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「L' ECLISSE」 [映画(洋画)]

表題の作品は1962年のイタリアとフランスの合作映画「太陽はひとりぼっち」である。この作品を急遽取り上げたのは、ミケランジェロ・アントニオーニ監督の訃報が届いたためであり、本作はアントニオーニ監督の代表作である。(昨日のイングマール・ベルイマン監督に続いて、大物監督の訃報が2日も続くなんて...今度の週末にベルイマン監督作品を改めて見ようと思っていましたが、アントニオーニ監督作品もと言うことになったら、大変だ...)

作品データを記しておくと、124分の白黒作品であり、カンヌ映画祭で審査員特別賞を受賞している。監督はミケランジェロ・アントニオーニ、脚本はミケランジェロ・アントニオーニとトニーノ・グエッラ、エリオ・バルトリーニの3人、撮影はジャンニ・ディ・ヴェナンツォ、音楽はジョヴァンニ・フスコである。そして出演は、アラン・ドロン、モニカ・ヴィッティ、フランシスコ・ラバル、リッラ・ブリグノン、ルイ・セニエ、ロッサナ・ローリ、たちである。

都会に生きる人間たちの不確かな恋愛感情を綴った作品であり、モノクロの映像が高く評価された作品でもある。ヴィットリアは証券取引所で会った下部の仲買人・ピエロという青年と恋に落ちる。肉体関係まで持った二人だったが、お互いの間に横たわる溝を感じ、無感動のまま分かれていく...

本作は人間関係の断絶というテーマを描いてきたアントニオーニ監督らしい物語であり、まさに代表作である。A.ドロンも良い演技を見せている。

最後になりましたが、ミケランジェロ・アントニオーニ監督のご冥福を心からお祈りいたします。

 

太陽はひとりぼっち

  • 出版社/メーカー: パイオニアLDC
  • 発売日: 2002/10/25
  • メディア: DVD
アントニオーニ 存在の証明―映画作家が自身を語る

アントニオーニ 存在の証明―映画作家が自身を語る

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: フィルムアート社
  • 発売日: 1999/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


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共通テーマ:映画

ケータイ刑事銭形雷39話(2nd.13話)[改訂版] [ケータイ刑事]

MBSの放送も次回が最終回となるが、今回の物語はいつもより30分繰り下がって、2nd.シリーズ第12話、通算では39話となる「BS-i初!まさかオペラ!? ~犯人はあなただ!殺人事件(後編)」の放送である。この物語は「ケータイ刑事」史上4度目となった前後編の物語の後編である。(「銭形雷」では2度目の前後編となりました。)前編は、物語の進展がゆっくりしていて、事件発生という所で終わってしまったが、それを受けての後編は、これぞ「ケータイ刑事」という展開で、前編の不満点を一気に吹き飛ばしてくれました。(理想は、前後編を続けて見ることですね。)また、早織ちゃんの歌声もなかなか良く、主題歌『明日吹く風』、挿入歌『ラブラブサンダー』と共に、サントラ盤にしっかりと収録して貰いたい所です。(今だにCDはリリースされません。「」からの未収録の音楽もたくさんあるので、「ケータイ刑事 TVシリーズサントラ完全盤」をリリースして貰いたい所です。→「」から「」までまとめると、最低でもCDは4枚には達するでしょうが、それは勿論OKです。「完全盤」という所が大事ですから...)

この記事のタイトルに「[改訂版]」と付いているのは、BS-iの本放送時に記したものをベースにして加筆を行ったためです。(BS-iの放送時に記したものはその物語が最新作であった時に記したものですが、今回は「銭形雷」全40話まで見た後なので、全体を見通した観点からも追記しています。)BS-iの本放送時に記したものと合わせてご覧頂ければ幸いです。(BS-iでの放送時に記したものは、ここをクリックして下さい。)それではいつものように、いつも以上の長文&今更ながらのネタバレありで、本編に行きます。(尚、台詞で「♪」で始まる表記は、オペラ仕立ての歌ということを意味している。)

今回は、いつものOPとは異なり、「・26話」「・1st.9話/2nd.15話」と同様にOP主題歌がなくスタートする。そうなると「銭形雷、17歳。…」というナレーションもない訳だが、「」「」ではナレーションが有ったのだが、それもないという事になりました。(「」「」は最初にナレーションがあってから主題歌でしたから、主題歌の途中でナレーションが入る「」ではこうなってしまいます。)また、提供部分のバック(BS-i放送時、MBSではテロップも被らなく、一応表示されます)もいつもと異なり、幕が下りた状態の舞台です。

パリ・オペラ座の写真をバックにタキシード姿の小林アナが登場して、「今回の「ケータイ刑事銭形雷」も前回に続いてBS-i初の ♪オペラ仕立てでお送りい~たし~ま~す~」と案内されると、登場人物が舞台に勢揃いしていて「♪BS-i初!まさかオペラ!? ~犯人はあなただ!殺人事件・後編」と、サブタイトルを歌い、開演ブザーが響き、幕が上がって物語がスタートする。

束志がギターを弾きながら「♪死体は語る、死体は語る…」と歌う。(ホワイトボードの事件の名前が前回の時から変わっていて「ケータイ刑事チーフライター林誠人変死事件」となっている。変死した丹羽Pは担架に乗せられて舞台中央で横たわっている。)続いて高村さんが「♪柴田くん」と歌いかけると、「♪あ~あ、ご苦労様です」と返す束志。雷ちゃんが「♪死因は何ですか?」と問うと「♪急性の心臓麻痺です。外傷及び薬物反応は全く見られませ~ん」と報告する。すると高村さんが「♪と言うことは、他殺の可能性はゼロ~」、束志が「♪状況から限りなく~」と返すと、雷ちゃんも「♪あ~あ、またしても呪いの仕業~」と考える。で、高村さんがDVDを持っていた3人に話を聞こう、と提案し、雷ちゃんも同意する。(ここで黒子が登場し、丹羽Pの担架を運んでいき、束志も一緒に退場。)

雷ちゃんと高村さんは最初に睦月の所に行く。が、「♪私が多聞さんを殺したなんて冗談じゃないわ~」と睦月が先に犯行を否定する。「♪でも睦月さん、あなたはDVDを見たんでしょう」と高村さん。「♪見てないわ。結局迷った末に見なかった」と証言する睦月。その理由は「♪だって私は愛犬家だもの~」(これは「・2nd.9話」に登場したネタでもあり、事実です。)これに雷ちゃんは「♪愛犬家?」「意味不明だし...」「♪繋がってないし...」と、理解に苦しむ。すると睦月は「♪知らないの?私の可愛い愛犬・プン太を」そしてプン太を呼ぶ睦月。すると犬(の着ぐるみ)が登場し、睦月と共に「♪プン太は私の生き甲斐…」と、テンポの良い曲に乗って踊り出す。(プン太も一緒に踊っている。)で、愛犬家ぶりを大いにアピールする。が、これに雷ちゃんは「♪変な人~、変な犬~」と一刀両断にしてしまった。(「恋する日曜日・3rd.26話」のラスト(地上波放送ではこの部分はカットされるでしょうが...)にも「プン太」が登場して、このネタはまだまだ続いていきそうです。)

続いて雷ちゃんと高村さんはいずみの所に移動した。いずみは椅子から立ち上がると十字を切り、両手を組んで祈り、「♪お二人は神を信じますか?」と問う。これに雷ちゃんは「♪神?」いずみは「確かに僕は ♪多聞さんを殺そうとしました」と認めるが、「♪でも、土壇場で、僕の前に神が降臨したのです」と語り、「ゴッドはセーラー服を身に纏い、機関銃を手にしていました。そしてこうおっしゃったのです。「♪一寸の虫にも五分の魂、アンドリウを殺すなかれと」」更に「お~お、まさみちゃ~ん」と続ける。(本作の本放送は2006/9/23でしたが、2006/10月から地上波のTBS系で長澤まさみ主演のドラマ「セーラー服と機関銃」が始まることになっていて、いずみはその脚本を書いているというネタです。)これを受けて雷ちゃんは「♪またまた変な人~」と理解に苦しむだけだった。

雷ちゃんと高村さんは三宅の方に移動した。二人に気づいた三宅は立ち上がるとその場を離れようとするが、雷ちゃんが三宅の手を掴み、椅子に座らせる。少し間があってから三宅は「♪ちょっと待ってくださいよ~。僕に多聞さんを呪い殺すことは不可能です」と言う。これに雷ちゃんが「♪どういうことですか?」と尋ねると「♪だって僕は、DVDを割っちゃいましたから~」と言うと「♪ほら、この通り~」と二つに割れたDVDを見せ、「♪僕は教鞭まで執っている人間ですよ、僕を慕う何万という生徒たちを裏切ることはできない。すなわち、僕に殺しは出来ないと言うことです」と犯行を否定する。すると雷ちゃんは「♪これまた変な人~」(雷ちゃんは結局3人とも「変な人」にしちゃいましたが、「ケータイ刑事」ワールドの登場人物が普通の人であるはずがありません...)

3人の事情聴取を打ち切った雷ちゃんは「♪3人とも怪しすぎるほど怪しいですよね~」と高村さんに語りかける。高村さんは「♪犯人は絶対にあの3人の中にいる。果たして誰が多聞さんを呪ったのか?」と返し、雷ちゃんが「♪呪ったのか~」と上手く繋いでくれる。高村さんは「♪覗きたい、犯人の心を~」と呟く。(事件を調べる刑事としたら、その気持ちはよく分かります。)そうしていると束志が「♪雷ちゃん、高村さ~ん」と言って姿を見せる。「♪容疑者3人の部屋から隠しカメラが見つかりました」と言って、手に3本のビデオテープを持っていて「♪最近の多聞さんはとても疑心暗鬼になっていたらしく、スタッフが自分の悪口を言っている、と思いこんで、色んな部屋に隠しカメラを隠して、こっそり調べていたみたいなんです」と報告し、「♪これがビデオです」と言って3本のビデオテープを高村さんに渡す。高村さんはビデオテープを手にすると「♪行きすぎた権力者に見られる…ヒトラーもスターリンも、晩年みんなそ~うだった」と呟く。すると「♪アンドリウ、アンドリウ」というアンドリウの歌を歌いながら、睦月、三宅、いずみが現れて「♪怖い怖い権力者~」「♪ヒトラーを超えた~」「♪スターリンも敵わぬ」「♪権力者~」「♪その名も、憎むべきは丹羽多聞アンドリウ~」とはっきりとアピールした。(ヒトラーとスターリンと言えば説明不要の歴史上の独裁者てせあるが、「・アナザーストーリー」で閣下が毎回口にした名前でもあります。)

高村さんは「そして僕らはビデオを見た。だけど…」と言うことで、隠しカメラが捉えたビデオの再現となる。(何となく、「・13話」の回想までもワンシーンというものを思い出させてくれます。)まずは睦月の部屋のビデオで、雷ちゃんが「♪睦月さんは入れたり出したり~」と確認し、束志が「♪いずみさんは裏向きで~」と確認し、高村さんが「三宅さんは割っちゃった」と確認した。で、束志が「♪まさか、誰も見ていないとは...」と呆然となる。すると雷ちゃんは「♪犯人は他にいるってことですよ~」と言う。すると高村さんが「そうか、分かった」と言い、「♪分かったから歌うよ。誰もこの僕を止められない」ということで、「レッツ・ゴー!」と叫び「バーボン刑事のテーマ」を歌い始める。(今回は、高村さんの横に雷ちゃんと柴田束志がいるトリオ・バージョンです。)

「二日酔いするぜ!」と格好良く決めて歌が終わると、雷ちゃんが「で、高村さん、犯人は?」と問う。高村さんは「ズバリ、林誠人、彼しかいない」と断言する。これに雷ちゃんは「林さん?」と納得いかない表情を浮かべる。すると「♪今日も遅刻だ、おいらは林…」と、幽霊の三角巾を頭に巻いた林が(昔の日本の)棺桶の中に立っていて、黒子がそれを引っ張りながら登場してきて、「林のテーマ」を歌いきる。で、歌い終わると胸を押さえて苦しみだした林は棺桶の中に消える。(で、そのまま黒子が棺桶を押していって退場。)

高村さんは「♪林さんは、自分と別に多聞さんも死ぬように念じたんだよ。自分が死んだ時、多聞さんも死ぬ、道連れとして」という結論を口にして「どうだい、決まりだろう」と雷ちゃんに問う。が、これに雷ちゃんは「♪でも、だとしたら、わざわざ睦月さんたちに多聞さんを殺してくれってDVDを渡すでしょうか?」と疑問を口にする。すかさず束志が「渡さないでしょうね♪渡すはず無い、渡さない~」と雷ちゃんに同調する。これに高村さんは「♪でもでも、林さんが犯人でないとすると、登場人物全員シロということになる」と言い、「犯人がいないのなら僕らがどんなに優秀でも解決できない」と続けると困ってしまって「銭形くん」と言って雷ちゃんに助けを求める。雷ちゃんもあごに手を当てながらゆっくりと移動して会議室内の様子をじっくりと眺めながら考える。そして中央にある液晶テレビを目にすると液晶テレビに駆け寄り、じっくりと見ると「そうか、そういうことか」と満面の笑顔で言う。

すると「ラブラブサンダー」のメロディが流れてきて「♪ピカピカゴロゴロ」とフルコーラスを振り付け有りで歌う雷ちゃん。(この曲、何かツボにハマるのですよね。)そして、いつしかテーブルの上に立つとラストの「♪ラブラブサンダー!」という所を3回繰り返して歌い、高村さんと束志にそれぞれ手を支えられてテーブルから降りる。そして「高村さん、今回の登場人物全員、この部屋に集めてください」と指示を出す。これに「来た来た来た高村さん!」と束志が口にする。で、雷ちゃんは「謎は解けたよ、ワトソンくん」(今回のこの台詞はとても元気がある言い方でした。)(ここでAパート終了、経過時間は16分半を回ったところでした。ということで、Bパートは9分弱となります。→でも、今回も途中にCMを入れない形にするべきだったと思います。)

会議室に3人の脚本家が集められた。(睦月の側には愛犬・プン太が偉そうに足を組んでいて、尻尾を振っている。)まずは三宅が口を開く。「♪僕たちを集めて、一体何のつもりですか~。僕たちの疑いは晴れたんじゃないんですか?」続いて睦月が「♪私、帰って「タイヨウのうた」の最終回を書かなきゃならないの~」と言う。(「タイヨウのうた」はTBS系でこの時期に放送されていたドラマであり、この物語の一週間ほど前の2006/9/15に終了しました。)すると、いずみも「♪僕だって「セーラー服と機関銃」(前出ですが、こちらは2006/10/13スタートでした。)を仕上げなきゃいけないんだよね~」と、やはり帰りたいということを口にする。3人が不満を言ったことで雷ちゃんは「♪お時間は取らせませ~ん」と最初に断る。高村さんが「♪銭形くん、本当にこの中に犯人がいるのかい?」と尋ねると、これに「♪はい、ここにはDVDの映像見て、多聞さんが亡くなることを望んだ人が確かにいます」と断言する。すると「♪誰ですか?」「♪誰なのよ?」「♪誰なんだ?」と三宅、睦月、いずみ。が、睦月が閃いたように気づき、プン太の方をちらっと見てから「いやだ」と言うと「プン太、行こう」と言ってプン太をつれて会議室から出て行こうとする。雷ちゃんは「♪睦月さん、何処に行くんですか」と呼び止めるが、睦月は「♪もう残っているのはこの子しかいないじゃな~い...」と、プン太が犯人だと睦月は思ったのでした。そして「♪プン太は犯人じゃないわ、プン太は優しい子よ」とプン太を庇う発言をして、「♪答えて、プン太~」とプン太に泣きつく。が、雷ちゃんが睦月の側にやってきて「♪違いますよ、睦月さん。プン太は犯人じゃありませ~ん」と睦月に話しかける。

すると、照明が暗くなり、雷鳴が轟き稲妻が走る。そして「明日吹く風」のメロディが流れてくると、舞台中央に立った雷ちゃんはスポットライトを一人浴び、「♪雷鳴轟く積乱雲何枚腹巻き重ねても悪のおへそは逃がさない~」と、いつもの口上を「明日吹く風」のメロディに乗せて歌い、「その名も人呼んでケータイ刑事・銭形雷。私の稲妻で」と一気に口上を口にすると、最後の「♪しびれなさ~い」はメロディに乗せて歌い、そしていつもの稲妻落としを炸裂させる。が、しびれる人物は舞台にいなかった。が、続いていつものようにしびれた人物の口から吹く煙が画面を覆う。稲妻ステッキを手にしている雷ちゃんは「♪犯人は…」(高村さんが「♪犯人は…」)再度雷ちゃんが「♪犯人は~~」と結構じらしてくれます。

そして「このドラマを見ていたあなたです」と言って稲妻ステッキを向ける雷ちゃん。これに3人の脚本家たちものぞき込み、高村さんが「どういうこと?」と問う。すると「♪思い出してみてくださ~い」と雷ちゃんは呪いのDVDが再生された時のことを語り出す。あの時雷ちゃんたちはDVDデッキをONにしたまま会議室から出て行ったということを語る。(で、モノクロ映像となり、その時の回想へ)「柴田さんからです」と携帯に着信があった雷ちゃんは会議室を一旦離れた。続いて高村さんが「♪僕一人で見るの、銭形くん、一緒に見よう」と言って雷ちゃんの後を追って会議室を離れた。(そして、カラー映像に戻ると、雷ちゃんが再び舞台に戻ってくる。)そして語る。「その後、DVDデッキからは呪いの映像が流れました」と言い、高村さんが「確かに僕たちが戻った時にはDVDは終わっていたね」と、あの時は会議室には誰もいなかったことを確認する。

雷ちゃんの説明は続く。「テレビの前のあなたはDVDの映像を見て、多聞さんが亡くなることを念じたはずなんです」と言う。が、高村さんは「しかし、視聴者がどうして多聞さんを?」柴田も「動機は何ですか?」と尋ねる。すると雷ちゃんは指を指して「動機は、多聞さんがあなたをバカにしたから...」と語る。

黒子が(西洋風のドラキュラの)棺を運んできて、蓋が開かれる。すると丹羽P(ドラキュラ風のマントをしている。→「・1st.9話」が思い出されます。)が現れて「♪視聴者なんて、どうせタダでテレビ見ているバカばっかりだから、気づきはしないよ。「ケータイ刑事」なんて適当でいいんだ」と言うと、棺の中に消えていく。(黒子が蓋を閉じ、元の方に棺を押していって消える。)すると、雷ちゃんが続ける。「「ケータイ刑事」が大好きで、毎週毎週オンエアを楽しみにしているあなたなら、そんな多聞さんの言葉に殺意を抱かないはずありません」と説明する。(ちょっと強引な説明ですが、理解できないこともないです。いや、やっぱり強引すぎると思います。)すると高村さんが「そうか、そういうことか」と納得する。雷ちゃんは「迂闊でした。私たちがテレビの前のあなたに、あのDVDの映像を見せなければ、こんなことにはならなかったのに、あなたを殺人者にさせなかったのに...」と悔いている。そして「本当にごめんなさい」と謝る雷ちゃんは深々と頭を下げた。すると高村さんも「僕も謝る。僕の責任だ」と雷ちゃんに言うと「申し訳ありません」とカメラに向かって頭を(少しだけ)下げる。雷ちゃんは「でも、殺人は殺人です」と言い「さあ、手を出してください」と視聴者に語りかけ、「高村さん、お願いします」と指示を出す。すると高村さんは「視聴者のあなた。丹羽多聞アンドリウ殺人容疑で逮捕する」と言って、手錠を手にした手を伸ばして手錠を掛けた。

幕が下りた舞台にスポットライトが当てられている。「カルメン」が流れてきて、舞台の右から雷ちゃん、左から高村さんが現れると、揃って「♪如何でしたか、今回の、ケータイ刑事銭形雷、サプライズだったでしょう、何てったって犯人が、視聴者の刑事ドラマ、テレビ界初の試みだから。BSは冒険だ!」と締めてくれました。→確かに、視聴者が犯人だ、なんていうドラマは聴いたことがありませんね。(流石は「ケータイ刑事」、やってくれます。やっぱり「BS初の○○」ということを必ずやるシリーズです。また、こういうことは分かっていても地上波では出来ないでしょうし...)

再度幕が上がると、登場人物全員が舞台上に勢揃いしている。呪いのDVDの映像に登場した3人の女性も、舞台中央の液晶テレビにその姿が映っている。で、「明日吹く風」のメロディが流れてきて、全員で歌い始める。カーテンコールということで「オペラ」仕立ての物語はこれにて終演となりました。で、キャスト、スタッフは画面下で、右から左に横スクロールということで流れました。尚、これは「・1st.9話」(公開収録)と同じ出方でした。

今回は「後編」ということで、出だしは主題歌を省いて、一気にという勢いで始まったが、こういうことにするのだったら、途中のCMを無くして(CMは最初に入れる。)一気に見せて貰いたかったところである。(「・13話」「・1st.9話」「・1st.12話」で行っているので、問題はないはずなんですけど...)また、「警視庁から入電中」と「よどむ、悪の天気」が無かったのはちょっと寂しいところでもあったが、「犯人は視聴者」という前代未聞の結末の衝撃がその寂しさを吹っ飛ばしてくれました。(でも、サブタイトルにしっかりと犯人が記されていたのですよね。)

物語の進行のテンポは「前編」と同様にスローであったが、台詞を歌にして進めるオペラだったらこれは仕方ないところでもある。ただ、前後編の2話とするには、ちょっとだれてしまった感じは否めなかった。(時間的には1話半ぐらいにまとめたらすっきりするかもしれないと思いました。特に、DVDを考えたらば...→詳しくは、ON AIR時に記した方に述べています。)が、テンポが速ければ良いとは限らないので、こういう展開の物語があることは悪くないですね。

次回はいよいよ最終回となる2nd.第14話(通算40話)「さらば友よ ~相棒の絆事件」という物語である。雷ちゃんと高村さんの別れの物語でもあり、「M2」で雷ちゃんと零ちゃんがロスの高村さんに会いに行った、とありましたが、その理由も分かります。で、歴代シリーズの最終回(「・2nd.」は22話も含む)と同様なハードな物語になります。(一応、「・2nd.22話」と「・1st.13話」のちゃん/ちゃんと高村さんとの別れの物語を復習しておきましょう。→尚、高村さんの別れの物語となる「・2nd.22話」「・1st.13話」「・2nd.14話」の監督はいずれもが佐々木浩久監督です。(五代さんとの分かれの「・26話」「・13話」「・1st.13話」「・2nd.13話」の4本は全て監督は異なっています。)→ちゃんと高村さんの別れとなる「・1st.13話(?)」も佐々木監督???)特に「・1st.13話」でのネタも出てきます。(「鑑識メモ」の後の雷ちゃんと高村さんからのメッセージは、MBSではカットされるんでしょうね...→MBSの放送では何故か「」(2nd.26話)だけはちゃんからのメッセージを流してくれましたけど...)尚、放送時間はいつもの26:15からです。

鑑識メモ。楽屋に戻った束志が横になっている。が、カメラに気づいて起きあがると「実はですね。呪いの映像を見ながら丹羽さん以外の人を思っちゃった人、今すぐ電話をしてこう言ってあげてください。「愛しているよ」って。そうすれば呪いは解けます」と、一応フォローをしてくれる。が、この後に「もう一つ「大切なこと」」と言うと「本当の丹羽さんはもっともっと怖くて悪い人ですから、皆さん、ご用心あれ」と暴露して注意を促す。が、その時楽屋の照明が消えて真っ暗になってしまう。で、驚く束志は「誰?電気消したの...」と慌てふためく羽目に...(隠しカメラで暴露したことがばれちゃったんですね...)

 

↓まもなく発売となります。

ケータイ刑事 THE MOVIE2 石川五右衛門一族の陰謀〜決闘!ゴルゴダの森 スタンダード・エディション

ケータイ刑事 THE MOVIE2 石川五右衛門一族の陰謀〜決闘!ゴルゴダの森 スタンダード・エディション

  • 出版社/メーカー: Tokyo Soft Inc.(SB)(D)
  • 発売日: 2007/08/24
  • メディア: DVD

↓今回の物語はこちらに収録されています。

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2007/05/25
  • メディア: DVD

↓歴代ケータイ刑事

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2003/05/22
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/04/23
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/10/22
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/02/25
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/06/24
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX I

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX I

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/12/23
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/01/27
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/12/22
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2007/01/26
  • メディア: DVD

↓「バーボン刑事のテーマ」が収録されています。
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック

  • アーティスト: サントラ, ナミ&チヨ
  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
  • 発売日: 2006/02/01
  • メディア: CD
↓「明日吹く風」「ラブラブサンダー」は収録されていません...
ケータイ刑事 THE MOVIE2 オリジナル・サウンドトラック・アルバム

ケータイ刑事 THE MOVIE2 オリジナル・サウンドトラック・アルバム

  • アーティスト: 小出早織/松崎しげる
  • 出版社/メーカー: BS-i
  • 発売日: 2007/02/28
  • メディア: CD
 
↓やっぱりこれを
ビゼー:歌劇《カルメン》全曲

ビゼー:歌劇《カルメン》全曲

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2006/06/07
  • メディア: DVD
ビゼー:歌劇「カルメン」

ビゼー:歌劇「カルメン」

  • 出版社/メーカー: TDKコア
  • 発売日: 2004/11/03
  • メディア: DVD
ビゼー:歌劇《カルメン》

ビゼー:歌劇《カルメン》

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2005/07/27
  • メディア: DVD
ビゼー:歌劇《カルメン》

ビゼー:歌劇《カルメン》

  • 出版社/メーカー: TDKコア
  • 発売日: 2004/08/25
  • メディア: DVD
カルメン 歌劇

カルメン 歌劇

  • 出版社/メーカー: マーキュリー・ミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1999/12/22
  • メディア: DVD
ビゼー「カルメン」全4幕

ビゼー「カルメン」全4幕

  • 出版社/メーカー: ニホンモニター・ドリームライフ
  • 発売日: 2004/11/03
  • メディア: DVD
 
↓いずみ脚本の「セーラー服と機関銃」
セーラー服と機関銃

セーラー服と機関銃

  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • 発売日: 2007/02/14
  • メディア: DVD
↓睦月脚本の「タイヨウのうた」
タイヨウのうた DVD-BOX

タイヨウのうた DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2006/12/01
  • メディア: DVD
 
↓パリ・オペラ座ということで

パリ・オペラ座―夢の聖堂の秘密

  • 作者: ミッシェル サラザン
  • 出版社/メーカー: 音楽之友社
  • 発売日: 1989/06
  • メディア: 単行本

パリ・オペラ座バレエ (1978年)

  • 作者: パリオペラ座
  • 出版社/メーカー: 大政商事出版部
  • 発売日: 1978/05
  • メディア: -

ダンサーズ・ドリーム Vol.3[ビデオ]―パリ・オペラ座の華麗な夢 (3)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: TDKコア
  • 発売日: 2003/02
  • メディア: 単行本

パリ・オペラ座のエトワール

  • 作者: ジェラール マノニ, ピエール ジュオー, コレット マソン
  • 出版社/メーカー: 新書館
  • 発売日: 1986/08
  • メディア: 大型本
↓「怖い怖~い権力者」ということで
会社の中の権力者、道化師、詐欺師―リーダーシップの精神分析

会社の中の権力者、道化師、詐欺師―リーダーシップの精神分析

  • 作者: マンフレッド・ケッツ・ド ブリース
  • 出版社/メーカー: 創元社
  • 発売日: 1998/10
  • メディア: 単行本
歴史を動かした「独裁者」―「強大な権力」はいかに生まれ、いかに崩壊したか

歴史を動かした「独裁者」―「強大な権力」はいかに生まれ、いかに崩壊したか

  • 作者: 柘植 久慶
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2003/09
  • メディア: 文庫

権力者の伝説 (1980年)

  • 作者: 平田 敬
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
  • 発売日: 1980/11
  • メディア: -

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共通テーマ:テレビ

BEST HIT USA 2007[2007/7/31] [音楽(etc.)]

いつものように「TIME MACHINE」の情報を中心にON AIR曲を記します。

「今日はいきなりゲストです」ということで、5年ぶりにこの番組に登場となるUNDERWORLDのKARL HYDEがスタジオに登場してインタヴュー開始。ON AIR曲の方は2002年の『Two Months Off』でした。で、ニューアルバムが5年ぶりに10月に発売されます。

続く話題のアーティストを紹介する「HOT MENU」のコーナーは、7年ぶりのニュー・アルバムを発表したSMASHING PUMPKINSをピックアップ。で、シングルとしてリリースされた『Tarantula』がON AIRされました。

「COUNTDOWN USA」の20位から11位までの発表、CMに続いての「STAR OF THE WEEK」のコーナーは、YELLOWCARDで、SEANとRYANの二人のインタヴューがあり、ON AIR曲は『Light Up The Sky』でした。

それに続いて「C/D USA」の10位から4位の発表があり、CMを挟んで、目玉の「TIME MACHINE」のコーナーです。今回の「TIME MACHINE」のコーナーは、7/31ということで、以下の4件が紹介されました。

1966年:ジャズ・ピアニストのBUD POWELLがニューヨークで死亡。死因は栄養失調と肺結核。享年41歳でした、1969年:ELVIS PRESLEYが4週間にわたるラスベガス公演をスタートさせる。場所は出来たばかりのラスベガスのインターナショナル・ホテルで、彼はこの公演で150万ドルを得た、1971年:JAMES TAYLORの『You've Got A Friend』が全米1位に輝く(1位にいたのは1週間)キャロル・キングのアルバム「TAPESTRY」の中に収録されている曲であるが、キャロルはシングル・カットせず、友達のJ. TAYLORが歌った方がシングルNo.1を獲得した。尚、この曲は彼が放った唯一の全米No.1ソングである、1972年:CHICAGOの初の全米No.1アルバム「CHICAGO V」がゴールドレコード獲得。このアルバムは彼らの5th.アルバムであるが、初の1枚もののあるばむであった。

また、7/31が誕生日のアーティストとして紹介されたのは以下の3人でした。HERMAN'S HERMITSのKARL GREEN(1947年生まれ)、元FLEETWOOD MACのBOB WELCH(1946年生まれ)、COLDPLAYのWILL CHAMPION(1978年生まれ)。

このコーナーからのON AIR曲は、このグループは存在だけで「TIME MACHINE」ということで、1988年のTHE TRAVELING WILBURYSの『End Of The Line』がON AIRされました。何せ、このバンドのメンバーは凄い顔ぶれですからねぇ~。(GEORGE HARRISON、ROY ORBISON、JEFF LYNNE、BOB DYLAN、TOM PETTYの5人です。)

「C/D USA」のTOP 3の発表が終わり、ラストのリクエスト曲は、1989年のZAPPの『Ooo Baby Baby』でした。そう言えば彼らのことは、「Z」で始まるグループということで頭にはあったものの、あんまり印象が無い筆者です...(笑

次回は、EPGの番組情報によると、ジャンルを超越した革新的なサウンドで注目を集めているBATTLESがスタジオに!さらに大人気のMAROON 5スペシャルインタビュー!、とのことです。

 

A Hundred Days Off

A Hundred Days Off

  • アーティスト: Underworld
  • 出版社/メーカー: Junior Boys Own
  • 発売日: 2002/09/16
  • メディア: CD
Zeitgeist

Zeitgeist

  • アーティスト: The Smashing Pumpkins
  • 出版社/メーカー: Wea Japan
  • 発売日: 2007/07/10
  • メディア: CD
Paper Walls

Paper Walls

  • アーティスト: Yellowcard
  • 出版社/メーカー: Toshiba EMI
  • 発売日: 2007/07/17
  • メディア: CD
The Traveling Wilburys Collection

The Traveling Wilburys Collection

  • アーティスト: The Traveling Wilburys
  • 出版社/メーカー: Rhino
  • 発売日: 2007/06/12
  • メディア: CD
Zapp V

Zapp V

  • アーティスト: Zapp
  • 出版社/メーカー: Reprise
  • 発売日: 1989/09/08
  • メディア: CD


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DONNA SUMMER『ON THE RADIO』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1979年にリリースされたベスト盤である。DONNA SUMMERと言えば、'70's終盤の世界的なディスコ・サウンドのブームの時期に「ディスコ・クイーン」と言われて大ヒット曲を次々と発表した伝説の存在である。本ベスト盤は、そのディスコ・サウンド全盛期に彼女が放った大ヒット曲を中心にしたシングルを集めたベスト盤であり、'70'sのディスコ・ブームを象徴するアルバムということも出来る。しかも、全16曲の内、15曲がシングル・バージョンということで、こういう構成のベスト盤というのもちょっと珍しい。(普通はロング・バージョンを中心に集めたりするものです。)が、だからこそ、ディスコ・ブーム真っ直中のサウンドがそのまま集まっていて、こっちの方がある意味自然でもある。元々はゴスペル畑で鍛えられた歌唱力のある彼女であるが、そのボーカルの力強さ、そして歌唱力の凄さは当時から30年という歳月が流れようとしているが、全く色褪せるものではない。本当に圧倒されます。

収録曲は以下の全16曲である。『On The Radio』『Love To Love You Baby』『Try Me, I Know We Can Make It』『I Feel Love』『Our Love』『I Remember Yesterday』『I Love You』『Heaven Knows』『Last Dance』『MacArthur Park』『Hot Stuff』『Bad Girls』『Dim All The Lights』『Sunset People』『No More Tears (Enough Is Enough)』『On The Radio [Long Version]』。

ラストの1曲だけがロング・バージョンであるが、だからこそ、この曲がアルバム・タイトルとしても使われていて、更に最初と最後を締めくくる形になっているのも納得できる。(『Hot Stuff』や『Bad Girls』ではなく、『On The Radio』が選ばれているというところも、アメリカのラジオから音楽が発信されていたという当時の時代を現していて、良いものである。)

この中からのお薦め曲となると、早い話全部だ、と言いたくなる。が、ここではそういう中から有名な大ヒット曲を外し、ヒットを記録しているものの、意外と知られていない『MacArthur Park』と『No More Tears (Enough Is Enough)』をお薦め曲としてピックアップしておく。(お薦め曲と言うよりも、この曲にももっと注目して欲しい、という意味合いの方が強い。)特に『No More Tears』の方は、BARBRA STREISANDとのデュエットということで大いに注目され、シングル、DONNAのアルバム、BARBRAのアルバムでそれぞれ異なるバージョンが収録されたということもあって、ディスコ・サウンドの楽曲としてだけではなく、女性ボーカル・ナンバーとしても注目された一曲である。(本アルバムに収録されているのはシングル・バージョンですが...)

'70'sのディスコ・サウンドがお好きな方にとっては、本アルバムはあまりにも美味しい曲が詰まっているので必携のアルバムであるが、'80'sや'90'sのダンス・ミュージックがお好きな方にも聴いてもらいたいアルバムである。尚、DONNA SUMMERの個人名義のベスト盤であるが、'70'sのディスコ・サウンドを代表するアルバムという認識を持って貰いたいところである。それだけ当時のS. SUMMERと言えば、土台のトップにいたクイーンでした。

 

On the Radio

On the Radio

  • アーティスト: Donna Summer
  • 出版社/メーカー: PolyGram
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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