SSブログ

「水戸黄門漫遊記」(その2) [映画(邦画)]

今回は、戦前の作品の中から、それなりの資料が残っている3本についてです。(全回、一覧を記した時からもう1本(「水戸黄門漫遊記 中仙道の巻」)発見しました。)

水戸黄門漫遊記 東海道の巻
作品データを記しておくと、1938年の東宝作品で、時間は73分、監督は斎藤寅次郎、脚本は小国英雄、撮影は町井春美、美術は高橋庚子、音楽は栗原重一である。そして出演は、横山エンタツ、花菱アチャコ、柳家金語楼、徳川夢声、高勢実乗、たちである。尚、黄門様を演じたのは徳川夢声である。

水戸黄門漫遊記 中仙道の巻
作品データを記しておくと、1938年の東宝作品で、時間は73分、監督は斎藤寅次郎、脚本は小国英雄と小林正の2人、撮影は町井春美、美術は高橋庚子、音楽は栗原重一である。そして出演は、横山エンタツ、花菱アチャコ、柳家金語楼、徳川夢声、高勢実乗、神田千鶴子、深見泰三、大崎時一郎、山田好良、中村正子、冬木京三、三田進ねたちである。尚、黄門様を演じたのは徳川夢声、助さんは深見泰三、格さんは大崎時一郎である。

水戸黄門漫遊記 日本晴れの巻
作品データを記しておくと、1938年の東宝作品で、時間は73分、監督は斎藤寅次郎、脚本は小国英雄と小林正の2人、撮影は町井春美、美術は高橋庚子、音楽は栗原重一である。そして出演は、横山エンタツ、花菱アチャコ、柳家金語楼、徳川夢声、高勢実乗、神田千鶴子、深見泰三、大崎時一郎、山田好良、中村正子、冬木京三、三田進、たちである。尚、黄門様を演じたのは徳川夢声、助さんは深見泰三、格さんは大崎時一郎である。

これらの作品は、資料としてあるだけで、映像作品自体の方は何処かにはあるであろうが、筆者は見ていないので、作品データだけを記すだけにしておく。

尚、黄門様を演じた徳川夢声は、1894年踏まれ、1971年に77才でこの世を去った人物である。サイレント映画の時代には弁士として活躍した人物であり、トーキーの登場で弁士から転じて俳優となり、漫談などを行うようになった。上記3作は彼が44才の時の出演作であるが、老人のような雰囲気があって、当時は「夢声老」と呼ばれていたという。

彼の活弁も機会があれば見てみたいが、本作も何処かで目にする機会があれば、と思う所である。

 

今回はこういうものを...

水戸黄門漫遊記 (よみがえる講談の世界)

水戸黄門漫遊記 (よみがえる講談の世界)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 国書刊行会
  • 発売日: 2006/04
  • メディア: 単行本

話術

話術

  • 作者: 徳川 夢声
  • 出版社/メーカー: 白揚社
  • 発売日: 2003/02
  • メディア: 単行本
夢声戦争日記 抄―敗戦の記 (中公文庫)

夢声戦争日記 抄―敗戦の記 (中公文庫)

  • 作者: 徳川 夢声
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2001/10
  • メディア: 文庫
夢声の動物記 (ちくま文庫)

夢声の動物記 (ちくま文庫)

  • 作者: 徳川 夢声
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 1996/06
  • メディア: 文庫
徳川夢声―放送話術二十七年 (人間の記録 (71))

徳川夢声―放送話術二十七年 (人間の記録 (71))

  • 作者: 徳川 夢声
  • 出版社/メーカー: 日本図書センター
  • 発売日: 1998/08
  • メディア: 単行本

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

村下孝蔵『村下孝蔵スーパー・ベスト』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは2008年11月にリリースされたベスト盤である。1999年に46歳の若さで突然亡くなってしまった彼であるが、彼の残した淡い恋の唄はしっかりと残っている。本ベスト盤はシングルとして発表された曲を集めたものである。(シングルのB面、若しくはカップリング曲を含む。)ということではお馴染みの曲ばかりと言うことになる。が、彼の代表曲である『初恋』はアルバム・バージョンということで、余りにもオーソドックスであるが、彼を知るにはもってこいという構成になっている。(入門者にもピッタリであり、彼の曲を聴いていたベテランのファンにも、手軽に聴くための一枚とすることが出来る。)

収録曲は以下の全16曲である。『初恋(アルバム・ヴァージョン)』『夢のつづき』『ゆうこ』『春雨』『花れん』『りんごでもいっしょに』『月あかり』『歌人』『同窓会』『踊り子(アルバム・ヴァージョン)』『少女』『ソネット』『ロマンスカー』『陽だまり』『この国に生まれてよかった』『松山行フェリー』。

お薦め曲は、アルバム・バージョンで収録されている『初恋』と『踊り子』は言うまでもなく、『夢のつづき』やデビュー・シングル『月あかり』、更にそのB面だった『松山行フェリー』や同じくシングル(『春雨』)のB面『歌人』という隠れた名曲をピックアップしておく。

派手さは無く地味な印象だった彼であるが、楽曲のクオリティは高く、しっかりと聴かせてくれる曲はいずれもが秀作であり、アーティストだということを改めて感じさせてくれる所である。

今年は亡くなって10年になるが、余りにも早く逝ってしまったのが残念でならないアーティストである。

 

村下孝蔵スーパー・ベスト

村下孝蔵スーパー・ベスト

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony Music Direct
  • 発売日: 2008/11/24
  • メディア: CD

↓こういうものもあります。

村下孝蔵STORY 深き夢歌、淡き恋歌 (ソニー・マガジンズ新書)

村下孝蔵STORY 深き夢歌、淡き恋歌 (ソニー・マガジンズ新書)

  • 作者: 落合 昇平
  • 出版社/メーカー: ソニー・マガジンズ
  • 発売日: 2008/07/15
  • メディア: 新書

村下孝蔵ベスト曲集 (ギター弾き語り)

村下孝蔵ベスト曲集 (ギター弾き語り)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ケイ・エム・ピー
  • 発売日: 1998/12/10
  • メディア: 楽譜


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

ケータイ刑事銭形愛6話[裏ネタ編]PART 1 [ケータイ刑事]

今回からの「銭形愛[裏ネタ編]」は、第6話「ステージママ・ダブルブッキング殺人事件」に突入です。(BS-iの再放送に対する貯金も厳しくなってきました...)この物語は当時話題になっていたネタ(要するに時事ネタ)を使ったものであるだけに、本放送から6年以上が経過した現在、使われたネタに関してはどれだけの人が覚えていることですかね?(まあ、時事ネタとはそういうものですけど...)で、初回となる今回は、サブタイトルにある言葉から、「ステージママ」についてと「ダブルブッキング」について、そしてこの物語から、ちゃんと五代さんが最初からコンビとして行動するようになったということで、「コンビ」について記すことにします。

尚、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

ステージママ」:英語では「Stage Mama」という単語の組み合わせであるが、これは和製英語である。意味は、タレントのわが子につきあって色々と世話を焼くマネージャー役を務める母親のことを言う。尚、ここで言うタレントは、主に子役のことを指すのだが、この物語のように、成人しているタレントという場合もありである。(タレントの母親ということで条件は満たしている。)

ダブルブッキング」:「Double-Booking」、日本語に訳すと「過剰予約」ということである。指定座席やホテルの部屋などの予約を二重に受けることをいう。また、「Overbooking」と言うこともある。(この場合は予約を定員以上に受ける、という意味が強くなる。→例えば、定員100人のところを150人の予約を受け付けた、等。)

これが日常的に起こるのは、交通関係であり、航空業界ではしばしばこれが問題になる場合がある。が、座席数の上限数までの予約としていたら、何らかの理由で出発までに現れない乗客や出発直前にキャンセルする利用客がいるものであり、空席とするのなら、多少の過剰予約をしておいて客を乗せた方が利益が出る、ということになるので、(多少の過剰予約は)日常的に行われている。

で、この物語の元ネタのダブルブッキングは、和泉元彌であり、大河ドラマ「北条時宗」(この作品には、子役時代のお姉ちゃま(黒川芽以さん)が出演していました。)に主演して人気が出たことで、狂言公演の依頼が急増し、マネージメントに問題があって、ダブルブッキングが多発して、ドタキャンが相次ぎ、マスコミ(マスゴミとも言う)が騒いだ騒動である。→今や、完全に忘れ去られている...

コンビ」:「コンビネーション(Combination)」の略であり、「組み合わせ」という意味である。そこから人が組織として行動する最小数である2人組のことを言う。(ちなみに、3人組は「トリオ」、4人組は「カルテット」、5人組は「クインテット」、6人組は「セクステット」と言うが、このように言うのはせいぜい4人組、若しくは5人組ぐらいまでというのが一般的である。)

個人で行動するのではない、となると複数の人が集まることになるのだが、コンビである2人組は団体としては最少人数であり、乱暴な言い方をすると、最も手っ取り早いチームとして活動するものということになる。

で、コンビ(2人組)というのはあらゆる所に見られるものである。音楽の世界では2人組のアーティストのことを「デュオ」と呼ぶ。また、作詞と作曲ということを行うのは、同一人物が行うこともあるが、それぞれの専門家である作詞家と作曲家がコンビを組んで行うというのは当たり前のように行われている。

演芸の世界では、お笑いの「漫才」はコンビというのが基本である。(1人漫才やトリオ漫才もあるが、最も多いのはコンビによる漫才である。)

スポーツの世界でも、個人競技と団体競技があるが、コンビによって行う競技は多数ある。「ダブルス」と言って、テニス、卓球、バトミントンなど、「ペア」と言ってフィギュアスケート、ボートなど、「デュエット」と言ってシンクロなど、「2人乗り」と言ってボブスレー、リュージュなど、「タッグ」と言ってプロレスなどがある。また、ビーチバレーは現在ではコンビによる試合のみが行われている。

映画やドラマの世界でも、主人公をコンビにした作品は数多く、特に「バディ・ムービー」「バディもの」と呼ばれる。言うまでもなく「ケータイ刑事」も「バディもの」である。但し、「バディ・ムービー」は歴史的には男の2人組が主人公である作品のことを指していて、女同士、または男女のコンビが主人公となるものは含んでいなかった。近年ではそれらの女同士のコンビ、男女のコンビが主人公の作品を「バディもの」と呼んでいて、「バディ・ムービー」と同列に扱うようになっているが、重箱の隅を突くような見方をすると、「パティ・ムービー」と「バディもの」とは別物である。(この考えでは「ケータイ刑事」は「バディもの」であるが「バディ・ムービー」ではない、ということになる。)

その他、コンビを組んで活動している著名な人としては、文学のグリム兄弟、漫画の藤子不二雄たちがいる。(それ以外にも大勢いるが、きりがないのでこれぐらいにしておきます。)

 

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

↓バディ・ムービーとして知られる作品をいくつか。

リーサル・ウェポン [DVD]

リーサル・ウェポン [DVD]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD

リーサル・ウェポン2 炎の約束 [Blu-ray]

リーサル・ウェポン2 炎の約束 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: Blu-ray

相棒-劇場版-絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン <通常版> [DVD]

相棒-劇場版-絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン <通常版> [DVD]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD

相棒 pre season DVD-BOX

相棒 pre season DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD

明日に向って撃て!(特別編) [DVD]

明日に向って撃て!(特別編) [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。