「華やかな密室殺人2」 [ドラマ]
昨日の夕方のBS-iの2時間ドラマの(再)放送に続いて、本日も2時間ドラマを1つ。本日の2時間ドラマはTV大阪の昼間(13:00~14:55)の枠の再放送の「華やかな密室殺人2」です。こちらは1993年に製作されたもので、BS-iでもこの7月に放送したのをはじめ、最近でも何度か放送されている。(BS-iで放送する2時間ドラマって、元がTBS製作の場合は2~3ヶ月に一度ぐらいの割合で同じものを放送していますからねぇ~)注目するのは、このドラマにはバーボン刑事・高村一平、もとい、草刈さんが出演しているという所である。演じるのは独身のやり手の弁護士・北川信彦である。但し、高村さんのような頓珍漢な推理はしないが、色々とキャラ的には近い所があります。(高村さんの親戚?なんてことが頭に浮かんでしまいます。)
物語は、銀座のクラブで生活のためにホステスのアルバイトをしている法学部の女子大生と、彼女を贔屓にしている常連客でやり手の独身弁護士が、彼女が務めているクラブの常連客・吉田とホステスが殺されるという事件が発生すると、その事件の真相を突き止めようとコンビを組んで動き出す、というものである。事件には、仕組まれた密室殺人のトリックがあり、それを解き明かしていく所がポイントである。(「密室殺人」といえば「ケータイ刑事」でもいくつかありましたねぇ...)
このドラマでは、女子大生と弁護士というコンビになっているが、やっぱり何処かに「ケータイ刑事」のテイストがある。女子大生の方がリードしていて、しかも謎を解いていくというところは、「ケータイ刑事」の女子中高生刑事のその後の姿というようにも感じられます。(しかし、銭形姉妹は銀座でホステスのアルバイトはしないでしょうが...)
主役の女子大生・小川麻子を演じているのは有森也実さん。(ちなみに、本作は「2」ということでシリーズ第2弾であるが、第1弾では工藤夕貴さんが小川麻子を演じていた。→こちらも近い所では7月にBS-iで放送された。(草刈さんも出演している。))有森さんは「銭形愛・3話」にゲスト出演しているが、ボチボチ「ケータイ刑事」にもまた出演してもらいたい所です。また、有森さんはかつて「ララバイ刑事」で主役となるキャリア組の新人女性刑事(椎名警部)を演じているので、女性刑事が銭形とコンビを組むことがあったら、有力な候補の一人になると筆者は思っています。が、椎名警部のキャラは、部分的に銭形に重なる所があるし、「銭形+女性刑事」というのはバランスを考えると実現しないでしょうね...
その他の出演者は、伊東四朗、三原じゅん子、芦川よしみ、山村紅葉、夏木ゆたか、鹿内孝、穂積隆信、という名前があります。(そう言えば、昨日見た五代&クイーンが出演していたドラマにも「芦川よしみ」の名前がありました。)
トリックを解いていく過程、再現実験をする、事件解決後のショートコント風なやりとり、というように随所に「ケータイ刑事」ではお馴染みのものが登場しているので、「ケー刑事・ファン」にとったら親しんで受け入れやすい物語でもある。
それにしても、高村さん、もとい、草刈さんは良い味を出していますね。でも、高村さんの方が本作の弁護士・北川よりも若く見えますけど...
↓やっぱり「泪&高村」コンビが浮かびます。
「おばさん会長・紫の犯罪清掃日記!ゴミは殺しを知っている7」 [ドラマ]
BS-iで9/9夕方に放送された表題のドラマを見ました。また、この作品について調べてみたら、放送されたのは2006/5/15で、地上波・TBS系で放送された2時間ドラマでした。「7」とあることから、シリーズになっていて、その第7弾である。このシリーズは、中村玉緒とさとう珠緒の「ダブルたまお」というキャスティングが売りになっているものであり、出演のところに五代さんこと山下真司、そして我らがクイーン女優・宝積有香の名前があることに気づいたために見ることにしました。
尚、「銭形雷」の1st.20話(マジック・クイーンとして宝積さんが出演した物語)が2006/5/13の放送だったので、クイーン・宝積さんの出演ドラマが短期間にまとめてあったということでした。(当時、このドラマのことは全く知らず、今回、初めて見ました。)
二人ともゲストということで、このシリーズのレギュラーではありません。ということで、最初に思ったのは、山下さんはそれなりの社会的地位のある役、宝積さんは殺される被害者の役ではないか、という予想が先にありましたが、そうではありませんでした。
山下さんは、事件が起こった病院のガードマン・工藤を演じているが、この工藤という男が「ケータイ刑事」の五代さんに非常に近いキャラクターであって、正義感の強い真っ直ぐな男ということで、思わずニンマリしてしまいました。(五代さんの親戚?なんてことを思ってしまいました...)一方、宝積さんは、事件が起こった病院の経営者・藤倉院長の後妻の連れ子で、病院では事務員として働いている院長の養女・千恵子役でした。(殺される役ではなく、最初は院長の娘から犯人扱いをされていた。)→結果的には、被害者でも犯人でもなく、辛い過去を心に閉じこめた全く笑わない女性でした。(ちょっと怪しげな雰囲気もありましたけど、クイーンという凄味は全くなく、ホラー映画に出てきそうなミステリアスな雰囲気がありました。)→「笑わない」ということでは、「銭形泪」を襲名する前の黒川芽以さんがこういう役をいくつか演じていたということを思い出しました。
ストーリーとしては、紫の相棒である奈々子が殺人容疑で逮捕されてしまい、紫がその捜査に首を突っ込んでいく。そこに、病院のガードマン・工藤が加わっていくという形のもの。犯人の動機は「ケータイ刑事」を見慣れている筆者にしたら、もう少し捻りが欲しかったように思いましたが、2時間ドラマとしたら普通といったところでしょうね。
尚、最初に殺されたのが最初のウルトラマンネクサスで、奈々子を取り調べる警察の刑事にシャンゼリオン/仮面ライダー王蛇が出ていました。(シャンゼリオン/仮面ライダー王蛇はこのシリーズではレギュラーのようです。)
↓山下&宝積と言えば...
↓この作品を思い出しました。
↓一応これらも...
仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL ディレクターズカット版
- 出版社/メーカー: 東映ビデオ
- 発売日: 2003/08/08
- メディア: DVD
HOWARD JONES『DREAM INTO ACTION』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1985年に発表された彼の2nd.アルバムである。1st.アルバム「HUMAN'S LIB」がイギリスでNo.1の座を獲得(アメリカでは最高位59位)し、当時最先端のデジタル・シンセサイザーを駆使したポップで親しみやすいサウンドで人気を得て勢いに乗っている時期に発表された本アルバムは大ヒットを記録して、Billboardのアルバム・チャートで最高位10位、1985年の年間アルバム・チャートでも39位にランクインしている。また、イギリスでは最高位2位を記録している。
収録曲は以下の全14曲である。『Things Can Only Get Better』『Life In One Day』『Dream Into Action』『No One Is To Blame』『Look Mama』『Assault And Battery』『Automaton』『Is There A Difference?』『Elegy』『Specialty』『Why Look For The Key』『Hunger For The Flesh』『Bounce Right Back』『Like To Get To Know You Well』。
この中からはヒットを記録したのが『Things Can Only Get Better』(イギリスで最高位6位、アメリカで最高位5位、1985年のBillboard年間シングル・チャートで41位)、『Life In One Day』(イギリスで最高位14位、アメリカで最高位19位)、『Look Mama』(イギリスで最高位10位)、そしてアルバムの収録バージョンと異なって新たに録音し直してシングル・カットした『No One Is To Blame』(イギリスで最高位16位、アメリカで最高位4位、1986年のBillboard年間シングル・チャートで44位)であり、正に全盛期を迎えていた。
この中からの筆者のお薦め曲は、『Things Can Only Get Better』『Life In One Day』『Why Look For The Key』『Hunger For The Flesh』『Like To Get To Know You Well』というところをピックアップしておく。尚、アルバム・バージョンとシングル・バージョンが異なる『No One Is To Blame』は、シングル・バージョンはフィル・コリンズを迎えて彼の代表曲の1つになっているが、筆者はアルバム・バージョンの方をお薦めしたい所である。
デヴュー当時の彼はルックスの方でも人気を得たが、「音の魔術師」と呼ばれる彼の指から奏でられるメロディに酔わせてくれたことは'80'sサウンドを語る上では忘れられないことである。今でこそシンセサイザーは当たり前になっているものの、彼のシンセサイザーを操るテクニックは凄い物がありました。シンセ全盛になる直前という時期の作品であり、'80'sサウンドを語る上でも忘れないで聴いてもらいたいアルバムである。