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MAD MAX(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1979年の映画「マッドマックス」である。本作は、オーストラリア映画のパワーを世界に知らしめることになった作品であり、ジョージ・ミラー監督とメル・ギブソンを一躍スターダムにのし上げた作品でもある。また、本作と共に音楽の方でもオーストラリアのバンドが次々と世界に進出してスターになっていったというように、オーストラリアが世界に浸透することにもなった。

また、本作は大ヒットしたことからシリーズ化されて、合わせて3作が製作されている。が、第1作である本作は、シリーズの看板である「近未来」という設定は特に行われておらず、バイオレンス・アクション作品という位置づけの作品である。

作品データを記しておくと、時間は94分、製作はバイロン・ケネディ、監督はジョージ・ミラー、脚本はジェームズ・マッカウスランドとジョージ・ミラー、撮影はデヴィッド・エグビー、音楽はブライアン・メイである。そして出演は、メル・ギブソン、ジョアンヌ・サミュエル、スティーヴ・ビズレー、ヒュー・キース・バーン、ティム・バーンズ、ロジャー・ウォード、ヴィンス・ギル、たちである。

完全武装した警官・マックスは追跡専門のパトカーに乗り、悪事を働くナイトライダーを追っていた。で、ナイトライダーを追いつめるが、彼は工事現場に突っ込んで死んでしまった。が、ナイトライダーの死によって、仲間たちが復讐を開始する。マックスの相棒・グースが殺され、辞表を提出したマックスは家族と共に来るまで旅に出たが、襲撃を受けて妻と子供は無惨にもひき殺されてしまった。怒り爆発のマックスは遂に反撃に出るが...

迫力ある映像は、撮影中に死傷者が出たのではないか、と言われるリアルな映像であり、派手なカー・アクションが最大の見所である。

尚、音楽のブライアン・メイはQUEENのギタリストと同名であるが、別人である。(オーストラリア人です。1997年に亡くなっている。)→よく誤解されるのだが、映画音楽を多数手掛けた人物である。

本作はB.メイの代表作の一つであり、サントラ盤の方もなかなか充実したものである。収録曲はリマスター時に1曲が追加されて、全19曲になっている。(ラストの曲がボーナス・トラックである。)『Main Title』『Max The Hunter』『Max Decides On Vengeance』『Final Chase』『Terrible Death Of Jim Goose』『We'll Give 'Em Back Their Heroes』『Pain And Triumph』『Dazed Goose』『Foreboding In The Vast Landscape』『Declaration Of War』『Flight From The Evil Toecutter』『Pursuit And Tragedy』『Jesse Alone, Uneasy And Exhausted』『Beach House』『Nightriders Rave』『Jesse Searches For Her Child』『Rampage Of The Toecutter』『Crazing Of Johnny The Boy』『Outtakes Suite』。

サウンドの方は、ハードな展開の映画の雰囲気にマッチしたものであり、作品とともに一緒に堪能したいところである。

 

Mad Max: Original Motion Picture Soundtrack

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  • アーティスト: Brian May
  • 出版社/メーカー: Colosseum
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マッドマックス

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  • 発売日: 2006/09/08
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大根刑事#19 [アニメ]

BS朝日の放送も、遂に最後の物語に突入となりました。今回の物語は、前後編となる最終話の前編となる第19話「未来世紀ダイコン(前編)」である。この物語も地上波の「ショート DE アニメ魂」では未放映だった物語である。

また、今回は放送時間が2分早く始まったが、本編が5分半あるということで、これまでの物語の中で最も時間的には長いことになる。しかも、前後編ということなので、トータルすると10分を越えると言うことになるが、本作では3本半の時間が費やされていることになる。→発想は良いのだが、TV作品としてはこのように時間のバラツキがあるということは、編集でまとめ上げる能力が無いという言葉で切り捨てられてしまうだけであり、ちょっと問題である。(映画ということであれば全く問題にはならないことですが...)

ニューヨークに来て3年が過ぎた大根刑事は「この町は、もう俺がいなくても大丈夫なようだ」と判断して「JAPANに帰るか」ということで日本に返ることにした。で、ケツに花火を刺して飛んで帰る。

日本に返った大根刑事だったが、目にしたのは砂漠であり、日本は崩壊していた。叫んでも誰もおらず、途方に暮れる大根刑事。「2010年、日本。このあまりにも唐突な世紀末に、俺は一人ぼっち。一体何が起こったんだ...」と呟きながら砂漠を彷徨っていた。(→「2010年」のどこが「世紀末」なの?それに、ニューヨークにいても、日本が砂漠になるようなことが起こったら、ニュースで耳にはいるでしょうが...)で、強い日差しに照りつけられて歩いていた、大根刑事は干からびていって、ついには倒れてしまった。

陽は西に傾き、砂漠を歩いている一人の人間の人影がある。それは若い女性であり、干からびて倒れている大根刑事に気づくと、両手で拾い上げる。彼女は「孤立無援の17歳」に出てきた女子高生だった。が、姿は砂漠の民となっていた。

大根刑事は彼女に介抱されたこともあって、意識を取り戻す。で、彼女の姿を確認する。彼女も大根刑事が意識を取り戻したことに気づくと、笑顔になって大根刑事の元に駆けてくる。で、大根刑事を抱えて、嬉しそうにスキップ、スキップ、スキップ。

彼女は、誰もいない砂漠で一人きりになっているが、何かから解放されたようで、爽やかな笑顔をしていた。(しかし、「SOS」と記した旗を持って砂漠を駆け回っているのはどうかと...)で、食料と水を消費しながら、日々を暮らしていく中で、大根刑事はこの世界には犯罪がないということでユートピアと思えるようになり、すっかりこの暮らしを気に入ってしまった。

が、現実は現実であった。ユートピアなんか存在しない。水と食料が無くなりかけていたのだった。大根刑事は彼女に「旅に出よう。新天地を捜すんだ」と提案する。が、彼女は不安げな表情をするだけだった。で「大切なのは、出発することさ」と言うと、彼女も理解して、笑顔を見せて頷いた。で二人は旅立った...(以下、次回へ)

前回からシリアスな物語となっていて、「笑い」の部分がない物語であるが、色々とツッコミ所はありました。「孤立無援の17歳」という物語は、1本だけ作風も違っていて、完全に浮いている物語であったが、それが最終話に繋がっていたということは、それなりに考えられているが、登場が少し早かった様な気が...

次回の第20話は最終回ということで、今回の続きとなる「未来世紀ダイコン(後編)」である。(結局、「ショート DE アニメ魂」の時には放送した「カーチェイスだぜ!大根刑事」と「爆裂都市だぜ!大根刑事」の2本はBS朝日は放送してくれないのですね...)

 

大根刑事

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  • 出版社/メーカー: エースデュースエンタテインメント
  • 発売日: 2007/12/21
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↓これはタイトルだけだったの?(後編に期待...)

未来世紀ブラジル

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  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2004/11/25
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NATALIE COLE『INSEPARABLE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1975年に発表された彼女の1st.アルバムである。子供の頃から歌手として活動していた彼女であるが、父・NAT KING COLE(ナット・キング・コール)譲りの歌唱力で、デヴューから大ヒット曲を生み出し、親の七光りではなくて実力者という形で順風満帆な歌手活動が始まる彼女であるが、本アルバムはR & Bのボーカル・アルバムとしてもなかなかの出来のアルバムである。'70'sの彼女は勢いがありました。本アルバムはBillboardのアルバム・チャートで最高位18位を記録すると共に、1976年の年間アルバム・チャートでも21位にランクインする大ヒットとなった。

収録曲は以下の全10曲である。『Needing You』『Joey』『Inseparable』『I Can't Say No』『This Will Be (An Everlasting Love)』『Something For Nothing』『I Love Him So Much』『How Come You Won't Stay Here』『Your Face Stays In My Mind』『You』。

この中からは、1st.シングルの『This Will Be (An Everlasting Love)』がBillboardのシングル・チャートで最高位6位を記録する大ヒットとなっている。(R & Bチャートでは1位を獲得している。)また、続くシングルの『Inseparable』も全米チャートで最高位32位(R & Bチャートでは1位を獲得している)というヒットとなった。しかし、2曲ともBillboardの年間シングル・チャートのTOP 100にはランクインしていない。

本アルバムからの筆者のお薦め曲は、やはり『This Will Be (An Everlasting Love)』である。ングル・ヒットを記録しているということもあるが、やはりこの曲は彼女の代表曲でもあって、外す訳にはいかない。それ以外では、シングル・カットされたアルバム・タイトル・ナンバーである『Inseparable』、『Something For Nothing』『I Love Him So Much』『How Come You Won't Stay Here』という所をピックアップしておく。

デヴュー・アルバムである本アルバムのヒットで彼女はグラミー賞において、最優秀R & B女性ボーカル賞と最優秀新人賞を受賞しているが、それに恥じないだけの内容のあるボーカルを聴かせてくれている。'80'sになると、一時活動を停止することになるが、'70'sの彼女と、復活した'90'sの彼女のボーカルは、やはり味がある。特に本アルバムはデヴュー・アルバムでもあり、彼女のボーカルを聴くのであれば、忘れてはならないアルバムである。じっくりと聴き入りましょう。

 

Inseparable

Inseparable

  • アーティスト: Natalie Cole
  • 出版社/メーカー: Mosaic Contemporary
  • 発売日: 2007/08/14
  • メディア: CD


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