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GREASE(SOUNDTRACK)[25th. ANNIVERSARY] [音楽(サントラ)]

表題の作品は1978年の映画「グリース」である。元々はブロードウェイ・ミュージカルである本作は、当時、第一次黄金時代のJ・トラヴォルタと妖精・O・ニュートン・ジョンのコンビで映画化した作品である。1950年代のアメリカの若者たちの姿を歌と踊りで描いたミュージカル映画である。

作品データを記しておくと、時間は110分、監督はランダル・クレイザー、脚本はブロント・ウッダードとアラン・カーの2人、撮影はビル・バトラー、作詞作曲にジョン・ファーラーが参加していて、音楽はバリー・ギブ、ジム・ジェイコブスの2人である。そして出演は、ジョン・トラヴォルタ、オリヴィア・ニュートン・ジョン、ジェフ・コナウェイ、ストッカード・チャニング、バリー・パール、イヴ・アーデン、ジョーン・ブロンデル、ディディ・コーン、ダイナ・マノフ、フランキー・アヴァロン、アリス・ゴーストリー、たちである。

夏休み、避暑地で知り合ったダニーとサンディは、愛を語り合う仲になる。夏休みが終わり、再会を信じて別れた2人。ダニーはライデル高校の3年になる。彼はTバーズのリーダーで、グリースを髪に付け、黒い革ジャン、ブルージーンズという出で立ちで決めていた。一方、オーストラリアに帰ったサンディだったが、父の仕事の関係でアメリカにやってきて、ライデル高校に転校することになる。で、サンディはピンク・レディースの仲間たちに、夏間恋の相手がダニーということを話し、驚く。そんな中、ライデル高校が、テレビ局主催の全米高校ダンス・コンテストの会場となることが決まった。やがて、サンディとダニーは再会し、ダンス・コンテストでペアを組むことになる。しかし、Tバーズと敵対するスコーピオンズのリーダーの彼女であるチャチャがちょっかいを出し、ダニーとコンビを組んで、伝素・コンテストで優勝してしまう。ダニーを奪われ、失意のサンディはダニーと上手くいかなくなる。が、Tバーズとスコーピオンズのカーレースによってお互いの木持が離れていないことを知り、元のように戻る。やがて、高校を卒業する日がやってきて...

青春音楽映画ということではまあまあである。で、サントラ盤の方だが、ここでは2003年にリリースされた25周年記念盤の方を取り上げることにする。これは2枚組になっていて、DISC 1の方は通常のサントラ盤がそのままであり、DISC 2の方が25周年を記念したボーナス・トラック集という形になっている。

DISC 1の収録曲は以下の全24曲である。『Grease』『Summer Nights』『Hopelessly Devoted To You』『You're The One That I Want』『Sandy』『Beauty School Drop-Out』『Look At Me, I'm Sandra Dee』『Greased Lightnin'』『It's Raining On Prom Night』『Alone At The Drive-In Movie』『Blue Moon』『Rock 'n' Roll Is Here To Stay』『Those Magic Changes』『Hound Dog』『Born To Hand Jive』『Tears On My Pillow』『Mooning』『Freddy My Love』『Rock 'n' Roll Party Queen』『There Are Worse Things I Could Do』『Look At Me I'm Sandra Dee (Reprise)』『We Go Together』『Love Is A Many Splendid Thing』『Grease (Reprise)』。

続いてDISC 2の収録曲は以下の全12曲である。『Grease (Single B Side Instrumental Version)』『Summer Nights (Sing-a-long Version)』『Hopelessly Devoted To You (Sing-a-long Versiom)』『You're The One That I Want (Sing-a-long Version)』『Sandy (2003 Sing-a-long Version)』『Greased Lightnin' (Single Version - John Travolta)』『Rydell Fight Song (Previously Unreleased Instrumental)』『Greased Up & Ready To Go (Previously Unreleased Instrumental)』『Grease Mega Mix』『Grease Dream Mix』『Summer Nights (Martian Remix)』『You're The One That I Want (Martian Remix)』。

DISC 1はお馴染みのサントラ盤であり、ヒットを記録した曲がたっぷりと収録されているので、聴いたことがない方にとっては聴いておきたい所である。で、目玉となるDISC 2の方だが、「25周年」ということで企画されたのは良いのだが、ボーナス・トラック集という感じで、これはこれで良いのだが、収録曲数が12曲というのは、ちょっと不満である。一部の新録があるとはいうものの、アウトテイクゆ別バージョンなどは、ここに収録されなかったものとして、もっとあるはずである。それを思うと、残念でならないところである。

とは言っても、これから聴くのであれば、やはり25周年盤を選択すべきである。(初めて聴くという方にとっては、2枚組になっていて、嬉しいアルバムということになる。)既に何度も聴いたことがある方には、色々と不満があるだろうが、コレクトするのであれば、やはり通常盤ではなくてこちらを選ぶべきである。

'70's終盤の作品であるが、物語の時代設定は'50'sである。ということで、'50'sと'70'sについて知りたいという方は、映画の方を見た上で聴いておくべきサントラ盤である。

 

Grease [Original Motion Picture Soundtrack] [25th Anniversary Deluxe Edition]

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Polydor
  • 発売日: 2003/09/23
  • メディア: CD

↓こちらは通常盤です。

Grease: The Original Soundtrack From The Motion Picture

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: RSO
  • 発売日: 1991/04/16
  • メディア: CD

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グリース スペシャル・エディション [DVD]

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  • 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
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「THE GUMBALL RALLY」 [映画(洋画)]

表題の作品は1976年のアメリカ映画「激走!5000キロ」である。ニューヨークからロスへの公道レースというカー・アクション映画である。同じような作品として「キャノンボール」があるが、本作の方が先であり、面白さもこちらが上である。取り締まりをする警察に対しても上手く対応していて、気持ちも良くなる作品である。

作品データを記しておくと、時間は108分、原作はチャック・ベイルとレオン・カペタノスの2人、製作と監督はチャック・ベイル、脚本はレオン・カペタノス、撮影はリチャード・C・グローナー、音楽はドミニク・フロンティアである。そして出演は、マイケル・サラザン、ティム・マッキンタイア、ラウル・ジュリア、ノーマン・バートン、スーザン・フラナリー、ゲイリー・ビジー、ジョアンナ・ナイル、たちである。

ニューヨークのある会社の重役・バノンは会議の連続という日々にうんざりしていて、親友に電話を入れて叫んだ。「ガンボール!」これは大陸横断レース開催の合言葉であり、ニューヨークからロスへの5000キロの大陸横断自動車レースが開催される。このレースは公道を通り、法律は完全に無視し、いち早くゴールに辿り着いた者が勝利者となるものであり、警察の妨害を突破するのは当たり前、勝利者にはガンボール・マシンが贈られる、というものである。で、車自慢たちが集まってくる。一方、警察はレースの動きを知ると、ロスコー警部を中心に検挙に当たる。そしてレース開催のがやってきて、次々とスタートしていく参加者たち。早速警察は、道路を封鎖して取り締まりを開始する。参加者たちはしのぎを削り、競い合うが、警察の取り締まり情報に関しては協力し合っていく。で、レースの行方は...

レースがスタートすると、法律無視の激走が始まるが、警察の取り締まりに対してあの手この手を使って逃れようとする参加者たちと警察のやりとりが面白い。ゴール直前で大がかりに取り締まりを使用とするロスコー警部であるが、その目の前を法定速度を守って走って行く参加者たちというのも痛快である。

また、レース参加者たちは個性豊かな人物たちがいて、これらもたっぷりと楽しませてくれる。で、本作のアイデアが後の「キャノンボール」に引き継がれることになるが、そちらはコメディ色も強くなっているが、本作の方は見せる所はしっかりと見せて、時にはシニカルに描いているだけに、痛快度ということでは本作が勝っている。但し、本作はDVD化されていないというように、恵まれていないというのが残念な所である。

 

↓日本版ビデオと輸入版ビデオです。

激走!5000キロ [VHS]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
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Gumball Rally [VHS] [Import]

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ケータイ刑事銭形愛6話[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]

2回目となる「銭形愛」第6話「ステージママ・ダブルブッキング殺人事件」の「裏ネタ編」は、この物語に登場する鵲流に関する事柄から、「三味線」について、「家元」について、「宗家」についてと、ちゃんが苦手(銭形姉妹は全員そうですが...)の「正座」について記します。

尚、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

三味線」:日本の弦楽器(撥弦楽器)であり、中国の三弦が沖縄を経由して堺に16世紀後半に入り、それを元にして改造された楽器である。近畿地方では阿土桃山時代に普及し、全国的には江戸時代になって普及した。

四角い形をした胴に皮を張り、それに長い棹(1m弱ぐらいというのが一般的である。)が付いていて、絹糸を撚り合わせた3本の弦が張られている。演奏は、撥(ばち)と呼ばれるものを右手に持って、それで弦を弾くことで音を出す。

当初は「蛇皮線」と呼ばれていて、蛇の皮を胴に張っていたが、それが猫の皮に変わり、名前も「三味線」に変わった。

家元」:日本の古来からの芸道(生け花、茶道、邦楽、舞踊、能、狂言など)を家伝として継承している家系で、その流祖の正統を受け継いできた家系のことをいう。若しくは、その家系の当主個人のことを言う。

家元は、その芸道に於いては最高権威の伝承を続けてきた家系である。世襲制で受け継がれてきているが、実際は養子によっての伝承もある。(いずれにしても、特定の家系が伝承している。)

尚、「家元」のことを「宗家」と言う場合もある。

宗家」:先に述べた「家元」と同じ意味として、能楽などでは使われる称号であるが、別の意味もある。それは、古典芸能に関係なく、ある一族や一門に於いて、嫡流の家系、若しくはその家系の当主を指して言う。(位置づけは「家元」と同じであるが、特に芸道に関係なく使われる。)例えば、武道で多くの門弟がいる一門などで使われる言葉である。

正座」:日本の伝統的な座る姿勢で、姿勢正しく座ること、若しくはその座り方のことである。(膝を揃えてきちんと座る座り方である。)これは畳に座る場合の姿勢であり、礼儀を重んじる座り方でもある。

神道で神様を拝む場合、仏教で仏様を拝む場合に用いられていたものであり、奈良時代には既に用いられていた。が、日常的に広く使われていた訳ではなく、特別な場合に使われるものであった。時代が江戸時代になると、将軍に対して敬意を表すという意味から、江戸幕府が大名に対して、将軍に向かって正座することが定められ、ここから宗教的な場以外でも見られるようになる。将軍に対して大名が行う座り方ということで、これが各大名の間では、自国で君主と家臣との間でも用いられるようになり、更に庶民の間にも広がっていくことになった。

とは言っても、日常生活においては、正座は特別な場合にのみ用いる座り方であり、通常はあぐらや立て膝で座るというのが一般的であった。

それが、いつしかかしこまった座り方ということになり、江戸時代には文化芸能の世界でも、礼儀を弁えたりすることから正座が重んじられるようになっていく。

英語で「正座する」ことを「fold one's legs under oneself」または「sit on one's heels」というが、見たままを言っているのが面白い所である。

尚、和室(畳の間)で行われる葬儀の場合、読経の間は正座しているのが正しい座り方とされているが、焼香の際、足がしびれて立てなくなると不安になったら、あぐらで座ってもよい、とされている。

正座を長時間続けていると、足がしびれるということがあるが、これは足の血流を抑えることになるためである。また、膝にも負担が掛かる座り方である。そのため、健康には良くないとして、正座はするべきではない、という意見もある。(少なくとも、発育期の子供に対しては、注意が必要である。)

 

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