彼女のマネージャーだった。)の訳詞によって歌った数々のヒット曲が余りにも有名であり、有名な曲はたいてい彼女が歌っている。

・19話」の劇中で曲名が出た「サン・トワ・マミー」も岩谷時子の訳詞による越路吹雪の歌った大ヒット曲であり、今回の物語に出てきた「ろくでなし」も余りにも有名な曲であり、多くのアーティストたちがカヴァーしていることでも知られている名曲である。

島倉千代子」:1938年、東京生まれの演歌歌手。1954年にデビューをしているため、キャリアは半世紀を超える超ベテラン歌手である。デビュー曲は「この世の花」(同名タイトルの映画主題歌でもある。)で、1955年にダブル・ミリオンとなる大ヒットを記録し、一躍スターの仲間入りを果たす。1957年には「東京だヨおッ母さん」がヒットし、映画化されて主演も務める。その後もコンスタントにヒット曲を連発し、テレビ放送黎明期の昭和30年代はアイドル的な存在として大人気を獲得し、'70's前半までは出した曲が次々とヒットを記録している。'80'sになると、大ヒットとなる曲は少なくなるが、それでもコンスタントにヒット曲を発表し続け、1988年の「人生いろいろ」は久しぶりの大ヒットとなる。

また、1975年には実印を貸してしまい、数多くの知らない人の借金の連帯保証人にされていて、巨額の借金を背負うことになってしまい、1977年にも連帯保証人が失踪し、多額の借金を背負い込むことになった。→この物語に名前が出た千昌夫との(歌手ではないもう一つの)共通点でもあり、ネタとしてはなかなか凝っている所でもある。

また、この物語に登場した「愛のさざなみ」は1968年に発表した曲であり、これまでの歌とは違う世界に足を踏み入れて、新たな一面を見せることになった曲であり、大ヒットを記録している。

小澤征爾」:1935年、満洲・奉天(現在の中国・瀋陽市)生まれの指揮者であり、現在はウィーン国立音楽劇場の音楽監督である。(2010年に退任することが発表されている。)

満州から引き上げ、中学卒業後に指揮を学び、短大卒業後に渡。1959年に第9回ブザンソン国際指揮者コンクールで第1位となり、多数に客演するようになる。また、カラヤンやバーンスタインとの出会いがあり、師事する。1961年にニューヨーク・フィルハーモニック副指揮者になり、またNHK交響楽団に招かれ、指揮者となるが、俗に言う「小澤事件」があって、以後の活動を日本では行わないことにして海外での活動に専念することになる。1964年にはトロント交響楽団音楽監督、1970年にサンフランシスコ交響楽団音楽監督、1973年にボストン交響楽団音楽監督に就任。(2002年までの長期間務める。)2002年にウィーン国立歌劇場音楽監督となり、現在に至る。(2007年に、2010年にウィーン国立歌劇場音楽監督の退任が発表されている。)

尚、息子の小澤征悦が2008年のNHK大河ドラマ「篤姫」で西郷隆盛を演じていて、ちゃん(あおいさん)と共演している。

 

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

↓それぞれいくつか。

千昌夫 全曲集

千昌夫 全曲集

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ
  • 発売日: 2005/10/26
  • メディア: CD

千昌夫全曲集

千昌夫全曲集

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ
  • 発売日: 2008/10/08
  • メディア: CD

千昌夫 ベスト&ベスト

千昌夫 ベスト&ベスト

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: プルーク
  • 発売日: 2008/06/02
  • メディア: CD

星影のワルツ

星影のワルツ

  • アーティスト: 千昌夫,白鳥園枝,横井弘,斉藤恒夫,馬場良
  • 出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ
  • 発売日: 2006/12/06
  • メディア: CD

エッセンシャル・ベスト 越路吹雪

エッセンシャル・ベスト 越路吹雪

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2007/08/22
  • メディア: CD

ゴールデン・ベスト

ゴールデン・ベスト

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2002/06/19
  • メディア: CD

CD&DVD THE BEST 越路吹雪(DVD付)

CD&DVD THE BEST 越路吹雪(DVD付)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2005/06/29
  • メディア: CD

越路吹雪 ベスト&ベスト

越路吹雪 ベスト&ベスト

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: プルーク
  • 発売日: 2008/07/01
  • メディア: CD

島倉千代子ゴールデンベスト

島倉千代子ゴールデンベスト

  • アーティスト: ボビー・サマーズと彼のグループ
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2008/05/21
  • メディア: CD

島倉千代子ゴールデンベスト

島倉千代子ゴールデンベスト

  • アーティスト: 西條八十,西沢爽,野村俊夫,中山大三郎,山崎ハコ,杉紀彦,里村龍一,星野哲郎,吉岡治
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2006/05/24
  • メディア: CD

島倉千代子 ベスト&ベスト

島倉千代子 ベスト&ベスト

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: プルーク
  • 発売日: 2008/07/01
  • メディア: CD

人生いろいろ/愛のさざなみ

  • アーティスト: 浜口庫之助,なかにし礼,中山大三郎,コロムビア・オーケストラ,スタジオ・オーケストラ
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント(株)
  • 発売日: 1992/08/21
  • メディア: カセット

「幻想」&「巨人」 小澤征爾・サイトウ・キネン・オーケストラ~ [Blu-ray]

「幻想」&「巨人」 小澤征爾・サイトウ・キネン・オーケストラ~ [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: NHKエンタープライズ
  • メディア: Blu-ray

NHKクラシカル 小澤征爾 ベルリン・フィル 「悲愴」 2008年ベルリン公演 [Blu-ray]

NHKクラシカル 小澤征爾 ベルリン・フィル 「悲愴」 2008年ベルリン公演 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: NHKエンタープライズ
  • メディア: Blu-ray

ベスト・アルバム / 小澤征爾

ベスト・アルバム / 小澤征爾

  • アーティスト: 小澤征爾,関屋晋,サイトウ・キネン・オーケストラ,ボストン交響楽団,ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,パリ管弦楽団,ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団,フランス国立管弦楽団,シュトゥッツマン(ナタリー)
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2002/03/27
  • メディア: CD


ケータイ刑事銭形泪25話(2nd.12話)[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]

銭形泪・2nd.12話」(通算では25話)の「千里眼を持つ女 ~全てをお見通し殺人事件」の「裏ネタ編」も4回目となるが、今回は劇中で綾小路波子が口にした警察を批判した言葉から「税金」について、「税金泥棒」について、「検挙率」について、「国家権力」について記すことにします。

尚、約2年11ヶ月前のBS-iでの再放送時に記した本編について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

税金」:租税として収められる金銭のことを言う。国や地方公共団体がこれを原資として事業を行ったり、各種行政サービスを行うのに用いる。尚、英語では「Tax」、ドイツ語では「Steuer」、フランス語では「Impot」、イタリア語では「Tassa」、スペイン語では「Impuesto」という。

現代社会では、「税」は金銭で納めることになっているため、「税金」と言われる。(相続税などにおいて、場合によっては物品で納める場合もあるが、基本的には金銭で納める。)昔は金銭ではなくて、労役、または物品で租税を納めることになっていた時代もある。(例えば、律令制度の下での「租庸調」は収穫された農作物や布、海産物や鉱産物を物納していた。また、中国(魏や晋)では1年に20日の土木事業に従事する労役があった。)

税の歴史は、ある意味では国民の反乱と国家滅亡の歴史でもある。古代では主に労役という形での税が中心であり、様々な巨大建築物は、国民の税としての労役によって築き上げられてきたといっても良い。(奴隷の強制労働も、見方によっては労役による税と言うことが出来る。)中世以降では、労役や物納するものの軽減などを求めて、農民たちが反乱を起こしたというのは幾つも例があり、イギリスのピューリタン革命やフランス革命はその代表的なものである。

近代国家が成立して、お金が流通するようになると、租税は物納から金銭で納められるのが一般的に変わり、それが今日に至っている。

尚、租税を賦課することを「課税」といい、徴収することを「徴税」といい、課税された税を納めることを「納税」と言う。また、租税は、納税方法の違いから「直接税/間接税」、課税する組織の違いから「国税/地方税」、使い方に関しての用途限定の有無によって「普通税/目的税」など、いくつかの異なった観点から区別することができる。

税金泥棒」:税金の無駄遣いをしていたり、公務員が仕事サボっていると言われる言葉である。特に公務員に対しては中傷する言葉の代表的なものになっている。ということなので、税金として集められた金銭を強盗のように直接奪うものではない。

公務員であっても給与所得者であるため、一定の休みがあるのは当然である。しかし、民間企業と違っているのは、その給与は税金から支出されるため、税金を納めた人からすると、就労時間内に少しでもサボっていると、感情論となって、このような発言が繰り返されることになる。

が、憲法十五条に「公務員を選定し、及びこれを罷免することは、国民固有の権利である。」「すべて公務員は、全体の奉仕者であつて、一部の奉仕者ではない。」という条文がある。ここで「奉仕」とは、身を削って誰か他者のために働き尽くすこと、報酬を求めず、また他の見返りを要求するでもなく、無私の労働を行うこと、という意味である。(公務員も国民であって、一般国民と同等の権利があるといって、憲法の他の条項を重要視するが、十五条の条文を軽視するのは理屈に合わないことである。)これらを考えると、現在の日本の公務員給与は、日本という国がとんでもない巨額の財政赤字を抱えていることを考えると、大幅にカットするべきであり、それをしないのは政治家が憲法を遵守していないと言っても良い。そもそも、巨額の赤字を出している民間企業であれば、給与カットは当たり前に行われることであり、それが国家には当てはまらないというのは、誰でも納得出来ることではない。

検挙率」:「検挙」とは、捜査機関が事件について捜査を行い、犯人を特定して被疑者として管轄警察署に連れてくることを言う。「逮捕」と混同されているが、「逮捕」は身柄を拘束することであり、「検挙」よりも意味としては狭い。(「検挙」は逮捕することなく、単に取り調べを行っただけでも含まれる。)尚、英語では「Arrest」と言う。

尚、検挙された、逮捕されたから全て有罪という訳ではない。十分な証拠が揃わなかったとか、軽微なことなので起訴されない事件(所謂「不起訴」というものです。)も多数ある。

「検挙率」は捜査機関が捜査を行った全件数の中で、実際に「検挙」が行われた割合のことである。刑事ドラマでは、ほぼ100%に近い数字になっているが、現実の世界はそうはならない。実際は捜査が難航し、迷宮入りとなって検挙されないまま公訴時効を迎える事件があったり、捜査過程で被疑者を特定しても、その被疑者を検挙するまでもないような軽微な事件では、被疑者に対して厳重な注意を与えるだけで、検挙しないしないという事件もある。(前者に対しては、大抵ニュースで伝えられる、一方、後者は、例えば近隣の家とのちょっとしたトラブルが起き、110番通報によって警察官が出動したが、口頭注意でその場をとりまとめて終わりにした場合などが該当する。)

国家権力」:国家が一定の領域(所謂「領土」と呼ばれる領域のこと)と人民(国民)を統治しているが、その統治を行う際、排他的な統治権を有する政治団体や政治的共同体、国家組織が持っている力であり、他者を制裁を伴って従わせることが出来る強制的であり、正統的に認められている権力のことである。これらは普通は組織化された国家組織が有しているものであり、その組織が法律を盾にして(正統的に)実行される。警察による「逮捕」というのも国家権力によって行われるものである。

が、一般的に言われる「国家権力」とは、上記のようなものであるものの、特に、十分な説明が行われていなかったり、法律を逸脱するような行いによって強制的に従わせようとする行きすぎたものに対して、それを揶揄する場合に使われることが多い言葉である。

尚、英語では「The Power Of The State」または「National Power」と呼ばれる。

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

↓参考まで

これだけは知っておきたい「税金」のしくみとルール

これだけは知っておきたい「税金」のしくみとルール

  • 作者: 梅田泰宏
  • 出版社/メーカー: フォレスト出版
  • 発売日: 2008/05/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

日本の税金 (岩波新書)

日本の税金 (岩波新書)

  • 作者: 三木 義一
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2003/08/21
  • メディア: 新書

図解でわかる税金のしくみ (入門の入門)

図解でわかる税金のしくみ (入門の入門)

  • 作者: 須田 邦裕
  • 出版社/メーカー: 日本実業出版社
  • 発売日: 2007/05/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

裸の刑事(デカ)―史上最低の犯罪検挙率19.8%の現場 (別冊宝島Real (033))

裸の刑事(デカ)―史上最低の犯罪検挙率19.8%の現場 (別冊宝島Real (033))

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2002/04
  • メディア: 単行本

国家権力の解剖―軍隊と警察

  • 作者: 色摩 力夫
  • 出版社/メーカー: 総合法令
  • 発売日: 1994/08
  • メディア: -

戦争と権力―国家、軍事紛争と国際システム

戦争と権力―国家、軍事紛争と国際システム

  • 作者: ポール・Q. ハースト
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2009/02
  • メディア: 単行本

近世国家の権力構造―政治・支配・行政

  • 作者: 大石 学
  • 出版社/メーカー: 岩田書院
  • 発売日: 2003/05
  • メディア: 単行本

国家権力の誕生 (1951年)

  • 作者: 藤間 生大
  • 出版社/メーカー: 日本評論社
  • 発売日: 1951
  • メディア: -

自由と国家権力 (1970年) (社会科学ゼミナール〈47〉)

  • 作者: K.v.ラウマー
  • 出版社/メーカー: 未来社
  • 発売日: 1970
  • メディア: -

国家権力の解剖

  • 作者: 市川 亀久弥
  • 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
  • 発売日: 1992/02
  • メディア: -

戦後日本の国家権力 (1960年)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 三一書房
  • 発売日: 1960
  • メディア: -


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。