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「GIANT」 [映画(洋画)]

表題の作品は1956年の映画「ジャイアンツ」である。(邦題は「ジャイアンツ」と複数形になっているが、原題はそうなっていない。)本作はエドナ・ファーバー原作の大河物語を200分を越える長尺作品として映画化した作品である。(本作のように200分を越えるような作品は、映画館興業では回転率が悪くなるため嫌われると言うこともあって、最近では殆ど無いですね...→長ければいいというものでもありませんが...)

この作品は、ジェームズ・ディーンの遺作となったことで有名になったが、映画のクレジットでは、リズが主演扱いである。そのジェームズ・ディーンの事故から51年(1955/9/30のことでした。)、公開から半世紀が経過がしているのですね。古き良き時代のアメリカン・ドリームがあると共に、現在では殆ど無くなった30年に及ぶ一大大河ドラマである。

監督はジョージ・スティーブンス、脚本はジェームズ・R・ウェッブ、撮影はウィリアム・C・メラーとエドウィン・デュパー、音楽はディミトリ・ティオムキンである。また、出演はエリザベス・テイラー、ロック・ハドソン、ジェームズ・ディーン、デニス・ホッパー、マーセデス・マッケンブリッジ、サル・ミネオ、ロッド・テイラー、キャロル・ベイカー、バーバラ・バリーたちである。

物語は、東部からテキサスの大牧場に嫁いできたレズリー。慣れない土地での厳しい生活の日々の中でも彼女は自分の意志を大切にして生きていこうとする。そんな彼女に淡い思いを抱く牧童ジェットは、やがて石油を掘り当てたことによって富と名声を得る。レズリーは夫とジェットの確執の間に挟まれて...

本作クランク・アップ直前に事故死によって人生に幕を下ろしたJ.ディーンに何かと話題を持って行かれるが、やっぱり大女優・リズはたっぷりと魅せてくれる。当初は、ちょっと浮いているような漢字のあるリズ演じるレズリーであるが、物語の進展と共に次第に変化していく様は、大河ドラマならではの醍醐味でもある。時間的には長いが、たっぷりと楽しめる作品である。(ちょっとアクビが出る部分もありますけど...)

 

Giant [Original Motion Picture Soundtrack]

Giant [Original Motion Picture Soundtrack]

  • アーティスト: Dimitri Tiomkin, Dimitri Tiomkin
  • 出版社/メーカー: EMI
  • 発売日: 2006/04/04
  • メディア: CD

ジャイアンツ コレクターズ・エディション

ジャイアンツ コレクターズ・エディション

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2006/09/08
  • メディア: DVD

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AC/DC『HIGHWAY TO HELL』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは、1979年に発表されたアルバムであり、ボン・スコット在籍時代のラスト・アルバムである。ということで、本アルバムまでのAC/DCと、次作からのAC/DCとでは「別バンド」とは言わないまでも、サウンドも変わってくることになります。(まあ、ボン信者にとったら辛いことですが、メジャーな存在になったというのもまた事実ですから、ちょっと複雑でしょうが...)尚、本アルバムには「地獄のハイウェイ」という邦題が付いているが、'70'sから'80's初頭のハード・ロック(日本では「ヘビー・メタル」と言っていて、'80's中盤以降から世界的に浸透した「ヘヴィー・メタル」とは少し意味合いが違う。)では「地獄」とか「悪魔」というような単語が軒並み付けられていたものでした。本アルバムは1980年のBillboard年間アルバム・チャートでは41位、レギュラー・チャートでは最高位17位を記録している。

収録されているのは以下の全10曲である。『Highway To Hell』『Girls Got Rhythm』『Walk All Over You』『Touch Too Much』『Beating Around The Bush』『Shot Down In Flames』『Get It Hot』『If You Want Blood (You've Got It)』『Love Hungry Man』『Night Prowler』。

本作は、これまでのAC/DCの集大成といった内容になっていて、聴き所が満載である。(それにしても、ボンが亡くなったというのは本当に残念なことでした。)本アルバムからのお薦め曲は、現在でもライブでは必ず登場するアルバム・タイトル・ナンバーの『Highway To Hell』と『Girls Got Rhythm』、そして『Walk All Over You』。この冒頭の3曲に酔いしれたら、彼らのサウンド・ワールドにどっぷりと引き込まれ、あとは聴き惚れるだけとなる。(CDだと、ラストまでノンストップで聴くことが出来て、良いですね。)

本アルバムの後に世界的にブレークすることになる彼らであるが、やはりボン在籍時の名盤である本アルバムの存在は忘れないでもらいたい所です。大いに酔いしれましょう!

 

Highway to Hell

Highway to Hell

  • アーティスト: AC/DC
  • 出版社/メーカー: Wea International
  • 発売日: 2003/02/18
  • メディア: CD

↓こう言うのが発売されましたが...(サイズは他にもあります)

Highway to Hell (Tシャツ)(ブラック)(Mサイズ)

  • アーティスト: AC/DC
  • 出版社/メーカー: ROCK DEPOT
  • 発売日: 2006/12/01
  • メディア: CD


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「CLEOPATRA」 [映画(洋画)]

表題の作品は1963年の映画「クレオパトラ」である。(エリザベス・テイラー主演。)この作品は4時間を超える超大作であるが、実は3時間の映画2本として製作することを考えていたが、結局は4時間の1本ということになった。(映画館にとったら、回転が悪くて...というのも一因。)で、本作は色々な伝説を残している作品でもある。(一大歴史スペクタクル巨編である。)

まずは、巨額の制作費を投入して製作されたということでも有名である。(金額を記しても物価水準が違っているため、製作から40年以上が経過していたら意味がないので、それは控えることにする。)で、絢爛豪華なセットを作り、古代エジプトを再現している。また、投入されたエキストラの数も膨大であり、人海戦術の頂点と言っても良い作品である。(この辺りもスケールが大きい作品らしい所である。)で、本作にあまりにも巨額を投資したこともあって、20世紀FOX社は経営危機に陥ることになるのだが、これも今では伝説である。

そして、クレオパトラを演じたエリザベス・テイラーの貫禄が凄い。まさに本当の古代エジプトの女王といった貫禄があり、品があり、気高く、まさにはまり役である。絢爛豪華なセット、衣装と共にたっぷりと魅せてくれます。

本作は、監督はジョゼフ・L・マンキーウィッツ、脚本はジョゼフ・L・マンキーウィッツとラナンド・マクドーガル、シドニー・バックマンの3人によるものであり、撮影はレオン・シャムロイ、音楽はアレックス・ノースである。出演は、エリザベス・テイラーの他には、レックス・ハリスン、リチャード・バートン、ケネス・ヘイグ、パメラ・ブラウン、フランチェスカ・アニス、ジーン・マーシュ、ハリー・アンドリュース、ハーバート・バーゴフ、ヒューム・クローニン、マーティン・ランドー、ジョージ・コール、チェザーレ・ダノーヴァ、アンドリュー・キア、ロディ・マクドウォール、ロバート・スティーヴンス、グレゴワール・アスラン、マーティン・ベンソンたちで、実に豪華な出演者たちである。

物語は、紀元前48年、内乱の続くエジプトに侵攻したローマ帝国のシーザーは、エジプトの女王クレオパトラの美しさに惹かれ、恋の虜となる。また、アントニーもクレオパトラに惹かれるのだったが... ということで、歴史で学んだ物語であるが、とにかく豪華な作品である。

本作では、リズがとにかく美しいのと貫禄があり、まさに古代エジプトの女王になりきっている。絢爛豪華なセット、あまりにも巨費を投じたことによる豪華で贅沢な映像は必見である。(物語の方は、世界史を勉強していれば、特にどうのということもないものですが...)現在、同じことをしようと思ったら、一体製作費はどれだけのものになるのだろうか?(数億ドルは間違いないでしょうが、ひょっとしたら1ビリオン(10億)も越えるかも...?)現在のハリウッドでは、とてもではないが、野郎としても不可能といってもいいでしょう。そもそも、そこまでの巨費を投じるようなことはしないでしょうし、良き時代のまさしく夢だったと言うことの出来る作品であり、本作の絢爛豪華な映像を見るということだけでも価値があります。(4時間は長いものの、一度は見ましょう。)

 

クレオパトラ

クレオパトラ

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2006/10/13
  • メディア: DVD

クレオパトラ プレミアム・エディション

クレオパトラ プレミアム・エディション

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2002/04/05
  • メディア: DVD

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