精霊少女隊 [特撮]
一応、簡単に記しておくことにします。単発の30分枠と言っても、地上波ではなくBS-iということで、CMをカットした本編時間は26分ということで、民放の地上波放送にはちょっと頭の痛い時間でした。(民放地上波だと、30分枠の本編は24~25分が標準で、25分半となると数少なくなります。(これでCM占有率が15%です。)→深夜に35分枠での放送ならあり得るかも...)が、BS-iの30分枠ドラマは、「ケータイ刑事」「恋日」「東京少女」は(本放送時は)26分45秒、「カルピス・ドラマスペシャル」等は27分あるので、26分ではやや短いことになります。
「エコ」と言うことをテーマにした物語であり、メッセージを持たせているが、何せ30分枠の単発なので、説明の方も簡単にして物語を無理矢理進めていたという内容で、時間潰しにはなる、という程度のものでした。
5人の戦士ということで、5色に色分けされているが、赤青黄桃緑ということで、戦隊の基本色(所謂「ゴレンジャー・カラー」)が用いられている。で、この色は、5人の女子高生が持っている携帯電話のボディー色ということで色が決まっていました。(説明は何もなかったですが...)
祝日の学校にやってきた生徒が選ばれた戦士ということで、地球を汚す人類を消そうとする地球の力に操られた人物と戦うという内容であるが、着ぐるみ怪獣などは一切登場せず、それなりのアクションを見せる、というもので、実写版「セーラームーン」をスケール・ダウンさせたような感じと言えばよろしいかと...
5人の女子高生の内、2人は12年前に行方不明になった女子高生で、3人が現在の女子高生ということになっている。で、完全にその5人のコスプレ・アクションということになるが、アクションにキレが無く、やっぱりという内容でした。(やせれる方はそれなりのオーバー・アクションで見せていました。)
また、スポンサーが「眼鏡市塲」という会社の1社であるが、劇中でそのお店がちらっと出てくる、ということがありました。
尚、10/4(土)14:00~14:30にBS-iで再放送があるが、暇つぶしにはいいかも知れませんが、「エコ」というメッセージを上手く伝えることが出来ておらず、グラビア・アイドルが出ているだけ、というものでした。「呪いのマンナさん」と共に、どうでも良い作品でした。(→高い確率でこうなるだろうと予想していたが、その通りでした。)
一度見たらそれで十分であり、「東京少女」の後の枠での放送だったので、HDDに録画しておいて後から見たが、「早見再生」で十分でした。で、見終わったら直ぐに消去しました。(当然、BDはおろか、DVDにもダビングしていない。)だって、見所はないし、出演者たちも魅力を発揮していないのですから...
※カテゴリーを「ドラマ」にするか「特撮」にするか迷いましたが、「セーラームーン・もどき」ということで、「特撮」に入れることにしました。
↓一応、「エコ」がテーマになっているので...
うちエコ入門―環境先進国スウェーデン出身ペオさん夫婦をお手本に
- 作者:
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2007/05
- メディア: 単行本
↓こちらの方がまし
ばんばひろふみ『バンバン+ばんばひろふみ~GOLDEN J-POP/THE BEST』 [音楽(特撮/邦楽)]
表題のベスト盤は1998年にリリースされたベスト盤である。フォーク・サウンドがブームになった当時、「バンバン」としてヒット曲『「いちご白書」をもう一度』を放ち、ソロになってからも活動を続けている彼であるが、4年に一度ヒット曲を飛ばすことから「オリンピック歌手」と呼ばれていたこともあり、思ったほど曲が無いということで、ベスト盤のリリースも殆ど無いのだけに、本ベスト盤は貴重なものと言うことになる。しかも、時間的にも70分弱に達していることから、たっぷりと堪能することが出来るめ、非情な価値の高いものである。
収録曲は以下の全18曲である。『何もしないで』『こころの花』『永すぎた春』『冬木立』『「いちご白書」をもう一度』『冷たい雨』『霧雨の朝突然に…』『縁切寺』『青春のラストページ』『今君だけに愛を』『最終フライト05便』『想い出をさぐる君』『女は天使なんかじゃない』『グッド・ラック・マドモアゼル』『SACHIKO』『21才の君へ』『速達』『真夜中のロンリーハー』。
この中では、『「いちご白書」をもう一度』と『SACHIKO』は大ヒットを記録した曲であり、お馴染みの曲でもあるので、当然という選曲(看板になる曲)であるが、隠れた名曲が収録されているのが嬉しい所である。
筆者のお薦め曲は、『「いちご白書」をもう一度』と『SACHIKO』も(一応)ピックアップしておくが、それよりも『こころの花』『冬木立』『冷たい雨』『霧雨の朝突然に…』『縁切寺』『青春のラストページ』『21才の君へ』『速達』という曲の方をよりプッシュするということにしておきます。
バンバンの創生期からソロになってまで、彼の歴史を知る上でも大変貴重なアルバムであり、(バンバンの)デビュー・シングル、『何もしないで』から始まる年代順に収録されているというのもポイントが高くなる所である。'70'sのフォーク世代の方は、当時を懐かしむということでも、ライブラリーに加えておきたい所であり、当時を知らない方でも、資料性が高いだけに、お手元にあってもよろしいかと...
バンバン+ばんばひろふみ~GOLDEN JーPOP / THE BEST
- アーティスト: ばんばひろふみ,荒木一郎,有川正沙子,岡田冨美子,小泉長一郎,兼松正人,竜真知子,高山弘,谷村新司
- 出版社/メーカー: ソニーレコード
- 発売日: 1998/08/21
- メディア: CD
追悼・ポールニューマン・「THE COLOR OF MONEY」 [映画(洋画)]
去年の5月に、俳優から引退すると発表したポール・ニューマンの訃報が届いた。あれから1年ちょっとしか過ぎていないのに訃報が届いたということは、かなり(病状が)重かったということなんでしょうね。ご冥福をお祈りいたします。
ということで、月曜の1番は洋楽アルバムとなる所を、追悼ということで、P・ニューマン主演作を取り上げることにします。
P・ニューマンと言うと、「ハスラー」(1961年)、「明日に向って撃て!」(1969年)、「スティング」(1973年)、「タワーリング・インフェルノ」(1974年)などの作品の方が有名であり、それらから選ぶのが普通であろうが、それらの作品はこれまでに記しているということで、まだ記していない「ハスラー2」(1986年)を取り上げることにしました。(本作で、7度目のアカデミー主演男優賞ノミネートとなり、念願のオスカーを獲得した作品でもあり、本作も彼の代表作の1つということには異論はないでしょうし...)本作は、前作「ハスラー」から25年という時を経て製作された続編であり、物語の方もあれから25年後ということで描かれている。
作品データを記しておくと、1986年の作品で、時間は119分、原作はウォルター・テヴィス、監督はマーティン・スコセッシ、脚本はリチャード・プライス、撮影は ミヒャエル・バルハウス、音楽はロビー・ロバートソンである。そして出演は、ポール・ニューマン、トム・クルーズ、メアリー・エリザベス・マストラントニオ、ヘレン・シェイヴァー、ジョン・タートゥーロ、ビル・コッブス、ロバート・エイギンス、アルヴィン・アナスタシア、イギー・ポップ、フォレスト・ウィッテカー、たちである。また、本作でP・ニューマンが、7度目のノミネートで念願のアカデミー主演男優賞を獲得している。(それ以外にも、他の4部門でもノミネートされたが、それらは受賞とはなりませんでした。)
かつて、ミネソタ・ファッツと死闘を演じたハスラー・エディも50歳をすぎ、今では現役を離れ、鮭のセールスで生活をしていた。あの死闘から25年の歳月が流れていた。そんな中、エディはヴィンセントという若いハスラーと出会い、彼にかつての自分の姿を重ね合わせていた。それから数ヶ月後に、アトランティックシティーで大会があると言うことで、エディはヴィンセントとチームを組み、それに参加することにした。ヴィンセントの恋人・カルメンを加えた3人は、大会を目指して旅に出た。エディはヴィンセントを一流のハスラーに仕上げようとして、全てを教えようとするが、カルメンとの中を疑ったヴィンセントと別行動をした時もあったが、2人は勝ち進んでいって、アトランティックシティーの大会に参加し、共に勝ち進んでいく。そして準決勝で2人は対戦することになった。勝負は激戦になり、エディが勝利を収めた。が、翌日、ヴィンセントがわざと負けたと言うことを知ったエディは、自分の老いを知った。一方、ヴィンセントは次の大会のヒューストンを目指して旅立っていった。
映画の内容に関しては、やはり続編ということで、そのジンクス通りというものである。登場するハスラーたちに、前作のミネソタ・ファッツの様な貫禄と存在感のある相手がいないということが最大の敗因でしょう。が、ある意味では、年の功ということで譲ったという物語の展開は、中高年齢層に有機を与えたと言うことで、高齢化社会においては必要なのではないか、と思える所である。
また、本作で念願のアカデミー主演男優賞を獲得したP・ニューマンであるが、アカデミー協会では時々ある、功労賞としてというような感じがするのは筆者だけではないでしょうね。とは言っても、本作で受賞しているのだから、やはりP・ニューマンの代表作の一つである。
→NHKのBS-2「衛星映画劇場」が近いうちに追悼ということで、予定を変更して、P・ニューマン主演作を放送するのではないかと思われるが、やはり本作ということは無いでしょうね...
ポール・ニューマン―ミスター・ブルーアイズ (デラックスカラーシネアルバム (13))
- 作者: 梶原 和男
- 出版社/メーカー: 芳賀書店
- 発売日: 1983/01
- メディア: 単行本