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LITTLE WOMEN(1994)(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1994年の映画「若草物語」である。オルコットの名作の映画化であるが、トーキー初期から何度も映画化されている作品であるが、現時点では最も新しい映画である。(それでも、もう15年前になる。)それまではアイドルと見られていたW・ライダーが演技派女優として認められることにもなった(アカデミー主演女優賞にノミネートされた。但し、受賞はならずでした。)作品でもある。が、今になってみると、ウィノナ以外のキャスティングも豪華な顔ぶれが揃っているということで、実は豪華な映画だったのです。

作品データを記しておくと、時間は118分、原作はルイザ・メイ・オルコット、監督はジリアン・アームストロング、脚本はロビン・スウィコード、撮影はジェフリー・シンプソン、音楽はトーマス・ニューマンである。そして出演は、ウィノナ・ライダー、ガブリエル・バーン、トリニ・アルヴァラード、サマンサ・マシス、キルステン・ダンスト、クレア・デインズ、クリスチャン・ベイル、エリック・ストルツ、ジョン・ネヴィル、メアリー・ウィックス、スーザン・サランドン、たちである。

物語については以前にも記している(1933年版と1949年版と見比べるという形で記している。)こともあるので、ここでは省略して、サントラ盤の方について述べる。

名作の映画化と言うことで、音楽の方も何かと注目され、当時はビッグ・アーティストを集めたオムニバス盤のようなサントラが幅を利かせていたものの、そういう方向に走らずに、オーソドックスな構成となっている。が、このことが音楽が作品を喰ってしまうことにならず、名作をじっくりと鑑賞することに集中させてくれている。だからといって、全く目立たないものになっておらず、雰囲気を盛り上げるという本来の映画音楽の姿を果たしている。('80's中盤からサントラ盤の主流は、豪華アーティストたちが結集したオムニバス盤という形のものとなっていたが、'90'sも本作辺りの頃にはオーソドックスなサントラ盤が主流に戻って来ました。)

サントラ盤の収録曲は以下の全26曲である。『Orchard House (Main Title)』『Meg's Hair』『Snowplay』『Scarlet Fever』『Ashes』『Spring』『Fayette's Welcome』『Telegram』『Two Couples』『Burdens』『New York』『Harvest Time』『Maria Redowa』『Letter From Jo』『Amy Abroad』『Limes』『Beth's Secret』『For The Beauty Of The Earth』『Little Women』『Learning To Forget』『Valley Of The Shadow』『Port Royal Gallop』『Domestic Experiences』『Laurence Boy』『Lovelornity』『Under The Umbrella (End Title)』。

派手な所は全く無く、これというポイントとなる曲も無いが、日常生活の何気ないところでBGMに流しておくと、意外と良い雰囲気になって、気持ちが良くなるところがあるので、一度試してみることをお薦めします。

 

Little Women: Original Motion Picture Soundtrack

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony Classical
  • 発売日: 1995/01/10
  • メディア: CD

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若草物語 コレクターズ・エディション [DVD]

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Little Women (講談社英語文庫)

  • 作者: ルイザ・メイ・オルコット
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1995/02
  • メディア: 文庫

 

若草物語―Little women (Kodansha English library)

  • 作者: ルイザ・メイ・オルコット
  • 出版社/メーカー: 講談社インターナショナル
  • 発売日: 1995/02
  • メディア: 文庫

若草物語 (新潮文庫)

若草物語 (新潮文庫)

  • 作者: ルイザ・メイ・オルコット
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1986/12
  • メディア: 文庫


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POINTER SISTERS『THE POINTER SISTERS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1973年に発表された彼女たちのデビュー・アルバムである。四人姉妹の姉妹グループとしてデビューした彼女たちであるが、1977年にボニーが脱退して3人組になる前は、ゴスペルに親しんでいたこともあってカントリー系サウンドのグループであった。(3人組になってから方向が変わっていくことになる。)デビュー・アルバムである本アルバムは、4人のハーモニーを聴かせてくれているアルバムである。3人組時代しか知らない方にとっては「あれっ?」と思うかも知れませんね。で、本アルバムは注目されて、デビュー・アルバムと言うことでは大ヒットを記録して、Billboardのアルバム・チャートで最高位13位を記録している。

収録曲は以下の全10曲である。『Yes We Can Can』『Cloudburst』『Jada』『River Boulevard』『Old Songs』『That's How I Feel』『Sugar』『Pains And Tears』『Naked Foot』『Wang Dang Doodle』。

この中からシングル・カットされたのは2曲で、『Yes We Can Can』はBillboardで最高位11位を記録すると共に、1973年の年間シングル・チャートでも95位にランクインしている。また、この曲は4人組時代では最大のヒット曲でもある。続く2nd.シングル『Wang Dang Doodle』は最高位61位を記録している。

お薦め曲は、やはり4人組時代の彼女たちというとこの曲である『Yes We Can Can』である。それ以外では『Jada』『Old Songs』『That's How I Feel』『Wang Dang Doodle』という所をピックアップしておくことにする。

彼女たちがデビューする少し前にはJACKSON 5という黒人兄弟グループが活躍していて、黒人姉妹グループである彼女たちが注目されることは容易に分かるが、実力が無ければヒットを記録することは出来ない。彼女たちは両親の影響もあって、幼い頃からゴスペルに親しんできたこともあって、歌の方は上手く、感情豊かに表現する力を持っている。そのため、安心して聴くことの出来るハーモニーであり、ノスタルジックな雰囲気のあるサウンドということで親しみやすいものである。ボニーが脱退してからの3人組になってからの彼女たちとは方向の異なるサウンドであるため、'70's終盤から'80'sの彼女たちしか知らないという方は驚くことでしょうね。が、サウンドが変わっていくことはアーティストに取っては当たり前のことである。こういう変化があるということは、それだけ彼女たちの色んな側面を堪能出来るということになり、より深く彼女たちのサウンドを聴くことが出来るということになる。ということで、テイストの違う彼女たち(本当は、こちらが原点であり、サウンドが変わっていくというのが正しいのですが...)のハーモニー、サウンドをじっくりと堪能するのも宜しいかと...

 

The Pointer Sisters

The Pointer Sisters

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Universal Special Products
  • 発売日: 2001/11/20
  • メディア: CD


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ケータイ刑事銭形命12話 [ケータイ刑事]

二段構成で記している「銭形命」。第12話の物語は「サマーパーティは危険な香り! ~赤坂BLITZ殺人事件」ということで、公開収録されたものである。が、内容の方はこれまでにあった物語を組み合わせた感じの物語といったものであって、トリックにしても直ぐに分かってしまうというつまらないものでした。(お約束の「星マークの眼帯」を付けている人物がいた時点で、予想出来てしまうものだった。)→「・4話」と同じトリックで、「・3rd.8話」という変形があるので、直ぐに気づいてしまっただけに...

物語がつまらなくても、今回のように公開収録ということであれば、お楽しみが用意されるはずなのに、放送の方ではそういう所も無く、最終回前の穴埋めと言われても仕方がないような低調なものでした。(これに輪を掛けたのが「鑑識メモ」でした。)

丹羽Pのことだから、今回の物語は「完全版」と言う形で、DVD-BOXとは独立させたものをリリースすることを考えているでしょうが、れがリリースされると、今回の物語は欠番にしてしまってもいいようなものになっちゃいますね。

それでは物語の方を記していきますが、今回はMBSでの放送(BS-TBSでの終了後になるでしょうが...)後に「改訂版」として記す余地を残しておくためもあるが、低調な内容だったので、簡単に済ませてしまいます。尚、放送直後に記した第一稿は「ここをクリック」してご覧下さい。

今回はOP主題歌の所もショート・バージョンとなっていて「銭形命、17歳。…」という部分はカット。これによっていつもより1分40秒の短縮となり、本編部分がスタート。

最初にテロップで「今回のケータイ刑事銭形命は舞台中継でお送り致します」と出て、マヤヤの声が語りました。

舞台にちゃんと松山さんがいて、「ようこそ。皆さん。警視庁主催のチャリティー・ショーにようこそおいで下さいました」と松山さんが語り、ちゃんが「今日は、警視庁蔵出しの貴重な品物をドンドンお出ししますので、みなさんもふるって参加して下さいね」と今回の主旨を語る。→この部分は「」のスピンオフ企画である「ドルフィンガールズショー」の一編である「警視庁ラジオショッピング」の焼き直しと感じさせる所でした。

最初は、名奉行・遠山金四郎の末裔の遠山金五郎が提供したものということで、その金五郎が登場する。「お持ち頂いた品物は何でしょう?」とちゃんが進めると、金五郎は「古碑塚(こひづか)」といって右目に眼帯をしている執事を呼び、古碑塚は持っていたジェラルミンのスーツケース・トランクから封筒を取り出して金五郎に渡す。で、金五郎はその中から「一犬落着」と書かれた半紙を取り出した。これは初代金四郎がイカの墨で書いたものであり、海外のオークションに出すと数十億の値が付くものと説明した。松山さんが「一件落着」ではなく「一犬落着」というように「犬」という字になった理由を問うと、金五郎は「一匹の犬が、高台から落ちたにもかかわらず無事に着地した」と言う意味だと説明した。これを聴いて「本当かなぁ?」とちゃんは笑っていたが「本当です」と金五郎。

で、まずは「28円から」ということで、松山さんがオークションの開始を宣言しようとする。が、その時「止めて、お父様」と言う声がして、金五郎の娘でミス・着物クイーンの遠山響子とその婚約者・御妻美松雄(おつまみ・まつお)が舞台にやってくる。響子は、初代が書いた遠山家の家宝をオークションに掛けることに反対だった。が、金五郎は、響子と御妻美の結婚をまだ許しておらず、響子の制止も無視して「始めて下さい」と言う。金五郎は、この半紙を遠山金四郎をこよなく愛する人にのみ譲りたい、と考えていた。

で、松山さんが改めてオークションの開始を宣言しようとする。が、今度は「待って下さい、松山さん」と言って、柴田さんが待ったを掛けた。舞台に走ってくると「先ほど、本庁にこんなものが届きました」と言ってハートマークのシールで封印された封筒を見せる。松山さんは「俺に来たラブレター?」と呆けるとちゃんは「よかったです」と言うも「何言ってるんですか」と柴田さん。で、松山さんは開封して読んだ。「遠山金五郎、はじめまして。突然のお手紙、お許し下さい。私は是非、あなたにお会いしたいのです。本日午後6時半、私の大好きなグリーンタイザーで乾杯してね。あなたが所有している「一犬落着」を頂きに上ります。よろしくねんねこニャン 恋愛泥棒マリン」

ちゃんが「恋愛泥棒マリン」と言う所に反応する。これは予告状で、その時間まであと4分しかないので、このオークションは注視した方がいい、と柴田さんは言う。が、金五郎は笑いだし、「恋愛泥棒マリンがこの場からどうやって盗み出すのか見てみたい」と言って、中止する事を拒む。松山さんは「マリンを逮捕するチャンスだ」とちゃんに言い、ちゃんも了承する。で、松山さんは柴田さんにグリーンタイザーの用意を命じ、ちゃんは「赤坂BLITZを緊急封鎖します」と言って、警官たちに全ての出入り口に配備するように指示を出した。

一方、金五郎は、「一犬落着」を封筒にしまい、糊付けをして密封し、トランクに入れ、鍵を掛けた。で、その鍵を松山さんに預けた。松山さんはその鍵を首に掛けた。金五郎はトランクを持って「準備は万全です」と言い、自信に満ちていた。

「グリーンタイザーの用意が出来ました」と言って柴田さんが戻ってくると、栓を抜き、御妻美に手伝わせてみんなに配った。ちゃんは携帯を開いて「6:30、時間ですね」と時間を確認した。で、金五郎が「「一犬落着」の無事と、恋愛泥棒マリンの失敗を祈って、乾杯!」と音頭を取った。で、みんなは「乾杯!」と言って瓶を掲げてから飲んだ。で「金五郎が」「どっからでも掛かってきなさい、怪盗マリン」と口にしたが、その時、照明が消えて真っ暗になった。

で、金五郎の悲鳴が聞こえ、慌てる声がする。ちゃんは「明かりを点けて下さい、早く」と支持を出していた。で、灯りが点くと、金五郎が倒れていた。ちゃんは「松山さん、脈を」と言って指示をして、松山さんが金五郎の様子を見ると「死んでる」と言った。で、凍り付く一同。

が、御妻美が思い出したように「「一犬落着」は?」と言って、金五郎の側に落ちていたトランクを奪った。が、柴田さんが取り返し、古碑塚が更に奪い、開いて確かめることになる。首に掛けた鍵を古碑塚に渡す松山さん。で、古碑塚がトランクを開けて封筒を取り出し、開封した。が「無い!」と叫んだ。で、封筒の中をみんなに見せるが、中には何も入っていなかった。

ここで「警視庁から入電中」と入電が入る。ちゃんは携帯を開いた。「港区赤坂の赤坂BLITZで強盗殺人事件発生。直ちに捜査を開始せよ」ちゃんは警察手帳を取り出してそれを提示すると「現場を保存します。皆さん、その場を動かないで下さい」と指示を出した。

捜査を開始したちゃん。松山さんがちゃんの所にやってきて、出入口に配備した警官の話から、出入から出入りした人は1人もいないと伝える。で、マリンはどうやって出入りして盗んでいったのか?ということになる。更に、柴田さんが「報告します」と言ってやってきて、グリーンタイザーからウラリが検出された、金五郎の死因は毒物による中毒死で間違いない、と伝えた。が、どうやって毒を入れたのか?とちゃん。

ちゃんは「ちょっといいですか」と言って松山さんを連れて行き、「マリンは盗みはするが、一度も殺人はしたことはない」ということで、殺人はしないのがマリンの犯罪哲学ということから、「犯人は他にいる」、状況から出入りした人はいないので、古碑塚、響子、御妻美の中に犯人がいて、「怪盗マリンの名を借りた偽装犯罪」と考えた。そして「響く、悪の鼓動」(Aパートはここまでで、11分を超えた所でした。Bパートは14分半弱となります。→再放送では繋いでしまう可能性もあるでしょうね)

捜査を続けるちゃんたち。が、古碑塚が、自分たちが疑われていて、こんな状況で腹の探り合いはしたくないということから「真っ先に疑われるのはお前だ」と言って御妻美を指差した。毒を入れられるのは御妻美しかおらず、金五郎は御妻美と響子の婚約に最後まで反対していたと言う。で、御妻美には動機があると松山さん。が、響子が否定し、ちゃんも、あの時、毒を入れる暇はなかった、と否定した。

すると響子が古碑塚に「動機があるはずよ」と詰め寄り、方々に借金があると口にした。が、古碑塚は金五郎の飲み物に一切手を振れていないので毒は入れられない、と主張する。これに響子は返す事が出来なかった。

そんな所で柴田さんが「一つ提案があるんですが、よろしいでしょうか」と言った。この中に犯人がいるとしたら、その人物は「一犬落着」を盗んだことになる。がこの場所には隠せる場所がない。つまり、犯人が隠し持っているということで...、と長々と語る。これに松山さんが「身体検査をしたらということ」と言って、身体検査をすることになる。

3人が並び、「まずは服を脱いで貰いましょうか」と響子に迫るが、これを拒否した響子。古碑塚は「全然構わない」と言って、一番に身体検査受ける。松山さんがチェック(色々と遊んでいた)して、何もないということで、「私の疑いは晴れた」と安心する古碑塚は「響子と御妻美の疑惑が深まった」と口にする。で、御妻美が「調べりゃいいじゃん」と言って身体検査を受けることにして、響子も仕方なく受けることにした。が、松山さんが響子を調べようとするが、違う方に行ってしまい、ちゃんが待ったを掛けた。で、「松山さんは御妻美さんをお願いします」と指示をして「失礼します」と言い、響子の身体検査をちゃんが行った。同時に御妻美は松山さんと柴田さんが身体検査を行った。が、2人とも何も出てこなかった。

そんな所に、柴田さんに鑑識から連絡が入る。金五郎の検死解剖報告で、毒物反応は胃ではなく血液から検出された、と伝えた。で、ウラリは針のようなもので注入された、ということになった。

ちゃんは松山さんに「もう一度、封筒を調べてみて下さい」と指示をした。で、改めて調べるが何も入っていない。命ちゃんは封筒を受け取ると、じっくりと観察する。で閃いた。そして「そうか、そういうことだったんだ」と口にした。

これに松山さんと柴田さんが駆け寄ってきて「来た?」「来ましたか?」ちゃんは笑顔で「謎は解けたよ、ワトソンくん」。すると松山さんと柴田さんはちゃんの隣で「ワトソンくん、万歳!」と万歳を繰り返す。ちゃんは「事件は一つの錯覚によって混乱しました。でも「ケータイ刑事」ファンの皆さんなら、もう犯人はお分かりですよね。そして、消えた半紙は何処に行ったか。さあ、お楽しみはこれからですよ」と語った。

説明を始めるちゃん。最初、金五郎は飲み物に入れられた毒で死亡したと思ったが、犯行は明かりが消えて室内が暗闇になった時に行われた。6:30にブレーカーが落ちる仕掛けとなっていて、犯人は暗闇の中で毒の付いた針を金五郎の体に刺し、毒を飲んで死亡したように見せかけるために飲み物にウラリを入れた。

これを聴いた古碑塚は「馬鹿馬鹿しい」と言って、あの暗闇の中でそんなことは出来ないと言う。ちゃんは「それが出来た人がこの中に一人だけいます。暗闇の中でも迷うことなく犯行を行うことが出来た人が、一人だけ」と言った。「それは誰だ?」と松山さんが問うと、心臓の鼓動音が届く。

主題歌『命短し恋せよ乙女』のメロディに乗せて「命長けりゃ恥多し。されど進むが人の道。」とちゃんの口上が始まる。(が、歌うのはここまででした)「人生…」と続け「命の重みを感じなさい」でストラップを投げる。(人海戦術のローテクのため、多少のタイムラグがあって、プロンプターの警官が持ってきた)ハートマークが古碑塚を押しつぶした。

で、ちゃんが「古碑塚かずひこさん、犯人はあなたですよね」と口にした。古碑塚は「何、馬鹿なこと言ってんだ」と言うが、ちゃんは「秘密はその眼帯です」と言った。で、松山さんが古碑塚の眼帯を奪ったが、古碑塚の右目は普通だった。

ちゃんは説明する。暗闇に慣れていなかったみんなは誰が何処で何をしていたのかも分からなかったが、眼帯は暗闇の中でも見えるように片目を慣らしておくためのものだった、と指摘するが、「そんなの、全部あんたの推測だろうが。証拠はあるのか」と反論する古碑塚。ちゃんは「凶器はその胸に付いたブローチですよね」と言って古碑塚の胸のブローチを指差した。で、柴田さんが抑え、松山さんがブローチを取り、柴田さんに渡して調べさせる。で、ブローチからウラリが検出された。(ウラリトマス試験紙ですね、こんなに即座に分かるのは...)

ということで、古碑塚は観念し、「どうして俺が殺ったって分かったんだよ?」とちゃんに尋ねた。ちゃんは「「一犬落着」を消せるのは、ペーパーナイフで封筒を開けたあなただけだから」と言った。で、ちゃんは封筒の中に「一犬落着」があると言い、封筒をひっくり返して反対側の封を開けた。(完全に開けられず、一旦柴田さんに返したペーパーナイフを「もう一度貸して下さい」と言っていたが、とっさのアドリブもこなせるというのは将来楽しみですね。)するとその中に「一犬落着」は入っていて、取り出した。「これは二重封筒になっていたんです」と言い、金五郎が入れて封をしたのと反対側を古碑塚は開封したと告げた。すると、古碑塚は「くっそ、上手く行くと思ったのによぉ...」と完全に観念した。で、松山さんが手錠を掛けて逮捕した。

古碑塚は「金が欲しかったんだよ」と動機を口にした。で「お前らだってそうだろう。金、欲しいだろう」と問うた。これにちゃんは「お金じゃ買えないものだって、世の中にはたくさんあります。例えば素敵な音楽を聴いたときの感動とか。私はお金よりもそう言うものを大切にしたい」と返した。で、古碑塚は連行されていった。

一方、(完全に空気になっていた)響子と御妻美は、「もう行こうか」と御妻美が言い、舞台から下りて退場していった。

で、事件が解決したということで、敬礼して「お疲れ様でした」と労を労うちゃんと松山さん。松山さんは「気分を直してオークションに行ってみようか」と口にして、ちゃんも「そうですね」と返す。松山さんはオークションに駆けるものを捜していて、ちゃんのスカートのポケットから携帯を取ると「さあ、銭形命のこの携帯ストラップ!」と言うが、ちゃんは慌てて「止めてください!」と取り返そうとして、何とか取り返した。そんな所に「お二人さん」と行って柴田さんが現れる。で、ちゃんに団扇を渡し、横断幕を巻いたの一方の棒を松山さんに持って貰い、指示をする。で、「せーの」で、お約束通り松山さんは柴田さんの方に移動する。で「いてください」と注意をしてから、再度「せーの」。で、横断幕にはサブタイトルが記されていて、ちゃんが団扇を裏返すと「済」

主題歌『命短し恋せよ乙女』をちゃんが歌い、みんなが一緒に踊っている中、キャスト、スタッフのテロップが流れ、完結というのは、こういう時のパターンでした。

次回は早くも最終回で「愛のメモリーよ、永遠に! ~売れっ子作曲家殺人事件」という物語です。松山さんがアラスカに転勤ということで、「日焼け人生も終わり」と落ち込んでいるということで、ちゃんと松山さんの別れの物語であるが、ちゃんからのプレゼントなどはどうなのか、楽しみです。→アラスカと言っても、年には日焼けサロンぐらいあるでしょうし、全身をとは行かなくても「雪焼け」というのはありますけどね...

鑑識メモ」:第10話の完全な焼き直しである。しかも、この日は昼間の再放送が2本立てだったために、同じネタが同じ日に登場するということになってしまいました。で、これは完全にシリーズ構成が酷いということ以外の何者でもないですね。(「」以降、本当にシリーズ構成が酷くなった「ケータイ刑事」であるが、それを象徴している...)

「どうも、柴田です」という挨拶があってから「今年の夏は、松山さんみたいに頑丈なボディを作る。そのためには...」というと「鑑識エクササイズ!」と叫び、レオタード姿になって、それを始める。で、歌いながら体を動かし、最後に腰を振った時「ボキッ」という音がして「やっちゃったか...」と言うと、カニ歩きで消えていった。

この後、ちゃんによる着ボイスDLのお知らせがいつもと違っていて、ちゃんが登場すると「みなさんに耳寄りなお知らせがあります」と言う。いつものURLが出ていて、それを指差しながら、そこにアクセスすると「銭形命」のデコメがゲット出来る、と宣伝をしていました。尚、次回は最終回なので、恒例のご挨拶になるはずだから、今回限りという貴重なものとなりました。

気になったのは、劇中で「恋愛泥棒マリン」と最初言っていたのが途中から「怪盗マリン」になり、「一犬落着」を入れた鞄のことも、最初は「トランク」と言っていたのが「アタッシュケース」に変わるというように、言葉の整理が出来ていないもので、脚本の質もボロボロでした。「」の舞台もそうであったが、全体的には詰めが甘く、完成度が低いものに収まってしまったが、こういうレベルならば、公開収録を含む舞台公演というのは止めるべきである。(が、丹羽Pのことだから、三匹目、四匹目のドジョウを狙うでしょうが...)今回の公演は第二部が用意されていたので、まだしも、第二部が用意されていなかったら今回の公演は「金返せ!」ということになるでしょうね。舞台をやることを全否定はしないが、やるならそれに見合ったクオリティのものに仕上げないと話にならないのは言うまでもない。スタッフは大いに反省して貰わなければ...

そんな中、岡本あずさは結構アドリブが利くような所を見せていた。役者としてのキャリアはまだ浅いものの、将来が楽しみという期待を持たせてくれたが、蒼々たる顔ぶれの銭形ーズの一員となるだけの器だということは証明されました。

今回、宝積&金剛地の出演していたが、この2人の見せ場が殆ど無かったのは残念でした。テレビ放送ということで時間的な制約もあったとはいうものの、キャストを十分に生かしきれていなかったということで、脚本にも、演出にも大いに問題有り、ということで、問題点ばかりが目立つことになった物語でした。→丹羽Pもかつての神通力が消えていることを認識しないと、「駄作の量産まっしぐら」ということに...

 

ケータイ刑事マニアルBOOK〈2〉

ケータイ刑事マニアルBOOK〈2〉

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  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2009/08
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ケータイ刑事銭形海 TSPOドルフィンガールズショー (Linda BOOKS!) (リンダブックス)

ケータイ刑事銭形海 TSPOドルフィンガールズショー (Linda BOOKS!) (リンダブックス)

  • 作者: ワトソン君
  • 出版社/メーカー: 泰文堂
  • 発売日: 2008/06/25
  • メディア: 単行本
↓こちらに収録されている「公開収録」 はサービス・ショットもあっただけに...
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD
↓これらに収録されている物語の焼き直しでした。
ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: TBS
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD
↓このように、今回の物語は独立してリリースされることでしょうね。

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