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KINGDOM COME『KINGDOM COME』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1988年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。アメリカ人とドイツ人という構成のハードロックバンドである彼らは本アルバムのセールスが好調で、順調な船出をしたと思われた。が、そのサウンドがLED ZEPPELINに余りにも似ていたことで、評論家だけではなく、音楽ファン、更にはミュージシャンたちからも徹底的に非難されるという批判の集中砲火を浴びてしまい、中心となったレニー以外のメンバーが脱退してしまったという曰く付きのアルバムである。(現在でもレニーが中心となってバンドとしては現役である。)尚、本アルバムはBillboardでは最高位12位を記録していて、1988年の年間アルバム・チャートでは61位にランクインしている。また、イギリスでも最高位43位を記録している。

収録曲は全10曲であったが、2004年にリマスターされたときに後ろに1曲のボーナストラックが追加され、現在は全11曲になっている。収録曲は以下の通りである。『Living Out Of Touch』『Pushin Hard』『What Love Can Be』『17』『The Shuffle』『Get It On』『Now Forever After』『Hideaway』『Loving You』『Shout It Out』。(以下はボーナス・トラック)『Get It On (12" Promo Mix)』。

この中からシングル・カットされたのは3曲である。リリース順に『What Love Can Be』(イギリスで最高位78位)、『Living Out Of Touch』(とくに大きなヒットとはならず)、『Get It On』(Billboardで最高位69位、イギリスでは最高位75位を記録して、彼らのシングル曲としては最大のヒットになった。)

お薦め曲としては『Get It On』と『What Love Can Be』のシングル曲をピックアップしておく。

彼らが不幸だったのは、'80's終盤に発表されたという時期が大きい。実際、'80's前半には、オリジナル・グループに似ていることを売りにしたプロジェクト的なグループが成功を収めており、その時は彼らのような「ニセモノ」呼ばわりされることはなかった。'80's後半は世界的にもバブルに突入し、本物、そしてオリジナルが重宝されるようになったため、余りにも似ていたことが不幸であった。(「そっくりさん」という看板を上げていればまた違っていたでしょうが...)

が、本アルバムに収録されているサウンドは、確かにLED ZEPPELINのサウンドに近いものになっているが、単にサウンドが似ていると言うだけではなく、テクニックもかなりのハイレベルのものになっている。が、結局「ニセモノ」として扱われてしまったため、全てが否定されることになってしまったのは残念であった。

余りにも過激に彼らが否定されたことで、彼らのバンドとしての力量が再評価されるというのは殆どあり得ないと思われるが、改めて聴いてみて、それから確かにLED ZEPPELINのサウンドに似ているということが感じられれば、その後どうするかは各自で判断すればいいことである。「聴かず嫌い」ということはせず、一度は聴いておいて自分で判断して貰いたいところである。ただ、存在までを否定してしまうには余りにも惜しい内容のアルバムである。

尚、最近、遂に「BEATLESって誰?」という世代が登場したということが話題になっていたが、「LED ZEPPELINって誰?」という人がいたら、本アルバムとLED ZEPPELINのアルバムを(予備知識を与えずに)聴かせて、どういう感想を持ったか聴きたい所でもある。

 

Kingdom Come

Kingdom Come

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Polygram Int'l
  • 発売日: 1998/12/15
  • メディア: CD

Kingdom Come

Kingdom Come

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Lemon Records UK
  • 発売日: 2004/06/08
  • メディア: CD

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ケータイ刑事銭形雷18話[裏ネタ編]PART 7 [ケータイ刑事]

銭形雷」の第18話の「地球最後の日! ~デイ・アフター・トゥモロー殺人事件」の「裏ネタ編・増補」の6回目となる今回は、劇中でみんなが聴いていた「ラジオ」について、劇中に登場した食糧関係から「非常食」について、「乾パン」について、劇中でみんなが使っていた「紙コップ」について、岡野さんがこれを使っていたということで「アイロン」について記します。尚、「ラジオ」については「・19話[裏ネタ編]PART 1」で記したものをベースにして加筆しました。

また、BS-iの本放送時に記した記事は2006/4/30付けで、MBSでの放送時に記した[改訂版]は「ここをクリック」(ここにはBS-i本放送時に記した記事へのリンクもあります。)してご覧下さい。

ラジオ」:「ラジオ放送」のこと、若しくはラジオ放送を聴くための「受信機」のことを言う。また、ラジオ放送の番組のことも「ラジオ」と言う場合がある。

英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語でも「Radio」と同じであるが、発音は異なる。(独伊は同じ発音、仏蘭はアクセントが異なる。)、ポルトガル語では「Rádio」、中国語では「收音機」と言う。また、日本語では以前は「ラヂオ」という表記がされていたが、現在ではこの表記は使用されないのが一般的である。

「ラジオ放送」は、無線を使った音声放送であって、会話や音楽、スポーツの実況などの番組が行われている。AM放送とFM放送があるが、これは音声信号の電波への重畳方式が異なっている。AMは振幅変調による中波を使った放送であり、受信機が安価に出来る、遠くまで電波が届く、という特徴があるが、放送される音声の電気的特性はあまり良くない。(上限はおよそ8kHz程度である。)FM放送は周波数変調による短波(超短波)を使った放送である。受信機はAM放送の受信機よりも複雑になるが、音声の電気的特性は良くなる。(上限は15KHzまで。)また、ステレオ放送が一般的であり、音楽放送が中心になっている。

受信機は、AM放送のみというものから、AM/FMの両方を受信できるもの、FM放送のみ受信できるものがある。また、TVのアナログ放送の音声はFM放送であるため、FM放送の受信機であれば、TVチャンネルの低い所(1~3ch)の音声を受信出来るものが数多くある。

とは言っても、最近はAM/FM受信のICも安価になっているため、そんなに高くはない値段で手に入れられる。

また、現在は無くなっているが、一時期はBS放送でラジオ放送が行われていた。アナログBSではセント・ギガがWOWOWの隙間を利用してデジタル音声放送を行っており、デジタルBSでは複数の放送局がやはりデジタル音声放送を行っていた。但し、これらの放送を聞くには普通のラジオでは対応できず、BSチューナーまたはBSチューナー内蔵のテレビが必要であり、ラジオ放送としては普及し無かった。(しかし、これらも立派な「ラジオ放送」である。)

尚、現在はインターネットを利用することでラジオ放送局の放送を聞くことが出来、それらを「ネットラジオ」と呼んでいるが、無線を使った音声放送ではないので、「ラジオ放送」とは別物である。(「ネットラジオ」の「ラジオ」は「音声放送」と言う意味で使っているだけであって、本来の意味である「無線を使った」という条件を満たしていない。)

非常食」:災害などの非常時の時に食する食料として準備しておく食料のことである。その「非常時」というのはいつやってくるのか分からないため、長期保存が可能な食料品であるのが基本である。また、非常時には調理するのに必要な器具が使用できる誌は限らないため、屋外で特別な調理を行わずにも食することが出来る食料である。

一般的には缶詰、レトルト食品、インスタント食品などがこれに使用される。(「乾パン」はその代表的なものの一つでもある。)また、ペットボトルに入った飲料水なども飲み水ということで非常食の一つになっている。

尚、缶詰、レトルト食品、インスタント食品なじはある程度の長期保存が可能なものとして、一般の家庭では通常から使用されているものであるため、どの家庭にもある程度は非常食として使用できる食料があるものである。しかし、「非常食」として使用するには、いつ起こるか分からない「非常時」に備えておくものであるため、常に備えられていることが大事である。また、長期保存が可能な食品とはいうものの、それにもやはり限界がある。(数年ならば保つが、何十年もという訳にはいかない。)そのため、賞味期限に対する管理が忘れがちになってしまうが、この点については注意が必要であり、ある程度の周期で新しいものに入れ替えておく必要がある。(古いものは捨てるのでなく、適宜消費してしまう。)→公共団体などが保管、管理している非常食も、適宜消費して新しい者と入れ替えられている。

乾パン」:非常食の代表的なものとして知られている食品であって、パンの一種である。ただ、パンというよりはビスケットと言った方が近い。保存性に優れているだけでなく、携帯性にも優れているため、軍では携行用の食料としても使用されている。

原料は小麦粉、砂糖、食塩、ショートニングなどであって、特に普通のパンと差があるものではない。パンと同様にイーストを加えて発酵させるという生地の製作過程も同じである。生地を140~150゜C程度で焼き上げて作られるが、水分が少ないため、普通のパンのような柔らかな食感はない。しかし、原料は普通のパンと同じであるので、味はパンのものである。

古くから利用されている食品であり、軍が携行する食料としての歴史が長い。日本でも、明治の時から軍を中心に使用されていた。非常食としての歴史はそう長いものではないが、その保存性に優れていることから非常食として保存されるようにもなり、現在では幅広く利用されている。

尚、英語では「Hardtack」といい、この言い方は現在では他の言語でも使用されている。(ドイツ語では「Hartkeks」と言うこともある。)また、見た感じがビスケットとほぼ同じであることから、英語では「Biscuit」、ドイツ語では「Biskuit」、フランス語では「Biscuit」、イタリア語では「Biscotto」、スペイン語では「Bizcocho」という言い方もある。また、中国語では「壓縮餅乾」と言う。

紙コップ」:「コップ」とは、液体を入れる取っ手のない容器のことであり、主に飲料水を注ぐ谷利用される食器である。その材質はガラスを使ったものが多いが、それ以外の材質のものも色々とある。(金属製、陶器製、プラスチック製など。また、果実の実の殻を使ったり、木を彫って作られたものまである。)

「紙コップ」は紙をで作られたコップのことである。(「ペーパーカップ」と言う場合もある。)当然、液体を入れる者であるため、普通の紙ではなく、耐水処理が施された紙を使用しているのは言うまでもない。

安価な紙を使用しているため、このコップは非常に安く出来、しかも簡単に大量生産出来るものである。しかし、耐久性に関しては高いとは言えない。そのため、使い捨てのコップとして利用されることが殆どである。(テイクアウト・サービスを行っているファーストフード店ではみれを標準的に使用している。→コーヒーを入れるものとして、取っ手のあるものも一部にはあるが、紙であるため、このような加工も容易であるのは言うまでもない。)

英語では「Paper Cup」、ドイツ語では「Papiertasse」、フランス語では「Tasse en Papier」、イタリア語では「Tazza di Carta」、スペイン語では「Taza del Papel」、中国語では「紙玻璃杯」と言う。

アイロン」:鉄を使った道具であり、鉄板を温め、その熱と自重にわって衣類のしわを伸ばすのに使用される小手状の道具のことである。そのため「鉄(IRON)」から名前が来ている。現在は鉄ではなく、錆びにくい金属を使っていて、電気でそれを温める電気式アイロンが一般的になっていて、家庭でも幅広く使用されている。尚、古くは、鉄で出来た板を炭火で熱して熱源としていた。また、江戸時代から昭和初期までの日本では、中に炭火を入れて使用する「ひのし」と呼ばれたものがあり、これが(現在で言うところの)「アイロン」として使用されてきた。そのため、゛んざいのアイロンのことを「西洋式ひのし」ということもある。

ちなみに、電気式アイロンはエジソンの発明品であり、普及するようになったのは20世紀になってからである。(しかし、現在のアイロンでは当たり前になっているスチーム機能は無かった。)

 

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

ラジオの教科書

ラジオの教科書

  • 作者: 花輪如一
  • 出版社/メーカー: データ・ハウス
  • 発売日: 2008/10/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
手作りラジオ工作入門 (ブルーバックス)

手作りラジオ工作入門 (ブルーバックス)

  • 作者: 西田 和明
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2007/10/19
  • メディア: 新書
ラジオマニア 2009―全国のAM+FM+短波番組を楽しめ! (三才ムック VOL. 254)

ラジオマニア 2009―全国のAM+FM+短波番組を楽しめ! (三才ムック VOL. 254)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 三才ブックス
  • 発売日: 2009/07
  • メディア: ムック
お助けメシ―いざという時、役に立つ! 非常食ムック(ワールド・ムック 740)

お助けメシ―いざという時、役に立つ! 非常食ムック(ワールド・ムック 740)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ワールドフォトプレス
  • 発売日: 2008/08/20
  • メディア: 単行本
震災非常食マニュアル (OAK MOOK 171)

震災非常食マニュアル (OAK MOOK 171)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: オークラ出版
  • 発売日: 2007/09/01
  • メディア: 単行本
牛乳パックと紙コップ―リサイクル工作

牛乳パックと紙コップ―リサイクル工作

  • 作者: 竹井 史郎
  • 出版社/メーカー: 小峰書店
  • 発売日: 1995/07
  • メディア: 単行本
紙ざら・紙コップのメカ―身近な工作 (つくるメカシリーズ)

紙ざら・紙コップのメカ―身近な工作 (つくるメカシリーズ)

  • 作者: 江川 多喜雄
  • 出版社/メーカー: 星の環会
  • 発売日: 1997/08
  • メディア: 単行本
魔法のアイロン上達本  アイロンなんて大きらい!でも・・・

魔法のアイロン上達本  アイロンなんて大きらい!でも・・・

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 世界文化社
  • 発売日: 2010/10/16
  • メディア: 単行本
ブックカバーを作る―しまい込んでいた布の再利用 アイロンと両面テープでらくらくできる

ブックカバーを作る―しまい込んでいた布の再利用 アイロンと両面テープでらくらくできる

  • 作者: えかた けい
  • 出版社/メーカー: 日貿出版社
  • 発売日: 2008/11
  • メディア: 大型本
↓いくつか
SONY FM/AMハンディーポータブルラジオ ホワイト ICF-51/W

SONY FM/AMハンディーポータブルラジオ ホワイト ICF-51/W

  • 出版社/メーカー: ソニー
  • メディア: エレクトロニクス
ELPA AM/FMコンパクトラジオ ER-P26F

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  • 出版社/メーカー: 朝日電器
  • メディア: エレクトロニクス
SONY FM/AMポータブルラジオ ICF-801

SONY FM/AMポータブルラジオ ICF-801

  • 出版社/メーカー: ソニー
  • メディア: エレクトロニクス
SONY FM/AM ホームラジオ A101 ゴールド ICF-A101/N

SONY FM/AM ホームラジオ A101 ゴールド ICF-A101/N

  • 出版社/メーカー: ソニー
  • メディア: エレクトロニクス
LOGOS 缶入りカンパン 100g

LOGOS 缶入りカンパン 100g

  • 出版社/メーカー: LOGOS
  • メディア: その他
デキシー エコノウェア ペーパーカップ205ml 50P

デキシー エコノウェア ペーパーカップ205ml 50P

  • 出版社/メーカー: 日本デキシー
  • メディア: ホーム&キッチン
8オンス 紙コップ 本体 100ヶ 378SI

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  • 出版社/メーカー:
  • メディア:
日立 Vegee コードレススチームアイロン ブルー CSI-71-A

日立 Vegee コードレススチームアイロン ブルー CSI-71-A

  • 出版社/メーカー: 日立
  • メディア: ホーム&キッチン

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ケータイ刑事銭形結#3 [ケータイ刑事]

今週も「名曲探偵アマデウス」がお休みであり、「銭形結」も悪くはなかったので、前回に続いて中身をそれなりに記すことにします。尚、次の「名曲探偵アマデウス」の新作は1/10であって、ファイルNo.082のレスピーギ『交響詩「ローマの松」』です。(1/17はファイルNo.083のヴェルディ「レクイエム」、1/24はファイルNo.084のドヴォルザーク「スラブ舞曲集」と続きます。)


OP主題歌が終わるといきなりアイキャッチが入ってCMへ。ということで、途中にCMを入れないで放送すると言うことが分かりました。(「・5話」の本放送はこうならなかったから、サブタイトルにも「ワンシーンワンカット」の文字が入っていない。)で、CM明けに再びアイキャッチが入ると、テロップガ出る。「今回のケータイ刑事はワンシーンワンカットでお送り致します また、本作品はBS初3Dドラマとして実験的に撮影されましたが皆様には2Dバージョンでご覧いただきます」で、これをそのままマヤヤが読み上げている。

通路を進んで行く中「警視庁から入電中」と入電が入る。「港区赤坂BLITZに脅迫状が届いた模様。脅迫されているのはダンサー・ボンバー島貫。直ちに現場に急行せよ」

で、ちゃん、あさみさん、柴田(束志)さんがやってきて「ボンバー島貫ファーストライブ」のポスターの前にやってくる。「こいつかボンバー島貫か」とあさみさんが言うと、「はい。独特の風貌とコミカルなダンスで、今、人気急上昇中です」と説明する柴田さん。すると「柴田さん、詳しいんですね」とちゃんが言う。すると「ファンなんですよ」と答える柴田さん。(こういう所は太郎さんと同じですね...)更に「今年の忘年会でダンスしようと思いまして...」と言うと壁に向かって逆立ちをする。「逆立ちダンスです!」と自信満々に言うが「そうですか」とちゃんはスルーすると「行きますよ」と言って相手にしないで中に入っていき、あさみさんもそれに続いた。

ホールに入っていったちゃんたち。舞台上ではボンバー島貫と8人の女性ダンサーたちがリハーサルをしていた。それを見ていた3人だったが、柴田さんが舞台の様子を撮影しているカメラマンとぶつかって転ぶ。カメラマンの男は「君たち、ここは関係者以外立入禁止だよ」と言うと「僕ら、こういうもんだ」とあさみさんが言い、あさみさんとちゃんは警察手帳を見せた。(束志は敬礼だけだが、鑑識の制服に「警視庁」の文字があるから分かりますね。また、「間違えた」というネタは残念ながら無しでした。)するとカメラマンの男は「警察の方ですか。ということは脅迫状の件ですか。何か分かったんですか?」と尋ねる。これにちゃんが「いえ、今来たばかりなんで...」と答える。あさみさんは「君こそ一体何者だ?」と問う。(この時、舞台上のリハーサルが終了する。)カメラマンの男はカメラをちゃんに預けると名刺を取り出して「私、こういうものです」と言って名刺をあさみさんに渡した。

「漢字ばっかりじゃない」と文句を言うあさみさん。(男はちゃんからカメラを返して貰う。)男は映像作家の宇吊木四郞(うつりぎ・しろう)だった。で、ボンバー島貫のドキュメンタリーを撮影しているということだった。脅迫状騒ぎと言うことで格好のネタになると言うが、ちゃんは「警察の捜査です。撮影は困ります」と言って指で小さなバッテンを作る。これに「固いこと言わないで下さいよ。可愛く撮りますから」と言う宇吊木。しかしちゃんは「ダメです」と腕をクロスさせてバッテンを作った。が、あさみさんが2人の間に入って「まあいいじゃないか。我々警察の地道な活動を知って貰うチャンスだ」と言って撮影許可する。が、ちゃんは「ダメですよ絶対に」と認めない。(→ここで「冷え性」ということを行って貰いたかったですね...)あさみさんは「右斜め45゜から映して貰ったらいい表情なんだよな」と良い「了解了解」と言う宇吊木と握手をして交渉成立。あさみさんはポーズを付けて「話を聞くとしよう」と言うが、「勝手にして下さい」とちゃんは離れていき、ボンバー島貫の元に移動した。

「ボンバー島貫さんですね」と言って話を切り出すちゃん。が、ボンバー島貫は「ダンサー志望の子だね」と思い立ち上がるとちゃんの側に来てじっくりとちゃんを見る。で「この動きしてみて」と言ってダンスを始める。これに「いえ、私たちは...」と言うちゃんだったが、「こうでしょうか」と言ってあさみさんと柴田さんはボンバー島貫の行うダンスを真似始める。「2人ともなかなか良いよ」と言うボンバー島貫だったが「でもね、男はいらないんだ」と言う。すると宇吊木が「この人達は刑事さんですよ」と言った。で「驚きの感情を体で表現してみた」と言ってポーズを決めたボンバー島貫に拍手が起こった。

女性ダンサー達に向かって「あなたたち、席を外してちょうだい」とマネージャが言い、「島貫のマネージャーで港野洋子(みなとの・ようこ)と申します」と自己紹介をする。(どう考えてもダウン・タウン・ブギウギ・バンドの『港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ』ですね...)で、一同会釈してから本題へ入る。

あさみさんが「脅迫状が届いたそうですね」と言うと港野は側のテーブルに移動して、手にしていたハーネスを起き、手帳を撮って戻って来て「これが今朝、控え室に置かれていました」と言って脅迫状をちゃんに渡した。「拝見します」と言って受け取ったちゃんは文面を読み上げる。「過去の罪を償え。二度とステージで踊ることは出来ないだろう」あさみさんは「確かに脅迫状だ」と言うと、「カメラ、真剣な表情、抑えている?」と宇吊木に確かめる。が、「カット!」と大きな声を挙げた宇吊木。「すいません。バッテリー交換します」と言うと、側のテーブルに移動し、テーブルに背負っていたバッグを起き作業を始めた。ちゃんは柴田さんに「調べて貰えますか」と言って脅迫状を私、柴田さんはそれを調べるために席を外した。

結ちゃんは港野に「過去の罪とありましたよね。何のことでしょう?」と尋ねた。港野は「私が思うに...」と答えようとするが、ボンバー島貫が「マネージャー、ハーネスは?」と言って口を挟み、港野は話すのを止めてハーネスを取りに行き、ボンバーが「僕くらいなら、グレートな存在になれば、嫌がらせだって来るってもんさ。いちいち気にしていたらきりがない」と言った。そこに港野がハーネスを手にして戻って来て、宇吊木も撮影を再開して戻って来た。で、ハーネスを付けたボンバー島貫は「リハーサルでも見ていくといい」と言ってスタンバイに入った。

ボンバーは全く気にしている様子ではなく、港野は「あの人、昔から調子がよくて...」と誤る。ちゃんは「困りましたね。実質的な被害がなければ警察としても動きようがありません」と言った。すると港野は、次のリハーサルが終わったら昼食になるので、そこで改めて、と申し出た。あさみさんは「いつまでもお待ちしますよ。市民を守るのが我々の務めですからね」と港野に言い、宇吊木には「ちゃんと撮ってるか」と気にしていた。

そんな所に柴田さんが「結果が出ました」と言って戻ってきた。脅迫状の封筒と用紙は共に市販されているごくありふれたものであり、回し読みをしたらしく、たくさんの指紋があって、差出人を特定するのは難しい、と報告した。すると宇吊木は「次のリハーサルは見ておいた方が良いですよ」と言い、向きを変えてボンバー島貫のいる方にカメラを向けた。

で「ミュージック、スタート!」ということでリハーサルが始まる。ボンバー島貫は会場後ろの2階にいて踊っていて、1階の後ろから女性ダンサー達が登場してステージに上り、踊り始める。港野が「今から島貫がステージまで飛びます」と説明しすると「飛ぶんですか?」とちゃんは驚いていた。で、港野は会場に張ってある舞台に続いているロープを指して、「それに乗って」と説明する。(あさみさんは「僕なら絶対に願い下げですね」と言っていた。)で、島貫に指示が出て、ロープを掴む島貫だったが、ロープを伝うことが出来ずに転落してしまった。悲鳴が上がり、音楽が止まり、みんなは島貫の元に駆け寄った。

ちゃんたちはキョトンとしていたが島貫の元に移動すると、ちゃんは「皆さん、離れて下さい」と指示し、あさみさんは「救急車を」指示した。で、あさみさんが島貫を確かめるが「ダメだ、死んでいる」と言った。港野が「どうしてですか、何でこんなことに」と取り乱し、あさみさんは「金具が体重を支えきれなかった。事故ですよ、事故」と言って港野を宥め「な、銭形くん」とちゃんに同意を求める。しかしちゃんは「これは事故ではありません」と言い、ハーネスのベルトの部分が不自然に切れている、と指摘し「誰かに殺害されたんです」と断定した。で、みんなに「これから開場を封鎖します。許可があるまで誰も外には出ないで下さい」と告げた。

宇吊木が「脅迫状のことで...」と口にして、場所を移動すると、ポケットからあるチラシを取り出し、それを渡すと語り始めた。それは島貫がまだアマチュアの時のダンス大会のチラシであった。その大会で優勝した島貫はメジャー・デビューを果たした。が、その大会の前日に優勝候補だったアクセル・トモヤが転落事故を起こした。一部では島貫がアクセル・トモヤを突き落としたという噂が流れたという。ちゃんは「それが脅迫状にあった過去の罪だと?」と言うと、宇吊木は「あくまでも噂ですが...」と言った。あさみさんは「それなら警察が調べるでしょう」と言うが、証拠が無く、事故扱いになった、また、アクセルは今でも意識不明で病院のベッドで寝たきりだと証言した。

「ところで宇吊木さん」とちゃんは話題を変え、今朝から回しているカメラの映像は見られるか?と尋ね、「何か映っているかも知れない」ということで宇吊木は準備を始めた。

そんな所に数人の警官がやってきて、あさみさんは、ここにいる全員の身元確認と、劇場全ての出入り口を封鎖するように指示を出した。

港野は舞台下に座っていて落ち込んでいた。ちゃんが「大丈夫ですか?」と声を掛けた。で「脅迫状の件ですが、何か言いかけましたよね」と言って先ほどの続きしようとする。しかし「そうだったでしょうか...」と言葉を濁した。「過去の罪について」とちゃんが言うが「昔のことは知りません。私が島貫のマネージャーになったのはメジャー・デビューか決まってからです。まだ三ヶ月前しか経っていませんから」と言って逃げた。しかしちゃんは「それはおかしいですよ」と言って、港野が「あの人、昔から調子がよくて」と言ったことを指摘して「以前から知っていたんですよね」と言う。これに「私は何も知りません」と否定する港野。あさみさんは「隠し事をすると署に同行して貰うよ」と言うと、港野は立ち上がって「私が殺したって言うんですか?」と逆に問う。「そんなこと言っていません」と宥めるあさみさんは「知っていることを全部話して下さい」と言う。これに「はっきり言います。私は殺っていません。もし犯人だって言うのなら、ちゃんと証拠を見つけてからにして」と言って怒り、席を外した。

そんな所に「刑事さん、準備できました」と宇吊木が声を掛けた。で、宇吊木の側にちゃんとあさみさんは移動した。「これがリハーサルの様子です」と言って、カメラで再生を始める宇吊木。舞台から島貫の方にカメラが向くと、島貫が転落した瞬間が映っていた。それを見たあさみさんは「こうやって見ると、人の命ってのはかないものだね」と感想を漏らすと「特に手掛かりはなさそうだな」と言うが、ちゃんは「絡む、悪の糸

「報告します」と言って柴田さんがやってくると、ハーネスのベルトの所に切れ込みの跡が確認され、厚手のカッターか何かを使用したと思われる、と報告した。また、担当のスタッフは直前に確認した時にはそういうことは無く、マネージャーに渡した、と続けた。すると「そう言えば...」と宇吊木は言い、「これを見て下さい」と言って、港野がハーネスを手にしている所、更にテープを早送りしてボンバー島貫がハーネスを付けている所を再生した。それを見たあさみさんは「彼女(=港野)しかハーネスに細工できた者はいないよ」と言って、港野が犯人と決めつけた。で「柴田くん、彼女をここに」と指示を出し、柴田さんは港野を呼びに行った。すると宇吊木は「遂に、犯人逮捕の瞬間ですか」と興奮気味に言う。しかし冷静なちゃんは「でも、洋子さんが犯人なら、動機は何でしょう?」とあさみさんに尋ねた。すると「そんなものは犯人に聴けば直ぐに分かる」と言った。(前回もこんなことを言ってましたね...)ちゃんは「過去の罪」「ダンス大会」「転落事故」と呟いていた。

そんな所に柴田さんが港野を連れてくるが「もう話すことはありませんけど」と港野は言う。あさみさんは「港野洋子、ボンバー島貫さん殺害容疑で逮捕する」と言った。これに港野は「そんな、私は殺ってません」と改めて否定した。が、あさみさんは「これ以上隠していると、不利になるばっかりだよ」と諭すが「何で私が島貫を殺さなきゃいけないんですか」と港野は問う。すると携帯を見ていたちゃんが「それは、償うべき罪があるからですよね」と言った。で、ダンス大会のサイトを見たら、各ダンサーのプロフィールがあって、「アクセル・トモヤさん、本名、港野トモヤ。あなたのお兄さんですね」と港野に尋ねた。そして「大会前日、お兄さんは転落事故に遭った」と言う。すると「あれは事故じゃありません」と港野が反論した。これに「詳しく話して下さい」とちゃんは言った。

港野は、あの日、病院に駆けつけた時、兄はまだ意識が残っていて、「島貫に突き落とされた」とはっきりと聴いた、と言った。あさみさんは「それなら、警察がきちんと調べたはずだ」と口を出す。すかさず「何度も話したわ。でも証拠がないって...事故として処理されたの...」と港野。これにちゃんが続ける。「だからマネージャーとして彼に近づき、復讐の機会を狙っていた。脅迫状を出したのもあなたですね」と言った。港野は「脅迫状を出せば、警察が調べに来るわ。そこであいつに罪の告白をさせたかったの!」と言った。すると「だったら殺すことはないだろう」とあさみさんが言った。すかさず「違う、私は殺ってない!」と言って犯行を否定し「殺したいほどに憎かったけど、それじゃああいつと同じじゃないの」と泣き叫ぶように言った。あさみさんは「まあいい。詳しくは署でゆっくり聞こうかな」と言って手錠を取りだして港野を逮捕しようとした。

その時「カット!」と宇吊木が叫んだ。「どうした?」と尋ねるあさみさんに「すいません。バッテリー、交換させて下さい。逮捕の瞬間はもうちょっと待って下さい」と言って、ポケットから新しいバッテリーを取り出して交換した。

それを見ていたちゃんは「そうか、そういうことか」と口にした。宇吊木は「はい、お待たせしました!」と叫んだ。あさみさんは「港野洋子、ボンバー島貫さん殺害容疑で逮捕する」と言って洋子に手錠を掛けようとした。が、ちゃんが「待って下さい」と言ってそれを止めた。「今度は何?」とあさみさんがいうと、ちゃんは「謎は解けたよ、ワトソンくん

「あさみさん、洋子さんは犯人ではありません」と言った。「何だって?」とあさみさん。ちゃんは「島貫さんを殺害したのはあなたです」と言うと宇吊木の方に移動して「宇吊木さん」と告げた。これに「えっ?僕?僕が何で?」と訳が分からない様子の宇吊木。あさみさんも「彼はハーネスに細工する暇はなかった。犯行は不可能だ」と言う。これに「そうでしょうか」とちゃんは言い、今、カメラのバッテリーを交換したことを指摘し、さっきも交換したのにもう切れたのはおかしい、と言った。これに「充電を忘れたんだよ」と言う宇吊木。するとちゃんは、さっきは別の目的があったのでバッテリーを交換しなかったと指摘した。で、あさみさんに、宇吊木のバッグを調べるように指示をした。だ、あさみさんが宇吊木のバッグに手を伸ばした瞬間、「止めろ、触るな」と宇吊木は叫び、暴れ始めた。

この世に絡む悪の紐。…」ちゃんの口上が始まり「正義の蝶々結び解いてみな!」でストラップを投げる。(今回は人海戦術を使ったローテクではなく、CGを使っていて、赤い紐が伸び)宇吊木を捕らえた。で、紐をちゃんが引くと数回転してその場に倒れた宇吊木。あさみさんと柴田さんが宇吊木を押さえ込み、ちゃんが宇吊木のバッグの中から別のハーネスがあることを指摘し、柴田さんがそれを取り出した。ちゃんは「これがあなたが犯人だという動かぬ証拠です」と言った。あさみさんは「そうか、ハーネスは2つあったんだ」と言うと、ちゃんが説明する。「心理的なトリックです。ハーネスを受け取った映像、そのハーネスを被害者に付けた映像。2つを続けてみると洋子さん以外犯行が不可能に見えます。そうやってあなたは私たちに洋子さんが怪しいと思わせた。だけど、その間に何があったか思い出して下さい」

(ここからは回想になり)港野に話を聞いている所に戻る。港野は側のテーブルにハーネスを置き、脅迫状を持ってきた。それを撮影していた宇吊木は「カット」と言ってバッテリー交換と言ってテーブルに移動した。その時宇吊り木は、バッテリーを交換するふりをして、切れ込みを入れたハーネスと入れ替えた。で、島貫が「ハーネスは?」と言ったことで港野がハーネスを取りに行き、切れ込みが入ったハーネスと交換されたことを知らない港野は、切れ込みの入ったハーネスを島貫に付けた。で、島貫は転落した。宇吊木は、アクセル・トモヤと洋子が兄妹ていうことを知っていたと指摘した。すると宇吊木は「ああ、その女が復讐を考えていることもな」と開き直って言った。ちゃんは続ける。「だから、脅迫状の内容を見て直ぐに差出人が洋子さんだと感づいた」するとあさみさんが「それを利用して彼女に罪を着せようとしたのか...」と事件の全貌をようやく理解した。

すると宇吊木は笑い始めた。そして「良いところまでいっていたのになぁ~」と言い、「よく気がついたな」と口にした。ちゃんは「リハーサルの映像を見たときに気になった」言って、目の前で島貫が落下したのにカメラはぶれることなく淡々とその様子を撮影していた。それは島貫が亡くなることを事前に知っていたのではないかと思ったのだった。

あさみさんが「どうして島貫さんを殺したんだ?」と動機を尋ねる。これに「言ったろう。ハプニングは格好のネタだった」と言った。こんな仕事にうんざりしていて、ちょっと名前があるダンサーのライブを撮影しても何が面白いのか、思っていて、ダンサーの謎の死の方が余程センセーショナルである。更に、謎を追う刑事、暴かれる真相、兄の復讐を誓う妹の姿、ということで、完璧な筋書きであって世紀の大作になるはずだったと考えていたのだった。これを聞いたちゃんは「人の命を何とも思わないあなたに、人の心を打つ作品が作れるとは思いません」と言った。(こういう台詞はちゃんやちゃんが得意としていたが、やはりそのレベルにありますね...)

で、あさみさんが宇吊木に手錠を掛けて逮捕し、カメラと引き離されて警官に引き渡され。連行されていった。この時宇吊木は「罪は認める。だから編集だけでもやらせてくれよ」と叫んでいた。更にあさみさんは港野に「君も、脅迫状の件で署まで来て貰うよ」と言うと「分かりました」と言う港野。で、別の警官が「ご同行願います」と言って港野を連れて行った。(洋子は同行であって逮捕はされていない。)それを見送ったあさみさんは「さてと。これで一件落着だ」と言い、ちゃんも大きく頷いて「ええ」と言った。で、一本締めで締めた。ちゃんは「でも、明日のライブを楽しみにしていた人たちは残念ですね」と口にした。あさみさんは「この舞台をこのままにしておくのは忍びない」と言うと「柴田くん、やろうか」と言った。柴田さんは「やりますか」と言って同意し、「ちゃんも」と言うあさみさんと共に舞台へ上がる。ちゃんは「はっ?」と言いながら舞台の方に移動する。柴田さんに催促されて「えっ、いくんですか?」と言って舞台に上がり、柴田さんも舞台に上がった。あさみさんは「ミュージック、スタート!」と言うと主題歌が流れてきた。これに乗せてあさみさんと柴田さんはダンスを始めるが、ちゃんは「私、宿題あるんで、先に失礼しま~す」と言って、全くダンスを踊ることなく舞台から降りていった。舞台上ではあさみさんと柴田さんが手を取って踊っていた。

次回予告。「銭形愛」という文字が出て、「」の所が「」「」「」「」「」「」「」と変わっていく。そして「ケータイ刑事」のロゴと「200回記念特別作品」と出るとちゃんが画面に登場する。「いよいよ『ケータイ刑事』も200回を迎えることになりました。そこで、TV初、3Dフォトモーフィングドラマを行うことになりました」と説明する。「どうなるかは私たちにも分かりません」と続けていたちゃんだったが、「テレビは冒険だ!」で締めました。ということで、次回はいつも以上に長いタイトルのなって、「ケータイ刑事200回記念特別作品 テレビ初!3Dフォトモーフィングドラマ ~ワインの神様殺人事件」という物語です。

いつの間にか「○○キング」まで登場するようになっている「ケー刑事」であるが、今度は「神様」って、言葉のインフレが起こってますね...また、「3Dフォトモーフィング」ということでは「テレビ初」なのかも知れないが、「モーフィング」という技術は現在では当たり前の様に使われている。それだけに、普通の「モーフィング」との違いがはっきり分かるようになっていることを期待するが、果たして...?

鑑識メモ」:今回は収録が行われた赤坂BLITZでこの部分も収録している。ちゃんたちが3Dメガネを掛けて、椅子に座って3D映像を見ている。柴田さんが現れて「今回の「ケータイ刑事」。なんと全編3Dカメラで撮影したんですね」と説明し、ちゃんたちを指差して「今、まさに試写が行われております。行ってみましょう」と言ってちゃんの左隣の席に座っている山中さんを突き飛ばしてその席に座った柴田さんは、ポケットからサングラスを取り出して画面を見入る。みんなは3Dに感動している声を挙げているが柴田さんはサングラスを掛けたり外したりしている。で「サングラスが...」と言っていた。→良くある柴田さんの大ボケというパターンでした。サングラスと3Dメガネは全く別物ですし...(とは言っても、3D映像にはいくつかの方式がある。サングラスが偏光レンズを使っていたら、左右で偏光面が垂直に設けられていたら3D対応になりますけどね...)

これにちゃんからのお知らせ(「AR」のお知らせ)が続いて終了でした。

何かと「・13話」の「ワンシーンワンカット」を意識している様に感じられた物語でもありました。登場人物の数も結構多かったということ、更に犯人がカメラマンだったこと、しっかりと回想が入っていることがそれらを感じさせるところでした。(「・5話」は完全に相手にならないレベルでした。)

また、杏理の台詞の言い回しがしっかりとしていることで、迫力を感じさせてくれるのは気持ちのいいところである。「ケータイ刑事」でこういうことを感じたのは「」と「」だけであったが、この調子でいくと「」はそのレベルに到達する可能性がありますね。(第1話は「?」が付きますけど...また現時点では「可能性がある」というだけで、今後の物語次第ですけど...)

今回は、カメラのアングルを工夫して、上手く視野を選んだことで、大きなホールでのワンシーンワンカットを実現したが、この点は「」のワンシーンワンカットとは異なるところでした。(「」のワンシーンワンカットは「愛」よりもスケールダウンしており、複数の部屋を移動しただけで、パターンとしたら「」と同じで目新しいところは何もなかった。)ということで、「また(ワンシーンワンカットを)やるの?」と思っていたのだが、またまた新しい所を見せてくれたということで、(最初は期待していなかっただけに)思わぬ「当たり」だったということになりました。

しかし、あさみつひこのキャラをまだ完全に把握しきれていないということもあるが、何処かに「ケータイ刑事?」と感じてしまう所もある。(まだ十分に壊れていないということ、暴走と言うところも無く、キャラとしたら面白みが出ていないということでもある。)杏理に力量があるだけに、高村さんとコンビを組んだ方が、より掛け合いのテンポが良くなって、更に面白くなるように思うのですが...

 

メイキング・オブ・ケータイ刑事 THE MOVIE 3 [DVD]

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↓これらの作品に迫る「結」ですね。

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

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ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

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ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

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ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

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↓こういうものも拾っておきます。

『ケータイ刑事』ウルトラBOOK (学研ムック)

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ケータイ刑事マニアルBOOK

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  • 作者: テレビライフ編集部
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2005/03
  • メディア: 単行本
ケータイ刑事マニアルBOOK〈2〉

ケータイ刑事マニアルBOOK〈2〉

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2009/08
  • メディア: 単行本

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