「TERROR IN THE AISLES」 [映画(洋画)]
表題の作品は1984年の映画「ザッツ・ショック」である。本作はホラー映画の名場面を集めた作品であり、ホラー映画の紹介映画と言って良い作品である。が、プロモーションと言うことではなく、本作も一応は歩ニー映画として纏まった構成になっている。
作品データを記しておくと、時間は83分、監督はアンドリュー・J・キューン、脚本はマーガレット・ドッペルト、撮影はジョン・A・アロンゾ、音楽はジョン・ビールである。そして出演はドナルド・プリーゼンス、ナンシー・アレン、である。
古今のアメリカ・ホラー映画(本作製作が1984年なので、当然のことながらそれ以前の作品であるのは言うまでもない。)75本が、D・プリーゼンスとN・アレンがホストを務める中、順次紹介されていく。数多くの「名場面集」は、それぞれの元の作品のフィルムが使われていて、実に巧みな編集によって上手く繋げられている。
テレビのバラエティ番組で、本作の構成をそのまま真似た形で、色んな企画(例えば、名作アニメなど)でかつての作品を寄せ集めた内容のものが時々放送されることがあるが、本作はプレゼンターも一緒に恐怖シーン体験をしていくものであり、日本のTV番組のようにゴチャゴチャと五月蠅いだけの余計なタレントたちがいないのは良い所である。雰囲気としたら、共通する所があるが、日本のTV番組のものと比べると、ずっと品がある。
時間の割りに、紹介される作品数が多いということで、これに関しては「もっとたくさん見たい」という声と「もっと1本の作品をじっくりと見たい」という両方の意見があるが、それ以上に、数多くの作品のハイライト・シーンを見ることが出来ることの価値の方が高い。→ホラー映画の貴重な資料にもなる。
で、「資料」と言うことになると、1979年の「ホラー・ワールド」という作品(怪物映画のアンソロジー)を思い出すが、それと同じような意味も持つことになる。(描き方は随分と違っていますけど...)
本作も制作から四半世紀が経過しようとしているため、取り上げられている作品はいずれもが四半世紀以上昔の作品であるが、映画の歴史を考えると、資料性という価値は変わらない。それよりも、同じシチュエーションで、'80's作品以降の作品を使った、本作のPART 2というようなものでも作ってもらいたいと思う次第である。
ホラー映画に詳しくないという初心者の方にはカタログと教材にもなるので、ご覧になってみるのがよろしいかと。また、ホラー・マニアという方は、全部知っていて当然なので、知識の再確認のためにも復習しておきましょう。そして、ホラーは苦手と言う方は、友達同士でワイワイやりながら、軽いノリで見るのがよろしいかと...(目を覆いたくなれば、それは自由です。しかも、次々と作品が出てくるので、長時間にわたって目を覆っている必要はないですし...)
↓輸入盤のビデオのため、日本語字幕もありませんが...
「THE TERROR」 [映画(洋画)]
表題の作品は1963年のアメリカ映画「古城の亡霊」である。既に45年が経過した古典的なホラー映画であるが、本作には実に凄い顔ぶれが集まっているということで、考えられないような豪華な顔ぶれが集まっている作品と言うことになる。何せ、コッポラ、ボグダノビッチ、モンテ・ヘルマン、ジャック・ヒルという後のビッグ・ネーム監督たちが関わっているのですから...(当時は、まだ全員が無名であって、下積み時代だからこそ実現したのですけど...)とは言っても、本作は同年の「忍者と悪女」(原題:THE RAVEN)の撮影終了後、そのセットを流用し、短期間で製作された低予算作品である。
作品データを記しておくと、時間は80分、製作と監督はロジャー・コーマン、脚本はレオ・ゴードンとジャック・ヒルの2人、撮影はジョン・ニコラウス、音楽はロナルド・スタインである。そして出演は、ジャック・ニコルソン、サンドラ・ナイト、ボリス・カーロフ、ディック・ミラー、ドロシー・ニューマン、たちである。
フランス軍の大尉が出会った美女・エレン。大尉は彼女を追って、ある不気味な古城へとやってきた。その城の主は、妻・エレンは既に死んでいるということだった...
主演は、まだ無名だったJ.ニコルソンで、随分と雰囲気が違っている。(まあ、誰にでもある「若い頃」の姿ですね。)
展開の方は、特に驚くこともなく、結末も予想できてしまうものであるのだが、低予算の娯楽作品を大量に製作したR.コーマンらしい作品の1本である。B級作品として捕らえて、そのつもりで気軽に見るのがよろしいかと...(後のビッグ・ネームが集っていることから過剰な期待を抱いて本作を見ようとすると、完全に裏切られます。が、これは過度の期待を抱いた方が悪い...)
ケータイ刑事銭形泪6話[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]
今回の「銭形泪[裏ネタ編]」は1st.6話「牛、熊、鮭、強いのは誰だ? ~動物奇想天外殺人事件」についての4回目です。(相変わらず、1つの物語でたっぷりと引っ張っていきます。)今回は、劇中でアリバイ工作に使われたものとして名前が挙がった「乗客名簿」について、アリバイ工作とトリックの両方に使われることになった「防犯カメラ」について、そして泪ちゃんが事件解決の突破口を掴むことになった「カレンダー」について記します。
尚、約2年半前のBS-iでの再放送時に記した本編について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「乗客名簿」:「名簿」とは、名前の一覧リストのことである。何らかの目的のために作られるものであり、身近なものでは学校の出席簿、サークルの会員名簿、住所録や電話帳などは誰もが日常生活で接する「名簿」である。
「乗客名簿」は英語では「Passenger List」という。これは、航空機や船舶などの公共交通機関を利用する際、利用者の住所や氏名などを記した一覧である。公共交通機関は誰もが簡単に利用できるため、万一の事故が起こった場合、被害者の身元を特定するのは困難になるが、これがあることによって身元の特定に大いに役立つことになる。これまでに起こった航空機や船舶事故の際、被害者の身元特定に大いに役立っている。
また、近年は世界的に増える犯罪やテロなどに対処するために、出入国管理を厳しくする目的で、国際線の航空機や外国航路の船舶の乗客名簿の提出は義務化されていて、資料として嶽でなく、公文書扱いになる。→今回の物語で、犬飼専務が行ったように偽名で乗り込んだらどうしようもないですけどね...(海外渡航でも、パスポートを含めて偽造すれば偽名での海外渡航も一応できちゃいます。ただ、パスポートの偽造防止対策の技術が向上しており、いたちごっこですけど...)
「防犯カメラ」:防犯を目的として設置される監視カメラのこと、若しくはそのシステムのことを指す。商店、スーパーなどの大規模小売店、銀行などの金融機関、公共交通機関の駅、その他諸々、世の中に数多く設置されている。
不審者の監視目的と、窃盗などの事件が発生した場合、犯人を特定する捜査資料(証拠)として利用される。そのため、監視カメラがあることで、犯罪抑止に繋がる。(その一方で、監視社会という殺伐とした社会を形成する物の象徴にもなっている。→「人間性善説」が通用していた時代ならともかく、現在は完全に「性悪説」で考えなければならない時代だから、これも仕方のないことなんでしょうね...)最近では、カメラを含むシステムの低価格化が進み、個人の住宅にも設置されることも増えている。
ロンドン中心部では町中に多数の監視カメラが設置されている。そしてこれが2005年7月に起こったバスと地下鉄の爆弾テロの犯人検挙に役立ったことから、世界的にも町中の監視カメラは当たり前の様に広がっている。
各地に見られる車の「自動速度違反取締り装置」のような記録計も「監視カメラ」の1つである。(一応、これは速度違反という犯罪の抑止と検挙のためのものなりので、「防犯カメラ」の仲間と行って良い。)また、「犯罪」に関わらない「監視カメラ」としては、原子力発電所の原子炉の監視、火山活動の監視などのように、人間がその場にいることが出来ない場所の監視を目的とするものがある。
「カレンダー」:英語の「Calendar」とは、日本語では「暦」と言うことになるが、日本語の「カレンダー」は、「暦」のことも意味しているが、それよりも「日付を確認するための七曜表」を指すのが一般的である。(「暦」の方はそのまま「暦」と言うのが一般的。)
「カレンダー」には、ある一定期間ごとにめくっていくものと、めくることが不要なものとの2タイプがある。前者は「日めくりカレンダー」という毎日めくるもの、手帳などの様に一週間単位でめくるもの、一ヶ月毎にめくるもの等がある。後者には、銀行などのカレンダーの様に1年が全て記されていて、ポスターの様に使うものがある。(一月単位でめくる「月めくりカレンダー」を別扱いすることもあるが、一ヶ月という期間単位でめくることからこれは「日めくりカレンダー」の仲間と言うことになる。)
尚、最近では、卓上型時計にカレンダー表示が出来るものも珍しく無くなっている。これは表示が変わることで「めくる」という必要はないが、「カレンダー」の種類ということでは前者の「日めくりカレンダー」に含まれる。また、毎月、曜日を会わせ直す所謂「万年カレンダー」というものがあるが、これは「月めくりカレンダー」と言うことになるが、やはり「日めくりカレンダー」のバリエーションの一つということになる。
↓参考まで
パソコンでつくる監視&防犯カメラシステム (PC遊友倶楽部)
- 作者: 永島 智二
- 出版社/メーカー: 九天社
- 発売日: 2003/03
- メディア: 単行本
赤外線ワイヤレスカメラ 906F ワイヤレス受信機セット 防犯カメラセット 赤外線カメラ
- 出版社/メーカー: ビーズ
- メディア: エレクトロニクス
SecurityMan 屋内用 ワイヤレス 家庭用防犯カメラ4つセット
- 出版社/メーカー: Macally
- メディア: エレクトロニクス
コロナ電業 赤外線投光器内蔵、 防水型・白黒CCDカメラ TR-852WBP
- 出版社/メーカー: コロナ電業
- メディア: エレクトロニクス
↓いくつかのカレンダーを
CASIO wave ceptor 電波掛時計 ID-28J-7JF 温度・湿度・カレンダー表示
- 出版社/メーカー: カシオ
- メディア: Watch
CASIO WAVE CEPTOR 卓上型電子日めくりタイプ電波目覚まし時計 温・湿度計付き DQC-100NJ-8JF
- 出版社/メーカー: カシオ
- メディア: Watch
I.D.E.Ainternational デジタルカレンダークロック-SY LDA028-BZ LDA028-BZ 4190104
- 出版社/メーカー: イデアインターナショナル
- メディア: ホーム&キッチン
TWEMCO (トゥエンコ) 掛時計 置時計 兼用 パーペチュアルカレンダー機能付 QD-35 White
- 出版社/メーカー: TWEMCO
- メディア: Watch
CASIO wave ceptor 電波掛時計 ITM-600J-7JF 温度・湿度・カレンダー表示
- 出版社/メーカー: カシオ
- メディア: Watch
↓カレンダー作成ソフト
ラベルマイティわがままカレンダー /R.2 for Windows CD-ROM
- 出版社/メーカー: ジャストシステム
- メディア: CD-ROM