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TALKING HEADS『REMAIN IN LIGHT』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1980年に発表されたものであり、彼らの名前を一躍世界的メジャーにしたアルバムである。本アルバムのサウンドは、アフリカのテイストをたっぷりと出したそのリズムに特徴があり、後の音楽シーンに多大な影響を与えることになった。('80's後半からのワールド・ミュージック・ブーム)また、それでいてファンキーなサウンドは、'80'sという新しいディケイドを迎えて、大いに受け入れられた。で、本アルバムは1981年のBillboard年間アルバム・チャートでも87位、レギュラー・チャートでは最高位19位を記録することになった。

収録されている曲は以下の8曲である。『Born Under Punches(The Heat Goes On)』『Crosseyed And Painless』『Great Curve』『Once In A Lifetime』『Houses In Motion』『Seen And Not Seen』『Listening Wind』『Overload』。

本アルバム発表当時としたら、ロックにアフリカのリズムというのはどう考えても違和感があると思われていたが、それが見事に融合した本アルバムは、ロックの新しい可能性を世に知らしめることになったが、その衝撃はとても大きいものだった。また、単に土着のアフリカン・リズムを用いたのではなく、ポップのテイストがミックスされていることで、とても聴きやすいものでもある。で、'80's前半は、ロックに「レゲエ」のリズムが融合していくものがこれに続くことになり、そしてそれが'80'sも後半になって花が開き、世界各地のリズムがロックの新しい世界を切り開くことになった。ということで、本アルバムが果たした役割というのはとても大きいものである。じっくりと聴いてもらいたいアルバムである。

 

Remain in Light

Remain in Light

  • アーティスト: Talking Heads
  • 出版社/メーカー: Sire
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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TONI BASIL『VERY BEST OF TONI BASIL』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1997年にリリースされたベスト盤である。が、ここに収録されているのは、'80's前半(1982年)にヒットしたあの曲を中心にしたものであり、'80'sの明るく楽しいポップスがたっぷりと詰まったものとなっている。で、直ぐにお分かり頂けるであろうが、TONI BASILと言う名前を語れば何と言っても『Mickey』であり、この曲は'80's(前半)を代表する有名な曲として知られている。最近では、この曲はカヴァーされたことで、再びこの曲に注目が集まったのは記憶に新しいところである。何せ、1週間だけだったとはいうものの、この曲は全米No.1の座を獲得(1982年12月のことでした)する大ヒットとなり、1983年のBillboard年間シングル・チャートでも12位にランクインしている。(まあ、「一発屋」ということになりますが...)ということで、本ベスト盤の中心はやはりこの『Mickey』である。

収録されているのは、ボーナス・トラックを含めて全18曲であり、以下の通りである。『Mickey』『Nobody』『Hanging Around』『Time After Time』『Over My Head』『Do You Wanna Dance』『Spacewalkin' The Dog』『Shopping A To Z』『Space Girls』『You Gotta Problem』『Little Red Hook』『Thief On The Loose』『Street Beat』『Go For The Burn』『Be Stiff』『Easy For You To Say』『Mickey(Spanish Version)』『Mickey(12"Version)』。

『Mickey』が、ヒットした英語バージョンとスペイン語バージョンとたっぷりと聴かせてくれる長尺の12"バージョン(こういう言い方がされるというのは、LPの時代のヒット曲だったということを改めて感じます。)この一曲をたっぷりと楽しむだけであっても本ベスト盤はお薦めである。そして、その他の'80'sサウンドもたっぷりと味わってもらいたい所である。尚、'80's前半を知らない方には、本アルバムは'80'sポップスのオムニバス的な要素があるので、どういうサウンドかを知るにもお手軽なベスト盤である。(それにしても、全米No.1となったのも20年以上前のことになってしまうのですね...)明るく楽しい'80'sポップス、たまに耳にするのも良いものですね。

 

Very Best Of...

Very Best Of...

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Emporio
  • 発売日: 1997/09/08
  • メディア: CD


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TINA TURNER『PRIVATE DANCER』 [音楽(洋楽)]

 表題のアルバムは1984年に発表されたもので、大ヒットを記録したアルバムである。彼女は'60'sの時代から活躍しているアーティストであるが、'80'sになると既に忘れ去られたような存在になっていた。そんな彼女は本アルバムによって第一線に復活したという記念碑的なアルバムであり、時代に残る名アルバムである。本アルバムは大ヒットを記録して、Billboardのアルバム・チャートでは最高位3位を記録すると共に、1984年の年間アルバム・チャートでは39位、翌1985年の年間アルバム・チャートでは5位というように、ロング・ヒットを記録している。

収録されている曲は以下の10曲である。(最近は、これに7曲のボーナス・トラックが追加されたリマスター盤がリリースされているが、筆者が所有しているのはそれがリリースされる前のものなので、全10曲である。)『I Might Have Been Queen』『What's Love Got To Do With It』『Show Some Respect』『I Can't Stand The Rain』『Private Dancer』『Let's Stay Together』『Better Be Good To Me』『Steel Claw』『Help!』『1984』。

この中では、何と言っても彼女を復活させることになった『What's Love Got To Do With It』である。ソウルフルに熱唱するこの曲は大ヒットを記録して、3週連続No.1の座を獲得すると共に、1984年のBillboard年間シングル・チャートでも2位を獲得する大ヒットとなった。そして、その勢いに乗って『Better Be Good To Me』も最高位5位、1985年のBillboard年間シングル・チャートで59位にランクインした。(尚、本アルバムには収録されていないが、映画「マッドマックス サンダードーム」(1985年、ジョージ・ミラー、ジョージ・オーグルビー監督、メル・ギブソン主演)に出演すると共に、この主題歌を歌い、この曲が1985年の年間シングル・チャートの57位(最高位2位)を記録している。)その他、BEATLESのカヴァー(『Help!』ということは直ぐに気づくでしょう...)、DAVID BOWIEの曲(『1984』)まで取り上げていて、かつてのスターが低迷していたことが信じられないような充実ぶりである。

ということで、本アルバムは、まさに生まれ変わったTINAの持ち味がフルに出ているアルバムであり、奇跡の復活を遂げることになったアルバムであり、彼女のキャリアを語る上でも重要なアルバムである。また、その髪型から「ライオン丸おばさん」と言われるようにもなり、新たなファンを獲得することになったアルバムである。'80'sにその名を刻み込んだ名盤の一つであり、じっくりと聴き込みたくなるアルバムである。尚、彼女についてもっと知りたいという方は、映画「TINA ティナ」をご覧になるといいでしょう。 

 

Private Dancer

Private Dancer

  • アーティスト: Tina Turner
  • 出版社/メーカー: JVC
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

↓7曲のボーナス・トラック入りはこちら

Private Dancer: Centenary

Private Dancer: Centenary

  • アーティスト: Tina Turner
  • 出版社/メーカー: EMI
  • 発売日: 2000/03/14
  • メディア: CD

↓映画「TINA ティナ」

TINA ティナ

TINA ティナ

  • 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • 発売日: 2006/01/25
  • メディア: DVD


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ケータイ刑事銭形泪27話(2nd.14話) [ケータイ刑事]

 BS-iでの再放送も、遂に第3クールに突入することになった「銭形泪」。本放送から2年と1週間が経過しているが、季節的なことに関しては本放送の時とほぼ一致しているので全く問題がなく、今回からは夏服となる泪ちゃんです。また、制服の衣替えに合わせて髪型も変更になります。(ということで、泪ちゃんは各クールで髪型が変わりますが、それぞれ異なった魅力を振りまいてくれます。)この髪型は第3クールから劇場版まで続きます。また、この泪ちゃんの髪型は、歴代ケータイ刑事でも最も髪が長いことを前面に出したヘアースタイルでもあります。制服については、現在では劇場版で舞ちゃんと零ちゃんも夏服姿を披露し、この7月から2nd.シリーズに突入した雷ちゃんも、そちらで夏服となりましたが、「銭形泪」の第3クールというのは「ケータイ刑事」では初めての夏服ということになったもので、ひとつのエポックメイキングとなったことでもありました。

更に、今回の物語からはOP主題歌も今までのコーラスだけのものから主演の黒川芽以さんが歌うものへと変わりました。(曲名は「泪の海(TVバージョン)」であり、黒川さんのデヴュー・シングル「泪の海」にも収録されています。)ということで、この第3クールは、泪ちゃん(黒川さん)が「ケータイ刑事」において、「パートナー交代」に続いてまたも新たな道を開拓していってくれる所でもあり、そしてこれらの全てが良い方向に回っていったため、「銭形泪」の2nd.シリーズは本当に屈指の大傑作となり、新たなスタンダードとなりました。(元祖・愛ちゃんと共に泪ちゃんが残した功績は大きい。)

今回の物語は「BS初のミュージカル!! ~歌って踊って殺人事件(前編)」ということで、「ケータイ刑事」シリーズにおいて初の「前後編」の物語でもあります。(その後「前後編」の物語は、シリーズ100回記念となった「・2nd.9&10話」と「・1st.25&26話」しかない。)しかもミュージカル編ということで物語は進んでいくが、「刑事ドラマ」で「ミュージカル」というのは実にユニークでもある。また、このミュージカル編の物語は、ストーリーの方も音楽に負けず劣らずに実に面白く展開していき、100本を越える「ケータイ刑事」の全シリーズの中でもNo.1という人気を誇っている物語でもある。(まさに傑作中の傑作です。)これは、劇場版と一緒にTVシリーズの音楽も収録されているサントラ盤にも、このミュージカル編からは3曲が収録されているように、音楽の方もとても楽しいものであり、たっぷりと堪能できるようになっています。(それでもまだ収録されていない曲が何曲もあり、それらも収録してリリースとて欲しいところです。)また、シリーズのお約束もしっかりと登場するということで、まさに今回と次回(後編)の物語は「永久保存版」として手元に残しておくべき物語なのである。ということで、今回はいつも以上の長文となること必至ですが、いつもの調子で、長文&(今更ながらの)ネタバレありでスタートします。

黒川さんの歌うOP主題歌(透明感のある綺麗なボーカルで、なかなかいいですね~)のバックの映像も変更になり、高村さんは007・James Bondを意識したものになりました。(スマートで背が高く、彫りの深い高村さん(草刈さん)だと、007のイメージというのは合っていますね。→このタイトル映像によって、銭形姉妹は将来に、日本を舞台にした映画「007」の新作でボンドガールを、という妄想を抱くようになりました。でも、の四姉妹だったら、演じた4人いずれもが実力者であるだけに、世界に羽ばたいてもらいたいとも思います。)また、この新しい映像の中には遊び心に満ちた看板が出てくるなど、お楽しみもしっかりとあります。(それにしても、泪ちゃんは拳銃を握りませんね...劇場版では手にしましたが、TVシリーズでは歴代のケータイ刑事(雷ちゃんまで含める)の中で唯一人拳銃を手にしていない泪ちゃんです。)で、主題歌が終わると、いきなり「今回のケータイ刑事は、ミュージカル仕立てでお送りいたします。」と出て、今回が売りの「BS初」のミュージカル編ということを改めてアピールしている。最初にこのようなテロップが出るのは「愛・13話」が最初でしたが、「」「・1st」でもあり、更には「」「」にも受け継がれています。

「♪祟りじゃ~た・た・りじゃ~」と、白装束の老婆がいきなり叫んでいる。ということで、まずは「八つ墓村」のパロディで幕が上がる今回の物語。柴田さんが「お二人は祟りを信じますか?」と泪ちゃんと高村さんに尋ねるが、高村さんは「それはね、日本的な、一種の迷信だね」と言って、「僕は超能力や霊能力は信じない。祟りとは心の弱い人間が捕らわれる一種のフェイク」と言う。(これまでもこの種のものは信じないと言っていた高村さんですが、その思想は変わりません。)柴田さんは、「鑑識という立場上「祟り」などの存在には否定的な見解を持っています。すなわち、どんな不思議な超常現象も科学で解明できると」と言うが、それでもUFOや宇宙人の存在など、それらを全て信じているのが柴田さんであり、しかもマニアですからねぇ... が、「しかし、もろこし村のポン踊りだけは謎なんです」と続ける柴田さん。流石の泪ちゃんも「何ですか、それ?」と、この話は知らない。(トレンド・ハンターの泪ちゃんですから、超常現象のブームが来ていたら、チェックはしていることでしょうが...)で、その説明をする柴田さん。それはもろこし村に古くから伝わる雨乞いの儀式ということだった。で、その説明で、もろこし村の名産はとうもろこし、(「とうもろこし」を英語で言うと?と尋ねるとすかさず「ポップコーン」と言う泪ちゃんですが、それは「とうもろこし」の加工食品ですが... →やっぱり食べ物になると泪ちゃんの頭は違った回転を、しかももの凄い高速回転をするようです。これに高村さんは「ノー、ノー、ノー、POP CORN」と発音を正すことをするが、やっぱり良いコンビです。)で、その「POP CORN」が訛って「ポン踊り」となったと言う柴田さん。が、これには泪ちゃんがカメラに向かって「訛ってないじゃん」と突っ込んでくれます。(雷ちゃんが時々カメラ目線でボケたり突っ込んだりしてくれますが、この泪ちゃんのテイストを受け継いでいますね。)→確かに泪ちゃんの言う通りで、訛っていませんね。

柴田さんの説明は続く。50年前、村が大干ばつに襲われた時、雨乞いのポン踊りを行ったら、村の若者3人が謎の死を遂げた。また、25年前も同じく村の若者3人が犠牲になった。(死因は全て「息詰まり」→鑑識用語では「窒息死」という。でも、一般的に「窒息死」と言いますよ。)彼らはいずれもが原因不明で、ポン踊りを踊っている最中に突然苦しみだし、村人たちの目の前で突然死んだというのである。更に、首には何者かによって絞められた手の跡が残っていたが、警察も誰がどうやって首を絞めたのかが分からず、事件は迷宮入りとなり、それ以来村人たちはそれを「神の手様の祟り」と恐れて、ポン踊りを封印したのだった。が、今年は極端な雨不足でとうもろこしが不作ということがあった。そこに泪ちゃんが「あっ、思い出した!」と声を上げると、柴田さんの側にやってきて「もろこし村って、柴田さんの出身地ですよね。季節になると、柴田さんから美味しいとうもろこしが送られてくると、お姉ちゃまと妹が言ってました」と言う。→そう言えば柴田さんは、お姉ちゃま(=愛ちゃん)に対しても密かな思いを抱いていましたし、妹(=舞ちゃん)に対しては、どさくさに紛れて(即座に撃沈したものの)プロポーズまでしていましたが、まだ諦められないのでしょうか?でも、そのとうもろこしの大半は、結局は泪ちゃんの口に入っていたのでは?と思ってしまいます。

そして、まずはるんるんミュージカル編の一曲目として「♪助けて~、泪ちゃん、高村さーん」という柴田さんの歌となる。(この曲、「泪ちゃん」という所が「零ちゃん」に置き換わり、「銭形零」では着メロにまでなっていましたが、知名度の高い一曲です)でも、この曲はサントラ盤には収録されていません。「泪ちゃんバージョン」と「零ちゃんバージョン」のいずれもサントラ盤に収録してもらいたい所です。(何せ、「銭形愛」からはOP主題歌だけというように、サントラ盤はリリースされているものの、かなり抜けており、「」「」「」でもまだ抜けているものが多数あります。ここに「銭形雷」を加えて、「サントラ盤2」を発売してもらいたい所です。)で、「助けて、Help!」とお願いした柴田さんは、泪ちゃんと高村さんと共にもろこし村にやってきました。

もろこし村、そこはかなり寂れた古い田舎の村であった。一応「歓迎 ようこそもろこし村へ」という看板が出ているものの、人影はなかった。「古い町、古すぎるわ」と泪ちゃんは素直な感想を口にする。更に高村さんが「ゴーストタウンだね」と続けるが、全くその通りです。とにかく、時代劇に出てきてもおかしくない古びた町です。(こんな所、現代に残っているの?と思わせるが、これが「ケー刑事・ワールド」でもあります。)が、そこに3人の村の若者(川尻秀隆、石亀信房、足利輝子)が現れ、「こないな所まで、ようこそお越しやした」と泪ちゃんたちを歓迎すると同時に、柴田さんに対しては「よぉ、しばらく!」と挨拶をする。「こんにちは、銭形泪です」とお辞儀をして挨拶をする泪ちゃん(やっぱり礼儀正しい銭形家のお嬢様です。)と「高村一平です」。が、「本当に刑事さんなんだべか?」と石亀が言うと「二人とも、正真正銘、優秀な刑事さん」と柴田さんは説明する。が「そんなら証拠、見せてちょ。刑事さんなら警察手帳を持っているでしょう」ということで、お待ちかねのお約束の登場です。

で、泪ちゃんと高村さんは警察手帳を手にして、「オフコース」と高村さん、「これでいいですか?」と泪ちゃんは言って、3人に見せる。「メンズ・エステティックサロン葛飾店?」「こっちは青葉台学園だがね...」ということで、二人とも「あっ、間違えた」で、改めて警察手帳を見せる。すると、泪ちゃんの警察手帳を見て「警視正(けいし・ただし)様だべ」って、それは名前ではありませんが...(「警視正(けいしせい)です」としっかりと泪ちゃん。)また、高村さんの警察手帳を見る田「お前は巡査かや?」とちょっとバカにしたように言う。すると「いや、私はロス市警に長くいたものですから...」と高村さん。が、「あっ、あの~、ポン踊りの会場に案内してください」と泪ちゃんが切り返してくれました。(何だかんだで泪ちゃんと高村さんは息のあったぴかぴか(新しい)黄金コンビです。)で、「荷物持ちましょう」と、客人に優しい村人たちは泪ちゃんたちを案内する。

ポン踊り会場に移動中の一行。そこにあの「祟りじゃ」の老婆が現れた。そして「もーろこし大明神の祟りじゃ。♪祟りじゃ、た・た・りじゃ~」そして、3人の村の若者を次々と指さして「お前も、お前も、祟りでみんな死ぬんじゃ」といい、泪ちゃんたちには「帰るんじゃ。お前たちが来るとみんな死ぬ」と言って追い返そうとする。が、その老婆の肩に手を掛けて「祟りなんかなか~」と言って、青年団の団長である伊集院忠明が現れる。が、老婆は「お前も死ぬぞ」と伊集院に言うと「祟りじゃ」と言いながら後ずさりをして去っていました。で、団長と柴田さんは「しばらく」と軽い言葉を交わすと、泪ちゃんたちに伊集院が自己紹介し、泪ちゃんたちをポン踊りの会場に案内していく。

会場では、が組んであり、万国旗が飾り付けられていて、いかにも田舎町の盆踊り会場といったものであった。また、村人たちがその周りに輪を作っていて、ポン踊りの練習をしていた。それを見た高村さんは「随分本格的じゃない...」とお気に入りの様子。泪ちゃんも生き生きとした笑顔で「なんか、盆踊りみたいですよね」(って、「ポン踊り」って元ネタは「盆踊り」でしょうが...)団長が櫓に登り「ポン踊りを始めますばい」と言い、踊りを始めようとする。その声に村人たちは拍手喝采するも、「祟りじゃ」の老婆と、もろこし村村長・難波清張(この名前、当然作家の「松本清張」氏のもじりです。→でも、「祟りじゃ」なら、横溝正史の名前をどうして使わないのかしら...?)がじっと睨むように見ていて「祟りの恐ろしさを知らん哀れな奴らだのう~」と苦虫を噛み潰したような表情をしている... 音楽が流れてきて、村人たちはポン踊りを始める。で、この「ポン踊り」の音楽というのは、サントラ盤に収録されている「雨ごい音頭 もろこし村の歌」である。(これを歌っているのは、サントラ盤によると「もろこし村青年団」となっている。また、作詞の名前は無いが、今回の脚本の林誠人氏の作詞のようです。)で、いかにも盆踊りと言ったメロディの曲で、振り付けも盆踊りが基本となっているもので、誰にでも直ぐに覚えられそうなものです。(この部分を何度も見て、勉強しましょう。)

で、それを見ていた泪ちゃんと高村さんも、途中から踊りの輪に加わる。「ジャパニーズ・トラディショナル・ダンス!悪くないじゃん」と高村さんは気に入ったという表情で楽しんでいますし、泪ちゃんも満面の笑みを浮かべて踊りを楽しんでいます。そして「じゃけんど、ほんまに雨さ降るだべか?」と田舎訛りで言ってくれます。(そういえば泪ちゃんは「・1st.11話」でもこういうしゃべりを口にしたことがありましたね。)→これを「ミュージカル」と言って良いのかはちょっと疑問がありますが、今までにない実に楽しい楽しい物語ですね。

そうして、こんながポン踊りを踊っていると、突然雷雷が走った。(今ならば、「雷鳴轟く積乱雲。…」ということで、犯人逮捕に向けてのクライマックスになりますが、この時はまだ雷ちゃんは「ケータイ刑事」にはなっていませんでした。でも、稲妻を落とす練習ぐらいはしていた?)すると、櫓の上にいた伊集院が突然苦しみだし、そしてその場に倒れてしまった。「何っ?」と驚く泪ちゃん、「まさか?」と青い顔になる柴田さん。音楽は止まり、川尻が慌てて櫓に駆け上る。が「死んでます!」と言うと、泪ちゃんと高村さんが急いで櫓に駆け上がる。伊集院を見た泪ちゃんは「嘘っ...」と、いつもの豊かな表情に一段と磨きがかかった驚きの表情をしている。また、輝子は呆然として伊集院の体をただゆすり「伊集院さん、伊集院さん...」と泣き崩れてしまう。それを見守る泪ちゃんの携帯に「警視庁から入電中」というお馴染みの着ボイスで事件を知らせるメールが届く。もろこし村で殺人事件発生。被害者は青年団団長の伊集院忠明。ということで、いつものように「直ちに現場に急行せよ」(だけど、今回も既に現場に到着しています。)→現在、時間的には物語の1/3の段階です。が、楽しすぎて「事件」なんてすっかり忘れていました。更にこの時点で既にいつもよりも長くなっているということは、今回は何処まで長くなることやら...

こうなると、柴田さんの出番と言うことで、伊集院の検死を行う。で、「死因は息詰まり、首に絞め殺された手の跡が残っている」と告げると「どういうこと?さっきまで元気に踊っていたじゃない。自分で自分の首を絞めたってこと?」と高村さん。が、冷静な泪ちゃんは「それは無理です。何か凶器を使わない限り、自分で自分の首を絞めて殺すことはできません。死ぬ前に気絶してしまいます」としっかり泪ちゃんというキャラをアピールしてくれます。すると、村長がその輪に入ってきて「いたしいことしてくれたよなぁ。これは祟りじゃけい。もろこし大明神の祟りじゃ。神の手様のお怒りじゃ!」と、これは「祟り」ということをアピールし、「祟りじゃ」の老婆が「♪祟りじゃ、た・た・りじゃ」で、怯える村人たち。が、泪ちゃんはしっかりとその時の老婆の動きをチェックしていました。

「もろこし村殺人事件捜査本部」と書かれた紙を貼り付けた村の福祉センターの一室。(その紙が自然と剥がれ落ちる。)中には泪ちゃん、高村さん、柴田さんに村の若者の3人組(川尻、石亀、輝子)がいた。で輝子が、もろこし大明神の祟りを恐れるようになった村の歴史を泪ちゃんたちに説明している。それは400年前の出来事からだった。(輝子がミュージカル仕立ての歌で説明してくれる。→この曲、サントラ盤には収録されていません。)400年前、織田信長の家臣である丹羽一族に滅ぼされた林一族の落ち武者様がもろこし村に逃げ延びてきた。凶作続きで自分たちの食べるものさえ不自由していた村人たちだったが、落ち武者様に一杯の味噌汁を与え、精一杯のおもてないをした。すると落ち武者様は自分を救ってくれたお礼にと、村の一角でとうもろこしの栽培を始めた。そして村は大いに潤った。だけど落ち武者様の平穏な日々は長くは続かず、しばらくするともろこし村に丹羽の軍勢が攻めてきた。このままでは村が滅ぼされてしまうと思った落ち武者様は自ら命を投げ出すことで村を救おうとした。で、丹羽の軍勢はその申し出を受け入れて村人たちには手を出さなかったが、その代わりに落ち武者様は息詰まりの刑に掛けられた。で、村人たちはもろこし大明神を作り、落ち武者様の御霊を手厚く葬った。それから収穫の時期になるととうもろこしを唐土大明神に捧げるようになった。ところが、51年前、とうもろこしを捧げるのを怠ってしまい、翌年村は大干ばつに襲われ、雨乞いのポン踊りをすると3人の若者が死んでしまった。で、これが祟りの始まりということだった。で、伊集院は祟りで死んだのだと村人たちは口にする。

そうしていると高村さんが泪ちゃんに「銭形くん、トイレ行きたくなった?」と言うが「いえ、別に」と軽く泪ちゃんにあしらわれてしまう。すると柴田さんに「柴田くん、トイレ行きたくないか?」と尋ねるも「いえ、別に」。すると泪ちゃんが「高村さん。もしかして、怖くて一人でトイレに入れないんですか?」と、高村さんを冷やかすように、ちょっとバカにしたような表情で言う。そして、更に「心の弱い人間が祟りを信じるんじゃなかったでしたっけ?」と続けるが「何を言っているだ。僕はロス生活が長いからさ、ジャパニーズ・スタイルのトイレは使い方が分からないだ...」と理由になっていない言い訳をする高村さん。当然「はい?」と泪ちゃん。すると、泪ちゃんの耳元で「東京に帰ったらさ、ストロベリージャンボパフェ奢るから、どう?」と囁く。すると笑顔の泪ちゃんはゆっくりと右手の指を立てていき「1、2、3」ということで、ストロベリージャンボパフェ3杯で取引が成立しました。(この頃から泪ちゃんの大食ぶりがエスカレートしてくることになります。)

で、トイレに行った高村さん。用を足しているときに何気なく窓から外を見ると、そこに伊集院の幽霊モバQの姿を目にする。そして、高村さんにこっちへ来いとばかりに手で呼んでいた。それで高村さんは真っ青になる。トイレの前では泪ちゃんと柴田さんが待っていた。で「しかし高村さんて、見かけによらず恐がりだね」と柴田さん。「恐がりのくせに、強がり言って、一番たち悪いんですよね」と泪ちゃん。(こういう所はストレートにボロクソに言ってくれます。)そうしていると、青い顔をした高村さんが「出た」と言いながらトイレから出てくる。が、笑いながら「えっ?そんなに我慢していたんですか?」と泪ちゃん。が「違う、モバQ幽霊が、幽霊が出た」と高村さん。「モバQ幽霊?」と泪ちゃんはちょっとバカにしたような口調で、柴田さんはその間にトイレの中を覗いてきて「誰もいないじゃないですか」。しかし高村さんは「いるよ、窓から覗いていたんだ」で、アコースティック・ギターのメロディが流れてきた「♪僕は見たんだ」を歌う高村さん。(サントラ盤には泪ちゃんと柴田さんの歌うこの曲が収録されていますが、高村さんバージョンは収録されていません。)それをじっと見ていた泪ちゃんと柴田さんだったが、歌が終わると泪ちゃんが一言。「高村さん、チャック開いてますよ」で、慌ててチャックを閉める高村さん。それを見ていた泪ちゃんは一人で声を押し殺すように笑っています。(こういう笑顔は泪ちゃんには似合います。)

が、その泪ちゃんの横にいる柴田さんが突然めまいを起こしたようにふらつき、「泪ちゃん、あそこ」と泪ちゃんの右の方を指さす。で、「えっ?」とその方向を振り向いた泪ちゃんはゆっくりとそっちの方に歩いていく。(柴田さんは泪ちゃんに隠れるようにそっと後を付いていく。)そして、窓から外を見ると、伊集院の幽霊モバQが立っていた。そして「祟りは本物ですばい。これ以上ポン踊りを続けてはいけましぇん。ばってん、続けたら、必ずまた祟りは起こりますばい。あと二人、死ぬことになりますばい」と語りかける。で、流石の泪ちゃんも、これには目を丸くして呆然となり、「高村さん」と声を掛けるも、その高村さんは大の字になって床の上で寝ていた。(気絶?)そこに輝子、石亀、川尻が「どうされました?」と言って駆けつけてくる。「あの、出たんです。伊集院さんの幽霊モバQが...」と叫ぶように言う泪ちゃん。(柴田さんは声も出ず、ただ、窓の外の方を指田何度も指すだけで...)が、これに川尻は「幽霊?冗談やめようや、もう~。田舎者と思ってバカにしとりやすの?」が「冗談じゃないですよ、ねっ、柴田さん」と柴田さんに同意を求めようとする泪ちゃんに「この目ではっきりと見た。あれは死んだ伊集院くんだった」と断言する柴田さん。しかし信じてもらえず「またまた、柴田までそんなことを...」と石亀からも相手にされない柴田さん。で、泪ちゃんに向かって「こうなったら」と柴田さん。で「やるんですか?」と泪ちゃん。そしてミュージックのスタート。(「♪僕は見たんだ」)で、泪ちゃんと柴田さんのデュエットで、たっぷりと振り付けもあり、「ミュージカル」仕立てで見せてくれる。(これを見て思ったのは、黒川芽以さん、いずれはミュージカルの方にも進出したら、ということです。また、2005年11月に本田美奈子.さんが亡くなった時、黒川さんに対して「本田さんの意志を受け継いで」という言葉がかなりあったのは、ドラマ「ハート」で親子役として共演したこのお二人ですが、同じ高校の先輩と後輩という関係でもあり、このシーンで黒川さんに大いなる可能性を感じたのだと言うことがよく分かります。または東映のファミリー向け作品のヒロインの先輩である島田歌穂さん(「がんばれ!ロボコン」のロビンちゃん)がそうですし、「テツワン探偵ロボタック」のヒロイン・橘ミサキちゃんを演じた黒川さんというこも頭にあります。→でも「○○二世」ではなく「黒川芽以・一世」として活躍してもらいたいところです)

歌が終わり、ポーズを決めている泪ちゃんと柴田さん。しかし「よろしおすか?」と輝子。「はい?」と泪ちゃん。この間が何とも言えない言い余韻を生み出している... 輝子は「今日は長旅でお疲れなのでしょう。ゆっくりとお休みまし」と優しい言葉を掛ける。で「あっ...」と照れ笑いをする泪ちゃんは「全然ダメじゃないですか...」と早速柴田さんに突っ込み、申し訳ないとただただ頭を下げるだけの柴田さんでした。(まあ、柴田さんが言い出したことですが、こういう所は直ぐに他人に責任を押しつける泪ちゃんですが、愛らしい泪ちゃんです。でも、階級は泪ちゃんが上ですから、部下(?)のフォローもしてあげないと...)で、画面はフェードアウトしていき「惨劇の夜はこうしてあけた」とのテロップが出て、物語は一気に翌朝へ。

朝、目覚めた泪ちゃんは顔を洗い、ハンカチを絞っているが「♪嘘をつくと舌を抜かれるよ...」と「僕は見たんだ」を口ずさんでいる。が「あっ、ダメだ、耳に残っちゃってる...」と思い出し笑いをしている。(こういうところは実に可愛い泪ちゃんです。)そこに「一生のお願いだぎゃあ」と言う声が聞こえてくる。それは川尻が輝子にプロポーズをしている所だった。が、「私、もうどうしたらいいか分からしませんの」と言って走り去っていく輝子。直ぐに後を追いかける川尻は、輝子を捕まえると「伊集院の奴は死んでしまった」と言い、輝子は伊集院の恋人だったことを知った上でプロポーズするも、他に好きな男がいると気づいて石亀の名前を口にする。すると「川尻はん、堪忍や」と言って輝子は走り去ってしまう。で、川尻は何も出来ないでいた。という様子を見ていた泪ちゃんは「潤む、悪の雫」(ここでようやくAパートが終了です。それにしても、19分ちょっとと、長いAパートで、残りは5分ちょっとです。)

(人影のいない)街中に出た泪ちゃんは高村さんと出会うと「あっ、おはようございます、高村さん」と朝から爽やかな笑顔でご挨拶。「おはよう」と高村さんが返すが。やっぱり泪ちゃんは高村さんに口撃をということで「ずっと気絶していたから心配していたんですよ」と、幽霊モバQを見て気絶した高村さんをからかうように言うが、「気絶じゃないよ、人間ハードに働きすぎると、突然睡魔に襲われるんだよ」と、ああ言えばこう言うという二人のやりとりはやっぱり面白いですね。で、泪ちゃんは直ぐに別の話題にということで「せっかくのシャツがシワシワじゃないですか」と、高村さんの着ているシャツにシワが出来ていることを口にする。が、これには「シルクのパジャマ持ってこなかったのが一生の不覚だなぁ」と高村さん。で、泪ちゃんはシワがおかしいのか、笑っている。と、そこに咳払いをした柴田さんが登場し、「やはりシャツは形状記憶に限るね」と、形状記憶シャツであることを自慢げにする。「形状記憶?」と言う泪ちゃんに「見てて」と言って使い捨てカイロを取り出すと、それを自分のシャツに当てて軽く擦る。するとその部分のシャツのシワは消えた。で、高村さんは「アメージング」と感嘆の声を上げるが、泪ちゃんも笑顔になって「そうかぁ、分かった」と満面の笑みを浮かべると走り出す。(高村さんが「歌かい?」)そして、泪ちゃんショーの始まり始まり!

'80'sアイドル・ソングでは必ずいたバックダンサーの女の子。それを引き連れた泪ちゃんの歌ということで、サントラ盤にも収録されているるんるん「♪泪流して歩こうよ」の登場です。ただ、'80'sアイドルと違うところは、泪ちゃんは青葉台学園の夏服の制服のままということだけです。で、6人のスクールメイツ風の女の子を従えて、'80'sアイドル風に泪ちゃんが歌い始める。「♪泪流して歩こうよ」シャボン玉が飛んだり、振り付けは'80's風ということで、まさに'80'sアイドル気分で歌う泪ちゃん。ということで、とにかくアイドル・泪ちゃんと言うところをたっぷりと見せてくれます。(舞ちゃんのダンスシーン以上にアイドルしている泪ちゃんです。)→黒川さんもノリノリ!そう言えば、映画「問題のない私たち」の中でも黒川さんの歌う曲が挿入歌として流れるところがありますが、そこはイメージビデオという感じでしたが、ここは完全にアイドル・泪ちゃんということで、実に楽しい所です。そして、最後を「ルイルイ!」と決める泪ちゃんですが、泪ちゃん(黒川さん)のPVと言ったところ。こんなにも楽しいシーンは100本を越える「ケータイ刑事」の物語でも他にはありません。で、柴田さんと高村さんも、最後の「ルイルイ!」は合わせていて、高村さんは大感激。で、泪ちゃんが「謎は解けたよ、ワトソンくん」でウインクひとつ。で、時間の長くかかりましたが、アイドル・バージョンの「ワトソンくん」でした。

青年団のみんなが一緒に写った写真。輝子を真ん中にして、向かって左に川尻、右に伊集院が移っている。そして、赤のマジックで、伊集院には「×」が、輝子と川尻にはハートマークが書かれている。(この関係は...?)

泪ちゃんが押し入れで何かを探している。で「これだ」と言って探しているものを発見すると「柴田さん、お願いします」と言って手渡す。(それは形状記憶素材で作られた手ぬぐいでした。)で、高村さんは「一体どういうこと?」と尋ねると、泪ちゃんは説明をしてくれる。「伊集院さんは形状記憶の素材で作られた手ぬぐいを巻いていたんです。そして、ポン踊りを踊ったことで体温が上がり、形状記憶手ぬぐいが首を絞めた。伊集院さんが死亡した直後、その手ぬぐいに冷却スプレーをかけ、普通の手ぬぐいにすりかえた。そうすればあの犯行は可能です」ということで、トリックを見抜いた泪ちゃんです。すると柴田さんが「完全一致」と言い、この手ぬぐいに付着していた毛髪は伊集院のものと言うことが判明する。で「決まりですね」と泪ちゃん。

川尻、石亀、輝子を集めて問いつめる泪ちゃん。が「何言っとる何で俺が犯人にされなあかんの?」と川尻。が、泪ちゃんは「あなたの部屋から伊集院さんの毛髪が付着した手ぬぐいを発見しました」と言い、高村さんがその手ぬぐいを証拠品としてみせる。が「手ぬぐいは伊集院に何遍か貸したことがある。髪の毛の一本ぐらい付いていたっておかしーにゃーは」と反論するが、「これはただの手ぬぐいじゃない、形状記憶。あなたはこれを使って伊集院さんを殺した」と高村さんが語る。すると「動機は何だべさ?」と石亀が立ち上がって尋ねる。すると「三角関係です」と泪ちゃん。で、亡くなった伊集院と輝子は恋人同士であり、それを川尻が嫉妬した。ということで、川尻が輝子にプロポーズしているところを見たと泪ちゃんは口にする。で、川尻は目をそらすが、「つまらんことはどうでもいい、それより、そんな手ぬぐいで人が殺せる訳にゃーだろう」と、犯行は重ねて否定する。すると高村さんが「ようし、出来るか出来ないか、僕がトライしてみよう」と自信たっぷりに口にする。が、これには泪ちゃんは「えっ?」と驚いている。

ポン踊りの会場に移動した泪ちゃんたち。手ぬぐいを首に巻いた高村さんが櫓の上に一人立っていて、泪ちゃんたちは下からそれを見上げている。「大丈夫だよ、危なくなったら直ぐに外すから。この村で死ぬつもりはないよ」と余裕を見せて笑う高村さんに泪ちゃんは笑顔を見せている。(でも、柴田さんは心配げな顔つきをしている。)→何だかんだ言っても、泪ちゃんは高村さんのことを信頼している証拠ですね。(流石はぴかぴか(新しい)黄金コンビです。)

「さあ、パーティの始まりだ!イッツ・ア・ロックンロール!!るんるん」と高村さんはノリノリ。で、ポン踊りの曲(「♪雨ごい音頭」)が流れてきて高村さんは踊り始める。「♪レイン、レイン、雨さ降れ!」で、実に楽しそうに踊る高村さん。それを見た柴田さんは「弾けているね、高村さん」と漏らす。泪ちゃんも笑って見ていて「本当は踊りたかっただけなのかも...?」と、高村さんの心をしっかりと見抜いていました。

そうしていると、突然稲妻雷が轟いた。すると高村さんの動きが止まり、突然苦しみだした。で、直ぐにその場に倒れ込んでしまう高村さん。それを下から見ていた泪ちゃんの表情が一変して「高村さん?」と口にすると、慌てて直ぐに櫓に駆け上がる。(その反応速度は実に速い!)で、柴田さんたちも直ぐに後を追って櫓に登る。

櫓に登った泪ちゃんは高村さんの体をゆすり「高村さん、高村さん、しっかりしてください」と何度も呼びかける。が高村さんは反応しない。そして、続いて登ってきた柴田さんが「まさかでしょう...」と驚きながら高村さんの脈を診る。(泪ちゃんは「高村さん」と何度も言って体を揺すり続けている。)そして「死んでる」と柴田さん。川尻、石亀、輝子の3人も互いに顔を見合わせて驚いている。泪ちゃんは一瞬柴田さんの顔を見るも、直ぐに「高村さん、高村さん」と呼びかけを続ける。また、泪ちゃんの目からは一筋の涙たらーっ(汗)が流れている。(いつもは嘘泣きの泪ちゃんですが、時には本当の涙を流す心優しい泪ちゃんですが、前回の「・2nd.13話」に続いてまたも本当の涙を見せます。高村さんに対しては「・2nd.4話」以来の本物の涙ですね。それだけ高村さんとの間には信頼関係が成り立っています。)

ということで、画面はそこでストップし、いつもの終了のパターンであるサブタイトルの「BS初のミュージカル!! ~歌って踊って殺人事件」が一文字ずつ出てくる。いつもは最後に「」と出るのだが、今回は「」と出て、次回の「後編」に続きます。

今回は、ケータイ刑事では見せ場である泪ちゃんの口上シーンが登場しなかったが、これは物語の展開上仕方がないことでもある。これが無ければ、まさに「肉のない肉じゃが」とでも言えるのだが、今回の物語は、その口上シーンが無くても、他にたっぷりと見せ場があり、不満に感じることはありませんでした。まさに楽しい楽しい物語であり、「ケータイ刑事」で最も人気がある物語だと言うことも直ぐに理解できます。で、次回の後編も見所満載、泪ちゃんの「♪泪流して歩こうよ」も今回以上の大人数を引き連れて、たっぷりと見せてくれます。(本放送だったら、「後編」が気になって仕方がない所ですが、この度の放送は再放送であり、しかもDVDで何度も見ているので、この先の物語は分かっていますが、それでもやっぱり気になります。→DVDでしっかりと続きである「後編」を見ました。で、次回の放送の前には、今回の「前編」をまた見ておきます。→この「ミュージカル編」の前後編は、何度見ても飽きない楽しい楽しい物語なのです。で、やっぱり予想通り、今までの「銭形泪」の中でも最も長文となってしまいました。)

とにかく、この「ミュージカル編」は「永久保存」するだけの価値がある物語です。DVDをお持ちで無い方は、しっかりと録画保存しましょう!

鑑識メモ。高村さんがお亡くなりになったということで、柴田さんがそれを喜んで歌を歌っている。(曲は「♪助けて~」というあの曲で、歌詞の方だけ変更されたもの。尚、この曲は「・1st.12&13話」の活弁の物語にも登場した曲です。)で、気持ちよく歌う柴田さんだが、「カーン」とのど自慢の「不合格」でした。

 

↓今回の物語からはこちらに収録されています。

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/06/24
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/10/22
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/02/25
  • メディア: DVD

↓主題歌はこちらです。

泪の海

泪の海

  • アーティスト: 黒川芽以, 丹羽多聞アンドリウ, 遠藤浩二, ASSASSIN, 古澤衛
  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
  • 発売日: 2005/04/20
  • メディア: CD

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック

  • アーティスト: サントラ, ナミ&チヨ
  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
  • 発売日: 2006/02/01
  • メディア: CD

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 プレミアム・エディション

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 プレミアム・エディション

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/08/25
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 スタンダード・エディション

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 スタンダード・エディション

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/08/25
  • メディア: DVD

 

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2003/05/22
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/04/23
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/12/23
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/01/27
  • メディア: DVD
ベスト・オブ・ボンド007

ベスト・オブ・ボンド007

  • アーティスト: 映画主題歌, ジョン・バリー&オーケストラ, シャーリー・バッシー, カーリー・サイモン, デュラン・デュラン, シーナ・イーストン, ルイ・アームストロング
  • 出版社/メーカー: 東芝EMI
  • 発売日: 2003/03/05
  • メディア: CD

007 製作40周年記念限定BOX

007 製作40周年記念限定BOX

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2004/08/20
  • メディア: DVD
八つ墓村

八つ墓村

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • 発売日: 2002/04/21
  • メディア: DVD
呪いと祟りの日本古代史―常識を覆す驚くべき「裏」の歴史

呪いと祟りの日本古代史―常識を覆す驚くべき「裏」の歴史

  • 作者: 関 裕二
  • 出版社/メーカー: 東京書籍
  • 発売日: 2003/12
  • メディア: 単行本
写真で見る日本妖怪大図鑑

写真で見る日本妖怪大図鑑

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2005/07/20
  • メディア: 単行本

一冊でわかるミュージカル作品ガイド100選

一冊でわかるミュージカル作品ガイド100選

  • 作者: 瀬川 昌久
  • 出版社/メーカー: 成美堂出版
  • 発売日: 2001/12
  • メディア: 単行本

トウモロコシ―歴史・文化、特性・栽培、加工・利用

トウモロコシ―歴史・文化、特性・栽培、加工・利用

  • 作者: 戸沢 英男
  • 出版社/メーカー: 農山漁村文化協会
  • 発売日: 2005/04
  • メディア: 単行本

 

形状記憶材料とその応用

形状記憶材料とその応用

  • 作者: 戸伏 寿昭, 堀川 宏, 田中 喜久昭, 松本 実
  • 出版社/メーカー: コロナ社
  • 発売日: 2004/06
  • メディア: 単行本

和の便り 手ぬぐい フラ ブルー TE-057-B/BIN

和の便り 手ぬぐい フラ ブルー TE-057-B/BIN

  • 出版社/メーカー: プレーリードッグ
  • メディア: ホーム&キッチン

↓「スクールメイツ」ということで...

スクールメイツの服

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 婦人生活社
  • 発売日: 1996/03
  • メディア: 単行本

GO!GO!スクールメイツ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 1993/03/24
  • メディア: CD

 

↓こういうのは如何?

万国旗プロダクション

万国旗プロダクション

  • 出版社/メーカー: テンヨー
  • メディア: おもちゃ&ホビー

 

ハーレー 形状記憶整体枕 クイーン

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  • 出版社/メーカー: SPINAL PRODUCTS (スパイナルプロダクツ)
  • メディア: ホーム&キッチン

ハーレー 形状記憶整体枕 トラベル

ハーレー 形状記憶整体枕 トラベル

  • 出版社/メーカー: SPINAL PRODUCTS (スパイナルプロダクツ)
  • メディア: ホーム&キッチン
ハーレー 形状記憶整体枕 キング

ハーレー 形状記憶整体枕 キング

  • 出版社/メーカー: SPINAL PRODUCTS (スパイナルプロダクツ)
  • メディア: ホーム&キッチン

がんばれ!!ロボコン(1)

  • 出版社/メーカー: 東映
  • 発売日: 1987/10/09
  • メディア: ビデオ

テツワン探偵ロボタック

  • 出版社/メーカー: 東映
  • 発売日: 1998/06/21
  • メディア: ビデオ

テツワン探偵 ロボタック&カブタック 不思議の国の大冒険

  • 出版社/メーカー: 東映
  • 発売日: 1999/03/21
  • メディア: ビデオ

映画「問題のない私たち」

  • 出版社/メーカー: ソニーミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2004/07/28
  • メディア: DVD

先輩に捧げます。

ゴールデン☆ベスト

ゴールデン☆ベスト

  • アーティスト: 本田美奈子, 売野雅勇, 中村哲, 船山基紀, 松本隆, 大谷和夫, 秋元康, 新川博, 鷺巣詩郎
  • 出版社/メーカー: 東芝EMI
  • 発売日: 2003/06/25
  • メディア: CD

Miss Saigon

Miss Saigon

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: 東芝EMI
  • 発売日: 1993/05/19
  • メディア: CD


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