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STEVE MILLER BAND『THE JOKER』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1973年に発表された彼らの8枚目のアルバムであって、初の全米No.1シングルを生み、彼らがアメリカを代表するバンドになったアルバムである。Billboardでは最高位2位を記録し、1974年の年間アルバム・チャートでは39位にランクインする大ヒットになった。

収録曲は以下の全9曲である。『Sugar Babe』『Mary Lou』『Shu Ba Da Du Ma Ma Ma Ma』『Your Cash Ain't Nothin' But Trash』『The Joker』『The Lovin' Cup』『Come On In My Kitchen』『Evil』『Something To Believe In』。

この中からシングル・カットされたのは全部で4曲である。『Your Cash Ain't Nothin' But Trash』『The Joker』『Shu Ba Da Du Ma Ma Ma Ma』『Evil』の4曲であるのだが、2nd.シングルの『The Joker』が1週だけだったがBillboardで1位を獲得し、1974年の年間シングル・チャートでは40位にランクインする大ヒットとなっている。(彼らは3曲の全米No.1ソング(本アルバムの『The Joker』と、1976年の『Rock'n Me』、1982年の『Abracadabra』)を放っているが、1曲目の全米No.1ソングである。)

お薦め曲は、言うまでもなく彼らの代表曲の1つである『The Joker』、シングル曲からは『Shu Ba Da Du Ma Ma Ma Ma』と『Evil』を、それ以外からは『Sugar Babe』と『Come On In My Kitchen』をピックアップしておく。

ブルース・バンドとして知られている彼らであるが、本アルバムでは様々な側面を見せていて、ブルース系の曲からポップ・テイストが散りばめられた曲、ロック色を強くした曲など、バラエティに富んだ内容となっている。イメージとしてはブルースの匂いがする彼らであるが、本アルバムのような様々な所があると、聴いていても面白く感じられる所である。

本アルバムでブレイクした彼らは、'70's中期から後半にはヒット作を連発して黄金期に突入することになるのだが、本アルバムはその黄金にを呼び込むことになったアルバムであるだけに、しっかりと聴いておきたい所である。但し、'82年の全米No.1ソングの『Abracadabra』とは随分と雰囲気が違っているので、'80'sの彼らのサウンドから入った方には戸惑いがあるかも...

 

Joker

Joker

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Capitol
  • 発売日: 1991/12/16
  • メディア: CD


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SINCEROS『SOUND OF SUNBATHING』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1979年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。ロンドン出身の彼らはニュー・ウェーブの波に乗って登場し、コンサート活動を中心にしたバンドである。ライヴ活動は精力的に行っていたものの、レコード・セールスの方は今一つであったが、当時のイギリスの音楽シーンは実に元気であって、活きの良いサウンドが次々登場した時期であった。彼らのサウンドもポップな所があって、聴きやすい部類のサウンドであった。

収録曲は以下の全10曲である。『I Still Miss You』『Quick Quick Slow』『My Little Letter』『Hanging On Too Long』『Worlds Apart』『Take Me To Your Leader』『Little White Lie』『Break Her Heart』『So They Know』『Good Luck (To You)』。

尚、US盤では、収録曲は同じであるが、曲順が全く異なっている。

この中からシングル・カットされたのは2曲である。1st.シングルは『Take Me To Your Leader』、2nd.シングルは『Worlds Apart』であるが、特に大きなヒットにはなっていない。

お薦め曲は、シングル曲でもある『Take Me To Your Leader』と『Worlds Apart』、それ以外からは『My Little Letter』と『Break Her Heart』をピックアップしておく。

ポップなサウンドであるものの、ニュー・ウェーブ系のバンドであることもあって、普通のポップなものではなく、ロック色が出ているサウンドである。(ポップスではなくて「パワーポップ」と行った方が当を得ていますね。)また、ニューウェーブ系であるものの、何処かに'70'sサウンドらしい色が出ていて、これが不思議な雰囲気を出している。

大きなヒットに成らなかったことで、バンドとしても'81年に解散することになって、長続きしていないのだが、アルバムの方は本アルバムを含めて3枚を発表していて、結構面白いサウンドを作り出している。ということで、コアなUKロック・ファンであれば、一度は聴いておくべきバンドの一つとして、デビュー・アルバムをお薦めしておくことにする。(USロック・ファンには向いていない...)

 

Sound of Sunbathing

Sound of Sunbathing

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Cherry Red
  • 発売日: 2009/06/23
  • メディア: CD


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ケータイ刑事銭形零16話(2nd.3話)[裏ネタ編]PART 11 [ケータイ刑事]

銭形零」の第16話(2nd.3話)「時限爆弾装置の解除キーを探せ!? ~銭形零探偵団VS怪人六面相事件」の「裏ネタ編」の増補は今回限りです。で、五代さんは腕時計が零ちゃんからのこれと言っていたことから「サプライズ」について、銀田一が五代さんに言った「フリスビー」について、音楽室と家庭科室の隣との間にこれがあったということから「中庭」について、校長先生がこれを口にしたことから「偶然」について、「鑑識メモ」で柴田さんが小学校時代に呼ばれていたということから「縦笛」について、「貴公子」について記します。尚、「偶然」については「・10話[裏ネタ編]PART 5」で、「縦笛」については「・11話[裏ネタ編]PART 3」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/3/23付です。)

サプライズ」:元々の意味は「驚き」であるが、不意に相手を驚かせるためのイベントの計画のこと、及びその催しのことを言う。

但し、最近ではイベントの席では何らかのサプライズ企画が用意されているというのがお約束になっているため、本来の意味での「サプライズ」ということが少なくなってしまっているのも事実である。(が、イベントでは、サプライズが用意されていた場合は、それを知らなかったふりをして、びっくりするというのもお約束になっているだけに...)

英語では「Surprise」、ドイツ語では「Überraschung」、フランス語では「Surprise」、イタリア語では「Sorpresa」、スペイン語では「Sorpresa」、ポルトガル語では「Surpresa」、中国語では「驚喜」と言う。

フリスビー」:直径が10インチ程度(25cm程度)のプラスチック製の円盤であって、屋外で投げ合って遊ぶ遊具である。勢いを付けて回転させて投げると浮力が得られるような形状をしているので、以外と遠くまで飛ばすことが出来る。また、屋外では風の影響も受けるのは言うまでもない。

現在は競技としても成立しているが、「フリスビー」という商品名は商標登録されているため、競技名としては「フライングディスク」と呼ばれる。
起源は1940年代のアメリカ・イェール大学の学生たちが、パイ焼き用の皿を投げて遊んだこととされている。最初は金属製であったが、1948年にプラスチック製に改良されて商品化された。その後、1955年にワーム・オー社が買収し、世界に発売された。(「フリスビー(Frisbee)」はワーム・オー社の登録商標である。)

日本でも1970年代に大ブームとなっているが、その後は犬に対して投げて、犬がそれを追って口でくわえるようにキャッチするという「フリスビードッグ」という競技が生まれていて、そちらの方が広く知られている。

銀田一は、「この場から外して、表で勝手に遊んでいろ」と言うことを言ったのでした。

商標であるため、英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語では「Frisbee」と言うが、一般名詞としては英語では「Flying disc」、中国語では「飛盤」と言う。

中庭」:建物に囲まれて屋根のないある場所であって、庭として、または広場として利用される場所のことを言う。また、「内庭」という言い方もある。

歴史は古く、紀元前30世紀頃の古代都市に既に登場している。当時は都市を城壁で囲むということが行われていて、その囲いの中にあるものの、建築物の外部空間として、様々な用途に利用されていた。また、王宮などでは敷地を城壁で囲むが、当然のことながら建築物と建築物の間の空間に庭園などが造られ、中庭として発展していくことになる。

その一方で、庶民の住宅では、一軒一軒が個別に調理場を有していると、当時は薪を用いていたこともあって、煙の問題もあって大きな窓が作られたが、それが発展して言って屋根のない居住空間となり、中庭に発展して行った。

現在では、特に庭園になっていなくても、建物と建物の間にある屋根のない空間のことは「中庭」と言うようになっている。

英語では「Courtyard」、ドイツ語では「Hof」、フランス語では「Cour」、イタリア語では「Cortile」、スペイン語では「Patio」、ポルトガル語では「Pátio」、中国語では「裡院」と言う。

偶然」:何の因果関係もなく、予期していない事象が起こることをいう。または、「たまたま」という副詞の意味もある。更にこの言葉は「必然」と対極にある言葉(反対語)でもある。

この言葉は哲学の世界でも使われる言葉であって、「必然(必然性)」という言葉の定義に応じて、その反対語として用いられるため、様々な意味を持つことになる言葉でもある。

意味としては、「たまたま」「はからずも」「まぐれ」「出会い頭」というがある。これらは、ある方向に進む因果関係に対して、それとは全く異なる方向を持つ別の因果関係が交錯している場合に、それぞれの因果関係は独立しているにも関わらず、2つの交錯する点で2つの事象が出くわすことが起こった場合のように、発生する確率の低い事象が起こったレアケースのことを指す。(「滅多に起こらないこと」が起こった場合に使われることが多い。)

また、数学の世界に於いては、確率論では「偶然」という概念が根底にあるものである。(例えば、サイコロを振って「1」が出るのも「6」が出るのも1/6の確率の偶然である。→イカサマ・サイコロで特定の目が出るように細工したサイコロでは、その特定の目が出ることが「必然」であるため、確率論は成立しないことになる。)

また、ギャンブルなどの賭事は、基本的に「偶然」によって結果が支配されているものである。(但し、胴元が儲かるような掛金の再配分率になっていますが...)宝くじもまた同様である。

英語では「Contingency」、ドイツ語では「Zufall」、フランス語では「Contingence」、イタリア語では「Contingenza」、スペイン語では「Contingencia」、ポルトガル語では「Contingência」、中国語では「偶然」と言う。

縦笛」:「リコーダー」ということもある。口の前で縦向きに構え、息を吹き込んで演奏する笛の総称である。基本はエアーリード(無簧)であって木管楽器に含まれるものである。(現在では金管楽器というものも希にある。)木管楽器であることから、使われる素材は木である。使用される木としては、メープル、洋梨、つげという比較的柔らかい木質の木から、紫檀や黒檀などの固い木質の木まで幅広い。これは、木質が音質と関連していて、音色の違いがあるためである。尚、柔らかい木質を素材として使ったリコーダーはアンサンブル用として、堅い木質を素材として使ったリコーダーは独奏用に用いられることが多いという傾向がある。

また、現代ではプラスチックなどの樹脂を素材としたリコーダーも存在している。(それでも「木管楽器」である。)樹脂製であるため、量産性に優れていて、しかも大量生産によるコストダウンの影響もあるため、日本では小学校の音楽教育で広く採用されている楽器となっている。→縦笛と比較される横笛(代表的な楽器としては「フルート」がある。)では、息を吹き込む際にちょっとしたコツが必要であるのだが、縦笛では特にコツはなく、簡単に演奏することが出来るものである。しかも、構造もシンプルであるため、大量生産しやすいこともあって安価なことも小学校で広く用いられる理由の一つである。それ以外の理由としては、安価であり大量生産されていることから、数が不足すると言うことがないという供給面で安定していること、簡単な構造であって丈夫であること、弦楽器のような音の調整を行う必要がない、などである。

縦笛の仲間としては、各種リコーダー(小学校の音楽の授業で使うリコーダーは主にソプラノ・リコーダーである。)、クラリネット、尺八などがある。

歴史は古く、楽器ではなくホイッスルの類としての笛は古代から存在していた。楽器としての記録があるのは中世になってからである。当時は一般的に使用されていた楽器であった。そしてルネサンス期には盛んに用いられるようになる。また、その頃には、現在のフルートなどの「横笛」が「縦笛」を横に持って使う楽器として派生している。

バロック期になると、現在使われているリコーダーの形となって完成し、バロック音楽でも重要な楽器となる。しかし、リコーダーは音量が小さいこと、音量の強弱がそのままピッチに影響すること、発音が容易であるが音色の表情をつけにくい、ということから次第に敬遠されるようになって、横笛(フルート)にその座を奪われていくことになる。(現在でも、古典音楽は別であるが、バロック期後期以降の楽曲を演奏するオーケストラでは、フルートなどの横笛は当然のように使われているが、リコーダーは殆ど使われていない。クラリネットであれば使われていますが...)

尚、音孔の開け方にはバロック式とジャーマン式の2種類が存在する。以前古くから存在したものはバロック式であり、20世紀の初頭、ハ長調の運指が少し容易になるように、教育用として開発されたのがジャーマン式である。(名前の通り、ドイツで開発、利用されたものである。)

日本でも両者が存在しているが、小学校で使われるのはジャーマン式が圧倒的に多い。(まずは簡単に演奏するということなのでしょうね。)ジャーマン式ではハ長調以外の音(シャープやフラットの音)を出すのが困難であるため、リコーダー奏者の間で使われるのはバロック式のみというのが実情である。また、高音域となると発する音が安定しないということもある。実際、小学校でジャーマン式のリコーダーを使っても、音楽部でリコーダーを使うとなるとバロック式が使われるのが一般的である。→ジャーマン式では2オクターブぐらいの音域しか無いが、バロック式では2.5オクターブから3オクターブほどの音域がある。(但し、それだけ運指も難しくなります。)

そのため、小学校の音楽の授業で使用するリコーダーは、完全に入門者用といった位置づけのものである。が、ジャーマン式/バロック式という違いがあることは殆ど教えられないこともあって、リコーダーは入門者向けの楽器、ひいては玩具の楽器というような扱いがされているのも事実である。

英語では「Recorder」、ドイツ語では「Kassettenrecorder」、フランス語では「Enregistreur」、イタリア語では「Archivista」、スペイン語では「Registrador」、ポルトガル語では「Registrador」、中国語では「豎笛」と言う。

貴公子」:身分の高い家の年若い男子のこと、または、容貌や風采が優れていて気品の高い男子のことを言う。一般的には貴族の子弟の事を指すが、将来が有望な若手(男子)のことをその分野に於ける貴公子、と言うことがある。

柴田太郎さんは鑑識一家の柴田家のお坊ちゃまということだったのですね...

英語では「Young Nobleman」、ドイツ語では「Aristokratisch-Sehender Mann」、フランス語では「Homme Aristocratique-Regardant」、イタリア語では「Uomo che Aristocratico-Guarda」、スペイン語では「Hombre Aristocrático-Pareciendo」、ポルトガル語では「Homem Aristocrático-Olhando」、中国語では「貴公子」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

人を喜ばせるということ―だからサプライズがやめられない (中公新書ラクレ)

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  • 作者: 小山 薫堂
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2009/04
  • メディア: 新書
サプライズプレゼント―大切な人を喜ばせる贈り物集

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  • 作者: 篠原 一貴
  • 出版社/メーカー: ロコモーションパブリッシング
  • 発売日: 2007/10/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
犬といっしょにフリスビーであそぼう!

犬といっしょにフリスビーであそぼう!

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: マリン企画
  • 発売日: 2004/05
  • メディア: 単行本
フリスビードッグ―ベーシックスキルから競技会まで

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  • 作者: ピーター ブルーム
  • 出版社/メーカー: ペットライフ社
  • 発売日: 1995/04
  • メディア: 単行本
フライングディスクをやってみよう―アルティメットの基礎と応用

フライングディスクをやってみよう―アルティメットの基礎と応用

  • 作者: James Studarus
  • 出版社/メーカー: ナップ
  • 発売日: 2008/06
  • メディア: 単行本
ドッヂビー235 クロスビーム

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  • 出版社/メーカー: ラングスジャパン
  • メディア: おもちゃ&ホビー
フライングディスク (犬・ドック フリスビー)青(小)

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  • 出版社/メーカー: (株)エスティイー
  • メディア: その他
パリの中庭型家屋と都市空間―19世紀の市街地形成

パリの中庭型家屋と都市空間―19世紀の市街地形成

  • 作者: 鈴木 隆
  • 出版社/メーカー: 中央公論美術出版
  • 発売日: 2005/02
  • メディア: 単行本
偶然とは何か――その積極的意味 (岩波新書)

偶然とは何か――その積極的意味 (岩波新書)

  • 作者: 竹内 啓
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2010/09/18
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小さな指に優しいリコーダー指導―小学3~6年生 (教育技術MOOK)

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  • 作者: 北村 俊彦
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2005/03
  • メディア: 単行本
NHK趣味悠々 ドレミからはじめよう! リコーダーで奏でる懐かしのオールディーズ

NHK趣味悠々 ドレミからはじめよう! リコーダーで奏でる懐かしのオールディーズ

  • 作者: 日本放送協会
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2009/09/25
  • メディア: ムック
日本の伝承玩具 TT-03 たて笛

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  • 出版社/メーカー: ディンギー
  • メディア: おもちゃ&ホビー
リコーダー アンティークブラス キーホルダー

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  • 出版社/メーカー: aimgifts
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木製リコーダー 1801-9

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  • 出版社/メーカー: 河合楽器製作所
  • メディア: おもちゃ&ホビー

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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その211) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「料理店(レストラン)」です。取り上げる物語は、「ケータイ刑事」からは「・18話」、「007」からは「黄金銃を持つ男」です。

ケータイ刑事」:「・18話」。「走れ、五代! ~銭形愛誘拐事件」という物語。ちゃんが犯人に拉致されて。色々と連れ回されるという物語である。「ケータイ刑事」では1つの物語で場所を移動するという物語が少ないだけに、この物語は珍しい物語である。尚、銭形が誘拐されて連れ回されると言う物語では「・2nd.16話」と「・2nd.8話」があるが、これらは今回取り上げる物語のバリエーションの物語である。

ヘロインの取引が行われると言うことで現場に向かったちゃん。しかし、五代さんは頭が痛いということでサボろうとして、現場に現れなかった。物陰から様子を見ていたちゃんだったが、取引終了後に犯人の鬼塚と福本に見つかり、そのまま拉致されてしまった。が、鬼塚たちはまだ別の取引があるということで、ちゃんを連れ回すことになる。

五代さんが現場に到着した時には、既に鬼塚たちは消えていて、ちゃんの自転車が残されていただけだった。その状況から、柴田さんは、ちゃんが誘拐されたと察知した。隙を見て携帯で五代さんに連絡をするちゃんだったが、話が噛み合わない。ちゃんのヒントを五代さんが誤解するが、偶然にも五代さんの珍推理が的中すると言うことを繰り返し、お台場、日比谷を経てちゃんがやってきたのが青山にあるロシア人が経営するタイ料理店だった。(ちゃんは「青山」と伝えたつもりだったが、五代さんの珍推理は「ロシア人が経営するタイ料理店」と解釈し、偶然ながらも的中することになった。)

最後の取引を終えた鬼塚と福本は、ちゃんの始末を考えた。で、「東京湾に沈める」と言うことを鬼塚が口にした。これに福本が「こんなに可愛いのに...」ということで反対し、ちゃんも反対した。すると鬼塚は「好きにしろ」と言った。すると福本は彼女にする、と言った。しかしちゃんはこれを断った。すると切れた福本は、ちゃんを「東京湾に沈める」と言った。

慌てたちゃんは「もっと綺麗な沖縄やエーゲ海にして欲しい」と言ったが、「バイカル湖」と鬼塚。そしてこの店のコックで、ロシア人であるが、バンコク生まれのチェンマイ育ちの男を呼んだ。男は手に包丁を持って現れた。そしてちゃんに迫ってくる。ちゃんは何とか時間を稼ごうとしてなぞなぞを出すが、鬼塚はそれをあっさりと答え、「観念しろ」ということになる。流石のちゃんも、絶体絶命と感じ、「五代さん、助けて!」と叫んだ。

その時、五代さんが(格好良く)現れた。で、ちゃんは無事に助けられることになった。五代さんは(いつもはちゃんがするように)口上を口にすると、豆を撒いた。で、ロシア人のコックは撃退された。鬼塚と福本は形勢逆転でヤバイと感じると、逃げることにした。

柴田さんから携帯電話を受け取ったちゃんは、逃げた鬼塚と福本を直ぐに追った。で、2人の前に立ち塞がると、口上を語り、ストラップを投げて2人を拘束して逮捕した。

かなり強引な所があるものの、兎に角この物語に登場したのはタイ料理の店である。また、コックがバンコク生まれというのも無理矢理という感じがしないでもないが、五代さんの珍推理に繋ぐ力業でもあるが、「ケータイ刑事」らしい発想である。(が、これが「007」と共通点を持つことになってしまうのですから、驚くべき所である。)

007」:「黄金銃を持つ男」。1974年のシリーズ第9作であって、3代目ボンドの第2作である。シリーズで2度目となる東洋を舞台とした物語であって、香港、マカオ、タイなどを舞台としている。「007」シリーズでは、複数の土地を移動していくという物語は当たり前であるが、「007は二度死ぬ」と同様にシリーズの中では雰囲気が違う作品となっている。

スカラマンガから黄金の銃弾を送りつけられたボンドは、香港での諜報活動の後、バンコクに入る。そして、地元・バンコクの実業家であるハイファットと接触をした。この時、ボンドは、スカラマンガは正体は謎であって顔が知られていないと言うことと、第3の乳頭を持っているというスカラマンガの身体的な特徴を利用して、スカラマンガに化けて接触した。しかしハイファットは本物のスカラマンガと接触していたこともあって、大きく動揺した。で、弱気になって、スカラマンガと接触したことを後悔しして、スカラマンガとの決別を決めた。しかし、それを聴いたスカラマンガは黄金銃を組み立てて、ハイファットを射殺していた。

そんなことになっているとは知らないボンドは、その夜、バンコクにあるタイ料理店に入っていった。そこではミス・グッドナイト(=ボンドガール)が待っていた。ボンドはグッドナイトを誘うような言葉を口にする。更に、ワイン(1974年産の「プーヤック」という銘柄だった。)で、乾杯もした。

ボンドは、「今夜はすることが無い」とグッドナイトに言うが、グッドナイトは「暇つぶしのつきあいは嫌」と言うと、席を立って帰ってしまった。ボンドは、グッドナイトと乾杯したワインを口にしたものの、料理を食べた様子はなかった。(テーブルに料理は出ていなかった。)

ホテルに戻ったボンドだったが、部屋に誰かいる事に気づいて警戒する。人影はボンドの方に迫ってくるが、それはグッドナイトだった。やはり一人では寂しいということで、ボンドの部屋に忍び込んだのだった。で、一夜を共にということになるが、神様はそんなことを許さなかった。何と、ミス・アンダースがボンドの下にやってきたのだった。(アンダースは、ボンドに黄金の銃弾を送り、スカラマンガから助けて欲しいと言うことをボンドに伝えたのだった。)で、ソレックスを譲り受ける交渉を成立させた。

タイ・バンコクに滞在したボンドが現地料理の店に行くことは自然なことである。かなり大規模な店であって、客席は数百人が入れるのは明かで、野外にも広がる広い店である。また、現地・タイの民族舞踊のショーも行われている料理店である。そうなると、当然、数多くのコックが雇われているのは言うまでもなく、(数十人は雇われていないと、とてもじゃないが、店を運営できないのは明らかである。)よって、現地・バンコク出身のコックがいるのは当然と考えられる。

共通点は、様々な種類の料理店がある中で、共に「タイ料理」の店であったということ、そして(推測が入っているものの)コックにはバンコク出身の人物がいること、そして、主人公(銭形/ボンド)はそのタイ料理店では何も食べていないということである。更に、主人公とその店に一緒にいた人物(「ケータイ刑事」では拉致した犯人の鬼塚と福本、「007」では待ち合わせていたミス・グッドナイト)は主人公よりも先にその店から出て行った(「ケータイ刑事」では逃げて行った、「007」では怒って帰って行った)ということである。

相違点は、「ケータイ刑事」では銭形を拉致した犯人(鬼塚と福本)連れられてタイ料理店に連れて行かれたので、主人公(銭形)は自分の意思でタイ料理店に行ったのではないが、「007」ではグッドナイトと待ち合わせをしていて、ボンドが自らの意思でタイ料理店に行ったということである。また、「ケータイ刑事」では主人公が「助けて!」と願ったことが叶ったが、「007」では主人公が願ったミス・グッドナイトを夜のお相手に誘った願いが(当初は)叶わなかったということも相違点と言うことができる。(但し、物語のオーラスでは、ボンドとミス・グッドナイトはベッドインしているので、最終的には主人公のタイ料理店で願った事が叶ったことになるので、このことに関しては「共通点」と言うことも出来ますが...)

次回も「ある物」をテーマとして記す予定です。何が登場するのかはお楽しみに。

 

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

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