SSブログ

「必殺!」(その1) [映画(邦画)]

懐かしの邦画ヒーローシリーズの第19弾として取り上げる作品は「必殺!」シリーズです。尚、ここでは、中村主水の登場前の作品である「必殺仕掛人」の劇場版全3作も含めて扱うことにする。よって、「仕掛人」の3作と、中村主水が看板となった「仕事人」を中心とした劇場版シリーズ7作ということになる。(3作の内、1作だけが劇場公開された「必殺始末人」があるが、これは別扱いとされていて、「必殺!」シリーズではないことにされている。→一応、最後に取り上げるつもりである。)

初回となる今回は、シリーズの簡単なおさらいです。

TVシリーズとしては1972年9月から「必殺仕掛人」がスタートして、それから約15年間にわたって、29作となる「必殺剣劇人」まで制作され、更に4年のブランクを於いて1991年10月から約半年の間、TVシリーズ第30作となる「必殺仕事人・激突」が制作された長寿人気シリーズである。

劇場版の方は、「必殺仕掛人」のTV放送が終了して間もない1973年6月に第1作が、9月に第2作が、翌年2月に第3作が劇場公開された。TVシリーズの第2作「必殺仕置人」に初登場して人気を集めた中村主水を中心とした「仕事人」のスクリーン登場は、それから10年後となる1984年まで待つことになる。で、TVシリーズの放送600回記念(約12年かかります。が、最近のドラマのように1クールでも10~11話で終了ということでは15年かかります。)として、満を持して劇場版が製作された。

それからはTVシリーズが一旦休止となる1987年まで1年に1本のペースで、都合4作が製作され、TVシリーズが復活した1991年に4年ぶりに1本が制作された。それからTVシリーズの終了を迎えると、劇場版の制作も止まったが、TVシリーズ終了から4年、1996年に「必殺!」シリーズの看板である中村主水が最期を迎える、ということで1本が制作された。ここで流石の「必殺!」シリーズも打ち止めかと思われたが、翌1997年には仕事人を大きく若返らせて「始末人」が製作された。(これは興行的には散々で、第2作と第3作はOV作品ということになった。)更に、2年後の1999年に、中村主水に変わって三味線屋の勇次を看板にして、新たな作品が製作された。現時点では、これが「必殺!」シリーズの最後の劇場版と言うことになっている。が、2007年に15年ぶりにTVスペシャルが制作された「必殺!」シリーズであるだけに、更にTVシリーズの新作が制作されることにでもなったら、新たな劇場版も生まれるかも知れませんね...

シリーズ作品のタイトルと製作年を列挙しておく。まずは「必殺仕掛人」シリーズから。

シリーズ第1作「必殺仕掛人」(1973年)、リーズ第2作「必殺仕掛人 梅安蟻地獄」(1973年)、シリーズ第3作「必殺仕掛人 春雪仕掛針」(1974年)。

次に「必殺!」シリーズは、シリーズ第1作「必殺! THE HISSATSU」(1984年)、シリーズ第2作「必殺! ブラウン館の怪物たち」(1985年)、シリーズ第3作「必殺! Ⅲ 裏か表か」(1986年)、シリーズ第4作「必殺4 恨みはらします」(1987年)、シリーズ第5作「必殺! 5 黄金の血」(1991年)、シリーズ第6作「必殺! 主水死す」(1996年)、シリーズ第7作「必殺! 三味線屋・勇次」(1999年)。

また、番外使いとする「必殺始末人」の3作のタイトルは「必殺始末人」「必殺始末人Ⅱ 乱れ咲く女役者の夢舞台」「必殺始末人Ⅲ 地獄に散った花びら二枚」であり、いずれもが1997年の作品である。(「必殺始末人」のみ単館系で劇場公開されたが、第2作と第3作は劇場未公開のOV作品である。)

次回からは、製作順にそれぞれの作品について述べていくことにします。

 

必殺仕掛人

必殺仕掛人

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • 発売日: 2008/02/22
  • メディア: DVD

必殺仕掛人 梅安蟻地獄

必殺仕掛人 梅安蟻地獄

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • 発売日: 2008/02/22
  • メディア: DVD
必殺仕掛人 春雪仕掛針

必殺仕掛人 春雪仕掛針

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • 発売日: 2008/02/22
  • メディア: DVD
 
必殺!THE HISSATSU

必殺!THE HISSATSU

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • 発売日: 2008/02/22
  • メディア: DVD
必殺 ブラウン館の怪物たち

必殺 ブラウン館の怪物たち

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • 発売日: 2008/02/22
  • メディア: DVD
必殺!III 裏か表か

必殺!III 裏か表か

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • 発売日: 2008/02/22
  • メディア: DVD
必殺4 恨みはらします

必殺4 恨みはらします

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • 発売日: 2008/02/22
  • メディア: DVD
必殺!5 黄金の血

必殺!5 黄金の血

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • 発売日: 2008/02/22
  • メディア: DVD
必殺!主水死す

必殺!主水死す

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • 発売日: 2008/02/22
  • メディア: DVD
必殺!三味線屋勇次

必殺!三味線屋勇次

  • 出版社/メーカー: GPミュージアムソフト
  • 発売日: 2001/08/25
  • メディア: DVD
 
↓「始末人」はDVD化されていません。

必殺始末人スペシャルセット

  • 出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ
  • 発売日: 1998/08/25
  • メディア: ビデオ

必殺始末人

  • 出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ
  • 発売日: 1997/09/20
  • メディア: ビデオ

必殺始末人Ⅱ~乱れ咲く女役者の夢舞台~

  • 出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ
  • 発売日: 1998/08/25
  • メディア: ビデオ

必殺始末人Ⅲ~地獄に散った花びら二枚~

  • 出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ
  • 発売日: 1998/08/25
  • メディア: ビデオ

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

「TEX」 [映画(洋画)]

表題の作品は1982年のアメリカ映画「テックス」である。当時、次代を担う若手スターとしてYA(ヤング・アダルト)スターとして注目された若手の一人であるM.ディロン主演の青春ドラマであり、YAスターよりも少し下の世代となるブラッドパックの一人であるE.エステベスも出演しているということで、結構豪華な顔ぶれが出演している作品でもある。また、YAスターが結集した「アウトサイダー」や「ランブルフィッシュ」と同様に、S・E・ヒントンの原作小説の映画化作品であるが、今ひとつ地味な印象が強い作品でもある。

作品データを記しておくと、時間は120分、原作はS・E・ヒントン、監督はティム・ハンター、脚本はティム・ハンターとチャーリー・ハースの2人、撮影はリック・ウェイト、音楽はピノ・ドナッジオである。そして出演は、マット・ディロン、ジム・メッツラー、ビル・マッキーニー、フランシス・リー・マッケイン、エミリオ・エステベス、メグ・ティリー、ベン・ジョンソン、トム・ヴァーチュー、たちである。

オクラホマ州のトゥルサ郊外に住む15歳のテックスと17歳のメイスンの兄弟。母は既に亡くなっていて、父はロデオの巡業に出ていて家に帰ってこない。兄はバスケット・ボールの選手として将来を嘱望された真面目な男で、インディアナ大に進学することを希望していた。一方、弟のテックスは兄とは逆に、少々でたらめな所がある正反対の自由な性格で、自分の馬トヨタを可愛がっていた。ある日、父がお金を送ってこないことで生活費に困ったメイスンは弟に無断でトヨタを売ってしまい、このことから兄弟喧嘩となる。その夜、友人のレムが子供の誕生を告げに来て、兄弟は祝いに行ったが、メイスンが腹痛を訴えて病院に連れて行く。その帰り道でテックスは一人のヒッチハイカーを乗せたが、その男は指名手配の男であり、銃をつきつけられるテックス。しかし彼の機転で難を逃れた。このことでテックスは町の人気者になり、ニュースがテレビに流れることになった。そのニュースを見た父が家に戻って来る。テックスはしばし幸福な日々に浸ることになったが、やがて彼は自分の出生の秘密を知り、父は実父ではないことが分かり、自暴自棄になる...

雰囲気は何処かでJ.ディーンの「エデンの東」を連想させてくれる。また、「アウトサイダー」や「ランブルフィッシュ」でもM.ディロンは同じような役を演じていましたね。それらの作品と合わせて見るのがよろしいかと...

 

↓原作はこちら

テックス

  • 作者: S.E.ヒントン, 坂崎 麻子, Susan E. Hinton
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1983/01
  • メディア: 文庫

↓本作はDVD化されていません。代わりにこれらを...

アウトサイダー

アウトサイダー

  • 出版社/メーカー: パイオニアLDC
  • 発売日: 2000/07/26
  • メディア: DVD

ランブルフィッシュ (ユニバーサル・セレクション第6弾) 【初回生産限定】

ランブルフィッシュ (ユニバーサル・セレクション第6弾) 【初回生産限定】

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
  • 発売日: 2007/12/13
  • メディア: DVD
エデンの東

エデンの東

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2007/12/07
  • メディア: DVD


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

「キ・ニ・ナ・ル!」(2/21)+深夜「アニメ枠」 [ケータイ刑事]

今回の「キ・ニ・ナ・ル!」は「築地」ということでした。また、「キ・ニ・ナ・ルもの」、「BS-iのキ・ニ・ナ・ル番組」として取り上げられたものも、これというものはなかったですね。(「東京少女」は23日からだから、来週は「公開中」ということで「東京少女」が再び取り上げられるかな?)

「キ・ニ・ナ・ル!」終了後の22:24からの「iしたい。」は「一味違う個性豊かなドラマ編」ということで、岡村アナのいつものもので、「銭形海」の次回予告と「うさもち」「探偵事務所5」、そして真希ちゃん&夏帆ポン主演ドラマということで、「銭形舞」という内容でした。(「・1話」と「・1st.話」の映像が使われている。)ところで、24日は「銭形零」であるが、本当にどの物語が放送されるのでしょうかねぇ???(この時点では、BS-iのHPでも、EPGでも、何が放送されるのか分かりませんでした。→「アニメ枠」始まる直前に分かりました。)ちなみに、その翌週の3/2は「銭形舞」で、ここでは6話の「闇の暗殺者! ~皆殺しの砦殺人事件」が放送されるようです。

続いて、深夜のアニメ枠のCMへ。まずは「逮捕FS」の始まる前に、「銭形零」の予告ということで、「1st.5話」の「さよなら、アンドリウ ~キラークイーン殺人事件」の予告が流れました。ということで、ようやく24日に放送される「銭形零」の物語が分かりました。(それにしても、真希ちゃん主演作は予告が流れないのに、夏帆ポン主演作は流れるのはどうして?)

で、登場したCMは基本的にいつもの通りで、A/Bパート間のCMのところで「銭形海」の次回予告の27秒版が流れました。

「東京少女・セピア編」の次回作「さよなら少女」の予告は、15秒版が「逮捕FS」終了後に流れました。

「CLANNAD」の方も基本的にいつもの通りであり、お馴染みの作品のDVDの宣伝とBS-iの番組の宣伝であった。で、Bパートと次回予告の間のCMの時に「銭形舞」のDVD-BOXの30秒版のCMがあり、次回予告の後には「銭形海」の次回予告の30秒版、「恋する日曜日・私。恋した」のDVDの宣伝の15秒版が最後の締めとなっていました。もここにありました。(しかし、今回は「東京少女・セピア編」の30秒版は(この枠では)ありませんでした。)

尚、その中に「AIR」のBD-BOXの宣伝があった。その時思ったのは、先日、東芝がHD-DVDの撤退を発表して次世代DVDはBDにということになったが、このソフトはBDということで、先見の明があったということが言えますね。(2006年12月の発売ですから。)

 

↓「ケー刑事」関係をいくつか

ケータイ刑事文化祭inゴルゴダの森~銭形海+THE MOVIE 2.1~

ケータイ刑事文化祭inゴルゴダの森~銭形海+THE MOVIE 2.1~

  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • 発売日: 2008/03/21
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形海 夏舞台完全版 BS初!ついに舞台だ!~超豪華!演劇者殺人事件

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • 発売日: 2008/04/25
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/01/27
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/04/23
  • メディア: DVD

↓今回はこういうものを。

うさぎのもちつき

うさぎのもちつき

  • 出版社/メーカー: ネオプレックス
  • 発売日: 2004/09/24
  • メディア: DVD

探偵事務所5”~5ナンバーで呼ばれる探偵達の物語~スペシャルBOX

探偵事務所5”~5ナンバーで呼ばれる探偵達の物語~スペシャルBOX

  • 出版社/メーカー: エイベックス・トラックス
  • 発売日: 2006/03/01
  • メディア: DVD
 
↓BDですが、先見の明がありましたね。
AIR BLU-RAY DISC BOX

AIR BLU-RAY DISC BOX

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2006/12/22
  • メディア: DVD
↓こちらはHD-DVDです。(今後、BDがリリースされるでしょうか?)
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 (HD-DVD)

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 (HD-DVD)

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/08/25
  • メディア: DVD

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その39) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「助手」である。「助手」と言うと「仕事の補助をする人」と言う意味と「大学で、教授・助教授の職務を助ける教員」という意味があるが、ここで言う「助手」は前者である。が、「007」に於いては、初期ボンドガールはそうではないが、ボンドの助手という立場のボンドガールとして「黄金銃を持つ男」のメアリーが登場し、さらには「トゥモロー・ネバー・ダイ」のウェイや「ダイ・アナザー・デイ」のジンクスに至ると、ボンドの助手ではなくて、能力もボンドに引けを取らない女ボンドとも言えるボンドガールが登場している。が、今回は「主人公以外の助手」という条件を付けることで、そういうボンドガールは遠慮して頂くことにする。

登場して貰うのは、「007」からは「ロシアより愛をこめて」のタチアナ・ロマノワ、そして「ダイ・アナザー・デイ」のミランダ・フロスト、「ケータイ刑事」からは「・3話」の乾虎子、「・12話」の春風瑠美、そして「助手」と言ったら外せない「・1st.16話」のミセス・ボロンコである。(「・1st.7話」のジュリーもと思ったが、助手と言うよりは娘としての方が適当だろうとの判断から、今回は外れて貰いました。)

007」:タチアナ・ロマノワ。第2作の「ロシアより愛をこめて」のボンドガールである。初代のアーシュラ・アンドレスとは違った知性派の美貌のボンドガールということで、その後のボンドガールの方向性を確立した。彼女は現在でも人気の高いポンドガールの一人でもある。また、モスクワの暗号研究所に勤める情報局員である。(情報局員であるが、特にメインで作戦に当たっていたということは描かれていなかったことから、一応、情報局では「助手」という役割を担っていたと考えて「助手」という扱いにした。まあ、利用されたということでもいいですけど...)

前作「ドクター・ノオ」でドクター・ノオの秘密基地をボンドに破壊されたことで、スペクターはその復讐のために、ソビエト情報局・スメルシュの課長であるクレッブ大佐(実はスペクターのNo.3)が、彼女に目を付け、彼女が暗号解析機レクターと共にイギリスに亡命させ、ボンドを「辱めて殺す」計画を立て、それに利用された。(その後、スペクターはレクターを強奪するという一石三鳥という計画だった。)で、後のことまで知らされていない彼女は、イスタンブールで亡命を要請し、亡命の条件としてボンドが連行することを伝え、ボンドと共にオリエント急行に乗って亡命する。しかし、スペクターの仕掛けた罠が行く手に待っていた...

ベネチアに到着したボンドとタチアナだったが、ホテルでメイドに化けたクレップがボンドを襲ったが、クレップの正体を知らないタチアナはクレップを上司だと思っていたが、クレッブが靴の先に毒を仕込んだナイフでボンドを襲う姿を目にして、クレッブに銃を向けて射殺した。ということで、ボンドの危機を助けた形になり、スペクターの陰謀を潰すことに於いては、ボンドの「助手」という役割を果たしている。(ボンドガールがボンドの力になったのもシリーズ初であり、これが後のボンドガールの姿にもなった。)ということで、「記念すべき」ボンドガールでもある。

007」:ミランダ・フロスト。シリーズ第20作「ダイ・アナザー・デイ」に登場した悪側にいるボンドガールである。元はMI6にいたが、グスタフ側に付き、その秘書として行動し、マスコミ対応なども彼女が前面に出て対応していた。また、フェンシングの腕も優れていて、グスタフのトレーナーも務めていた。グスタフの計画する征服計画では助手として色んな事を仕切っていた。最期はジンクスとの女同士の戦いの中で、胸に短剣を喰らって散った。

尚、演じたロザムンド・パイクであるが、現在は「007」への出演を後悔しているとのこと。まあ、世界的にも影響力の大きな作品であり、役のイメージが予想以上に定着してしまっているだけに、気持ちは分かりますけど...

ケータイ刑事」:乾虎子。「・3話」に登場したゲスト・キャラであり、この物語の真犯人である。風水師・Mr.ロバの弟子であり、Mr.ロバの家に住み込んでいる。(で、Mr.ロバの世話をしている。→この点で虎子はMr.ロバの助手として務めていたということになる。)Mr.ロバが占いで顧客の弱みを掴むと、それをネタにして顧客を強請っていて、それを虎子が止めさせようとしてもみ合いになっている内にMr.ロバを刺し殺してしまった、というのが事件の真相であった。が、その後、犯行を隠すために部屋を入れ替えるという偽装工作を行っては、逃げようはありません。ちゃんがぬいぐるみの日焼けに気づき、それを見抜かれてご用になったのでした。

ケータイ刑事」:春風瑠美。「・12話」に登場したゲスト・キャラで、この物語では死亡しなかったものの、毒を口にすることになり、一つ間違えれば被害者になっている所であった。が、そうならなければ、真犯人によって罠に填められていて、犯人扱いされるところであった。(いずれにしても、真犯人に利用された被害者である。)

通販会社・テレショップ野崎のテレビショッピング番組でアシスタントをしている(よって「助手」ということになる)彼女は、野崎の部下であり、テレビショッピング番組の共演者でもある塚原の婚約者でもあった。実際は、塚原の殺害を企んだ真犯人・野崎はその罪を彼女に着せる計画だった。が、五代さんが包丁の実演販売で左手で羊羹を切ったことから毒の付いた羊羹が瑠美に回ってきて、危うく命を落とすことになった。野崎は自分が目をかけた瑠美が、自分ではなくて塚原と婚約した事から、塚原を消そうとしたのだった。

ケータイ刑事」:ミセス・ボロンコ。「・1st.16話」に登場したゲスト・キャラであり、「名探偵の会」が種ついする「第1回推理王グランプリ」にノミネートされた一人である。彼女は刑事ボロンコカミさんであり、ボロンコの助手である。(元ネタは当然のことながら「刑事コロンボ」である。)が、実際はどういう活躍をしているのかは分かりません。

「推理王グランプリ」にノミネートされたが、実は名探偵の会会長の吉澤は本物の探偵に挑戦したくなったものの、自信がなかったので「名探偵」ではなくて「助手のそのまた助手、それも中の下ぐらいの方々」を選び、その中の一人ということで登場と言うことになったのでした。ということで、彼女は「助手のそのまた助手」ということになるが、それでも立派な「助手」であることに変わりはない。しかし、岡野さんの珍推理に疑いを持たずに納得するとか、岡野さんと同様の珍推理をしていたことから、ロス市警の推理の鬼・刑事ボロンコも事件に於いては相当苦労していることでしょうね...(カミさんということで、私生活の点では「助手」ではなくてパートナーとして色々と助かっているでしょうけど...)

今回取り上げたキャラクターたちは、一見した所では共通点がないように思えるでしょう。悪に利用された者、裏切りから悪の道に進んだ者、悪事を止めようとした者、悪人の巻き添えをくらった者、そして助手の助手である。本当にバラバラであり、「助手」というキーワードによって一応繋がっているだけである。が、隠れた所に共通点がある。(一人だけ、そこまで言えないキャラもいますけど...)それは、「悪」に対してそれぞれの信念を持って行動しているということである。タチアナは上司と思っていたクレッブが悪と察すると銃を向けたし、ミランダは自ら突き進んでいき最期までその道を貫いたし、虎子も元はと言えば悪事を止めさせようとしたことであり、ボロンコは(どれだけ役に立っているかは分からないが)悪事を解決するために行動している。瑠美だけは「悪」に対しての対応は分からないものの、ひょっとしたら野崎社長に対して何か「悪」を感じたことがあって、それも塚原を好きになった理由の一つとなっていたのかも知れません。「悪事」に対して見て見ぬふりをするとか、関わりを持たないようにしようとして避ける、という道も現実にはあるが、全員が何らかの形で積極的に関わろうとしている(関わらざるを得ない立場のキャラもありますが...)ということでは共通点と言うことが出来る。

尚、ミランダの例があるので、その信念が全て良いとは言えないが、「長いものに巻かれる」とか「流れのままに」という消極的な潮流もあるが、そうではなくて積極的な姿勢を見せる所は決して否定されるべきことではないですしね。また、ミランダにしても、自分の信念を最期まで貫いたと言うことでは、彼女なりには満足だったのでは?→ある意味では「頑固者」ということもいえるかもしれませんね。(ということは、全員冷え性???)

次回は、この連載も遂に40回の大台に突入となります。かなり減ったものの、未登場のボンドガールもまだいますし、次回も「ボンドガールとゲストキャラにおける類似点」というテーマで続けます。

 

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/04/23
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2007/01/26
  • メディア: DVD

ロシアより愛をこめて (デジタルリマスター・バージョン)

ロシアより愛をこめて (デジタルリマスター・バージョン)

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2007/08/25
  • メディア: DVD
007 ロシアより愛をこめて アルティメット・エディション

007 ロシアより愛をこめて アルティメット・エディション

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2006/11/22
  • メディア: DVD
007 / ダイ・アナザー・デイ

007 / ダイ・アナザー・デイ

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2003/08/01
  • メディア: DVD
007 ダイ・アナザー・デイ アルティメット・エディション

007 ダイ・アナザー・デイ アルティメット・エディション

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2006/11/22
  • メディア: DVD

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。