ゴーオンジャー#2 [特撮]
3人のメンバーに2人の追加が実現して5人になる物語であるが、それ以上に'70'sヒーロー作品というように、メンバーや敵についての説明が行われたというのがポイントでした。最近は「謎」を引っ張ろうとして、その説明を語らないような凡作が横行しているが、やはりヒーローと敵については物語の始めとなる部分で、しっかりと語っておいてくれるからこと、色々と思い入れも出来るというものである。(やはり、前作での失敗点をそれなりに分析していますね。)
今回の敵の作戦というのも、'70'sヒーロー作品では、必ずと言ってぐらいに出てきた「水を汚す」というものであり、こういうスケールが大きいように見えて、冷静になって考えてみるとそんなことで地球侵略が出来るの?という抜けた所があるというものこそ、戦隊に登場する敵が行う正統派の侵略作戦である。(組織内の内部抗争とか、複数組織の入り乱れた争いは、ストーリーとしたらそれなりに面白い所もあるが、スケールが小さすぎて...)
こうなると、幼稚園バスのジャック(←これは定番中の定番です!!)とか、宝石強盗とか、そんなことで侵略が出来るの?というような定番の作戦を期待したくなる。全体を通した大きな筋を辿って行くストーリーでは、テンポの速い現代には、大河ドラマならばともかく、他の作品では時代遅れも良い所である。「戦隊」はあくまでも1話完結の物語の積み重ねであり、2クール目に新たなロボや新メンバーの追加、3クール目に新たな敵幹部の登場など、玩具を売るためのスケジュールに合わせたイベントが控えている。それだけに、1話完結の(ちょっとお馬鹿な)敵の侵略作戦を打ち破っていくという、正統派戦隊の路線を突き進んでいって貰いたいところである。そうなると、歴代戦隊のここだあそこだ、を引っ張ってきても「戦隊だから」ということになり、許されることになる。
ただ、CG全盛の現在ということもあって、CGによる描写が多用されているが、ここに関してはやはり出来が悪い。部分的には良い所もあるが、その描写が余りにも酷い所が必ず出てきているようでは、CG=悪という生賀より深くなっていくだけである。「戦隊」はやはり着ぐるみとミニチュアを駆使して作ってもらいたいところである。
現在、何度目かの「特撮氷河期」によって寒冷化が進んでいるが、「ゴーオンジャー」には少なくとも「雪解け」に向かって行く希望の光だけはあるようですね。3月末には現在唯一の希望の星である「C.ハニーTHE LIVE」が終わってしまうが、「ゴーオンジャー」が受け継いでくれることを祈るだけである。(本当に面白くなったら、かつてのように、何かBGMを選んで記していくフォーマットを復活させますが、そのようになってくれるかなぁ???)
とりあえず、第2話もDVD-RWへムーブしておきます。(酷くなっていって、呆れかえるようになったら消去すれば良いだけですし...)さて、来週は何曜日に見ることになるかなぁ???
スーパー戦隊画報―正義のチームワーク三十年の歩み〈第1巻〉 (B media books special)
- 作者: スタジオ・ハードデラックス
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2005/08
- メディア: 単行本
スーパー戦隊画報〈第2巻〉正義のチームワーク三十年の歩み (B media books special)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2006/06
- メディア: 単行本
30大スーパー戦隊超全集―秘密戦隊ゴレンジャーから轟々戦隊ボウケンジャー+獣拳戦隊ゲキレンジャー! (てれびくんデラックス 愛蔵版 スーパーV戦隊シリーズ)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/03
- メディア: 単行本
↓とりあえず、こういうのがリリースされるけど...
「THE RETURN OF THE THREE MUSKETEERS」 [映画(洋画)]
作品データを記しておくと、時間は98分、原作はアレクサンドル・デュマ、監督はリチャード・レスター、脚本はジョージ・マクドナルド・フレイザー、撮影はベルナール・リュティックである。そして出演は、C・トーマス・ハウエル、キム・キャトラル、マイケル・ヨーク、オリヴァー・リード、ジェラルディン・チャップリン、クリストファー・リー、レベッカ・デモーネイ、ジャン・ピエール・カッセル、リチャード・チェンバレン、フランク・フィンレイ、たちである。
物語は前作(「四銃士」)から20年、久しぶりに再会した四銃士たち。イギリス国王を救出せよ、という密命を受けてイギリスに渡る。が、彼らを付け狙うミレディの娘の策略によって、イギリス国王は処刑されてしまった。彼女は、フランスに戻ると枢機卿と共謀して幼いフランス国王を操ろうと企んでいたるで、邪魔な存在の銃士を付け狙っていたのだった。その陰謀を防ぐために銃士たちは立ち上がった...
「四銃士」から15年という歳月が流れていることを、「20年後」ということにした設定は、同じキャストで製作するということにおいては良く考えられた所であったが、やはり演じる4人もそれだけ年を重ねていて、アクションというこでは今ひとつである。それを補うために、四銃士の一人・アトスの息子・ラウルを登場させて、彼に花を持たせるようにしているところがポイントである。
前2作を見ていたら、やはり見ておきたい所であるが、見ていないのであればあえて見る必要はないかと...(見る場合は「三銃士」から順に見ましょう!)
↓本作はDVD化されていません。(ビデオです)
三銃士(1973) (ユニバーサル・セレクション第2弾) 【初回生産限定】
- 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- メディア: DVD
四銃士 (ユニバーサル・セレクション第2弾) 【初回生産限定】
- 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- メディア: DVD
WHAM!『MUSIC FROM THE EDGE OF HEAVEN』 [音楽(洋楽)]
収録曲は以下の全8曲である。『The Edge Of Heaven』『Battlestations』『I'm Your Man』『Wham Rap! '86』『A Different Corner』『Blue [Live]』『Where Did Your Heart Go?』『Last Christmas』。
この中からはシングル・ヒットが続々と登場しているが、『Last Christmas』は本アルバムのリリース前にシングル・ヒットを記録しており、その後再発されて再びヒットしているが、「本アルバムから」とは言えない所もあるので、除外することとする。(イギリスでは最高位2位(最初のリリース時)、アメリカでは1997年に最高位58位を記録している。)
で、イギリスでは3曲が1位に輝いている。それらは『I'm Your Man』(アメリカでは最高位3位、1986年のBillboard年間シングル・チャートでは63位)、『The Edge Of Heaven』(アメリカでは最高位10位、年間チャートのTOP 100にはランクインしていない)、『A Different Corner』(アメリカでは最高位7位、年間チャートのTOP 100にはランクインしていない)である。また『Where Did Your Heart Go?』はアメリカでシングル・カットされていて、Billboardで最高位50位を記録している。
曲数は8曲と少なめであるが、時間の方は47分ちょっとということで、1986年にリリースということを考えたら時間的には長めの方になる。
構成は、テンポの良い曲の前半と、じっくりと聴かせるバラード系の後半ということで、LPではA/B面がそれぞれ違って感じになって纏まることになっていい感じとなる。(CDでは連続してしまうために、こういう構成のアルバムをCD化すると、ちょっと冷めてしまう...)
お薦め曲は、早い話全曲である。一応、他のアルバムには収録されていない『Blue』を聴くことが出来る、というのが目玉になるが、それ以外の曲は「THE FINAL」で、一部はアレンジが違っているものの聴くことが出来るだけに...→「THE FINAL」の方が後からリリースされたが、現在では本アルバムは「THE FINAL」のダイジェスト盤というものに『Blue』をボーナス・トラックとして追加したような印象になってしまった...
本アルバムは、LPでこそ構成が素晴らしいと言うことの出来るアルバムであり、どちらかというとコレクターズ・アイテムとして持っていることに価値を感じるアルバムである。