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Black Jack21 ~#13:ピノコ、日本に帰れ [アニメ]

紅蜥蜴から教えられて、ドクター・クーマの所に向かうBJ。欧州(一旦中東を挟み)、北米から今度の舞台はアフリカとなりました。今回の原作は「ピノコ愛してる」(と言っても、もはや完全にオリジナルと言っていい内容でした。)BGMはアフリカン・テイストのするサウンドを聴かせてくれるTALKING HEADSのアルバム「REMAIN IN LIGHT」と、大ヒット曲「Africa」(TOTO)を収録したアルバム「TOTO IV」(当然こちらからは「Africa」です。)としました。

ドクター・クーマのいる場所を目指すBJはアフリカにやってきた。が、大雨で先の川が決壊してホテルも満杯でBJは野宿するしかない状況に。そこに写楽が現れた。父の遺跡発掘の仕事で来ていたということだった。で、BJは写楽の父の家に泊めてもらうことになる。ジープで移動中、アルという少年に出会ったが、その少年は食料品の配達をしている少年で、10年前の洪水で両親を亡くしていた。

ピノコは、久しぶりに写楽と遊んでいるが、やっぱり写楽はピノコの子分という所は変わらない。ピノコに日本に帰って欲しいと言う写楽だったが、ピノコはちぇんちぇいに付いていくという。が、コマは写楽を日本に帰すときに、ピノコも一緒に連れて帰って欲しいと頼む。が、これを聴いていたピノコは拒否。「お前がいると邪魔なんだ」というBJの言葉にショックを受けるピノコ。で、泣いているピノコはアルと出会い、そのことをアルに話す。アルも大切な人と離れて暮らしているということで、ピノコを慰めてくれる。

元気がないピノコを町に連れ出す写楽。しかしピノコは落ち込んだまま。そんなピノコは街中であるを見かけたので声を掛けるが、彼は「ヨハンだ」と言って人違いだと言う。が、直ぐにアルと再会する。で「双子みたいにそっくり」ということを話すと、アルはそれは弟のニコであり、10年前の洪水の時にある夫婦に引き取られ、別々に育ったのだった。半年前にこの町で再会したが、「もう他人なんだ」と言われたことがショックだった。が、そのアルが腹痛で倒れてしまう。

アルは肝硬変から肝不全を起こしていて、手の施しようがない状態だった。ピノコは「アルを助けて」とBJに頼むが「依頼もされていない患者を治す義務はない」と突っぱねるBJ。で、ピノコがもうすぐBJと別れなければならないので、最後のお願いとして依頼をする。で、手術をしたら日本に帰る、という約束でBJはその依頼を受けてあるの手術を引き受ける。

アルは肝臓移植をすることになり、その肝臓を手配することになるが、ピノコは写楽に対して、アルが危篤だとヨハンに伝えるように頼む。(ピノコの子分である)写楽は雨の中、直ぐにヨハンの元に向かう。移植する肝臓はあと2時間で届くと言うが、時間的にはギリギリだった。そんな中、写楽は何とかヨハンの家にたどり着く。(「あの絆創膏の子は」ということで、写楽が他人とは違う特徴があったということも救いになっていた。)で、事情を話す写楽だったが、母親のことがあり、「行けない」とヨハン。アルには会いたいが、本当のことが母にバレるのを恐れていたヨハン。しかし母はそのことを知っていた。

病院では、肝臓が届かないことにBJがイライラしていた。が、大雨で肝臓を運ぶへりが引き返したと言うことが分かる。で「もう無理だ」と諦めかけるBJ。そこにピノコが「私の肝臓を使って」と申し出る。(やっと原作「ピノコ愛してる」のエッセンスが登場しました。)が、ここからピノコの名言が続出。そして「最後の最後まで諦めないのがBJでしょう」というピノコの言葉でBJもなんとかしようとする。で、動物の肝臓を用意するように指示を出すが、そこにヨハンを連れた写楽が戻ってくる。で、ニコ(ヨハン)が肝臓を提供することで手術が始まる。

手術は無事に終わり、成功した。母はニコがヨハンではないことに気づいていたが、励ましてくれるニコのことが愛おしくて気づかないふりをしていたのだった。で、退院したらアルも一緒に引き取られることになった。

 写楽が日本に帰る日がやってきた。ピノコは約束通り日本に帰ろうとするが、「日本に帰れなくなった。飛行機のチケットが取れなかったそうだ」とBJは言って、ピノコはこのままBJと一緒に行くことになりました。

「21」になってからは原作の骨組みだけを使ってオリジナル・ストーリーとなる物語が多く生まれているが、今回の物語もその典型的なものとなりました。(でも、患者が死なない、という所は「21」になる前からのことでしたが...)でも、こういう物語だったら、わざわざ「21」として使わなくても良かったのでは...

 

Remain in Light

Remain in Light

  • アーティスト: Talking Heads
  • 出版社/メーカー: Sire
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

Toto IV

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  • アーティスト: Toto
  • 出版社/メーカー: Sony Budget
  • 発売日: 2002/11/18
  • メディア: CD
 
↓こういうことはしっかりと学んでおきましょう。
河川の減災マニュアル―現場で役立つ実践的減災読本

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  • 作者: 末次 忠司
  • 出版社/メーカー: 山海堂
  • 発売日: 2004/06
  • メディア: 単行本
 
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映画「ブラック・ジャック ふたりの黒い医者」

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  • 出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
  • 発売日: 2006/07/14
  • メディア: DVD

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AIR SUPPLY『NOW AND FOREVER』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1982年に発表されたものであり、「LOST IN LOVE」のヒットを放った彼らの最盛期に発表されたものの一枚である。(最後の一花といった感じになりました。)オーストラリア出身の彼らは、第二次ブリティッシュ・インベージョンに続いて起こったダウンアンダー勢力の台頭の少し前からオーストラリア出身のグループとして活躍をしていて、サウンドのジャンルは異なっているものの、MEN AT WORKらの後に続くグループを先導する形になった。が、彼らのサウンドは先に大ヒットを記録していたこと、更には同郷の大先輩であるBEE GEES等のサウンドから、どうしてもオーストラリア出身のグループというと爽やかなサウンドという印象がある。(これを区別するためにも、AIR SUPPLYまでは「オージー勢力」、MEN AT WORKやINXS以降は「ダウンアンダー勢力」と呼ぶ。)メロディ・ラインの美しい曲、ハーモニーをじっくりと聴かせてくれる曲、ドラマティックでスケールの大きい曲、メローな曲、というように、メンバーに女性はいないものの、ABBAのサウンドに何処か相通じるものもある彼らのサウンドである。

収録されているのは以下の全10曲である。『Now And Forever』『Even The Nights Are Better』『Young Love』『Two Less Lonely People In The World』『Taking The Chance』『Come What May』『One Step Closer』『Don't Be Afraid』『She Never Heard Me Call』『What Kind Of Girl』。この中からシングル・ヒットを記録したのは『Even The Nights Are Better』である。この曲は1982年のBillboard年間シングル・チャートでは37位、レギュラー・チャートでは最高位5位を記録している。(彼らの曲は日本でも大ヒットをしており、そのイメージから原題とは全く違う邦題が付けられて名前が知られているので、邦題を記すが、「さよならロンリー・ラブ」である。)その他の曲としたら、アルバム・タイトル・ナンバーである『Now And Forever』、メロディアスな『Two Less Lonely People In The World』、『What Kind Of Girl』をお薦め曲ということにする。

彼らが大活躍したのは'80's初頭であり、その少し前から注目を集めたA.O.R.のサウンドに繋がるものがあり、ハートフルであり、またメロウなサウンドを確率させたてオージー勢力の中心という存在になっていたが、第二次ブリティッシュ・インベージョン、更にはダウンアンダー勢力の台頭によって、時代が求める音楽が変わったこともあり、オーストラリア出身の中心はダウンアンダー勢力の手に移り、彼らはいつしか一つ前のグループというようになってしまったが、'807s初頭のサウンド・シーンをリードしていたという事実は消えるものではない。'80'sサウンドがバラエティに富んでいて広い支持を得ているのも、彼らのようなグループの存在があったからという所がある。'80'sサウンドを語る上では忘れてはならないグループであり、アルバム「AIR SUPPLY」「LOST IN LOVE」と共に彼らを代表するアルバムの一枚として耳にしてもらいたいアルバムである。

 

Now and Forever

Now and Forever

  • アーティスト: Air Supply
  • 出版社/メーカー: EMI
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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A-HA『HUNTING HIGH AND LOW』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1985年に発表された彼らのデヴュー・アルバムである。いきなり、キャッチーなメロディでテンポの良い『Take On Me』が大ヒットとなり、一躍アイドル的な存在となった彼らであるが、この一曲ばかりが語られてしまうのがちょっと残念なところでもある。本アルバムは、このシングル・ヒットに引っ張られる形でヒットを記録し、1986年のBillboard年間アルバム・チャートでは73位、レギュラー・チャートでは最高位15位を記録している。が、そのヒット曲である『Take On Me』以外の曲の方もじっくりと聴いてもらいたい所である。また彼らはノルウェー出身の3人組ということで、英米以外から飛び出したと言うことも当時は話題になったものでした。

収録されている曲は以下の全10曲である。『Take On Me』『Train Of Thought』『Hunting High And Low』『Blue Sky』『Living A Boy's Adventure Tale』『Sun Always Shines On T.V.』『And You Tell Me』『Love Is Reason』『I Dream Myself Alive』『Here I Stand And Face The Rain』。

一応触れておくと、『Take On Me』は全米No.1ヒット(しかし、1位の座にいたのは1週間のみであった)となり、Billboardの1985年の年間シングル・チャートでは10位にランクインしているヒット曲であり、'80'sになって登場したMTVで、アニメを使った表現方法が斬新な者であり、派手に流れることになり、PVの世界にも新しい波を生み出すことになった曲でもある。ということで、'80's中期の音がシーンを語る上では忘れることの出来ない一曲である。

しかし本アルバムでは、全体を通して綺麗なメロディーの曲が集まっていて、こちらで一本の筋が通っている。逆に、ヒットを記録した『Take On Me』の方がアルバム全体の筋からは少し脇道に入った感じの曲ということも出来るのである。特に『Blue Sky』『Living A Boy's Adventure Tale』は綺麗なメロディを持ち、とても良い感じの曲であって、素朴な感じのするアコースティック系のエッセンスも利いている。こういう曲をシングル・カットしていれば、(ある程度のヒットも望めただろうし、)また違ったイメージのグループとしてその名を残すことになったのではないだろうか、と感じてしまう。

いずれにしても、メロディアスでありながらもキャッチーで親しみやすいメロディ、心地良さを与えてくれる爽やかな一面というような複数の要素が上手いバランスが取れているのが本アルバムであり、その内容はもっと評価されるべき者である、と筆者は思っている。(で、こういうアルバムを「隠れた名盤」というのである。が「隠れた」と言うにはヒットしすぎているが...)あえて『Take On Me』を無視した形で本アルバムを聴いてみるといいかもしれませんね。(こういう聴き方というのもまた新たな発見をしたりするものであり、実践してみることをお薦めしたいところである)

 

Hunting High and Low

Hunting High and Low

  • アーティスト: a-ha
  • 出版社/メーカー: Warner Bros.
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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