bump.y #1 +α [ドラマ]
1話5分のショートストーリーということでは久しぶりとなる作品であるが、ネット配信されていることもあって、わざわざBSで放送する必要性は感じないのだが、放送していると見てしまいますね...でも、本作もネット配信ドラマだった「恋する星座」と同様で、BSで放送するようなレベルに達していない作品ですね。(一応、一挙に放送するというのなら、それなりの勝ちはあるが、4話ずつの3回に分けてと言う小出しではね...)
物語の内容の方は、どことなく「恋する星座」(これもネット配信していたもので、1話5分の全12話でした。)の焼き直しというパターン(結局、フラレるというのがお約束になっている。)の物語ということで、今一つ面白さがない。逆に、どうしてこうも同じ発想の範疇に入ってしまう展開のものばかり作るのでしょうか?丹羽P作品もそろそろネタが尽きてきたということの証ですかね。(もはや金属疲労が出ていて、かつてのような斬新なアイデアのオンパレードで、エネルギッシュであった頃の面影もなくなっている...)
一応、「恋する星座」との違いは、6人の女の子を持って来ているというところである。(実質的な主役は桜庭ななみとなっている。)一応、「恋する星座」の全12話の物語が余りにもワンパターンであったことからの反省なんでしょうが、それならどうしてななみともう1人という物語ばっかりにするのか、疑問に感じるところである。そもそも、ななみは「bump.y恋愛塾」には第1話で初めて訪れているだけに、他の5人の間ではより深い繋がりなどがあったでしょうからね。
また、その「bump.y恋愛塾」も第1話には出てきているが、現時点で配信されている範囲(=今回の放送と同じ範囲)では、その恋愛塾も最初の物語だけで、後の物語には活かされていないのが残念ですね。(塾長のキャラが良かっただけに...)
ネット配信されているとはいうものの、1話5分の物語と言うことでは、傑作がいくつかある「ショートフィルム道」を思い出し、それに準ずるような傑作が登場することを期待していたのだが、「恋する星座」と同様に、本作もその期待には応えてくれそうにないですね。せめて、もう少し実験的な試みを行って貰いたいものである。(「ネット配信が試みだ」というのは、本作は第2作目になるので、それは通用しない。)
ということで、この程度の内容では、10月、11月、12月の最終土曜日の「恋する日曜日(2nd.)」の枠が潰れてしまうのはもったいなさ過ぎますね。それでなくても「恋日・2nd.」の再放送がドンドン遅れていって、4月の再放送スタートから考えると、平均するとほぼ隔週に1度という放送ペースにまでなっている...また、どうせ本作も、もったいぶってからDVDのリリースをするのでしょうし...→1話5分の全12話なので、ドラマは60分となる。途中にCMが入るとしても84分枠の一挙放送で十分だとおもうのですがね...
また、次回の「bump.y」の放送は11/28の21:30からという案内が出たが、11/28の昼間はサッカー・Jリーグ中継が行われることになっている。よって変則的なことになるのだが、そういうことをするのなら、余計に小出しにするのではなく、1.5時間枠(84分と「ロック⑥オン」の6分)で一挙放送としたほうが良いのに... で、次回はネット配信で見ることで、おそらく放送の方は無視ですね。
来週と再来週は「恋日・2nd.」の再放送が行われるが、ようやく中盤の傑作「夏の記憶」の登場ということになる。が、11月の「恋日」の再放送はその2本だけなので、平均するとやはり隔週放送というペースになる。(11月後半の2週はサッカー中継のためにお休みとなり、「恋日」の前の「東京少女」も同様である。が、「東京少女・瓜生美咲」は11月の2週で全4話の再放送が行わます。)→7代目を襲名した岡本あずさのドラマ・デビュー作となった「東京少女・岡本あずさ」だが、12月は「東京少女・草刈麻有」があるから、完全に年が変わってからの登場となりますね。
兎に角、社名が「BS-TBS」に変わってからは、番組の質も番組編成もボロボロになっていてメガ当てられない状況になっているが、本当にどこまで落ちていくのですかね...(かつてはBSの中ではずば抜けて面白かったのに、現在では後発のBS11やTwellVの方が遙かに面白い!)
こっちを放送しろよな、BS-TBS
↓1話5分の物語でも、これは傑作でした。
ケータイ刑事銭形泪1話[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]
BS-TBSの再放送が「銭形泪」になるので、それに合わせて「裏ネタ編」の方も増補していきます。(「泪・1st.」の裏ネタ編はその割りに書いていないため、ネタはたっぷりとありますからね。)で、第1話「涙を武器にする女 ~かるたクイーン殺人事件」の裏ネタ編の増補の第1回(第1話の裏ネタ編としては3回目です。)は、サブタイトルにある言葉から「涙」についてと、この物語の「裏ネタ編PART 2」で記している「百人一首」についての追記、そして「決まり字」について、この物語で泪ちゃんが着ていた「振り袖」について記すことにします。
この物語について過去に記した記事については「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての「裏ネタ編」は、2008/7/3と2008/7/10付けで記しています。)
「涙」:漢字では「涕」「泪」という表記もある。(「泪」は中国語の表記である。)また、「目汁」という言い方もある。尚、日本語の古い時代では「なみた」と読んでいたが、奈良時代には濁音化して「なみだ」になった。
眼球上部にある涙腺から分泌される液体である。眼球を保護するため、及び眼球を洗浄するために、角膜に栄養を与えるために、雑菌の消毒のために分泌されるものである。よって、常時、微量であるが分泌されている。(乾燥しないようにするため。)また、人間の場合は感情を表す際にも特に分泌されることがある。(これは人間特有のものがある。)
涙腺から出た涙は、基本的には眼球の表面を流れた後は涙点に入り、涙小管、涙嚢、鼻涙管を経て、鼻に入り、再吸収される。(但し、一部は蒸発してしまう。また、涙点、涙小管、涙嚢、鼻涙管のことをまとめて「涙道」と言う。)
成人の1日の分泌量は平均すると2~3mlである。(乾燥防止だけでもこの程度分泌されている。)また、涙の元になるのは血液である。涙腺内の毛細血管から得られた血液から血球を除いたものが涙となる。成分はアルブミン、グロブリン、リゾチームなどの蛋白質、リン酸塩、食塩などであるが、その殆ど(約98%)は水である。
英語では「Tear」、ドイツ語では「Trane」、フランス語では「Larme」、イタリア語では「Lacrime」、スペイン語では「Lagrima」と言う。
「百人一首」:短歌を集めた歌集の一つであり、藤原定家撰の「小倉百人一首」のことを一般的に指している。(それ以外にも「百人一首」と呼ばれるものは存在する。例えば「後撰百人一首」「源氏百人一首」「女房百人一首」「愛国百人一首」などがそれなりに知られた者である。しかし、「小倉百人一首」が余りにも有名である。また、それらは「小倉百人一首」を模して作られたものであり、「愛国百人一首」のように、太平洋戦争の時代に愛国心を高揚させる意図で作られたというものまであり、時代が変わっても「100」というのが一つの括りになっていることを考えると、画期的なものだったということが出来る。)
単に「百人一首」と言えば、100人の歌人が詠んだ短歌を集めたことによって成立してしまうので、他にも多数の「百人一首」は存在する。「歌かるた」として使われる「小倉百人一首」が余りにも有名であるため、このようになっているが、現在では「新百人一首」をはじめとする他の「百人一首」と区別することから、「歌かるた」で使われる(藤原定家撰)百人一首は「小倉百人一首」と呼ぶのが普通になっている。
「小倉百人一首」は鎌倉時代前期に成立したものである。藤原定家が、天智天皇から順徳天皇の時代に至る古来からの100人の歌人の歌を年代順に1人1首ずつ撰して集めたものである。(尚、宇都宮頼綱(蓮生)撰説もある。)尚、100首の内、男女は79:21となっている。
この中の最も古い時代となる万葉集の時代からは大伴家持、山部赤人、柿本人麻呂の短歌が選ばれている。続いて六歌仙の時代の短歌としては在原業平、小野小町などが選ばれている。平安時代の中期には女流歌人のものが多く選ばれていて、清少納言、紫式部、和泉式部、大弐三位、赤染衛門、小式部内侍、伊勢大輔などの短歌が選ばれている。鎌倉時代からは西行、寂蓮といった僧侶の詠んだ短歌や源実朝という武士の短歌が選ばれていて、時代の変化が感じられるものが選ばれている。
「百人一首」が現在でも広く愛用されているのは、短歌を鑑賞するだけではなく、他の用途もある。「かるた遊び」をはじめとするゲームの一つとしていくつかの遊び方があり、娯楽の一つとなっている。(この物語に出てきた「競技カルタ」は、それが発展して競技となったものである。)また、中学の頃に、古典の授業で百人一首を覚えさせられたが、これは短歌の中に見られる古語の文法の勉強になったり、掛詞などの修辞技巧が見られるためであり、古典の入門用の教材となるためである。全て覚えたとしても、日常生活では接することがないだけに、筆者も現在ではその全ては覚えていない(忘れてしまったものが多いということです。)が、誰でも百首の中のいくつかは現在でも覚えていることでしょう。(覚えていなくても、「そういえば...」と言うことで、短歌の一部分を耳にすると、思い出すものもあることでしょうね。)
「決まり字」:百人一首を用いたかるた競技の際、札の取り合いに有用なものである。短歌の途中まで読まれた時点で取り札を確定することが出来る部分のことをいう。(劇中で泪ちゃんが結構細かく説明しているが、その通りで、実に分かりやすい説明でした。)特に競技カルタでは、相手よりも早く札を取らないと勝てないので、これを把握しておかないと札は取れないことになってしまう。(数枚であれば、偶然ということで取れるかも知れませんが...)
競技カルタでは「小倉百人一首」が使用されるが、そこにある短歌は100首と決まっている。読み札と取り札は1対1で対応しているが、頭の文字(1文字から数文字)によって取り札が確定できる。特に、冒頭の1文字が「む」「す」「め」「ふ」「さ」「ほ」「せ」の場合は、他に同じ文字から始まる短歌が無いため、これだけで取り札が確定できる。(上記7文字は順に寂蓮法師、藤原敏行朝臣、紫式部、文屋康秀、良暹法師、後徳大寺左大臣、崇徳院の短歌となる。)よって、下の句が読まれるまで待たずに札を取ることが出来るようになる。→1文字で決まるこれらは「1枚札」と呼ばれる。
当然、上記以外のものは頭の1文字では確定できないが、2文字目で確定できるもの、3文字目で確定できるもの、…、とあって、最も長くても6文字目によって全ての札が確定される。(この物語のポイントとなった「あさぼらけ」は6文字目で確定できるが、これは「きみがため」「わたのはら」と共に最も決まり字が長いものである。)
ちなみに、冒頭の文字が「う」「つ」「し」「も」「ゆ」で始まるものは、それぞれ2枚ずつが候補となり、「2枚札」と呼ばれる。(いずれもが、2文字目によって取り札が確定する。)同様に、頭の1文字で対応する札が3枚に絞られるものを「3枚札」と呼び、「い」「ち」「ひ」「き」がこれに該当する。また、冒頭の文字が「あ」の場合は16枚が候補となり、「あし」「あひ」「あけ」は頭の2文字で確定するが、「あさ」はこの時点では3枚が候補となり「あさぼ」で2枚、「あさぼらけあ」/「あさぼらけう」というように6文字目になってようやく確定する。(泪ちゃんの説明の通りです。)
尚、競技カルタでは、競技が進んで行くと読まれた札が出てくるので、「決まり字」は変化していくことになる。例えば2枚札の場合、一方が読まれると、残っているものは頭の1文字で取り札が確定することになる。→これを考えると、競技カルタで勝ち進んでいくには、素早く反応するという敏捷性も必要だが、これまでに読まれた短歌も頭に入れておくという記憶力も必要不可欠ということになり、なかなか奥が深いものと言うことが出来る。→そういう競技カルタを半年の猛特訓で勝ち抜こうと考えた泪ちゃんは、まだまだ甘いですね。(ただ、半年とは言っても、それなりに努力をしたという所は評価できますが...)
「振り袖」:「振袖」という表記もある。女性の着物で袖の長いもののことである。元々は未成年の者(=元服前の男女のことである。)が着る衣服であり、男女関係無く着用されていた。しかし、現在では未婚女性が着る礼服とされている。
袖が長いことが特徴で、袖丈が114cm以上のものを「大振袖」、100cm前後のものを「中振袖」、85cm前後のものを「小振袖」と呼び、現在ではほぼこの3つに分類される。(但し、「小振袖」は殆ど使用されておらず「大振袖」が一般的である。)尚、江戸時代でも袖丈は長かったものの、現在よりは短いものであったが、時代と共に次第に長くなっていったという歴史がある。(考えてみたら、未成年者の衣装であれば、年が小さいと身長も低いため、短くても地面に触れてしまうこともあるわけでして...)
尚、身頃に近い方の袖端を縫わずにそのまま開けている部分のことを「振八つ口」といい、基本的に振り袖には「振八つ口」がある。
尚、英語では「Long-Sleeved Kimono」と言うが、見た目をそのままで言っている。(「Kimono」は今では世界に通用する名詞になっているが「Furisode」はそこまではいっていないということである。)
↓いくつか
99のなみだ―涙がこころを癒す短篇小説集 (リンダブックス)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 泰文堂
- 発売日: 2008/04
- メディア: 文庫
99のなみだ・空―涙がこころを癒す短篇小説集 (リンダブックス)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 泰文堂
- 発売日: 2009/01
- メディア: 文庫
すぐに役立つ眼科診療の知識 角膜・結膜・眼瞼・涙器 (すぐに役立つ眼科診療の知識)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 金原出版
- 発売日: 2006/04
- メディア: 単行本
目がしょぼしょぼしたら‐眼瞼けいれん?―正しい理解と最新の治療法
- 作者: 清澤 源弘
- 出版社/メーカー: メディカルパブリケーションズ
- 発売日: 2008/01
- メディア: 単行本
原色小倉百人一首―古典短歌の精髄をカラーで再現 (シグマベスト)
- 作者: 鈴木 日出男
- 出版社/メーカー: 文英堂
- 発売日: 1997/11
- メディア: 単行本
ケータイ刑事銭形舞13話[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]
本来ならばこの枠では「銭形泪」の裏ネタ編とするのだが、BS-TBSの「銭形舞」の再放送もいよいよ終了ということと、その後が「銭形泪」になると言うことから、変則的に「銭形舞」の「裏ネタ編」を持ってきて、それを終了させることにする。BS-TBSの再放送は「銭形泪」へとバトンタッチとなるが、「銭形泪・裏ネタ編」は現在も進行中であるものの、「泪・1st.」の「裏ネタ編」は十分に増補できるだけのネタが残っているので、次回からは「泪・1st.」の「裏ネタ編」の増補を再放送に合わせて行ってくことにして、残っている「銭形泪・アナザーストーリー」の裏ネタ編は週に記す本数を少し減らして平行させていくことにします。
「銭形舞[裏ネタ編]」の裏ネタ編の増補も今回で終わりとなります。最終回である第13話「しりとり連続殺人事件」の「裏ネタ編」の4回目は、舞ちゃんが五代さんに手錠で繋がれた「カーテンレール」について、柴田さんがドサクサに紛れて行った「プロポーズ」について、五代さんはこれで鍛えていたことから命を取り留めた「ラグビー」について、舞ちゃんたちが「る」で始まる名前の人を捜すのに使った「電話帳」について記します。尚、「プロポーズ」については「泪・27話(2nd.14話)[裏ネタ編]PART 7」で、「ラグビー」については「愛・15話[裏ネタ編]PART 3」で記したものをベースにして加筆を行いました。
また、この物語について過去に記した記事(改訂版の方です)は「ここをクリック」してご覧下さい。
「カーテンレール」:英語では「Curtain Rail」。カーテンを吊すためのフックを通す溝があって、それを滑らせることが出来るようになっていて、フックに吊したカーテンを閉じたり開いたりすることが出来るようになっている。
尚、カーテンを吊すフックはリング上になっているものもあり、その場合は「カーテンレール」はポール状の棒になっているため、「カーテンポール」と呼ばれることもある。(「カーテンレール」と形は異なっているが、機能的には同じである。)→カーテンは部屋のインテリアでもあるため、それを吊す道具の方もインテリア的にデザインされたものもあるということである。
「プロポーズ」:結婚を申し込むことである。英語では「Propose」。元々は「提案する」「(物事を)企てる」「推薦する」「指名する」という意味であって、「(結婚を)申し込む」という意味は第四の意味であるのだが、日本語になってカタカナ表記とした場合は「結婚の申し込み」という意味になる。尚、日本語で言うと「求婚」ということになる。尚、英語の「Propose」は動詞であり、本後では「プロポーズする」というように名詞としても使われているが、英語には名詞としての意味はない。
結婚の申し込みは、歴史的にも男性から女性に対して行うことが主流であり、女性から行うことはタブー視されていた。(日本でも欧州でも、昔はそうだった。)20世紀になってから、男性からしか求婚出来ないということに異を唱える考えが生まれ、現在ではタブーとされることは無くなったが、現在でも男性から行うものという認識が根深く残ってる。→但し、日本では認められていないが、一部の国に於いては同性婚が認められていて、その場合は女性同士のカップルであれば男から申し込むということはあり得ませんが...
その1つの方法として、婚約指輪を渡す方法が広く知られている。これは洋の東西を問わずに行われていることでもある。尚、「婚約指輪は給料の三ヶ月分」と言われる(「ケータイ刑事」シリーズでもこの言葉が出てきた物語もありましたね。)が、これはダイヤモンド関係の製品を販売しているデビアスがCMで用いたコピーであり、作り出されたものである。(この時、少しケチって「1ヶ月分」としていたり、もっと高いものを売るために「半年分」ということをしていたら、また現在とは違った感覚になっていたかもしれませんね...)
この物語では柴田太郎さんが舞ちゃんにドサクサに紛れてプロポーズしたが、何の準備もなく、自分が次に殺されると思い込んでのものだったので、即答で「ごめんなさい」と撃沈したが、やはりプロポーズをするのならそれなりの手順を踏んでからでないと...
「ラグビー」:「紳士のスポーツ」とも呼ばれるスポーツ(球技)で、ラグビー・フットボール(Rugby Football)と呼ばれるフットボールの通称である。
起源は19世紀前半のイギリスであり、ラグビーという町(人口は約6万人)にあるパブリック・スクールのラグビー校で生まれたものである。(「ラグビー」というのは学校名であり、また町の名前でもある。)その後、1863年にサッカーが組織として整備されたことを受けて、1871年にイギリスでラグビー協会が設立されて、基礎が確立した。また、日本には1899年に慶應義塾大学の塾生たちにイギリス人の英語教師が伝えたのが最初だとされている。
1チームの選手は15人であるが、この人数は数ある球技の中でも人数が最も多いものである。尚、7人制ラグビーというものもあるが、これは「セブンス」と呼ばれていて、15人制ラグビーと同じルールの所もあるが、細かい所ではルールが異なっている。2016年のリオデジャネイロ・オリンピックで正式競技として採用されることが決まっただけに、これからは注目されていくことでしょうね。
ラグビーで使用するボールは楕円形であり、相手陣のインゴールに運べば(トライ)得点になる。または、ポールの間にボールを蹴り入れれば(ゴール)、これも得点になる。また、試合は前後半各40分(高校ラグビーは30分)で、前半と後半で陣を入れ替えてプレイする。(7人制も基本的には同じであるが、試合時間は7分ハーフと10分ハーフということで、15人制ラグビーよりも試合時間が短い。→それだけ選手がグランドを走ることが多くなるだけに、消耗も激しいということですね。)
「電話帳」:電話加入者の名前、電話番号、住所を記載した冊子のことであり、「電話番号簿」と言うこともある。尚、NTTが作成している電話帳には、掲載を拒否することも可能であり、その倍は掲載されないことになる。(配布される電話帳も、不溶であれば断ることも出来る。)
尚、現在では、冊子になったものだけでなく、携帯電話に備わっている電話番号のデータベースのことも「電話帳」といい、当たり前のものになっている。尚、これは、携帯電話が登場する以前に、個人的に知人の名前と電話番号を記した手帳のことを「電話帳」と呼んでいて、それが電子化されて携帯電話の機能になったものである。
英語では「Telephone Directory」というのが正式な名称であるが、「Telephone Book」またはそれを省略した「Phone Book」と言う言い方の方が一般的になっている。また、ドイツ語では「Telefonbuch」、フランス語では「Annuaire」、イタリア語では「Elenco Telefonico」、スペイン語では「Guia Telefonica」という。
↓いくつか
この人と結婚するために―恋の始まりからプロポーズまで相手の気持ちを離さない愛のルール
- 作者: ジョン グレイ
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2002/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
adidas(アディダス)アディダス ゴムラグビー AR410BK 4号
- 出版社/メーカー: アディダス
- メディア: その他
adidas(アディダス)トリランス オールブラックス AR513W 5号
- 出版社/メーカー: アディダス
- メディア: その他
マスコミ電話帳 2009 2008年 12/20号 [雑誌]
- 作者:
- 出版社/メーカー: 宣伝会議
- 発売日: 2008/12/19
- メディア: 雑誌
FAXサービスイエローページ―情報FAX電話帳〈Ver.6.0〉
- 作者:
- 出版社/メーカー: TOMOE
- 発売日: 1997/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
今週の「名曲探偵アマデウス」 [ドラマ]
今週の金曜の「名曲探偵アマデウス」は、予定ではBS-2と地上波の両方とも放送されるはずだったのだが、国会中継のために地上波の方がお休みになり、BS-2のみの放送ということになりました。まあ、NHKらしい放送休止ということになりました。→それにしても、ファイルNo.が40に乗ってからは、どうしてこうも偶数の時は放送が無くなるのでしょうかね?42と44はゴルフのためにお休みになり、今回の46は国会中継だし、どうしてこうも偶数の時だけがこんな目に遭うのですかね...???
で、BS-2の方はBS-hiから5日遅れで、ファイルNo.047のリスト「エステ荘の噴水」でした。色々と面白い所があるのだが、舞い上がったり、冷静であったりと、楽しいカノンさんが見られますが、所長は結構キツいことを言うなど、それぞれのキャラが良く出ていた物語でした。
で、今度の日曜のBS-hiは新作ではなくて再放送となるので、終了後には予告は流れませんでした。但し、火曜朝のBS-hiの再放送の後には、再放送の予告が流れていました。
今後の放送スケジュールは、31日(土)のBS-hiのお昼の再放送と、来週11/6の地上波の放送が、本日のBS-2で放送されたファイルNo.047・リスト「エステ荘の噴水」です。11/1のBS-hiはファイルNo.043のホルスト「組曲『惑星』」の再放送で、11/3(火)朝の再放送も同じ、11/6のBS-2はお休み、11/7(土)のBS-hiの再放送はファイルNo.044・ベートーベン「悲愴」のようです。(金剛地さん登場のものですね。)その後は、11/8がファイルNo.048・ショスタコーヴィチ「交響曲第5番」、11/15はファイルNo.049・プロコフィエフ「ロメオとジュリエット」、11/22はファイルNo.050・ヤナーチェク「シンフォニエッタ」と続きます。尚、BS-2は11/13もお休み、11/29のBS-hiは再放送のようです。
10月と11月は新作が3本ずつということになるが、月3本の新作というペースでこの後も進むのでしょうか?12月と1月は2本の様な予感がしないでもないのですが...(何だかんだで、来年3月末までで60本といったところですかね...???)
ラストメール2~いちじく白書#3 [ドラマ]
前回のズタボロな物語からはマシになった今回の物語は「言葉遊び」をしていた物語でした。要は「ひらがな」で表記すると、違った意味に解釈することが出来る、ということで、「漢字」は見るだけで意味が分かる表意文字であることがよく分かる物語でした。でも、前回のラストで用意した伏線は全く生かされておらず、今回も同じようなシーンをラストに用意していたことで、前回が完全にゴミになった物語でもありました。
今回のバーチャルメールの配信は7通ということで、携帯電話キャリアを儲けさせるレベルが少し減ったものの、無くても良いようなレベルのものが多いのはいつもの通りでした。(終了後の待ち受け画像も一希ではなく静香の画像にしてくれなきゃ...)
「さらわれたのでたすけてください」というメールが届き、静香は「掠われた」と解釈し、乗り気でない一希を引っ張って依頼人の家に向かった。依頼人「せばすちゃん」の家には琴美という女性一人しかおらず、話をすると「私がイケナイ」と言う。更にこれを渡せば解決すると言って78万円が入った封筒を見せた。身代金が78万円とは安すぎると思った静香だったが、これを、相手も切羽詰まっていると解釈する。で、相手がやってくるというので、物陰から様子を見ていた。
一方、次のメールには「あんたのちかくでさらわれてるよ なんどもさがせばみつかるよ」とあって、一希は家の中に拉致されていると考え、家の中を捜すが発見できなかった。
相手がやってきて「あと100万」と値段をつり上げるが、琴美はどうしたらいいか分からず、隠れていた静香と一希を男に晒した。静香はとっさに「この人、警察よ」と一希のことを言い、お金は絶対に渡さないといって、封筒を持って逃げ、男は静香を追った。
一希も後を追おうとするが、琴美が全てを言い、納戸から割れた皿を見せた。セバスチャンは陶芸家で、一週間前に死亡していた。既に売ることが決まっていた皿を琴美が割ってしまったのだった。琴美は別の皿(失敗作)を渡そうとしたが、それも出来なかったということだった。
そんな所に、静香が電話が入り「さらわれた」ということで、男に捕まっていた。駆けつけると縛り上げられていた静香。(それでも何とか抵抗しようとしていた。)静香救出作戦が始まるが、失敗作の皿が絡み、それを割ってしまった一希。結局、全てはパーになり、静香は一応助けられた。
家に帰った一希は、じっちゃんが死んだときに自分のアドレスを問われたことを思い出していたが...
「さらわれた」が「皿割れた」を意味していたのに「掠われた」と勘違いしたことから始まった騒動ということで、コメディらしい物語でした。また、それ以外に「なんどもさがせば」(「納戸も捜せば」の意味で「何度も捜せば」ではない。)も出てきたが、こちらはちょっと空振りという感じだったになってしまい、寒い所でした。
コメディということでは今回は良かったが、メールの文章を漢字変換していれば済んでしまうだけだったので、セバスチャンが騒動の原因というだけで、内容としては低調でした。(それでも一応赤点ではない。→今回での離脱は中止、一応次回も見てみようと...)
それにしても、相変わらずなのはバーチャルメールの使い方が下手という所である。今回は騒動の原因を作っただけであり、ひらがな表記のメールが今回の諸悪の根源でした。一応、静香の早とちりもあるものの、「皿われた」としていれば、それだけで違った展開になったでしょうに...
ここまでメールを使いこなせていないようならば、メールを使わない物語を作っても良いかも知れませんね。(それぐらいの発想の転換をしないと、という意味である。そもそも、メールを使わない物語は本作の設定を蒸ししたものになる。→静香のおもしろ日記という物語にすれば良いかも...???)
↓一応こういうものを
読めないと恥ずかしい漢字1500 -日本人なら、これくらいは知らなくちゃ!
- 作者:
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2006/08/10
- メディア: 単行本
小学漢字1006字の正しい書き方―書き順・音読み・訓読みがすぐわかる (Obunsha study bear)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 旺文社
- 発売日: 2002/02
- メディア: 文庫
↓これと比べると、出来不出来の差が既に上回っていますね...
- ショップ: イーベストCD・DVD館
- 価格: 9,539 円
↓これよりはましだけど...(こんなゴミ作品をリリースしても意味がないですが...)
- ショップ: ぐるぐる王国 楽天市場店
- 価格: 6,552 円
琉神マブヤー#12 [特撮]
最終回の一つ手前の物語。兄弟対決ということで決着が付くのだが、随分と変則的な決着の付け方でした。また、前回の修行で身につけた技を使っていたが、実に都合が良い技でした。(これを悪用すると、ボロ儲け出来そうですね。(例えば、競馬の当選馬券を買いに行くことが出来てしまいますから...))
紅亜は意識を失ったままだった。ということで、ケンが修行で身につけた技を使うように言い、マブヤーは「旧暦ワープ」という技を使った。これは過去に遡るが旧暦の日にワープするというものである。で、紅亜がこのような状況になったあの日にケンをワープさせ、レアが怪我をしないようにするというのだった。で、ケンはその通り実行した。で、紅亜は直撃を受けることなく、単に気絶しただけだった。→過去を修正することで現在を改善するって、本当に力業であるが、自由に過去に行けるというもので無いので、まあよろしいかと...
で、今度は兄との対決となる。その前に、叶は、マジムンが誕生した理由を教えられる。→ここもかなり強引な風呂敷のたたみ方である。が、某変身ヒーロー番組のように広げたままにしないのは良い所である。
でもって、オニヒトデービルとマブヤーの対決となる。ケンがハブデービルに手出しをしないように言っていたが、敵のはずなのになんか仲間のような感じですね...
戦いが始まるが、マブヤーは自らは攻撃をせず、単に受けていただけだった。(→前回の修行の通りですね。)で、オニヒトデービルは必殺技を繰り出す。が、マブヤーは手を出さなかった。で、オニヒトデービルは攻め続けるがマブヤーは倒れなかった。そして最終的に、オニヒトデービルが力尽きてしまった。するとハブデービルが、オニヒトデービルは用なしとして、他の次元に飛ばしてしまった。(→非情のボスらしい一面をやっと見せてくれました。)
で、叶はケンと一緒に戦追うと言うが、ケンは「俺の役目は終わった」と言って、消えてしまった。
また、黒い台風が猛烈な勢いで沖縄に近づいていた...
時間的な制約があるのは分かるが、随分と力業に頼った風呂敷のたたみ方ですね。有無を言わせずに強引な展開で決着を付けているのは良いのだが、余りにも強引というのは...(某変身ヒーローのような広げっぱなしのままで終わってしまうような酷い物語(早い話ゴミでしかない)にはならないのは歓迎です。)
それにしても、全13話だから、週3の放送だと本当に早いですね。しかも、最終回だけを残して来週にというのも放送スケジュールを考えたら実に上手く引っ張っている。結末が楽しみです。
「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その127) [ケータイ刑事]
今回のテーマは「Audio-Visualソフト」です。が、単なるソフトでは余りにも幅が広くて収拾が付かなくなるので、「殺人に利用されたソフト」ということにします。取り上げる物語は「ケータイ刑事」からは「零・2nd.7話」を、「007」からは「ダイヤモンドは永遠に」です。
「ケータイ刑事」:「零・2nd.7話」。「音声スタッフは語る ~ノイズに埋もれた殺人事件」という物語であって、この物語のトリックは音声スタッフの1人が考えたものである。
この物語で「利用されたソフト」というのはDVDである。2005年の作品であるため、時代を考えると順当な選択ですね。(音声トリックを使った物語であるが、音声ソフトでは無くて映像ソフトというところが時代と言った所です。)
犯人は、被害者を感電死させたのだが、実に手の込んだ準備をしていて、まずは被害者の奥さんを現場から引き離し、そして被害者を感電するように仕掛けた場所におびき出すという用意周到ぶりを見せている。で、その細工に利用したのがDVDである。
ラジオ番組の収録スタッフが録音した韓国の珍鳥・オズマドリの鳴き声の分析を被害者(野鳥研究科の教授)に頼み、教授宅で聴いていた。その途中で席を立った教授が階段から転落して死亡した。当初は心臓発作を起こした事故と考えられたが、教授が階段から転落した直後に停電するということがあり、階段の様子を調べた零ちゃんは他殺と考えた。容疑者はレポーターのミカと音声スタッフ・耳村の2人で、耳村の音声道具を使用すると、感電させることも可能だった。
ことの成り行きは、オズマドリの鳴き声を聞いていると、玄関チャイムが鳴り、奥さんが席を外した。また。それからまもなく、2階の部屋から目覚まし時計のアラームが鳴ったということで教授はそれを止めに行こうとして2階に向かったが、停電して物音がした。そしてミカたちが駆けつけると教授が倒れていた。で、ミカが救急車を呼ぶように耳村に、薬を持ってくるように奥さんに指示を出していた。このようすから、心臓発作を起こしたものと考えられたが、捜査を進めていくと、色々と不可解な点が出てきた。(目覚まし時計のアラームのセットされている時間が根本的におかしいかった。)
で、零ちゃんが事件のトリックに気づいた。犯人は教授を殺害するために綿密な計画を立てた。そしてそれは教授に聴いてもらったオズマドリの鳴き声を収録したDVDに細工がされていた。それには、オズマドリの鳴き声だけではなく、玄関チャイムや目覚まし時計のアラーム音まで録音してあった。玄関チャイムやアラームの電子音には指向性がないため、音源の位置が分かりづらい。そのため、聴き慣れた音がすると、その音と思ってしまう。玄関チャイムで奥さんを遠ざけておき、続いて、感電するように仕掛けた階段に教授を誘い込むために目覚まし時計のアラーム音を利用した。指向性がないアラーム音を耳にした教授は、それは2階の部屋の目覚まし時計が鳴ったと勘違いをして、仕掛けられた階段を上り、感電して死亡したのだった。
教授が感電したことで、電気がショートしたためにブレーカーが落ちて停電し、物音と共に駆けつけたミカは、感電するように仕掛けたものを片付けるために、耳村に救急車を呼ばせ、奥さんに薬を取ってくるように行って1人になって片付けたのだった。
あくまでも犯行を否定するミカだったが、零ちゃんがDVDを再生すると、玄関チャイムが鳴り、続いて目覚まし時計のアラーム音がした。DVDに細工が出来るのはミカしかいないことから、ミカは逮捕された。
「007」:「ダイヤモンドは永遠に」。1971年のシリーズ第7作で、初代ボンドの復帰作(初代ボンドの通算6作目)である。冒頭の物語は、前作(2代目ボンド)の物語を受けたものであって、新妻のテレサを殺されたボンドが宿敵ブロフェルドを追うというものであった。この部分については賛否両論がありました。
この物語で「利用されたソフト」というのはカセットテープ(コンパクトカセット)である。この当時はDVDはおろか、CDすら世の中には存在しておらず、家庭用VTRもまだ登場していない。映像ソフトとなると8ミリフィルムになってしまうことを考えると、性能も向上したカセットテープというのは、時代を考えると妥当なところであろう。(一応、この時代の音楽ソフトと言えばLPレコードということになるが、ユーザーが製作することが可能なものとなると、やはりカセットテープということになる。)
ダイヤモンドをエネルギー源に使った人工衛星レーザー兵器を作ったブロフェルドは、海上にある石油採掘プラントをダミーにしてその衛星兵器のコントロール基地としていた。そして、人工衛星の制御プログラムを、音楽を収録したカセットテープのケースに入れていて、ごく普通の音楽を収録したものと見せかけていた。(ケースこと行進曲になっているが、本物は衛星の制御プログラムであって、音楽ではない。)
ボンドガールのティファニーがブロフェルドに掠われていて、基地に連れてこられていた。そんな所にボンドが衛星を制御するカセットテープをすり替えようとして乗り込んできた。が、カセットテープのすり替えに失敗して捕まってしまう。(このニセモノには、ケースにあった通りの行進曲が録音されていた。)で、ブロフェルドから、ボンドの推察通りで、カセットテープが衛星兵器の制御に使われていることを告げられる。で、ボンドを始末しようとなり、連行されていくことになるが、ティファニーがボンドにニセモノのテープをこっそりと渡し、何とかすり替えるチャンスを得る。
ブロフェルドの部下から逃れ、何とかカセットテープをすり替えようとするボンドは、本物のカセットテープをイジェクトするのに成功下。が、ブロフェルドに見つかってしまい、床に落ちた(本物の)カセットテープを元に戻すように強要される。厳しい目が光る中、ボンドは床に落ちたカセットテープを拾う際、袖に隠してあったニセモノのカセットテープとすり替えて、ニセモノを拾いあげ、拾ったカセットテープを元に戻した。ブロフェルドたちは本物のテープが戻ったと思い、一安心する。で、ボンドを監禁しようとして連れて行く。尚、ボンドは連れて行かれる時に、ティファニーに本物のカセットテープを渡していた。
ティファニーはボンドがすり替えに失敗したと思っていたので、ボンドが連れて行かれて人目が無くなってから、すり替えを行い、成功した。で、連行されていくボンドを追いかけ、すり替えに成功したことを告げた。が「君に渡したのは本物のテープだ」ということで、本物のカセットテープがセットされた状態に戻り、このままでは衛星兵器は作動してしまうことになってしまった。
が、ボンドが連れて行かれる時に、テープのすり替え成功を合図する風船を飛ばしていたことから、奇襲攻撃が始まり、戦闘状態になる。衛星兵器の作動まで残り数分という中、基地を破壊して、衛星兵器の作動を防いだボンドだった。
共通点は、単なるAudio-Visualソフトの一つとしか思われないもの(実際、見かけ上はごく普通のDVD/カセットテープである。)が、実は細工がしてあるという所、そして、それが元で人が死んでいるという所である。(「ケータイ刑事」では殺人事件が起こり、「007」では一般市民に犠牲者は出ていないが、ブロフェルドの部下は戦いになって命を落としているので、死人が出ている。)
違いは、DVDとカセットテープということで、一方は「皿」、もう一方は「紐」と呼ばれるものである。(が、製作年代を考慮したら、当然と言える選択である。)「ケータイ刑事」では犯人が作ったものが犯人の意図通りに使われたが、「007」ではそれを作った人の意に反して、本物と偽物とのすり替え合戦に発展し、最終的には動作する前に破壊されてしまい、結果的には使用されなかった。(レーザー兵器なので、使用されなかったことで良かったのですが...)
次回も「ある物」をテーマに記す予定です。何が登場するかはお楽しみに。
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PROCOL HARUM『PROCOL HARUM』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1967年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。1977年から1991年の間は活動停止していたが、現在までに度重なるメンバー・チェンジを行って、現役バンドとして活動を続けているが、彼らの代表曲『Whiter Shade Of Pale』(邦題「青い影」)が収録されているアルバムでもある。(この曲はイギリスでは1位を獲得し、アメリカでも最高位5位となって、1967年のBillboard年間シングル・チャートでは38位にランクインしている。また、数多くのアーティストたちがカヴァーして、スタンダード・ナンバーになっているだけに、誰でも知っているでしょうね。)
収録曲は以下の全10曲である。(US盤の収録曲順であって、イギリス盤は異なっている。)『Whiter Shade Of Pale』『She Wandered Through The Garden Fence』『Something Following Me』『Mabel』『Cerdes (Outside The Gates Of)』『Christmas Camel』『Conquistador』『Kaleidoscope』『Salad Days (Are Here Again)』『Repent Walpurgis』。
この中からは、『Whiter Shade Of Pale』が前出の用に全英No.1、全米で最高位5位を記録する大ヒットとなり、デビュー間もない彼らを一躍スターダムにのし上げた名曲である。
お薦め曲は、当たり前すぎるものの『Whiter Shade Of Pale』は絶対に外せない。彼らの代表曲であり、この曲があるからこそ彼らの存在価値があると言っても過言ではない一曲である。これ以外では『Something Following Me』『Christmas Camel』『Conquistador』『Kaleidoscope』『Repent Walpurgis』という所をピックアップしておくことにする。
当時の音楽シーンは、BEATLESが中心にいたが、ロックの世界ではサイケデリック・ロックが幅を利かせると言った独特の時代でもあった。(そこからプログレが派生して一時代を築き上げることになる。)彼らのサウンドも、当時は斬新なものであり、それでいてメロディラインの美しさもあって、あっという間に浸透することになった。それだけに時代に衝撃を与えたサウンドということも出来る。現在ではこのような衝撃を得られるような斬新なものが登場することはなくなっているだけに、その衝撃のサウンドは一度は聴いておきたいところである。(但し、『Whiter Shade Of Pale』は余りにも有名な曲であるだけに、この曲では新鮮さを感じることは無いかもしれませんが...)
古代少女ドグちゃん#4 [ドラマ]
今回登場した妖怪は「無礼香」ということで、「無礼講」と「線香」を掛け合わせたような設定となっていた。ビジュアル的にはあまり派手な所はないのだが、ろくろ首の亜流のようなデザインは面白い所でした。ただ、昔の映画のろくろ首と蔵へルト、伸びるクビが細く、首と言うよりは紐のような感じでしたね。→CG処理をすることが出来るため、デザイン上の制約にならないということでもある。
前回がKJ脚本ということと、今回のゲストが山田キヌヲということから、今回は「ニュータイプ ただ、愛のために」のシフトとなることを期待していたのだが、今回の脚本はKJではなくて三宅隆太ということで、そうはなりませんでした。が、豊島圭介監督、三宅隆太脚本となると、「銭形雷・2nd.10話」(「帰ってきたアイツ! ~銭形雷襲撃事件」)のコンビでもあるので、これはこれで別の楽しみがありました。そう言えば、その時には魔除けのお札が劇中に登場していたが、本作の妖怪に繋がる要素があったというのは偶然ですかね...???
物語の方は、第1話や第2話の派手なものが頭にあるだけに、地味な印象があるのだが、社会風刺ということではブラック度も上がっていて、突き詰めていくと面白い内容であった。それにしても前回の第3話からは全く違う路線の作品になった感じですね。今回はドグちゃんも今一つ目立っていなかったですし...→誠を主役とした物語ということでは、風刺を取り入れたしっかりした物語になっていたと言うことが出来る。
ドグちゃんがとんでもない料理を作っているのを見た誠は、いきつけの定食屋に足を運んだ。そこには田舎から出てきた控えめな女・小町がバイトで務めていた。小町は主人からセクハラを受けていたが、それでも口答え一つなく、耐えて働いていた。(故郷の実家には商社のOLと伝えてあった。)誠はそんな小町のことが気になっていて、常連客になっていたのだった。(「いつもの」というメニューが「ニラレバ定食のレバ抜き」って、単なる「ニラ炒め」→「野菜炒め」と言うことになりますね。)
セクハラを受けた小町が一人見せに残っていたら、謎の仮面の男が現れて「アロマのようなもの」と言って「無礼香」というお香を受け取った。帰宅した小町は早速それを試してみた。
翌日、やはりドグちゃんの料理を見た誠は、定食屋へ。が、小町の姿はなく、主人と面倒くさそうに誠に応対する店員・あゆみしかいなかった。(あゆみは誠に対して無愛想な態度で接客していた。→主人は全く怒らない。)そんな中、小町が現れた。主人は遅刻ということで雷を落とすが、小町が切れて、今までに溜まっていたものを一気に口にした。が、次の瞬間には元に戻り、店を飛び出して行った。それを見た誠は後を追うが、あゆみに食い逃げ扱いされてしっかりとお金を払ってから小町を追った。
小町と話をした誠。小町は「無礼香」というアロマのようなものを貰ったということを語る。で、誠にも1本与えたのだった。
家に戻った誠は、小町から貰った「無礼香」を試してみた。一方、小町は残っていた「無礼香」を一気に使った。
誠は性格が変わり、ドキゴローに絡んでくる。そんな所からドグちゃんがニオイから妖怪のことに感づき、それは「妖怪無礼香」ということが分かる。誠は小町のことを思い出して、いつもの定食屋に向かい、ドグちゃんもやってきた。すると身体に異変が起こった小町が妖怪無礼香に取り憑かれていた。(ろくろ首のような妖怪でした。)
ここから先は、ドグちゃんが(ドキゴロー)を装着しての妖怪退治となり、いつものように退治して、めでたしめでたし。
小町は故郷に帰ることにし、定食屋の方は潰れた。ということで、ドグちゃんの作った料理を口にすることにした誠。が、何が入っているのかを尋ねたところ、「ミミズが3匹と…」と聴くと、吐き出して逃げだしてしまった。
今回の物語は、完全に誠が主役の物語で、馴染みの店員の小町に恋心を持ったという物語(こういう物語の定番通り、その恋は成就することなく、ほろ苦い経験ということになりました。)であった。ドグちゃんを中心と考えると、物足りなさを感じることになるだろうが、視線を誠を中心とすると、実に良くできた物語である。引きこもりだった誠であるだけに、気に入った店員・小町の店に通うというのは心理的にも当然であり、その小町のことが気になるというのも定石である。また、小町は店の主人からセクハラを受けていても、口に出すことが出来ないが、このような境遇にいる人というのはとても多いでしょうし、故郷の家族には見栄を張っているというのもよくあることであり、「風刺」ということでは実に上手く設定に取り入れている。
妖怪無礼香によるものだったとは言っても、ブチ切れる所も不満が鬱積した現代人らしい所である。しかも、同じ店員であるあゆみのやる気のなさも、無気力人間を上手く描いている所であり、主人のセクハラの対象が小町というのも上手い所である。(ルックスではあゆみに行くと思われる...)
前回の「放置自転車」と共に、「社会風刺をしている」という所を見せつけた物語であり、単なる深夜枠向きのお色気番組であったり、コスプレ番組ではない所をまざまざと見せつけた物語でした。
ところで、今回登場した謎の仮面の男であるが、妖怪をこの世に解き放つという妖怪の使いということになっていたら良いのですが...
次回は、原案の井口昇監督自身も登場するという物語です。また、ゲストに宮下ともみの名前があるが、「銭形海・1st.12話」の井口監督の物語にゲスト出演しているのだが、またまた唸らせるキャスティングですね。
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野球狂の詩#15「スラッガー藤娘」 [アニメ]
今回の物語は、メッツの主砲である国立玉一郎の物語である。歌舞伎界のホープがスラッガーとして高校野球でならしたことでプロ野球選手となるが、家族は大反対ということで、人間ドラマとしても見所のある物語です。
原作漫画では、この物語以外にも高校時代の国立を描いた物語があるのだが、アニメになったのは国立のプロ入りから初登場で代打逆転サヨナラホームランという派手なデビューをするが、その後は打てず、次に活躍するまでの苦悩を描いたものに留まっている。
それにしても、岩田鉄五郎が国立との契約で、初打席でヒットを打てなかったらクビにする、という乗降を付けて契約したというのは、現実世界ではとても考えられない契約条件であって、凄い設定です。(こういう内容の契約は、裁判に訴えたら、おそらく無効となるものと思われる。)しかも、鉄五郎はメッツの看板選手であるものの、監督でもないしフロントの人間でもないだけに...
が、国立は歌舞伎の国立屋の女形として人気を集めていた。これまで国立屋を支えていた父の弁慶に翳りが見え始めていたこともあって、周囲はプロ野球に進むことに反対していたが、本人の決意は固かった。(父は、世界は違うもののプロの世界は厳しいということを分かっているのと、息子の決めた道に進ませてやるのだから、なかなか出来た人物である。)
で、人気女形の国立の入団は、これまでは野球を全く見なかった歌舞伎ファンをプロ野球の試合に足を運ばせることになった。満員の国分寺球場。メッツは阪神と対戦する開幕戦。阪神の先発ピッチャーは、メッツキラーの大文字(メッツ相手にしか勝てず、他チーム相手には通用しないピッチャー)で、メッツは劣勢が続く。しかも大文字は投球毎にメッツベンチをちらちらと見ていた。
1-0で阪神リードで迎えた最終回。相変わらずの大文字の前に手が出ないメッツ打線。が、投球毎にメッツベンチを見る大文字が国立を見ていることに気がついた鉄五郎は、大文字がベンチを見たら手を振るように国立に伝えた。で、そうすると、大文字の様子が変わった。大文字は女形の国立のファンだったのだった。で、ランナーが1人出ると、代打国立の登場となる。(ヒットを打てないとクビになる初打席である。)で、見事にサームランを打って2-1でメッツはサヨナラ勝ちを収めた。国立屋では、玉一郎が戻って来ることが先になったと言っていたが、父はプロの厳しさを知っていて「甘くない」と思っていた。
華々しいデビューを飾った国立だったが、その後は全く打てなくなり、10打席ノーヒットが続く。苦悩する中、権助からのアドバイスで故郷に戻ってみるのもいいと言われ、歌舞伎公演の劇場を訪れる。父や弟に励まして貰うつもりだった玉一郎だったが、父は一喝し、プロの世界の厳しさを説くと、玉一郎を追い返した。これによって玉一郎は自分の甘さを痛感することになる。で、権助相手に練習に打ち込む国立だったが、ようやく何かを掴んだようだった。
既に20打席ノーヒットが続いていた。で、中日戦。国立は先発から外される。試合は中日リードで迎えた最終回。国立が代打で登場し、星野から逆転サヨナラホームランを放つ。ダイヤモンドを一周してホームインした国立は、そこで父の弁慶の舞を見せて吹っ切ったのだった。
物語としては面白いのだが、細かい所では原作漫画にあった重みのある所や、ちょっとした洒落になっている面白い台詞などが殆どカットされていることもあって、漫画と比べると80%と言った内容になってしまったのが残念な所であった。が、プロ野球と歌舞伎という全く異なる世界でも、「プロの世界」という共通点があり、プロの世界の厳しさを描くには十分な物語にはなっている。
しかし、国立がメッツの主砲で4番を打っている不動の選手であることは分かっていても、高校時代やルーキーの時の国立の野球選手としての描写が少ないこともあって、この物語だけでは国立玉一郎を描き切れていない。原作漫画にある他の国立の物語と絡めて描いた方が良かったと思われる1本でした。(そうなると、東京日日の記者・山井との絡みも出てきて、より深い物語になります。)
今回の物語中のエラーは、国分寺球場に関してありました。国立デビューの阪神戦で、阪神のベンチが試合途中で幅が狭まり、そこにいるのが4人ぐらいになってしまうことがあり、少しすると幅も広がった多数の選手がいることになるという所。また、これは後の中日戦でも同様で、国分寺球場のビジター・チームが使う三塁側ベンチは、ベンチの幅が可変するようです。
次回は、「ウォッス10番」ということで、富樫と日下部の物語です。また、その次は「ガッツ10番」ということで、一応は前後編ということになる。また、この「10番」シリーズの原作漫画は、水島新司と里中満智子の合作作品でもある。(「スラッガー10番」までの三部作であるが、アニメの方は2本である。)
野球狂の詩ベストナイン・セレクション 2―国立玉一郎・島小太郎 (ペーパーバック KC)
- 作者: 水島 新司
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1998/02
- メディア: コミック