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ケータイ刑事銭形愛12話 [ケータイ刑事]

MBSの「銭形雷」がボクシングの特番でお休み(「きょう放送を予定していた「ケータイ刑事銭形雷」は来週5月29日(火)深夜2時17分から放送します」と出ました。ということで、急遽入ったということになります。→これでTBSよりも1週遅れることになりました。スタートは2週先行していたのですけどねぇ...→筆者はBS-iの放送で既に全話見ていますけど...)となったため、「銭形愛」を雷ちゃんの代理ということにして、ここで1本入れることにしました。(既に終了している作品ですから、こういう形でもいいでしょう。)尚、「雷・30話[改訂版]」は既にUP出来る状態になっていますが、「MBSの放送に合わせて」ということで、一週間先延ばしにします。

で、今回は第12話「サンタが街にやってきた ~クリスマス誘拐事件~」である。8話以外は全て殺人事件であったが、今回は誘拐事件ということで、シリーズ初の事件と言うことであるが、そこは「ケー刑事」ということでただの誘拐事件ではありません。親子関係を考えさせられる物語でもある。また、愛ちゃんの数少ないコスプレ(そこまでいうことは出来ないかも知れない小さなことですが)が登場する物語でもある。また、BS-iでの初放送は2002/12/22ということで、クリスマス直前ということで、時節柄、クリスマスのネタを取り入れている物語でもある。それでは本編に行きます。

クリスマス気分一色の街中を愛ちゃんは寂しげに歩いている。「今年も一人ぼっちのクリスマスか...」と嘆いている愛ちゃん。そんな愛ちゃんに「メリー・クリスマス」と言ってチラシを渡すサンタの格好をしたお兄さん。で、「うわぁ、有り難う」と感激する愛ちゃんはそれを開いてみると、それは一人ぼっちのクリスマスを過ごす貴女に、ということで「クリスマスLOVELOVEテレフォン」というものだった。で「なんだよ」と不機嫌になる愛ちゃんでした。そこに「警視庁から入電中」と事件を知らせるメールが届く。で、携帯を開く愛ちゃん。誘拐事件発生。誘拐されたのは墨田区業平の運送会社社長赤木文彦(あかぎ・ふみひこ)氏の長男・赤木健太郎くん・8歳。ということで、携帯を閉じた愛ちゃんは現場に向かった。

赤木の自宅には既に五代さんがいた。そこに愛ちゃんがやってくると「誰にも気づかれなかっただろうな」と確認する五代さん。それに笑顔で「多分」と答える愛ちゃん。健太郎の両親である父・文彦と母・優子に捜査員が話を聞いていて、愛ちゃんも捜査に加わる。五代さんから脅迫状を見せて貰った愛ちゃんは文面を声を出して読む。(こういうものはいつも声を出して読んでくれる銭形姉妹は親切です。)「子供は、預かった。今日、の午後5時までに、3000万円、用意しろ。なお、警察に通報すれば、子供の命はない。サンタがサタン」ここで愛ちゃんは最後に書かれた「サンタがサタン」という所に引っかかったが、五代さんに聴かれると「何でもないです」と流した。

既に身代金3000万円の用意は出来ていて、五代さんに頼む両親。愛ちゃんは部屋の中に警官姿の五代さんと一緒に写っている健太郎の写真を発見するも、五代さんに「ちょっといいか」と言われて健太郎の部屋に移動する。で、五代さんは健太郎のことを話す。「警察官になりたい、と言っていたんだ」と言っていて、しょっちゅう交番に遊びに来ていたという五代さん。「五代さんに憧れていたんじゃないですか」と愛ちゃんは言うが、五代さんは事情を語ってくれる。健太郎の父はひき逃げされ、五代さんがその犯人を捕まえ、それからずっと、ということだった。すると文彦のことを「あの人は?」と尋ねる愛ちゃん。これに、「母親の再婚相手だ。つまり義理の父親だ」と語る五代さん。で、新しい父親が出来てから健太郎は交番に遊びに来なくなりしょっちゅう家出するようになったといい、五代さんは何度も健太郎を見つけて家に届けていた。しかし、心配している様ではなく「この事件、ただの誘拐じゃないぞ」と言う五代さんは愛ちゃんに「どう思う?」と尋ねる。が、愛ちゃんは「まだ何も...」と答える。が、脅迫状が変だと口にする。五代さんは「お前もそう思うか」と言うと、その脅迫状は玄関の郵便受けに二つ折りにして直接入っていたことを語る。

また「サンタがサタン」という言葉に隠されている意味を愛ちゃんに尋ねる五代さん。両親は去年のクリスマスに再婚したということで、部屋のカレンダーの12/25の所が黒く塗られてあった。で、それ以来健太郎はクリスマスとサンタクロースを嫌っていた。で、ピンときた愛ちゃんは「もしかして五代さん、あの人のこと疑っているんじゃ?疑っているんですか?」と尋ねる。が、五代さんはそれには答えなかった。

そうしていると玄関チャイムが鳴り、宅配便が届けられた。が、それには差出人の名前がなかった。「とりあえず開けてみてもらえますか」と愛ちゃんが言うと「はい」と言って優子が開ける。すると中身はクリスマスケーキだった。が、優子は頼んでいなかったと言う。また、その箱にはメッセージ・カードが入っていて、それを手にした愛ちゃんが読んでくれる。「メリークリスマス。子供は無事だ。30分後に業平の歩道橋に3000万円持って来い。サンタがサタン」と書かれてあった。で、現在時刻(3:30の少し前)を確認した五代さんは「緊急配備だ」と言ってその手配をして文彦と向かおうとする。愛ちゃんは五代さんに「この文、微妙に変じゃないですか」と言うが、五代さんはそれを聞き入れず「行くましょう」と言って文彦と一緒に向かった。

指定された歩道橋の周囲には、刑事たちが張り込んでいて、身代金が入った鞄を手にした文彦が歩いていくのを見送る五代さん。一方、愛ちゃんは赤木のマンションに残っていた。で、電話には逆探知の装置が取り付けられていた。(板前の格好をした柴田さんがいました。)で、電話が入り、緊張感が走る。優子が電話に出るが、それは関係ない電話だった。

愛ちゃんはキッチンの椅子に座り、2通の脅迫状を目の前にしていた。五代さんは腕時計で時間を確認し、文彦の様子を見守っていた。(歩道橋の上には文彦が立っていた。)

愛ちゃんの目に、テレビに映った映像が乱れたのが飛び込んだ。で、テレビに近寄った愛ちゃんは「もしかして...」と何かに気づき「匂う、悪の香り」と口にする。そして居間に移動すると「あれとあれ」と口にする。それに柴田さんが指を鳴らして指し示す。優子が「あれって何ですか?」と尋ねると「しっ」と口に指を当てる愛ちゃん。柴田さんが指し示したのはコンセントに差し込まれたテーブルタップだった。

時刻は4時を回った。業平の歩道橋の上にいる文彦は犯人と接触するのをじっと待っていた。五代さんも時計を見て時間を確認して、文彦の様子を陰から見ていた。そこに五代さんの携帯に着信があった。で、電話に出ると、それは愛ちゃんからだった。(赤木のマンションから外に出ていて、ある古ぼけたアパートの近くにいた。)「犯人、現れましたか?」と尋ねる愛ちゃんに「まだだ」と答える。愛ちゃんは「実は、赤木さんのマンションから盗聴器が発見されました」と告げる。これに「何だと?」と五代さん。で愛ちゃんは「ちょっと賭をしてみませんか。このまま動くが中ったらここに来て下さい」と言うと、その場所を写し、「直ぐ近くですから。いいですか。いいですね」と言う、これに「分かった」と答える五代さん。で、電話を切る愛ちゃん。(TV電話ですから、こういう場合、本当に便利です。)が、直ぐに愛ちゃんの携帯に着信が入り、電話に出る愛ちゃん。すると「火事なんです、早く来て!」と優子が叫んだ。「落ち着いて下さい」と冷静に対応する愛ちゃんは「何処が火事なんですか?」と尋ねる。優子は慌てながら叫ぶように「向かいです、向かいのアパート」と言う。で「分かりました」と言う愛ちゃんはアパートを見ると、そのアパートの一室から男が窓を開けて外の様子をキョロキョロと見ているのを目にした。

男は慌ててアパートから飛び出してくると、火事は何処だとキョロキョロとしている。そこに愛ちゃんが立ち塞がり「残念でした。煙はサンマの焼きすぎでした」と言う。男は驚いた表情をすると、慌てて振り返って走って逃げ出した。が、愛ちゃんが先回りして立ち塞がった。(あまりにも早すぎる移動です。テレポーテーションでもつかったのではないか?と思える早業でした。→それだけ運動神経、敏捷性が優れているということですね。)で、携帯を構えて「愛の光で闇を討つ。…」と口上を始める。これに男は震え出しながらもまたも後ろを向いて逃げ出し、アパートの階段を駆け上って行った。が、愛ちゃんが先回りしていて、2階のアパートの廊下に姿を現して立ち塞がる。(またもテレポーテーション?)そして「あんたが悪事を隠しても、尻尾とあんよが見えてるよ。」と口上の続きを口にする。そして「火傷するよ」からストラップを投げて男を捕まえた。

手を後ろ手に縛った愛ちゃんは男に問う。「赤木さんの部屋に盗聴器を仕掛けたのはあなたでしょう」が「知らねえよ」と惚ける男。で愛ちゃんは「火事だと聞いて飛び出してきたのが何よりの証拠。部屋を調べれば直ぐ分かるんだから」と言う。そこに五代さんが駆けつけてきた。で、愛ちゃんは「この人の部屋、調べて下さい。健太郎くんがいるはずです」と指示を出す。で、一番奥の部屋(=男の部屋)に駆け込んでいった五代さんは「健太郎くん、健太郎くん」と行って部屋の中を探し回るが、健太郎の姿はなかった。で、男が「無駄だよ、誘拐なんかしてねえもん」と吐き捨てる。が、五代さんは必至になって健太郎を捜す。これに男が自白した。盗聴していたら「誘拐だ」と言っていたので、面白くなって脅迫状を書いたのだった。そして「最初の脅迫状は俺じゃねえよ」と言う男。これに愛ちゃんは「それでか」と納得すると「微妙に言い回しが違っていたんですよ。最初の脅迫状と後の脅迫状。字も違っていたし...」と語る。すると五代さんは「共犯か」と男に詰め寄り、男を逮捕して取り調べるように指示を出す。(で、刑事が男を連行して行った。)

男の部屋には健太郎と両親が街中にいるスリーショットの写真があり、それを手にした五代さんは「絶対見つけ出してやるからな」と意を決して口にする。愛ちゃんはそれをしっかりと聴いていたが、もしかして?という複雑な表情をしていた。(ここでAパート終了。経過時間は15分を僅かに越えたと頃でした。ということで、Bパートは11分弱と言うことになります。また、アイキャッチの色は朱色でした。)

愛ちゃんと五代さんは男の部屋を調べていた。愛ちゃんはレコーダーの再生ボタンを押して録音された音を聴こうとしていたが五代さんがそれを制して、盗聴に気づいた訳を尋ねる。これに「テレビ画面の乱れと脅迫状です」と答える愛ちゃん。で、最初の脅迫状では「夕方の5時までに金を用意しろ」だったのに2回目の脅迫状では「30分後に」ということで、これはお金が用意できたことが分かったからからだと言う。その説明に納得する五代さんだったが、五代さんの分かったことがあると言って、それを語る。盗聴犯の男は赤木の会社の元の従業員だった。更に赤木の会社はここのところ資金繰りが上手くいっていないということで、誘拐を山車にして会社から金を引き出してそのまま逃げようにしたのでは?と言う。で、赤木と元従業員の共犯で、最初の脅迫状は赤木が書いたものだと決めつける五代さん。で、愛ちゃんに引き上げることを言う。が、愛ちゃんは録音されていたTV番組「名探偵ドイル」の台詞に引っかかっていた。

赤木家に戻った五代さんと愛ちゃん。居間では両親と五代さんが向きあって座っているが、重苦しい空気に満ちていた。愛ちゃんは健太郎の部屋にやってきていた。で、部屋の様子をしっかりとチェックしていた。

居間の五代さんは文彦に問う。「赤木さん、あなた、楠田典夫(くすだ・のりお)という男をご存知ですよね?」文彦は思い出すように「一月前に退社しました。女子社員にストーカー行為を働いたと言うことで...」と語る。五代さんは「この部屋を盗聴したのは、その楠田という男ですよ」と言う。これに顔を見合わせる文彦と優子。五代さんは「あなた、その男と共謀して健太郎くんを誘拐した。違いますか。3000万、その金が目的でしょう」と一気に語る。これに文彦は「何言ってるんですか」と怒り出す。そこに五代さんの携帯に着信が入る。で「必ず尻尾を掴んでやる」と言って席を外す五代さん。

廊下に出ると電話に出た五代さん。で「分かった」と連絡を受けると健太郎の部屋にいる愛ちゃんの元に行く。「おい、銭形」とそれを口にしようとするが、愛ちゃんが「五代さん。誘拐される前の健太郎くんの足取りって掴んだんですか?」と問う。が「そんなことよりな」と言うが愛ちゃんそこで打ち切ると諦めの溜息をついて健太郎の部屋から出て行った。愛ちゃんは健太郎の勉強机の引き出しを開くと、その中から最初の脅迫状と同じ文面の紙を発見し「試し刷り?」と呟く。そして色々と考えが回り「思い出した」と呟く。で、「名探偵ドイル」「サンタがサタン」「去年のクリスマスに再婚」そして最初はあった水筒が今のこの部屋にない、ということから「謎は解けたよ、ワトソンくん

五代さんは居間に戻り、更に文彦を追求していた。そこに愛ちゃんがやってくるが、五代さんは愛ちゃんを無視して、健太郎に3000万の保険を掛けているということを文彦に問う。子供に3000万というのはおかしいということで問い詰めるが、「仕事のつきあいで仕方なく...」と答える文彦。愛ちゃんは健太郎の机から見つけた脅迫状のことを言うと、「また一つ、証拠が出てきましたよ」と五代さんは言うと、最初の脅迫状を書いたのは文彦だ、と問い詰める。が「知りませんよ」と文彦、「何かの間違いじゃあ」と優子。愛ちゃんは「五代さん、それ、ねぇ...」と言おうとするも、五代さんは「直ぐ、鑑識に回せ。必ず指紋が付いているはずだ」と言う。すると文彦は「私が、本当の父親じゃないから。そうなんですか?だからこんな言われ方しなきゃいけないんですか!」と言ってテーブルを叩く。これに五代さんは「署まで同行願います」と告げる。

愛ちゃんはそれを聴くと健太郎の部屋に向かった。そして部屋に入ると「いいの、本当にこのままでいいの?」と語り始める。五代さんは文彦を連行しようとしていた。愛ちゃんは更に続ける。「お父さん、警察に連れて行かれちゃうよ。いいの?」それを耳にした五代さんは健太郎の部屋に向かう。愛ちゃんは続ける。「3000万円てお金はね、凄く凄くたくさんのお金なの。そんなお金出したら、お父さんの会社潰れちゃうかも知れない。それでもお父さん、ちゃんと用意してくれたんだよ。健太郎くんのためにちゃんと用意してくれたんだよ。会社よりも何よりも健太郎くんのことが大切だから。そんなお父さん、本当に連れて行かれちゃって良いの?」

すると、健太郎の部屋の押し入れが開き、中から健太郎が出てきた。それを見た五代さんは「健太郎くん」、優子は「健太郎、どうして?」、更に文彦は何も言わずに健太郎の元にやってくると頬に一発ビンタを入れるも、直ぐに健太郎を抱きしめた。それを見た愛ちゃんは「脅迫状、健太郎くんが書いたんだよね」と言う。何も言わない健太郎。で、愛ちゃんは事件の真相を語る。「健太郎くん、寂しかったんですよ。新しいお父さんが来て、お母さんが自分のこと構ってくれなくなって、お母さんの気を引きたい一心で誘拐されたふりをした。まさか、こんな大騒ぎになるとは思わなかった。」

文彦は「健太郎、無事で良かった」と力強く言う。すると目から涙をこぼしている健太郎は文彦を見て「お父さん。ごめんなさい、ごめんなさい...」と言って泣き始めた。それを見ていた愛ちゃんと五代さんは、良かったという顔つきになって優しく見守っていた。

事件解決後、五代さんは愛ちゃんに尋ねる。「お前、何であの脅迫状、健太郎くんが書いたと分かったんだ?」これに愛ちゃんは「「サンタがサタン」、先週の「名探偵ドイル」の犯人ですよ」と答えるが「何じゃそりゃ?」と五代さんは訳が分からなかった。すると「知らないんですか、五代さん。今すっごい人気の推理アニメ」と言い、健太郎はアニメからそのまま持ってきたのだった。また、最初の脅迫状を見た時、句読点がやたらと多く子供の作文みたいに思ったのだった。五代さんは更に「じゃあ何で健太郎くんが家の中にいると分かったんだ?」と尋ねる。これには「水筒です」と愛ちゃん。健太郎の部屋に最初に入ったらあったが、二度目に入ったら無かった。これは水筒を忘れた健太郎が誰もいないのを見計らって隠れ場所に持ち込んだということで、家の中にいるということだと言う。が「そんなのガキ同士にしか分かんないよ」と五代さん。(やっぱり愛ちゃんのことを少しはバカにすることを忘れない。)これに愛ちゃんは「でも、良かったじゃないですか。五代さんのおかげで家族の絆が深まったっていうか、ね」と良いことを言ってくれる。これを受けて五代さんは「ありがとうございます」と少しテレながら「赤木家もこれで良いクリスマスになりそうだね」と良いことを口にする。

そんな中、愛ちゃんが急に笑顔になるが、五代さんはこれに「嫌な予感...」と口にする。愛ちゃんは「五代さんも子供の気持ち、分かるようになりましたよね」と言うと「やっぱりだよ...」と五代さん。愛ちゃんは笑顔で愛想を振りまくが「プレゼントなんか用意してませんよ、私は...」と愛ちゃんへのクリスマス・プレゼントは無いことを告げる。すると「ずるい、自分は長さんに靴もらったくせに...」と愛ちゃんって結構ひがみっぽいんですね。「五代さんの誠意が見たいんです」と食い下がる愛ちゃんに対して五代さんは「貴女は私の上司でしょう、おじいちゃまにプレゼントしてもらいなさいよ、おじいちゃまに...」と言うと「メリー・クリスマス」と言って逃げるように帰って行きました。で、愛ちゃんは半べそ状態になって五代さんの後を追う。(妹・泪ちゃんならば絶対に「うぇ~ん」でしょうけど...)が、戻ってきて「メリー・クリスマス」と言う愛ちゃんはサンタの帽子を被っていて満面の笑みを浮かべるというサービス・ショットでした。(一応これがコスプレということで...)画面には「Merry X'mas」→やはりクリスマスの時期に見るべきです。

今回の物語は、「ケー刑事」初の誘拐事件だったが、親子の関係を考えさせられる心温まる物語でした。(誘拐の方も狂言誘拐ということで、安心できる物語でした。)それにしても、一筋縄に行かない物語の組み立てはやっぱり「ケー刑事」ですね。そんな中、愛ちゃんの俊敏な動きには驚くばかりです。テレポーテーションをしたかのような素早さ。または「どこでもドア」でも持っているのでしょうか?で、こういうお姉ちゃまだから、妹・ちゃんは飛んでくるボウガンの矢をリボンでたたき落とすことが出来るという運動神経を持っているのにも納得出来ます。また、妹・ちゃんはどうしたら欲しい物が手に入るかを考えて「泣き落とし作戦」を思いついたのでしょうね。→やっぱり後に登場する妹たちを予感させています。

で、クリスマス直前の放送ということで、最後は完全にサービス・ショットでしたが、もう少しサービスしてほしかったところでした。

次回は第13話「カメラは見ていたワンシーン・ノーカット ~BS-i連続殺人事件~」ということで、これは「ケータイ刑事」だけではなく、50年の日本のTV史に残る大傑作である。30分番組のドラマを1シーン・ノーカットということで作った物語であり、前振り、事件発生から最後の事件解決まで、しかも途中で語られる回想シーンまでもが1シーンの中に含まれている。(これは凄い!)こういう企画が生まれたのは、ここまでで予想以上の赤字が生まれていて、どうやったら制作費を安くできるか、ということから生まれたのがこの1シーン・ノーカットであり、それが歴史に残る大傑作を生み出すことになった。(面白い作品だからこそ、こういう苦肉の策がよい方に転ぶのですよね。)しかもこれが2002年最後の放送ということで、「ケー刑事元年」の最後を良い形で締めくくってくれました。

 

 

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2003/05/22
  • メディア: DVD

↓来週に延びた「銭形雷・30話」はこれに収録されています。

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 3

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2007/05/25
  • メディア: DVD

↓妹たち

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • 発売日: 2004/04/23
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 1

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  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • 発売日: 2004/10/22
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

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  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • 発売日: 2005/02/25
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/06/24
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ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 1

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  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • 発売日: 2005/12/23
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ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 2

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  • 出版社/メーカー: ハピネット
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↓「クリスマス」ということでいくつか...
ナイトメアー・ビフォア・クリスマス コレクターズ・エディション プレミアム・ボックス

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ザ・シンプソンズのクリスマス

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くまのプーさん/みんなのクリスマス

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  • 出版社/メーカー: ブエナビスタ・ホームエンターテイメント
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ミッキーのクリスマス大作戦

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  • 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
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クリスマス・キャロル 特別版

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  • 発売日: 2006/12/08
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7月24日通りのクリスマス ~リスボンからのプレゼント~

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  • 出版社/メーカー: レントラックジャパン
  • 発売日: 2006/10/20
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ラストクリスマス DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2005/04/20
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↓「名探偵ドイル」は当然これが元ネタ
名探偵コナン PART15 vol.6

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  • 出版社/メーカー: ビーヴィジョン
  • 発売日: 2007/05/25
  • メディア: DVD
名探偵コナンDVD PART1 vol.1

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  • 出版社/メーカー: ビーヴィジョン
  • 発売日: 2006/02/24
  • メディア: DVD
 
↓ここまでとは言わないが、勉強しましょう。(筆者もですが...)
国語教師が知っておきたい日本語文法

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  • 作者: 山田 敏弘
  • 出版社/メーカー: くろしお出版
  • 発売日: 2004/09
  • メディア: 単行本
新しい日本語学入門―ことばのしくみを考える

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  • 作者: 庵 功雄
  • 出版社/メーカー: スリーエーネットワーク
  • 発売日: 2001/02
  • メディア: 単行本
 
↓「盗聴」ということで
完全探偵マニュアルBest+―尾行・盗聴・潜入スパイ 強く図太い禁断テクニック

完全探偵マニュアルBest+―尾行・盗聴・潜入スパイ 強く図太い禁断テクニック

  • 作者: 渡邉 文男
  • 出版社/メーカー: しょういん
  • 発売日: 2005/07
  • メディア: 単行本
新盗聴のすべて―個人情報防衛マニュアル

新盗聴のすべて―個人情報防衛マニュアル

  • 作者: ラジオライフ
  • 出版社/メーカー: 三才ブックス
  • 発売日: 2006/05
  • メディア: 単行本
盗聴

盗聴

  • 作者: 真保 裕一
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1994/05
  • メディア: 単行本
 
フェザーサンタ帽子

フェザーサンタ帽子

  • 出版社/メーカー: ジグ
  • メディア: おもちゃ&ホビー
↑だけでなく、↓ぐらいのサービスを愛ちゃんにして欲しかった...
 
ピースサンタ

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  • 出版社/メーカー: クリアストーン
  • メディア: おもちゃ&ホビー
ボンボンサンタ

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  • 出版社/メーカー: クリアストーン
  • メディア: おもちゃ&ホビー
ラブラブサンタ

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  • 出版社/メーカー: クリアストーン
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ドレッシーサンタドレス

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スウィートシフォンサンタドレス

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BEST HIT USA 2007[2007/5/22] [音楽(etc.)]

今回は、野球中継延長のため、30分繰り下がって23:30のスタートとなりました。(当然、終了時刻も30分繰り下がりました。)いつものように「TIME MACHINE」のコーナーの情報を中心に、ON AIR曲を記していきます。

まず「最初はゲストです」ということで、これから日本でデヴューする(本国カナダやアメリカでは既にデヴューしている)THINK ABOUT LIFEの4人がスタジオに来ていて、インタヴューということでスタートしました。4人のインタヴューに続いてON AIRされたのはライブで『Paul Cries』でした。続く話題のアーティストを紹介する「HOT MENU」のコーナーは、新譜が待たれるこのアーティストと言うことで、BJORKの『Earth Intruders』のON AIRでした。

「COUNTDOWN USA」の20位から11位までの発表、CMに続いては「STAR OF THE WEEK」のコーナーとなり、今回はAVRIL LAVIGNEの登場でした。3rd.アルバム「THE BEST DAMN THING」をリリースしたばかりと言うことで、そのプロモで来日しましたが、インタヴューとヒット・シングル『Girlfriend』がON AIRされました。

そして「C/D USA」の10位から4位の発表、CMに続いての「TIME MACHINE」のコーナーは、5/22ということで、以下の5件が紹介されました。

1955年:FATS DOMINOのコンサート(コネチカット州ブリッジポート)が地元警察の要請で急遽キャンセルされた、1965年:BEATLESの『Ticket To Ride』が全米No.1を獲得。8枚目の全米No.1獲得曲で彼らのシングルとしては珍しくPAULがリードギターを担当している、1966年:16歳のBRUCE SPRINGSTEENが最初のバンド THE CASTILESで2曲を録音(しかし、バンドは翌年解散、レコードは発売されなかった)、1971年:ROLLING STONESのアルバム「STICKY FINGERS」が全米No.1を獲得、この後4週連続1位を獲得した。このアルバムはストーンズ・レーベルからの第1弾のアルバムであり、ジッパー付きジャケットが話題になった、1979年:CHEAP TRICKの4th.アルバム「LIVE AT BUDOKAN」が全米で100万枚突破してゴールド・レコード獲得。

また、5/22が誕生日のアーティストとして紹介されたのは以下の2人でした。CHARLES AZNAVOUR(1924年生まれ)、MORRISSEY(1959年生まれ)。

このコーナーからのON AIR曲は、「久しぶり」ということで、BRUCE SPRINGSTEENがピックアップされ、『Born In The U.S.A.』がON AIRされました。

「C/D USA」のTOP 3の発表が終わり、ラストのリクエスト曲は、1992年のKRIS KROSSの『Jump』でした。声変わりする前の少年二人組の彼らですが、突如現れて大ヒットを放ったと思ったら、あっという間に消えてしまいましたね。(「一発屋」という言葉も言ってました...)

次回は、EPGの番組情報によると、ゲストはAMERIEということです。

 

Think About Life

Think About Life

  • アーティスト: Think About Life
  • 出版社/メーカー: Alien8 Recordings
  • 発売日: 2006/05/02
  • メディア: CD
Volta

Volta

  • アーティスト: Bjork
  • 出版社/メーカー: Polydor
  • 発売日: 2007/05/08
  • メディア: CD
The Best Damn Thing

The Best Damn Thing

  • アーティスト: Avril Lavigne
  • 出版社/メーカー: Arista
  • 発売日: 2007/04/17
  • メディア: CD
Born in the U.S.A.

Born in the U.S.A.

  • アーティスト: Bruce Springsteen
  • 出版社/メーカー: Sony Mid-Price
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD
Totally Krossed Out

Totally Krossed Out

  • アーティスト: Kris Kross
  • 出版社/メーカー: Ruffhouse
  • 発売日: 1992/03/31
  • メディア: CD


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GENESIS『NURSERY CRYME』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは、1971年に発表された彼らの3rd.アルバムである。本アルバムからギタリストのスティーブ・ハケット、ドラマーのフィル・コリンズが加わり、黄金期の顔ぶれが揃った。完成度も高く、彼らの傑作アルバムとして知られているアルバムである。ちなみに邦題は「怪奇骨董音楽箱」と付けられている。が、まだ世界的にブレークするには至らず、後にブレークしてから再度評価されたと言った方が良いアルバムでもある。

収録曲は以下の全7曲である。『Musical Box』『For Absent Friends』『Return Of The Giant Hogweed』『Seven Stones』『Harold The Barrel』『Harlequin』『Fountain Of Salmacis』。

この中からは、何と言っても『Musical Box』である。初期GENESISの代表的な一曲としても有名なこの曲は、起伏に富んだ展開でスケールの大きな超大作であり、メロディ・ラインも豊かである。この一曲のために本アルバムを持っていても全くソンはない出色の一曲である。

それ以外でも、彼らの代表曲としてライブでは必ず演奏される『Return Of The Giant Hogweed』や『Fountain Of Salmacis』も光り輝いていて、その輝きは発表から35年以上の歳月が流れた現在でも全く衰えていない。

また、CDの時代になってジャケットも小さくなり、それによって失われてしまったアートとしてのジャケットもLPサイズだからこそ栄えるものであり、あらゆる面で輝いているからこそ名盤として歴史に刻まれた、ということが分かる。そしてこの後、彼らは次々と傑作アルバムを発表していくことになる。

尚、'80'sになってフィル・コリンズを中心とした3人になったGENESISと、グループ名こそ同じであるが、サウンドの方は全く別物である。(本アルバムでは、やはりピーターが中心のGENESISサウンドである。)→長い音楽ファンの方はご存知であっても、若い方は意外と知らない方が多いので、念のため...

 

Nursery Cryme

Nursery Cryme

  • アーティスト: Genesis
  • 出版社/メーカー: Virgin
  • 発売日: 1994/09/20
  • メディア: CD


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「トラック野郎」(その5) [映画(邦画)]

「トラック野郎」も今回が最終回となる。今回はシリーズ第9作と最終作となる第10作の2本である。この2本は共に1979年の作品である。(ストーリーはいつもの通りのお約束に従ったものである。)

まずはシリーズ第9作の「トラック野郎・熱風5000キロ」から
最初に映画データを記しておくと、1979年の東映東京の作品で、時間は105分である。監督は鈴木則文、脚本は鈴木則文、掛札昌裕、中島信昭の3人、撮影は中島芳男、音楽は木下忠司である。そして出演は、菅原文太、愛川欽也、春川ますみ、小野みゆき、地井武男、金田龍之介、せんだみつおたちである。(マドンナは小野みゆきである。)

今回の舞台は信州である。当て逃げの犯人と間違えられた桃次郎。被害者の西沢夏に惹かれるが、当て逃げの覚えは全くなく、代走屋の仕業だと判明し、一安心。やがて、木曽の運送会社に行くことになった桃次郎は、そこで夏と再会、彼女はその会社の娘だった...

今回の物語は子供部屋の増築のために頑張る金造が物語上のポイントになっているが、それにしても本当に子だくさんですね...

最後はシリーズ最終作の「トラック野郎・故郷特急便」です。
映画データを記しておくと、1979年の東映東京の作品で、時間は110分でシリーズ全10作の中で最も長い。監督は鈴木則文、脚本は中嶋丈博と松島利昭の2人、撮影は出先哲也、音楽は木下忠司である。そして出演は、菅原文太、愛川欽也、春川ますみ、森下愛子、石川さゆり、原田大二郎、大坂志郎たちである。(マドンナは石川さゆりと森下愛子のダブル・マドンナである。)

今回の物語の舞台は、四国は高知である。高知に向かうフェリーに乗った桃次郎。そこで地方をどさ回りをしている演歌歌手・小野川結花に一目惚れをした桃次郎。その後、金造の調子が悪くなって医者の診断を受けると脳血栓の疑いがあると診断される。悲観した金造は自殺を図るが、ドライブインの店員・風美子に助けられる。で、その風美子に桃次郎は一目惚れ。(今までと少し展開が違うぞ...)やがて、風美子には嫁入りの話があることが分かり、その相手が出てきて色々と...(ここまではいつもの展開です。)が、いつもと違うのはここから先で、結花にプロポーズをする桃次郎だが、その返事が...

5年間に全10作が製作された本シリーズであるが、最後を飾る作品はこれまでの作品とは一味も二味も違う展開となって、シリーズの最後になるということを感じさせてくれる。(まあ、誰にでもいずれは春が来る、ということでしょうか。)

時代は'80'sの直前となり、時代も変わってきて幕を下ろすことになったが、本シリーズは'70's後半という時代を代表する作品であると同時に、'70's作品というハートフルな暖かみのある所がまた何とも言えない。最近は安易なリメイク企画が次々と出てくるが、本作はリメイクはして貰いたくない作品の一つである。

 

トラック野郎 熱風5000キロ

  • 出版社/メーカー: 東映
  • 発売日: 2004/04/21
  • メディア: DVD

トラック野郎 故郷特急便

  • 出版社/メーカー: 東映
  • 発売日: 2006/12/08
  • メディア: DVD
アクティブレーベル/トラック野郎 星 桃次郎(菅原文太)・セーターバージョン

アクティブレーベル/トラック野郎 星 桃次郎(菅原文太)・セーターバージョン

  • 出版社/メーカー: ジュンプランニング
  • メディア: おもちゃ&ホビー

アクティブレーベル/トラック野郎 星 桃次郎(菅原文太)・ダボシャツバージョン

アクティブレーベル/トラック野郎 星 桃次郎(菅原文太)・ダボシャツバージョン

  • 出版社/メーカー: ジュンプランニング
  • メディア: おもちゃ&ホビー

SKYNET 1/32 RC トラック野郎 No.6 熱風5000キロ 40MHz

SKYNET 1/32 RC トラック野郎 No.6 熱風5000キロ 40MHz

  • 出版社/メーカー: 青島文化教材社
  • メディア: おもちゃ&ホビー

スカイネット 1/32 R/C トラック野郎 No.1 故郷特急便

スカイネット 1/32 R/C トラック野郎 No.1 故郷特急便

  • 出版社/メーカー: 青島文化教材社
  • メディア: おもちゃ&ホビー

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THE PERFECT STORM(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は2000年の映画「パーフェクト・ストーム」である。実話に基づいた物語であるが、そのことで色々と突っ込まれている作品である。(物語を最後まで見たら、何のことか理解できる。)100年に一度と言われる大嵐をCGで描いた災害映画である。本作の売りはCGによって描かれた嵐であるが、この迫力は満点であって、大画面で見たいところである。(が、最近はあまりにもCGによる描写が多すぎて、ちょっと食傷気味でもありますが...)

映画データを記しておくと、原作はセバスチャン・ユンガー、製作総指揮はバリー・レヴィンソンとダンカン・ヘンダーソンの2人、監督はウォルフガング・ペーターゼン、脚本はビル・ウィットリフとボー・ゴールドマンの2人、撮影はジョン・シール、音楽はジェームズ・ホーナーである。そして出演は、ジョージ・クルーニー、マーク・ウォールバーグ、ダイアン・レイン、ジョン・C・ライリー、ウィリアム・フィクトナー、カレン・アレン、ボブ・ガントン、メアリー・エリザベス・マストラントニオ、ジョン・ホークス、ジョシュ・ホプキンス、ラスティ・シュウィマーたちである。

1991年10月、アメリカ東海岸にある港町グロースター。不漁続きで調子が出ない漁師のビリーは一発逆転を狙ってカジキマグロを追って出港した。そしてビリーの思惑は当たり、大漁となり、喜ぶ乗組員たち。が、その帰路に思いも寄らない巨大な嵐・パーフェクト・ストームが待ちかまえていた。3つの嵐が激突して発生した前代未聞の大嵐にビリーたちは巻き込まれて...

少し前までは「実話」と言われても、本作に登場する大嵐は誇張しているのでは?と感じていたが、ここ数年の世界的な異常気象(もはや「異常」ということは出来ないのかもしれないが...)、次々と起こる自然災害の規模の大きさを考えると、「誇張」ということは感じられなくなったが、自然の力は恐ろしい、と言うことである。(「自然を舐めたらあかんぜよ!」)その大嵐のCGによる描写はとにかく圧巻である。

そして、JOHN MELLENCAMPの歌う主題歌『Yours Forever (Theme From The Perfect Storm)』をはじめとする音楽の方もなかなかのものであり、物語に厚みを出してくれる。ということで、本作はサントラ盤にも注目である。(豪華アーティストが結集したというものではなく、主題歌とスコアというオーソドックスな形のサントラ盤である。)

サントラ盤の収録曲は以下の全10曲である。『Coming Home From The Sea』『The Fog's Just Lifting...』『Let's Go, Boys』『To The Flemish Cap』『The Decision To Turn Around』『Small Victories』『Coast Guard Rescue』『Rogue Wave』『There's No Goodbye...Only Love』『Yours Forever (Theme From The Perfect Storm)』。

この中では、やはりJOHN MELLENCAMPの『Yours Forever (Theme From The Perfect Storm)』がお薦めである。映画(出来るだけ大画面で見ましょう。20"程度の画面では迫力が十分に伝わってきません。)と共にしっかりとチェックしておきましょう。

 

The Perfect Storm: Original Motion Picture Soundtrack

The Perfect Storm: Original Motion Picture Soundtrack

  • アーティスト: James Horner
  • 出版社/メーカー: Sony Classical
  • 発売日: 2000/06/20
  • メディア: CD

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パーフェクトストーム 特別版

パーフェクトストーム 特別版

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2006/12/08
  • メディア: DVD


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FLEETWOOD MAC『TANGO IN THE NIGHT』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは5年間のブランクの後、1987年に発表されたMACの15枚目のアルバムである。前作を発表後、メンバーそれぞれがソロ活動に入り、グループとしては解散状態になり、その状況が長く続いたため、誰もが「解散」は確定したと受け取っていたが、突如としてニュー・アルバムを引っさげて帰ってきたということで、誰もが喜んだ。(が、結局は解散ということになりましたが...)で、やはり彼らのような一部では伝説になっていたグループの新作ということで、その名前だけでも売れてヒットを記録している。(内容の方もしっかりとしたものである。)本アルバムはBillboardのアルバム・チャートで最高位7位を獲得すると共に、1987年の年間アルバム・チャートでは40位、翌1988年の年間アルバム・チャートでは49位にランクインしている。

収録されているのは以下の全12曲である。『Big Love』『Seven Wonders』『Everywhere』『Caroline』『Tango In The Night』『Mystfied』『Little Lies』『Family Man』『Welcome To The Room...Sara』『Isn't It Midnight』『When I See You Again』『You And I, Part II』。

この中からは、『Big Love』と『Seven Wonders』がシングル・カットされてヒットを記録しているが、『Big Love』はBillboardのシングル・チャートで最高位5位を記録し、1987年の年間シングル・チャートでは81位にランクインしている。サウンドの方はポップで時代に合わせたとても聴きやすいサウンドを奏でる中、LINDSEY、S. NICKS、C. McVIEのそれぞれのボーカルは依然と変わらず健在で、それぞれの特徴が上手く出ている。

本アルバムからの筆者のお薦め曲は、アルバム・タイトル・ナンバーである『Tango In The Night』と、『Big Love』『Seven Wonders』『Everywhere』。'70's後半以降の彼らのサウンドに親しんでいる方であれば、全く違和感を感じることなく受け入れることが出来るものである。解散状態にあったメンバーたちも、そのブランクを全く感じさないところは流石である。お薦めの一枚である。

 

Tango in the Night

Tango in the Night

  • アーティスト: Fleetwood Mac
  • 出版社/メーカー: Reprise
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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「新不了情/C'EST LA VIE, MON CHERI」 [映画(洋画)]

表題の作品は1993年の香港映画「つきせぬ想い」である。で、本作と言えば何と言っても「袁詠儀」である。(こう記したら、殆どの方は分からないでしょうね。よって、カタカナ表記をする。「アニタ・ユン」です。)1990年のミス香港に選ばれた彼女は、何本かのTV出演の後、1992年に「亞飛興亞基」という作品でスクリーン・デヴューを果たし、香港電映金像奨(香港のアカデミー賞です)・新人賞を獲得。人気を獲得すると、本作によって1993年に香港電映金像奨・主演女優賞を獲得。更に翌1994年には「君さえいれば 金枝玉葉」で2年続けて香港電映金像奨・主演女優賞を獲得。'90'sの香港を代表する実力派の女優となった。('90'sの香港映画界を支えた一人になった。)そんな彼女を一躍スターダムに押し上げた本作は、瑞々しい彼女の演技が輝いているが、それだけではなく素晴らしい内容のある秀作である。(香港電映金像奨を総なめにした。)

映画データを記しておくと、監督と脚本はイー・トンシン、撮影はタン・チーワイ、音楽はパオ・ペイタである。そして出演は、ラウ・チンワン、カリーナ・ラウ、アニタ・ユン、フォン・ボー・ボー、チョン・プイたちである。

物語はラブ・ストーリー(悲恋の恋)である。作曲家・キットは妥協することができない職人肌の人間で、鬱屈した日々を送っていた。彼は長年歌手・トレーシーと同棲していたが、そのトレートーが成功を掴んだことから鬱屈した生活に拍車がかかる。ある日、キットはトレーシーと口論をして、部屋を飛び出して行き、新しく安アパートを借りた。そんな彼は、そこで明るく積極的な少女・ミンと出会い、愛しあうようになる。が、ミンは不治の病に冒されていて、余命幾ばくもない体であった...

とにかく泣かせてくれる。しかも、ストーリーが悲恋ということで涙がこぼれるのではなく、アニタ・ユンの演技で泣かせてくれるのである。彼女の笑顔、輝きのある瞳、初々しさ、みずみずしさ、そのいずれもが見る者の心を奪ってしまう。コメディ作品かアクション作品ばかりが目立つ香港映画界であるが、こんなにも心を虜にして泣かせてくれるラブ・ストーリーが生まれるのだから、香港映画界の奥深さを感じる。

この作品を見て涙がこぼれない人は人間の感情を持っていない、とまで言わせる本作は、アニタ・ユンのための作品ではない感動の作品である。本作を見て、たっぷりと泣きましょう。

 

つきせぬ想い

つきせぬ想い

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2004/02/18
  • メディア: DVD


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THE ONE(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は2001年のアメリカ映画の「ザ・ワン」である。ハリウッドに進出して成功を収めたジェット・リーが主演のSFアクションであるが、SFという部分は今ひとつ練りが足りず、ジェット・リーのアクション作品という感じの1本である。

映画データを記しておくと、監督はジェームズ・ウォン、脚本はグレン・モーガンとジェームズ・ウォンの2人、撮影はロバート・マクラクラン、音楽はトレヴァー・ラビンである。そして出演はジェット・リー、カーラ・グギーノ、デルロイ・リンドー、ジェイソン・ステイサム、ディラン・ブルーノ、リチャード・スタインメッツ、スティーヴ・ランキン、タッカー・スモールウッドたちである。

物語は、125あるパラレル・ワールドに存在するもう一人の自分を全て抹殺して、唯一の存在(=ザ・ワン)になろうとする野望を描いたものである。

多次元宇宙捜査局の一員であるユーロウ。彼はその地位を利用して123のパラレル・ワールドの自分を抹殺した。残る1人・ゲイブを抹殺すれば野望が達成される。そしてユーロウとゲイブの壮絶な戦いが始まった...

SF設定や物語の展開に関しては、頭を抱えてしまう所があるが、それを吹き飛ばしてくれるのがジェット・リーのアクションである。キレのある彼のアクションは必見である。そして、そのアクションを一段と格好良く見せてくれるのが音楽である。ということで、サントラ盤にも注目して貰いたい。

そのサントラ盤に収録されているのは以下の全14曲である。『The Ritual』『Multiverse』『Growing Stronger』『The Light』『Paulie's Member』『Before The Start』『Search For Yulaw』『Sporadic Fire』『The Will To Continue』『Extreme Emotion』『A New Coarse』『Justification』『Rompie's Cue』『The Final Search』。

特に、有名アーティストが参加している訳ではないが、こういうオーソドックスなサントラ盤の方が映画のストーリーに密接に繋がって盛り上げてくれる。(ミュージカルは除く。豪華アーティストの集結によるオムニバス盤だと、映画の方が霞んでしまい、ヒット曲のオムニバスとしてサントラ盤としては浮いてしまう。)映画を楽しんで、サントラ盤をじっくりと聴き込むというセットとして鑑賞して貰いたい作品である。

 

The One [Original Motion Picture Soundtrack]

The One [Original Motion Picture Soundtrack]

  • アーティスト: Trevor Rabin, Gordon Goodwin, Hollywood Studio Symphony
  • 出版社/メーカー: Varese Sarabande
  • 発売日: 2001/12/11
  • メディア: CD

↓映画DVDはこちら

ザ・ワン スペシャル・エディション

ザ・ワン スペシャル・エディション

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2002/11/20
  • メディア: DVD

 


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ケータイ刑事銭形愛11話 [ケータイ刑事]

今回の物語は第11話「そんな執事に騙されて殺人事件」である。世の中から隔絶された二重橋家が今回の物語の舞台となっているが、このような浮世離れした家があるなんて、流石は「ケー刑事・ワールド」である。そしてこの「ケー刑事・ワールド」は後の異様な世界へと発展していくことになる。ということで、独特の世界もやっぱり「銭形愛」に原点がある。(現在は、港区赤坂という土地が、海あり山あり、森や沼、秘境まであり、世界最大の流域面積を誇る河川があり、欧州にある有名な建物とそっくりなものまで多数あるという時空が歪んだ世界にまで発展(?)しています。)そんな中、今回の愛ちゃんはミックス・テイストを知っているというように、銭形家のお嬢様という感じではなく、何処に出もいるような極普通の女子高生という一面を見せてくれて、一気に親近感も出てくる物語である。それでは本編に行きます。

二重橋家の墓に誰かがやってくる。が、その人はその場で倒れ込んでしまった。ということで、事件の予感を感じさせるOPでスタート。

放課後の愛ちゃんは、公園で一休みしながらお菓子(マシュマロ)を食べている。そこに「警視庁から入電中」と事件を知らせる入電が入り、携帯を広げる。二重橋公園で身元不明60歳前後の男性が血を流して倒れているのところを付近の住民が発見。被害者は瀕死の重傷で、現在泉田病院に搬送中。直ちに現場に急行せよ。

現場では、五代さんが既に捜査を開始していた。残された下駄を見て首を捻っていると、食事用のナイフが被害者のポケットにあったと報告を受ける。で、「直ぐ、鑑識に回せ」と指示を出す五代さん。(この頃の五代さんは的確な初動捜査をしていました。)

一方、愛ちゃんは自転車で二重橋家に到着。門のマークを見て五代さんに電話を入れる。で「見つけましたよ、無限大、メガネに瓢箪、団子」と伝えるが「分からない」と五代さん。で「絵で送りなさい」と注文を付ける。(「絵」って、「画像」とか「写真」と言いましょうよ、五代さん。)愛ちゃんは門のマークを写す。(こういう時、TV電話というのは本当に役に立ちます。)それを見た五代さんは「あっ!」と気づき「それ、何処だ?」と尋ねるも、丁度梯にいた五代さんは踏み外してしまった。

愛ちゃんは二重橋家の門の前に腰を下ろして五代さんが来るのを待っていた。で、五代さんがやってくると「五代さん、遅い!」と文句を言う。しかし五代さんは「お前の説明が悪いんだよ」と、やっぱりただでは転ばない。(→ケンカするほど仲が良い、と言いますが、正にそんな感じになってきました。)で、五代さんは門に記されたマークを見て「家紋だったのか」と気がついた。

愛ちゃんは表札「二重橋博胤」を見て「にじゅうばし...にじゅうばしひろ…」と読めなかった。すかさず「ひろつぐ」と五代さんは言うと「ほんと、漢字読めないね。」とバカにするのも忘れない。これに「違う、今読もうとしてたんです」と愛ちゃんも負けていなかった。五代さんは「あとは俺に任してここで待機しろ」と言って一人で屋敷に入っていこうとするが「嫌ですよ」と愛ちゃん。で、五代さんが歩いていくと、小走りで愛ちゃんが追いかけ、タッチの差で先に玄関に到着すると、チャイムを押す。で「やっぱり来たな」と五代さん。愛ちゃんは手にしていたマシュマロを出して「マシュマロ、食べますか」。ということで、やっぱりコントをする二人でした。

そうしていると、玄関に男が出てきて「そちたちは何用じゃ?」と公家言葉で尋ねる。五代さんは警察手帳を見せて「ちょっと伺いたいことがありまして」と言う。これに「警察?」と返すが「麿に着いてくるでおじゃる」と言って二人を家の中に入れる。(この男が82代当主の二重橋博胤だった。)で「麿?」「おじゃる?」と声を出す五代さんと愛ちゃん。そして手にしているマシュマロから「マシュ」「マロ」という親父ギャグを口にする二人。(このコンビは親父ギャグが大好きですからね~)

通された二人。愛ちゃんは「この部屋、何でしょうね?」と口にする。応接室にしては何もないし、居間にしてもおかしいということで首を捻っていた。そんな愛ちゃんは「お年賀」と書かれたのし紙を発見する。で、「もうこんな季節か...」と漏らす五代さん。(この物語のBS-iでの初放送は2002/12/15ということで、確かにそんな季節でした。)

そうしていると「待たせたのう...」と言って博胤がやってきて用件を尋ねる。近所で事件があり、聞き込みをしていると伝えた五代さんは、「失礼ですが二重橋さん、今日はどちらで何をしてらっしゃいましたか?」と問う。これに「ちょっと待っておれ」と言って一旦退席する博胤。で、博胤の姿が無くなると、その言動に対して思い出し笑いをする愛ちゃんと五代さん。(こういう所も息のあったコンビです。)すぐに博胤が戻ってくると「そちらが来るまで寝ておった」と答える。五代さんは「それを証明できる人は?」と次の問い。これに「う~ん」と言う博胤は再び「ちょっと待っておれ」と言って、またも退席する。で、愛ちゃんは呆れ顔。五代さんは「何だよ」と愛ちゃんに漏らすが、博胤が直ぐに戻ってきて「おらん」と答える。続いて五代さんは内ポケットから2枚の現場写真(下駄と食事用ナイフ)を取り出して「これに見覚えは?」と尋ねる。「見せてたもれ」と言ってから博胤は写真を見る。ナイフを見て「これは我が家のナイフじゃな」、下駄を見て「じいの下駄じゃな」と答える。愛ちゃんが「じいって?」と尋ねると「じいはじいじゃ。麿の執事じゃ」と答える。愛ちゃんは「どうしてそんな人がナイフを持っていたんですか?」と尋ねるが、博胤は答えられない。で、またも「ちょっと待っておれ」と言って退席する博胤。愛ちゃんは「怪しすぎる」と言って後を追った。

廊下に出た愛ちゃんだったが、博胤の姿はなく「五代さん、消えたよ。消えちゃった...」と首をかしげる。「消えた?」と言ってやってくる五代さんだったが、その時携帯に着信が入り、電話に出る五代さん。(電話を聴いて「やっぱり、俺が睨んだ通りだったな」と言いました。)その頃、博胤はトイレから出てきて、それに気づいた愛ちゃんは「いた」と口にする。

博胤が寄ってきて、五代さんの携帯を見て「それは何じゃ?。こやつは小箱に何をしゃべっておるのじゃ?」と不思議そうな顔をして愛ちゃんに尋ねる。が、愛ちゃんは「えっ?」(→当然の反応です。)五代さんは博胤の問いを無視して電話で受けた内容を語る。被害者の身元が分かり、それは猫屋佐助(ねこや・さすけ)65歳で、二重橋家の執事ということだった。それを受けて博胤は「佐助は麿の父君の代からずっ~と二重橋家の執事じゃ」と答えた。

執事室(二人が通されたのはここでした。)に戻り、博胤に話を聞く愛ちゃんと五代さん。佐助がナイフを持っていた訳を尋ねると「それはじいが自殺したからじゃな」と答える博胤。で、五代さんは下駄が揃えてあったということから「自殺」に納得してしまうが、愛ちゃんは「絶対自殺じゃない。だってあなたが刺しちゃったんでしょう」と口にする。すると「何を言うか、この小娘は!」と怒る博胤。五代さんはそんな博胤を宥めて「もう少し詳しくお話を伺いたいので、署までご同行願えませんか」と言って博胤の体に触る。すると「何をする、無礼者!」と言って手にしている扇子でバチッと五代さんの腕を叩く博胤は「そちは麿が大化の改新から1300年以上、一度も途絶えることなく続いた直系、二重橋82代目当主二重橋博胤と知っての狼藉か?」と告げる。愛ちゃんは「大化の改新って...???」と指折り数えていました。(→愛ちゃんはIQ180だけど、勉強は苦手ですからね... 「大化の改新」は西暦645年ですから、二重橋家は1350年以上続いていることになる。1350年で82代目となると、一代は約16年ということになる。戦国時代で人生50年、それ以前はもう寿命が少し短いと考えても、20歳で当主となっても20年ぐらいは大丈夫だと思うのですが...)→「ケー刑事」でお馴染みの「28」という数字を使いたいが、28代ではちょっと少ないということで、「2」と「8」をひっくり返したということですかね?)

五代さんは「凄いお家柄なんですね」と感心すると、博胤は「だいたい麿はこの家から出たことがないんじゃ」と語り、この家でずっと育った、と告げる。これに愛ちゃんは呆れ顔で「あり得ない」とバッサリ。(その通りですよね。義務教育の小学校と中学校には行かなくてはなりませんからね。)

話題を変えて五代さんは、佐助が自殺するのに何故あの公園まで行ったのかと問うと「じいは古墳に入ろうとしたんじゃろうな」と答える博胤。すかさず「古墳?」と首をかしげる愛ちゃんは「何処にあるの、そんなの?」これに五代さんは「あの現状は二重橋公園だよ」と口にする。で、愛ちゃんは「二重橋さん家のお墓ってこと?あの公園全部?」と呆れ顔は続いていた。博胤は「さよう、そちたちも死んだら古墳に入るじゃろう」と言うが、首を振って「入んないよ」と愛ちゃん。博胤は最近じいが「疲れた」と言っていたことを語るが「そんなこと言ったってねえ、彼が自殺したという証拠は何処にあるんですか?」と問う愛ちゃん。すると「証拠、それなら覚えておるぞ」と博胤は急に自信たっぷりになり「ついてまいれ」と言って執事室を出て行く。

愛ちゃんは博胤が廊下の角を曲がって姿が見えなくなったのを確認すると「絶対彼が犯人です」と五代さんに言う。五代さんは「そうやって決めつけるのは悪い癖だよ」とお馴染みのパターンへ突入する。で、愛ちゃんは簡単に説明して「この家に絶対証拠があるはずなんですよ」と言うと、素直にそれに従う五代さんでした。(これまでの愛ちゃんの推理の正しさなのか、上司だからなのか???)

和室に移り、座っている博胤はご機嫌だった。そこに愛ちゃんと五代さんがやってくる。部屋の様子を確かめた愛ちゃんは、壁にも掛かっていない、電話もテレビも何処にもないと気づき、疑問を持った。で、携帯を取りだして部屋の様子の写真を撮ろうとすると、博胤が立ち上がって「麿はそれ知っておるぞよ、貸せ」と言って愛ちゃんの手から携帯を奪い取る。が「これはカメラじゃないのか?ボタンだらけじゃなぁ」と口にする。愛ちゃんは「ちょっと、何すんの...」と言って携帯を博胤から取り返すと「女子高生の携帯を勝手にいじるなんていい根性じゃない」とお怒りモードに。が、博胤は愛ちゃんの言葉が理解できず「そちらの言うことは時々訳が分からん」と逆ギレ。愛ちゃんも「こっちが訳分かんないよ~」と返し、二人の間には火花が...

そんな中、五代さんは床の間から広告の裏白を利用した遺書を発見する。直ぐに側にやってきた愛ちゃんは「嘘でしょう?」と信じられない様子。が、のしに書かれた「お年賀」という文字の写真と比べて「筆跡もそっくり」と判断した。そこにまたも五代さんの携帯が鳴り、電話に出る五代さん。で、被害者の指紋とナイフに付いていた指紋が完全に一致し、血液型も一致したというで、捜査本部は自殺と断定したと愛ちゃんに告げる。が「どうして?」と納得できない愛ちゃん。博胤は勝ち誇ったという顔つきで愛ちゃんを見ていた。愛ちゃんは「匂う、悪の香り」(ここでAパート終了。経過時間は13分半強でした。よってBパートは12分強になる。また、今回のアイキャッチの色はでした。)

二重橋家の庭にいる愛ちゃんは一人で事件について推理している。そこに五代さんがやってきて、遺書の筆跡鑑定の結果と、それは執事の佐助が書いた物と断定されたことを告げる。そして「自殺で決まりだ。麿は白じゃのう」と言う。が、愛ちゃんは納得できず「白な訳なかろう。今一度、それをわらわに見せてたもれ」と返す。(この後、「俺たち、何か話し方移ってないか?」と漏らす五代さん。→その通りです。)で、愛ちゃんは遺書を受け取り再度目を通すが、五代さんに尋ねたのは「これ、何処のスーパーですか?」と、広告の表のスーパーの方だった。で、店名(シーストアー)を直ぐに答える五代さんに「流石、一人暮らしですね」と、やっぱり息のあった漫才コンビぶりを発揮する。で、そんな漫才をしていると、博胤が「そち、そち」と言って五代さんを呼んだ。

五代さんは博胤の方に歩み寄ると「麿は腹が減った。食事じゃ。作ってたもれ」と食事を要求する。「何で俺がアンタの食事作んなきゃなんないの...」と言う五代さんに「じいがおらんのじゃ」と言って無理矢理食事を作らせようとする。しかも「ウニ作れ、ウニ」と命令する。これに「ウニは作るもんじゃないのよ」と言う五代さん。すると「食事も作れんのか、そちは...」と呆れ顔。すると食事ぐらい作れる(「独身生活長い」とも言ってました)と反発する五代さんは仕方なく博胤の食事を作ることにした。→結局、博胤に乗せられた五代さんでした。

その頃愛ちゃんはPDA(今回はシグマリオンではありません)を使って調べ事をしていた。アクセスしていたのはシーストアーのサイトで、「日替り特売市」の情報が画面に出ている。そしてそこにはウニが20円というのがあった。が、「先着10名、今日じゃん。全然ダメじゃん」と諦めました。

五代さんはキッチンでエプロンを着けて、食材を見て頭を抱えていた。そこにあったのは、カッパえびせん、海老煎餅、甘納豆、プリン、うどん、キャベツであり、「何これ、ろくなもん無いじゃないか...」と漏らす。が、そんな中にウニがあるのを発見すると、それを手にする五代さん。そこに愛ちゃんがやってきて、「今日、シーストアーでウニが20円」と告げる。すると「安いね」と同意する五代さん。そこから愛ちゃんは五代さんのエプロン姿のことを突っ込み、またもコントが始まる。そこに博胤がしびれを切らして顔を出すと「何をやっておるのじゃ」と文句を口にする。で「偉そうに...」と反発する五代さん。で、五代さんはウニのことを尋ねるが、博胤は「ニセモノじゃ」と切り捨てるだけで、「早く作れ」と改めて命令するとそのまま去って行った。これに五代さんは腹を立てて、エプロンを外してしまう。

愛ちゃんは食材を見て「何ですか、これ?」と呆れ顔。五代さんは「冷蔵庫にこれしか入ってない」と言い、ウニ(しかも1個だけ誰かが食べていた)を指さす。で、ウニを手にした愛ちゃんは何か閃いたようで、笑顔に変わると「もしかして...」と呟いた。そして目の前の食材のいくつかに手を伸ばし、それを整理すると「謎は解けたよ、ワトソンくん」五代さんが「腹減っている」と言うと「スペシャル・メニューを作ります」と言った。

愛ちゃんの作ったスペシャル・メニューはプリン、甘納豆、海老煎餅の上にマヨネーズという3点だった。で、それらがテーブルの上に並べられ、博胤を真ん中に、愛ちゃんと五代さんがその両端に座っている。五代さんが「今日は、東京都世田谷区の二重橋博胤さんのお宅にお邪魔しております」と、「食いしん坊万歳」の再現である。(山下さん、「食いしん坊万歳」をやっていましたからね。)で、料理は大親友の銭形愛さんが作られた料理だと説明する。博胤はスプーンを手にしていて「どれも美味そうじゃのう~」と食べるのを楽しみにしている子供になっていた。で、「どうぞ、食べてください」と愛ちゃんが言うと、博胤は最初にプリンに手を伸ばし、食べ始めた。で、博胤は満足そうな顔をして「ウニは最高じゃ」とご機嫌になっている。が、「プリンですよ」と言う五代さん。愛ちゃんは「五代さんも食べてみてくださいよ」と勧める。「私は結構です」と辞退する五代さんだったが「美味しいですから」と言う愛ちゃん。(笑顔が素敵な愛ちゃんです。)で、結局五代さんも食べることにした。「カラメルをたくさん掛けて...」と言って、それから口にプリンを運ぶ五代さん。が、直ぐに変な顔をして「何これ、お前?しょっぱいし甘いよ」ということで、直ぐにカラメルの代わりに醤油が掛かっていることに気づき「不味い」と文句を言う。愛ちゃんは醤油を掛けたことを素直に認めて「そう」と言い、続けて「昔流行りましたよね、ミックステイスト」と言って、説明を始める。(確かに流行ったとはいうものの、愛ちゃんの年齢でミックステイストを知っているなんて、恐るべし女子高生ですね...)

しかし博胤はその話が分からず「何を訳の分からぬことを言うておるのじゃ」と言って馬鹿にすると、続いて甘納豆に手を伸ばした。そして「マロングラッセは麿の大好物なんじゃ」と言って嬉しそうに口に運ぶ。それに対して「洒落ですか?」と言う五代さん。愛ちゃんは「甘納豆とお酒です」と説明する。更に博胤はカッパえびせんにマヨネーズを付けて口に運ぶと「海老フリャー」とご機嫌になる。これに愛ちゃんは「えびせんにマヨネーズ掛けただけ」と説明する。五代さんは「あんた、本当に美味しいと思うんですか、これ?」と尋ねるが、博胤は「そちたちはこのような高級料理を見たことがないのじゃろう」と言って小馬鹿にして笑うだけだった。

五代さんは「どうなってるの、この人?」と愛ちゃんに問うと「博胤さんはきっと、生まれた時からこれらの料理を高級料理と思い込まされ、食べ続けてきたんだと思います。執事の佐助さんにずっと騙され続けてきたんですよ」と言う。すると博胤が怒って「何を言っておるのじゃ。我が二重橋家は由緒ある名家だぞ。そのような必要はない」と愛ちゃんに食ってかかる。が愛ちゃんは「だってこの家、どう見ても財産なんでしょう」と反論し、二重橋財閥は戦後解体されてそのまま破産したことを口にする。すると博胤は「何を言うておるのじゃ。金ならいっぱい持っておるぞ」と言って財布を取り出すと、そこから紙幣を取り出して五代さんに渡す。「10万?」と言う五代さんだったが、それは人生ゲームのお金であって玩具のお金だった。で、「これ、玩具じゃないか...」と呆れ顔になる。すかさず愛ちゃんは「それも佐助さんに渡されたのでしょう」と言う。すると五代さんは財布を出して「本当のお金っていうのはねぇ、こういうのを言うんです、こういうの」と言って千円札を出して博胤に見せる。が、博胤は「一、十、百、千円?ゼロが少ない割りに紙だけは大きいんじゃな」と言ってお金と言うことに気づかなかった。で、五代さんは「おい銭形。このー人、どうなってるんの?」すると愛ちゃんは、「この家に本物のお金はなかったんでしょう」と言うと、推理を語り始める。佐助は代筆の内職をしていて、この家にはその僅かなバイト料しか収入がなかった。だから20円のウニに飛びついた。(博胤に本物のウニを食べて欲しかったから)が、これを聴いた博胤は「何を言うておるんじゃ」と全く信用しなかった。愛ちゃんの説明は続く。初めて食べた本物のウニを博胤はニセモノと思い、そのことで駄々をこねて言い争いになり、誤ってじいにナイフを刺してしまった。で、じいはその対処法について指示を出し、自殺したことにしようとして、ナイフの指紋を拭き取り、遺書を書き、ナイフを持って家を出た、と語る。そして愛ちゃんは「違いますか?」と博胤に問い糾す。すると目が泳ぎだした博胤は「ちょっと待っておれ」と言って席を外した。

博胤は広告の裏に書かれた文面を見ているが、どうしたらいいのか分からずパニックを起こしていた。そこに愛ちゃんが「往生際が悪いよ」と言って階段から下りてくる。「愛の光で闇を討つ。…」口上が始まり「火傷するよ!」と締めくくると携帯を振ってストラップを飛ばす。ストラップは博胤の腕に巻き付き、手にしていた広告の裏紙が辺りに散った。そして愛ちゃんがそれを拾う。五代さんが「何だそれは?」と声を掛け、目を通す。(で、声を出して読む五代さん。)「警察が来たら家に上げよ。証拠と言われたら広間へ。じいは古墳に入った。ナイフはじいが自殺に使った。」ということで、それは警察に尋問された時のマニュアルだった。

愛ちゃんは「あなたを世間から引き離して真実を隠し続けた佐助さんもどうかと思うけど、そのことに甘んじてきたあなたが一番悪いんじゃないの。この家から一歩でも出る勇気があればこんなことにはならなかったでしょう」と、良いことを言ってくれる。で、五代さんが博胤を逮捕しようとする。その時、五代さんの携帯が鳴り、手錠を愛ちゃんに渡して電話に出る五代さん。それは佐助が一命を取り留めたという知らせだった。で、それを伝えた五代さん。すると「そうか、生きとったか。良かった、良かった」と安心する博胤だった。

事件解決後、街中を歩いている愛ちゃんと五代さん。「安い食い物ってどうやったって高いものにはならないなぁ」と感想を語る五代さん。愛ちゃんも「そうですねぇ」と同意する。すると五代さんは「人間も一緒だよ。お前にいくら醤油を掛けても俺みたいに上手くて味のある人間にはなれないってことだよ」と言って笑う。これに愛ちゃんは「なりたくないですよ」と反発する。(いや、五代さんのような人間になる必要はありません。)で、反撃を開始する愛ちゃん。「じゃあ、これ知ってますか?カレーにソースとか」「スイカに塩は」これらに五代さんは「常識じゃない」と返すが、「出来の悪いすいかに塩をかけたら甘くなるじゃないですか。それと同じで、五代さんには私がいないと五代さんの味は出ないんですよ」と愛ちゃん。「それも常識になりつつあるね」と考えずにそのまま返した五代さんだったが、「えっ?出来の悪いすいかって俺のことか?」と気づきました。が、愛ちゃんは満面の笑みで「じゃあね」と言って手を振っていました。

今回の物語は、二重橋家という時代から隔絶された変な家が登場したが、こういう浮世離れした設定は「ケータイ刑事」の世界ではこの後更に進化していくことになります。本作品の放送当初ではその変な設定が笑いを誘うだけだったが、シリーズ作品として後に続く作品が登場したことで、本作もまた、より深い意味のある物語へとなっていきました。今回はそういう「ケー刑事・ワールド」の異質な世界の入口でもある。→(本当に面白い作品というのは、全てが良い方へと回っていって好循環のループに入るものです。(逆に、一度それから外れると、何をしても悪循環に陥って抜け出せなくなってしまう...))

ところで、今回の劇中に登場したミックス・テイストの中の「プリン+醤油=ウニ」「甘納豆+酒=マロングラッセ」は美味しいとは思えませんが、「えびせん+マヨネーズ=海老フライ」はそんなに悪いものではありません。(海老フライと言えるのか、というのが残りますけど...)一度はやってみたらよろしいかと。また、劇中には出なかったミックス・テイストを一つ紹介しておきます。「麦茶+牛乳+ガムシロップコーヒー牛乳」である。このポイントは麦茶は少し濃くしておくことである。ガムシロップはアイスコーヒーに入れるものでOKなので、夏の暑い時期であれば手軽に試すことはできるでしょう。こちらも一度お試しあれ。

次回は第12話「サンタが街にやってきた ~クリスマス誘拐事件~」である。8話を除いて、これまでは全て殺人事件だったが、タイトルにある様に次回は誘拐事件である。(実際は、本当の誘拐ではないんですけど...)一応、誘拐事件は書くシリーズで必ずある事件の一つであるが、やっぱり元祖の「銭形愛」からしっかりとあります。物語は親子の愛を考えさせられる物語ということで、しんみりとなるものであるが、「銭形愛」は凝った演出と合わせて、本当に物語の幅が広い。そして、愛ちゃんの制服姿以外を最後にチラッと見ることが出来ます。

 

 

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「トラック野郎」(その4) [映画(邦画)]

4回目となる「トラック野郎」はシリーズ4年目となる1978年に制作されたの2本となる第7作と第8作の2本です。

まずは、シリーズ第7作の「トラック野郎・突撃一番星
映画データを記しておくと、1978年の東映東京の作品で、上映時間は103分である。監督は鈴木則文、脚本は掛札昌裕と中島信昭の2人、撮影は飯村雅彦、音楽は木下忠司である。そして出演は、菅原文太、愛川欽也、春川ますみ、原田美枝子、せんだみつお、川谷拓三、樹木希林、辰巳柳太郎、中村玉緒たちである。(マドンナは原田美枝子である。)

今回の物語の舞台は伊勢である。また、前年の「スター・ウォーズ」や「未知との遭遇」などのSF映画のヒットを受けて、桃次郎がSF熱に取りつかれているという設定があり、流行りを取り入れているという楽しい所がある。物語のパターンはいつもの通りである。鳥羽のイルカ島のイルカ調教師・月田えり子と出会った桃次郎はいつものようにえり子に一目惚れ。で、えり子の幼なじみのトラック野郎・玉三郎を助手にしてえり子に接近しようとする桃次郎。しかしえり子には養殖アワビの研究をしている意中の男がいた...

続いて、シリーズ第8作の「トラック野郎・一番星北へ帰る
映画データを記しておくと、1978年の東映東京の作品で、時間は109分である。監督は鈴木則文、脚本は鈴木則文、掛札昌裕、中島信昭の3人、撮影は中島徹、音楽は木下忠司である。そして出演は、菅原文太、愛川欽也、春川ますみ、大谷直子、黒沢年男、舟倉たまき、田中邦衛、せんだみつお、新沼謙治たちである。(マドンナは大谷直子である。)

物語の舞台は陸奥である。(「北」と言うと北海道と想像するが、北海道はシリーズ第3作で舞台となっています。)見合いをすることになった桃次郎。が、見合い相手と付き添いの子連れの未亡人とを取り違えた桃次郎は未亡人・北見静代に一目惚れ。で、静代の住む陸奥にひたすら通う桃次郎。そんな所に、アメリカ帰りのコンボイ野郎・九十九譲次が現れ、桃次郎は彼と色々と張り合うことに...

コンボイと言えば、アメリカ版トラック野郎と言ったことになるが、そもそもトラック野郎は日本版コンボイと言うことが出来るだけに、それを登場させるというのは面白い所である。(それを演じた黒沢年男が良い味を出している。)また、桃次郎が惚れた相手が今までのシリーズと少し違うというのも注目で、シリーズ全10作の中ではちょっと異色作と言うことになる。(それでも、大骨は変わっていませんが...)

この年の2本は、今までのシリーズの基本はしっかりと押さえているものの、少し変えようという所が見える作品である。(まあ、全く同じパターンを繰り返すのも何ですし...)それでも安心してみることが出来るシリーズである。

 

トラック野郎 突撃一番星

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トラック野郎 一番星北へ帰る

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アクティブレーベル/トラック野郎 星 桃次郎(菅原文太)・セーターバージョン

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アクティブレーベル/トラック野郎 星 桃次郎(菅原文太)・ダボシャツバージョン

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トラック野郎 1/48 B/O 突撃一番星

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