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帰ってきた時効警察#7 [ドラマ]

今回を含めて、残りは3回。前回が中だるみだっただけに、ラスト・スパートをということで、鞭を入れたつもりだったのでしょうが、そこに「大間下(おおまか)」って、これは名前が悪すぎる。(物語としては面白さを出したつもりでしょうが、制作サイドが「おおまかで」と言っている様で、手抜きをしているぞ、と匂わせてしまった...)→「おお、真加出!」ということで、このネタを使って真加出にもっとかき乱してくれる場面を用意しておくべきだったでしょう。何の為に「まかで」という名前なのか、練りが全くなっていない今回の脚本でした。

物語の骨組みにはスポコンものの「アタックNo.1」を元ネタにしていたけれど、こちらも結構空回りしていましたね。やっぱり時代の方も「スポコン」はダメということの様です。→こういう場合、「スポコン」=「スポンティニアス・コンバッション」だということで、スポンティニアス・コンバッション(人体自然発火現象)のネタを入れるなどしたら良かったのに...→早織ちゃん主演のドラマでこのネタを使っていたので、そこからの流用になっちゃうけど...

十文字からのネタ振りはいつものこととして、ゆで卵を持ってきた三日月、ご丁寧に似顔絵を描くって、結構お暇なようです。でも、ここで「スパイ★アリス」のハンプティ・ダンプティ将軍を思い出した筆者でした。(この話、どれだけの方が分かることやら...)で、そのゆで卵を食べる時、是非とも「処刑!」と言ってから殻を剥いて貰いたい所です。

大間下村の駐在は良い味を出していたけど、バレーのコーチとスナックのママは十分にキャラを活かすことが出来なかったですね。特にママの方は、商売人だったらそれなりに理解は出来るが、霧山に対してあまりにも細かい性格を見せていたら、大間下村という設定からは浮いてしまって、ここも空回りしていました。

今回の事件は、イノシシと間違えられて撃たれたという事件か事故か?というものであるが、それにしてもどうしてこんな事件が15年の時効を向かえてしまうのでしょうか?(犯人に結びつかないのなら、「事故」という結論を出して、それで終わっているでしょうし、取り上げる事件にしたらあまりにも何もないものでした。)→猟友会の人たちと被害者やその夫、姉との間でもっとドロドロとした何かがあるものと思ったが、それが全くないなんて、拍子抜けでした。→やっぱり「おおまか」な事件ということで言い逃れしようというのか?

今週の真加出。頬を膨らませていたぐらいしか頭に残っていません。(→「おおまか」という今回の主題にはしっかりと乗っていましたけど...)そんな中、時効管理課の中ではいよいよ霧山の彼女という認識で認められたということで、三日月の反撃が楽しみです。(でも、真加出くん、いざとなったら「雷鳴轟く積乱雲...」から三日月に稲妻を落とすという必殺技があるだけに...)

「おおまか」な物語の中で、一ヶ所だけ「おおっ!」と思った所があった。霧山が倒立して事件について考えていた所である。→真加出の正体を考えたら、これは「柴田束志に捧ぐ」ということにしておきます。

今回は前回よりはましだったものの、これで3回続けて今ひとつという内容でした。あと2回だから最後まで付き合うが、最終回で色々とやってくれるためにパワーを温存させるための中だるみであることを願うだけである。

 

 

↓この調子だと、これは買わずに済ませることになりそう。

帰ってきた時効警察 (出演 オダギリジョー、麻生久美子)

  • 出版社/メーカー:
  • メディア: DVD

↓こちらのパワーを取り戻して貰いたい所です。

時効警察 DVD-BOX

時効警察 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
  • 発売日: 2006/06/23
  • メディア: DVD

↓今回はこういうものを...

近代日本狩猟図書館〈第1巻〉 (1981年)

  • 作者: 大日本猟友会
  • 出版社/メーカー: 大日本猟友会
  • 発売日: 1981/07
  • メディア: -

狩猟免許試験例題集 (1984年)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 大日本猟友会
  • 発売日: 1984/06
  • メディア: -
↓こちらも忘れずに...
アタックNo.1 全7巻セット

アタックNo.1 全7巻セット

  • 作者: 浦野 千賀子
  • 出版社/メーカー: ホーム社
  • メディア: 大型本

新アタックNo.1 [少女向け:コミックセット]

  • 作者: 浦野千賀子
  • 出版社/メーカー: 創美社
  • メディア: 新書
アタックNo.1 FAN BOOK―上戸彩(鮎原こずえ)に完全密着!

アタックNo.1 FAN BOOK―上戸彩(鮎原こずえ)に完全密着!

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ホーム社
  • 発売日: 2005/04
  • メディア: 単行本

アタックNo.1プレミアムDVD コンプリート・コレクション

アタックNo.1プレミアムDVD コンプリート・コレクション

  • 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
  • 発売日: 2003/11/07
  • メディア: DVD

アタックNo.1 DVD-BOX 1

アタックNo.1 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2007/02/21
  • メディア: DVD

アタックNo.1 DVD-BOX2

アタックNo.1 DVD-BOX2

  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2007/04/18
  • メディア: DVD

アタックNo.1 DVD-BOX3

アタックNo.1 DVD-BOX3

  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2007/06/20
  • メディア: DVD

アタックNo.1 DVD-BOX

アタックNo.1 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2005/09/21
  • メディア: DVD

↓ようやくリリースされました。

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2007/05/25
  • メディア: DVD

↓こちらはこれからです。

怪談新耳袋 絶叫編 右

怪談新耳袋 絶叫編 右

  • 出版社/メーカー: キングレコード、ビーエス・アイ
  • 発売日: 2007/07/11
  • メディア: DVD

怪談新耳袋 絶叫編 左

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2007/07/11
  • メディア: DVD

↓このノリで真加出にはかき乱して貰いたい!(早織ちゃん、出てました。)

水10! ワンナイR&R Vol.5

水10! ワンナイR&R Vol.5

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2005/06/15
  • メディア: DVD

↓「スポンティニアス・コンバッション」に関して

謎 戦慄の人体発火現象―世界各国で事件続発

  • 作者: ラリー アーノルド
  • 出版社/メーカー: 二見書房
  • 発売日: 1997/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


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JOURNEY『RAISED ON RADIO』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1986年に発表された彼らの9th.アルバムである。「ESCAPE」と「FRONTIERS」の超ヒットにより、ロック・シーンを変えることになった彼らであったが、本アルバムは、S.ペリーのソロ活動をはじめとして、色々とゴタゴタが生まれ、空中分解しそうになった時期の作品であり、実際、本アルバムを理リーズのツアーで空中分解してしまった。(やはり、傑作アルバムを、しかも2枚も続けて発表すると、それを越えるのは難しいと言うことになる。)が、本アルバムでは、メロディアスなロックをしっかりと聴かせてくれる。(ただ、ハードな部分が影を潜めてしまい、こぢんまりとしてしまった感は否めない。)本アルバムは、Billboardのアルバム・チャートで最高位4位を記録するヒットとなり、1986年の年間アルバム・チャートでも36位にランクインしているのは流石と行った所である。

収録曲は以下の全11曲である。『Girl Can't Help It』『Positive Touch』『Suzanne』『Be Good To Yourself』『Once You Love Somebody』『Happy To Give』『Raised On Radio』『I'll Be Alright Without You』『It Could Have Been You』『Eyes Of A Woman』『Why Can't This Night Go On Forever』。

「産業ロック」とも揶揄される彼らであるが、収録されている曲の方はそんな言葉に振り回されることなく、彼らの持ち味をしっかりと出したものになっている。ただ、本作ではハードな部分が薄らいだということで、全体としてはとても聴きやすくなっているが、ちょっぴり寂しい部分でもある。また、部分的にはS.ペリーのソロ・アルバムではないかと感じてしまう所があり、それだけS.ペリーが前面に出たアルバムでもある。

本アルバムからの筆者のお薦め曲は、『Girl Can't Help It』『Be Good To Yourself』『I'll Be Alright Without You』『Eyes Of A Woman』といった所に、アルバム・タイトル・ナンバーである『Raised On Radio』を一押しということで、しっかりと記しておきます。

本アルバムをリリースした後、解散してしまった(後に再結成しましたが...)ということで、形の上では(一応の)ラスト・アルバムということになったが、そういうことを考えたら、本アルバムの位置づけというのもまた変わってくる。やはり'80'sのロックを語る上では忘れてはならないアルバムの一つである。「アメリカン演歌ロック」とも言われたS.ペリーのボーカルを堪能しましょう!

 

Raised on Radio

Raised on Radio

  • アーティスト: Journey
  • 出版社/メーカー: Sony Budget
  • 発売日: 1996/11/01
  • メディア: CD

↓2曲のボーナス・トラックが追加されています。

Raised on Radio

Raised on Radio

  • アーティスト: Journey
  • 出版社/メーカー: Columbia/Legacy
  • 発売日: 2006/10/03
  • メディア: CD

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「DER SCHARLACHIROTE BUCHSTABE」('72) [映画(洋画)]

表題の作品は1972年の西ドイツとスペインの合作映画「緋文字」である。原作は有名なナサニエル・ホーソンの名作小説「緋文字」である。1926年のリリアン・ギッシュ主演が有名であるが、それをヴェンダース監督が撮ったということで、注目の作品である。また、本作は全編ドイツ語ということで、物語の舞台がアメリカなのに?ということを感じるが、それは言いっこなし、ということでお願いします。

映画データを記しておくと、原作はナサニエル・ホーソン、監督はヴィム・ヴェンダース、脚本はヴィム・ヴェンダースとベルナルド・フェルナンデスの2人、撮影はロビー・ミューラーである。そして出演は、ゼンタ・ベルガー、ルー・カステル、ハンス・クリスチャン・ブレッヒ、イエラ・ロットレンダーたちである。

物語は、17世紀、イギリスから新天地のアメリカに渡った女性・ヘスターは、夫以外の男との間に娘を生んだことから胸に赤い「緋文字」を刺繍されることになり、周囲の人々からは蔑まされていた。そんなヘスターの前に彼女の夫が石と名乗って現れる...

原作小説に従った物語であり、ストーリーとしては特に他の作品との大きな違いはないが、ヴェンダース監督の拘りが随所に見られる。また、舞台がアメリカなのに、英語ではなくドイツ語で展開される物語が独特の雰囲気を醸し出している。是非とも他の「緋文字」(「スカーレット・レター」を含む)と見比べて貰いたい作品である。尚、本作はヴィム・ヴェンダース監督の名前がまだ広く知られる前の作品ということで、どうしても埋もれがちになっている。(やはり、1975年の「さすらい」以降ということになってしまう...)が、しっかりとDVD化されている所は嬉しい所である。(日本では劇場未公開作品であるが、そういう作品もDVDで見ることが出来るのですから、言い時代になったものですね。)

 

緋文字 デジタルニューマスター版

緋文字 デジタルニューマスター版

  • 出版社/メーカー: 東北新社
  • 発売日: 2006/04/21
  • メディア: DVD

ヴィム・ヴェンダース コレクション

ヴィム・ヴェンダース コレクション

  • 出版社/メーカー: 東北新社
  • 発売日: 2005/01/21
  • メディア: DVD
↓原作小説
完訳 緋文字

完訳 緋文字

  • 作者: N. ホーソーン
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1992/12
  • メディア: 文庫

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「THE SCARLET LETTER」('26/'34) [映画(洋画)]

先に「スカーレット・レター」を取り上げたが、こちらの作品を忘れてはならないと言うことで、表題の作品をピックアップする。表題の作品は、映画「緋文字」である。1926年のサイレント映画「緋文字」はスウェーデン出身の名匠ヴィクトル・シェストレム監督作品ということと、主演がリリアン・ギッシュということで有名であるが、1934年の方は一つ知名度は高くない。

尚、1926年の「緋文字」は、劇場公開時は「緋文字」というタイトルであったが、ビデオ化された時に「真紅の文字」というタイトルに改題され、更に現在は、主演のリリアン・ギッシュの名前も追加して「リリアン・ギッシュの真紅の文字」という邦題となっている。(「緋文字」というタイトルでは、やはり1972年のヴィム・ヴェンダース監督作品という印象が強いと言うこともあるのでしょうね...)

作品データを記す(サイレント作品と古い作品ということで、資料があまり無いので簡単にします。)と、1926年の作品は、原作はナサニエル・ホーソン、監督はヴィクトル・シェストレム、出演は、リリアン・ギッシュ、ラルス・ハンソン、ヘンリー・B・ウォルソール、コリーン・ムーアたちである。

また、1934年の作品の方は、原作はナサニエル・ホーソン(「緋文字」)、監督はロバート・G・ヴィニョーラ、脚本はレナード・フィールズとデイヴ・シルヴァースタインの2人、撮影はジェームズ・S・ブラウン・Jr.である。そして出演は、コリーン・ムーア、ハーディ・オルブライト、ヘンリー・B・ウォルソール、アラン・ヘイル、コーラ・スー・コリンズ、ウィリアム・ファーナム、ヴァージニア・ハウエル、ウィリアム・ケントたちである。

原作が同じ小説であり、特にストーリーの上では大きな違いは無いが、舞台となる町が違うなど、多少の違いはある。

まずは1926年版の方から。こちらは何と言ってもリリアン・ギッシュの演技に圧倒される。やはり、20世紀初頭のビッグ・スターである貫禄ある所を見せてくれます。物語の舞台は、戒律の厳しい清教徒の町・ボストンである。自由な女性ヘスターは、協会に赴任してきた牧師のディムズデールに惹かれる。夫が留守中にディムズデール牧師と関係を持ったヘスターは身籠もるが、子供が出来たことを知らずにディムズデールは他の町に移って行ってしまった...

続いて、1934年版。こちらの物語の舞台となるのはニュー・イングランドのある村ということになっている。(清教徒が多いという設定は受け継がれている。)ヘスターの夫は数年前に彼女の元を去っていき、既に死んでいると思われていた。ヘスターは人々から尊敬されている牧師・ディムズデールと知り合いになり、やがて恋仲へ発展し、牧師の子を身籠もるヘスター。そして子供が生まれ、ヘスターは姦婦の印を付けられることになった。そんな所に死んだと思われていた夫が姿を現した...

どちらの作品も、大筋は原作小説に従った内容であるが、多少のアレンジがあるのはよくあることであって、これも悪くはない。が、やはり、1926年版のリリアン・ギッシュである。1995年の「スカーレット・レター」のデミ・ムーアも頑張っているものの、やはりリリアン・ギッシュである。ということで、改めて彼女が伝説のスターだ、ということを感じさせてくれました。(以前はLaserDiscではリリースされていたのですが、是非ともDVD化して貰いたいところです。)

ところで、1972年の西ドイツ(当時)とスペインの合作の「緋文字」(ヴィム・ヴェンダース監督作品)については別の記事と言うことにします。

 

この2本は現時点でDVD化されていないので、とりあえず原作小説を...

完訳 緋文字

完訳 緋文字

  • 作者: N. ホーソーン
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1992/12
  • メディア: 文庫

ホーソーンの『緋文字』の研究 (1983年)

  • 作者: 名越 覚次郎
  • 出版社/メーカー: 名越修一
  • 発売日: 1983/02
  • メディア: -
↓'72年のヴェンダース監督作品はこちら
緋文字

緋文字

  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • 発売日: 1998/09/25
  • メディア: DVD
↓'95年の「スカーレット・レター」
スカーレット・レター

スカーレット・レター

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2003/07/24
  • メディア: DVD

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THE SCARLET LETTER('95)(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

1995年の映画「スカーレット・レター」である。この作品は1926年、1934年、1972年に映画化されたことがある作品で、ナサニエル・ホーソンの名作小説「緋文字」の映画化作品である。1972年は西ドイツとスペインの合作ということでアメリカでは無いので原題がドイツ語になっているものの、1926年と1934年、そして今回のいずれも映画のタイトルは、原題では「THE SCARLET LETTER」と同じであるが、邦題は今回がそのままカタカナ表記の「スカーレット・レター」となったが、過去の3回はいずれも「緋文字」であった。せっかく良い邦題があるのに、時代のせいなのだろうが、こういう安易なカタカナ表記というのは良くないことである。(もっと配給会社は考えるべきである。)

映画データを記しておくと、原作はナサニエル・ホーソンの名作小説「緋文字」である。監督はローランド・ジョフィ、脚本はダグラス・デイ・スチュワート、撮影はアレックス・トムソン、衣装デザインをガブリエラ・ペスクッチが担当し、音楽はジョン・バリーである。そして出演は、デミ・ムーア、ゲイリー・オールドマン、ロバート・デュヴァル、リサ・ジョリフ・アンドー、エドワード・ハードウィック、ロバート・プロスキー、ロイ・ドートリス、ジョーン・プロウライト、エリック・シュウェイグたちである。

舞台は17世紀のアメリカ・ニューイングランド地方。古い因習に立ち向かい、真実の愛を貫く女性の姿を描いた感動の物語である。自由奔放なヘスターは夫・ロジャーよりも一足早く入植地にやってきたが、厳格な町では受け入れてもらえずにいた。そんなヘスターは町の牧師アーサー・ディムズデールと出会い、互いに惹かれあう。そんなとき、夫・ロジャーの乗った船が難破してロジャーが死んだと聞かされたヘスターは、アーサーとの愛が燃え上がり、彼の子供を身籠もり出産したヘスター。が、ヘスターは父の名を決して口にすることなく、姦通を意味する緋色の「A」の文字を生涯胸に縫い付けるよう命じられる。そんな中、死んだと思われていたロジャーが生きていて、姿を現した...

で、こういう作品では、ジョン・バリーの音楽が冴え渡る。サントラ盤ではその音楽をチップ理と堪能することが出来る。

サントラ盤の収録曲は以下の全23曲である。『Main Title/The Arrival/Search For Home』『Hester Rides To Town』『Bird/The Swimmer』『Very Exhilarating Read』『I'm Not The Man I Seem』『Agnus Dei』『I Can See What Others Cannot』『Love Scene』『Are You With Child』『Small Act Of Contrition』『Birth』『I Baptize This Child - Pearl』『She Will Not Speak』『Dr. Rodger Prynne』『Hester Walks Through Town』『Poor Fatherless Child』『Attempt At Rape』『Savages Have Killed Him』『Round-Up』『I Am The Father Of Her Child』『Indians Attack』『Letter Has Served A Purpose』『End Title』。

物語が良い作品には必ず優れた音楽があるが、本作はそういう作品であり、サントラ盤も一緒に聴いてもらいたいところである。(勿論、原作小説も読んだ上で本作に接するというのは常識です。)

 

The Scarlet Letter (1995 Film)

The Scarlet Letter (1995 Film)

  • アーティスト: John Berry
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 1995/10/31
  • メディア: CD

↓映画DVDはこちら

スカーレット・レター

スカーレット・レター

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2003/07/24
  • メディア: DVD

↓原作小説はこちら

完訳 緋文字

完訳 緋文字

  • 作者: N. ホーソーン
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1992/12
  • メディア: 文庫


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IRON BUTTERFLY『IN-A-GADDA-DA-VIDA』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1968年に発表された2nd.アルバムであり、彼らの放ったモンスター・アルバムで代表作である。時は'60'sも終わりに近づいた1968年、当時「ニュー・ロック」「アート・ロック」等と呼ばれた新しいサウンドの代表格として、そのサウンドを分かりやすく具現化したということで大ヒットを、しかもロング・ヒット記録した。本アルバムはBillboardのアルバム・チャートで最高位4位を獲得したが、1968年の年間アルバム・チャートでは85位であったが、翌1969年の年間アルバム・チャートでは1位を獲得、更に1970年の年間アルバム・チャートでも16位にランクインしている。(3年近く、140週間にわたってチャートインしたら、3年連続年間TOP 100に入っても不思議ではない。)また、レギュラー・チャートで1位を獲得していないアルバムが年間1位に輝いたのは、1968年のJIMI HENDRIX EXPERIENCEの「ARE YOU EXPERIENCED?」に続いて2年連続のことであるが、この2年のみの快挙である。(シングルの方でも、1965年、2000年、2001年の3度しかない。)ということで、本アルバムは名実共に'60's終盤を代表するアルバムである。

収録曲は以下の全8曲である。(後ろの2曲はボーナス・トラックです。)『Most Anything You Want』『Flowers And Beads』『My Mirage』『Termination』『Are You Happy』『In-A-Gadda-Da-Vida』『In-A-Gadda-Da-Vida [Live]』『In-A-Gadda-Da-Vida [Single Version]』。

オリジナル盤は当然ながらLPの時代にリリースされたものであるが、そのB面を占領していた『In-A-Gadda-Da-Vida』のライブ・バージョンとシングル・バージョンがボーナス・トラックとして追加収録され、オリジナル版に続いて形の上では3曲続くということになったのは実に嬉しい所である。これでたっぷりとこの曲を堪能することが出来ます。

で、本アルバムからのお薦め曲は、当然ながらその『In-A-Gadda-Da-Vida』である。しかも、ボーナス・トラックの2バージョンも同時にお薦めである。オリジナル版は17分を越える超大作であるが、これにライブ・バージョンとシングル・バージョンが続くことで、39分弱という時間になるが、この時間というのは当時のアルバム1枚数の収録時間としても平均に達する時間である。それだけの時間を'60's終盤のあの独特の退廃的な世界に浸ることが出来るのだから、これは本当に凄いことであり、正に「ボーナス・トラック万歳!」である。

'60'sの雰囲気に浸りたいという方はじっくりと聴きましょう!

 

In-A-Gadda-Da-Vida

In-A-Gadda-Da-Vida

  • アーティスト: Iron Butterfly
  • 出版社/メーカー: Rhino
  • 発売日: 1995/10/31
  • メディア: CD

↓名盤はしっかりとGOLD DISCでもリリースされています。

In-A-Gadda-Da-Vida

In-A-Gadda-Da-Vida

  • アーティスト: Iron Butterfly
  • 出版社/メーカー: Mobile Fidelity
  • 発売日: 1996/07/16
  • メディア: CD


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THE RIGHT STUFF(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1983年の映画「ライトスタッフ」である。この作品は、1979年に発表されたトム・ウルフのベストセラー小説を原作としたドキュメンタリー・タッチの作品で、人類初の有人宇宙飛行を目指すアメリカのマーキュリー計画を描いたものであり、アカデミー賞で編集賞、作曲賞、音響賞、音響効果賞を獲得した。(主要部門には、作品賞と助演男優賞にはノミネートされたが受賞はならず。)

映画データを記しておくと、原作はトム・ウルフ、監督と脚本はフィリップ・カウフマン、撮影はキャレブ・デシャネル、音楽はビル・コンティである。そして出演は、サム・シェパード、スコット・グレン、フレッド・ウォード、エド・ハリス、デニス・クエイド、バーバラ・ハーシー、ランス・ヘンリクセン、パメラ・リード、キャシー・ベイカー、ヴェロニカ・カートライト、メアリー・ジョー・デシャネル、キム・スタンレー、ローヤル・ダーノ、スコット・ポーリン、ドナルド・モファット、レヴォン・ヘルム、スコット・ウィルソン、デヴィッド・クレノン、ジェフ・ゴールドブラム、ジョン・P・ライアン、ウィリアム・ラスたちである。尚、日本で劇場公開になったのは結構カットされた160分のものであるが、アメリカで劇場公開になったのは193分のものであり、現在はこれがソフト化されている。

マーキュリー計画のパイロットとして7人の男たちが選ばれ、彼らは国家に殉じて英雄になるべく訓練を受け続ける。一方、初めて音速の壁を突破した男は一匹狼を貫き、一人で自らの記録に挑戦し続ける。国民的なヒーローであっても、この対比が本作の特徴であって、人間ドラマとして見応えのあるものになっている。3時間を超える大作であるが、飽きさせる所がなく、物語に引き込まれてしまい、あっという間に時間が過ぎてしまう。じっくりと堪能したい作品である。

で、本作品のサントラ盤を捜してみたら、何と、本作単体のアルバムは無く、1985年のTVシリーズ「NORTH AND SOUTH」と2 in 1になったものしか無かった。(この作品についてはよく分かりません。)で、そのサントラ盤には全12曲収録されているが、本作からは5曲の収録である。

収録曲は『Breaking The Sound Barrier』『Almost Ready』『The Training』『Glenn's Flight』『Yeager's Triumph』。(この後の7曲は「NORTH AND SOUTH」の音楽であるが、そちらは省略する。)

映画を見たら、もっと使われている音楽はあるはずなんですが、ちょっと残念な所である。是非ともリマスターをすると同時に、ボーナス・トラックの大量追加でコレクターズ・アイテムとなるサントラ盤のリリースを期待したい所である。

 

The Right Stuff (1983 Film) / North And South (1985 Television Mini-Series) [2 on 1]

The Right Stuff (1983 Film) / North And South (1985 Television Mini-Series) [2 on 1]

  • アーティスト: Bill Conti, Bill Conti, London Symphony Orchestra
  • 出版社/メーカー: Varese Sarabande
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

↓映画DVDはこちら

ライトスタッフ

ライトスタッフ

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2002/07/05
  • メディア: DVD

ライトスタッフ スペシャル・エディション

ライトスタッフ スペシャル・エディション

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2006/09/08
  • メディア: DVD


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「金枝玉葉/HE'S A WOMAN, SHE'S A MAN」 [映画(洋画)]

またまた袁詠儀・出演作品をということで、1994年の香港映画「君さえいれば 金枝玉葉」を取り上げる。本作はレスリー・チャン主演のラブ・ストーリーであるが、何と言っても袁詠儀である。(「袁詠儀」と表記しても、よほどの方でないと分からないでしょうから、以下「アニタ・ユン」と記します。)本作の彼女の演技がまたまた素晴らしく、前年の「新不了情/C'EST LA VIE, MON CHERI」(邦題:つきせぬ想い)に続いて本作で2年連続で香港電映金像奨(香港アカデミー賞)・主演女優賞を受賞することになった。で、大ヒットを記録したことから2年後の1996年に続編も制作されることになった。

映画データを記しておくと、監督はピーター・チャン、脚本はジェームズ・ユエンとチー・リーの2人、撮影はヘンリー・チャン、音楽はクラレンス・ユイとチュー・ツァンヘイ、主題歌は主演のレスリー・チャンが歌う『追』である。そして出演は、レスリー・チャン、アニタ・ユン、カリーナ・ラウ、チャン・シウチョン、エリック・ツァン、ロー・ガーインたちである。

物語の方は、人気・実力とも香港No.1の女性歌手・ローズの熱狂的なファンのウィン。ある日、彼女は、ローズのプロデューサで、誰もが知る恋人・サム(ローズと同じマンションの上下の階に住んでいる)が男性歌手発掘のためのオーディションを行うことを知り、これはローズに近づくチャンスだと考えて、そのオーディションに男装して応募する。誰もがウィンが男装しているとは気づかず、ウィンはそのオーディションに見事合格する。そして、男としてローズとサムの住んでいるマンションに住み込むことになった。が、サムはゲイではないのにウィンに惹かれていく自分に混乱していく。また、ローズもウィンの素直さに引かれて行って、奇妙な三角関係が...

もともとアニタの声はハスキーな所があり、それが男装ということで、ボーイッシュなアニタの魅力が大いに発揮されている。で、完全にアニタがレスリー・チャンを食ってしまった形になった。また、スピーディーなギャグが散りばめられた展開が絶妙な味を出していて、これが何とも微笑ましく感じられる。「アクション+ギャグ」というのが香港映画だというイメージがあるが、こういう世界もいいものである。アニタに酔いましょう!

 

君さえいれば 金枝玉葉

君さえいれば 金枝玉葉

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 1999/09/24
  • メディア: DVD

↓続編はこちらです。

レスリー・チャン ボクらはいつも恋してる!/金枝玉葉2

レスリー・チャン ボクらはいつも恋してる!/金枝玉葉2

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2006/12/08
  • メディア: DVD


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HUMAN LEAGUE『OCTOPUS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1995年に発表された彼らの久しぶりのアルバムである。'80's初期の第二次ブリティッシュ・インベージョンの時期、ポップなシンセサイザー・サウンドで一世を風靡した彼らであるが、'80's中盤以降、そういうサウンドが「エレ・ポップ」として広く定着すると、勢いも無くなっていつの間にか消えていたが、そのサウンドが'90'sの中盤になって突如現れることになった。が、「まだいたの」とか「'80'sと何も変わっていない」と言って散々批判された。が、'80's初期の彼らの活躍を知っている者とすれば、「変わっていない」と言うのは逆に安心して接することが出来ることになり、大いに歓迎された。(が、かつてのような大ヒットにまでは至らなかった。)

収録曲は以下の全9曲である。『Tell Me When』『These Are The Days』『One Man In My Heart』『Words』『Filling Up With Heaven』『Housefull Of Nothing』『John Cleese; Is He Funny』『Never Again』『Cruel Young Lover』。

サウンドの方は、キャッチーでとても聴きやすく、メロディ・ラインもなかなかのものが集まっている。特に、彼らの特徴的なコーラスは磨きがかかっていて、表現力が'80'sの頃と比べて厚みが増していて、いい感じを与えてくれる。(それだけキャリアを積んだということにもなる。)

この中からは『Tell Me When』と『One Man In My Heart』がシングル・カットされたが、特に大きなヒットには至っていない。が、彼らの持ち味は十二分に発揮されていて、ポップなサウンドを聴かせてくれる。

筆者のお薦め曲は、この2曲のシングル・カットされた曲『Tell Me When』『One Man In My Heart』と『Words』『Never Again』というところをピックアップしておく。

'80'sの彼らを知っている方は特に抵抗感無く受け入れられるであろう。'80'sにリアルタイムで彼らのサウンドを楽しんだ方、そして'80'sのエレポップ、ダンス系サウンドに興味がある方はしっりとチェックしておきましょう。

 

Octopus

Octopus

  • アーティスト: The Human League
  • 出版社/メーカー: EastWest
  • 発売日: 1995/04/25
  • メディア: CD


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THE QUEST(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1996年のアクション映画「クエスト」である。この作品はジャン・クロード・ヴァン・ダムが初の監督を務めた作品であり、彼のアクションもさることながら、空手、ムエタイ、ボクシング、テコンドーなどの格闘技の試合のシーンが凄まじいアクションを見せてくれるアクション作品である。ストーリーの方は特にこれというものは無いが、格闘技の対決シーンは圧巻の大迫力であり、ここを見るだけでも価値のある作品である。

映画データを記しておくと、監督はジャン・クロード・ヴァン・ダム、脚本はスティーヴン・クラインとポール・モネスの二人、撮影はデヴィッド・グリブル、音楽はランディ・エデルマンである。そして出演は、ジャン・クロード・ヴァン・ダム、ロジャー・ムーア、ジャネット・ガン、ジェームズ・レマー、ジャック・マクギー、ルイス・マンディロア、アキ・アレオンたちである。

物語は割とシンプルなものである。ヒマラヤの奥地にある失われた町で行われる異種格闘技戦「ガンゲン」。それは世界最高峰の戦いで、選ばれた者だけが参加できるものである。ニューヨークのスラム街で生き抜いてきたクリストファーは、死闘の末にその大会に参加する招待状を手に入れた。そして彼は戦いの場に乗り込んだ。大会には世界中から選りすぐられた最強の16人が集まった。果たして...

派手なアクションを見せてくれる本作のような作品の場合は、音楽の方も重要である。何せ、アクション・シーンの時の音楽が力の抜けるようなものだったら、冴えのあるアクションも冴えなくなってしまいますからね。ということで、本作ではサントラ盤の方にも注目していただきたい。

で、そのサントラ盤に収録されているのは以下の全16曲である。『Opening/The Dream』『Chris Beats Germany』『Old New York』『Invitation』『Khan Kills Phang』『Flashback』『To The City Of Battle』『Drums On The Beach』『Smile Please』『Greatest Fighters』『Sentenced To Death』『Brazil Accompaniment』『Monkey Boy And Snake Eyes』『Wire』『American Theme』『Finale/Fulfillment Of The Quest』。

最初の『Opening/The Dream』や最後の『Finale/Fulfillment Of The Quest』については極普通の映画音楽の範疇のものであるが、バトルに関係する所で使われた曲は本当にいい感じである。それをBGMにするだけでテンションがあがります。まずは映画とセットで楽しみ、テンションを上げたい時には本サントラ盤からチョイスするというのがよろしいのでは...

 

The Quest (1996 Film) [Soundtrack] [from US] [Import]

The Quest (1996 Film) [Soundtrack] [from US] [Import]

  • アーティスト: Original Soundtrack
  • 出版社/メーカー: Varese Sarabande
  • 発売日: 1996/04/30
  • メディア: CD

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クエスト

クエスト

  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • 発売日: 1998/06/25
  • メディア: DVD


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