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堀江美都子『ウィークエンド』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1983年に発表されたミッチの5枚目のオリジナル・アルバムである。(この当時はほぼ半年に1枚というペースでオリジナル・アルバムを発表していて、6枚目のオリジナル・アルバムが本アルバムの半年後にリリースされている。前作「Lady Madonna」が傑作アルバムであっただけに、本アルバムは地味な印象がしてしまうのだが、ポップな要素だけでなく、ジラードを程よく取り入れて、芸術性のあるアルバムとしてまとめられている。また、大貫妙子、つのだひろ、松任谷由実の曲を取りあげていて、前作とは方向性の異なるアルバムでもある。

収録曲は以下の全10曲である。『恋人達の明日』『黄昏ドライブイン』『美しい秘密』『アフェア・オブ・ザ・ハート』『泣きたいほどの海』『白昼夢・DAY DREAM』『チャンス』『愛はロンリー・ウィークエンド』『弱虫ママ』『Coffee』。

尚、この中からは『アフェア・オブ・ザ・ハート』が『あふれる想い』というタイトルになってシングル・カットされている。また、後ろの2曲(『弱虫ママ』『Coffee』)は本アルバムよりも三ヶ月半ほど早くシングルとしてリリースされているが、TBSの某番組で使われた曲である。

お薦め曲は、ポップなナンバーからは『恋人達の明日』『黄昏ドライブイン』を、バラード・ナンバーからは『美しい秘密』を、ドラマチックでスケールの大きい『泣きたいほどの海』と『愛はロンリー・ウィークエンド』、そしてアニソン的な要素のある『弱虫ママ』をピックアップしておく。

前作は完全な「ロック・アルバム」になっていたが、本作は「ポップ」なアルバムになっている。そのため、派手な所が少なく、目立つ曲がないのだが、逆にトータル的には実にバランスの良いアルバムになっていて、シンガーとしてではなく、アルバム・アーティストとしてまとめ上げた作品と言うことが出来るアルバムになっている。(ただ、そう考えると、後ろの2曲が毛色が違っているだけに、ここに一工夫欲しかったところでもある。)

ミッチはアニソンの世界では実に様々なジャンルの歌を歌いこなしている。シリアス系からギャグ系、テンポのよい曲からスローな曲、勇ましく元気が出る曲からおとなしく気分が落ち込んでしまいそうな曲まで、本当に何でもこいである。歌っている曲の数も膨大な数になっている。しかし、意外と少ないのがごく普通のポップな曲である。それを思うと本アルバムは、その少ない部分を埋める作品と言うこともできる。が、普通のポップスということで、派手な所が無くて目立たなくなっているのが残念な所である。

本アルバムは、確かに派手な所が無く、目立つことがないアルバムになっている。(ジャケットの方も本当に地味である。)が、見た目ではなく、作品としての内容はかなりのハイレベルになっている。(但し、もう少し練り上げていれば、もっと高い次元に達していただけに、完成度という部分はまだでしたけど...)つまり、内容的には過小評価されているアルバムと言うことになる。発表から四半世紀が過ぎていて、今更ということにもなるが、リマスターして、更に内容的に詰めを行えば、とんでもないアルバムに化ける可能性のアルバムである、と言っておく。

 

↓ジャケット

ウィークエンド.jpg

↓これに復刻版として含まれています。

堀江美都子デビュー40周年記念BOX「歌のあゆみ」

堀江美都子デビュー40周年記念BOX「歌のあゆみ」

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2010/03/17
  • メディア: CD


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フィリップス・ヘッドホンマラソン5回(最終回) SHO8803 [ETC.(その他)]

最後のモニターとして届いたものは「SHO8803」というモデルであり、最後にしてやっと「ヘッドホン」と呼べるものが届きました。(過去4回は「ヘッドホン」と言うよりも「インナイヤーホン」であって、筆者に言わせると「ヘッドホンとは」別物である。)尚、型番の下一桁は色違いを表しており、4色ある中の最も派手で趣味の悪いものが届いたということで、どこまでもPHILIPSとは愛称が悪い筆者だと感じました。(8800か8801だったら良かったのに...)

ヘッドバンドのあるモデルということで、やはり「ヘッドホン」というとこの形である。再生される音の方もインナイヤー型とは全く別次元のものが再生される。(あくまでも、過去の4回と比べて、上の次元の再生音ということである。)

SHO8803_1.jpg

が、今回のモデルでも色々と問題点がある。というのは、箱をはじめ、何処にも日本語の文字が無いのである。(中国語があるので、漢字は一応あるが、日本語は何処にもない。)これは、日本で販売する意思はないということを表しており、ユーザーのことを全く考えていないヘボ会社であることの証でしかない。また、注意書きが記された紙が16の言語で書かれているのだが、そこには日本語だけではなく、中国語や韓国語という東洋系の言語は一切ないということで、どう考えても欧州で販売されるものをそのまま持ってきただけである。よって、やはりメーカーは本気で日本で売ろうということを考えているのではなく、適当に欧州で販売しているものを持ってきただけと言うことになる。

兎に角、日本で販売しようと言うのなら、日本語で記されたものが入っていて当然である。つまり、これは日本では「商品」と言うことが出来る代物ではなく、「欠陥商品」ということになる。(「ヘッドホン」で取説が必要かと言われれば、無くても特に問題ないが、販売する国の言語で記されたものが何一つ無いというのは、余りにも酷いとしか言いようがない。よって、「商品としての価値」は全くないゴミである)

また、構造の方も、左のユニットから数cmだけという短いコードが出ていて、そこに附属されている1.2mの延長ケーブルを使って、やっと使い物になるというのも、何を考えているのか意味不明である。(携帯プレーヤーに直接繋ぎ、その外部スピーカーとして使えると言いたいのだろうが、十分な音量が得られるものではなく、低音も出ないので、そんな使い方は間違っている。よって、全く意味不明なコードの短さである。)→何らかの延長ケーブル(細くて、見るからに頼りなさそうなケーブルであるのが残念。)を使うのが前提というのは、設計思想が間違っているとしか言いようがない。(やはりここも「欠陥商品」ということになる。)

SHO8803_3.jpg

そして、想定価格が7980円ということになっているが、この想定価格も「ヘッドホン」と言うことを考えたら中途半端に感じられてしまう。→やはり、1万円、または5000円というのを狙い目にすべきであって、9980円または4980円とすへきである。そのため、「高級器」という感じでもなく「普及器」という感じでもなく、宙ぶらりという印象しか浮かばない。

ちなみに、amazonでは8803以外の3色のものは7800円台で、8803だけが7000円を割る値段で販売されている。(12/19時点)ということは、やはり8803は他の3つと比べて不人気と言う証でもある。

(日本では)商品と言うには完全に欠陥である物であるが、モニターなので音を聴くことにする。頭への装着感は、特に窮屈と感じることもなく、夜過ぎると言うこともなく、標準的である。しかし、使用ユニットのサイズのこともあるが、耳全体を塞ぐようにはなって折らず、この点では中途半端なサイズである。→室内での使用ならば特に問題ないが、屋外で「密閉型」のヘッドホンとして使用するには外部の音を完全に遮断するためにも耳全体をすっぽりと覆うことが必要であり、それを満たしていない。(よって、やはりこれも設計ミスと言うことが出来る。)

いよいよ「音」を聴く。少なくともインナイヤー型とは別次元の再生音が得られるのは当然である。特に低域が不自然な感じで出るのではなく、豊かな低音が出る。(あくまでもインナイヤー型と比較してのことである。)よって、前回までと同じ水準で再生音を評価をすると、当然のことながら「優秀」と言うことになってしまう。が、それでは全く面白くないので、今回のモデルはヘッドバンド式のヘッドフォンということで、採点基準を上げて評価することにする。

ロック系のサウンドでは豊かな低域と張のある中域、それなりに伸びていて癖のない高域ということで、自然な感じのサウンドが得られる。ただ、ものによっては低域が少し出過ぎているようにも感じられるものがある。但し、高域が不足していると言うことはないので、「BASS」を少し調整してやったらばいいでしょうね。

男性ボーカルでは特にこれという不満点はないが、声域の広い(一部の)女性ボーカルでは高域が意外と伸びずにカーテンが間に入っている様に感じられたのが残念な所である。しかし、パワフルな女性ボーカリストであれば、そのエネルギーはかなり再現できている。(M・キャリーなどは苦手であるが、B・タイラーであればピッタリといった具合である。)

インスト系のものでは、ものによっては高域の艶が感じられず、弦楽器に冴が感じられない。やはりベールを被っていると言ったらいいサウンドである。

まあ、オールマイティに対応できるものというのは皆無であるため、得意分野と不得手分野があるのは仕方のないところであるのだが、このモデルはごく普通のポピュラー音楽向けということであって、オーケストラや声楽を中心としたものは苦手と言ったところである。

尚、ヘッドバンド式であることから、耳との相対位置が少しぐらいずれても安定した音が得られるのと、頭を左右に動かしても、インナホンと耳とが擦れる独特の異音が全く生じないだけに、音楽を聴くためのモデルと言うことが出来る。(この欠点があるため、「インナイヤー型」は音楽を聴くためのヘッドホンとしては筆者は認めていないのである。)

前回までのインナイヤー型と比べると、はるかに豊かな再現性があり、ゆとりのあるサウンドを聴かせている。これは言い換えると、最高速度が120km/hの車で100km/hを出して走るのと、最高速度が180km/hの車で100km/hを出して走るのと同様の、ゆとりからくる豊かさである。よって、前回までのインナイヤー型の音質基準で判断すると、5点評価で4点ぐらいは楽勝で得られてしまう。しかし、そうなるとヘッドバンド式の各種ヘッドホン(イヤースピーカーと呼ばれているものまでを含む)の評価は殆どが4か5になってしまい、意味が無くなってしまうので、ヘッドバンド式の基準にシフトして評価する。

そうなると、再生音は低域が高域よりも出ているというバランスが悪いものということになる。また、高域に関してはベールが間にあって、ものによっては(高音の)吸音カーテンがあるのではないかと思えてしまうものであるため、バランスが悪い音ということになるので、音質としては5点評価で2点がやっとである。(本当ならば1点であるが、ロック系の一部ではピッタリというものがあったので2点にする。)

それ以外としては、装着感は可もなく不可もなしなので「3点」、容器や梱包は「2点」、説明書は「0」(=論外)、デザインは(8803については)筆者の好みではないので「0」とする。また、日本で売るつもりなのに日本語が書かれたものが全くないので、商品としては「欠陥商品」であるため、商品価値も「0」である。尚、色が気に入らないので筆者としては8803は100円でも高いと言うが、8800、8801が全く同じ音が再生されるとしてら、8800ならば1980円、8801ならば2980円という値段を付けることにする。(いずれにしても、想定価格7980円という値段の代物ではないということに変わりはないですが...)

一応カタログデータを記しておくと、使用ユニットの口径は40mm、密閉型の構造である。再生周波数帯域は15~24000Hz最大入力、出力音圧レベルは107dB、プラグは金メッキ、コード長は(本体からは)5cm、別途1.2mの延長ケーブルが附属、質量は145gである。


今回で5回が終わると言うことになるが、その5つの中で「音を聴くことが出来る」と思えたモデルは最後の1つだけであるが、これも「商品」としては欠陥であるため、まともな商品は1つも無かったということになる。いずれもがお金を出してまで手に入れるべき代物ではないということである。

以前からPHILISのヘッドホンには魅力を感じていなかったが、今回のモニターによって、PHILIPSのヘッドホンは相手にする必要なし、という考えが間違っていなかったことを改めて認識した次第である。兎に角、日本で商売しようという気が感じられず、他国で打っているものが日本でも売れたらいいや、というようないい加減な感じで商売を使用としているとか感じられなかった。こんな酷い体勢で商売をするのなら、とっとと日本市場から撤退しろ、とPHILIPSには言うことにする。

尚、PHILIPSというと、コンパクトカセットを開発したメーカーであり、SONYと共にCDの開発をしたメーカーである。そのため音楽関係では世界的に知られたメーカーである。しかしヘッドホンに関しては三流以下であって、存在価値が全くないメーカーだということも感じられた。ということで、筆者としてはPHILIPSのヘッドホンは購入すべきではない、ということを言っておく。(SONYAudiotechnicaの製品をお薦めする。)

また、今回、5つ目が届く直前になって、メーカーから「物を発送した」というメールが届いた。(過去4回はそういうメールは一切届かなかった。)で、そのメールに色々と五月蠅いことが記されてあった。その中の一つとして「公式サイトへのリンクを張れ」ということだったので、(仕方なしに)そのリンクを張っておく。(「ここをクリック」)尚、過去4回に対しても同様のことを指示しているものと思われるが、いずれもがヘッドホンとして使える代物ではないこと、また、今回からリンク先が変わったと言うことなので前回までのリンク先が分からないので、追加リンクの設定もしない。

また、メールには「「フィリップスヘッドフォンマラソン」に参加しフィリップスより商品提供をうけている旨を記載すること推奨いたします。」とも記されているが、筆者に言わせればいくつかの点で欠陥があるので、「商品」と呼べる代物ではないため、「商品提供」ではなく「欠陥商品を提供されている」ということを記しておくことにする。

それにしても、初回に「辛口で記す」と記したが、ここまで見事に酷い結果になるとは思いませんでした。

 

↓色違い


ケータイ刑事舞台版・ザ・ベストセブンティーン [ケータイ刑事]

先々週と先週の「・夏/冬舞台」に続いては、「サマーパーティ」から「ザ・ベストセブンティーン」を抽出しての放送でした。→どうして「・2nd.」の文化祭を飛ばしたのでしょうかね...(こういう所にも放送番組のチョイスに疑問が残るところである。)

ただ、今回の放送は先々週と先週の放送よりも内容劣化が激しかったですね。というのは、放送枠が100分ではなくて90分に短縮されていたこと、更に、部分的に少しずつカットされているということである。(言葉を変えてソフトに言うと「再編集した」ということになるが、深夜で時間枠は特に制約を受けないだけに、ここは「再編集」という言い方は不適当であって、時間短縮の為の「カット」と言うべきである。)特に、部分的なカットというのはちゃん(早織ちゃん)と松崎さん(松山さん)とが曲の前後で話をしている部分である。

更に、CMの入れ方も、夏/冬舞台ではDVDのチャプターの所であったが、今回は本当に「適当に」と言った感じで、(一部の)曲が終わった後にCMをという感じになっていた。

そして、「アンコール」の部分もカットということで、DVDでは95分55秒ある部分が、76分半となっていた。→CMは途中で7回入り、そのトータルが13分半であった。放送枠が90分だったため、CM占有率は15%と言うことになった。尚、この数字は地上波ではまだ低い値であるが、BSでは特に低い値ではない。しかもBS-TBSでは高い値と言うことが出来る。

ということで、今回は本当にズタボロという形になっての放送でした。→「サマーパーティ」と言うと聞こえは良いが、実はこれは「銭形命」の公開収録の一部である。で、その時に収録された「・舞台版」の方が無視され、ON AIRでも命ちゃんを中心としたアンコールの部分をカットしているということで、銭形命が本当に冷遇されていますね...(まあ、作品としての完成度については、物語によっての出来/不出来のバラツキが大きく、ある意味では「ケータイ刑事」の黒歴史になっているだけに...)

アンコール以降をカットするのは、夏舞台の放送の時でも似たようなことをやっているが、本編の途中を小まめにカットしてしまうなんて、深夜枠で時間の制約も低いだけに、実に労力の無駄遣いをしていますね。(特に放送規定に引っかかるような話はしていないですし...)

ちなみに、アンコール部分をカットした場合、DVDでの時間は約82分である。BS-TBSのCM占有率を考えると、90分枠で8分(CM占有率は8.9%になる)のCMでの放送も十分あり得たはずなんですがね...→CM枠を増やしたければ、先々週と先週のように100分枠にすればいいのだし...

尚、「ザ・ベストセブンティーン」での目玉としては、「の分家三姉妹の勢揃い」と言うことになっているが、それは収録当時のことであって、実は「の分家四姉妹の勢揃い」が実現していることである。→そんなに多くは無いが、この四人が並んでいる4ショットもあります。が、当時は「が現役」であり、結はまだ何も語られていない時期だったので、「四姉妹勢揃い」ということは全く語られていないですが...

尚、今回の放送がズタボロだったことで、結果的に「サマーパーティ」のDVDに関する価値観の低下は少なかったという皮肉なことになりました。(夏/冬舞台も「特典映像」があるのでDVDの価値観の低下は少なかったが、ぶつ切りの放送となった今回の方が価値観の低下の幅は少ないのは言うまでもない。)

来週は、と言いたいところであるが、「ケー刑事」の舞台関係の放送は今回までで終わりとなって、来週のこの枠は、いつものように環境ビデオの放送枠に戻っている。ということで、「2nd.」の時の舞台版ということになる「文化祭」と、「・舞台版」については放送が飛ばされたことになって姉妹非常に残念な形となった「ケー刑事・舞台版」の3週にわたる放送でした。

 

↓影の薄い存在となった7代目...

ケータイ刑事 銭形命 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形命 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

↓これも放送して欲しかった...

ケータイ刑事文化祭inゴルゴダの森~銭形海+THE MOVIE 2.1~ [DVD]

ケータイ刑事文化祭inゴルゴダの森~銭形海+THE MOVIE 2.1~ [DVD]

  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • メディア: DVD

↓結構、このスリーショットがありましたね...

メイキング・オブ・ケータイ刑事 THE MOVIE 3 [DVD]

メイキング・オブ・ケータイ刑事 THE MOVIE 3 [DVD]

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD


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ケータイ刑事銭形雷18話[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]

銭形雷」の第18話の「地球最後の日! ~デイ・アフター・トゥモロー殺人事件」の「裏ネタ編・増補」の5回目となる今回は、この物語でベタなギャグとして登場したものから「たらい」について、「一斗缶」について、これがあったということで「自家発電システム」について、実はそれはこれだったということから「エアロバイク」について、実は全てはこうだったということから「機械仕掛け」について記します。尚、「エアロバイク」については「・23話(2nd.10話)[裏ネタ編]」で記したものをベースにして加筆しました。

また、BS-iの本放送時に記した記事は2006/4/30付けで、MBSでの放送時に記した[改訂版]は「ここをクリック」(ここにはBS-i本放送時に記した記事へのリンクもあります。)してご覧下さい。

たらい」:漢字で記すと「盥」と書く。水やお湯を中に入れて、顔や手を洗ったり、洗濯物を洗うのに使用される器の総称である。特にサイズの規定は無いが、比較的大きいもののことを指す。(小さいもの(容量が数リットル程度のもの)は「洗面器」と呼ばれることが一般的である。)

普通は丸くて平たい形状をしており、木製、金属製、プラスチック製のものがある。古くからあるもので、江戸時代までは桶のバリュエーションの1つとして、径が大きく、深さがそれほどでもないものとして木で作られていた。用途としては、洗濯、赤ちゃんの産湯、行水、足湯を含む足を洗う/温めるなどである。また、盥の中でもそれほど大きく無いものは、調理用の器(例えば寿司飯を作る、ちらし寿司を作るなど)としても使用されることがある。

第二次大戦後に、金属製のものが登場するようになるが、同時に(電気)洗濯機の登場によって洗濯のための需要が減り、各家庭に風呂が当たり前のように設けらていったことで行水での需要が減り、現在では一般家庭では余り見ることが無くなっている。(旅館や産院などではそれなりに利用されている。)また、金属製以外のものとして、プラスチック製のものも登場している。

尚、各家庭の風呂には、よりサイズが小さくなった洗面器が普及しているが、これは味方によっては「たらい」が小型化したものということも出来る。(用途は「行水」または「洗面」ということになる。)

尚、「たらい回し」という言葉があるが、この言葉の語源は、大きな盥を足で回すという曲芸のことてあり、それが転じて、物事に対して責任を持たずに他の部署に送って(押しつけて)責任逃れをすることを言うようになった。

英語では「Basin」または「Tub」「Washtub」などと言い、ドイツ語では「Wanne」、フランス語では「Baignoire」、イタリア語では「Vasca」、スペイン語では「Tina」と言うが、これらは「洗面器」というニュアンスの方が近い言葉である。(用途がほぼ同じということからこれらの言葉が使われる。)尚、中国語では「盆」と言う。

一斗缶」:金属製(ブリキ)の直方体の缶であり、容量が一斗(=18.039リットル)である。「斗」は尺貫法での体積の単位であって、1斗は10升、1升は10合である。(1斗は100合ということになる。)現在は「18リットル缶」と言うのが正式名称となっているが、昔からの言い方である「一斗缶」もそのまま使用されている。(「5ガロン缶」という言い方もあるが、これは戦後の一時期に使われた言い方であるが、定着し無かった。)

主に業務用途として使用されるものの容器として使用されているものである。液体の容器としての利用が多いが、食品(せんべい、あられ等)の容器としても使用される。尚、液体としては、塗料、洗剤、溶剤などのような食べられないもの、薬品から、灯油などの石油関係、更には醤油、油などの食品関係(調味料関係)まで幅広く使用されている。

尚、現在では、JIS規格によって形状が定められている。(地板は一辺の長さが238.0±2.0mm、高さは349.0±2.0mm、質量は1140±60g、容量は19.25±0.45リットル)但し、天板の形状については、液体用途と固体用途があるため、規定されていない。

尚、この物語にも登場したように、コントでの小道具としてもお馴染みのものであり、島木譲二(吉本新喜劇)の「カンカンヘッド」でもこれが使われている。

自家発電システム」:普通、電力は電力会社から供給されるものを契約して使用するが、自分で消費する電力を電力会社からの供給を受けずに自分の所で作る装置のことをいう。近年では家庭用の太陽光発電装置の普及が始まっているが、これも「自家発電システム」の1つということになる。

電力会社の電力供給はほぼ安定しているものの、何かがあった場合は安定供給が行われるとは限らない。そのため、病院などでは万一に備えて自家発電が可能となるようになっている。また、電鉄会社をはじめ、大きな工場などでも自家発電システムを導入していて、それによって作られた電力を用いて操業している所が多い。

発電は、先述の太陽光発電をはじめ、燃料電池などをつかったものから、風車を使った風力発電のように、最近になって登場した発電装置だけでなく、石油、石炭などの燃料を燃焼させてタービンを回して発電する従来からある発電装置などがある。

尚、この物語に登場した発電装置はエアロバイクであったが、人力で発電機を回すことになるものの、これも立派な発電装置である。但し、安定した電力を供給することは難しいため、発電した電力は一旦充電池に蓄電しないと使い物にならないのは言うまでもない。

エアロバイク」:一般的には「自転車型トレーニングマシン」または「自転車型運動器具」などと呼ばれている運動器具のことである。(「エアロバイク」は登録商標である。)自転車をこぐようなスタイルの運動器具であって、スポーツ・ジムやエアロビ教室では当たり前のように常備されている運動器具である。

自転車をこぐ運動は、腰や膝に対する負担も軽く、ある程度の負荷をかけ、ある程度の時間を続けることが出来る運動である。このような運動は有酸素運動を行うことが出来るということで、考案されたものである。(当然、自転車に乗って屋外を走るというもの運動になるが、室内で行う運動と比べて、一定の負荷が掛けられない、転倒や交通事故の危険性があるということで、別の意味での危険度がある運動になる。)また、負荷を調整して、心拍数を確かめながら運動を行うことが出来るので、万一のことがあった場合でも直ぐに対応できると言うことで、広く取り入れられている運動となっている。(但し、色々と注意点があるのもまた事実であり、個人で勝手に判断しての運動は止めましょう。)

現在は家庭で誰もが出来るように、色々と製品化されていて、通販では良く目にする商品でもある。(価格も安いものはかなり安くなっている。)

尚、負荷のかけ方によってカロリー消費量は異なるが、30分間のエアロバイク運動で150~300kcal程を消費するとされている。(ちなみに、普通盛の茶碗一杯のご飯や、6枚切りの食パン1枚が約150kcal程度とされているので、ご飯1~2杯、または食パン1~2枚のエネルギーを消費することになる。)

機械仕掛け」:「仕掛け」とはいくつかの意味があるが、「装置」「からくり」と言う意味がある。「機械仕掛け」とは機械による装置ということである。

この物語では地下室の一室を機械によって地震を起こしていたということになるが、これは地震を体験するための装置である「地震体験機」(「起震機」)を用いていたということになる。この装置は過去に起きた地震を再現することが出来るものでもあって、数は多くないものの、結果栩各地にあるものである。よって、設置しようとすれば設置することは可能であるが、大がかりなものであるため、ちょっとやそっとの費用でという訳にはいかない。それを考えると、オゾン・デホールはオンリー・ワンになるために多大なお金をつぎ込んでいたということになる。もっと有効なお金の使い方があるでしょうし、金持の考えることは理解できないといった所でもありました。

 

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

トンボ タライ 36型 40型

トンボ タライ 36型 40型

  • 出版社/メーカー: 新輝
  • メディア: ホーム&キッチン
トンボ タライ 50型

トンボ タライ 50型

  • 出版社/メーカー: 新輝
  • メディア: ホーム&キッチン
トンボ タライ 60型

トンボ タライ 60型

  • 出版社/メーカー: 新輝
  • メディア: ホーム&キッチン
タライ 42cm

タライ 42cm

  • 出版社/メーカー: アカオ
  • メディア:
タライ 60cm

タライ 60cm

  • 出版社/メーカー: アカオ
  • メディア:
平底タライ アルミ 60cm

平底タライ アルミ 60cm

  • 出版社/メーカー: EBM
  • メディア:
おまかせ こわれ草加煎餅 1斗缶

おまかせ こわれ草加煎餅 1斗缶

  • 出版社/メーカー: シャディ
  • メディア: その他
明治屋 水あめ 一斗缶 約18L

明治屋 水あめ 一斗缶 約18L

  • 出版社/メーカー: 明治屋
  • メディア: その他
イラスト版 自家発電設備&蓄電池のメンテナンス入門―自家用電気設備エッセンシャル・ノウハウ

イラスト版 自家発電設備&蓄電池のメンテナンス入門―自家用電気設備エッセンシャル・ノウハウ

  • 作者: 野々村 和也
  • 出版社/メーカー: オーム社
  • 発売日: 1995/11
  • メディア: 単行本
電気主任技術者 自家用発電設備―保守と運転

電気主任技術者 自家用発電設備―保守と運転

  • 作者: 郷古 良則
  • 出版社/メーカー: 電気書院
  • 発売日: 2003/07
  • メディア: 単行本
ALINCO(アルインコ) エアロマグネティックバイク AF6200

ALINCO(アルインコ) エアロマグネティックバイク AF6200

  • 出版社/メーカー: ALINCO(アルインコ)
  • メディア: スポーツ用品
ALINCO(アルインコ) クロスバイク AFB4309

ALINCO(アルインコ) クロスバイク AFB4309

  • 出版社/メーカー: ALINCO(アルインコ)
  • メディア: スポーツ用品
コーポ マグネットバイク  CP-9000

コーポ マグネットバイク CP-9000

  • 出版社/メーカー: コーポ
  • メディア: スポーツ用品
エアロバイク★静音設計/簡単操作★エクササイズ

エアロバイク★静音設計/簡単操作★エクササイズ

  • 出版社/メーカー: SIS
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品
エアロバイク/EZ101

エアロバイク/EZ101

  • 出版社/メーカー: コンビウェルネス
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品
エアロバイク EZ101

エアロバイク EZ101

  • 出版社/メーカー: ビッグフィールド
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品
機械仕掛けの歌姫―19世紀フランスにおける女性・声・人造性

機械仕掛けの歌姫―19世紀フランスにおける女性・声・人造性

  • 作者: フェリシア・ミラー フランク
  • 出版社/メーカー: 東洋書林
  • 発売日: 2010/02
  • メディア: 単行本

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