SSブログ

ENYA『WATERMARK』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1988年に発表された彼女の2nd.アルバムである。'80's後半はワールドミュージックの台頭があって、世界各地の特有の音楽にも注目されるようになったが、アイルランドでは彼女のサウンドに注目され、瞬く間に大きなヒット曲を生み、ヒーリング・サウンドが大きく注目されることになる。本アルバムはその代表的なアルバムとして知られている彼女の出世作である。そして世界的なヒット曲『Orinoco Flow』が収録されていることでも知られているアルバムである。しかし本アルバムは世界で800万枚以上のセールスを記録する大ヒット・アルバムになったが、彼女の本国アイルランドでは特に大きなヒットにならなかったのは不思議なところである。ちなみに、本アルバムのチャート成績は、スイスでは1位、イギリスとスウェーデンでは5位、豪州では8位、アメリカでは25位を記録している。

収録曲は以下の全12曲である。『Watermark』『Cursum Perficio』『On Your Shore』『Storms In Africa』『Exile』『Miss Clare Remembers』『Orinoco Flow (Sail Away)』『Evening Falls』『River』『The Longships』『Na Laetha Geal M'oige』『Storms In Africa II』。

この中からシングル・カットされたのは全部で4曲である。最初のシングルが『Orinoco Flow (Sail Away)』であって、アイルランドで1位を獲得したのをはじめ、オランダ、スイス、スウェーデン、イギリスでも1位を獲得する大ヒットになり、ドイツでは2位、アメリカでは最高位24位を記録している。続く『Evening Falls』は本国アイルランドで3位を記録、『Storms In Africa』はアイルランドで最高位12位を記録している。4枚目のシングルの『Exile』は特にチャートインはしていない。

お薦め曲は、彼女の出世作である『Orinoco Flow (Sail Away)』が筆頭に来るのは当然であり、誰も異論はないでしょう。が、それだけではなく印象的なオープニングを飾る『Watermark』、彼女のボーカルを堪能出来る『Storms In Africa』と『Miss Clare Remembers』、そして『River』という所をピックアップしておく。

本アルバムは、実は派手な多重録音を行っていることでも知られているが、そういう高い技術に支えられた美しいサウンドが幻想的な世界を構築することに成功し、「癒し」という言葉を広く知らしめることになっただけに、本アルバムは新しい文化を創り上げたと言うことが出来るアルバムである。'90'sにはヒーリング・ミュージックが注目されることになるが、それらも全ては本アルバムのヒットがあってこそのものである。

それだけに本アルバムは、音楽史の中に置いても重要なアルバムであり、その癒しの効果と共に無くてはならないアルバムと言うことが出来る。よって、手元に置いておきましょう!!

 

Watermark

Watermark

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Reprise / Wea
  • 発売日: 1989/01/10
  • メディア: CD

ウォーターマーク(SHM-CD)

ウォーターマーク(SHM-CD)

  • アーティスト: エンヤ
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2009/03/04
  • メディア: CD
ウォーターマーク

ウォーターマーク

  • アーティスト: エンヤ,エンヤ
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 1989/02/23
  • メディア: CD

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

ケータイ刑事銭形雷7話[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]

銭形雷」の第7話「美しいものが勝つ! ~銭形雷VS黒いバラ」の「裏ネタ編・増補」の3回目となる今回は、この物語の登場人物の仕事に関してということで、「昆虫学者」について、「ビデオ・ジャーナリスト」について、そして「中華料理店」について、この物語の元ネタになっている「映画『コレクター』」について記します。

尚、BS-iの本放送時に記した記事は2006/2/13付けで、MBSでの放送時に記した[改訂版]は「ここをクリック」(ここにはBS-i本放送時に記した記事へのリンクもあります。)してご覧下さい。

昆虫学者」:昆虫学の研究をする人のことである。「昆虫学(Entomology)」とは、昆虫に関する学問であり、様々な観点からの研究が行われている。(動物学的な研究はもとより、様々な応用研究まで含めると、実に幅広い学問となる。応用範囲の例としては、生理学、遺伝学、生態学、医学などにまで及んでいる。)

よって、「昆虫学者」と言うと、それらの研究を行っている人全てということになるが、普通に「昆虫学者」と言うと、動物学的な観点での研究者のことを指す。(所謂、「昆虫博士」の延長線上に位置するもののこと。)また、そのような昆虫学者は分類学的な研究を行っている学者が多い。→特定の種に対して「美」を感じるというのは良くあることで、この物語の黒いバラのように「蝶」に対して「美」を感じる人というのは多いですね。

尚、昆虫学者のことは英語では「Entomologist」と言う。

ビデオ・ジャーナリスト」:「ジャーナリスト」とは、新聞、雑誌、ラジオ、テレビなどのメディアを通して、時事的な問題の報道や批評、解説を行う仕事に関係している人のことである。(新聞記者やルポライターなどは典型的なジャーナリストである。)

従来のジャーナリストの活躍の場は活字媒体が中心であったが、ビデオカメラの小形高性能化によってテレビ放送レベルの画質が簡単に得られるようになったことから、1990年代になってから新たなジャーナリストとして登場したのがビデオ・ジャーナリストであって、自ら取材対象を撮影を行い、その後に編集し、ナレーションを入れた映像作品として時事的な問題の報道や批評、解説を行うジャーナリストのことである。最初はテレビの報道番組に登場して取り上げられる程度であったが、ニュース専門放送局の登場により、その活動の場は増えていくことになった。また、21世紀になると、テレビを中心とした放送メディア以外にも動画の利用が広がり、インターネットでの動画利用が更に普及すると、Youtubeなどのネット動画を使っての発信も行われるようになった。

ある意味では現代風らしいジャーナリストであるということが出来る。但し、一部のものは「やらせ」「でっち上げ」ということで、後に捏造疑惑が語られるというものも増えていて、内容の信頼性に関しては全く信用できないものも混在している。(→三流週刊誌と同様のものまで生まれているということになるが、そういうまがい物が登場するようになったということは、世間に広く認知されたという証でもある...)

中華料理店」:「中華料理」とは「中国料理」とも言うが、中国特有の料理のことである。(但し、広大な国土を持つ中国であるだけに、大別すると2つに、更により細かく分けると8つの系統に分類出来る。)但し、「中国料理」は中国本来の料理のことを指し、「中華料理」と言うと、中国料理を日本人の好みに合うように工夫された「中国風料理」のことを指すのが一般的である。

「中華料理店」とは、そのような中華料理を提供する飲食店のことである。特にラーメンや餃子はその代表的な料理として知られていて、それを扱っている店舗も非常に多い。(高級専門店からチェーン店化した店、独特の職人気質の店まで千差万別である。)

映画『コレクター』」:1965年のアメリカ映画であって、原題は「THE COLLECTOR」である。日本での劇場公開は1965年6月であった。本作はアカデミー賞に3部門(主演女優賞、監督賞、脚色賞)にノミネートされたが、いずれも受賞はならなかった。しかし、アカデミー賞は逃したものの、S・エッガーはゴールデングローブ賞のドラマ部門の女優賞とカンヌ映画祭の女優賞を受賞している。(カンヌ映画祭ではT・スタンプが男優賞を受賞しているので、揃い踏みとなった。)心理サスペンスとして知られている作品であるが、ヒッチコック監督の「サイコ」と共にサイコ・スリラーと呼ばれるジャンルの傑作中の傑作として知られている作品である。

作品データを記しておくと、時間は119分、原作はジョン・ファウルズ、監督はウィリアム・ワイラー、脚本はスタンリー・マンとジョン・コーンの2人、撮影はロバート・サーティースとロバート・クラスカーの2人、音楽はモーリス・ジャールである。そして出演は、テレンス・スタンプ、サマンサ・エッガー、モーリス・ダリモア、モナ・ウォッシュボーン、たちである。

銀行員のフレディは蝶を集めることが趣味という男で、他人との接触を嫌うちょっと変わった男である。そんな彼が賭で大金を得たことで、郊外に家を買い、様々な調度品を揃え、そこに引っ越した。そして、美術学校に通う魅力的なミランダという娘を誘拐して、強制的に同棲生活を始めた。彼は、ミランダが欲しがるものは何でも買い与えるが、監視の目だけは緩めなかった。一方、ミランダはフレディの元から脱出しようと試みることだけは止めなかった。そんな2人の奇妙な生活は続いていくが...

制作から45年が流れているが、現在のビジュアル的に見せるホラー作品とは別の恐怖をたっぷりと感じる作品でもある。サスペンスものがお好きな方であればしっかりと見ておきたいサイコ・サスペンスの古典の傑作である。

尚、1997年のアメリカ映画に同名タイトル作品がある。これもサイコスリラー作品であるが、原題は「KISS THE GIRLS」、原作はジェームズ・パターソンということで、全く関係ない別の物語である。(リメイクでもない。)

 

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

↓いくつか

応用昆虫学の基礎

応用昆虫学の基礎

  • 作者: 中筋 房夫
  • 出版社/メーカー: 朝倉書店
  • 発売日: 2000/04
  • メディア: 単行本

分子昆虫学 ―ポストゲノムの昆虫研究―

分子昆虫学 ―ポストゲノムの昆虫研究―

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 共立出版
  • 発売日: 2009/08/25
  • メディア: 単行本

最新応用昆虫学

最新応用昆虫学

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 朝倉書店
  • 発売日: 2009/05
  • メディア: 単行本

新応用昆虫学

新応用昆虫学

  • 作者: 斎藤 哲夫
  • 出版社/メーカー: 朝倉書店
  • 発売日: 1996/10
  • メディア: 単行本

森林インストラクター―森の動物・昆虫学のすすめ

森林インストラクター―森の動物・昆虫学のすすめ

  • 作者: 西口 親雄
  • 出版社/メーカー: 八坂書房
  • 発売日: 2001/05
  • メディア: 単行本

耐性の昆虫学

耐性の昆虫学

  • 作者: 田中 誠二
  • 出版社/メーカー: 東海大学出版会
  • 発売日: 2008/06
  • メディア: 単行本

民族昆虫学―昆虫食の自然誌 (ナチュラルヒストリーシリーズ)

民族昆虫学―昆虫食の自然誌 (ナチュラルヒストリーシリーズ)

  • 作者: 野中 健一
  • 出版社/メーカー: 東京大学出版会
  • 発売日: 2005/11
  • メディア: 単行本

昆虫 (小学館の図鑑NEO)

昆虫 (小学館の図鑑NEO)

  • 作者: 小池 啓一
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2002/06
  • メディア: 大型本

養老孟司のデジタル昆虫図鑑

養老孟司のデジタル昆虫図鑑

  • 作者: 養老 孟司
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2006/07/06
  • メディア: 単行本

昆虫 (ニューワイド学研の図鑑)

昆虫 (ニューワイド学研の図鑑)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2006/05/30
  • メディア: 大型本

ビデオジャーナリストの挑戦

ビデオジャーナリストの挑戦

  • 作者: 神保 哲生
  • 出版社/メーカー: ほんの木
  • 発売日: 1995/11
  • メディア: 単行本

アジアのビデオジャーナリストたち

アジアのビデオジャーナリストたち

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: はる書房
  • 発売日: 2000/07
  • メディア: 単行本

中華料理店 第6集 新版 (旭屋出版MOOK)

中華料理店 第6集 新版 (旭屋出版MOOK)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 旭屋出版
  • 発売日: 2010/01
  • メディア: 大型本

新版 中華料理店 第5集  (旭屋出版MOOK)

新版 中華料理店 第5集  (旭屋出版MOOK)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 旭屋出版
  • 発売日: 2009/02
  • メディア: 大型本

中華料理店 第4集 新版 (旭屋出版MOOK)

中華料理店 第4集 新版 (旭屋出版MOOK)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 旭屋出版
  • 発売日: 2008/02
  • メディア: ムック

レストラン・中華料理・焼肉・ラーメン (小売・サービス業 勝ち残る店はここが違う)

  • 作者: 安田 龍平
  • 出版社/メーカー: 経林書房
  • 発売日: 1998/05
  • メディア: 単行本

 

↓機会があれば見てみましょう。

コレクター [DVD]

コレクター [DVD]

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メディア: DVD

コレクター [DVD]

コレクター [DVD]

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メディア: DVD

↓こちらは同名別作品です。(サイコ・スリラーですが...)

コレクター [DVD]

コレクター [DVD]

  • 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
  • メディア: DVD


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

ケータイ刑事銭形泪35話(2nd.22話)[裏ネタ編]PART 10 [ケータイ刑事]

今週と来週の月曜夜の「名曲探偵アマデウス」は再放送もなくて、完全にお休みでした。(火曜朝の再放送はあります。また、次の新作は9/6までオアズケです。)ということで、代打の泪ちゃんです。


銭形泪・裏ネタ編」も今回からは通算で35話となる2nd.22話の「相棒を射殺せよ! ~催眠術殺人事件」に突入です。(遂に、ちゃんと高村さんという黄金コンビの最後の物語です。)この物語の「裏ネタ編」は過去にはPART 9まで記している(2009/10/18、20、21、22、24、25、27、28、29日付けで記しています。)ので、PART 10からということになります。今回はサブタイトルにある言葉から「相棒」について、「射殺」について、「催眠術」について記します。尚、「相棒」については「・19話(2nd.6話)[裏ネタ編]PART 7」で加筆したものをベースにして、「催眠術」については「・35話(2nd.22話)[裏ネタ編]PART 1」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は大作なので2つに分かれています。前編は「ここをクリック」、後編は「ここをクリック」してご覧下さい。

相棒」:何かの物事に対して、基本的に2人で行う時、組になって一緒にその作業を行う仲間、相手のことを指して言う言葉である。別の言い方としては「パートナー」「相方」などがある。また、古語では、1つの駕籠を前後で担ぐ相手(駕籠屋)のことを指している。

語源は、古語の「相棒」である駕籠を一緒に担ぐ際、二人一組になって長い棒を使って駕籠を担いでいたことから来ている。大名などが乗る大きな駕籠の場合は、担ぐのは2人ではなく、より多くの人数で担いでいたが、一般的な駕籠は2人が駕籠の前後に1人ずつ入って駕籠を担いでいる。見方を変えると、1本の棒の前後に2人の人間が立って棒を担ぎ、その間に駕籠が入るということになる。で、同じ(1本の)棒を担ぐ相手のことを「相棒」と呼び、二人一組ということから「相棒」と呼ばれるようになった。(「相棒」の「棒」はその「棒」のことであって、本当に「棒」が語源になっている。)語源からも分かるが、「相棒」と言うのは、基本的に2人組に於ける自分以外のもう1人のことを指すものである。よって、3人組以上の場合は「相棒」とは言わない。

尚、「相棒」と呼ばれるその人と自分を含めて言う場合は「二人組」「デュオ」「コンビ」「ペア」などと呼ばれていて、全て「二人一組」というものである。英語では「仲間」という意味から「Pal」や「Mate」と言ったり、「Partner」という言い方もある。尚、英語では男同士の場合は「Buddy」と言うが、それ以外の組汗の場合はこの言い方はしない。

また、「相棒」というと、「バディもの」「バディ・フィルム」「バディ・ムービー」「バディ映画」と呼ばれる作品が映画やドラマの世界には存在しているが、これらは2人組が主人公となる作品である。(本来は男同士の二人組が主人公となる作品である。(「バディ(Buddy)」とは男同士の二人組のことを指しているためである。「バディ」という言葉も「相棒」と言う意味である。)しかし、言葉とは変化していくものであって、女同士、または男女の二人組が主人公となる作品は「Buddy」とは言わなかったのだが、いつしか男女の2人組、または女同士(=女の2人組)が主人公であるものも「バディ」という言葉が使われるようになった。(ちなみに、1991年の映画「テルマ&ルイーズ」は主人公が女の2人組のロードムービーであるが、公開当時は「バディもの」と呼ばれることは全くなかったが、現在ではこの作品も「バディもの」という扱になっている。)そのため「ケータイ刑事」も現在の定義ではバディものということになる。

「バディ」という言葉を正しく適用した場合、「バディもの」と言われる作品としては、映画「リーサル・ウェポン」「48時間」、テレビドラマの「相棒」「あぶない刑事」などがある。しかし、言葉の変化によって男女の二人組が活躍する本作「ケータイ刑事」シリーズや、TVドラマと映画版の「Xファイル」、古い所では「俺たちに明日はない」までもが「バディもの」とされている。

テレビドラマの「相棒」には、「ケータイ刑事」関係者では、麻生学監督が監督として参加しているのをはじめ、ゲスト出演者も何人かが「相棒」にも出演している。しかし銭形姉妹の中では「相棒」に出演したことがあるのは「シーズン8」終了時点で、黒川芽以さん(シーズン7の第17話に出演している。)だけである。まもなくシーズン9がスタートするが、果たして銭形ーズの面々が出演することはあるでしょうか?ちなみに、「相棒」はシーズン8まで150話に達しているが、「ケータイ刑事」は7代目までで196話に達している。最近の「相棒」は1シーズンで20話ぐらいなので、「ケータイ刑事」の話数を超えるのはシーズン11になってからでしょうね...(8代目「ケータイ刑事」は誕生しそうにないだけに...)

射殺」:弓矢や銃を用いて人間や動物(主に獣の類)を射って殺すことである。尚、銃を用いて撃って殺す場合は特に「銃殺」というが、「射殺」と言うと、飛び道具を使って殺すことになる。(概念としたら「射殺」>「銃殺」と言うことになる。)英語では「Execution by sShooting」と言い、「射殺する」ことを「Shoot Down」と言う。

事件を起こして警察から追われている場合、日本ではいきなり射殺されることはない。(威嚇射撃を行うことはある。)しかし、銃社会である欧米では凶悪犯罪の場合は、既に人を殺している場合や人質を取っているような凶悪犯罪の場合は、事件を解決するために射殺される場合がある。

刑罰として「処刑」する場合では、軍関係では「銃殺」というのは一般的に行われていることであり、「銃殺」と言うと軍によって刑罰(死刑)を執行する(される)場合というイメージが強いのもまた事実である。軍が支配している国では、裁判で死刑が確定した死刑囚に対する死刑執行の方法として「銃殺」が行われる場合があるが、普通の民主国家では、射殺(銃殺)で刑を執行することはなく、絞首刑や薬殺刑、電気椅子などが一般的に用いられている。(時代を遡ると、古くは「火あぶり」「釜ゆで」「斬首刑」などによる死刑執行も行われていたが、現在ではこれらは用いられていない。)

この物語では「銃」を用いて殺そうとしているので「射殺」という言い方は適切である。一応、「銃殺」と言う言い方でもおかしくないが、「銃殺」と言うと軍によって行われるというイメージがあるだけに、「射殺」で宜しいかと...(欧米でスナイパーによる凶悪犯の射殺も「射殺」と言って「銃殺」と言わないことを考えると、やはり「射殺」というのが一般的ですね。)

催眠術」:「催眠法」と言うこともある。英語では「Hypnotism」、ドイツ語とフランス語では「Hypnose」(但し、発音は異なる)、イタリア語では「Ipnosi」、スペイン語では「Hipnosis」と言う。

催眠状態を起こさせる技術のことであり、被験者を暗示にかける技術である。この物語でも使われているが、被験者を術者が与える暗示に集中しやすい状態にして、注意を特定の所に集めさせることで暗示がかかりやすい状態(催眠状態という)にして、意識の奥底に特定の指示をすり込むことを行う。

尚、被験者が催眠状態になると、意識が薄らいでいることが多いが、この状態は睡眠状態とは異なる別の状態になっている。(睡眠状態は意識が無くなり、精神的な活動が停止した状態である。)催眠状態は、精神活動は低下しているものの、停止状態ではなく狭窄状態になっているという所が睡眠状態と大きく異なるところである。つまり、催眠状態では、多くの外界の刺激には反応しなくなるが、特定のもの(主に術者の言葉)にのみ反応する状態である。この状態では、意識が一つの事に占有されることになるため、暗示をかけられるとそれに従ってしまうことになる。

「催眠術」と言うと、この物語で早島琴が行っているように、ショー(見せ物)の一つという認識されている。(そのため、高村さんが口にした「やらせ」「茶番」という言葉が出てくるのも当然であるが、「台本」に従っているということにもなる。)

しかし、歴史的にはショーという位置づけではなく、医術の一つとして確立したものでもある。それは、18世紀後半から19世紀初頭のオーストリアの医学者・メスマーによって科学的に取り上げられて研究され、19世紀後半から20世紀前半のオーストリアの神経医学者・フロイトの研究を経て、現在では心理療法、精神療法の一つとして確立した。対象となるのは神経症や精神分裂病などの治療に効果的として利用されている。→医学の世界では「催眠法」と言う言い方が一般的であって、「催眠術」とは呼ばない。これは「催眠術」と言うと特に「術」という言葉が「魔術」の様なものという認識がされてしまい、科学的には解明できていないもの、というイメージのものとなることを嫌っているためと言われている。(医学関係者にすれば、医学として利用しているのは科学的に解明されているものであり、論理的に構築されたものである、という見解を持っている。)→「催眠法」と「催眠術」とは全くの別物である。

そういうこともあるのか、「催眠術」と言うと、この物語の早島琴のショーのようなエンタテイメントの分野では「催眠法」とは呼ばずに「催眠術」と言うのが一般的になっている。(早い話、科学的な論理が構築されているものでは無く、「手品」や「超能力」という演芸の一つという認識である。この場合は「術」という言葉の持っている神秘的な雰囲気が役立っているということになる。)

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

相棒 Season8 DVD-BOX1

相棒 Season8 DVD-BOX1

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD
相棒 season 7 DVD-BOX 1(5枚組)

相棒 season 7 DVD-BOX 1(5枚組)

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD

相棒 pre season DVD-BOX

相棒 pre season DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD

相棒 season 1 DVD-BOX

相棒 season 1 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD

ちゃん(黒川さん)出演の物語はこの中にあります。

相棒 season 7 DVD-BOX 2(6枚組)

相棒 season 7 DVD-BOX 2(6枚組)

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD

↓いくつか

フリーズ! ある日本人留学生射殺事件 (集英社文庫)

フリーズ! ある日本人留学生射殺事件 (集英社文庫)

  • 作者: 平義 克己
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1997/07/18
  • メディア: 文庫

アメリカを愛した少年―「服部剛丈君射殺事件」裁判

  • 作者: 賀茂 美則
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1993/11
  • メディア: 単行本

催眠術のかけ方―初心者からプロまで今日から使える

催眠術のかけ方―初心者からプロまで今日から使える

  • 作者: 林 貞年
  • 出版社/メーカー: 現代書林
  • 発売日: 2003/07/12
  • メディア: 新書

催眠術の極め方―瞬間催眠術を超えた伝説の技法が習得できる!

催眠術の極め方―瞬間催眠術を超えた伝説の技法が習得できる!

  • 作者: 林 貞年
  • 出版社/メーカー: 現代書林
  • 発売日: 2008/03/04
  • メディア: 新書

[オーディオブックCD] 催眠術のかけ方

[オーディオブックCD] 催眠術のかけ方

  • 作者: 林貞年/現代書林
  • 出版社/メーカー: パンローリング
  • 発売日: 2009/01/28
  • メディア: CD

催眠術完全マニュアル―あなたも催眠術師になれる!

催眠術完全マニュアル―あなたも催眠術師になれる!

  • 作者: 武藤 安隆
  • 出版社/メーカー: 日本文芸社
  • 発売日: 1995/05
  • メディア: 単行本

[オーディオブックplaywalk版] 催眠術のかけ方・極め方・極意 全集セット

[オーディオブックplaywalk版] 催眠術のかけ方・極め方・極意 全集セット

  • 作者: 現代書林/林貞年
  • 出版社/メーカー: パンローリング
  • 発売日: 2009/09/07
  • メディア: CD

完全マスター催眠術

完全マスター催眠術

  • 作者: 武藤 安隆
  • 出版社/メーカー: 日本文芸社
  • 発売日: 2001/02
  • メディア: 単行本

催眠法の実際

  • 作者: 斎藤 稔正
  • 出版社/メーカー: 創元社
  • 発売日: 1987/06
  • メディア: 単行本

七田式右脳全開催眠法[実践編]

七田式右脳全開催眠法[実践編]

  • 作者: 七田 眞
  • 出版社/メーカー: 文芸社
  • 発売日: 2007/10/23
  • メディア: 単行本

新版 催眠法の実際

新版 催眠法の実際

  • 作者: 斎藤稔正
  • 出版社/メーカー: 創元社
  • 発売日: 2009/09/08
  • メディア: 単行本


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。