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「男の紋章」(その1) [映画(邦画)]

懐かしの邦画ヒーローの第12弾として取り上げる作品は、日活初(唯一)の任侠映画である「男の紋章」シリーズです。このシリーズは高橋英樹の人気を決定づけた作品であって、1963年から1966年にかけて、年に3本のペースで全10作が製作された。全10作が3つの章に分けることが出来る。('63年の3作、'64年の3作、'65年と'66年の4作)物語は次作に続く構成となっているので、見る場合は第1作から順番に見ていくべきである。それにしても、40年も前の作品ということで、高橋英樹も若いです。(当たり前ですけど...)

シリーズ全10作のタイトルを記しておくと、第1作「男の紋章」(1963年)、第2作「続男の紋章」(1963年)、第3作「男の紋章 風雲双つ竜」(1963年)、第4作「新・男の紋章 度胸一番」(1964年)、第5作「男の紋章 花と長脇差」(1964年)、第6作「男の紋章 喧嘩状」(1964年)、第7作「男の紋章 喧嘩街道」(1965年)、第8作「男の紋章 流転の掟」(1965年)、第9作「男の紋章 俺は斬る」(1965年)、第10作(最終作)「男の紋章 竜虎無情」(1966年)、である。

今回は、1963年のシリーズ第1作「男の紋章」についてです。作品データを記しておくと、1963年の日活作品で、時間は96分である。監督は松尾昭典、脚本は甲斐久尊、撮影は岩佐一泉、音楽は鏑木創である。そして出演は、高橋英樹、和泉雅子、轟夕起子、石山健二郎、小池朝雄、井上昭文、富田仲次郎、近藤 宏、名古屋章、河上信夫、武藤章生、杉江 弘、雪丘恵介、木島一郎、藤岡重慶、松本染升、木浦佑三、大坂志郎、たちである。

物語は、大島組組長・大島庄三郎の一人息子・竜次は、ヤクザ稼業を嫌って医者になる。が、父・庄三郎が悪徳ヤクザに殺されたことから組に戻って跡目を継ぐ決心をする竜次。そして自ら希望して山奥のダム工事現場の診療所に赴任する。そこでは、西野組が人夫たちに過酷な労働を強いていた。それに憤った竜次は西野組に乗り込む。竜次の父が誰か分かると、西野組はおとなしくなるのだった。そんな頃、父・庄三郎が悪徳ヤクザの手によって殺されたことを知った竜次は、父と同じ刺青を背中に彫ると、組を引き継ぐ決心をする。そして、父・庄三郎を殺した黒幕が村田組の組長であり、その組長は竜次の実母だったと知る...

時代は昭和初期で、日本が中国に進出して太平洋戦争に向かって行くことになるが、そんな時代に、新しい考え方を持ち、父とは別の道を歩んでいこうとする青年が、結局は旧来の考え方に従って父の道を継いでいくことになり、苦悩する姿がじっくり描かれている本作は、全10作に及ぶシリーズ作品の出だしの作品としてもじっくりと練られていて、内容のある作品に仕上がっている。(だからこそ、全10作もの長いシリーズ作品になったと言える。最初がダメなら、シリーズ化なんて無理ですからね。)

まずは、腰を落ち着けてじっくりと見ましょう。(とは言っても、本シリーズはDVD化されていないのですけど...→日活さん、今年は「日活アクション50周年」ということでもあるので、過去の作品のDVD化をもっと積極的に行って下さいよ...)

 

↓ビデオです。

男の紋章

  • 出版社/メーカー: 日活
  • 発売日: 1991/03/08
  • メディア: ビデオ

男の紋章

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 日活
  • 発売日: 1991/03
  • メディア: 単行本

↓参考まで

日活アクション無頼帖

日活アクション無頼帖

  • 作者: 山崎 忠昭
  • 出版社/メーカー: ワイズ出版
  • 発売日: 2007/09
  • メディア: 単行本

日活1954‐1971―映像を創造する侍たち

日活1954‐1971―映像を創造する侍たち

  • 作者: 日活
  • 出版社/メーカー: ワイズ出版
  • 発売日: 2000/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

日活アクションの華麗な世界―1954-1971

日活アクションの華麗な世界―1954-1971

  • 作者: 渡辺 武信
  • 出版社/メーカー: 未来社
  • 発売日: 2004/06
  • メディア: 単行本


「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その19・改訂版) [ケータイ刑事]

10/5付けで「双子」をテーマにして記したが、その後、「銭形海・2nd.3話」(10/20放送)で「ケータイ刑事」に2組目となる双子が登場したということで、その時に記したものをベースにして全面改定します。旧版はここをクリックしたらご覧頂けます。

「ゲストキャラにおける類似点」の6回目となる今回のテーマは「双子」です。(兄弟、姉妹ではなくて双子ということに限定する。)→物語の設定上は「双子」というと色々と面白いストーリーを期待することが出来るが、実写作品では演じる役者の問題があって、難しい所がある。(兄弟姉妹ならば似て無くても何とかなるが、双子となると... ただ、一卵性双生児ならば似るが、二卵性双生児ならば似ていなくても不思議ではない。ただ、そうするのならば「双子」と設定する意味が無くなってしまいますけど...)

007」:ミーシカ&グリーシカ。「オクトパシー」に登場した殺し屋である。二人ともナイフを使い、巧みなナイフ投げはサーカス団員として身を隠すのにはもってこいである。二人は、卵形の宝飾品のを証拠品として奪った009をベルリンで殺害している。その後、009の後任として任務に当たったボンドを狙うことになるが、グリーシカはボンドとの格闘中に自分のナイフをボンドに投げられて絶命し、ミーシカはドイツのアメリカ軍基地内のサーカス興業(実は核爆発を起こす計画のカムフラージュ)で、核爆弾を巡る戦いの際、人間大砲で命を落とした。(二人ともボンドによって倒され、ボンドは無事に任務を遂行して核爆発を防いだ。)尚、演じたのはデイヴィッド・メイヤーとトニー・メイヤーである。

ケータイ刑事」:日本橋仙太&雷人&仙太。「・2nd.3話」に登場した波動砲研究所でワープ装置の開発を行っていた研究員である。兄・雷人が開発したワープ装置の公開実験の際、弟・仙太を実験台に使ったが、これは研究資金を得るために、仙太に掛けた保険金を受け取るための策略であって、マジックのようなタネを使って実際は開発されていないワープ装置の実験を利用して仙太を殺した。それを海王星団が狙っている、と言って巧みに騙そうとした。(結局、ちゃんの活躍によって逮捕された。)尚、演じたのは並木史朗で二役を演じた。(この物語には柴多太郎(しば・たたろう)が登場した。劇中で「ツインカム柴田」と言っているが、この柴田太郎と柴多太郎の2人は双子ではなくて従兄弟である。)

ケータイ刑事」:小槻山彦&海彦・「・2nd.3話」に登場した物理学者の兄・山彦と弟・海彦の兄弟である。兄・山彦は「別名・インチキ超能力者バスター」と名乗り、自称超能力者たちのインチキを暴くために日夜色んなイベントに顔を出しているという(結構お暇人な)男である。弟・海彦は、資産家だった父が昨年泣くなり、莫大な財産を相続することになるも、父の遺言によって初めて双子の兄・山彦がいること知り、遺産の分け前が減るのが嫌で、自称・超能力者の海老沢ほたるを仲間にして兄を殺害し、海老沢ほたるも消した。→ある意味、冷酷な男であって、性格や考え方は殺し屋には向いているのかもしれない。(但し、体格的には殺し屋に向いているのかと言われれば疑問が...)

で、ちゃんの活躍で双子であり、彼が仕組んだトリックを見破られて逮捕された。尚、演じたのは二役とも三波伸一であり、劇中では父・三波伸介の持ちギャグも披露していた。

それにしても、「ケータイ刑事」の場合は、「」と「」は共に2nd.3話(通算では共に16話ということになる)に登場したというのは偶然なのでしょうか?(「」と「」は緑リボン・次女というのも共通ですし...)

両作とも登場キャラクターの数はかなり多いのだが、「双子」が登場というのは上記の3例しかない。(現時点(「007」は21作「カジノ・ロワイヤル」まで、「ケータイ刑事」は「銭形海・2nd.4話」まで)設定上はいくらでも可能であるが、両作とも実写作品なので、演じる役者を見つけるという難しい所があります。)

共通点(「類似点」)は、男の双子ということぐらいである。「007」ではナイフ投げの名人という設定であり、女の双子とした方がサーカスを隠れ蓑にするには華があることになるが、悪事を企む者の配下の殺し屋という設定で、色々と力仕事をこなさなければならない、という所を考えると、男になるのも当然と言った所でしょうね。(中には、男顔負けの女の殺し屋もいますけど...)一方、「ケータイ刑事」でも女の双子であっても全く問題はない。が、元ネタとして使っているのが、「泪」の時は「宇宙戦艦ヤマト」であり、飛行機を発明したライト兄弟であり、「海」の時は超能力に関して色んな成果を上げている早稲田の大槻義彦名誉教授であるので、共に男の双子とした方が無難だったということですね。(ここで述べた男の双子にした理由は筆者の推測ですけど...)

逆に相違点は多数ある。「007」は二人ともボンドによって倒されたが、「ケータイ刑事」では双子の1人はもう1人の双子によって殺され、殺した方の1人は銭形に逮捕されたので、殺されてはいない。また、運動能力の高い「007」の双子に対して、「ケータイ刑事」の双子は頭脳が高い(雷人はマジックや慣性の法則を利用したトリックを考えつくにはある程度の知識がないと無理であり、山彦は一応は物理学者である。)とか、「007」では2人で二役を演じたが「ケータイ刑事」では1人で二役を演じる、というように相違点は色々とある。(と言うより、「共通点」ってあるの?と思ってしまうのが妥当であろう。)

双子には一卵性二卵性がある。一卵性の場合は同性になるが、二卵性では男女となる場合もあり得る。そう考えたら、男同士、女同士の双子だけでなく、男女の双子であっても問題はない。しかし、両作とも「男の双子」としたのは、筆者の推測ではあるが、ほぼ同じような理由が考えられるということで、「双子」という希な設定を用いたキャラクター(「双子」としなくて「兄弟」という設定であっても特に問題ないが、それを「双子」としたということが重要である)においても類似点がある、ということで、よろしいかと...

 

 ↓「銭形海」はまだリリースされていないので、泪ちゃんに頑張ってもらいます。

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/02/25
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/10/22
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/06/24
  • メディア: DVD

007 オクトパシー アルティメット・エディション

007 オクトパシー アルティメット・エディション

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2006/11/22
  • メディア: DVD

オクトパシー (デジタルリマスター・バージョン)

オクトパシー (デジタルリマスター・バージョン)

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2007/08/25
  • メディア: DVD
 
↓「双子」ということで...
双子&多胎の本―妊娠・出産・育児のすべてがわかる (ベネッセ・ムック―たまひよブックス)

双子&多胎の本―妊娠・出産・育児のすべてがわかる (ベネッセ・ムック―たまひよブックス)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ベネッセコーポレーション
  • 発売日: 2000/07
  • メディア: 単行本
双子&三つ子ママの妊娠・出産・育児―妊娠~3才代の育児まで、まるごとわかって安心! (たまひよ新・基本シリーズ+α)

双子&三つ子ママの妊娠・出産・育児―妊娠~3才代の育児まで、まるごとわかって安心! (たまひよ新・基本シリーズ+α)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ベネッセコーポレーション
  • 発売日: 2006/03
  • メディア: 単行本
双子スピリッツ (新書館ディアプラス文庫)

双子スピリッツ (新書館ディアプラス文庫)

  • 作者: 桜木 知沙子
  • 出版社/メーカー: 新書館
  • 発売日: 2006/08
  • メディア: 文庫
運命の双子 (海外シリーズ)

運命の双子 (海外シリーズ)

  • 作者: ダリン ストラウス
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2001/11
  • メディア: 単行本
双子のオヤジ

双子のオヤジ

  • 作者: しりあがり 寿
  • 出版社/メーカー: 青林工芸舎
  • 発売日: 2002/01
  • メディア: コミック
アインシュタイン「双子のパラドックス」の終焉―「光・時間の遅れ・宇宙空間」その衝撃の考察

アインシュタイン「双子のパラドックス」の終焉―「光・時間の遅れ・宇宙空間」その衝撃の考察

  • 作者: 千代島 雅
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 1999/07
  • メディア: 単行本
双子・三つ子・四つ子・五つ子の母子保健と育児指導のてびき

双子・三つ子・四つ子・五つ子の母子保健と育児指導のてびき

  • 作者: 横山 美江
  • 出版社/メーカー: 医歯薬出版
  • 発売日: 2000/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
双子の騎士 (手塚治虫漫画全集 (53))

双子の騎士 (手塚治虫漫画全集 (53))

  • 作者: 手塚 治虫
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1978/07
  • メディア: コミック

今週(11/1)深夜のBS-i「アニメ枠」+今週の「iしたい。」 [ケータイ刑事]

木曜22時からの「キ・ニ・ナ・ル」の後の22:24~ からの「iしたい。」が「週末が楽しくなる番組編」ということで、「銭形海」の次回予告+「教えてからだのミカタ」+「銭形雷・2nd.」という組み合わせは、岡村アナのアナウンサーらしい言い方の「「寄せる、悪のさざ波/よどむ、悪の天気」犯人を追いつめる銭形海/雷。「ケータイ刑事銭形海・セカンドシリーズ/銭形雷」をお楽しみに」という部分が楽しみなんですよね。

」は2nd.5話の予告、「」は2nd.1話をベースにしたもので、クイーン・宝積さんの大泣きも毎回見られます。また、今度の土曜の「からだのミカタ」はお風呂に関することで、先週の放送の再放送であるが、この内容はとても役立つものなので、未見の方はチェックされておかれた方がよろしいかと...

また、「キ・ニ・ナ・ル」の終了と「iしたい。」の間に「銭形海」の30秒版の次回予告が流れたので、数分の間に30秒版次回予告が2度流れたことになったが、こういう時間帯があると、録画する方はとても楽になります。

今回は、アニメ枠が始まる前に、映画「さよならみどりちゃん」のDVDの予告(12秒バージョン)があったのがポイントでした。(この作品は、タイトルに「恋日」の名前は入っていないが、「恋日」の劇場版的な位置づけの作品であり、ナント三大陸映画祭で主演女優賞と銀の気球賞を獲得した作品でもある。)

前半の「逮捕しちゃうぞ フルスロットル」では、この作品や「機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション完結編 自由の代償」「CLANNAD」「怪物王女」のDVDの広告と、BS-i番組の予告関係ということで、内容は同じであるが、DVDの広告作品の一部が変わりました。

2つの枠の間に再放送の「銭形雷」の次回予告(2nd.3話)の30秒版があったものの、こちらでは「銭形海」はなし。

後半の「CLANNAD」では、ヘビーローテとなっている「CLANNAD」のDVD広告がこちらだけで3回もあったけど、あと一ヶ月半(その時点ではまだ放送中)で発売になるなんて、「直ぐにDVDが出るから、放送は見ないでいいや」という考えが浮かび、これによって放送を見なくなってDVDの発売日のことを忘れてしまい、それっきりになる、なんてことが起こるようなきがするんですけどねぇ...

そんな中、こちらでは「怪談新耳袋 絶叫編」のDVD広告がありました。(これは正味の30秒版であって、27秒ではありません。)また、「銭形海」の次回予告は15秒バージョンが真ん中のCMの時にありました。

今回は「銭形雷」も「銭形海」も1度ずつ(時間は「海」が15秒版だったので「雷」の方がほぼ倍でした。)であり、ということだったが、「怪談新耳袋 絶叫編」のDVD広告があったので、早織ちゃん・スペシャルということになりますかね。

 

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2007/05/25
  • メディア: DVD

怪談新耳袋 絶叫編 右

怪談新耳袋 絶叫編 右

  • 出版社/メーカー: キングレコード、ビーエス・アイ
  • 発売日: 2007/07/11
  • メディア: DVD

怪談新耳袋 絶叫編 左

  • 出版社/メーカー: キング
  • 発売日: 2007/07/11
  • メディア: DVD

↓これらの宣伝があったと言うことで...

機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション完結編  自由の代償

機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション完結編 自由の代償

  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • 発売日: 2007/02/23
  • メディア: DVD
逮捕しちゃうぞ フルスロットル (1)

逮捕しちゃうぞ フルスロットル (1)

  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • 発売日: 2008/01/25
  • メディア: DVD

CLANNAD 1 (初回限定版)

CLANNAD 1 (初回限定版)

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2007/12/19
  • メディア: DVD

怪物王女 vol. 1 9巻収納デジパック付き 【初回生産限定】

怪物王女 vol. 1 9巻収納デジパック付き 【初回生産限定】

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
  • 発売日: 2007/10/11
  • メディア: DVD
ひだまりスケッチ 特別編 【完全生産限定版】

ひだまりスケッチ 特別編 【完全生産限定版】

  • 出版社/メーカー: アニプレックス
  • 発売日: 2007/10/24
  • メディア: DVD

ひだまりスケッチ 特別編 【通常版】

ひだまりスケッチ 特別編 【通常版】

  • 出版社/メーカー: アニプレックス
  • 発売日: 2007/10/24
  • メディア: DVD


「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その23) [ケータイ刑事]

「ゲストキャラにおける類似点」の9回目となる今回は「古美術商」をテーマとする。一応、「古美術商」では広くなってしまうので、「ミイラ」に繋がる人物という条件を付けることにする。

「ミイラ」と言えば、やはり古代エジプト王家のミイラ、ということが頭に浮かぶが、ミイラとは、人間または動物の死体が永く原形に近い形を保存している物を言い、天然的ミイラと人工的ミイラがある。前者は、土地が乾燥しているなどの原因で死体が自然と乾固したものであり、後者の多くは宗教的目的をもって遺体の腐敗を防ぐように加工したものであり、エジプトのミイラはあまりにも芽以であるが、それ以外でもインカ帝国をはじめとする中南米やオセアニアの島の一部、または中国でも存在している。また、漢字で表記すると「木乃伊」となる。また、「ミイラ」の発音は、ポルトガル語の「MIRRA(ミルラ)」が訛ったものとされている。

「ミイラ」が関係する「古美術商」が登場する物語は、「ケータイ刑事」では「・1st.8話」が該当し、「007」では「私を愛したスパイ」が該当する。(エジプトを舞台にした物語の前半部分である。)ということで、それぞれについて述べていくことにする。

ケータイ刑事」:「・1st.8話」の物語は、全日本国際ミイラセンターで警備員が殺される事件が発生。この事件はミイラに関係していた?ということで、「ゴッドハンド」と呼ばれるミイラ鑑定の権威で考古学者の平田教授、古美術商で鑑定を頼んだミイラの持主の神崎誠一郎、自称・究極のミイラおたくのアモン・ラー・丹間こと丹間ミノキチ、という人物たちが絡む物語である。結局は、ミイラの虚偽鑑定書の作成を断った平田教授を神崎が殺害したが、その殺害現場の目撃者となってしまった警備員と、ミイラの虚偽鑑定に気づいた丹間をも神崎が殺害したという事件であり、事件の現況は「ミイラ」にあったということになる。(それにしても、このミイラは「ツタンカーメンの叔父の伯母の兄貴の隣に住んでいる人の甥の長男ということで、如何にも「ケー刑事」らしい設定でした。)

007」:「私を愛したスパイ」はシリーズ第10作ということで、記念作品として派手な仕掛けのある物語であり、スケールの大きな物語となっている。で、その中の一部でエジプトを舞台にした部分があり、そこで考古学者のファケッシュと、エジプト暗黒街のボスで、ミイラを扱う古美術商を隠れ蓑にしているマックス・カルバが登場する。(一応、(表の)仕事上はミイラとの繋がりはあるが、物語では「ミイラ」とは特に関係していない。また、マックス・カルバはボンドの追求によって命を落とすことになった。)

物語は、イギリスとソ連の潜水艦が消息を絶ち、両国は潜水艦失踪の鍵を握る男と接触するために、それぞれ凄腕のスパイ(ボンドとアニア)をエジプトに派遣する。二人は小競り合いをしながら謎を追っていき、海運王ストロンバーグの野望を知る。また、英ソ両国は協力してストロンバーグの陰謀を阻止することとなり、ボンドとアニアは行動を共にすることになる。本作では潜水艦にもなるニュー・ボンド・カー(ロータス・エスプリ)をはじめ、様々な秘密兵器が登場した。また、いくつかの有名映画のパロディを行う、殺し屋・ジョーズの登場というように、内容の方も娯楽に徹したサービス精神の詰まった楽しい作品になった。

共通点と言うことでは、共に考古学者が関係しているということとである。(あくまでも今回の中心は「古美術商」です。)で、「ミイラ」と繋がっていると言うのは、エジプトの古美術を扱っていれば当然のことである。よって、今回のテーマにおいては「類似点(共通点)」が無くて当たり前である。しかし、歴史的な傑作である「ケータイ刑事」と「007」だからこそ、「古美術商」というキャラにも「驚くべき類似点」がしっかりと存在している。それは、神崎とカルバは共に大金に繋がる野望を持っていて、それが事件(物語)の根底にあるということである。「ケータイ刑事」では、神崎がミイラの虚偽鑑定書を手に入れようとしたのが事件の発端であり、「007」ではマックス・カルバがマイクロフィルムを手に入れたことがボンドたちをエジプトに呼び寄せることになり、ストロンバーグの野望を知られることにも繋がった。つまり、「古美術商」が野望を抱かなければ「ケータイ刑事」では事件は起こらず、「007」ではストロンバーグの野望が露見することなく、現代文明は滅んで新しい人類による新しい時代が到来することになったかもしれない。

また、それ以外でも、今回取り上げたそれぞれの物語は、いずれもが、アクション(「ケータイ刑事」にしては珍しく、ちゃんと五代さんが走っていました)あり、ギャグあり、秘密兵器あり、というおもちゃ箱をひっくり返したような内容であり、「何でもあり」という作品になっているのも類似点(共通点)と言うことが出来る。(→傑作は自ずと内容的にも類似点があるということでもある。)

次回も「ゲストキャラにおける類似点」を続けていきますが、遂にこれが10回の大台に乗ると言うことになります。そろそろあのお方に登場してもらおうかという考えがあります...

 

↓奇しくも、泪ちゃんもロジャーも3代目ですね...

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/10/22
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/02/25
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/06/24
  • メディア: DVD
私を愛したスパイ (デジタルリマスター・バージョン)

私を愛したスパイ (デジタルリマスター・バージョン)

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2007/08/25
  • メディア: DVD
007 私を愛したスパイ アルティメット・エディション

007 私を愛したスパイ アルティメット・エディション

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2006/11/22
  • メディア: DVD
映画パンフレット『007/私を愛したスパイ』

映画パンフレット『007/私を愛したスパイ』

  • 出版社/メーカー: シネマコレクション
  • メディア: おもちゃ&ホビー
James Bond 007 - Legacy Collection 12 Inch Figure: Roger Moore as James Bond

James Bond 007 - Legacy Collection 12 Inch Figure: Roger Moore as James Bond

  • 出版社/メーカー: サイドショウ
  • メディア: おもちゃ&ホビー
ケータイ刑事マニアルBOOK

ケータイ刑事マニアルBOOK

  • 作者: テレビライフ編集部, 宮崎 あおい, 堀北 真希, 黒川 芽以, 夏帆
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2005/03
  • メディア: 単行本
ケータイ刑事銭形泪・黒川芽以style (冬服タイプ)

ケータイ刑事銭形泪・黒川芽以style (冬服タイプ)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: トライディア
  • 発売日: 2006/02/03
  • メディア: -
ケータイ刑事銭形泪・黒川芽以style (夏服タイプ)

ケータイ刑事銭形泪・黒川芽以style (夏服タイプ)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: トライディア
  • 発売日: 2006/02/03
  • メディア: -

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