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「A LITTLE PRINCESS」 [映画(洋画)]

表題の作品は1995年の映画「リトル・プリンセス 小公女」である。説明の必要のないバーネットの名作「小公女」の映画化作品である。が、「小公女」の方は映画化されるというのは少なくて、これは2度目の映画化である。が、有名な物語であるので、ストーリーなどはご存知であろう。

作品データを記しておくと、時間は97分、原作はフランシス・ホジソン・バーネット、監督はアルフォンソ・キュアロン、脚本はリチャード・ラグラヴェネーズとエリザベス・チャンドラーの2人、撮影はエマニュエル・ルベツキ、音楽はパトリック・ドイルである。そして出演は、リーセル・マシューズ、エレノア・ブロン、リーアム・カニンガム、ヴァネッサ・リー・チェスター、ラスティ・シュウィマー 、アーサー・マレット、ラヒ・アジジ、たちである。

母を亡くし、父・クルー大尉の深い愛情を受けて育った少女・セーラ。父の任地であるインドで暮らしていたが、父が戦地に赴くことになったことで、セーラはニューヨークの厳格な寄宿学校に入学することになる。天真爛漫で、はっきりものを言う性格のセーラは、校長をはじめ、クラスメートたちにセンセーションを引き起こす。やがて、クラスメートたちはセーラの魅力に惹かれていくことになる。が、父が戦死したという知らせが届くと、セーラは迫害されるようになる。が、苦境にめげないセーラは、これまで以上に誇り高く生きようとする。やがて、セーラは隣の家に住んでいるインド人の下男と知り合う。その家に住んでいた紳士は、セーラの父の親友であり、セーラを捜していたということだった。で、セーラは幸せを掴むことに...

ストーリーについてはお馴染みのものであるので、安心して見ることが出来る作品である。しかも本作は対象年齢を下げていることもあって、ラストのハッピーエンドが微笑ましく感じられる。また、セーラを演じるリーセル・マシューズも良い味を出している。名作の映画化作品は、色々と難しい所があるが、本作は変に肩を張ることなく、ストレートに作っている事もあって、親しみを持って接することが出来る。「分かっちゃいるけど...」という作品であるが、見ていてホッと出来る作品というのはいいものですね。(ドラマ「恋する日曜日」と同様に、見終わった後にちょっぴり幸せを感じることが出来る作品、というのは貴重です。)家族で楽しむのにぴったりの作品である。

 

リトル・プリンセス 小公女 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD

↓原作小説はこちら

小公女

小公女

  • 作者: フランシス・ホジソン バーネット
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1953/12
  • メディア: 文庫

リトルプリンセス-小公女 新装版 (講談社青い鳥文庫 94-5)

リトルプリンセス-小公女 新装版 (講談社青い鳥文庫 94-5)

  • 作者: バーネット
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2007/10/30
  • メディア: 新書

小公女 (子どものための世界文学の森)

小公女 (子どものための世界文学の森)

  • 作者: フランシス・ホジソン バーネット
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1994/03
  • メディア: 単行本


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OTIS REDDING『PAIN IN MY HEART』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1964年に発表された彼のデビュー・オリジナル・アルバムである。1962年にソロ・シンガーとしてデビューをしていたこともあって、待望のオリジナル・アルバムということになった。独特の歌唱方法は本アルバムの頃には既に確立していて、オーティス節をたっぷり聴かせてくれる。

しかし、本アルバムはチャート成績は意外と良くなく、イギリスでこそ最高位28位を記録しているものの、アメリカ(Billboard)では最高位103位を記録しただけである。(だからといって、本アルバムの価値が下がるということはありませんが...)

収録曲は以下の全12曲である。『Pain In My Heart』『Dog』『Stand By Me』『Hey Hey Baby』『You Send Me』『I Need Your Loving』『These Arms Of Mine』『Louie, Louie』『Something Is Worrying Me』『Security』『That's What My Heart Needs』『Lucille』。

この中からシングル・カットされたのは全部で4曲であるが、チャート成績の方は、それほど良くはない。(まあ、R & Bである彼の曲はBillboardの総合チャート(ポップが中心になっている。)では今一つになってしまうのは仕方のない所でもありますけど...)で、『These Arms Of Mine』が最高位85位、『Pain In My Heart』が最高位61位、『Security』が最高位97位を記録したに留まっている。また、『That's What My Heart Needs』は総合チャートではランクインしていない。

チャート成績は今一つであるが、本アルバムには彼の代表的な曲も収録されているので、彼を聴く場合には絶対に外すことは出来ないアルバムである。そのため、お薦め曲は「全部」ということにしておく。(まあ、『Pain In My Heart』や『These Arms Of Mine』等は当たり前すぎる定番曲なので、「お薦め曲」として取り上げるのも恥ずかしいぐらいですけど...)

彼が亡くなるのは1967年のことであり、26才であった。そのため、彼の活動期間というのはそれほど長くない。が、彼の独特の歌唱法は多くのシンガーに影響を与え、ソウル音楽の世界では神様の1人である。彼の死後、特に'70'sに突入すると、ソウル・ミュージックはファンキーな要素が色濃くなって、彼のサウンドとは随分とかけ離れたものとなって発展していくことになるが、彼が生きていたら、'70'sのソウル・ミュージックはどれだけ違ったものになっていたか、と考えるだけでも本当に残念な飛行機事故でした。

ちなみに、彼の誕生日は1941/9/9である。(生きていたら、明日で68才になるところでした。)彼の音楽に触れてみるのには丁度良いところでもあるだけに、じっくりと聴いてもらいたいアルバムである。

 

Pain in My Heart

Pain in My Heart

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: WEA Japan
  • 発売日: 1999/07/28
  • メディア: CD

Pain in My Heart [Analog]

Pain in My Heart [Analog]

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Hi Horse
  • 発売日: 2009/04/07
  • メディア: LP Record

ペイン・イン・マイ・ハート

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ダブリューイーエー・ジャパン
  • 発売日: 1988/12/21
  • メディア: CD


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ケータイ刑事銭形命10話 [ケータイ刑事]

二段構成で記している「銭形命」。第10話の物語は「美しき脚本家たち!~美脚連殺人事件」という物語である。またまた柴田束志さんが本編に登場せず、、内輪ネタに走った物語でした。(それにしても、「銭形命」の偶数話って、どうしてこうもボロボロなんですかね...)

今回の物語はでは3人の脚本家たちを出演させていたが、その中の1人はNHKの朝ドラでも主役を務めた女優、1人は劇団で役者もやっている人であるので、芝居に関しては良いのだが、もう1人は役者としたら素人である。3人のゲストが同じようなレベルであれば、素人っぽさが出て、これが隠し味になるのは「・7話」の前半でも見られるだけに、そこが面白みになるのだが、今回の3人では1人だけが学芸会になってしまい、バランスが悪くなってしまい、見づらいものになってしまった。一応、出番を少なくしてさっさと殺されることにしたのは苦肉の策といったところですかね...(その裏返しとして、一番演技力があった人が、予想通り犯人でした。)まあ、丹羽P作品らしいと言えばらしいのだが、ただそれだけでした。三ヶ月遅れでの地上波放送ならばともかく、半年以上遅れての地上波放送となったら、「美脚連」って何だっけ?ということになりそうで...まあ、こういうのが映画ではなくてテレビらしいところ何ですけどね...

それでは物語の方を記していきます。(MBSでの放送(BS-TBSでの終了後になるでしょうが...)後に「改訂版」として記す余地を残しておくため、部分的に端折って記します。が、今回はつまらなかったというのも大きな理由ですけど...)尚、放送直後に記した第一稿は「ここをクリック」してご覧下さい。

いきなり「警視庁から入電中」ということで入電が入る・女性3人組ユニット・美脚連に脅迫状が送られたとの通報あり。直ちに現場に急行せよ」ということで、ちゃんと松山さんは美脚連のライヴが行われる多聞公会堂にやってきた。(が、やけにのんびりして歩いている。)

ちゃんが「美脚連って何ですか?」と松山さんに尋ねる。すると松山さんが「お前、巷で話題の美脚連、知らないの?」と言うが「聴いたことありません」とちゃん。すると松山さんは笑いながらズボンの後ろポケットに入れていた美脚連のCD「またね」を取り出して、「お待たせしました」と言ってから美脚連について説明してくれた。→こういうのは従姉妹でミーハーな「嘘泣きが得意の方」は熟知しているでしょうが、分家姉妹の方は、そういう所には疎いですね。

松山さんは「天は二物を与えないのは嘘」と言って、美脚連のことを頭が良く、美人ということを口にすると、ちゃんは「頭が良くて可愛い女の子なら、松山さんのすぐ側にいるじゃないですか」と言うが、松山さんは「何処?」、ちゃんは「ここです」とやり合っていた。(→ちょっとくどいぐらいにやっていただけに...)

ちゃんと松山さんが楽屋にやってきて「警視庁の者ですが」と言って松山さんが警察手帳を見せる。が、3人はひたすら仕事をしていた。松山さんは「あの、先生!」と言うと、3人は立ち上がって返事をした。(これにちゃんは「皆さん、先生なんですね」と言っていた。)

で、3人が名乗る。中江有里、篠崎絵里子、江本純子の順で、「以後、お見知りおきを」。松山さんは顔がにやつき、「ファンです」と言って3人と握手していた。で、松山さんとちゃんも挨拶をする。中江がちゃんに「こちらの刑事さんは随分お若いんですね」と言うと、松山さんは「高校生ですが優秀な刑事です。私が保証します」と返す。で、3人はちゃんに対してそれぞれ一言ずつ言うが、ちゃんは無反応だった。で、笑う3人に合わせていた。松山さんは「褒められてるぞ」と小声でちゃんに言うが「褒められてるんですか?」とちゃんは言葉の裏の意味まで分かっていた。

中江が、「これが今朝、会場に送られてきました」と言って手紙を渡す。(篠崎はパソコン相手に仕事を続けていて、江本はノートに向かってメモを書いていた。)ちゃんが受け取り、中に入っていた脅迫状を取り出す。(お馴染みの新聞や雑誌の活字を切り貼りして作られたもので、)「今日のライヴを中止にしろ さもなければ恐ろしい事が起こる 刺客連」とあった。松山さんは「刺客連」の所に反応して「洒落のつもりですかね」と言って笑っていた。

ちゃんが「これを出した人物に心当たりは?」と尋ねると「いいえ」と中江。ちゃんが「篠崎さんは?」と頭が「締め切り前なの。私に構わず進めといて」と他人事のように返してパソコンを打ち続けていた。ちゃんは「江本さんは?」と切り替えて質問するが、「ないない」と言って、ペンをノートに走らせ続けていた。ちゃんは「他に身の回りで不審な出来事は?」と次の質問をするが、「いいえ、特に何も...」と中江が答えた。するとちゃんは「困りましたね。実質的な被害がないと、警察としては注意を促すしか手の打ちようがない...」と言うが、松山さんは立ち上がって「分かりました。我々が警備に当たりましょう」と申し出た。で、自分の世界に入り「任せて下さい」と自信たっぷりに言うが、ちゃんはいつものように困ったという顔をしていた。で、中江が「これからステージでリハーサルですので」ということで、松山さんとちゃんは退席した。

ステージで「またね」を歌ってリハーサルが進む中、松山さんとちゃんは会場の見取り図を確認して、色々と警備の手はずを整えた。で、ちゃんは控え室で美脚連の資料に目を通していた。そんな所に「大変です」と言って、中江と江本が飛び込んできた。「どうしました?」と尋ねると、「絵里ちゃんが」「殺されてます」ということだった。で、「警視庁から入電中」(港区赤坂で殺人事件発生。被害者は脚本家の篠崎絵里子。直ちに捜査を開始せよ)

捜査を開始したちゃんと松山さん。背中からナイフで一突き、凶器から指紋は検出されなかった。篠崎はリハーサル終了後、この部屋(楽屋)に籠もって仕事をしていたのだった。ちゃんが側にあったノートパソコンを触ると、画面に「またね 刺客連」と出た。松山さんは「当てつけのつもり」と言うがちゃんは「それだけじゃないかもしれません」と言い、「まだ続けるという犯人の意思表示かも」と考えた。で「今日のライヴは中止しましょう」と言う。すると廊下から「待って下さい」と言って中江と江本がやってきて「2人でも歌えます。ライヴは中止したくありません」と言う。ちゃんは危険だと言うが、「そのために警察の皆さんがいるんですよね」と返した。

改めて中江と江本に話を聞くちゃんと松山さん。(江本は相変わらずノートにメモを記しながらである。)脅迫状を出した人物が犯人では?と言う中江に「まだ何とも言えません」とちゃん。「無関係ってことはないでしょう?」と江本。これ、ちゃんは「犯人はある程度絞れ込めます」と言って、篠崎は仕事中に抵抗した様子が無かったことから、犯人は顔見知りの可能性が高い、と考えた。

更にちゃんは、江本がさっきからノートに何かを書き続けていることを尋ねた。すると「創作メモ」と言って江本がちゃんに見せる。(その中には「松山刑事黒すぎ!!」「銭形、岡本あずさ似」というのも書かれていた。(前者だけちゃんは声を出して読んでいた...))

開場まであと1時間、警備のことを確かめているちゃんと松山さんだったが、突然悲鳴が聞こえてきた。で、声のした方に走っていく2人。中江の楽屋前の廊下に警備の警官が殴られて倒れていた。また、楽屋の中では中江が左腕を押さえていて、側にナイフが落ちていた。ちゃんが「大丈夫ですか?」と駆け寄ると、「今、犯人が...」と廊下の方を指差す中江。で、松山さんが廊下を見ると。何者かが走って逃げていった。で、「待て!」と言うことで後を追ったちゃんと松山さん。

エレベーターが下に向かっていることから、ちゃんは携帯で「会場封鎖。誰も外に出さないで下さい」と指示の連絡を入れ、階段で下に下りる。が、ロビーには人っ子一人いなかった。出入り口は封鎖したので犯人は中にいるはず、というちゃんだった。

その時、女の悲鳴がして、何かが転落した音がした。「何だ?」と松山さん。「外です」とちゃん。で、2人は外に走っていった。すると、そこには先ほどは知って逃げていった犯人が倒れていて、それは江本であり、屋上から転落死したようだった。で、ちゃんは「響く、悪の鼓動」(Aパートはここまで。経過時間は13分半を少し過ぎたところということで、Bパートは12分弱になります。)

中江と話をするちゃんと松山さん。犯人が江本だったと確かめる中江に、中江を襲ったナイフから江本の指紋が出たと告る松山さん。すると中江は、篠崎が林田賞を受賞してから急に2人の仲が急に悪くなったと証言する。で、江本は篠崎殺害を企てた、と語る松山さん。更に、中江が襲われたのは、美脚連の3人が狙われていると思わせるためで、脅迫状も江本が出したものと推理した。そして計画を進めるが失敗し、逃げられないと思って屋上から飛び降りた、と結論を出した松山さんは「今回の事件は解決です」と告げた。

松山さんは3人の内2人がいなくなったということで「今日のライヴ、中止ですよね」と中江に尋ねた。が、中江は「いいえ、例え1人になっても歌います」と返した。

江本の楽屋に移動したちゃんと松山さん。ちゃんは松山さんの推理に納得できず、考えていた。篠崎の時と中江の時の襲った方法が違っているということから、疑問があった。しかし、松山さんは「殺人犯は頭の中混乱している」と言い、江本のノートを開く。それを見ていたちゃんは、ノートが変だと言うことに気づき、「貸して下さい」と言ってノートを手にして調べる。すると、破られているページがあった。さっき見た時はこんな跡はなかったと言うちゃんはノートをパラパラとめくるが、破かれたページは挟まれていなかった。で、部屋のゴミ箱、続いて部屋にある衣装、鞄、棚なども調べるが、やはり破られたページは何処にも無かった。松山さんは「それと事件とどう関係があるんだよ?」と尋ねるが、ちゃんはそれには答えず、ノートをじっくり見て、考える。まもなく、閃くと「そうか、そういうことか」から「謎は解けたよワトソンくん

中江はステージ衣装を来て、鏡に映った自分の姿を見るとほくそ笑んでいた。そんな所にドアがノックされた音がして、ちゃんと松山さんがやってきた。中江の衣装を見たちゃんは「素敵な衣装ですね」と言う。「ありがとう」と返す中江にちゃんは「でも、ステージには上がれないと思います。篠崎さんと江本さんを殺害したのはあなたですね」と言った。これに「何言ってるのよ」と言う中江だったが、ちゃんは推理を語る。

中江は2人の仲が悪かったことを利用して、江本に篠崎殺害を持ちかけた。で、共謀して篠崎を殺害した。脅迫状は捜査の目を外部に向けさせるカムフラージュだったが、ちゃんが「顔見知りの犯行」と言い出したことから、外部の犯行に見せかけるために一芝居打った。マスクをした江本が(部屋の外にいる)警官を気絶させた。中江は江本の指紋の付いたナイフで自分の腕を切って悲鳴を上げた。で、ちゃんたちが駆けつけてくると、江本が走って逃げていった。で、エレベーターに乗ったフリをして屋上に向かい、ちゃんたちは下に向かった。中江と江本は屋上で合流するように打合せをしていて、屋上で中江は江本を突き落として全ての罪を着せた。「違いますか?」とちゃんが問うと「全て想像ですね。何か証拠があるんですか?」と冷静に返す中江。すると松山さんがスーツの内ポケットから証拠を取り出して見せ、ちゃんが説明する。

江本はノートに何でも記す癖があり、破られたページには計画の一部始終が記されていた。すると中江は「そのメモはニセモノよ」と言って顔を背けた。するとちゃんは「あれ、これがニセモノだということは、本物があることをご存知なんですか」と問い糾す。すると振り返った中江は「誘導尋問ですか。それが警察のやり方なの」と反発する。ちゃんはそれに構わずに推理を語り続ける。江本の控え室を訪れた中江は計画を話して聴かせた。江本はそれをノートに書き止めた。が、中江は証拠になるからと言ってそのページを破って証拠隠滅した。

これを聴いた中江は笑いだし「自分で何を言ってるか分かってるの?あなたの推理が正しければ、そのメモはやっぱりニセモノじゃないの」と言い、ちゃんの顔を睨むように見て「警察官の証拠の捏造。首が飛ぶだけじゃ済みませんよ」と言う。が、ちゃんは何も返さなかった。で、「そろそろ時間ですので失礼します」と言った中江はちゃんの前から去っていこうとした。

そこに心臓の鼓動音が届いてきた。荒野から太陽が昇り、ハート型になると、ちゃんのサックスからハートマークが飛ぶ。「命長けりゃ恥多し。…命の重みを感じなさい」からストラップが飛び、大きくなったハートが中江を押しつぶした。ストラップをちゃんが引くと上半身が起き上がる中江。立ち上がると「何をするんですか」と言う。

ちゃんが中江の側に歩いてきて「残念ですが、この証拠は本物です」と言い、江本の筆圧によって下のページに残された文字を再現したものであって、筆跡鑑定の結果、本人のものということで、この証拠は本物、と告げた。そして最後に「何かご質問は?」と問う。すると「ありません」と言って中江は観念して目をそらした。

松山さんが殺害動機を尋ねると。中江は、歌を歌うのは16年ぶりで、再びステージに立てる日が来るとは思わなかった。が、ステージに立つのなら3人ひとまとめではなく、1人だけで立ちたかった。そのために2人を殺害したのだった。そしてちゃんに「この気持ちが分かるかしら?」と問う。「分かりません」と答えると「それはまだあなたが若い証拠よ」と返した。で、松山さんが中江に手錠を掛けて逮捕した。それを見ていたちゃんは切なさを感じていた。

事件解決後、ちゃんは一人で自転車を押しながら、ゆっくりと歩いていた。そこに松山さんがやってくる。美脚連のライヴは中止になり、スタッフが困り果てて頭を抱えている。困った人を見ていると放っておけないということで、ちゃんが得意のサックス、松山さんがギターを弾いて、「アホな」柴田さんを呼んで、「ケータイバンド」と言うのを提案する。これにちゃんは「松山さんが歌いたいだけじゃないですか?」と問い返す。それを否定して「お前が歌えばいいんだよ、レオタード姿なんかで...」と言うが、そんなことに興味のないちゃんは、自転車にまたがってこぎ出していた。それに気づいた松山さんは「ステージが俺たちを待ってるぞ」と叫ぶが、ちゃんは自転車を停めて振り返ると「宿題があるから帰りま~す」と言い、続けて「松山さんもいい年なんだから、あんまり無理しちゃダメですよ」と言うと笑顔を見せていた。

そして最後に、黒バックにテロップで「この物語はフィクションです 登場した脚本家の皆さんは 本当は・・・いい人です」と出ました。

次回は「交響曲第28番多聞調 作品194≪ボム≫ ~世界ペア音楽祭爆弾予告事件」という物語です。製作発表的機に、台詞を全て楽器の演奏で、と言っていた物語です。楽器の演奏で台詞を伝えるというのはなかなか面白そうですね。

楽器とはいえないものの、音で台詞を伝えるというのは、横山ホットブラザーズがノコギリを使っての「お~ま~え~は、あ~ほ~か」と言うネタや『荒城の月』というものがあるが、サックスやギターがどういう風に表現するのかは楽しみですね。(これを思うと、横山ホットブラザーズにも登場して貰いたいと思うところです。→これに近いネタでも入っていたら、より楽しくなるんですけどね...まあ、東京製作だったら無理のような気がしますけど...)

鑑識メモ」:今回も柴田さんの登場はここだけでした。軽装で肩から鑑識課の制服を掛けて眼鏡を掛けている柴田さんがいつものようにご挨拶。「どうも、柴田です」と言うと「鑑識メモ!」と叫んで体操選手が着地を決めたときのようなポーズをして両手を上に広げる。で、やや早口で語り始める。「健康のために松山さんは毎日歩くそうです。私柴田には鑑識体操があります。ではみなさん、ご一緒に」と言うと、「♪鑑識体操 1 2 3」と歌いながら、鑑識体操を始める。で、腰を回したところでボキッと言う音がして「やっちゃったか...」と言うと蟹歩きのように横歩きで去っていきました。(→「鑑識体操」をやって腰がボキッというのは、これまでにも登場しているだけに、少しは違うことをしないと...)本編に登場しないということで、適当に間に合わせたという印象だけが残り、面白くありませんでした。

この後は、ちゃんによる着ボイスDLのお知らせで終了でした。(週遅れの再放送では流れるが、地上波放送ではカットというのは当たり前でしょうね...)

銭形命」の偶数話は第2話を除いて出来が今一つなのだが、今回も偶数話ということで、期待していなかったのだが、そういう結果になっていました。1人だけ学芸会レベルがいたが、さっさと殺してしまうことで対処したというのは、一応工夫したということになりますけどね。

それにしても、ライヴの開演時間が近いのに、客が集まっている様子が全く描かれていなかったが、ロビーに下りてきたら、売店があるとか、列になって待っている観客がいるのが自然である。が、その気配が全く無かったというのは実に不自然でした。まあ、誰も美脚連のライヴには来ない、と考えれば、自然なことと解釈できますけど...

それにしても、偶数話の出来がこうも悪いと、実はありがたいことが実現する。BS-TBSやBS-hiなどのBSデジタルの先行局はDRモードで録画すると、1層BDには約160分、2層BDには約321分の録画が可能である。(「銭形命」全13話は約348分で、6話をDRモードで録画すると約160分となり、1層BD1枚に入る。が、全13話となると1層2枚、または2層1枚には1話が溢れてしまう。)が、偶数話がこうも酷いとなると、偶数話の録画モードを落とすと、全13話(約348分)が1枚の2層BDに収まることが可能になる。(1層×2枚も時間的には可能であるが、話数順にとなるとNGとなる。)ということで、「銭形命」は2層BD-Rの1枚に綺麗に収めることに決定です。「ナビ」が無かったということが、逆に幸いしたということになりました。

 

ケータイ刑事マニアルBOOK〈2〉

ケータイ刑事マニアルBOOK〈2〉

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2009/08
  • メディア: 単行本

↓16年前にリリースされたCDです。

Deux couleurs

  • アーティスト: 中江有里,横山武,PROJECT MOONLIGHT CAFE,真名杏樹,中島みゆき,松本俊明,水谷公生,福田裕彦,萩田光雄,山川恵津子
  • 出版社/メーカー: BMGビクター
  • 発売日: 1993/05/21
  • メディア: CD

見つめてほしいの

  • アーティスト: 中江有里,PROJECT MOONLIGHT CAFE,天野真澄,萩田光男,福田裕彦
  • 出版社/メーカー: BMGビクター
  • 発売日: 1993/05/08
  • メディア: CD

 

↓こちらは17年前になります。

メモワール

  • アーティスト: 中江有里,青木せい子,来生えつこ,吉元由美,飛鳥涼,萩田光男,瀬尾一三,羽田一郎
  • 出版社/メーカー: BMGビクター
  • 発売日: 1992/05/21
  • メディア: CD

真夏の楽園

  • アーティスト: 中江有里,松井五郎,岩本正樹
  • 出版社/メーカー: BMGビクター
  • 発売日: 1992/07/22
  • メディア: CD

ままならぬ想い

  • アーティスト: 中江有里,来生えつこ,ゲイリー・テムキン,漣健児,萩田光男
  • 出版社/メーカー: BMGビクター
  • 発売日: 1992/04/08
  • メディア: CD

風の姿

  • アーティスト: 中江有里,中島みゆき,松井五郎,山川恵津子,岩本正樹
  • 出版社/メーカー: BMGビクター
  • 発売日: 1992/11/21
  • メディア: CD

 

↓18年前になります。

花をください

  • アーティスト: 中江有里
  • 出版社/メーカー: 株式会社BMG JAPAN
  • 発売日: 1991/10/21
  • メディア: CD


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