THE FIVE HEARTBEATS(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]
表題の作品は1991年のアメリカ映画「ファイブ・ハートビーツ」である。日本では劇場未公開作となったが、'60'sのモータウン・サウンド全盛期を舞台にした音楽映画である。2006年の映画「ドリームガールズ」が同じテーマの作品として大ヒットを記録したが、それと同様の、音楽の世界におけるサクセス・ストーリーであり、もっと注目されても良い作品である。
作品データを記しておくと、時間は122分、監督はロバート・タウンゼント、脚本はロバート・タウンゼントとキーネン・アイヴォリー・ウェイアンズの2人、音楽はスティーヴ・ティレルとジョージ・デュークの2人である。そして出演は、ロバート・タウンゼント、マイケル・ライト、レオン、ハリー・J・レニックス、チコ・ウェルズ、ダイアン・キャロル、ラモント・ジョンソン、たちである。
スラム出身の5人組の黒人青年たちが、音楽に全てを賭ける青春物語であり、同時に、音楽ビジネス(モータウン)の裏側も描いている。ある日、舞台上で思いがけないアクシデントに遭遇するが、それが観客たちに受けて、一躍スター街道を進んで行くことになる。しかし、人気が沸騰する中、悪の世界にも溺れていくが...
本作は、ストーリーの方よりも音楽の方にも注目すべき作品であり、'60'sのモータウン・サウンドをたっぷりと堪能することが出来る作品でもある。
サントラ盤の収録曲は以下の全10曲である。『Heart Is A House For Love』『We Haven't Finished Yet』『Nights Like This』『Bring Back The Days』『Baby Stop Running Around』『In The Middle』『Nothing But Love』『Are You Ready For Me』『Stay In My Corner』『I Feel Like Going On』。
音楽ビジネスの世界でのサクセス・ストーリーという所から見ると、音楽の方が今ひとつ派手な所がないように感じられるが、モータウン・サウンドの雰囲気をたっぷりと味わうことが出来る内容ということでは、地味ではあるが、なかなかいい感じの構成となっている。
'60'sのモータウン・サウンドは現在でも多数のオムニバス・アルバムがリリースされているので、有名所はたっぷりと聴くことが出来るが、そういうものと同列の、モータウン・サウンドを知るためのアルバムとして聴いてみることをお勧めするサントラ盤である。
The Five Heartbeats: Music From The Motion Picture
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Capitol
- 発売日: 1992/06/29
- メディア: CD
↓映画ソフトはDVDはありません。
- 出版社/メーカー: 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
- メディア: VHS
↓映画ソフト(輸入版ビデオです。)
Five Heartbeats [VHS] [Import]
- 出版社/メーカー: 20th Century Fox
- メディア: VHS
The Five Heartbeats [VHS] [Import]
- 出版社/メーカー:
- メディア: VHS
ケータイ刑事銭形愛1話[裏ネタ編]PART 1 [ケータイ刑事]
1月の第2週から、BS-iで再放送されている「銭形海」の後番組として、「銭形愛」の再放送が始まるので、「銭形愛」の「裏ネタ編」もスタートさせることにします。(残り僅かとなった「海」、そしてやたらと回数の多くなっている「泪」の「裏ネタ編」も中断せずに続けます。→「ケータイ刑事」関係がまた増えることになっちゃいます。)尚、「愛[裏ネタ編]」は「泪[裏ネタ編]」と同様に、1つの物語について複数回記していくことにするので、「愛」の放送がスタートするまでに少しは貯金を作っておこうということなんですが、再放送に追い抜かれてしまうのも時間の問題かと...
まずは記念すべき「ケータイ刑事」の第1話「消えた死体の謎 ~トップモデル殺人事件」についての「裏ネタ編」の1回目です。今回は、冒頭部分で愛ちゃんがやっていたピザ屋のアルバイトということから、「ピザ屋」についてと「アルバイト」について、そして被害者と犯人の職業である「モデル」について記すことにする。
尚、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「ピザ屋」:イタリア料理のピザを売っているお店であり、日本では宅配サービスで届けられる料理として広く知られている。
ピザは「Pizza」と綴り、イタリア語である。(英語も同じ綴りである。)発音を表記すると「ピッツァ」となるが、日本語では言いにくいとして「ピザ」と記されるようになり、今ではこれが浸透している。
小麦粉を水、塩、少量のオリーブ油をこねて作った薄い生地(形は円形が基本であるが、一部のピザ屋では四角い生地にしたものもある。)の上にトマトソース(現在では、他の種類のソースも使われるが、イタリア料理としては「トマトソース」が使われるのが基本である。)を塗り、肉類や野菜類の具とチーズを乗せて、オーブンや専用の竃で焼いた食品である。
イタリア料理として、ナポリで生まれたものとされている。(18世紀のこと。)その後、イタリア移民によってアメリカに入ったのが19世紀末、その後、アメリカの一般的な料理として独自の発展をして、世界中に広がった。
日本で宅配ピザのお店がオープンしたのは1985年のことであり、奇しくも銭形愛を演じる宮崎あおいさんの生まれた年である。
「アルバイト」:勤労の一形態であり、非正規雇用の一つである。学生や研究者などが、本業の傍らに行う仕事や内職のことをいう。正社員と比べて、短時間、低賃金であることが殆どである。
アルバイトはドイツ語の「Arbeit」(「労働」という意味)からきたものである。但し、日本語の「アルバイト」に相当するドイツ語は「Nebenarbeit」である。また、英語では「Part-time Job」という。(時には「Side Job」(「副業」「内職」という意味)や「Summer Job」(「高校生の夏休み中のアルバイト」と言う意味)と言われることもある。)
第三次産業に多く、今回、愛ちゃんがやっている「ピザの宅配業務」をはじめ、コンビニやファーストフード店、居酒屋、レストランなど、様々な飲食店の店員というのはアルバイトが多い。この他にも、映画館、遊園地、海水浴場などの娯楽産業、引越し業のスタッフなどもアルバイトが多い業種である。
ちなみに、年間収入が103万円を超えると所得税が発生する。更に、扶養家族からも外れることになるため、手取が一気に減少する。そのため、アルバイトでは、年収が103万円以下となるように労働時間を調整するというのは常識になっている。(これは主婦のパートについても同じである。)
「モデル」:職業としての「モデル」に限定して記す。「ファッション・モデル」の略であり、美術作品、写真、映像作品の被写体となったり、ファッションショーやファッション雑誌に(ブランド品の)衣装を身につけて登場する職業である。
基本的には全身を使うが、「手タレ」「足タレ」のように、体の一部分の特定部位だけのモデルもいて、これらを「パーツモデル」という。(「銭形泪・2nd.1話」に「鼻タレ」というのが出てくるが、これが実際に存在するかと言うと...「?」)
'80's後半から'90's前半には「スーパーモデル」と言われる社会に大きな影響を与え、時代を牽引したようなモデルがいる。(リンダ・エヴァンジェリスタ、ナオミ・キャンベル、シンディ・クロフォード、クリスティー・ターリントン、クラウディア・シファーたちがその代表的な存在である。)彼女たちは社会的にも多大な影響を与え、高額のギャラを貰い、時にはファッション・ブランド以上の存在になった。それだけに、モデルをしている人に採ったら憧れの存在となる。ただ、その後の凋落ぶりも何かと話題になり、夢を与えた彼女たちも失意を与える存在になっちゃって...
また、日本では、海外でモデルとして活動しているだけで、社会的には全く無名の存在であるにも関わらず「スーパーモデル」と言う風潮がある。そのため、現在ではかつての「スーパーモデル・ブーム」は完全に消えてしまい、「真のスーパーモデル」と言われるような存在はいない、とされている。(→「言葉のインフレ」が起こり、権威も地に堕ちた、という典型的な例である。)
ピザパスタ料理―イタリア風、アメリカ風、和風…etc.人気の店が続々。 (旭屋出版MOOK―料理と食シリーズ)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 旭屋出版
- 発売日: 1996/08
- メディア: 大型本
スパゲティとピザ (Orange page books―オレンジテーブル)
- 作者:
- 出版社/メーカー: オレンジページ
- 発売日: 1996/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
アルバイトの達人―いつ、どこで、なにを、なぜ、どうやって、いくらで、…こんな不安がなくなる本。
- 作者: アルバイトの達人編集部
- 出版社/メーカー: 内山工房
- 発売日: 2000/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
パート・アルバイト戦力化完全マニュアル―P/Aマネジメントマニュアル
- 作者: 清水 均
- 出版社/メーカー: 商業界
- 発売日: 2004/06
- メディア: 単行本
正社員以外の労働者の雇用に関する基礎知識 最新版―これでトラブルも起こらない! パート・アルバイト・派遣・契約社員
- 作者: 安藤 幾郎
- 出版社/メーカー: すばる舎
- 発売日: 2008/04/14
- メディア: 単行本
ケータイ刑事銭形泪14話(2nd.1話)[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]
尚、約2年8ヶ月前のBS-iでの再放送時に記した本編について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「撮影会」:プロではないカメラマン(=アマチュア・カメラマンや写真愛好家など)が集まって、ある特定の被写体を撮影する集まり、催し、イベントである。被写体に関しては、人に限らず、風景や車、バイク、その他諸々であるが、人を被写体にして行う場合が最も多い。また、この場合の人は、モデル、タレント、アイドルなどが多い。
催し物であるため、企画する者によって多少の違いがあり、制約条件などがある場合もある。(もはや、千差万別なので、一般的なことに言及するのも難しいので、これぐらいで...)
「ベルト」:洋服用の細長いものであり、衣服がブリ落ちないように固定するために用いられるものである。材質は、革、布などである。帯よりも幅が狭く、数cm程度が一般的である。また、専用の固定具と一体になっていて、これによって固定するものの径を調整することが出来る。(固定具のことを「バックル」と呼ぶ。)
この他にも「ベルト」というと、ボクシングや格闘技のチャンピオンが有する「チャンピオン・ベルト」のことを「ベルト」と言ったり、車や飛行機の座席にある「シートベルト」のことを「ベルト」と呼ぶが、一般的には衣服の固定用を指す。
「ネクタイ」:洋服で、首、または襟の回りに巻いて、前部で結ぶ帯状の装飾用の布のことである。単に「タイ」と言ったり、「クラバット」と呼ぶこともある。ちなみに「ネクタイ(Necktie)」と言うのはアメリカ英語であり、イギリス英語では「タイ(Tie)」である。また、フランスでは「クラバット(Cravate)」と言う。
起源は17世紀とされていて、クロアチアの兵士がフランスを訪れた際、首に巻いていた白いスカーフであり、ルイ14世がそれに興味を示し、広がるようになった。現在のような形になったのは19世紀の半ばである。
また、「蝶ネクタイ」というものがあるが、これはネクタイを締めた時の結び目だけを残したものであり、イギリスで生まれたものである。更に、イギリスで生まれたものとして、アスコット・タイ、ダービー・タイというものがあり、これらはイギリスのアスコット競馬場に集まる紳士たちの正装となったものである。(やはり、ぬ世世紀半ばに確立した。)
日本では明治になってから政府が洋装を推奨したことから広がっていった。ちなみに、日本人で初めてネクタイをしたのは、ジョン万次郎とされている。
「BRAVAS」:資生堂の男性用化粧品のブランドである。1969年から発売されていて、かれこれ40年になる。商品構成は、スキンケアやヘア関係の商品であり、シェーブローション、シェービングフォーム、ヘアクリーム、ヘアリキッド、ヘアトニック、オーデコロンなどがある。(柑橘系の香を中心とした製品である。)
1971年、資生堂の専属モデルとしてデビューした草刈さんが、MG5、BRAVAS、TACTICSのCMに出演していたが、「BRAVAS」のCMでは、ジャズ・フュージョンのサックス・プレイヤーの渡辺貞夫と共演していたことが話題となった。
今回の物語では、それをパロディにした「BRAPAS」というブランドを登場させたが、この「BRAPAS」というのはどんなフレグランスを与えてくれるのですかね???
紳士のブランド―スーツ、ジャケット、ネクタイ、シャツ編 (ショトル・ライブラリー)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1999/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)