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ENGELBERT HUMPERDINCK『GOLD』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは2005年にリリースされた2枚組のベスト盤である。1950年代から活動を続けている彼であるが、50年を超えても現役シンガーとして活動しているところは凄い所である。そんな長いキャリアのある彼のベスト盤はこれまでにも多数リリースされている。しかし、これぞという様なベスト盤が無いのもまた事実である。が、そんな中、デビュー50年を前にしてリリースされた本ベスト盤は、最もチャート成績の良かった時代(1967年から1976年に発表した13枚のスタジオ・アルバムからの選曲である。)に発表したアルバムから選曲しているということで、22曲ずつを2枚のDISCに収めた実に嬉しいベスト盤となっている。

DISC 1の収録曲は以下の22曲である。『Release Me』『There's A Kind Of Hush (All Over The World)』『This Is My Song』『There Goes My Everything』『Take My Heart』『My World (Il Mondo)』『The Last Waltz』『A Place In The Sun』『Two Different Worlds』『Am I That Easy To Forget』『Everybody Knows (We're Through)』『A Man Without Love』『Can't Take My Eyes Off You』『Spanish Eyes』『Quando Quando Quando』『Wonderland By Night』『What A Wonderful World』『By The Time I Get To Phoenix』『The Shadow Of Your Smile』『Les Bicyclettes De Belsize』『Let Me Into Your Life』『The Way It Used To Be』。

続いてDISC 2の収録曲は以下の22曲である。『I'm A Better Man (For Having Loved You)』『Winter World Of Love』『Cafe』『A Time For Us』『My Marie』『We Made It Happen』『Love Me With All Your Heart (Cuando Calienta El Sol)』『Just Say I Love Her』『Sweetheart』『Santa Lija (Sogno D'Amore)』『When There's No You』『Another Time, Another Place』『Too Beautiful To Last』『In Time』『I Never Said Goodbye』『I'm Leaving You』『Love Is All』『Free As The Wind』『Catch Me I'm Falling』『Precious Love』『This Is What You Mean To Me』『After The Lovin』。

DISC1が主に'60'sに発表された曲で、DISC 2が'69年の後半の曲を含む'70'sの曲という構成になっている。ということで、彼の全盛期である時代の曲を年代順に聴いていくことが出来るため、資料としての価値も高いアルバムになっている。(こういうベスト盤というのはそれだけで価値がありますからね。)

お薦め曲は、'60's後半という彼の全盛期のヒット曲が殆ど網羅されているDISC 1を中心にということになるが、これぞという曲ばかりで絞ることが出来ないため、特にピックアップすることは止めておくことにする。(DISC 1は全てお薦めです。)尚、DISC 1の時代ではアメリカよりもイギリスでのヒットが、DISC 2の時代にはイギリスよりもアメリカでのヒットの方が大きかっただけに、イギリス/アメリカでの代表曲をそれぞれ収めている、ということも言えるベスト盤でもある。

キング・オブ・ロマンスと呼ばれた彼の全盛期のボーカルをたっぷりと堪能出来るだけに、ボーカル・ファンにとってはたまらないベスト盤であって、手元に置いておきたいアルバムである。それにしても、実に幅広く聴かせてくれますね。じっくりと味わいましょう。

 

Gold / ENGELBERT HUMPERDINCK

Gold / ENGELBERT HUMPERDINCK

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Hip-O Records
  • 発売日: 2005/04/26
  • メディア: CD


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MM-9 -MONSTER MAGNITUDE-#7 [ドラマ]

全13話の中間点となった今回の物語であるが、完全に「M」のことは忘れ去られたごくありふれた社会人の(仕事上の)日常を描いた物語となっていました。(今回の物語は(「も」?)おそらく評判は悪そうですね。)しかし、公務員にスポットを当てた本作としたら、怪獣/怪人が毎回登場する某巨大ヒーローや某変身ヒーローのように方が余りにも現実離れしている異常世界であるだけに、そう頻繁に「M」は登場しないという現実を考えたら、こういう方がリアルと言うことになりますね。→民間企業ならともかく、公務員がこのようだと、事業仕分けがどうのという現在ならば、気特対も仕分けされて、縮小と判定されそうですが...

朏が4対4の合コンに出席している。が、これは朏の友人がセッティングしたものであって、人数合わせのために仕方なく参加したものだった。そんな朏に興味を示した男がいて、朏に話しかけてくる。その男は氷室真琴という男であって、自分も人数合わせのために参加したと言って、朏に色々と話をする。適当に対処していた朏に、氷室はメールアドレスを賭けた酒で勝負をすることになった。

テキーラの飲み比べが始まり、朏と氷室は口語に飲み始める。かなり酒が回っている状態で、朏は次の一杯を飲み、氷室が飲むが、倒れてしまった。で、朏は勝利してそれっきりということになったのだったが...

翌日、激しい二日酔いで職場に現れた朏。(さくらの反応が面白い。)そんな所に、防衛省から一週間の間、研修ということで1人の男が気特対にやってくることが告げられ、その男が氷室真琴だった。ということで、まさかの再会となった氷室と朏。朏は「罰ゲームだ」と呟いていた。

氷室は朏を狙っていて、灰田をライバルと感じ取っていたが、トイレで一緒になったところで話をして、灰田はライバルではないと感じ取った。が、朏に気がある森崎は気が気で成らないようだった。

日常の情報収集作業を行っている一同。新聞記事を切り抜いているさくらと対立することになる氷室。更にオペレータの山際にも絡んでいく。そんな所に曽我部から「氷室氏はオペレータチームの仕事を誤解している」というメールが届いた。

そんな中、さくらが課長に呼ばれて、氷室の歓迎会の幹事を命じられる。「一番暇そう」と言われて押しつけられてしまったのだが、機動班の欠席は認めないとも言われる。で、仕方なく幹事となったさくらは、氷室の好みを尋ねてセッティングをしようとする。しかし氷室はそれをさくらからのアプローチと受け取り、「君と食事?それはない」と言われてしまった。メールで歓迎会のお知らせを伝えたさくらに、次々と参加するという返信が帰ってくる。しかも、引きこもりの曽我部からも出席すると帰ってきた。で、それを驚く一同だった。

研修で一時的にやってくる人がいるとか、歓迎会を行うというりはごくありふれたことである。それを描いているのだが、「M」のことは蚊帳の外になっている。一応、「M」に対して、かつては陸軍が担当していたが、敗戦で軍が無くなったために気象庁が引き継いだ、という経緯が語られていたとはいうものの、完全に日常のどこにでもあるようなことを描いた日常業務ドラマになってましたね。しかも、幹事を押しつける課長と言い、誰もが「仕方なく」ということで対応しているという所がミソでした。

ただ、引きこもりであって、職場の中に要塞基地を作っている曽我部が(業務命令で欠席は認めないとあったためとは言え)歓迎会に出席すると答えたことが、曽我部が「M」の様に扱うような後半の描き方は面白い所でした。

全体的にブラックなセンスで描かれているということで、深く考えると面白い所、ツボとなる所がたくさんあるのだが、物語としての盛り上がりは無かったですね。が、日常とは特に変化もなく、何事もなかったように過ぎていくことが多いということを考えると、何も無くただ話数を消化していったということで、「日常業務」をシニカルに描いていた物語だったと言えますね。

で、次回は今回の続きの物語となるということで、「M」はまたも登場しそうにないですね。(が、毎回新たな「M」が登場する方が異常と言って良いだけに、こういう方が自然です。→製作予算のことも考えると、「低予算」と言うことが逆にリアルさを生み出している...)

 

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  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2010/06/24
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  • メディア: DVD

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ケータイ刑事銭形雷8話[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]

銭形雷」の第8話「死ぬほどつまらない合コン! ~こいつはほんとに死んでるよ殺人事件」の「裏ネタ編・増補」の2回目となる今回は、冒頭で岡野さんがこれを使っておめかしをしていたということから、「ヘアスプレー」について、ちゃんはこれを使って岡野さんの手を縛り上げていたということから「ネクタイ」について、岡野さんが合コンのことでかなり気にしていたことから「一次会」について、「二次会」について、そして「ケー刑事」ではお馴染みである事件のこれをやっていたことから「再現ドラマ」について記します。尚、「ネクタイ」については「・20話(2nd.7話)[裏ネタ編]PART 2」で記したものをベースにして加筆しました。

尚、BS-iの本放送時に記した記事は2006/2/20付けで、MBSでの放送時に記した[改訂版]は「ここをクリック」(ここにはBS-i本放送時に記した記事へのリンクもあります。)してご覧下さい。

ヘアスプレー」:髪型を整えたり、固定するという頭髪のセットに使用する整髪料をスプレーに入れたもののことである。英語では「Hair Spray」という。

整髪料は、機能としては同じであるが、水が主成分となった液体状のもの、油成分が中心となった液体状のもの、ジェル状になったもの、クリーム状になったもの、ムース状になったものなどがある。ヘアスプレーは、液体状の整髪料を、霧状にして噴霧して髪に付けるというものであり、主に仕上げ用として使用される。整髪料の各種成分やオイル成分をアルコールを主成分とした液体に溶かした原液を噴霧用の圧搾ガスと一緒に詰め込んだものである。

尚、「ヘアスプレー」というタイトルの映画が1988年と2007年に製作されている。(2007年版は1988年版のリメイクである。また、2002年にはブロードウェイ・ミュージカルとして上演されている。)が、この作品は整髪料の「ヘアスプレー」とは特に関係なく、60年代のボルチモアを舞台にした青春ミュージカル作品である。

作品データを記しておくと、1988年版は、時間は87分、監督と脚本はジョン・ウォーターズ、撮影はデヴィッド・インスレー、音楽はケニー・ヴァンスである。そして出演は、リッキー・レイク、ディヴァイン、ソニー・ボノ、ルース・ブラウン、コリーン・フィッツパトリック、マイケル・セント・ジェラード、デボラ・ハリー、レスリー・アン・パワーズ、ジェリー・スティラー、ショーン・トンプソン、ピア・ザドラ、ジョン・ウォーターズ、ジョシュ・チャールズ、たちである。

一方、2007年のリメイク作品の方は、時間は116分、監督はアダム・シャンクマン、オリジナル脚本として1988年版のジョン・ウォーターズと2002年の舞台版のマーク・オドネルのものを元にして、脚本はレスリー・ディクソン、撮影はボジャン・バゼリ、音楽はマーク・シェイマンである。そして出演は、ジョン・トラヴォルタ、ニッキー・ブロンスキー、ミシェル・ファイファー、クリストファー・ウォーケン、クイーン・ラティファ、ザック・エフロン、ブリタニー・スノウ、アマンダ・バインズ、ジェームズ・マースデン、イライジャ・ケリー、アリソン・ジャネイ、ジェリー・スティラー、ポール・ドゥーリイ、ジョン・ウォーターズ、たちである。

尚、内容については見て頂くと言うことで、ここでは省略します。

ネクタイ」:洋服で、首、または襟の回りに巻いて、前部で結ぶ帯状の装飾用の布のことである。単に「タイ」と言ったり、「クラバット」と呼ぶこともある。ちなみに「ネクタイ(Necktie)」と言うのはアメリカ英語であり、イギリス英語では「タイ(Tie)」と言う。また、フランス語では「クラバット(Cravate)」、ドイツ語では「クラヴァッテ(Krawatte)」、イタリア語では「クラヴァッタ(Cravatta)」、スペイン語では「コルバタ(Corbata)」、ポルトガル語では「グラバッタ(Gravata)」と言う。

使用される布は絹が一般的であるが、それ以外の布を使ったものも当然の東風ながら存在する。(近年では合成繊維を使ったものまである。変わったところでは、毛糸や皮を使っているものまである。)

起源は17世紀とされていて、クロアチアの兵士がフランスを訪れた際、首に巻いていた白いスカーフとされている。この時、迎える側であったルイ14世がそれに興味を示し、それを真似たものが基本となって広がるようになった。尚、現在のような形(細長いもの)になったのは19世紀の半ばになってからである。

また、装飾用と言うこともあって、変形したものも色々と登場している。特に「蝶ネクタイ(ボー・タイ)」や「アスコット・タイ」または「ダービー・タイ」と言われるものはネクタイの変形例として広く知られているものである。特に「蝶ネクタイ」はネクタイを締めた時の結び目だけを残したものであって、19世紀中頃のイギリスで生まれたものである。一方、「アスコット・タイ」(「ダービー・タイ」)も19世紀半ばのイギリスで、アスコット競馬場に集まる紳士たちの正装として生まれたものである。

日本では、明治になってから政府が洋装を推奨したことから広がっていくことになって、一般的なものとして定着することになった。ちなみに、日本人で初めてネクタイをした人物は、ジョン万次郎とされている。

それにしても、ちゃんはこれで岡野さんの手を縛り上げていたが、紐の様に使うというのは本来の使い方ではないものの、なかなかお茶目な使い方ですね。

一次会」:各種会合(飲み会などの宴会も含む)で、最初に行われる主たる会合のことである。基本的には「一次会」と呼ぶのは何らかの会(例えば、歓迎会、送別会、披露宴、花見など)ということで行われるものであって、その会合の終了後に場所を変えて新たな会合が行われることを前提として、その新たな会合を「二次会」と言うことに対応して「一次会」と呼ばれることになる。

特に、宴会の場合は、基本的にこれがメインイベントという位置づけになるのだが、盛り上がって「二次会」「三次会」…、へというのはよくあることである。

この物語では、岡野さんはミニスカポリスたちとの合コンに何としても出席したかったが、事件解決後に連絡をすると、二次会は無くて解散してしまったことを知って岡野さんは怒っていたが、全ての会合(特に宴会)で二次会が行われるとは限りません。(一次会だけで終了というのは珍しくないことである。→翌日が休日ならばともかく、翌日の仕事に差し障るなど、その理由は色々とあります。)

二次会」:最初の会合が終わった後に、続けて開く会合のことをいう。(一応、主催者は変わることになるが、参加者は最初の会合から引き続きというのは当たり前である。)特に、その会合が宴会であった場合は、場所を変えて新たに行われる宴会のことをいう。尚、英語では「Post-Party Party」と言う。

また、最初の会合のことを後に続くことを「二次会」と言うことから「一次会」と言うことがあるが、この言い方は「二次会」があることが前提となっている。また、「二次会」の終了後に、更に場所を変えて行う会合を「三次会」と言い、更に「四次会」「五次会」「…」と言う。(とは言っても、せいぜい三次会か四次会程度までで終わるのが一般的である。)

再現ドラマ」:実際に起こった事件などの出来事を伝えるために製作されるドラマのことである。また、事件を検証するために事件の顛末を再現するものもこのように呼ばれることがある。(単に「再現」と言う場合もある。)再現しているということで、基本的にはドキュメンタリーと言うことになるのだが、テレビ(特にワイドショーなど)で放送される再現ドラマは結構な脚色が行われていたり、意図的な特定の演出が成されていることもあって、厳密には「再現」と言うことには問題があるのだが、ワイドショー番組では定番となっている。

 

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↑2007年のリメイク作品 |1988年のオリジナル作品↓

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↓参考まで

 

ネクタイの数学―ケンブリッジのダンディな物理学者たち 男性の首に一枚の布を結ぶ85の方法 (新潮OH!文庫)

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  • 出版社/メーカー: 新潮社
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男はなぜネクタイを結ぶのか (新潮新書)

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  • 作者: 出石 尚三
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/06/16
  • メディア: 新書

二次会・結婚パーティ デキる幹事の司会・段取り・演出

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  • 作者: ウエディングパーティ研究会
  • 出版社/メーカー: 西東社
  • 発売日: 2009/10
  • メディア: 単行本

成功する!結婚式二次会・パーティー 幹事と司会

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ナツメ社
  • 発売日: 2009/10/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

結婚披露宴・二次会の司会―はじめての人もこれ一冊でOK!

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 新星出版社
  • 発売日: 2002/06
  • メディア: 単行本


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