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ABOUT LAST NIGHT(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題のアルバムは1986年の映画、邦題「きのうの夜は…」のサントラ盤である。この作品は、エドワード・ズウィック監督、ブラッド・パックとして当時人気を集めた若手の中から、ロブ・ロウとデミ・ムーアが出演しており、ジェームズ・ベルーシ、エリザベス・パーキンス、キャサリン・キーナーらが共演した。当時は全く新しい考えということで、若い世代から絶大な指示を受けることになった作品である。恋はしたいが、束縛することはしたくないというダニーはデビーと合意の上に共同生活を始めるが、現実は厳しく、彼らを様々なトラブルが襲う。'80's文化が生み出した新しい形のラブ・ストーリーです。で、'80's前半のサントラ盤の変化となった「FLASHDANCE」や「FOOTLOOSE」の(サントラ盤の)ヒットにより、豪華アーティストが結集するサントラ盤の形が定着することになったが、本サントラ盤もその形を採ったものである。SHEENA EASTONが2曲あるが、時代をリードするアーティストたちがやはり集っている。が、ここで注目なのは、A.O.R.で一世を風靡したJ. D. SOUTHER、PAUL DAVISの2曲、更にはHALL & OATESのJOHN OATESのソロ・ナンバーである。ということで、どちらかというと大人の鑑賞に堪えうるボーカル・ナンバーのオムニバス盤といった感じのサントラ盤となっている。

収録されているのは以下の11曲である。『So Far, So Good』(SHEENA EASTON)、『(She's The) Shape Of Things To Come』(JOHN OATES)、『Natural Love』(SHEENA EASTON)、『Words Into Action』(JERMAINE JACKSON)、『Step By Step』(J. D. SOUTHER & KARLA BONOFF)、『Living Inside My Heart』(BOB SEGER)、『Trials Of The Heart』(NANCY SHANKS)、『'til You Love Somebody』(MICHAEL HENDERSON)、『If We Can Get Through The Night』(PAUL DAVIS)、『True Love』(THE DEL LORDS)、『If Anybody Had A Heart』(JOHN WAITE)。

本サントラ盤を聴いたら、それぞれのアーティストのアルバムの方も聴くようにしましょう。何せ、ここに集っているのは、'70's終盤からのA.O.R.の雄、'80'sになって彗星の如く現れた歌姫、ベテラン・ロッカー、'70's終盤から'80'sのヒット・メーカー、…、と言うように、'80'sの音楽シーンにその名を刻み込んでいるアーティストばかりである。こういう所にも'80'sの音楽と映画の融合によって生まれた楽しみがあり、より多くのアーティストに触れてもらいたい所である。(こういうことで入っていくことが出来るのも'80'sですね。)

 

About Last Night: Music From The Motion Picture

About Last Night: Music From The Motion Picture

  • アーティスト: Original Soundtrack
  • 出版社/メーカー: EMI America
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

↓映画DVDはこちら

きのうの夜は…

きのうの夜は…

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2003/11/21
  • メディア: DVD


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AMERICAN GIGOLO(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1980年の映画「アメリカン・ジゴロ」であり、これは、ポール・シュレーダー監督、リチャード・ギアの主演、ローレン・ハットン、ニーナ・ヴァン・パラントらの共演によるサスペンスで、R.ギアの出世作である。が、本作はそれ以上に主題歌であるBLONDIEの歌う『Call Me』が大ヒットを記録し、1980年のBillboard年間シングル・チャートの第1位をも獲得してしまったことが大きい。(レギュラー・チャートでも6週連続No.1を獲得した。)また、この勢いもあってか、本サントラ盤は1980年のBillboard年間アルバム・チャートで69位、レギュラー・チャートでは最高位7位を記録するヒットとなった。それまでも映画主題歌が大ヒットを記録するということは数多くあったが、本作の場合は'80'sという新しい時代を迎え、この後MTVの登場、豪華アーティスト共演のサントラ盤の大ヒットというような映画(映像)と音楽の新たな関係を予感させる前兆を感じさせるものになった。しかも、BLONDIEということで、'70's終盤から続いている世界的ディスコ・ブームにも幕を下ろしてくれる新たな息吹を感じることにもなった。

収録されているのは以下の8曲である。『Call Me[Theme From American Gigolo]』(BLONDIE)、『Love And Passion』『Night Drive』『Hello Mr. W.A.M.[Finale]』『Apartment』『Palm Springs Drive』『Night Drive(Reprise)』『Seduction(Love Theme)』。

とにかく、この中ではBLONDIEに目が入ってしまうが、本サントラ盤はGIORGIO MORODERの手によるものであり、彼はこの後「キャット・ピープル」「フラッシュダンス」「メトロポリス」「トップガン」と言うように、'80'sにその名を刻み込むような作品を立て続けて手がけることになるが、それも本作のヒットがそのきっかけでもある。幅広いジャンルのサウンドを上手くまとめている。

尚、本サントラ盤は収録曲が全8曲というように、サントラ盤としたら収録曲数が少ない方であるが、時間の方は約36分というそこそこあることと、収録曲のバラエティ豊かな内容と、同年の全米年間No.1ソングが収録されているということで... 尚、本サントラ盤は、Billboardマニア(チャート・マニア)の方とR.ギアのファンの方ばかりが注目するものであるが、'80'sの映画音楽を支えることになるGIORGIO MORODERが手がけた作品と言うことで、もっと注目が集まっても良いものだと思いますが...

 

American Gigolo

American Gigolo

  • アーティスト: Original Soundtrack
  • 出版社/メーカー: Polygram International
  • 発売日: 2001/05/01
  • メディア: CD

↓映画DVDはこちらです。

アメリカン・ジゴロ

アメリカン・ジゴロ

  • 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
  • 発売日: 2005/03/25
  • メディア: DVD


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ケータイ刑事銭形舞5話 [ケータイ刑事]

MBSの再放送も第5話となった。(9週間先行しているTBSは、今回からは「銭形泪」(1st.シリーズ)となりました。MBSもそれに従うのか、はたまた「銭形雷」とはならないか...)今回の物語は「シベリア超特急殺人事件」ということで、映画「シベ超」とのコラボである。(「・2nd.23~26話」も「シベ超」とのコラボです。)「」になって、これまでは物語のスケールが小さく纏まってしまっていたが、ようやく「」も面白いところを見せてくれるようになりました。特に、バスのミニチュアを使った所なんかは、これぞ低予算作品だという所をたっぷりと見せてくれます。(このちゃちなところが「ケー刑事」の味である。)しかも、バスの中の広告なども実に凝ったものとなっているなど、「ケー刑事」らしい拘りを見せている。また、今回は「百獣戦隊ガオレンジャー」でイエローを演じていた堀江慶さんがゲストである。今では若手の映像作家として活躍している氏(「怪談新耳袋」では監督を務めた作品もありますね。その他、演出の方も色々と手がけています。)です。ということで、いつものようにいつものように本編に行きます。

ヤ(セダン)車(覆面パトカー)が故障して、五代さんがエンジンを見ているが、舞ちゃんは「まだですか~」と他人事のよう。(確かに、16歳の舞ちゃんは自動車の免許はまだ取ることは出来ないので、それでもいいでしょうが...)しかも「本当に直せるんですか~?」と結構きついことを言っている。「直せるよ。直せないと野宿だぞ」と言う五代さんに「ええっ~?」と舞ちゃん。(でも、二人とも携帯電話携帯電話を持っているのだし、こういう場合はちゃんと警察に連絡して助けを求めるべきでしょう。あるいはJAFに連絡してもいいでしょう...)

そこに、バスバスが走ってくるのを目にした舞ちゃん。五代さんもエンジンをさわるのを止めて「神の助けだ」と言って、二人して「お~い!」と必死になって手を振っている。(この様子、無人島に流されて、船を発見したので必死になっているのと同じ。→でも、ここは日本ですが...)で、そのバスが二人を拾ってくれる。で、乗り込んだ二人の前に、軍服姿の陸軍大将・山下奉文(やました・ともゆき)が「ようこそ、シベリア超特急へ」と迎えるが、運転手の四谷秀彦が、「このバスはこの先のありべし村に向かうとこです。もし良かったら、乗っていってください」と歓迎する。(「ありべし村」って、「シベリア」を逆にしただけですが、流石は「ケー刑事・ワールド」です。)が、山下は「このバスはシベリアへ行くんじゃ」と、相変わらず変な人たちが集まっています。

が、結局はこのままバスに乗ることにした舞ちゃんと五代さんは、「おじゃまします」と舞ちゃんが言うと、二人は後部座席の方に歩いていく。途中、他の乗客の横を通っていくことになるが、その都度二人は変な行動を... まずは喪服姿の女性・二宝院蔦子(交零師・にほういん・つたこ)に五代さんが鼻の下を伸ばすが、「行きますよ」と舞ちゃんに引っ張られる。続いては、ノートPCをさわっている物理学者の三橋正(みつはし・ただし)には舞ちゃんが興味を持つが、五代さんに後ろに行くように言われる。で、最後部座席の一つ前に座る二人。すると山下が「いざ、シベリアへ」と言うと、運転手がバスを出す。五代さんは「何なの、こいつら?」舞ちゃんも「変な人たちですね」と言っているが、二人の後ろから「心霊ツアー」と言う声がする。で、振り返る二人。するとそこには雑誌(月刊「心霊写真」という雑誌)の編集者・一ノ瀬純也(いちのせ・じゅんや)がいた。で、日本中の心霊スポットを回っていて、これは通称「心霊バス」ということだった。(五代さんを含めると、名前が「」「」「」「」「」という所、やっぱり「ケー刑事・ワールド」です。)が、一ノ瀬は山下のことは知らなくて、「自分が言っているのだから、山下陸軍大将じゃないの?」と言うが「そんなバカな...」と五代さん。が、「誰なんです、その山下陸軍大将って?」と舞ちゃん。(太平洋戦争当時の軍人ですが、この辺りは舞ちゃんは知らないのですね。)で、五代さんが「ヒトラーと会談して、モスクワからシベリア鉄道で日本に戻ってきた歴史上有名な人物なんだよ。マレーの虎と言われて恐れられていたんだよ」と説明するが、やっぱり映画「シベ超」とのコラボですね。(山下陸軍大将と言えば、シンガポール上陸作戦の指揮を執り、「マレーの虎」と言われて恐れられ、更には満州第一方面軍司令官、フィリピン方面軍司令官を務めた軍人である。戦後、戦犯の一人として処刑された。)で、「歴史上の人物が、何で今ここに?」と疑問を口にする舞ちゃん。(ごもっともです。)

そうしていると、運転手の四谷が車内放送で「次のスポットは、通称悪霊トンネルです」と知らせ、そこを通る車に霊が乗り込んで、乗客を一人呪い殺すと言う。で、それを聴いた舞ちゃんは「ええっ~?がく~(落胆した顔)」と恐がり「降りましょうよ、五代さん」と言うと立ち上がる。が、五代さんは「おいおい、お前、もしかして怖いの?」と冷やかす。すると一ノ瀬も笑いだし、「ガキだね~」と五代さんはここぞとばかりに口撃をする。で、舞ちゃんはしょぼんとして再び座席に座る。「幽霊なんているわけないだろう」と五代さんは笑いながら舞ちゃんに言う。すると「その通り」と三橋が口を出す。続けて「この世に幽霊など存在しない。科学で証明できないものを信じるなんて愚の骨頂!」と言うと二宝院をバカにするように言うが「いえ、教授。愚かなのはあなた方科学者の方です。この世には神秘の力が満ちあふれているのです」と、こちらは霊の存在を信じている。で、この二人のバトルを盛り上げるように一ノ瀬は「ドンドンやって下さい」と二人を煽る。で、これは雑誌の企画「大検証・この世に霊は存在するか」であること五代さんと舞ちゃんに告げる。舞ちゃんは不安げな顔をしながらも「プライドをかけた勝負か...」と呟く。

バスバスは走り続けるが、ここで特撮のミニチュアが登場する。いかにも玩具のバスというものが出てきて、それを引っ張っているヒモまではっきりと写っている。(でもこれはバスを引っ張っているのではなく、背景の方が後ろに回転していて、バスが後ろに行かないようにして撮影したということです。)が、バスのタイヤはちゃんと回転しているし、背景の方もなかなかよく出来ています。(こういう見え見えという所も「ケー刑事」テイストです。)

そうしていると、舞ちゃんが「このバス、どうしてこんなに揺れるんでしょう?」と言うも「分かんないよ」と五代さん。すると、二宝院が「霊の仕業です。このバスには既に霊が乗り込んで準備をしているんですわ」と言うが、三橋教授は「霊など乗り込んでいない」と言い、電磁波測定装置は何の反応もないと言う。そんな中、山下大将はチョコ味のソフトクリームを取り出して食べ始める。(三者それぞれです。)また、不安そうな表情をしている舞ちゃんには、背後から一ノ瀬が「わっ!」と驚かすが、キツイ視線で舞ちゃんは一ノ瀬を睨みつける。で「冗談だよ、冗談」と言う一ノ瀬だったが、睨む所は舞ちゃん、凄味があり、一ノ瀬は舞ちゃんの後ろから五代さんの後ろへと横に移動してしまいました。

「トンネルに入ります」と運転手の四谷は告げた。しかも、ゆっくりと右にカーブしているから、絶対に席を立つな、という注意まで与える。で、バスはトンネルに突入する。すると真っ暗になり、画面は「ただいまトンネル通過中」という文字だけになる。(これが「ケー刑事」・テイストです。また、こういう所は後へも引き継がれていて「・1st.22話」でも、トンネルに入ったバスの車内は真っ暗でした。)で、「何で真っ暗になるんですか?」と舞ちゃんは震えた声を上げる。(銭形姉妹はみんな暗所恐怖症ですからね。)非常灯も点けないのはわざとであり、このツアーの演出だと一ノ瀬が説明する。そうしていると、舞ちゃんは不安そうな声を上げる。すると五代さんは「やっぱり怖いのか。そういう所、姉さんとそっくりだね」と言い、こうなると強気に出る五代さんは「これからは俺のことを五代様と呼ぶと約束しろ。そうすれば手を握っててやるぞ」と、舞ちゃんとのコンビで主導権を奪還しようと企む。で、舞ちゃんは「ご、五代さ…」と言うが(最後まで言わなかった。)、その時「ううっ」といううめき声がしたと思えば、バスはトンネルから出た。

「何だ、みんな無事じゃないか」と五代さん。舞ちゃんも少しは安心したような顔になるが、「でも、このバス、トンネルの中だけは揺れませんでしたね」と、意外としっかりと観察していました。で「何でだろう」と考える所は銭形です。が、その時、一ノ瀬が五代さんにもたれかかってきた。「ちょっとなれなれしいんじゃないですか」と五代さんは一ノ瀬を押し返すが、一ノ瀬の腹にはナイフが刺さっていて死んでいた。で一ノ瀬を指さして「おい、死んでるぞ!」と五代さん。すると、「警視庁から入電中」と舞ちゃんの携帯に事件を知らせるメールが届く。ありべし村手前の通称悪霊トンネルで殺人事件発生、ということだった。が、いつもと違うのは「鑑識到着までは時間がかかる模様。独自に捜査を開始せよ。」という所です。(こういうことで、今回は柴田さんは出番なしということにしました。)

バスは停車し、事件の捜査を開始しようとするが、二宝院は「悪霊よ、悪霊の仕業よ」と言い出す。で、顔を見合わせる舞ちゃんと五代さん。すると「これは悪霊の仕業ではない」と山下大将が言い「これは明らかに殺人じゃ。犯人は一ノ瀬くんを殺害した後、ワシのアイスを盗んだんじゃ」と言い、食べかけのアイスを見せる。「アイス?」と言う舞ちゃんに「ワシとしたことが、的の国の言葉を使ってしまった」と言う所は拘っています。で、トンネルの中で自分は食べていないのにアイスが減ったということをアピールするが「自分で食べたんでしょう」と五代さんは取り扱わない。で、腕組みをした舞ちゃんが語り始める。「犯行はトンネルの中を走っていた約30秒の間。ということは、犯人はこの中の誰か。」で「一番怪しいのは...」と五代さんは真っ先に山下大将の所に行き「犯人はお前だな」で「逮捕する」と言って手錠を取り出すが、舞ちゃんが「待ってください」と割ってはいる。そして「山下大将は犯人ではありません」ということで、一ノ瀬を殺すには舞ちゃんと五代さんの間を通らなければならないが、足音はしなかった。つまり犯人は裸足だった。が、山下大将は軍用ブーツを履いていて、30秒で軍用ブーツを脱いで殺し、戻ってきて履き直すのは不可能という理由だった。

「では、誰が犯人だというんだ?」と五代さんは、バスは動いていたので、運転手の四谷は犯人ではない、二宝院は美人だから犯人であるわけがない。(出ました、五代さん得意の理屈です。)ということで、犯人は三橋だという結論を出し、三橋に詰め寄る。すると、二宝院も「何て人なの」と言って三橋を責めるが、犯行を否定する三橋。しかし「話は署でゆっくり聞こうか」と五代さんは三橋を逮捕しようとする。が「待ってください」と舞ちゃんがまたも割って入り、三橋も犯人ではない、と言う。それは、トンネル走行中、ずっと電磁波測定器のキーボードを叩く音がずっと聞こえていたので、教授は席から動いていないためである。すると、五代さんは「ということは、つまり、あなた」と言って二宝院を指さす。すると、三橋が「乗ってもいない悪霊の存在を証明するために...」とさっきのお返しとばかりに二宝院に詰め寄る。で、五代さんが二宝院を逮捕しようとするが、舞ちゃんが「待ってください」とまたも止める。で、二宝院も犯人ではない、といい、彼女が犯人なら香水の匂いがしたはずだが、それはしなかったと言う。ということで「誰にも犯行は無理」ということになり、舞ちゃんも困っている。

すると、山下大将が「まだ他にも可能性があるんじゃないか」と言って五代さんに向かって「一ノ瀬くんの前の席にいた君が犯人という可能性が」と言う。「はぁ?」という五代さんに「警察官が犯人であるはずがないという思いこみを巧みに利用したんではないかな」と説明する。で、舞ちゃんは「思いこみ」という所にヒントを得たようだったが、「ちょっと待ちなさいよ」と言うと立ち上がり、舞ちゃんに向かって「あなただって犯人の可能性があるでしょう」と言い、ワッと驚かされさ時、凄い目で睨んでいて、あの時の目には殺意があった、と言い出す。(が、舞ちゃんは相手にしないで考える。)で、「そうか」とトリックが分かったのかと思ったらそうではなく、トンネルに入る前に一ノ瀬が席を移動していたことに気がついたのだった。で、舞ちゃんは運転席に行き、そこからバックミラーで車内の後ろを見ると目を閉じて考える。再び目を開くと「うずく、悪の予感

シグマリオンで「オートドライブ機能(自動定速走行装置)」を検索してそれを五代さんに見せる舞ちゃん。これがあればアクセルから足を放しても車を同じ速度で走らせることが出来、このバスにもそれが付けられていた。ということで、少しの間運転席を無人にしても走行は可能であり、運転手の四谷が犯人だと言う。が、四谷は、オートドライブ機能が付いていることは認めたが、それを使っていないという。更に、トンネルは緩い右カーブであり、オートドライブ機能は速度を一定に保つことは出来ても、車をカーブさせることは出来ないので、運転席を離れていたらバスはトンネルの壁に激突していてみんなは死んでいる所だ、と言って犯行を否定する。で、舞ちゃんも五代さんもお手上げとなる。

が、つり革を手にしていた五代さんが「謎は解けたよ、ワシントンくん」と口にして「犯人はやっぱりお前だ」と言って指を指す。で、その先には山下大将がいた。「えっ?ちょっと、五代さん」と舞ちゃんは制しようとするが、山下大将は「フフフフフ…」と笑いだす。で、「靴を脱がずに靴音を消すトリックを使ったんだ」ということで、匍匐(ほふく)前進を使ったと言う。匍匐前進なら靴音がしないので、ブーツを脱がずに一ノ瀬に近づくことが出来たと言う。すると「よく見破ったね、五代くん」と山下大将は言う。で「えっ?」と驚く舞ちゃん。すると山下大将はゆっくりとバスの後部座席の方に歩いていき、「こうなったら、潔く幕を引くとしよう」と言い、銃を取り出し(そんなものを持っていたら、「銃刀法違反」ですが...)、それを自分の頭に向ける。「待て、早まるな!」と言う五代さんが止めるのを無視して、「さらばじゃ」と言うと引き金を引く。で、その場に崩れ落ちる山下大将。で「終わったな」と言う五代さんだったが、舞ちゃんは山下大将の胸をトントン。そして「いい加減にしてください」すると、山下大将は起きあがる。驚く五代さんは「あんた、死んだんじゃ...」と言うが、山下大将が使った拳銃を手にした舞ちゃんは「こんなんで、死ねる訳ないですよ」。そう、それは銀玉鉄砲(玩具の銃)だった。で「良く見破ったね、お嬢ちゃん」と舞ちゃんに言う山下大将は、殺していないことを改めて言い、全ての可能性を探るためにこんなことをしたと語る。で、五代さんは呆れかえって、先ほど舞ちゃんから手渡された銀玉鉄砲の弾を床にばらまく。で、銀玉はバスの床を右の方に転がっていった。で、それを目にした舞ちゃんは「謎は解けたよ、ワトソンくん

いきなりストラップが舞い、赤いリボンが四谷を縛り上げる。「この世にはびこる悪の舞。…」舞ちゃんの口上が始まり、「正義の舞様ステップ、受けてみな!」で四谷は大回転からその場に転倒。で「やっぱり犯人はあなたです、四谷秀彦さん」と舞ちゃんは四谷に詰め寄り語る。が、四谷は否定する。しかし「あなたは運転席を無人にしてバスをカーブさせたんです。あるからくりを使って」と舞ちゃん。で、説明が始まる。

四谷は予めこのバスのタイヤの大きさを、左よりも右が小さくなるように変えていた。これにより、バスは自然と右にカーブする。(で、模型を使って実証する舞ちゃんですが、いつの間にそんなものを用意したのでしょうか?)ということで、オートドライブでスピードを調整し、裸足になって一ノ瀬を殺した。銀玉鉄砲の弾が右に転がったのも、トンネル以外の場所でこのバスがやたら揺れていたのも左右のタイヤの大きさが違うためであり、後でタイヤの大きさを元に戻したら、からくりは消えてしまう、ということでした。が、「俺が運転席を離れたという決定的な証拠があるのか?」と白を切る四谷。が、これには山下大将が歩み寄り「ここにあるぞ」と四谷の上着をめくる。するとその下のシャツに山下大将が食べていた氷菓子(ソフトクリーム)のしみがついていた。これは、一ノ瀬を殺しに行った時、暗闇の通路でぶつかったものだった。で、舞ちゃんは山下大将に軽くウインクをする。で、それを返す山下大将。すると四谷は犯行を認め、動機を語りだす。一ノ瀬に、前回の心霊ツアーの時に飲酒運転をしているのを見られてからずっと揺すられていたのだった。で、舞ちゃんに「どうして私が怪しいと?」と、何故分かったのかを尋ねる。すると、舞ちゃんが、一ノ瀬はトンネルに入る直前に右の席から左の席に席を移動している。で、席の移動を知らずに真っ暗の中で一ノ瀬を捜して殺すのは不可能であり、また、トンネルに入る直前、二宝院は瞑想を、三橋は装置の点検、山下は氷菓子を食べるのに夢中で、誰も後ろを見ておらず、一ノ瀬の一を知ることが出来たのはバックミラーで後ろを見ることが出来た運転手の四谷しかあり得ないということだった。で、四谷に手錠を掛けた五代さんは舞ちゃんに「やるねぇ」と褒めるが、これに「えへん」とちょっとだけ自慢げな舞ちゃんが可愛い!

事件解決後、バスから降りている舞ちゃん、五代さん、山下大将は事件を振り返っている。で、「わざとピストル自殺してみせたんですか?」と舞ちゃんが尋ねる。それに「ワシは最初からお見通しだったんじゃよ」と言い、「最初から教えてくれたら良かったのに...」と言う五代さんに「推理とは、その他全ての可能性を排除した後に現れてこそ美しいもんじゃよ、ハハハハハ」と笑い出す。で、山下大将から舞ちゃんを連れて離れた五代さんは「最大の謎が残ってるぞ、一体、何者なんだ、あのじいさん?」と尋ねると、舞ちゃんも「山下陸軍大将って、とっくに亡くなっているはずですよね」と言うことで分からない。(でも、知らなくても冷静に亡くなっているということを考えられる舞ちゃんです。)するとそこに自動車が迎えに来て停車し、軍服を着た男が山下大将の側に駆け寄り、敬礼すると「こちらでしたか、もう何をやっているのですか、閣下」それを見ていた五代さんは「また変なのが現れたぞ?」(舞ちゃんも「はい」と同意している。)が「撮影所でみなさん、もうお待ちかねですよ」と軍服の男。ということで、結局これは撮影所に向かうのを間違えた水野先生でした。(「水野」という所で「あの」「世界の」と舞ちゃんと五代さんも正体が分かりました。)

そして、車に乗り込む前に、「いやぁ、ケータイ刑事 銭形舞って、本当にいいもんですね。それではまたお目にかかりましょう」と、お馴染みの台詞を言うと、手を振り、そして車に乗り込んでいった。そして「この話の結末は、誰にも言わないでくださいね」と舞ちゃんと五代さんは「しー」と、口に指を当てて視聴者にお願いしました。(でも、既に本放送から約2年9ヶ月、再放送ということでもありますから...)

鑑識メモ。今回は柴田さんが物語りの方に登場しないということもあって、「水野晴郎の鑑識メモ」となった。進め方は映画解説(かつての水曜(金曜)ロードショー)の時の映画終了後の解説の時と同じ口調である。そして、お馴染みの内輪話は、この撮影の間、バスは1mmも動いていないということを語る。また映画「シベリア超特急3」では実際の電車を動かして撮影した所がある、と言うが、普通は動かして撮影するものですが...(「ケー刑事」は色々と制約があり、「動く車」は危険だから、ということで、基本的に動く車での撮影はしません。(いくつかの例外もあるにはありますが...))

 

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/04/23
  • メディア: DVD

↓「シベ超」とのコラボによる「シベリア超特急刑事」はこちらの後ろ4話です。

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/06/24
  • メディア: DVD

↓暗闇を怖がるそっくりなお姉ちゃま

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2003/05/22
  • メディア: DVD

↓劇場版

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 プレミアム・エディション

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 プレミアム・エディション

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/08/25
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 スタンダード・エディション

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 スタンダード・エディション

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/08/25
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 (HD-DVD)

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 (HD-DVD)

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/08/25
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 銭形姉妹への挑戦状 オフィシャルガイドブック

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 銭形姉妹への挑戦状 オフィシャルガイドブック

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2006/01
  • メディア: 単行本

ケータイ刑事マニアルBOOK

ケータイ刑事マニアルBOOK

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2005/03
  • メディア: 単行本

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック

  • アーティスト: サントラ, ナミ&チヨ
  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
  • 発売日: 2006/02/01
  • メディア: CD

↓「シベ超」シリーズ

シベリア超特急 コンプリート DVD-BOX

シベリア超特急 コンプリート DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2005/08/26
  • メディア: DVD

シベリア超特急 特別編集版〈豪華愛蔵仕様〉

シベリア超特急 特別編集版〈豪華愛蔵仕様〉

  • 出版社/メーカー: エスピーオー
  • 発売日: 2001/11/23
  • メディア: DVD

裏・シベリア超特急BOX(通称:うらシベBOX)

こういうのもあります。

裏・シベリア超特急BOX(通称:うらシベBOX)

  • 出版社/メーカー: ビデオメーカー
  • 発売日: 2006/05/27
  • メディア: DVD
シベリア超特急ファンブック

シベリア超特急ファンブック

  • 作者: 水野 晴郎
  • 出版社/メーカー: ソニーマガジンズ
  • 発売日: 2002/12
  • メディア: 単行本

シベリア超特急連続殺人事件

シベリア超特急連続殺人事件

  • 作者: 水野 晴郎
  • 出版社/メーカー: 七賢出版
  • 発売日: 1996/11
  • メディア: 単行本

↓今回も色々とピックアップします。

GUN具百選―銀玉鉄砲、水鉄砲、コルク銃、百連発、モデルガン、エアガン…憧れの鉄砲物語

GUN具百選―銀玉鉄砲、水鉄砲、コルク銃、百連発、モデルガン、エアガン…憧れの鉄砲物語

  • 作者: ケン野沢
  • 出版社/メーカー: 三天書房
  • 発売日: 1999/08
  • メディア: 単行本
百獣戦隊ガオレンジャー VOL.12

全12巻です。

百獣戦隊ガオレンジャー VOL.12

  • 出版社/メーカー: 東映
  • 発売日: 2002/11/21
  • メディア: DVD
日本の戦歴 フィリピン決戦―山下奉文とマッカーサー

日本の戦歴 フィリピン決戦―山下奉文とマッカーサー

  • 作者: 村尾 国士
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2001/09
  • メディア: 文庫

山下奉文 ―昭和の悲劇

山下奉文 ―昭和の悲劇

  • 作者: 福田 和也
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2004/12/10
  • メディア: 単行本
シベリア&シベリア鉄道とサハリン〈2000‐2001版〉

シベリア&シベリア鉄道とサハリン〈2000‐2001版〉

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンドビッグ社
  • 発売日: 1999/11
  • メディア: 単行本

世界ミステリー・ツアー―世にも恐ろしい本当の話

  • 作者: 桐生 操
  • 出版社/メーカー: 東亜同文書院
  • 発売日: 1992/12
  • メディア: 単行本

「幽霊見たい」名所ツアー―日本全国99のミステリー・スポット

  • 作者: 三木 孝祐
  • 出版社/メーカー: 二見書房
  • 発売日: 1998/08
  • メディア: 文庫

生体と電磁波―携帯電話、高圧送電線、地磁気、静電気などと人間との関わり

生体と電磁波―携帯電話、高圧送電線、地磁気、静電気などと人間との関わり

  • 作者: 吉本 猛夫
  • 出版社/メーカー: CQ出版
  • 発売日: 2004/04
  • メディア: 単行本


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