「FANDANGO」 [映画(洋画)]
表題の作品は1985年の映画「ファンダンゴ」である。ケヴィン・レイノルズ監督が学生時代(南カルフォルニア大学映画学科に在籍当時)に、卒業制作作品として作った短編がスピルバーグの目に止まり、長編商業作品としてリメイクされた作品である。大学を卒業した5人の若者たちが、今一度バカ騒ぎ(ファンダンゴ)を使用として旅に出て繰り広げる青春映画である。また、いう間でもなく本作はケヴィン・レイノルズ監督の商業映画デビュー作である。
作品データを記しておくと、時間は91分、監督と脚本はケヴィン・レイノルズ、撮影はトーマス・デル・ルース、音楽はアラン・シルヴェストリである。そして出演は、ケヴィン・コスナー、ジャド・ネルソン、サム・ロバーズ、チャック・ブッシュ、ブライアン・チェザック、マーヴィン・J・マッキンタイア、グレン・ヘドリー、エリザベス・デイリー、スージー・エイミス、たちである。
時は1971年、ベトナム戦争が続いている時期、テキサス州オースチンの大学寮のルームメイト5人組・グルーバーズは、仲間の1人・ワグナーの独身最後のパーティを開いていた。しかし、召集令状を受け取ったワグナーは結婚中止を宣言した。また、彼らのリーダーであるガードナーも召集令状を受け取っていて、今こそグルーバーズの友情の絆を捜し求める時だと声を上げ、5人はキャデラックで旅に出た。目的地は、グループ結成時にメキシコ国境に埋めたシャンパンの最高峰・ドン・ペリニヨンDOMの地としたが...
ベトナム戦争の真っ直中という暗い現実がある中、希望に燃える若者の姿と将来に対する焦燥感に揺れながら、若者らしい姿をきっちりと描いている作品である。
また、時代設定が1971年ということで、当時のヒット曲なども登場してくるが、'70's初期の音楽に興味がある方にとっては嬉しい所である。
それにしても、大学を卒業した直後に「卒業旅行」にみんな行くと言うのが今では当たり前になっているが、時代は変わっても、考えること、やることは同じようなものなんですね。
ケータイ刑事銭形海34話(3rd.8話)[改訂版] [ケータイ刑事]
MBSの「銭形海」の放送も、3rd.も後半に突入となり、残りも少なくなってきました。今回は通算では34話となる3rd.8話「タキシード刑事来日! ~ムータコ殺人事件」です。文化祭に登場したタキシード刑事・シンさんがまさかのTVシリーズに登場となった物語です。事件については「舞・4話」のリメイクといって良いものである。
それにしても、「M1」で泪ちゃんが、五代さんと高村さんというダブル・パートナーで捜査に当たっていたが、海ちゃんがTVシリーズで松山さんとシンさんというダブル・パートナーを実現するとは、緑リボン・次女は本家も分家も、色々と見せてくれますね。しかも、松山さんもシンさんも、それぞれ持ち味を出していて、それぞれの見せ場もちゃんとありました。
それではいつものように、今更ながらの長文&ネタバレありで記していきます。尚、本放送の時に記したものは「ここをクリック」して下さい。
今回はいきなり「警視庁から入電中!」ということで、事件が知らされる。海ちゃんは自転車で現場に向かっている。「世田谷区下北沢のムータコ東京支部で殺人予告事件発生。直ちに現場に急行せよ」
ということで、ムータコ東京支部にやってきた海ちゃんと松山さん。松山さんは「ムータコって?」と尋ねると、海ちゃんが「新興の降霊術で、韓国のムーマンと日本のいたこを足したものらしいですよ」と説明してくれる。これに「何でそんなこと知ってるの?」と尋ねる松山さん。すると「今朝届いた捜査資料に書いてあったじゃないですか」と海ちゃん。松山さんは「捜査資料?」と何のことか分からない。すると「あっ、さては読んでませんね」と呆れていた。しかし、そんなことを気にしておらず、建物の中に入ろうとして扉を押すが、鍵が掛かっているようで、扉は開かなかった。
そうしていると「海ちゃん」という声がした。声のした方を振り向いた海ちゃんは笑顔になって「シンさん!」と言って駆けていく。松山さんは「シンさん?」と漏らし、海ちゃんの方にゆっくりと移動していく。海ちゃんは「お久しぶりです」と言って、シンさんとの再会を喜んでいた。そして松山さんに「こちら、ソウル市警のシン・ドンウク刑事です」と紹介する。これにシンさんは「初めまして」と言って、IDカードを見せる。松山さんも警察手帳を見せて「警視庁の松山です」と挨拶をした。そしてシンさんの姿を見て「今日は友達の結婚式ですか?」と尋ねる松山さん。これに「捜査ですよ」と答えるシンさん。松山さんは「捜査?」と、訳が分からない。海ちゃんは「も~う、これですよ、これ」と言って、警視庁に届いた殺人予告状を開いて松山さんに渡した。「降霊の儀に於いてパク・サンチョル殺害の犯人に命をもって償わせる」と書かれていた。(松山さんが声を出して読んでくれました。ただ、この殺人予告状は、いつもの新聞や雑誌の文字の切り貼りではなく、ワープロによって作られていました。)海ちゃんが「シンさんはパク・サンチョル殺人事件の担当なんです」と説明するが、松山さんは「ごめん、話が全然見えない」と言う。これに海ちゃんは「もう~、捜査資料を読まないからですよ」と呆れかえってしまい、「さあ、行きましょう」と言って、シンさんと共にムータコ東京支部に入っていこうとする。慌てた松山さんは「分かったからさ、事件の話、聞かせろよ」と頼みながら、海ちゃんの後を追った。
海ちゃんがパク・サンチョル殺人事件の説明してくれる。2ヶ月前にソウルで、パク・サンチョルという降霊術師が凍死しているのが見つかった。遺体を発見したのはパクの3人の弟子たちで、遺体の横にはカタカナで「サイトウシン」と残されていた。パクは日本語が堪能だったらしい。また、「サイトウシン」は遺体を発見した3人の弟子の中の一人であった。松山さんが「捕まえたのか?」と尋ねると、シンさんが「いえ、決定的な証拠がなくって、逮捕までは至っていません」と語る。海ちゃんが「残りの2人の弟子・チェ・トンジンとリ・ジョンファンも被害者に強い恨みを持っていたそうです。それで今日、この3人が降霊に呼ばれたんです。降霊で被害者に直接真犯人を聴いて白黒付ける。そんな時に真犯人を殺すという殺人予告が日本と韓国の警察に送られてきたという訳です」と、今回の事件の設定を実に分かりやすく語ったくれました。
松山さんは「なるほどな」と言って、事件のあらましを知った。シンさんは海ちゃんに「今日は相棒、よろしくお願いしま~す」と言い、海ちゃんは笑顔で頷き「こちらこそ」と返す。これに「ちょっと待った」と松山さんが割って入り、「銭形は俺の相棒だろう」と言うも、海ちゃんは「捜査資料も読まない人は頼りないからなぁ~」と返す。これに「今朝はねぇ、頭がボーッとしてたんだよ。二日酔いで...」と言い訳をする松山さん。が、「益々頼りないです」とバッサリと切り捨てる海ちゃんは「さあ、行きましょう、シンさん」と言って、シンさんと一緒に建物に入っていこうとする。松山さんはまたも「ちょっと待て」と待ったを掛けると「お前、その格好で捜査するのか?」とシンさんに尋ねるが「はい、タキシード刑事ですから」とシンさん。「理由になってないなぁ。刑事が目立ってどうすんの」と松山さんは突っ込むが、シンさんは「松山さんのガングロも目立ちますよ」と返し、建物に向かった。「何てこと言うんだ」と反論しようとする松山さんだったが、「はい、松山さんの負け」と海ちゃんがトドメを刺し、シンさんの後を追って建物に入っていった。松山さんは「お前、俺の味方じゃないのか...」と漏らし、2人の後を追った。
ムータコ東京支部では降霊の儀が行われようとしていた。そんな所に入って行く海ちゃんたち。が、パクの弟子が「困ります。待ってください」と言って止めようとするが、海ちゃんたちはその部屋に入った、「困るんです」と言う弟子だったが、聞き入れない。松山さんはそこにいた3人を見ると「こちらのお三方がグレーなお弟子さんですか」と口にした。(そこには、チェ・トンジン、リ・ジョンファン、斉藤新の3人がいた。)
そんなところに「こちらの方々は?」と言って、ムータコ東京支部代表の剣山登(けんざん・のぼる)が姿を現した。「警察の方々です」と斉藤が語り、シンさんを紹介し、松山さん、海ちゃんが警察だと言うことを名乗った。松山さんが「殺人予告があったので、警備にやって参りました」と言って殺人予告状を剣山に渡した。すると、チェが「今日はパク同志の喪が明け、降霊が叶うとても神聖な日です。儀式参加者以外の入室できません」と言って、警察の介入を拒否する。しかし、松山さんも「殺人予告があった以上は、それは出来ませんね」と引き下がらない。するとシンさんが「私は、儀式参加を希望します。確かムータコの教義では参加希望者を断ることが出来ないはずですよね」と言った。これに松山さんが「それだったら、我々も儀式参加希望が出来るはずだ」と言った。で、剣山は「仕方ありません」と言ってそれを認める。が、斉藤が「しかし、今日の降霊は...」と慌てて剣山に言う。それを見た松山さんは「警察がいたら、何か不都合なことでもあるのですか?」と言った。で、海ちゃんたち3人も儀式に参加することになった。
斉藤が部屋の扉を締めて鍵を掛けた。祭壇のろうそくに火が点けられ、儀式の準備が進んでいく中、松山さんは脇の祭壇に置かれている小刀を手にして「かっこいいなぁ」と言い、「これ、本物だったら凶器だな」と言って小刀を抜く。すると「触らないで下さい!」とリ・ジョンファンが慌ててやってきて「とても神聖な物なんです」と松山さんを叱りつけた。で、松山さんは「あっ、そうですか。すいません」と言って小刀を鞘に戻そうとするが、その時、小刀の刃で右手を切ってしまい、声を上げた。これに海ちゃんがやってきて「もう、勝手にいじるからですよ」とお小言を言って、「大丈夫ですか?」とハンカチで傷を押さえてくれた。
儀式の準備が出来たということてで、「さあ、皆さん、こちらに」と、チェが海ちゃんたちを呼び、シンさん、松山さん、海ちゃんの立ち位置を指示する。で、右から順に、シンさん、チェ、マツ、リ、斉藤、海ちゃんが一列に並んだ。
部屋の灯が消されて、儀式が始まる。(舞ちゃんは暗所恐怖症だったが、海ちゃんは平気です。)剣山が「これより、パク同志の霊をお呼びします」と言い、注意事項を語り出す。パク(の霊)が現れるとろうそくの火が消える。その時、隣の人と手を繋ぎ、パクが帰るまで決して離してはいけない、離したら恐ろしい禍が身に降りかかる、と語った。
剣山が祭壇の前で手を合わせ、呪文を唱え始めた。「パンニナニハサムニダー」そして「さあ、皆さんご一緒に」と言って参加者にも呪文を言わせる。「パンニナニハサムニダー」と口にする一同。更に「ハムパンニハサムニダー」「キュウリモハサムニダー」と呪文が続く。(これが降霊の呪文なんですかねぇ?ハムサンドを美味しく作るための呪文にしか思えないのですが...)
すると、ろうそくの炎が消えた。それを見た海ちゃんは「嘘?」と目を丸くして驚く。ろうそくが消えたことで部屋は真っ暗になった。剣山は「パク同志の霊がお見えになりました。手をお繋ぎください」と指示を出す。で、一同は手を繋いだ。(「舞・4話」では、参加者が輪にはなっていたが、今回は横一列です。が、手を繋ぐのは同じです。)「繋いだ手は決して離さないで下さい」と念押しの注意が入る。
すると、剣山が「寒い、やたらと寒い...」と言い出した。「パク同志ですか」と言う声が飛ぶ。これに「そうだ、パクだ。ここを開けてくれ~」と、パクの霊が乗り移った剣山が返す。「同志を閉じこめたのは誰ですか?」と言う問が飛び、「私を、私を閉じこめたのは...」と、語ろうとするが、その時悲鳴がした。また、海ちゃんが手を繋いでいた斉藤が後ろから誰かに押されたようで、海ちゃんは「斉藤さん、大丈夫ですか?」と言う。すると「手を、手を離してしまった!」と怯える斉藤。直ぐに「禍が起こるぞ!」という叫び声がした。海ちゃんも「私も手を離しちゃいました...」と声を上げる。
悲鳴のようなうめき声がして、手を離したことで慌てていた海ちゃんは結構冷静でいて「電気を、電気を点けてください」と叫び、松山さんが「電気、電気、電気。何処だ?」と言ってスイッチを捜す声がする。で、まもなくスイッチが入れられて照明が点いた。
海ちゃんは祭壇の方を見る。すると剣山が倒れていて、シンさんが駆け寄った。松山さんも「どうした?」と行って戻ってくると、「シンさん、どうした?」と尋ねる。剣山を見ていたシンさんは「死んでます」と答えた。(この間に、海ちゃんは移動しながら手袋を填めていて、冷静でした)で、驚くリ、チェは「禍だ、手を離したから禍が起きたんだ!」と言って斉藤が手を離したことを責める。すると斉藤は「違います、誰かに押されたんです」と言い訳を口にした。これに海ちゃんが「動かないでください。現場を保存します」と注意をした。3人の弟子たちは「剣山同志...」と声を上げて泣き始めた。海ちゃんは祭壇などの様子をじっと見ていた。
そんな所に「警視庁から入電中」と事件を知らせる入電が届いた。「世田谷区下北沢のムータコ東京支部で殺人事件発生。被害者は剣山登。直ちに捜査を開始せよ」
鑑識も到着して捜査が始まっている。そんな中、ゆっくりと逆立ちで現れた柴田さんが直立すると「報告します」と言って海ちゃんたちに報告を始める。「凶器の小刀からは2つの指紋が検出されました。先ほど採りました全員の指紋と照合しましたところ、松山さんと斉藤さんの指紋だと言うことが判明致しました」と告げた。これを聴いた松山さんは頷くと「決定的な証拠だな」と言って、犯人は斉藤だと決めつける。これに斉藤は「そりゃ出ますよ。あの小刀は私が準備したんですから」と反論する。松山さんは「あん時、アンタ以外はみんな手を繋いでたんだ。この部屋は密室だし、この部屋から出入りしようとしたら光が差し込む訳だ。アンタ以外に考えられないじゃないか」と言って斉藤に迫る。しかし「私じゃない」と斉藤。「アンタ、パク同志の霊に真犯人と指摘されるのが怖かったんだよ。だから、衝動的に刺したんだろう」と松山さんは斉藤を責める。が「違います」と斉藤は頑なに犯行を否定する。そんな松山さんに海ちゃんが「松山さん、ちょっと来て下さい」と言って、松山さんを外に連れて行った。
部屋から出た海ちゃんたち。階段下で海ちゃんは「出来すぎですよ、この事件。手を離したから殺すなんて、誰が見ても斉藤さんの犯行じゃないですか」と言う。「そうだよ」と言う松山さんに「でも、斉藤さんは否認しています」と海ちゃん。が、松山さんは「当たり前だろう。犬がワンと吠えるように、犯罪者はなぁ、「俺じゃない」って吠えるもんなんだよ」と言う。するとシンさんが「私も斉藤さんを犯人と考えるには、3つの疑問が残ります」と言った。「3つもかよ...」と言う松山さん。
シンさんはその疑問を語り始める。「何故、斉藤さんが手を離したのか?」と第一の疑問を口にする。これに松山さんは笑うと「手を離さなかったら刺せないだろう」と言う。これに海ちゃんが「斉藤さんは誰かに押されたと主張しています」と語る。シンさんは続ける「それに、手を離した時、彼は禍を恐れていました。なのに自分から手を離すでしょうか?」すると松山さんは「じゃあ、斉藤を押したのは誰なんだよ」と逆に問う。シンさんは「チェかりか...」と言うシンさんだったが、松山さんは「甘いな」と笑いながら「ないないないない。あの2人と手を繋いでいたのは俺だぞ。誰かを突き飛ばしたり、刺したりしたら直ぐ分かるよ。それて2つ目の疑問は?」と、自信たっぷりにシンさんの3つの疑問の一つ目を片付けた。
シンさんは2つ目の疑問を語る。「ダイイング・メッセージです」「どうして被害者はハングルではなくてカタカナで書いたのでしょう?」と言ったが、松山さんは「それは斉藤が日本人だったから」と説明する。シンさんは「えっー、決めつけは良くありませんよ」と返すが、松山さんは「こんなに状況証拠が揃っているじゃないか」と言って、斉藤が犯人だと譲らない。するとシンさんは韓国語で「頭の固い人だ」と漏らした。(日本語字幕が出ました。)これに松山さんは「あれ、なんだよ。韓国語で俺の悪口を言っているのか」とシンさんに絡む。(こういう所は実に鋭い松山さんです。)すると海ちゃんが松山さんを宥めるように間に入り、「犯人が誰にしろ、犯行を実行する上でクリアしなければならない難関がもう一つあります」と、3つ目の疑問の話をする。「難関ってなんだよ」と松山さんが問う。
これにシンさんが「暗闇をどう動いたか」と口にした。これに松山さんは「それは手探りだよ」とまたも適当な説明をする松山さん。海ちゃんは「手探りで小刀を取り、剣山同志の所に行き、心臓を一突きにする。これらを一瞬でこなすなんて、とても人間業じゃありません」と言った。(「人間業じゃない」とは、ひょっとして「文化祭」のシンデレラのような方向に持っていくのか?と頭をよぎる所ですね。)松山さんは「確かに人間業じゃないけど、事実は事実だろう」と引き下がらない。海ちゃんは「それと、電気が点いた時、斉藤さんは遺体の真横にいました。もし自由に動けるなら、疑われないように離れませんか?」と問う。松山さんは「じゃあ、チェかリが、斉藤に濡れ衣を着せようとしていたのか?」と尋ねる。海ちゃんは「いずれにしろ、犯人は暗闇で自由に動ける人物」と口にする。するとシンさんが「フクロウの目を持つ男ですね」と続いた。これを聴いた松山さんは「フクロウ」と漏らすと「そうか、分かった!」と言うと、儀式が行われた部屋に走っていった。
直ぐに戻って来た松山さんは、リの首根っこを押さえていて、部屋の中に投げ飛ばした。「その髪型、不自然なんだよ」と言ってリを犯人扱いする松山さん。そこに海ちゃんとシンさんがやってきて「松山さん、止めてください」と松山さんの暴走を止めようとする。そんな中、リの頭に伸びた松山さんの手がリの髪を引っ張ると、カツラが取れて坊主頭を晒すリ。で、ゆっくりとカツラを元に戻す松山さんは「ゴメン」、海ちゃんも「すいませんでした」と謝ると、松山さんを部屋の外に連れて行った。これにリは「ゴメンで済んだら警察いらないんだ!」と怒っていた。
廊下で松山さんは「びっくりしたなぁ...」と漏らすが、「それはこっちの台詞ですよ」と海ちゃん。松山さんは「髪の毛の中に何か隠していると思ったんだよ」といい訳をするが、シンさんが「えっ、それじゃ、スパイですよ」と突っ込んだ。するとその「スパイ」という言葉に松山さんがまたも閃き、「そうか」と言って手を叩いた。
今度はチェに詰め寄る松山さん。「良いサングラスだなぁ」と言って絡み「このレンズ、暗闇でも見える特殊レンズか?」と言ってサングラスを奪い取った。チェは眩しがって目を手で隠しながら「ご冗談を。スパイ映画じゃないんですから」と否定する。が、聴く耳を持たない松山さんは「銭形、電気消せ」と指示を出す。海ちゃんが電気を消しに行こうとすると、シンさんがそれを制して電気を消しに行った。松山さんはチェのサングラスを掛ける。で、電気が消えたと同時に「あっ?何も見えないじゃないか...動けば見えるのか」と言うと動いてみようとする。チェの「危ない!」と言う声がしてぶつかって倒れてしまう松山さん。で、電気が点くと、松山さんは倒れていて、チェはやはり目を手で隠していた。それを目にした海ちゃんは「寄せる、悪のさざ波」(ここでAパート終了。経過時間は16分を回った所でした。よって、Bパートは9分半弱になります。)
別室で、ホワイトボードを使って捜査会議をしている海ちゃんたち。現場にいた人たちの顔写真(海ちゃん、マツ、シンさんの写真もちゃんとある)が貼られ、名前、そして「サイトウシン」と言う文字が書かれているのを目にした海ちゃんは「そうか」と気づいた。で、シンさんに「チェさんのフルネームは漢字でどう書きます?」と尋ねた。これにシンさんは「はい」と言うと、ペンを持ってチェの名前を漢字でホワイトボードに書いた。で「こうです」と言った。すると「やっぱり」と海ちゃん。そして「松山さん、これを日本語読みにしてください」と言う。で、松山さんが「さい・とう・しん」と読んだ。シンさんは「崔東真」と書いたのだった。で、笑顔を見せた海ちゃんは説明を始める。「冷凍庫に閉じこめられた被害者は、凍死する寸前に犯人の名前を書き残そうとした。でも、ハングルで書けば、第一発見者になるであろう犯人に消される恐れがある。だからあえて、日本語読みにした名前をカタカナで書き残し、その謎解きを警察に託した」これに松山さんが「でも、ちょっと待てよ」と割って入る。「剣山同志が殺された時、チェは俺とシンさんの間にいたんだぞ」と言う。海ちゃんも「あとはその謎ですよね」と分かっていた。松山さんは腕組みをして考え始めた。
そんな中、シンさんが左腕に填めている腕時計を見た。その様子を見た海ちゃんは「シンさん、ストップ」と言った。がシンさんは訳が分からない。ゆっくりと左手を動かしていくと、小指の横に血の痕が付いていた。それを見た松山さんが「怪我したのか?」と言うが、シンさんは何かに気づき「松山さん、右手を出してください」と言った。「どうしてだよ?」と言う松山さんだったが、海ちゃんが「いいから手を出してください」と言って松山さんに右手を出させる。で、右手を出した松山さんに、シンさんはその手と自分の左手を繋ぐように手を合わせた。すると、松山さんが小刀で怪我をした傷跡とぴったりと合った。海ちゃんは「ぴったり」と言い、シンさんも「完璧に一致」と口にする。そして海ちゃんは笑顔になって「謎は解けたよ、ワトソンくん」しかし松山さんは「何で俺の血が、お前にくっついているんだよ?」と訳が分からなかった。
降霊の儀が行われた部屋に関係者を集めた海ちゃん。3人の弟子たちがやってくるが、チェは「まだ何か用ですか?我々も暇じゃないんです」と不満を言った。これに海ちゃんが「これで終わりです」と返す。すると「伺いましょう」とチェ。海ちゃんは説明を始めた。
「2人の同志を殺したのは、チェ・トンジンさん、あなたですよね」と切り出す海ちゃん。これに斉藤とリは驚いて顔を見合わせていた。が、チェは笑い出して「冗談は止めてください。私は2人の刑事さんと手を繋いでいたんですよ」と言う。が、海ちゃんは「いいえ、あなたは誰とも手を繋いでいません。もし、あなたと松山さんが手を繋いでいたら、あなたの手に松山さんの血が付いているはずなんです。ああいう風に」と言ってシンさんを指差した。シンさんは口笛を吹きながら左手に付いた血痕を見せた。海ちゃんは説明を続ける。「あなたは手を繋ぐ時、意図的に松山さんとシンさんの間に入りました。2人の刑事に自分のアリバイを証明させるために。そして、暗くなった瞬間、あなたは2人の間を離れ、松山さんとシンさんに手を繋がせた。それからあなたは、斉藤さんの後ろで息を潜め、突き飛ばすタイミングを待ちました」そして斉藤を突き飛ばし、小刀で剣山を殺害、電気が点いた時には素知らぬ顔で2人の刑事の間に戻っていて、殺人の濡れ衣を斉藤に被せた。そして「殺人予告も警察に殺害現場を目撃させるために送ったものでしょう」と説明した。
これにチェは「ただの憶測じゃないですか。それに、どうやって動き回るんですか?フクロウじゃあるまいし」と犯行を否定する。これに海ちゃんが「それが、フクロウのようになれる方法がひとつだけあるんですよ」と言うと、「散瞳薬」という目の検査に使う薬を示した。「目の検査で使う散瞳薬です。この薬を目に差すと、瞳孔が開きっぱなしになり、暗闇の中でも物を見分けることができます。まるでフクロウのように。ただ、この薬を使用すると、明るい所では眩しくて目を明けることが出来ません。だからあなたは常にサングラスをしていなければならなかった」と続ける。これを聴いていたチェは動かなくなる。海ちゃんが「今、あなたへの身体検査令状を裁判所に請求しています。それが取れ次第、検査を行います。おそらくあなたからは、散瞳薬の成分が検出されるはずです」と告げた。
するとチェは観念したように膝をついて、動機を語り始めた。パクと剣山は、とっくの昔に降霊の力を失っていた。それを隠すために斉藤に依頼者の下調べをさせていた。このままではムータコがダメになるので、二人を殺害した、と自供した。土下座をして「すいませーん」と言って泣き崩れた。それを見た松山さんはチェの肩を叩き「もういい」と言って起こして手錠を掛けようとした。
チェは松山さんに抱きつくと、懐から拳銃を奪い、それを松山さんに突きつけて「動くな!」と抵抗を始めた。「逃げられると思っているのか。これ以上罪を重ねてどうするんだ」と説得しようとする松山さんだったが、チェは「五月蠅い、飛行機を手配しろ!」と、松山さんを人質にして要求した。
そんな所に、ギターと口笛による『愛のメモリー』のメロディーが流れてきた。それはシンさんだった。韓国語で口上を始めるシンさん。(日本語が字幕で出る。)「野に咲く花にも命あり。勝手に摘む罪人よ。私のバラが許さない。その名も人呼んでタキシード刑事・シン・ドンウク」と口上を終える。するとチェは松山さんを突き飛ばし、「五月蠅い、何をごちゃごちゃ!」と叫び、銃をシンさんに向けた。次の瞬間、シンさんは胸のバラを投げた。で、バラがチェの手にある銃を叩き落とした。チェは後ずさりをして部屋の外に逃げていった。
外に出たチェは、階段を降りて行って逃亡しようとする。すると三味線の音が届いてきた。立ち止まったチェを夜の闇が包み込む。「大波小波かき分けて。…」海ちゃんの口上が始まり「私の碇で沈みなさい!」から「神奈川沖浪裏」の大浪がうねり、赤い碇のストラップが飛ぶ。碇が床に突き刺さると、鎖はチェを捕らえていた。海ちゃんが鎖を引くと、チェは大回転してその場に倒れ込んだ。
そんなチェに松山さんとシンさんが駆け寄った。で、2人が両側から掴むようにチェを確保した。松山さんは「さっきは助けてもらったな。こいつはあんたが追ってきたホシだ。あんたがワッパかけな、シン刑事」と言って、取りだした手錠をシンさんに渡した松山さん。で、シンさんがその手錠を受け取り、チェに手錠を掛けた。海ちゃんは階段の上からその様子を満面の笑みで見ていた。
事件解決後、ムータコ東京支部を出た海ちゃんたち3人が歩いている。シンさんが「松山さん、相棒をお返しします」と言うと、松山さんは笑いながら「ソウルに連れて行っても良いんだよ」と言う。すると海ちゃんは「じゃあ、おじいちゃまに転属願いしておきますね」と返した。松山さんは直ぐに「バカ、冗談だよ」と言ってちょっと慌てた。(やっぱり、海ちゃんと松山さんって、意気が合っています。)
海ちゃんとマツの前を歩いていたシンさんは立ち止まって振り返ると「海ちゃん、松山さん」と言い韓国語で「お疲れさま」と言い、頭を下げると日本語で「お世話になりました」と言った。これに海ちゃんは「お元気で」と返した。シンさんは海ちゃんと握手をしようとして右手を伸ばし、海ちゃんがその手と握手をした。続いて松山さんが「シンさん、元気でな」と言って握手をした。で「じゃあ」と言ってシンさんは二人と別れて歩いて行った。それを見送っている海ちゃんと松山さん。シンさんは途中で振り返えると「また会いましょう さようなら」と韓国語で言い、手を振った。これにマツと海ちゃんも「アンニョンヒ」(韓国語で「さようなら」)と言って手を振り返した。で、松山さんは海ちゃんを冷やかすように「銭形、お前の瞳の中にね、ハートマークが出てるよ」とからかったが、海ちゃんはこれに笑っていた。で、再び「アンニョンヒ」と言って手を振る海ちゃんと松山さんでした。
次回の物語は、3rd.9話(通算では35話)「女子高生刑事はケータイ電話の夢を見るか ~銭形海の悪夢」という物語です。タイトルからも分かるように、「零・2nd.8話」、「雷・2nd.7話」に続いて、シリーズ3度目となる「悪夢シリーズ」です。(この「悪夢シリーズ」も、「ケータイ刑事」では定番のネタになりましたね。)「悪夢シリーズ」と言えば佐藤二朗さんが欠かせないが、当然登場して、ニセ銭形海になっています。そして、林和義さんは登場しないが、諏訪太朗さんが登場します。柴田束志さんまでがニセ銭形海となり、色々とやってくれます。(ただ、今回の悪夢は「零の悪夢」と比べると、色んなネタを見せるショーのようになっちゃって、「前衛的」という所が薄くなっているのが残念...)そして、『愛のメモリー』と共に「♪ウニウニ、トロトロ、イクラララ」ということで、歌の方も色々と出てきます。
鑑識メモ。ムータコ東京支部の祭壇の前にいる柴田さん。「色んな降霊術が世界にはあるんですね。私、柴田にもオリジナルの降霊術がございますので、皆さんにご披露したいと思います」と言うと、手にしていた小刀を素早く抜いて、気合いを入れて「キェーッ!」と叫ぶ。すると霊が降霊したのか、人が変わったようにオカマっぽい口調になった柴田さんは、「皆さんこんばんわ」と挨拶すると「さかなへんに「刀」と書いて「たちうお」」と言って「魚刀」と書かれたフリップを見せる。そして「これ、韓国で言うと…」と語り出す。で、煮付けの料理のことを語ると「それではみなさん、さようなら」と言うと、霊は柴田さんから出ていった。で、元に戻った柴田さんは「今の、一体誰だ?」と漏らしていた。→柴田さん得意のネタの一つである取り憑きネタでした。
海ちゃんの「私の碇で沈みなさい」という着ボイスDLのお知らせは、いつものように綺麗さっぱりとカットのMBSの放送でした。
BS-iの再放送が1週お休みとなったため、MBSの放送はBS-iの再放送から1週遅れということになったが、来週の放送で、MBSの「銭形海」の放送は、年内は終わりと言うことになる。で、冬舞台と最終回の4つの物語は1月になってからの放送となります。→「冬舞台」は完全版のDVDが既にリリースされているし、海のDVD-BOX3も12/21に発売となるので、BS-iを視聴することが出来ない方も、MBSの放送を見ていたら、最終話だけが未見の物語と言うことになりますね。
今回の物語は、物語的には「舞・4話」のリメイクと言うものであり、ネタの方は新鮮な感じはなかったが、トリックをはじめとして、色々と変形させていて、更にはタキシード刑事・シンさんを登場させたことによって、色々と新しい所を出していて、楽しいものになっていました。しかも、真犯人が悪あがきをしたというのは、トリックの説明が済んだら、素直に観念して逮捕というパターンを破ることになり、これもまた面白い所でした。
ダブル・パートナーとなると、それぞれのキャラをどう出すのかも難しくなるが、この物語では海ちゃん、松山さん、シンさんのいずれもが被ることなく、上手くそれぞれのキャラを出してたし、上手く料理したものです。(但し、そのあおりで、柴田束志さんの影が薄かったですけど...)
本放送の時には、シンさんがTVシリーズに登場したことで、「M3」にもシンさんの登場もあり得るだろうし、当時は7代目の最有力と見られていた水沢エレナが韓国語が得意ということもあって、7代目・水沢エレナとシンさんのコンビもあると思ったのだが、「M3」の話は全く出てこないで絢ちゃんは卒業の時期になっちゃった(海ちゃんは「ケー刑事・MOVIE」には登場しないのもほぼ確定ですね...→CDドラマがあるから、それでということなんですかね...???)し、水沢エレナは「恋空」のヒロインに抜擢され、7代目の可能性はほぼ消えてしまったし、まもなく「ケータイ刑事」のブランクも9ヶ月になるのに、今だに7代目は発表されていないが、7代目はどうなってるんですかねぇ?「M2」で雷ちゃんは「四姉妹の長女」と言っているので、妹2人がまだ控えているので、7代目と8代目までは登場するでしょうし...
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- メディア: 単行本
BEST HIT USA 2008[2008/12/9] [音楽(etc.)]
OPの時間の無駄遣いは、2008/11/16のライヴ・バージョンで、BILLY JOELの『My Life』でした。こんな所で細切れに中途半端なON AIRで時間を無駄にしないで、本編の方でたっぷりと流すべきであろう。で、CMを挟んでOPで長々と語って、先ほどのライブからBILLY JOELの『The Stranger』でした。
続いて「HOT MENU」のコーナーとなって、THOSE DANCING DAYSを取り上げて、ちょっとしたインタヴューと『Run Run』のON AIR、「COUNTDOWN USA」のTOP 40の20位から11位までの発表と続きました。
CMを挟んでの「STAR OF THE WEEK」はCAROLE KINGで、インタヴューと、2008年の来日公演のライヴから『You've Got A Friend』(ライヴのON AIR部分の時間が短い...)そして2005年のライヴから『[You Make Me Feel Like A] Natural Woman』が流れました。→中途半端に2曲流すなら、どうして1曲をフルに流さないのですかねぇ。やはり狂っているとしか思えないですなぁ...
そして、「C/D USA」の続き(10位から4位)の発表と、今週のALTERNATIVE CHARTのTOP 10が、9週連続1位のTHE OFFSPRINGの『You're Gonna Go Far, Kid』をバックに紹介と続きました。
CMを挟み、「大いなる伝説」(命日を過ぎたので、いい加減に終われよ。内容を知っているだけに、全く面白くなく、時間の無駄遣いでしかないのだから...→「つづく」と出ました。)があってから「TIME MACHINE」のコーナーへ。今回は12/9ということで、以下の4件が紹介されました。
1972年:HELEN REDDYの『I Am Woman』が全米シングル1位を獲得。チャートから一度消えたが、再登場し、遂に1位を獲得した。尚、1位にいたのは1週だけでした。また、この曲は1位を獲得しているものの、1972年、及び1973年のBillboard年間シングル・チャートのTOP 100にはランクインしていない。→10月後半から12月頃のヒット曲は、年度が分かれるため、年間チャートでは実に大損をしていて、順位が低くなってしまうが、そり典型的な例である。(次のBILLY JOELの曲も同様である。)1989年:BILLY JOELの『We Didn't Start The Fire』が全米シングル1位を獲得。2週連続1位のヒットとなる。また、彼としては3曲目の全米No.1シングルとなった。(1990年のBillboard年間シングル・チャートでは35位にランクインしている。)、1992年:THE ROLLING STONESのベーシスト・BILL WYMANがバンドを脱退した、1995年:BEATLES、の2枚組未発表アルバム「ANTHOLOGY Vol.1」が全米アルバム・チャート1位を獲得した。(Billboardでは初登場1位となって、3週連続1位となる。また、1996年の年間アルバム・チャートでは8位にランクインしている。)
12/9が誕生日のアーティストとして紹介されたのは以下の1人でした。TRE COOL(1972年生まれ)。尚、筆者のデータベースには、BILLY EDD WHEELER(1932年生まれ)、JUNIOR WELLS(1934年生まれ)、DAVID HOUSTON(1935年生まれ)、DAN HICKS(1941年生まれ)、NEIL INNES(1944年生まれ)、DENNIS DUNAWAY(1948年生まれ)、JOAN ARMSTRADING(1950年生まれ)、JILL SAWARD(1953年生まれ)、DONNY OSMOND(1957年生まれ)、RIKK AGNEW(1958年生まれ)、NICK SEYMOUR(1958年生まれ)、BRIAN BELL(1968年生まれ)、JAKOB DYLAN(1969年生まれ)、KARA DioGUARDI(1970年生まれ)、という人たちも12/9生まれとなって名前があります。(J. DYLANすら無視するなんて、何を考えているんだ???)
今回は、このコーナーを無視して、1973年のスタジオ・ライヴで、CARPENTERSの『We've Only Just Begun』がON AIRからは、されました。
「C/D USA」のTOP 3の発表を挟んで、ラストのリクエストは、1983年のELVIS COSTELLO & THE ATTRACTIONSの『Every Day I Write The Book』でした。ゆったりしたテンポで、ちょっと不思議な世界を構築している聴きやすい曲であるが、この頃はMTVも創生期であって、色々と面白いPVがたくさんありました。この曲もそういうPVの1つとして余りにも有名でしたね。兎に角、当時は第二次ブリティッシュ・インベージョンの勢いと、MTVの勢いが凄い時期であって、UKサウンドは色んな意味で面白いものがたくさんありました。
次回は、EPGの番組情報によると、「ゲスト」はエクストリーム。内容説明は、復活を遂げたエクストリームがスタジオに登場!ポール・マッカートニーのサイドプロジェクト!ガンズ新作!ザ・フー来日公演!ウィルちゃんのオバマ応援歌!とあります。→ただ単に羅列しただけで、全く面白みが無い説明文ですね...
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GRAHAM BONNET『LINE UP』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1981年に発表された彼のソロ・アルバムである。彼のソロ名義では4枚目となるが、本アルバムはRAINBOW脱退後に発表したものである。リッチー・ブラックモアに唯一人逆らった男として知られている彼であるが、ロック界のジェームス・ディーンという異名を持つが、前者のこと、そしてサングラスをした容姿が、漫才師の故・横山やすしに似ていることから、日本では暴れん坊というイメージがあるが、彼の本質をついた作品として知られているアルバムである。
尚、本アルバムはイギリスでは最高位62位を記録している。
収録曲は以下の全11曲である。『Night Games』『S.O.S.』『I'm A Lover』『Be My Baby』『That's The Way That It Is』『Liar』『Anthony Boy』『Dirty Hand』『Out On The Water』『Don't Stand In The Open』『Set Me Free』。
この中からは『Night Games』がシングル・カットされてヒットを記録している。また、日本ではこの曲が彼のソロとしての代表的な曲として知られている。
本アルバムからの筆者のお薦め曲は、『Night Games』『S.O.S.』『Be My Baby』『Liar』『Out On The Water』『Set Me Free』という所をピックアップしておく。
RAINBOWでHRをたっぷりと歌ってきた彼ということを考えると、HR路線のアルバムであると誰もが思うが、結構ポップな感じの曲もあって、意表を突いてくれる。が、ハードなナンバーでは、RAINBOW時代以上にシャウトしている曲もあって、たっぷりと聴かせてくれる。
本アルバムの後も、様々なグループを渡り歩き、またはソロ・アルバムを発表している彼であるが、やはりRAINBOW脱退直後ということで、彼としたら注目を集めていた時期でもある本作は、ある意味では最も自由にやることが出来たアルバムでもあり、彼の神髄に接することが出来る内容となっている。HRファンであれば、聴いておきたいアルバムである。