「VERTIGO」 [映画(洋画)]
表題の作品は1958年の映画「めまい」である。ヒッチコック監督の傑作サスペンスとして評価の高い作品であり、ヒッチコック監督の代表作の一つであるのはご存知の通りである。舞台がサンフランシスコということ、高所恐怖症の男が主人公ということあまりにも有名である。また、K.ノバクの目がとても印象に残る作品であり、彼女の代表作でもある。
作品データを記しておくと、時間は128分、原作はピエール・ボワローとトーマス・ナルスジャック、製作と監督はアルフレッド・ヒッチコック、脚本はアレック・コッペル、サミュエル・テイラーの2人、撮影はロバート・バークス、音楽はバーナード・ハーマンである。そして出演は、ジェームズ・スチュワート、キム・ノヴァク、バーバラ・ベル・ゲデス、トム・ヘルモア、ヘンリー・ジョーンズ、エレン・コービイ、レイモンド・ベイリー、リー・パトリック、たちである。
元刑事のジョンは、犯人追跡中に同僚を屋上から墜落死させたことから高所恐怖症になり、退職した。そんな彼は、画家の女友達・ミッジの所だけが心の安まる場所だった。ある日、昔の学校友達・ゲビンから、妻・マドレイヌの尾行を依頼された。彼女は時々、昔自殺した曽祖母のことを口走り、夢遊病者のような行動をするというのであった。で、仕事を始めたジョン。マドレイヌはサンフランシスコ一帯のあちこちに行く。そんな中、彼女は海で入水自殺を図る。ジョンは彼女を救い、自宅に連れて行って介抱している内に、彼女を愛している自分に気づく。マドレイヌの心を和らげようとして、サンフランシスコ南部にあるスペイン領時代の古い教会に連れて行くジョン。が、マドレイヌはジョンに愛を打ち明けるが、突然教会の高い塔に登ると、身を投げてしまった。高所恐怖症でめまいを起こしたジョンはショックで療養することになる。そんな中、ジョンはマドレイヌにそっくりなジュディという女性と出会い、彼女の面倒を見るようになり、マドレイヌに似た化粧や身なりを教え始める。が、それを嫌がるジュディ。実はジュディは妻を殺すためにジョンを利用するためにケビンが雇った女であり、マドレイヌは塔から身を投げたのではなく、ケビンに殺されていたのだった...
サンフランシスコの観光案内という部分もある作品であるが、トリックとサスペンスの方も上手く、たっぷりとヒッチコックの世界を堪能できる作品である。また、カメラワークも素晴らしく、後の多くのサスペンス作品が教科書にするというのもよく分かる所である。音楽も素晴らしく、本作の音楽を耳にするだけでめまいを起こしそうになるというのもまた凄いところである。そして、キム・ノバクが余りにも美しい...サスペンス映画を見るというのであれば、見ておかなければならない作品である。(流石はヒッチコック監督です。)
めまい (ユニバーサル・セレクション2008年第5弾) 【初回生産限定】
- 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- メディア: DVD
- アーティスト: オムニバス,ジョン・アディソン,バーナード・ハーマン,ポール・ベイトマン,ユニバーサル・スタジオ・オーケストラ,プラハ市管弦楽団,ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団,ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団,ディミトリ・ティオムキン・オーケストラ,パラマウント・スタジオ・オーケストラ,MGMスタジオ・オーケストラ・アンド・コーラス
- 出版社/メーカー: MCAビクター
- 発売日: 1999/10/20
- メディア: CD
- アーティスト: サントラ,ジョエル・マクニーリー,ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル・オーケストラ
- 出版社/メーカー: サウンドトラック・リスナーズ・コミュニケーションズ
- 発売日: 1996/06/21
- メディア: CD
ゴーオンジャー#8 [特撮]
今回はBGMにOUR HOURのMAXI SINGLEの「Boring Rock」をチョイスしてみました。
敵の三幹部が揃って顔を見せた、ゲストがウルトラマンレオ(随分と老けちゃって...)、というのが目玉となる物語であったが、今ひとつ冴えた所のない物語でした。赤が仲間の大切さを知ることになったのは、今後5人の結束が一段と進んでいくことになるとはいうものの、8話になってようやくというのもちょっとどうかと...
錆びた炎神を拭くという発想は余りにもストレートすぎるが、まあストレートなのが戦隊だから良しとしておきます。
2号ロボが登場したことによって、巨大戦が2vs1という形になったが、これってどうにかならないのでしょうかねぇ。最近の戦隊では当たり前になっているけど、これでは弱いものイジメをしているようにしか見えないし... 2体での攻撃ではなく、2体が1つに合体して攻撃するとか、巨大化して敵が複数いるのなら許せるけど、多数で攻撃するという発想は、「数による力業」ということで、現在の衆議院・与党と同じ発想であって、うんざりするだけである。(衆議院で与党が数の力を振るうようにしたのは、国民の責任でもあるけれど...)
今回の怪人・ボーリングバンキの口癖がボウリング用語というのは「掘削」の「ボーリング」と、10本のピンを倒すゲームの「ボウリング」をかけているというのは分かるが、「ボーリング」と「ボウリング」の混同がお子様たちの間で起きるのではないか、と危惧してしまうだけであり、お子様をメイン視聴者にしている番組としたら、ちょっと頂けないところである。
赤の「奇跡が起きるというシチュエーション」の妄想で、黄のコスプレ・お姫様が登場したが、ここで感じたことが2つ。一つはやはり「バカレッド」だという所を今回も見せてくれたということで、戦隊ではすっかりお馴染みになっちゃったと改めて感じたということだが、もう一つは、逢沢りなが秋山奈々ちゃんに似ているとまたも感じさせてくれたということである。黄の妄想ではないものの、「東京少女 ~回転少女」を思い出させてくれました。(でも、お姫様ということでは絢ちゃんの「恋日・3rd. ~昭和アニメ大行進」でのパパイヤくんの妄想や、「ケータイ刑事文化祭 in ゴルゴダの森」でのシンデレラ、「海・3rd.3話」のカイリーネ・ネクロチアス・エメラルドオーシャン・ターモン・アンドリウ・ボナパルト・ゼゼッペ王女の方が甦りました。→何だか、ポポロパンピン・エクスレアード・トレビアーン(=みたらし団子)が食べたくなってきた...)尚、「涙で...」と言うことになれば、泪ちゃんを色々と思い浮かべるのは当然であり、止まらなくなるので、ここでは省略します。
それにしても、巨大ロボが2体になってから急につまらなくなってしまいました。スポンサーも、いい加減に物量投入作戦の弊害に気づいて貰いたいところであるが、(玩具の)売り上げを伸ばすことしか頭にないだろうからなぁ...
↓文化祭(初回版にはHD-DVDも付いているので、これだけでも珍盤/貴重盤です。)
ケータイ刑事文化祭inゴルゴダの森~銭形海+THE MOVIE 2.1~
- 出版社/メーカー: ハピネット
- メディア: DVD
↓これは「ボーリング」ではなくて「ボウリング」です。
劇的にスコアがのびる! ボウリング絶対上達 (LEVEL UP BOOK)
- 作者: 矢野 金太
- 出版社/メーカー: 実業之日本社
- 発売日: 2008/01/18
- メディア: 単行本
BOWLING magazine (ボウリング・マガジン) 2008年 04月号 [雑誌]
- 作者:
- 出版社/メーカー: ベースボール・マガジン社
- 発売日: 2008/03/12
- メディア: 雑誌
TBは http://meichiku-et.seesaa.net/article/92640080.html を参照の上お願いします。
AC/DC『HIGH VOLTAGE』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1976年にリリースされた彼らの世界デビュー・アルバムである。また、1975年に母国オーストラリアで発表された1st.アルバムと同名タイトルであるが、オーストラリアで発表されていた同名アルバムと2nd.アルバム「T.N.T.」の2枚のアルバムを編集して新たに発表しなおしたものである。アメリカで300万枚のセールスを記録したが、これは後に売り上げが伸びたために記録したものであり、リリース当時はBillboardのアルバム・チャートで最高位146位を記録したに過ぎなかった。
オーストラリア以外ではデビュー・アルバムということになったが、2枚のアルバムから選りすぐった選曲となっていることもあって、内容の方は充実している。そしてここから彼らの伝説が始まることになるのである。
収録曲は以下の全9曲である。『It's A Long Way To The Top (If You Wanna Rock 'N' Roll)』『Rock 'N' Roll Singer』『The Jack』『Live Wire』『T.N.T.』『Can I Sit Next To You Girl』『Little Lover』『She's Got Balls』『High Voltage』。
本アルバムからの筆者のお薦め曲は、『It's A Long Way To The Top (If You Wanna Rock 'N' Roll)』『The Jack』『T.N.T.』『Can I Sit Next To You Girl』『She's Got Balls』『High Voltage』。1st.アルバムで既に30年以上前のアルバムであるが、ライブでお馴染みの曲があるというのも嬉しい所である。
2枚のアルバムからの選曲ということもあって、ベスト盤とまでは言わないが、それに近い雰囲気が少なからずあって、クオリティの方は普通のスタジオ・アルバムよりも高い。(元の2枚のアルバムも出来の良いアルバムですけど...)最初から突っ走っていて、聴いていても気持ちが良くなる。
また、B.ジョンソンになってからの彼らも良いのだが、やはり伝説のボーカリストであるボン・スコットのボーカルを堪能できるというのも嬉しい所である。しっかりと聴いておきたいアルバムである。