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RITA COOLIDGE『ALL TIME HIGH』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1993年にリリースされたベスト盤であり、タイトルは1983年の映画「007/OCTOPUSSY」の主題歌として使われたシングル曲のものである。収録されているのは長い彼女のキャリアを一応は網羅しているものの、カヴァー曲も収録されているということから、'70'sサウンドがお好きな方には親しみやすいものとしてまとめられている。全体的にはポップ調の曲であるが、優しい彼女のボーカルによってとてもいい雰囲気を出している曲ばかりであり、じっくりと聴き込みたくなる粒ぞろいの秀作が集まっている。

収録されているのは以下の14曲である。『We're All Alone』『I Don't Want To Talk About It』『Loving Arms』『Closer You Get』『You're So Fine』『(Your Love Has Lifted Me) Higher And Higher』『Way You Do The Things You Do』『All Time High』『We've Got Tonite』『Wishin' And Hopin'』『You』『One Fine Day』『I'd Rather Leave While I'm In Love』『Words』。

1曲目の『We're All Alone』は、BOZ SCAGGSの大ヒット曲のカヴァーであるが、女性であるRITAが歌うと、BOZとは違った優しい雰囲気が出ていて、名曲が違った魂を持って甦っている。(やはり「名曲はいつの時代でも名曲である」ということを感じる。)また、本ベスト盤のアルバム・タイトルにもなっている『All Time High』は、心に染み渡るメロディアスな曲でもあり、味のある一曲である。その他、いずれの曲も、じっくりと聴かせてくれる。特に、全米2位まで上昇した1977年のヒット曲(1977年のBillboard年間シングル・チャートでは8位にランクインしている)である『(Your Love Has Lifted Me) Higher And Higher』は、やはり心に響く名曲であると言うことも再認識することになる。

彼女のようにキャリアが長くなると、1枚のベスト盤ではどうしても全てのヒット曲をピックアップしようとすると無理が出てくるが、本アルバムもその例外にならずに消化不良といった所があるが、そういう方には2枚組のベスト盤や、時期を絞ったベスト盤もリリースされているので、そちらをお薦めする。しかし、本ベスト盤でも最低限といった所は抑えてあるので、入門者と、'70's('80'sになってからリリースされた曲も多いですが...)の雰囲気を味わいたいというボーカル好きの方にはよろしいかと... じっくりと聴き込んでください。

 

All Time High

All Time High

  • アーティスト: Rita Coolidge
  • 出版社/メーカー: Spectrum
  • 発売日: 1993/05
  • メディア: CD

↑UK盤 |(ジャケットが違います)|日本版 ↓

ALL TIME HIGH

ALL TIME HIGH

  • アーティスト: リタ・クーリッジ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルインターナショナル
  • 発売日: 1994/11/02
  • メディア: CD


ROXY MUSIC『MANIFESTO』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1979年に発表されたものである。前作から3年半のブランクを置いて、また、解散宣言をしていたので、本作は復帰作と言うことにもなる。本アルバムはセールス的には伸びなかったものの、ある意味ではかつてのROXYらしいサウンドを奏でているアルバムではある。しかし、ブランクの間に時代が変化したことに戸惑いを感じているということを感じてしまう作品でもある。(何せ、本アルバムが発表された時期といえば、世界的なディスコ・サウンドのブームの真っ直中である。)

収録されている曲は以下の10曲である。『Manifesto』『Trash』『Angel Eyes』『Still Falls The Rain』『Stronger Through The Years』『Ain't That So』『My Little Girl』『Dance Away』『Cry, Cry, Cry』『Spin Me Round』。

この中で、ROXYらしさを感じるのが、頭からの3曲である『Manifesto』『Trash』『Angel Eyes』と続く所である。(一応、3曲と言うことになっているが、この3曲は一つの曲の第一楽章、第二楽章、第三楽章という感じがする一つのものという感じがする。→それぞれ、曲調が異なっているが、だからこそ第一、第二、第三楽章なのである。)そして、それらを締めくくる形となるラストに収録されている『Spin Me Round』が切々と奏でていて優しく静かに幕を下ろす所はドラマティックである。

本作についての一般的な評価は、「可もなく不可もなし」と言ったような冷めたことが言われているが、本作は隠れた傑作という位置づけで語られることが多いアルバムである。(早い話、評価が二分されているということでもある。)その判断はリスナーがそれぞれ行えばいいことであり、そのためにも本アルバムは聴いてもらいたいアルバムである。尚、本アルバム・タイトルの『Manifesto』とは、ここ数年、政治の世界でよく使われるようになったあの単語である。(つまり、復帰したROXYの活動目標を宣言したということでもある。)

 

Manifesto

Manifesto

  • アーティスト: Roxy Music
  • 出版社/メーカー: Virgin
  • 発売日: 2000/03/14
  • メディア: CD


ケータイ刑事銭形泪26話(2nd.13話) [ケータイ刑事]

BS-iの再放送も、いよいよ第2クールの最後となった。次回からは第3クールに突入と言うことで、そうなると泪ちゃんの制服が夏服に替わる。「銭形泪」での夏服というのは、これまでの「ケー刑事」はずっと冬服であっただけに、これは画期的なことでした。(尚、次の物語は「ケー刑事」シリーズにおける最高傑作であるあの「ミュージカル編」(前編)です。)ということで、今回は冬服・泪ちゃんの最後の姿となる物語である。(劇場版でも夏服でしたからね...)また、こういう節目の物語となると、物語のスケールが大きくなり、ドラマとしての見せ場もたっぷりとある。そして今回は「・1st.13話」に登場した海王星団の再登場となった。(「海王星団」はこの後の「・2nd.22話」にも登場します。当然、荒畑任五郎も再登場する。)と同時に、今回の物語は、黒川芽以さん黒ハートの演技力が爆発!という物語でもあります。(やっぱり、「」と「」は演技の点でもしっかりと見せてくれる作品ですね。)物語は「さよなら、柴田さん ~無差別爆破事件」ということで、何やら「別れ」を感じさせるタイトルとなっているが、そういうことにはなっていませんよ。

ところで、毎週土曜に放送中の「銭形雷」が2nd.シリーズに突入し、そちらに高村さんがカムバックしたので、日曜の再放送である「銭形泪」と共に高村さんが大活躍ということになりました。(また、雷ちゃんも夏服に袖を通したので、次回からは両方の作品とも制服が「夏服」ということになり、時期を考えたらピッタリということになる。→こういう季節感という要素って、結構気になるものです。)また、「銭形雷」の方は、「双方向番組」ということで、データ放送によってクイズが出題されているが、再放送である「銭形泪」の方はそれは行われていないので、これについては記しようがない。(本放送の時には行われていました。)まあ、これは当然のことではありますが... それではいつものように、長文&今更ながらのネタバレ有りで行きます。

(今回の物語は、節目の物語でもあり、密度が高いことから)いきなり「警視庁から入電中」。事件は、港区赤坂のあじさい公園で爆破予告事件が発生、爆破予告時刻は本日の正午であった。ということで、「直ちに現場に急行せよ」。ということで、現場には多くの警官たちがいて、爆弾を必死になって探している。泪ちゃんと高村さんも当然のことながらその中にいる。が、「何処にも見当たらないなぁ」と高村さん。それを受けて泪ちゃんはポケットから携帯を取り出して現在時刻を確認する。(そういえば、泪ちゃんは腕時計は使っておらず、時刻を確認する時はいつも携帯ですね。で、現在時刻は「6/28[月]11:58」ということで「あと2分で予告時間です」と泪ちゃん。で、顔を見合わせる泪ちゃんと高村さん。→筆者も数年前から「腕時計」をはめたことがなく、泪ちゃんと同様に携帯で時間を確認しています。自動巻/主導でゼンマイを巻かなければならない腕時計はともかく、それ以外の腕時計は、おそらく電池切れとなって現在は止まっていると思います。(確認してみようかなぁ、と思います。)でも、どうせ使わないのだから、電池交換はしない。)

そこに「発見!」という声がした。声の主は柴田さんであり、落ち着いた様子で爆弾を手にしている。で、泪ちゃんたちをはじめ、警官たちが柴田さんの元に集まってくる。「まれに見るミニミニサイズの爆弾だね」と余裕を浮かべる柴田さん。(爆弾の大きさは数センチ角で携帯電話よりも遙かに小さいものであった。)泪ちゃんは「かわいい!」と言って、携帯でその爆弾の写真を撮る。(でも、この写真撮影は遊びではなく、状況写真ということで、これは大事なことです。)爆発までの残り時間は1分40秒を割ったところであった。高村さんが「爆弾処理班を」と指示を出すが、「必要ないね」と柴田さんは言い「こんな玩具みたいな爆弾、簡単に処理できる」と自信を持っていて、自分で処理を行おうとする。「大丈夫ですか、柴田さん」と心配げな泪ちゃんに「任せて、泪ちゃん」と自信たっぷりの柴田さん。でも「手先、器用に見えないけど...」と高村さんは言うも、これは無視して爆弾の処理を始める柴田さんでした。

配線のリード線を次々と切っていく柴田さんに「凄い。手際良いですね、柴田さん」と泪ちゃんも安心して笑顔で見守っている。するとご機嫌な柴田さんは「警視庁のゴッドハンドと呼ばれているからね」と言い、残り1本を切れば作業終了というところになった。で、最後の1本となった赤いリード線を切断した。その時、爆発までの残り時間は30秒となっていた。が、その後も「29、28、27、26、…」とカウントダウンは止まらずに続いていた。で「おいおい、ちょっと...」と慌てる柴田さん。そして爆弾を振ったりしてみるが、カウントダウンはいっこうに止まらず、表情が変わり「ええっ?#$%&???」と狼狽えるばかり。残り時間も10秒をきったこともあり、泪ちゃんが「爆発しちゃいますよ」、高村さんが「逃げろ!」と言うと、みんなは一斉に柴田さんから逃げ出す。で、柴田さんも周りをキョロキョロと見渡すと、爆弾をその場に残して逃げだし、泪ちゃん、高村さんの横に身を屈めてて爆発に備える。で、正午になり、爆弾は爆発!(一応、小さな爆発音がして、煙が出ますが、花火が上がったようなものでした。)泪ちゃんたちは爆発に巻き込まれることはなく無事であり、起きあがると、爆発した方向に目を移す三人。

「今のが爆発?」と泪ちゃん、「人騒がせな...」と高村さん、「まったくだ」とそれに同意する柴田さん。が、高村さんはその言葉を受けると柴田さんをにらみつける。「人騒がせはお前だ、柴田!」とお怒りモードになり、立ち上がると「もっとデカイ爆弾だったら、俺たちはこの世にいないんだぞ!」と真剣に柴田さんに怒りをぶつける高村さん。そして柴田さんとの間でにらみ合いが始まる。直ぐに泪ちゃんが間に入って「まあ、まあいいじゃないですか、怪我人もほら出なかったんだし...」と高村さんを宥める泪ちゃん。が、その言葉を無視して「鑑識がしゃしゃり出るからこんなことになる」と高村さんは怒りながらまくし立てる。すると「鑑識をバカにするな!」と柴田さんも反撃に出る。で、二人のにらみ合いが続く。そんな二人の表情を見た泪ちゃんは二人の間で「うぇ~んたらーっ(汗)」と得意の作戦に出て「喧嘩なんかしたら、いや~だ~、うぇ~んたらーっ(汗)」。が「俺は鑑識を警察官と認めん!」と続ける高村さんの前に、泪ちゃんの嘘泣きたらーっ(汗)は全く通用せず、それを悟った泪ちゃんは嘘泣きたらーっ(汗)を止める。(さりげなく高村さんの顔を見る泪ちゃんの表情がまた良い味を出しています。)が、高村さんの言葉に怒り心頭となった柴田さんは拳を握りしめてワナワナ~。その表情に「柴田さん」と宥めようとする泪ちゃんだったが、「失礼!」という言葉を残すと柴田さんはその場から去っていきました。直ぐに「柴田さん!」と声を掛ける泪ちゃんだったが、柴田さんには通じませんでした。で、ため息をついた泪ちゃんは「高村さん、言いすぎですよ」と言うも「僕は思ったことをストレートに言っちゃうからさ。ロス帰りだから...」と高村さん。(まあ、アメリカ人はストレートな表現をすると言いますが...)で、泪ちゃんも仕方ないなぁと言う表情をする。(こうなると、感情表現が豊かな泪ちゃんの百面相を楽しむことにもなります。)が、「でも、誰が爆弾なんか...?」と考える所は、やっぱり泪ちゃんは責任感のある警視正だということを感じさせてくれます。すると、そこに一人の警官が「失礼します」と言って泪ちゃんの所にやってくると、茂みの奥にあったということで、ビデオテープを泪ちゃんに手渡す。そのテープの背には「警察諸君へ」という文字が書かれていた。で、泪ちゃんと高村さんは警視庁に戻ることにする。

警視庁、早速ビデオテープの再生を始める泪ちゃん。でも、大きな騒ぎになったのに、泪ちゃんと高村さんの二人たげで見るというのはどうして?(いや、これは報告する前にとりあえず目を通そうということなのでしょうか?)再生が始まると、いきなり「警察諸君に告ぐ」とタイトルが出る。(が、これは紙に書かれたものである。)次いで、それがめくられると、地球や星、ロケットにUFOが書かれた絵が出る。で、高村さんが「何これ?紙芝居?」と言うが、まさにそう、紙芝居風である。が、泪ちゃんはそれには反応せず、テレビ画面に集中して見ている。画面は、その絵から引いて、全身黒ずくめの男の画面となる。(何か、劇場版にも登場した「キング・アンドリウ」というような感じもしないではない。ひょっとしたら、ここからキング・アンドリウということを考えたのでしょうか、(おじいちゃまは?))すると「我々は、秘密結社・海王星団である」と名乗る。すると、泪ちゃんは「海王星団」と言葉を漏らすが、高村さんは「何それ?」と尋ねる。で、泪ちゃんが「要人暗殺を企て、国家転覆を狙うテロリスト集団です」と説明してくれる。(そりゃあそうですよね、泪ちゃんは海王星団によって冤罪事件に巻き込まれたのですし、泪ちゃんの活躍があったからこそ首謀者を逮捕出来たのですからね。→「・1st.13話」)

ビデオの再生は続く。黒いイカのような姿のその男は、先ほどの爆破はデモンストレーションだと言い、都内某所に1万倍規模の爆弾を仕掛けたことを告げる。更に、(逮捕された)荒畑任五郎の釈放を要求し、タイムリミットは明日の正午、釈放場所は荒畑本人が指示する。また、要求がのまれない場合は、(爆弾が爆発して)罪無き多くの民間人が星くずとなって消えるだろう... ということで、犯行声明と要求を告げるものだったことが分かる。で、泪ちゃんが現在時間を確認すると、「6/28[月]12:32」ということだった。で、「残り23時間半」ということを確認した泪ちゃんですが、今回はいつも以上に「正義の味方」といった感じがします。一方、高村さんは「ところで荒畑って言うのは誰なの?」と尋ねるが、高村さんは知らないのだから、これはこれで当然ですよね。で「海王星団の首謀者です」と親切に答えてくれる泪ちゃんでした。(今は刑務所にいることもちゃんと話す泪ちゃんです。)

刑務所、荒畑が牢の中にいるのに、ロープで椅子に縛り付けられ、両手も縛られ、指先までもが自由にならないように縛られている。(これって完全に映画「羊たちの沈黙」のレクター博士と同じである。→こういう所はやっぱり「ケー刑事」ですね、意識しています。)泪ちゃんと高村さんが荒畑に面会しにやってきた。泪ちゃんの姿を見ると「これはこれは銭形警視正、また会えて嬉しいよ」と荒畑は言う。が、泪ちゃんはきりっとした顔つきで荒畑をじっと見ているだけで、言葉を返さない。続けて「そちらのダンディは相棒の刑事さんかな?」と言う荒畑に「警視庁捜査一課、高村です」と名乗る高村さん。「ヨロシク、これでも元は警視庁の参事官だ」と答える荒畑。(そうでしたね。これについては「・1st.13話」を見たらしっヵりと分かることです。)すると泪ちゃんが「海王星団があなたの釈放を要求してきました。無差別爆破テロと引き替えに」と、ここに来た理由を語る。が荒畑は「待たされてよ、全く無能な部下たちだ」と、こうなることは分かっていた様子でいる。「残党は何処だ?」と高村さんが問うが、これには一切答えない荒畑は「さっさと釈放したまえ」と言う。しかし「まだ時間はあります。絶対に阻止して見せます」と泪ちゃんは強い口調で荒畑に言う。(この泪ちゃんの力強い言葉は本当に迫力満点です。今回の泪ちゃん、例えば映画「ダイ・ハード」をはじめとするアクション映画のヒーローのような頼もしさがあります。)

早速、爆弾を探している泪ちゃんと高村さん。そこはあるビルの地下のゴミ集積場であった。(どうしてここで探しているの?)が爆弾は見つからない。泪ちゃんはまたも携帯で時間を確認する。現在の時間は「6/28[月]21:06」であった。泪ちゃんは再び黙々と爆弾を探そうとするが、その時「泪ちゃん」という柴田さんの声がする。振り向いた泪ちゃんの所に歩み寄ってくる柴田さん。「聴いたよ、僕も探す。諦めないで頑張ろう」という柴田さんだったが、「また君か」と、高村さんが絡んでくる。そして「邪魔だけはするなよ」と柴田さんに注意を与えるように言うが「僕だって必死に...」と意地になる柴田さん。しかし「鑑識は呼ばれた時だけ来ればいい」と高村さんが言うと、再び二人はにらみ合いになる。泪ちゃんは二人の顔色をうかがうものの、流石の泪ちゃんも今の高村さんと柴田さんの険悪なムードを打ち消すようなことを口を出すことが出来ないでいる。そこに、泪ちゃんの携帯に着信を知らせる呼び出し音がする。(着メロでもなく、普通の電子音による呼び出し音です。)その電話は公安の公安(きみやす)警部補からだった。(そう、「・1st.13話」をはじめ、影ながら泪ちゃん(銭形姉妹)を守ってきたあの○○公安さんである。(苗字である「○○」は「・2nd.22話」で判明します。))「爆弾は見つかったんですか?」と尋ねる泪ちゃんだったが、そうではなかった。海王星団に脅迫されて爆弾を無理矢理作らされた男が保護を求めて警視庁に電話をしてきたということだった。が、電話の途中で悲鳴と共に消えてしまい、今頃は星くずになっているかと...ということだった。ただ、爆弾を仕掛けた場所のヒントだけは残してくれた、ということで、「警視庁にお戻り下さい」と告げる。で、泪ちゃんは警視庁に戻ることにした。

警視庁に戻った泪ちゃん。公安(きみやす)警部補が渡した紙には「船着場には土星の木々。海王星の中には地球。地球の中には水星と太陽・・・」と書かれてあった。(当然、泪ちゃんがちゃんと声を出して読んでくれます。)が、意味が分からない。「おそらくは海王星団の暗号でしょう」と公安。情報部員が総出で解読に当たっているが、全く成果なしと言う。(こんなことで、警視庁大丈夫なの?)で「僕らで解読しよう」と高村さん。それに「はい」と答える泪ちゃん。ですが、この方がよっぽど信頼できます。

時計の針は夜10時を回っていた。更に時間が流れ、日付が変わり0時半を過ぎた。(こんな時間に現役高校生の泪ちゃんが警視庁で働いていていいのでしょうか?でも、泪ちゃんは警視正ですし、事態が事態ですし... でも、法を守るのが警察でもありますし...)ホワイトボードに、先ほどの文章に出てきた星を書いた泪ちゃん。そして推理を口にする。(しばらくは勉強コーナーでもあります。)「土星の半径は60268km、海王星は24764km」と言う泪ちゃん。(一の位の数字まで覚える必要は無いでしょうが、それぞれ地球の10倍弱、約4倍ということは覚えておきましょう。)「暗記しているの?」と尋ねる高村さんに、「はい、私、IQ180ですから」と言う泪ちゃん。(でも、暗記していることとIQとは関係ないと思うのですが...)これに、笑いながら「僕とそう変わらない」と言う高村さんですが、(このIQネタの続きは「・2nd.20話」をお楽しみに。)泪ちゃんが「じゃあ地球の半径は?」と尋ねると「インチじゃないとちょっと分からない...」と誤魔化しました。(零ちゃんだったら、パパパッと換算してくれるでしょうね。で、計算してみましたが、約2億5100万インチとなりました。→2.5億インチということで良いでしょう。)で、「地球は6378km、水星が2439km、そして太陽が697000km」と一気に数字を口にする泪ちゃん。(尚、地球を1とした時、太陽は約109というのは一般常識です。)で、これらの星の大きさから、「海王星の中に地球は入るし、地球の中に水星も入る。でも、どう頑張っても地球の中に太陽は入りませんよね」と言う泪ちゃん。(「いれちゃうと燃えちゃうしね」という高村さんのボケは、深夜で疲れている(?)ということで無視した泪ちゃんでした。)で「大きさは関係ないってことかなぁ」と、色々と考える泪ちゃんです。(こうして色々と考えるとなると、やはり幅広い知識が必要となります。→しっかりと雑学の知識も勉強しましょう!)

すると、高村さんが「銭形くん、君は物事を難解に見すぎるんだよ」と高村さんが口にする。これに「えっ?」と泪ちゃん。「もっとおおらかに、単純明快でしょう」と高村さんが続けると「だから?」と尋ねる泪ちゃん。すると高村さんは「土星、海王星、地球、水星、太陽、これみんな何?「星」でしょう」ということで、「星」がたくさんある所、つまり「プラネタリウム」に爆弾はある、という結論でした。これに「ん~」と首をかしげる泪ちゃんでしたが、こういう場合は万一ということもあると言うことは泪ちゃんは分かっていました。(でも、この通りにプラネタリウムに爆弾があったら、高村さんの頭脳は警視庁の情報部よりも優秀ということになりますね。で、二階級特進ぐらい望める?)

既に辺りは明るくなっていた。携帯で報告を受ける泪ちゃん。「都内のプラネタリウム、どこからも爆弾は発見されなかったようです」ということで、やはり高村さんの推理はこういうものでした。「おかしいなぁ?」という高村さんですが、泪ちゃんはこうなると予め分かっていたようでした。でため息をつく泪ちゃんは、またも携帯で時間を確認する。「6/29[火]6:12」だった。(ということは、現役高校生の泪ちゃん、徹夜勤務ですね。いや、その前の爆弾事件からずっと働いているということで、(最低でも18時間以上続く)長時間労働にもなっている。成人しているのならばともかく、現役女子高生・17歳の泪ちゃんにこんなことさせていいのでしょうか?)「あと6時間」と口にする泪ちゃんですが、決して諦めるということはなく、絶対に解決するんだ、という強い意志を感じ、「正義の味方」というオーラを放っています。

再び刑務所にやってきた泪ちゃんと高村さん。荒畑の牢の前に立つ二人。二人の姿を見ると荒畑は「午前11時、そろそろ来ると思っていたよ」と言い、不敵な笑いをする。泪ちゃんはちょっと悔しそうな表情をするも、しかし諦めてはおらず、何とかするんだ、という強い決意をここでも感じます。(この辺りも黒川さんの上手さもあります。)そして、少しすると刑務所から1台のボックスが出てくる。その車の一番後ろの席には、荒畑を真ん中にして泪ちゃんと高村さんが荒畑を挟むようにして乗っている。「行き先は?」と尋ねる高村さんに「とりあえず真っ直ぐだ」と荒畑。で、「真っ直ぐ頼む」と言う高村さんの指示で、車は走り出す。(この護送車のナンバーは「品川800 さ 20-81」ということで「ケー刑事」ではお馴染みの「28」という数字が直接ではないものの、それを構成する「2」と「8」はしっかりと含まれています。)

車は街中を走っている。(「ケー刑事」で動いている車の中のシーンというのは実に珍しいことです。基本的には「ケー刑事」シリーズではNGなんですが、ここまで傑作を続出させた「銭形泪」だからこそ許されたのでしょうか...)荒畑に行き先を尋ねる泪ちゃんだったが「言えば警官が先回りするだろう」と言って、荒畑は答えない。これに続けた「爆弾は何処だ?」という高村さんの質問にも「私は知らない、着いたら部下に聴きたまえ」という調子であった。それを聴いている泪ちゃんは悔しそうな表情をしているものの、決して諦めてはおらず、一発逆転を狙って何処かにヒントがないかを掴もうとした鋭い目をしています。で、携帯を取りだして時間を確認する泪ちゃん、現在時刻は「6/29[火]11:25」になった所だった。荒畑は「今日は記念すべき日になる」と言って高笑いを始め「今日を海王星記念日と名付けよう」と口にすると、「手始めに物事の名称を変えることから始めよう」と続け、「この世のありとあらゆるものに惑星の名前を付けるんだ」と言って上機嫌になる。これに「惑星の名前?」と泪ちゃん。「水金地火木土天、…」と残り二つが出てこない高村さんは「何だっけ?」と尋ねるが、「海冥。たった10個なんですから、それぐらい覚えてくださいよ」と言う泪ちゃん。(高村さんを庇う訳ではないですが、最後の2つに詰まるというのは、覚えていないというのではなく、実はもっと別の理由があります。というのは、1979年~1999年の間は、「水金地火木土天海冥」ではなく「水金地火木土天冥海」となっていたからであり、「水…海冥/冥海」ということを混乱している世代が存在するのである。これは、冥王星の公転軌道の離心率が高く、その軌道の一部が海王星の公転軌道内に入っていますが、1979~1999年はちょうど内側に入っていた時期であり、「水…冥海」という教育も一部ではされていました。ただ、高村さんの年齢ではなく、現在だと20代後半から40歳に乗る手前の人たちの間では、「期間限定」とはいうもののどっちだった?という混乱があるのもまた事実なのです。)

が「10個」といった所に何かを感じた泪ちゃんは、目を閉じて考えると「潤む、悪の雫」。そして目を開くと、絶対に解決するんだという強い意志を感じる鋭い目つきとなる。(こうなると、もはや刑事ではなく、完全に「正義の味方」と言った方が正しい表現になる。)そうしていると、荒畑が「ここでいい、止めたまえ」と言う。で、車は廃工場に前に止まる。停車したことで降りようと腰を上げる高村さんだったが「ちょっと待ってください。高村さん、地図あります?」と泪ちゃん。すると、ドアポケットに入っていた地図(「全東京」)を取って泪ちゃんに渡す高村さん。直ぐに地図を広げて調べる泪ちゃんに「何してるんだ、時間がなくなるぞ」という荒畑だったが、そんな声は一切気にしない泪ちゃんは調べることを続ける。そして「あった!」と言うと「ここって、港区六本木8丁目10番地ですよね」と確認する泪ちゃん。「だと思うよ」と高村さんが言うと、「やっぱり」と泪ちゃんは自信を持ち「謎は解けたよ、ワトソンくん

廃工場に入っていく泪ちゃん。その後を、荒畑を確保しながら高村さんがついてくる。で、「何してる、銭形くん?」と尋ねるが泪ちゃんは「高村さんも探して下さい」と言う。「何を?」という高村さんに「爆弾です」と泪ちゃん。すると「こんな所にあるわけないだろう。手錠を外せ」と荒畑は言う。しかし「いいえ、爆弾はここに仕掛けられています」と言い、ポケットから「船着場…」と書かれた爆弾の在処のヒントが書かれたメモを荒畑に見せる泪ちゃんは「あなたなら分かりますよね、この意味が」と言う。荒畑にはその意味が分かったようだったが、高村さんは分からない。で、「どういうこと?」と尋ねる高村さん。すると泪ちゃんは説明を始めてくれる。太陽系の惑星は全部で10個。(この物語が放送されたのは2004年のこと。2005年に太陽系第10番惑星発見ということが発表されたが、この物語の放送時点ではまだ発見されていませんでした。でも、本当に10番目の惑星なのかは確認中であり、(2006年の時点では)まだ最終的な結論は出ていません。しかし、太陽は「惑星」ではなく「恒星」なんですけど...)それを利用して、海王星団は惑星の名前を数字として使っていた。(つまり、「太水金地火木土天海冥」は「0123456789」に対応する、ということ。)で、これをメモに当てはめると、そこに書かれていた数字は「6810」、また、「船着場」というのは「港→港区」、「土星の木々」→六本木、海王星、水星、太陽で「8-10」ということで、この場所に爆弾が仕掛けられていると泪ちゃん。(でも、この泪ちゃんの言葉だったら「地球」が抜けているのですが...(「港区六本木8丁目3番10号」となるはずです。→尚、「銭形泪」の別の物語で、誰も気づかなかった脚本上の不備(台詞の矛盾点)を見抜いたことがある黒川さん黒ハートですが、今回はそこまで気づかなかったようですね。でも、そういう所に気づくというのはストーリーを完全に理解していないと出来ないだけに、一度でもそれがある黒川さん黒ハートはやはり凄い!))

荒畑は「何故だ?」と声を荒げて尋ねるが、泪ちゃんは冷静に答えてくれる。「海王星団の本当の狙いは、あなたの釈放ではなくあなたを抹殺することだった」これに高村さんが「組織を守るための口封じ」と続ける。が、荒畑は取り乱して「そんなぁ...」と言うが、ロープで縛られたままの状態で突然外に走り出して行ってしまう。「銭形くん」と高村さんが言うと、泪ちゃんは一つ頷いてから荒畑の後を追う。荒畑は閉ざされた入口の鉄の門を必死で開けようとするが、重くて動かない。そこに泪の雫たらーっ(汗)が落ちてきて、荒畑の額に落ちる。続いてストラップが飛んできて、赤い網に変わり、荒畑を捕らえる。「泪の裏には悪の影。まんまと泣かせたつもりでも、最後はあんたが泣く番よ。…」いつもの泪ちゃんの口上が決まり、「私の泪で溺れなさい!」で確保へ。で、この時倒された荒畑は、地面に落ちていた大きな缶に頭をぶつけて気絶してしまいました。(でも考えたら、今回の物語では、荒畑は特に何もしていないのですが...→荒畑を保護したということですね。)で、「銭形くん、時間がないぞ」と高村さんが言う。携帯で時間を確認する泪ちゃんだったが、「6/29[火]11:46」ということで、「あと15分」と泪ちゃん。(正確には「あと14分」なんですが...→いつもなら細かいことを言う泪ちゃんですが、それだけ事態は重くなっていると言うことですね。)

で、廃工場の中を必死になって爆弾を探す泪ちゃんと高村さん。そうしていると、高村さんが「あった!」と爆弾を発見する。直ぐに駆け寄ってくる泪ちゃん。確かに大きな爆弾があり、カウントダウンしている数字は「12:59」から減っている。(あと13分を割った所です。)で、「どうする?爆発処理班も間に合わない」と高村さん。流石の泪ちゃんもどうしたらいいのか途方に暮れてしまうが、そこに柴田さんが現れる。「どうしてここに?」と尋ねる泪ちゃんに「車の後ろに隠れていた」と柴田さん。そして「見せて、僕が解体する」と言うと、爆弾の処理を始める。

カウントダウンの数字は残り10分を切ったところだった。解体処理を始めた柴田さんを見守る泪ちゃんは「どうですか?柴田さん」と声を掛けるが、柴田さんの手は何か迷いがあるようだった。何も答えない柴田さんを見て「こいつには無理だ。あんな玩具も解体できなかったんだ」と言う高村さんだったが「私は、柴田さんを信じます」と泪ちゃん。(こういう所は泪ちゃんの人柄がそのまま出ています。)が、その言葉に解体作業の手が止まり、泪ちゃんを見る柴田さんは「泪ちゃん...」と言うも、泪ちゃんの目が信じている、ということを強く言っていることから、柴田さんは意を新たにして解体作業を再開する。そして、配線のリード線を次々と切っていく。残り時間と同様に、繋がっているリード線の本数も減ってくるが、そうなるにつれて柴田さんの作業が遅くなってくる。どれを切ったらいいのか、迷いがあるようだった。で「柴田さん」と再び声を掛ける泪ちゃん。が、高村さんは「やっぱり無理だ...」と言う。が、柴田さんは手にしていたニッパを内ポケットにしまうと、深呼吸をしてから「大丈夫です」と言うと、素早く高村さんのポケットから手錠を奪い、高村さん泪ちゃんを鉄骨の柱を間に通して手錠で繋いでしまう。そして爆弾を抱えてその場から走り去ってしまう。必死で「柴田さん」という泪ちゃんの声も届かず走り去ってしまったことから「とにかく手錠、高村さん、何とかして」と泪ちゃんの言葉に、銃を手にした高村さんは、手錠の鎖を銃で撃ち、柴田の後を追う。

柴田さんはある建屋の2階にやってきた。そんな柴田さんの携帯に着信が。それは泪ちゃんからの通話だった。(と同時に、ここからが「ぴかぴか(新しい)芸術品」の黒川芽以さん黒ハートの泣きの演技の神髄が発揮されます。)「どこ、今どこにいるの?柴田さん」と泪ちゃんが問いかける。(こういう芝居になると、黒川芽以さん黒ハート、いよいよ本領発揮で止まらなくなります。)それに「僕だって警察官だ。大丈夫、ここならば、万一爆発しても心配ない」と強いことを言う柴田。泪ちゃんは(本物の)涙たらーっ(汗)を流しながら「柴田さんが死んじゃったら、意味無いじゃない!」と、両目から大粒の涙たらーっ(汗)を流す泪ちゃんに「さようなら、泪ちゃん。泣かないで」と言い、敬礼をする柴田さんは電話を切ってしまう。泪ちゃんは「柴田さん、柴田.さん...」と泪たらーっ(汗)が止まらない。そんな泪ちゃんに「行くぞ、銭形くん」と高村さんは「僕に任して」と告げる。

爆発までの残り時間はあと2分ちょっと。(ここからは「部長刑事」も真っ青のハートフルなドラマが展開される。とにかくこの場面は「ケータイ刑事」シリーズでももっとも厚い信頼で繋がっていることが出ている所で、「大傑作・銭形泪」の中でも秀逸です。)三角座りをしている柴田さんは解体作業が進まないで、ついには神様に祈るように十字を切り、意を決したようにリード線を切ろうとする。が、そこに「待って!」と泪ちゃんの声が響いた。泪ちゃんと高村さんが駆けつけてきた。その姿を見ると、立ち上がった柴田さんは「どうして?」と尋ねる。「高村さんが教えてくれたんです。ここにいるって」と泪ちゃん。それに続いて高村さんが「何を隠そう、ここは昔、僕が華麗な銃撃戦の末、犯人を逮捕した記念すべき場所だ」と言い、壁にある銃弾の後をさして「この壁、僕の銃弾の跡だ」と説明する。そして、柴田さんの元に歩み寄ると「柴田くん、僕が間違っていた。君は素晴らしい警察官だ。心から敬意を表するよ」と言うと敬礼をする高村さん。これには泣き崩れようとなり、何も言葉を返せない柴田さん。そこに泪ちゃんも歩み寄ってくると、柴田さんの頭をなでながら「柴田さん、泣かないで」と泪ちゃん。(なんか、大きな心を持った母親のような感じのする泪ちゃんです。)で、改めて爆弾のカウンターに目を移すと、1分を切ったところだった。で、柴田さんの手から爆弾を受け取った泪ちゃんは、それを床に置くと膝を突き「確率は1/3」と言う。「助かる可能性は低いってわけだ」と高村さん。しかし「大丈夫、こっちには3倍の勇気があるんだから」とこんな状態でも健気に笑顔を見せる泪ちゃん。は「そうでしょう」と言い、高村さん、柴田さんの顔をじっと見る。これには二人とも頷くだけ。で、柴田さんからニッパを受け取った泪ちゃんは、覚悟を決めていた。右手にニッパを握る泪ちゃんの手に、高村さんは左手、柴田さんは右手を重ね合わせる。そして三人の間に無言の目による言葉が駆けめぐる。で泪ちゃんが爆弾の最後のリード線を切ろうとする。残っているのは「白」「赤」「青」のリード線である。(この3色のリード線って、そう言えばこの後の「劇場版」でもこの3色のリード線でしたね。)残り時間は30秒と少し。最初に泪ちゃんは「赤」を切ろうとする。が、ニッパを「白」に移動させる泪ちゃん。更に「青」に移動させる。やはりことの重要性が分かっている泪ちゃんであるだけに、迷いがあるようです。が、次の瞬間、泪ちゃんは「海王星の色は?」と問う。これに「ブルー」と答える柴田さん。(高村さんは何も言わない。)で、目を閉じた泪ちゃんは「」のリード線をニッパで挟み、決断した。目を開けると青のリード線を切断した。

次の瞬間、残り時間は「1秒」で止まった爆弾を中心に、泪ちゃん、高村さん、柴田さんが頭を爆弾の方に向けて、3方向に広がるように寝ころんでいた。「生きているって素晴らしい。ライフ・イズ・ワンダフル」と高村さんの(ここでは流暢ではない)和製英語が響く。「しかり」とこれに続く柴田さん。が、泪ちゃんは「何か、気が抜けたらお腹空いちゃった」と漏らす。すると「僕も」と柴田さん、「ミー・トゥー」と高村さん。すると、これを受けた泪ちゃんは「じゃあ、何か食べに行きましょうよ」と言い起きあがる。そして「もちろん、高村さんの奢りで」と言うことを忘れない。柴田さんも続いて起きあがると「大賛成」と言うが「何で僕なの?」と高村さん。これに泪ちゃんは「だって、爆弾を止めたのは、私と」と言い、柴田さんが直ぐに「僕」と続ける。そして泪ちゃんが「高村さんは何の役にも立ってなかったし...」と言うと、柴田さんと揃えて「ね~」。が「僕は気合いを入れたよ、気合いを」と言うも、「私、お寿司がいい、大トロ!」と泪ちゃん、柴田さんが「僕、活きの良いネタ見分けまっせ」と続くと、立ち上がる。高村さんは財布の中身を見ると「今月もエステに行けない」とぼやくと「ウエイト!」と言い立ち上がる。が既に泪ちゃんと柴田さんは「ウニ!」「アワビ!」とお寿司で盛り上がっている。高村さんは自棄になり「OK、何でも奢ろう!」と言うと、泪ちゃんは拍手、柴田さんは万歳から拍手へ。そして三人は揃えて拳を突き上げて、「イェィ!」(泪ちゃんは笑顔でした。)→高村さんも「奢る」といっちゃったけど、こういう活躍をしたら、金一封が出るということにでも気づいたのでしょうかねぇ...?でも、今回の泪ちゃんは「お寿司」とは言いましたが「回らないお寿司」とは言っていません。高村さんはそのことに気がつき、「回るお寿司」に行ったのでしょうか?

それにしても、今回の物語はスリルとサスペンス、人情物語、信頼のドラマと、実に見所満載でした。(これだから「銭形泪」のクオリティは本物であり、「シリーズ最高傑作」と言われるのです。)

鑑識メモ。「手に汗握る展開でした」と柴田さんが自画自賛しているが、彼がいる所は牢の中であり、しかも手錠が掛けられている。「正直、爆弾を持ち去った時にはもの凄く後悔しました」と言っているが、泪ちゃんに慰めてもらったこと、高村さんと仲直りしてお寿司をごちそうになったということで、「結果オーライ」と言って笑っている。そこに看守さんが「高村さんからデザートの差し入れです」と言ってイチゴのショートケーキが手渡される。が、両手には手錠、しかも格子越しということで、変な持ち方をした柴田さんは、そのケーキを口に運ぶことが出来ず、「やっぱりこういう人なんだ...」とぼやいている。が、これは持ち方が悪いだけのことですよ。(それぐらい、しっかりと考えましょう)

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/02/25
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/06/24
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/10/22
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 プレミアム・エディション

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 プレミアム・エディション

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/08/25
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 スタンダード・エディション

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 スタンダード・エディション

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/08/25
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 (HD-DVD)

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 (HD-DVD)

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/08/25
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2003/05/22
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/04/23
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/12/23
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/01/27
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック

  • アーティスト: サントラ, ナミ&チヨ
  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
  • 発売日: 2006/02/01
  • メディア: CD
ヒコーキ雲

ヒコーキ雲

  • アーティスト: 黒川芽以, 丹羽多聞アンドリウ, 遠藤浩二, 沢田聖子, 林有三
  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
  • 発売日: 2006/02/01
  • メディア: CD
↓次回からは、黒川さんが歌うこちらがOP主題歌になります。
泪の海

泪の海

  • アーティスト: 黒川芽以, 丹羽多聞アンドリウ, 遠藤浩二, ASSASSIN, 古澤衛
  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
  • 発売日: 2005/04/20
  • メディア: CD
 
↓高村さんが言う「華麗なる銃撃戦」というのはこれに出てくることでしょうね。(これから発売になります。)

華麗なる刑事 VOL.1

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2006/09/06
  • メディア: DVD
 
 
↓「ゴッドハンド」ということで。
ゴッドハンド輝 (1)

とりあえず代表と言うことで...

ゴッドハンド輝 (1)

  • 作者: 天碕 莞爾, 山本 航暉
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/04
  • メディア: 文庫

大山倍達を信じよ―ゴッドハンド本紀

  • 作者: 平岡 正明
  • 出版社/メーカー: 秀英書房
  • 発売日: 1994/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

GOD HAND ゴッドハンド [少年向け:コミックセット]

  • 作者: 能條純一
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • メディア: コミック
ゴッドハンド

ゴッドハンド

  • 作者: 足立 尚計
  • 出版社/メーカー: 新風舎
  • 発売日: 2003/03
  • メディア: 単行本
 
↓「荒畑任五郎」の(名前の)モデルは当然これです。
警部補 古畑任三郎 1st DVD-BOX

警部補 古畑任三郎 1st DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2003/12/17
  • メディア: DVD
古畑任三郎 2nd season DVD-BOX

古畑任三郎 2nd season DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2004/04/21
  • メディア: DVD
古畑任三郎 3rd season DVD-BOX

古畑任三郎 3rd season DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2004/09/15
  • メディア: DVD
古畑任三郎FINAL DVD-BOX

古畑任三郎FINAL DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2006/05/17
  • メディア: DVD
 
↓本文中に記した映画作品です。
羊たちの沈黙〈特別編〉

羊たちの沈黙〈特別編〉

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2005/07/07
  • メディア: DVD
羊たちの沈黙 アルティメット・コレクション

羊たちの沈黙 アルティメット・コレクション

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2006/06/21
  • メディア: DVD
ダイ・ハード アルティメット・セット (Amazon.co.jp仕様)

ダイ・ハード アルティメット・セット (Amazon.co.jp仕様)

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2005/12/22
  • メディア: DVD
Best Hit 3枚パック 「ダイ・ハード」 「ダイ・ハード2」 「ダイ・ハード3」

Best Hit 3枚パック 「ダイ・ハード」 「ダイ・ハード2」 「ダイ・ハード3」

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2004/12/22
  • メディア: DVD
↓「プラネタリウム」ということで...
プラネタリウムを作りました。―7畳間で生まれた410万の星

プラネタリウムを作りました。―7畳間で生まれた410万の星

  • 作者: 大平 貴之
  • 出版社/メーカー: エクスナレッジ
  • 発売日: 2003/06
  • メディア: 単行本
大人の科学マガジン Vol.9 (9)

大人の科学マガジン Vol.9 (9)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2005/09
  • メディア: ムック
プラネタリウムへようこそ―星空を創る人々の知られざる世界

プラネタリウムへようこそ―星空を創る人々の知られざる世界

  • 作者: 青木 満
  • 出版社/メーカー: 地人書館
  • 発売日: 1998/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
テレビでかんたんに「プラネタリウム」が楽しめる星座入門―星座の見つけ方・起源・神話

テレビでかんたんに「プラネタリウム」が楽しめる星座入門―星座の見つけ方・起源・神話

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: アストロアーツ
  • 発売日: 2004/12
  • メディア: 大型本
星空を楽しもう―つるちゃんのプラネタリウム編

星空を楽しもう―つるちゃんのプラネタリウム編

  • 作者: つるちゃん, T2 Project
  • 出版社/メーカー: 九天社
  • 発売日: 2003/12
  • メディア: 単行本
地上に星空を―プラネタリウムの歴史と技術

地上に星空を―プラネタリウムの歴史と技術

  • 作者: 伊東 昌市
  • 出版社/メーカー: 裳華房
  • 発売日: 1998/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
全天88星座~夜空の美術館完全版~

全天88星座~夜空の美術館完全版~

  • 出版社/メーカー: シンフォレスト
  • 発売日: 2002/04/11
  • メディア: ソフトウェア
↓太陽系について学びましょう。
太陽系ビジュアルブック―9つの惑星、太陽、月、衛星、彗星、小惑星が図解でよくわかる

太陽系ビジュアルブック―9つの惑星、太陽、月、衛星、彗星、小惑星が図解でよくわかる

  • 作者: 渡部 潤一
  • 出版社/メーカー: アストロアーツ
  • 発売日: 2005/09
  • メディア: 大型本
NASA太陽系生命探査機驚異の記録

NASA太陽系生命探査機驚異の記録

  • 作者: 中冨 信夫
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2005/02
  • メディア: 単行本
太陽系のふしぎ―こんなことが知りたかった

太陽系のふしぎ―こんなことが知りたかった

  • 作者: 原 恵, 渡部 潤一
  • 出版社/メーカー: ニュートンプレス
  • 発売日: 2004/08
  • メディア: 大型本
太陽系ひとめぐり

太陽系ひとめぐり

  • 作者: 松井 孝典, 柏木 佐和子
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1997/05
  • メディア: 単行本
太陽系全カタログ―ここまでわかった惑星の姿

太陽系全カタログ―ここまでわかった惑星の姿

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ニュートンプレス
  • 発売日: 2000/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
↓こういう本もあります。
太陽系の果てを探る―第十番惑星は存在するか

太陽系の果てを探る―第十番惑星は存在するか

  • 作者: 渡部 潤一, 布施 哲治
  • 出版社/メーカー: 東京大学出版会
  • 発売日: 2004/04
  • メディア: 単行本

十番目の惑星―太陽系を再点検する

  • 作者: 古在 由重
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1975/01
  • メディア: -
 ↓泪ちゃんの頭にはこれはインプットされているでしょうが...
寿司ネタ図鑑―オールカラー版

寿司ネタ図鑑―オールカラー版

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 1997/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
達人直伝 回転寿司のさ・すし・せ・そ

達人直伝 回転寿司のさ・すし・せ・そ

  • 作者: 柳生 九兵衛
  • 出版社/メーカー: エクスナレッジ
  • 発売日: 2003/04
  • メディア: 単行本
定番おすしと飾り寿司―料理ならおかませ

定番おすしと飾り寿司―料理ならおかませ

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 世界文化社
  • 発売日: 2006/03
  • メディア: 単行本
日本人は寿司のことを何も知らない。

日本人は寿司のことを何も知らない。

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2003/06
  • メディア: 単行本
完全お寿司屋ガイドBEST365 首都圏版

完全お寿司屋ガイドBEST365 首都圏版

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ベストセラーズ
  • 発売日: 1999/11
  • メディア: 単行本

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