SSブログ

サクラノウタ [ドラマ]

先日オープンした赤坂サカスの特設ステージで行われたドラマ「サクラノウタ」の生中継ということで、またもBS-iらしい(BSでは)「初」という試みをやってくれました。

出演は6代目・大政絢ちゃんにパパイヤ鈴木、おやじダンサーズ、電撃チョモランマ隊ということで、「恋する日曜日・3rd.26話 ~昭和アニメ大行進」(奇しくも、MBSでは今晩深夜にこれが放送されます。)と全く同じ顔ぶれです。(監督も同じ鈴木浩介監督である。)また、ちゃんは出演していないが、パパイヤ+おやじダンサーズ+電撃チョモランマ隊+鈴木浩介監督という顔合わせは「68FILMS」の「再先端恐怖ショウ」とも同じである。

内容は、やはり「恋日・3rd.」の「昭和アニメ大行進」を意識しているところがありましたね。それに登場したアニソンを中心に、それ以外でも「恋日・3rd.」で使われた曲が出てきました。(アニソンで「恋日・3rd.」に出てこなかったのは『キューティーハニー』と『残酷な天使のテーゼ』です。また『ルパン三世のテーマ』も「恋日・3rd.」には出てこなかったが、別の曲が「恋日・3rd.」に使われました。)

物語は、赤坂サカス学園の新入生歓迎ダンスコンテストでキングになることを目指す青春恋愛ドラマであり、ライト・コメディという味付けがされていました。展開も「昭和アニメ大行進」に随分と似ていましたし、実際、同じ方向に話が進んでいきました。(が、「恋日」と違って、最後にどんでん返しが用意されていました。)

また、「昭和アニメ大行進」では、舞台となったのは昭和アニメ学園であったが、今回の赤坂サカス学園を舞台にした物語とほぼ同じ人物が登場している。よって、場所を置き換えて、時間が長くなった分、内容を補充したと言うことも出来ますね。

特にそう思ったのは、昭和アニメ学園の女子チア部の面々が今回のアヤ&チェリーガールズであり、おやじダンサーズと電撃チョモランマ隊もそのままであり、「恋日」ではアヤ&チェリーガールズが『キャッツアイ』でダンスの練習していたのだが、今回のダンスコンテストでそれを披露していたためでもあります。→流石はエースKJ脚本ですね。先日の「銭形海」の最終回もそうだったが、実によく研究しています。また、BS-iのHPで、「サクラノウタ」の所に「恋日・3rd.26話」での画像が出ているが、それも納得です。

生放送ということで、途中のCMがどうなるのかと思っていたら、これは舞台の幕が変わる所に2分のCMを入れると言うことで対応していました。本編はCMをカットすると約46分で収まり、無事に放送時間内に収まりました。で、その後にMCの岡村アナがちゃんたち出演者に色々と話を聞いていました。

生ドラマというのは、TVの創生期では当たり前であったが、VTRが導入されて、生ドラマというものはほぼ絶滅した。よって、新しい物ではないが、BSでは確かに初めてとなるでしょうね。温故知新、故きを温ねて新しきを知る、逆転の発想ということで、なかなか面白い作品でした。

尚、この作品を見て、「恋日・3rd. ~昭和アニメ大行進」を改めて見ることにしたら、に色々と楽しむことが出来ますね。関西ではMBSが今晩深夜に放送してくれますし、関東ではTBSが、おそらく5月の下旬に放送することになるのではないかと思います。

この後、「iしたい。」を挟んで、ちゃん主演の「恋日・3rd.」の「近くて遠い恋」の再放送をするというように、本日BS-iは絢ちゃんDAYでした。(「銭形海」は今度の日曜から再放送開始ですし...)

 

↓「昭和アニメ大行進」はこれに収録されます。

恋する日曜日 アニソンコレクション DVD-BOX2

  • 出版社/メーカー: ビーエス・アイ
  • メディア: DVD

 

↓こちらもお薦めです。

恋する日曜日 アニソンコレクション DVD BOX 1

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD

 

↓絢ちゃん+パパイヤはこちらでも共演しています。

ケータイ刑事文化祭inゴルゴダの森~銭形海+THE MOVIE 2.1~

ケータイ刑事文化祭inゴルゴダの森~銭形海+THE MOVIE 2.1~

  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • メディア: DVD

↓参考まで

テレビ番組事始―創生期のテレビ番組25年史

テレビ番組事始―創生期のテレビ番組25年史

  • 作者: 志賀 信夫
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2008/02
  • メディア: 単行本


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

ゴーオンジャー#7 [特撮]

今回はBGMに、「ライブマン コンプリート・ソングコレクション」をチョイスしました。兎に角、ライブマンのメンバーが3人から5人に増えた時を思い出させてくれるような物語でした。(メンバーの色もライブマンと比べると、青と黄の性別が入れ替わっているだけで、途中加入組の色も同じだし...)また、信号の3色となる3人と、緑&黒が別行動というのは良いんだけれど、いつも同じように分かれていれば、「ハリケンジャー」のハリケンジャーとゴウライジャーのような関係に固定しちゃいそうですね。(まあ、先のメンバーと新加入メンバーということで、見えない所での対立があるのでしょう。)

でっかい炎神が現れ、最初は敵と組んだと思ってしまうゴーオンジャーたち。裏の裏まで先読みをするのは良いけれど、何でもかんでも真っ先に「敵」だと考えてしまうのは、大抵の作品における地球人類の特徴でもあります。→要するによそ者は敵だ、という考えである。が、如何にも「昭和ヒーロー」らしい考えでもある。

東京タワーに見えないへんてこりんなタワーが崩壊するという事件が起こり、追跡することで直ぐに二手に分かれたゴーオン・メンバーたち。5人もいる戦隊だからこそ、二手に分かれるということが出来る(ヒーローが一人という作品ではこれは出来ません。)のだが、信号機の3色と後から加入した2色のコンビにいつも分かれるというのは、やっぱり派閥があって、見えない確執もしっかりとあるようですね。
で、ハニワ怪人の様に見えるボンベバンキと炎神キャリゲーターが現れ、信号機トリオはボンベバンキと、緑&黒がキャリゲーターと相対することになったが、全ては緑&黒が巨大ロボを手にするためという、ちょっと都合がよい偶然でした。

信号機トリオはいつものように合体し、巨大化したボンベバンキを撃退しようとするが、ちょっとした隙を突かれて反撃を喰らい、さび付いてしまったことから合体も解かれてしまって大ピンチに陥った。で、それを助けるのに、余りにも都合良く、2号ロボ・ガンバルオーが登場した。→それにしても、スタートして2ヶ月弱という時点で、もう新しい玩具を売るためのプロモーションという内容になっちゃって、内容がなさ過ぎました。そもそも「ガンバルオー」という名前自体にちょっと疑問がある。これだと黒と緑コンビのロボという感じの名前である。あくまでも緑が「4」、黒が「5」であるので、緑と黒という順番にして「バルガンオー」にするべきだと思うのだが...(そもそも「ガンバルオー」って、「ガンバロン」に登場しそうな名前である。(が「バルガンオー」だと、サンバルカンに登場しそうな名前だし...)→要するに、ネーミングに苦労しているということだけは分かります。が、玩具を売るために登場させすぎである。)そして、デザインの方もゴテゴテしていて不格好である。バルカはやっぱり左腕に、ガンパードはやっぱり右腕になるというのも余りにも安易な発想だし...

一方、ガイアーク・サイドは、ケガレシアがボンベバンキに電話で指示を出していたが、如何にも昭和のテイストを感じさせる敵らしい所でした。(しかも、このアイデアは昭和30年代作品の発想そのままである。)更に、ケガレシアの口調をそのまま言ってしまって慌てて取り繕うハニワ怪人、もとい、ボンベバンキというのも。実に分かりやすい所でした。

今回の物語は、ゴーオン・サイドには見る所が何もなく、ガイアーク・サイドの昭和的なノリが全てをかっさらったということで、玩具を売りたいというスポンサーの見え見えの意図をガイアークが蹴散らして番組を救ってくれたものでした。→早くも中だるみが出ちゃいました。

※今週は、土曜深夜のいつも見ていた作品が1本減り、日曜昼間の映画もお休みだったので、いつもより早く見たため、最近にしては珍しい火曜日のUPとなったが、こういう凡作になっちゃったら、来週からどうしましょうか...(少なくとも日曜日の間には時間がないので見ません。)

 

「超獣戦隊ライブマン」コンプリート・ソングコレクション 戦隊12

「超獣戦隊ライブマン」コンプリート・ソングコレクション 戦隊12

  • アーティスト: TVサントラ,嶋大輔,茅弘二,森恵,高坂真琴,SHINES,こおろぎ’73
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1997/01/21
  • メディア: CD

忍風戦隊ハリケンジャー シュシュッと THE MOVIE

忍風戦隊ハリケンジャー シュシュッと THE MOVIE

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: DVD
忍風戦隊ハリケンジャー Vol.1

忍風戦隊ハリケンジャー Vol.1

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: DVD
太陽戦隊サンバルカン VOL.1

太陽戦隊サンバルカン VOL.1

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: DVD
小さなスーパーマン ガンバロン DVD-BOX

小さなスーパーマン ガンバロン DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: タキ・コーポレーション
  • メディア: DVD

TBは http://meichiku-et.seesaa.net/article/91857630.html を参照の上お願いします。


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:テレビ

「まむしの兄弟」(その2) [映画(邦画)]

今回は、1971年に製作されたシリーズ第1作と第2作の2本についてです。

シリーズ第1作懲役太郎・まむしの兄弟」(1971年)
作品データを記しておくと、1971年の東映京都の作品で、時間は87分、監督は中島貞夫、脚本は高田宏治と橋本慶一の2人、撮影は赤塚滋、美術は富田治郎、音楽は菊池俊輔である。そして出演は、菅原文太、川地民夫、佐藤友美、安藤昇、三島ゆり子、女屋実和子、天津敏、葉山良二、たちである。

前科12犯のゴロ政が12回目の懲役を終えて、2年ぶりに出所した。兄弟分の勝次が迎えに来ていて、2人は早速神戸・新開地の北部を縄張りとする七友会山北組と西部を縄張りにする滝花組の乱闘に直面し、暴れ回り、さらにはいつもの二人らしく、色々と無軌道ぶりを発揮する。そんな二人の所に、山北組の代貸・友枝が、滝花組代貸・梅田殺しを依頼してきた。直ぐに2人は梅田を狙い始めたが、七友会最高幹部の早崎が現れ、依頼を果たせなくなってしまう。これにゴロ政は怒り、早崎の故郷・小豆島まで追っていった。が、早崎の貫禄の前に手も足も出なかった。そうしていると、早崎が七友会の二代目に早崎が就任することになり、山北組の組長は七友会を脱会し、滝花組を叩きつぶして自分が仕切るという計画を始める。山北組が梅田を襲い、梅田は死亡する。その時、巻き添えで傷ついたゆきを見舞ったゴロ政と勝は早崎にけしかけるが、早崎は沈黙を守った。で、ゴロ政と勝は山北組に殴りこみを掛ける。一方、早崎は山北組に解散を明治、組長に自首するよう命じるが、山北は子分たちを使って早崎を襲った。そんな所にダイナマイトを手にしたゴロ政と勝が乗り込んで来たが...

ゴロ政と勝の暴走ぶりが'70'sという時代が持っている独特の雰囲気にマッチしていて、これがなかなか面白い。暴走ぶりについては、ちょっと頭をかしげたくなる所もあるが、なかなか痛快であり、テンポも良くストーリーが進んで行くので、許せてしまう。それにしても、墨で刺青を書いて、それが雨に打たれて消えていくところは、本シリーズのコメディ的な部分と任侠映画という特徴を上手くミックスさせていて、面白い所である。

シリーズ第2作まむしの兄弟 お礼参り」(1971年)
作品データを記しておくと、1971年の東映京都の作品で、時間は89分、原作は斯波道男、監督は本田達男、脚本は高田宏治と鳥居元宏の2人、撮影は赤塚滋、美術は石原昭、音楽は菊池俊輔である。そして出演は、菅原文太、川地民夫、安藤昇、工藤明子、久保明、三島ゆり子、女屋実和子、中村錦司、潮健児、広瀬義宣、遠藤辰雄、たちである。

ゴロ政と勝に、州本で一家を構える父が、自分の縄張りにレジャーランドを建設しようとする兵頭組の申し出を断わったことが原因で暗殺されたことを知った京一が助けを求めてきた。が、脱走しようとする計画は失敗し、京一は殺されてしまった。刑期を終えたゴロ政と勝は藤島組にワラジを脱ぐことになり、2人は早速兵頭が経営するレジャーランドに殴り込みを掛ける。で、意気揚々と戻って来る。しかし、これに京一の姉・あきは、素人衆にまで迷惑をかけたと2人を責めた。で、ゴロ政と勝は仕方なく一家を後にした。しかし、あきに未練があったゴロ政は、あきの危機を知ると駆けつけて大暴れする。そんな所に、京一を見取った大阪大同会幹部・二階堂が現われ、兵頭も引き下がり、事は収まる。しかしゴロ政は納得できず、二階堂に喰ってかかる。一方、兵頭は最後の手段としてあきを人質にして、二階堂を闇討ちにする。二階堂が死んだことによって大同会の助っ人が州本に向うことになったが、助っ人がやってくるまでに兵頭を潰してしまうことで男を上げようと考えたゴロ政と勝はマシンガンで武装すると、兵頭組に殴り込みをかけた...

前作に続く物語であるが、ゴロ政と勝以外の登場人物は前作とは関係ない。二人の無軌道ぶりは相変わらずであり、前作同様のノリで物語が進んで行く。痛快さも前作同様であり、コメディ的な要素がややおとなしいと感じるものの、たっぷりと楽しませてくれる作品である。

今回取り上げた2作は、本シリーズの基礎となった作品であり、この2作を目にしないことには後の作品には繋がらない。特に第1作の方はなかなか強烈な作品でもあるだけに、見ておきたい所である。また、早くDVD化して貰いたい作品でもある。(東映さん、考えて下さい!)

 

↓ビデオであってDVDではありません。(どうして1作目が無いの?)

まむしの兄弟 お礼参り

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: VHS

↓今回はこういうものを

六分の侠気 四分の熱 菅原文太と24人の男たちそして忠治

六分の侠気 四分の熱 菅原文太と24人の男たちそして忠治

  • 作者: 菅原 文太
  • 出版社/メーカー: 日之出出版
  • 発売日: 2005/03/26
  • メディア: 単行本

女といっしょにモスクワへ行きたい―宇多野病院筋ジストロフィ病棟

  • 作者: 菅原 文太
  • 出版社/メーカー: 現代出版
  • 発売日: 1985/06
  • メディア: 単行本


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

ケータイ刑事銭形海39話(3rd.13話)[Final] [ケータイ刑事]

二段構成として記している「銭形海」。最後まで二段構成を通すことが出来ました。(一息と思いきや、BS-iの再放送に合わせての「裏ネタ編」、MBSでの放送に合わせた「改訂版」に直ちに突入と言うことになりますけど...)で、こちらの方は物語の中身を追っている長文&ネタバレたっぷり編です。最終回の物語は「さらば松山刑事! ~愛のメモリーは聞こえるか?」という物語です。(前回の舞台編のサブタイトルの半分以下という文字数になりました。)最終回ということで、色々と記したいことがあるが、それはまた別の機会ということにして、いつものように長文&ネタバレありで本編に行きます。尚、放送直後に記した「感想+次回予告」版はここをクリックして下さい。

警視庁の廊下。ちゃんが笑顔で松山さんを引っ張っていて何処かに連れて行こうとしている。「何だよ?」と言う松山さんに「いいからいいから」とちゃん。そして、ある真っ暗な部屋にやってきた。「真っ暗じゃないか」と言う松山さん。その時、スポットライトが当てられた。ちゃんは「こっちに来て下さい」と言って松山さんを連れて行く。で、ホワイトボードの前にやってくると、天井からぶら下がっている紐を手にして「松山さん、これを」と言って、それを渡す。で、その紐を引く松山さん。するとくす玉が割れて、中からは「おめでとう」と書かれた垂れ幕が出てきた。(ホワイトボードには「松山さん、栄転? おめでとう」という文字がある。)部屋の照明が点くと、柴田さんが手に花束を持って登場し「松山さん、栄転おめでとうございます」と言って花束を渡す。これに笑顔になった松山さんは「お前らもう知ってたの?」。ちゃんが「知ってましたよ、パプアニューギニア警察への出向」と返す。→松山さんも高村さんと同様に海外への出向となりました。ただ、ホワイトボードに「栄転」とあるように、口では「栄転」と言っているが、「左遷」だと感じているようです。

松山さんは「これで毎日、日焼け三昧だ」と言って笑っていた。ちゃんはポケットからプレゼントを取り出し「そう思って、これは私から」と言って、プレゼントを渡した。(サンオイルピジン語の辞書)しかも「魔除けのプレート付きですよ」と言って「日ピジン語辞典」を指さし、レアもので捜すのに苦労した、と言っていた。更に「持つべきものは相棒でしょ」と言って笑っていた。すると松山さんは「この調子だと、分かれる瞬間、泣きながら、松山さん、私も連れてってくださいって大泣きするんだろう」と言うが、すかさず「それはないです」と切り捨てるちゃん。すると「絶対泣く」「泣きません」といつもの調子になる二人。で、柴田さんが「まあまあまあまあ、お二人とも...」と言って、ケーキを持ってきた。(やはり「祝 松山さん栄転? おめでとう」と「」という文字がちゃんと入っていました。)で、「吹き消して下さい」となるが「俺一人では恥ずかしいよ」と照れる松山さん。「一緒にやろうよ」ということで、3人で蝋燭の火を吹き消そうとする。が、その時「警視庁から入電中」と、事件を知らせる入電が入り、火を吹き消すのは中止、ちゃんは携帯を開いた。

「赤坂刑務所で服役中の潮晋一郎(うしお・しんいちろう)が脱獄した模様。直ちに捜査を開始せよ」これを聴いた松山さんは「潮晋一郎?あの野郎」と、覚えがあった。

警視庁に呼ばれた富士見署刑事課の波越巡査部長がちゃんに敬礼し、ちゃんも敬礼を返す。以前、松山さんは波越とコンビを組んでいたということだった。(ということは、富士見署ではトミーと組んでいたマツだが、トミーが警視庁捜査一課に異動になった(平成14年)後にコンビを組んでいたということでしょうね。)久しぶりに会ったと言うこともあって、波越は「前よりも黒くなったんじゃないか」とマツに言い、マツは「相変わらず山登してるか?」と尋ねていた。これに「いやいや、今はもうグロッキーだ」と返していた波越でした。→波越を演じる木之元亮は「太陽にほえろ!」では「ロッキー」というニックネームの岩城を演じていただけに、そのキャラの設定をそのまま使っていました。但し、ロッキーは殉職しています。未亡人となったマミー刑事はどうしているのでしょうかねぇ?

波越は潮の経歴を記してある資料ファイルを持っていて、それを提出する。(「現金輸送車強奪事件」というファイル。)それは3年前の事件で、警備員2名を殺害して2億8千万円を強奪し、潮を逮捕したのが松山さんと波越だった。(その後、松山さんは本庁勤務となり、取り調べは波越が担当した。→松山さんの警視庁への異動は平成19年だから、事件発生は平成17年となり、逮捕まで2年近くかかったということになりますね。)潮は強盗殺人は認めたが、隠した金の在処は白状しなかった。そのため盗まれたお金は未だ発見されていなかった。

ちゃんは「彼が脱獄した目的は?」と呟くと、松山さんが「隠した金を取り戻すため」と言い、波越は「それだけじゃない。奴は俺達を恨んでます」と言った。が、波越の表情が変な物を見たという顔つきに変わった。隣に逆立ちしている足が目に入ったのだった。「報告します」と言って柴田さんが現れた。で、直立すると敬礼してから報告を始める。

潮から松山さん宛に届いたコンビニから送られたファックスを渡す。「本日14:00連絡する。必ず松山本人が出ろ」と記されていた。ちゃんは携帯を取りだして時間を確認する。(3/29 12:56でした)で、「1時間後です」と言う。(3rd.6話の時の蟹江じゃないから、「1時間4分後」と細かくありませんでした。→一般的にはこれが正常ですね。)波越は一旦署に戻るということで、後で連絡をということを言い、帰って行った。

時計が「3/29 2:00 PM」になった。電話には電話を録音する(オープンリールの)録音機がセットされていて、柴田さんが待機していた。(「逆探知」というイメージそのままですね。今時、オープンリールなんて...)そんな所に電話が鳴った。録音を開始して逆探知の指示を出す柴田さん。ちゃんもヘッドホンをして、それから松山さんが電話に出た。電話の声はボイスチェンジャーが加工された物で、巡査長から降格したそうだね、ということをしっかりと言っていた。松山さんは電話を引き延ばそうとするが、電話の声は松山さんを最後に殺し、波越、岡野、ちゃん、柴田束志を一人ずつ殺していく、と言う。更に、最初の獲物はここにいる、と言い、波越の声がした。争う音がしたと思ったら銃声が届いた。松山さんは「今の何だ?」「波越!」と叫ぶが、電話は切れてしまった。

電話が切れると柴田さんは逆探知の結果を尋ねる電話をするが、失敗だった。(ここも「刑事ドラマ」の定番ですね。尚、最新のデジタル交換機が使われていたら、即座に逆探知できるのだから、警視庁の交換機は昔の交換機が使われているということになる。→こういう所は新しい交換機にするべきでしょう。)更に「警視庁から入電中」と、ちゃんの携帯にまたも事件を知らせる入電が入った。直ぐに携帯を開く海ちゃん。「富士見署の波越巡査部長が行方不明。何者かに拉致された可能性あり。直ちに捜査を開始せよ」で、電話で聞いた銃声から、松山さんは波越が殺されたと思い「畜生...」

ちゃんと松山さんは会議室に待機していたが、松山さんはイライラしていた。重苦しい空気が漂っていることを感じて、ちゃんは側にあった日ピジン語の辞書を手にしてパラパラと開く。で、「あっ、パプアニューギニアの言葉で「食べ物」って何て言うか知ってます?」と尋ねる。が、難しい顔をしている松山さんは何も言わない。ちゃんは笑顔を見せて「「カイカイ」だって。私が二人いたら食べ物になっちゃう...」と言って笑顔を見せるが、松山さんの表情は全く変わらない。ちゃんは日ピジン語辞典を置いてマグカップを手にして口に運び、松山さんが日ピジン語辞典を手にした。そこに息を切らせながら柴田さんが駆け込んできた。

ちゃんは「岡野警部と連絡は?」と尋ねるが、柴田さんが、岡野さんは今日本にいない、休暇でスイスに行き、ヨーデル検定4級を受けるそうだ、と答える。これを聞いたちゃんは「遂に海外進出ですか...」と言うと「逆に安全ですね」と続けた。→2nd.8話の時点で9998個の資格を取っていた岡野さんだから、去年(2007年)の間に1万個を突破して、2008年からは海外の資格もということにしたのでしょうね。(チーフ脚本家・林先生が「1万個目前」とぶち上げたら、エース・KJは海外資格をと、ドンドン膨らませてくれます。これも「ケー刑事・ワールド」の楽しい所です。)

松山さんは突然立ち上がった。「何処へ?」とすかさずちゃんが尋ねる。「ここにいても仕方ないだろう。潮を捜す」と言う松山さん。更に「カンを頼りにだよ」と言う。ちゃんも立ち上がって「私も行きます」と言うが松山さんは「ダメだよ。お前たちも狙われているんだぞ。一歩も外に出るな」と松山さん。「松山さんだって狙われています」と返すちゃん。が、「俺は一番最後だよ。お前たちが無事なら俺は狙われない」と松山さん。すると「彼の言葉を信じるんですか?」とちゃん。これに何も答えず、松山さんは出掛けて行こうとする。するとちゃんが「松山巡査。本件は別の捜査官に任せます。本庁にて待機。これは命令ですよ」と告げた。振り向いてちゃんの目を見た松山さんは戻ってくると警察手帳、手錠、拳銃を上着から取り出して机の上に置いた。そして「これで文句ないな」と言うと出ていった。ちゃんは「松山さん!」と言って追いかけようとするが、柴田さんが「ちゃん」と言ってそれを止めて「松山さんも辛いんですよ」と言った。するとちゃんは「分かりました。私たちも出来ることをやりましょう」と言った。

街に出た松山さんは一人で潮の行きそうな場所に行き、潮を探していた。一方、ちゃんは会議室で事件のファイルに目を通し、潮からの電話を録音したテープを聴いていた。そして「寄せる、悪のさざ波

潮を捜している松山さんは、遂に潮を見たという証言を得た。

海ちゃんの元に柴田さんがやってきて報告する。「ちゃんの言った通りです。彼は明日の朝一番に、南米行きの航空券を取っています」これを聞いたちゃんは笑顔を浮かべて「謎は解けたよ、ワトソンくん」(ここでAパート終了。経過時間は12分半を回った所でした。よってBパートは13分弱です。)

ある倉庫の前にやってきた松山さん。意を決して入って行こうとするが、そこに携帯が鳴った。で、電話に出る。(普通の着信音であって、『愛のメモリー』または『カンのメモリー』になっていないだけに、シリアスな展開で突き進んでくれます。)電話はちゃんからで、居場所を尋ねるちゃん。が「何処でも良いだろう」と言って場所を伝えない。ちゃんは「直ぐに戻って来た下さい。報告したいことがあります」と言うが「今、それどころじゃない。切るぞ」と言って電話を切ってしまう松山さん。そして倉庫に向かっていく。入る前に鉄パイプを拾い上げると、それを手にしてから中に入っていった。

中は真っ暗で、松山さんは慎重に歩を進めていく。が、何かに躓いて転んでしまった。で、何に躓いたかを確認すると、それは潮の死体だった。で、松山さんは潮が死んでいることを確認し、驚いて後ずさりをしようとした。そんな松山さんの頭に拳銃が突きつけられた。

警視庁にいるちゃんはその後も松山さんに電話をしていたが繋がらない。「電源が入っていないか…」というメッセージが出てくるのだった。ちゃんは「電源を切っています」と判断した。(まあ、妥当な考えであるが、「圏外」という線もも捨てきれないと思いますけど...→但し、後ほど「圏外」ではなく「電源OFF」と言うのが正しいことも分かります。)柴田さんは「でも、潮が犯人じゃなかったなんて...」と漏らし、海ちゃんも「最初に気がつくべきでした。どうして本人からの電話なのに、声を加工する必要があるのかって...」と返した。

拳銃を突きつけられた松山さんは「やっぱりお前か、波越」と全て分かっていた。拳銃を突きつけていたのは波越だった。両手を挙げた松山さん、波越は松山さんが銃を持っていないかどうか、身体を調べ、持っていないことを確認すると、側に座らせた。二人は話し始める。波越は自分が殺されたことにすれば自由に動くことが出来るようになり、警察が潮を必死に捜している間に海外に高飛びするつもりだった。松山さんは「一体何故なんだ?」と動機を尋ねると、「刑事の安月給にうんざりしてね」と答えるのだった。

警視庁では、ちゃんが柴田さんに推理を語っていた。波越は潮の取り調べを担当していた、そこで彼と手を組んだ。潮が隠した2億8千万のことで脱獄させる代わりにお金を山分けすることにした、と考えた。そんな所にちゃんの携帯に着信があった。(着メロは主題歌の「海のうた」)それは松山さんからの電話で、電話に出たちゃんは「直ぐに戻って来て下さい」と伝えるが、何も返事はない。が、「遠くで話し声がします」とちゃんは聞き逃さなかった。

松山さんは柱に抱くような形で手錠を填められて逃げられないようにされていた。波越は事情を全て語り、松山さんも全てを知った。潮はこの場所に金を隠していて、それを回収したので、波越は潮を殴り殺したのだった。松山さんは「考え直せ」と言って説得しようとするが、波越は逆に「お前こそ考え直せ」と言い出す。「どんなに汗水流して働いても、所詮キャリアとは違う。このまま女子高生のお守り役で満足か。俺達みたいな古い刑事はもう必要とされていないのさ」と言い、金を別の鞄に詰め終えた波越は松山さんに近づいた。「逃げられないぞ」と言う松山さんに「どうかな」と言い、安全装置を外しで銃を構えた。そして「お前は良い相棒だった。いつまでも忘れないよ」と言うと、銃の引き金を引こうとする。

そこに三味線の音が届いてきた。波が岩に砕け散ると「大波小波かき分けて、七つの海を手にしても、正義の海は泳がせない。その名も人呼んでケータイ刑事銭形海。私の碇で沈みなさい!」(今回は最終回なので、口上を全て記しておくことにしました。)から「神奈川沖浪裏」の大浪がうねると、赤い碇のストラップが飛んで行く。そして地面に突き刺さると、鎖が波越を捕らえていた。ちゃんが鎖を引くと、大回転してその場に倒れた。「何だ?」と言って立ち上がろうとすると、ちゃんと柴田さん、さらには複数の制服警官がいた。ライトが点けられると「あなたの計画はこれで終わりです」とちゃん。制服警官が波越を後ろ手にして抑えた。ちゃんが側にやってくると「何でここが?」と尋ねる波越。これにちゃんは携帯を手にして「GPS、位置確認システム」と言い、松山さんの方を振り向いて「ねっ、松山さん」と言う。別の制服警官に手錠を外して貰った松山さんは「ああ、女子高生と一緒だと、色んな機能を覚えちまう」と言って携帯を手に波越に言った。更に「確かに俺は古い刑事だ。だがな、必要とされてないなんて思ったことはない」と言った。ちゃんは手錠を取り出すと、それを松山さんに手渡した。松山さんは携帯をポケットにしまうと、波越に手錠を掛けた。で、制服警官に引き渡し、波越は連行されていった。

それを目にしたちゃんは「間一髪でしたね」と言う。柴田さんも寄ってきて「大丈夫でした?」と声を掛けた。松山さんはちゃんに「来るのが遅いんだよ」と言うが「松山さんが場所を言わないからいけないんですよ」と返した。

連行されていく波越は、突然二人の制服警官を振り解くと、足に隠していた拳銃を手にしてちゃんを撃とうとする。それに気づいた松山さんはちゃんを突き飛ばし、ちゃんは難を逃れたが、松山さんは胸に銃弾を受けて倒れてしまった。ちゃんは「確保!」と素早く指示を出し、制服警官が波越を取り押さえた。

ちゃんは仰向けに倒れている松山さんに駆け寄ると「松山さん、しっかりして」と声を掛ける。が、目を閉じたままの松山さんは反応しない。「松山さん、松山さん!」ちゃんの悲痛な叫びを上げながら、松山さんの身体を揺すっていた。(で、『愛のメモリー』が流れてきて、これまでのちゃんと松山さんの思い出のシーンが回想として流れる。(3rd.1話の二人の出会いから、色々と出てきました。)→こうやって耳にすると、『愛のメモリー』って本当に良い曲です。)ちゃんは涙を浮かべて「松山さん、死んじゃだめ、死んじゃダメですよ!」と叫ぶが、松山さんは動かなかった。

そうしていると、松山さんが口を開いた。「お前なぁ。撃たれた人間そんなに揺さぶる奴あるか」そしてゆっくりと頭を上げると「ほ~ら、泣いた。言った通りだろう」と続け、笑いながら起き上がった。そして「こいつのお陰で助かったよ」と言って、ちゃんからプレゼントされた日ピジン語辞典を取り出した。銃弾は魔除けのプレートが止めていた。(またも「荒野の1ドル銀貨」ですね。)そして「せっかくだからな、日本出る前にこいつの泣きっ面を見てみようと思ってな」と松山さん。柴田さんは「人騒がせだなぁ~」と言い、ちゃんは立ち上がると「バカ」と小さな声で言い、「松山さんのバカ!本当に、本当に心配したんですからね」と叫ぶように言った。これに「ジョークだよ、ジョーク松山さんは言ったが、「もう、知りません」とちゃんは言うと走って行ってしまった。それを見た柴田さんは「女泣かせですね~」と呆れ顔。松山さんも「ちょっとやりすぎたかな」と反省していた。

松山さんの旅立ちの日がやってきた。港。(おそらくこの港は港区赤坂港でしょう。)鞄を背負った松山さんと柴田さんがいたが、ちゃんの姿はなかった。柴田さんが「そろそろ時間ですね」と言うと、体裁悪そうに松山さんは「ああ...」と言い「あいつ、見送りに来ないのかなぁ?」と呟く。柴田さんは「松山さんが洒落にならない冗談かますからですよ」と言うと松山さんは「まだ怒ってるのかな」と笑いながら口にした。そこにメールが届いた。直ぐに携帯を開く松山さん。それはちゃんからのメールで「もう顔も見たくありません」と書かれてあった。(Subjectも噴火している火山と怒っている顔の絵文字でした。)それを目にした松山さんは「まだ怒ってるんだ」と言うと笑いながら「何かなぁ、あいつ。洒落が分からないからなぁ」とブツクサと言っていた。

そんな所に、携帯を手にしたちゃんが笑顔で現れ、柴田さんには「しー」と合図した。それを目にした柴田さんは小さく頷いた。(松山さんは気づいていない。)またもメールが届き、それに目を通す松山さん。「日焼けを落として美白になったら許してあげる」が、松山さんは「バカな。そんなみっともない姿晒せるかい」と笑っていた。柴田さんは「それだけ怒っているってことですよ」とフォローする。すると松山さんは「今度戻ったら、寿司でも奢ってやるか」と口にする。するといつの間にか隣にやってきていたちゃんが「じゃあ、回らないやつで」と言った。「何だ、来てたのか」と驚く松山さん。ちゃんは「これでお相子ですからね」と言って笑顔を見せていた。

松山さんはちゃんに言った。「銭形、お前と組めて楽しかった」ちゃんは「こちらこそ。お世話になりました」と返すと、ポケットからイルカのストラップを手にして「これも一緒に持っていって下さい」と言う。「ありがとう」と言ってそれを受け取る松山さん。そして感慨深げに敬礼をして「じゃあな、ケータイ刑事」と口にした。ちゃんも敬礼を返して「さようなら、噂の刑事」と返した。暫く見つめ合う二人。松山さんは柴田さんの方に目を移すと「じゃあな」と言い、敬礼する柴田さん。松山さんも軽く敬礼を返すと、雪の降る中を歩いていった。それを見送るちゃんは「ありがとうございました」と小さな声で言った。柴田さんにはそれが聞き取れず「えっ?今、何か言いました?」と尋ねるが、「いえ、別に」とちゃん。そして戻って行こうとして歩き出すと「さあ戻りますよ。まだまだ解決しなきゃいけない事件がたくさんありますから」と言っていた。

鑑識メモ。松山さんとの別れの場となった港にいる柴田さん。「柴田です」といつものように挨拶をすると「さかなへんに「秋」と書いて「鰍(かじか)」、「冬」と書いて「鮗(このしろ)」、「春」と書いて「鰆(さわら)」と、いきなり三連発。「そして、さかなへんに「夏」という字はありません」と言って、3つの漢字が書かれた3枚のテロップを振り解く。そして気をつけをして「夏と言えば松山刑事、ありがとうございました、松山刑事」と言うと敬礼をする。そして敬礼をしたまま「そして皆さん、「ケータイ刑事」におつきあい頂きまして誠に有り難うございました。また会う日まで~さようなら」というと腰を屈めた。(鑑識メモはここまでであるが、いつもの着ボイスDLのお知らせと連続する形で次に繋がりました。→ここから先はBS-iの再放送や地上波の放送の時はどうなるでしょうかねぇ?)ちゃんをセンターに、画面の向かって左に柴田さん、右に松山さんと言う形で現れ、ちゃんが「皆さん「ケータイ刑事銭形海」をご覧戴き、ありがとうございました」と言ってお辞儀をする。松山さんと柴田さんも「ありがとうございました」と言ってお辞儀をする。松山さんが「また任務を終えて帰ってきたいですね」と言うと、ちゃんと柴田さんは大きく頷いた。そして柴田さんが「それでは皆さん、せ~の」と音頭を取ると「ズァイジェン」と言って手を振っていた。

今回の物語は、別れの物語と言うことで、これまでのシリーズの別れの物語と同様にハードな展開の物語でした。相棒の松山さんが海外に行くことになるというのは「銭形海」では高村さんと五代さんと共通である。(五代さんは沖縄なので日本国内であるが、本州から遠く離れるので「海外」に近いものがあります。また、1972年の日本返還までは外国でしたし...)基本的にはそれらを踏襲しつつ、更に「・2nd.14話」や「・1st.13話」「・13話」のエッセンスもありました。別れの物語以外でも「・11話」を思い出させる海ちゃんの登場や、「・2nd.4話」を思わせるちゃんの悲痛な叫び(ただ、この時のちゃんの泣きは伝説の領域に達していますけど...)など、色々とありました。ちゃんのマフラー姿というのも出てきましたし、サービスの方もしっかりとありました。しかも、スポンサーのDoCoMoに対しても携帯電話の機能をしっかりと説明するということまで気を配っていました。実に密度の高い物語でした。

また、『愛のメモリー』をバックに、松山さんの回想という形で3rd.を振り返ったところは、ウルウルと来るものがあり、こういう回想というのは最後を締めくくるには最高である。

シリアスな方向だけでなく、ギャグの方も、ゲストの木之元亮が「太陽にほえろ!」のロッキー刑事ということから来るものがあって、忘れた訳ではなく、バランスも良かったですね。

特に松山さんはTVシリーズには初登場と言うことで、マツのキャラは五代さんと被る所があるだけに、心配もしたのだが、高村さんや五代さんは完全に壊れていて、色々とやってくれたということもあるが、松山さんは腰が落ち着いていて、「シリアス路線」を目指した「銭形海」としたら、これが実に良いことになりました。また、ちゃんのキャラがぶれることが1st.や2nd.では目立ったが、3rd.でもそれはあったが、松山さんが完全には壊れなかったので、良いコンビになりましたね。こうなると、ちゃんの妹とコンビを組むために、また戻って来てほしいですね。→五代さんはちゃんと、高村さんはちゃんと、それぞれ「黄金コンビ」と言って良いだけのものを見せていただけに、ちゃんは松山さんとのコンビが一番良いと感じました。(もう1クールあって、・マツのコンビも2クールあったら、「ケータイ刑事」における第四の黄金コンビになり得ただけに、これで終了というのは残念です。(・マツ・コンビは「黄金コンビ」の一歩手前まで来たのも事実ですが...))

ところで、ちゃんはお姉ちゃまのように最終話で警視監に昇進しなかったので、本家四姉妹と同じということになった。ということは、来るべき「M3」では、警視正のまま、コンビを組まなかった岡野さんとコンビを組み、最後に警視監に二階級特進する、ということになるのでしょうね。「M3」の方も楽しみに待っています。

最後に、改めて、出演者、スタッフの皆さん。楽しい9ヶ月をありがとうございました。また、本当にお疲れ様でした。特に、ちゃんは色んなプレッシャーもあったでしょうが、最後までしっかりと見せてくれました。演技の方も、最初の頃と比べると、随分と上手くなりました。(この成長していく姿まで楽しむことが出来るのも「ケータイ刑事」の魅力の一つです。但し、「」と「」は、最初から演技力は高く認められていただけに、この要素は殆どありませんが...)やっぱり丹羽Pが見出した「多聞チルドレン」ですね。しかも、もはや実力者の称号である「ケータイ刑事OG」=「銭形ーズ」の一人であり、それに恥じないだけの片鱗を見せてくれました。今後も活躍してくれることでしょう。期待しています。(まずは「篤姫」に何らかの役で出てもらいたいと思うのですけど...)

次週からは「東京少女」の新シリーズ「東京少女・山下リオ」となります。最初の物語は「初恋ダッシュ。」という物語です。「都会に憧れを抱く地方出身の女子高校生」の物語ということである。また「iしたい。」としても流れましたし、楽しみです。(でも、これまでの「東京少女」と違って、後半がメイキングになることはなく、1話30分(CMと次回予告を除くと、本編は26分、または25分半?)の物語になるのでしょうね。)次回予告では、上京してきて、お上りさんのようなところを見せていたが、なるほどと頷いてしまいました。また、「恋日・3rd.」では女子中高生が主役となる若いヒロインの物語が多数あったが、そのような作品の連続になるのでしょうね。

尚、「東京少女・山下リオ」は全4回なので4月中に終了する。主演は毎月交代し、それぞれが4つの異なった物語で別々の役を演じる。「恋日」のようなオムニバス作品集ということになるが、同じ人の主演作が4作ずつということで、これもちょっと面白いアイデアですね。(5月は5週あるけど、それでも4本なの?/1作品だけ前後編とする?)それにしても、主人公の名前ではなく、主演者の名前がタイトルに入るというのは実に珍しいことである。5月以降、誰が主演として作品タイトルに名前が入るのかも楽しみです。(やはり、7代目候補も出ることになると思いますが、比較的早い時期になるような思うのですけど...)

ところで、「68FILMS」の「東京少女」は全9作品であるが、その後の「東京少女」は2度とも全6作品である。これから考えると「東京少女・○○」は2クール(主演は6人)と考えるのが妥当な所でしょうかねぇ?

次週からは「東京少女」について毎週記していく予定であるが、「銭形海」の様に二段構成とはしません。(「恋日・3rd.」の時の様に、日曜のお昼までを目処にする予定です。)

 

↓BS-iでは次週・日曜から再放送が始まります。

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

ケータイ刑事文化祭inゴルゴダの森~銭形海+THE MOVIE 2.1~

ケータイ刑事文化祭inゴルゴダの森~銭形海+THE MOVIE 2.1~

  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • メディア: DVD

↓歴代ケータイ刑事

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX I

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX I

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

↓松山さんの出向先に関して

ニューギニア語入門

  • 作者: 岩佐 嘉親
  • 出版社/メーカー: 泰流社
  • 発売日: 1988/10
  • メディア: 単行本

実用パプア(ニューギニア)語入門―発音・文法・会話集・単語集

  • 作者: 戸部 実之
  • 出版社/メーカー: 泰流社
  • 発売日: 1996/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

はじめてのピジン語―パプアニューギニアのことば

はじめてのピジン語―パプアニューギニアのことば

  • 作者: 岡村 徹
  • 出版社/メーカー: 三修社
  • 発売日: 2005/04
  • メディア: 単行本

パプアニューギニア100の素顔―もうひとつのガイドブック 伝統農耕と植物資源の宝庫

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 東京農業大学出版会
  • 発売日: 2001/03/20
  • メディア: -

性と呪術の民族誌―ニューギニア・イワム族の「男と女」

性と呪術の民族誌―ニューギニア・イワム族の「男と女」

  • 作者: 吉田 集而
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 1992/02
  • メディア: -

P.N.G.(パプアニューギニア)からの風

P.N.G.(パプアニューギニア)からの風

  • 作者: 新井 純子
  • 出版社/メーカー: 新風舎
  • 発売日: 2002/04
  • メディア: 単行本

↓やっぱり名曲です。

愛のメモリー

  • アーティスト: 松崎しげる/田中星児,松崎しげる,田中星児,たかたかし,D.Boone,R.McQueen,馬飼野康二,あかのたちお,カラオケ
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 1993/10/27
  • メディア: CD

 

↓これもピックアップしておきます。(尚、「続・…」は全く無関係の別物語です。)

荒野の1ドル銀貨 スペシャル・エディション

荒野の1ドル銀貨 スペシャル・エディション

  • 出版社/メーカー: エスピーオー
  • メディア: DVD

↓サンオイルをいくつか

バナナボート ダークタンニングオイル 180ml

バナナボート ダークタンニングオイル 180ml

  • 出版社/メーカー: バナナボート
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品

コパトーン トロピカルローション ハワイ 120ml

コパトーン トロピカルローション ハワイ 120ml

  • 出版社/メーカー: コパトーン
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品

コパトーン タンニングウォーターSPF2 200ml

コパトーン タンニングウォーターSPF2 200ml

  • 出版社/メーカー: コパトーン
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品

ESTHEDERM エクストリーム ブロンズリペア(日焼けクリーム)

ESTHEDERM エクストリーム ブロンズリペア(日焼けクリーム)

  • 出版社/メーカー: エステダム
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。