「NATIONAL LAMPOON'S CHRISTMAS VACATION」 [映画(洋画)]
表題の映画は1989年の「ナショナル・ランプーン・クリスマス・バケーション」である。これは、チェビー・チェイス主演のコメディ・シリーズである「ナショナル・ランプーン」シリーズの第3弾である。(シリーズものとしては1作目の「ホリデーロード4000キロ」から取り上げたい所だったが、クリスマス・イヴということで、こちらを取り上げることにしました。)
このシリーズはあるアメリカの中流階級の家族のハチャメチャなコメディ作品であり、アメリカでは人気があるシリーズである。1983年に劇場版第1作の「ホリデーロード4000キロ」、1985年に第2作の「ヨーロピアン・ヴァケーション」、1989年に第3作の本作、1997年に第4作の「ベガス・バケーション」が製作されている。監督はジェレマイア・チェチック、であり、ジョン・ヒューズが脚本を書き、この後に大ヒットしたTVシリーズ「ツイン・ピークス」のアンジェロ・バダラメンティが音楽を担当している。(全く雰囲気が違う作品ということもあって、ここは要注目です。)出演は、チェビー・チェイス、ビヴァリー・ダンジェロ、ランディ・クエイド、ダイアン・ラッド、ジョン・ランドルフ、E・G・マーシャル、ドリス・ロバーツ、ジュリア・ルイス・ドレイファス、メエ・クエステル、ウィリアム・ヒッキー、ブライアン・ドイル・マーレイ、ジュリエット・ルイスたちである。
物語は、アメリカの中流階級のある一家の主人であるクラークが、絵に描いたような理想的なクリスマスを家族で過ごそうとしてその計画を立てる。そして、それを実現しようとして東奔西走してその準備を始める。が、彼の行く先々では何かと邪魔が入って、なかなか上手くいかないのだが... という、本シリーズのお決まりのパターンの物語である。が、今回はクリスマスということで、これはアメリカの家庭では年中行事の中では最大のものであり、それを色々とおちょくっていて、楽しくなる所である。
コメディ作品と言ってしまえばそれまでであるが、本作は本シリーズの中ではテーマが一番身近な所にあるだけに、家族みんなで楽しむことが出来る作品である。日本では、本作のようなコメディ・シリーズは苦戦するということで、DVD化されていないなどの悪条件が揃っているが、何とかしてみたもらいたい作品である。
↑ビデオしかありません。楽しい作品なのに...
↓アンジェロ・バダラメンティの音楽と言えばこの作品です。
ツイン・ピークス ファースト・シーズン ― スペシャル・コレクターズ・エディション DVD BOX
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- 発売日: 2002/11/08
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RYUKENDO #51 [特撮]
大魔王を倒して平和が戻ったということで、決着が付いたはずの物語だが、まだまだ物語は続きます。最近の作品には珍しく、全52話(最近は1年でも50話というのが良いところですから...)なので、またも総集編とか後日談でもと思ったら大間違いである。で、今回のBGMは「ボウケン/カブト」に続いてクリスマスのオムニバス盤である「クリスマス・ストーリー」というアルバムにしました。
大魔王は完全消滅したということで、あけぼの町はクリスマス・ムード一色。ということで、相変わらず切り替えが早い町の人たちです。が、ジャークムーンが復活していた。
あけぼの署もクリスマス・ムード一色で、市律コンビはクリスマス・デートのことで頭がいっぱい。ということで、やっぱりあけぼの町の住民です。
天地はメカニムーンの可能性が高いということで、不動にそのことを伝え、不動が調査に出る。で、出動した不動はジャークムーンを発見するが「メカニムーン」と口にするも、ジャークムーンは「メカニムーン?」という有様でした。で、不動はジャークムーンの目の前で変身し、バトル開始。(これによってジャークムーンはリュウガンオーの正体を知りました。)最初はリュウガンオーの優勢で進むが、落ちていた木の枝を剣のようにジャークムーンが手にしたところから形勢逆転。で、それがジャークムーンだと分かる。また、ジャークムーンはリュウケンドーと一対一で勝負するように、最後に戦った森で待つと言うと去っていった。
ジャークムーンは最後の戦いの場所となった森に行くと、そこで折れた剣を回収し、月にかざすと剣は元に戻り、以前の力を取り戻した。
基地に戻った不動は、そのことを報告する。で、天地は、そのことは剣二には秘密にして、不動と白波で決着をつけることにし、鈴にはクリスマス・デートとして剣二を誘い、剣二の耳にその情報が入らないようにしろ、と命ずる。
翌日、鈴は剣二をデートに誘ったものの、剣二は何かあることを察知していた。が、むくれる鈴は「黙ってつきあいなさい」と剣二を引っ張っていく。その頃リュウガンオーとリュウジンオーがジャークムーンに対峙していたが、「逃げているのはどっちだ。何故現れぬ。私と戦え、リュウケンドー」と叫ぶ。で、二人がリュウケンドーとの対決を邪魔しようということで、意を決した。
剣二と鈴はシネマあけぼので映画「続 君のソ名タ」(この作品らしいタイトルの付け方ですね。が、ゴ様主演の「真冬のソナタ」には及びません。)を見ていたが、ジャークムーンの声が聞こえた剣二は表に飛び出す。鈴も後を追い、「気のせいよ」と言うが剣二は納得しない。更には映画にジャークムーンみたいな人がいた、とまで言うが、剣二は信用しない。そんな剣二は剣道少年とぶつかり、その少年をあけぼの体育館まで背負って運んでいく。で、これがきっかけで、かつて怪我押して大会に出られなかったことに悔いがあるということを鈴に語る。で、鈴は剣二の気持ちを察し、「もしもジャークムーンが現れたら?」と尋ねる。その答えから鈴はジャークムーンが復活して剣二と戦いたいと言っていたことを告げる。で、剣二は最後に戦った森に向かった。
ジャークムーンはリュウガンオーとリュウジンオーを蹴散らしてあしらうと去っていき、リュウケンドーと戦うことを改めて熱望する。
で、森で遂に再開した剣二とジャークムーン。剣二はゴッドリュウケンドーに変身し、決闘が開始された。で、剣の腕だけによる決闘となり、剣を交える最後の勝負でジャークムーンが崩れ落ちた。変身を解除した剣二はジャークムーンの側に近より声を掛ける。すると「これが私のさだめだったのかもしれん。力の限り剣を振るえた。悔いはない」と口にした。で、クリスマスということを口にした剣二に、これがプレゼント、と言ったジャークムーンは息絶えた。
同じ最期ということでも、「カブト」の神代剣の物語よりも数段内容があったジャークムーンの最期の物語でした。で、次回は大晦日の放送で最終回。しかも総集編ではなく、パワースポットに関する物語ということで、確かにまだそれが残っていました。
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↓こういうものがあります。
↓鈴ちゃんにこれを
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↓「ゴ様/「真冬のソナタ」」はこの第10話です。
↓その元ネタはこちら
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Masked Rider KABUTO #46 [特撮]
年内最後の放送で、年明け3回で終了となるが、相変わらずの物語である。(こちらは来週休みということに全く不満はない。)BGMは物語とは切り離して、「ボウケンジャー」の時のオムニバス盤の「クリスマス・タイム」という2枚組のコンスピレーション盤のDISC 2としました。
スコルピオワームが正体だと知った坊ちゃまは岬を襲うが、加賀美が間一髪で助けた。坊ちゃまショックで走り出してしまい、姉を殺害したこと、坊ちゃま自身も殺害されたことを思い出すと、岬へのプレゼントのマフラーも引きちぎってしまう。一方、岬は「知ってたのね」と加賀美を問いつめ、平手一発で立ち去ってしまう。
家に帰った坊ちゃまはじいやを問いつめるが、じいやは語らない。で、坊ちゃまは海へ行き、入水自殺を図る。(入水自殺って、あまりにも安易な発想しかできない御大脚本は酷い...)
サル、天道も加賀美に「何故黙っていた」と問いつめるが、「奴がワームなら、倒すしかない」と天道。田所やひよりと同じだと加賀美は言うが「同じにするな」と天道。
天道家。何も知らない樹花は天道の作ったクリスマスケーキを食べていて、「最高!」と言うが、取って付けたようなお料理教室のコーナーのつもりだったの?(時間の無駄でしかない。)
いつものように大量発生したワームに戦いを挑むカブト、ガタックはあっさりと料理するが、ガタックの前にまたもカッシスワームクリペウスが現れ、バトル開始。だが、そこに海から坊ちゃまが現れ、スコルピオワームとなりガタックを襲う。で、手が出せないガタックは吹っ飛ばされる。
乃木と共に引き上げた坊ちゃまは、乃木に対して剣を突きつけるが、隙をついて2体のカッシスワームクリペウスが反撃に出る。しかし、あっさりと毒針で料理して「俺はすべてのワームの頂点に立つ男だ!」と言って、乃木を支配下に入れた。
じいやの元を訪れた天道に「ぼっちゃまのことをよろしくお願いします。どうか、坊ちゃまの望みを叶えてやってください」と頼み込むじいや。
町で暴れる雑魚ワームを料理して変身を解除した加賀美の前に坊ちゃまが現れる。甘ったるいことを口にする加賀美だったが、坊ちゃまは何も言わない。加賀美は岬からのプレゼントを坊ちゃまに渡すが、坊ちゃまはそれを地面に叩きつけると、足で踏みつけ、「全ての人間は俺が倒す」から「全てのワームに伝えておけ。もうすぐ最後の戦いが始まるとな」と宣戦布告。更に坊ちゃまは加賀美を拉致し、天道にそのことを告げる。で、加賀美と全てのゼクターとの交換を要求する。
ワームはみんな同じ場所に向かって進軍を続けていた。天道は全てのゼクターを持って坊ちゃまとの取引に現れると、ゼクターの入ったアタッシュケースを投げて渡す。坊ちゃまは全てのゼクターをプレス機に掛けて押しつぶし、それを見届けると、「約束だ」と加賀美を解放した。で、「今日から我々ワームの時代が始まる」と勝利宣言。で、雑魚ワームが天道と加賀美を襲うが、「止めなさい!」と言って岬が現れ、銃口を向けて「この建物はゼクトによって包囲されている」と告げる。しかし「それがどうした」と坊ちゃまは意に介さなかった。
更に(あまりにも安易に)プレス機で押しつぶされたはずのゼクターが独りでに復活し、天道、加賀美、坊ちゃまはライダーに変身し、バトル開始。
更には、矢車と影山もワームの姿を目にすると「もう一度求めてみるか、光を」と言って封印を解いて、ホッパーに変身してバトル開始。→何だったの、前回の大リーグボール養成ギブスは。(単なる時間稼ぎだったということで、ご都合主義も甚だしい、酷い使い方ですね。)
カブトとサソードの一騎打ち。カブトのキック一撃で変身を解除した坊ちゃまはスコルピオワームとなって再びカブトに対峙する。が、坊ちゃまの姿になった時、岬は手にプレゼントしたブレスレットがあることに気づいた。で、坊ちゃまの気持ちを理解した岬はその戦いを止めようと走るが...
カブトはハイパーキャストオフしてトドメを刺そうとするが、岬が必死でそれを止める。襲いかかるスコルピオワームの一撃をかわしたカブト。坊ちゃまは「思い出せ、俺との約束を」と口にすると、カブトはとどめの一撃を出す。で、ブレスレットが空しく転がり落ちた。
岬は天道を問いつめる。「剣くんは剣くんのままだったのに...」と言う岬だったが、天道は「分かっている。ああすることが俺と剣の約束だった」と語る。
神代家に戻った坊ちゃまは「じいや、眠ってもいいかな」と言い残すと、じいやに見守られながら息を引き取った。
ということで、坊ちゃま退場の物語も、相変わらずのご都合主義が見え隠れする御大脚本で台無しでした。もっと整理して上手くまとめたら、良い物語になったのに、途中参加の御大は物語をかき乱すだけで、全くダメですね。
残りは3回、かき乱した御大の後始末と言うことで、次は米村脚本に戻るが、前回登場した根岸から新たなことが出てきて、それが最後の決着に繋がるのでしょうね。それにしてもここまで酷い物語になるとは、石ノ森先生は天国で泣いている...
- アーティスト: オムニバス, ワム!, マライア・キャリー, ブリトニー・スピアーズ, ジェシカ・シンプソン, イン・シンク, デスティニーズ・チャイルド
- 出版社/メーカー: Sony Music Direct
- 発売日: 2005/11/02
- メディア: CD
↓一応、形だけの「今週のお料理教室」
ホットケーキミックスのお菓子スペシャル!―クリスマス、バレンタイン、バースデーetc.きっと誰かに贈りたくなる
- 作者: 大森 いく子
- 出版社/メーカー: 学研
- 発売日: 2005/12
- メディア: 大型本
↓ネタがないので、こういうものでもどうぞ
ビンタ本―IID世田谷ものづくり学校スクーリング・パッドの挑戦
- 作者: 黒崎 輝男, スクーリングパッド「ビンタ本」編集制作チーム
- 出版社/メーカー: 幻冬舎メディアコンサルティング
- 発売日: 2006/11
- メディア: 単行本
Boukenger task43 [特撮]
今回の物語は、毎年恒例のクリスマスならではの物語。しかも年内最後の放送である。(6年前の「タイムレンジャー」と「仮面ライダークウガ」は大晦日も放送したのに、今ではすっかり休むようになっちゃって...)ということで、BGMはオムニバス盤の「クリスマス・タイム」という2枚組のコンスピレーション盤としました。(本作では、DISC 1です。)
チーフがクリスマス・パーティのためのケーキを買って基地に戻る途中のこと。サンタクロースの格好をした真魚ちゃん、もとい女の子が天から降ってきてチーフを直撃。イヴと名乗るが、大きな袋を持っていることから「泥棒?」とチーフ。(ということで、すっかりコメディ・リリーフが定着したチーフです。)が「何言っているのよ」と反論して「サンタクロースよ」と言うも、「サンタと言えば白いヒゲのおじいさんと決まっているだろう」とは、古い考えの持ち主ですね、チーフは。
基地に戻ったチーフは、潰れたケーキを持ち帰ったことで、みんなから非難の集中砲火を受ける。大人だったら当然の反応をする一同だが、結構のんびりしているボウケンジャーですね。
イヴは「今年のお仕事終了」と言って打ち上げだと口にするが「サンタさん、お願いします」という子供の声が耳に届くと、そこに飛んでいった。(なんか、みのるのミッションが耳に届いたようですね。しかも、プレゼントが欲しいと困っている子供ですから...)で、ロボットの玩具が欲しいというが、持っていたのは人形と変なロボットということで、変なロボットの方をプレゼントとしておいていく。が、それを受け取った子供は「なんだこりゃ?ダサっ」
朝、公園で目覚めたイヴの元に「サンタさん、サンタさん。クリスマスプレゼント欲しいなぁ~」と言ってガジャが現れる。(とにかく、お茶目なガジャ様です。)で、「サンタさんが持っているプレシャスで良いんだよ」ということで、イヴを襲う。
ガジャが確認されたと言うことで出動したボウケンジャー。逃げるイヴを目にしたチーフは「昨夜の...」ということで、変身してカースを撃退してイヴを救出。が、イヴは逃げてしまう。安心したイヴだったが、ガジャが現れ、プレゼントが入った袋とシェムというペンダントを奪うと、助けに現れたチーフに向かって「もう、サンタさんからプレシャスはもらったよ」と言って姿を消した。
チーフはイヴに話を聞くが、「サトリン」と呼ばれてショックを受けるが、まんざらでもなさそう... で、ゴーレムというのがプレシャスだと分かる。しかも、ゴーレムは目覚めたら国を破滅させるという危険なプレシャスだと言うことも分かる。しかし、イヴは取られたのはシェムだけだから大丈夫と言い、それはゴーレムの制御装置で、二つ揃わないとただの土人形であり、しかも袋にはゴーレムは入っていなかったとサトリンに語る。でサトリンはゴーレムを子供にあげたということを責めるが、銭形泪ちゃんの必殺技・泣き作戦に出るイヴ。(でも、泪ちゃんは嘘泣きですが...)
と思ったら、ガジャがしっかりとフォローしてくれる。基地に戻ったガジャはクエスターが倒されたことで泣き始めるが、「泣く真似じゃあ!」(本当にお茶目なガジャ様です。)
チーフはイヴに焼き芋を二つに割ってそれをあげるが、焼き芋と言えば銭形姉妹の大好物ということで、ここでも「ケータイ刑事」に捧ぐ構成が続く。で、機嫌が良くなったイヴは「サトリン、大好き」で、ゴーレムを上げた子供の家に案内をと言うが「覚えていない」とイヴが言ったことから「また怒る...」と言って嘘泣き作戦のイヴ。で、結局はその近くを捜すことになり、イヴがその子の家を発見する。しかし留守の様で、近くの公園に行くことに。ここでイヴが「喉が渇いた、何か飲みたい」と言うが、チーフは拳を握って怒りの表情を。で、またもイヴは嘘泣き作戦に。(泪ちゃんもそうやって色々と奢ってもらったものでした。)
他の5人は基地に戻ってチーフからの連絡待ちに。が、牧野が買ってきたケーキを食べている。そんな中、「二人だけで大丈夫でしょうか?」とさくら姉さん。ということで、さくら姉さんもしっかりと自分の存在をアピールしますね。そんな中、牧野がゴーレムについて調べ、とても危険なものだということが5人も分かる。
その頃、ガジャはゴーレムを目覚めさせる儀式を始めていた。シェムは光を放つが、人形は全く動かない。で「何故動かん?」と人形を手にするガジャ。その時、人形がしゃべった。(シャベル人形というのはよくあるものですし...)で、ガジャはその人形がゴーレムではないということに気づく。
その頃、ゴーレムをもらった子供は友達の中にいたが、気に入らずにゴーレムを捨ててしまう。が、ガジャの儀式の声によって、ラジコンカーに乗り、ゴーレムはガジャの元に向かった。で、その途中でチーフとイヴの目の前を通っていく。
基地で待機しているボウケンジャー。さくら姉さんは「チーフ、遅いですね」といつもの冷静なさくら姉さんとは別人のようでイライラしている。(これはやっぱり嫉妬もありますねぇ...)が、そこにチーフから「ゴーレムが起動してしまった」という連絡が入り、出動する。
ガジャはゴーレムを捜して街中に現れるが、ラジコンカーに乗ったゴーレムがやってくる。で、シェムが収まる場所に気づいたガジャは、呪文を唱えてゴーレムを復活させた。で、早速暴れ出すゴーレムはビルを破壊した。駆けつけたチーフはすかさず変身して、ゴーレムとのバトル開始。しかし、怪力パワーの前に吹っ飛ばされるレッド。ズバーンを立ち向かわせるが、最近はやられキャラが定着したズバーンはゴーレムのパンチで吹っ飛ばされると元の剣にもどってしまう。
そこに5人が合流し、デュアルクラッシャーを放ち、ゴーレムの動きを止める。が、それも束の間で、ゴーレムは巨大化して大暴れ。破壊される街を見て、イヴは自分を責めて泣き始めるが、レッドが「あいつを鎮める方法は何か無いのか。泣いてないで思い出してくれ」と尋ね、イヴはシェムに刻まれた三文字は「エ・メ・ト」=「真理」であるが、頭の一文字が無くなれば「メ・ト」=「死」ということを思い出して、それを語る。で、ダイボイジャーを出動させ、頭の一文字を消すという作戦に出る。
ダイボイジャーとサイレンビルダーで作戦を実行しようとするが、ゴーレムのパワーの前に通用しない。で、シルバーがゴーレムの注意を引きつけ、ドリルとショベルを呼び、変形合体してダイボイジャー・ドリル&ショベルでシェムの頭一文字を消すことに成功する。するとゴーレムは動きが止まり、自然と崩壊していった。
敗北を見届けたガジャは「またしても、またしても、またしても」と呟くが、人類が作ったプレシャスの力に見切りをつけたようです。ここでボウケンジャーのことを「あのカラフルな奴ら」と口にするが、持って行くところはしっかりと持って行くガジャ様でした。
戦い終えたボウケンジャーたち。チーフはイヴのことが気になるが、「サンタクロースの島に帰ったんじゃない」というさくら姉さんにはライバル帰還で安心したという表情がありましたね。で、昨夜、内藤怜奈(「恋日・ニュータイプ・12話」)が言ったように、雪が降り始め、最後にそりに乗ったイヴが現れ、チーフと来年のクリスマスにデートする約束をすると帰って行きました。
(※「恋日・ニュータイプ」12話について、分からない方はここをクリックしてください。)
が、さくら姉さんが「やっぱり今日も、任務のふりしてデートしていたんですか。ミニスカ・サンタと」とお怒りモードに。(やっぱり、チーフ・ラブというさくら姉さんですね。)チーフは「メリー・クリスマス」と言って誤魔化しましたが、さくら姉さんにつかまると...
今回の物語は、何だかんだで「歴代戦隊に捧ぐ」ではなく「ケータイ刑事」に捧ぐ、と認定します。(やっぱりその中心は「銭形泪」ですね。しかも、銭形泪を演じた黒川芽以さんと、ガジャ様を演じる大高洋夫さんは「テツワン探偵ロボタック」と「仮面ライダー555 パラダイスロスト」で共演していますし...)そして、今回の出演者の中に、「銭形雷・1st.5話」で3代目・多摩川ドイルを演じた鯨井未呼斗くんの名前までありました。(この「雷・1st.5話」に同じくゲスト出演した小林正寛さんは先週から「仮面ライダーカブト」に出演しています。)
30戦隊大全集の40回目(「歴史上の初」を扱った「スペシャルファイル」の10回目)は「初の7体合体」ということで、「ジュウレンジャー」の究極大獣神、更に「ダイレンジャー」の重甲気殿をピックアップ。そんな中、菜月が「10体合体」と言ってアルティメット・ダイボウケンを自慢する。と思ったら、チーフが「12体合体達成!」なんてことを言い出す。でも、最終回には現在登場している全てのゴーゴービークル18体が合体するんでしょうね。でも、数多く合体すればいいというものではありません。数が多くなればなるほど、故障率や合体失敗の確率が上がり、また、合体に時間がかかるようになり、そこを突かれると、あっという間に敗北しかねません。(が、どのネガティブも、そこまで緻密な作戦は立てないようなので、そんな心配はする必要はないのでしょうが...)
- アーティスト: オムニバス, ワム!, マライア・キャリー, ブリトニー・スピアーズ, ジェシカ・シンプソン, イン・シンク, デスティニーズ・チャイルド
- 出版社/メーカー: Sony Music Direct
- 発売日: 2005/11/02
- メディア: CD
↓「ケータイ刑事」
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック
- アーティスト: サントラ, ナミ&チヨ
- 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
- 発売日: 2006/02/01
- メディア: CD
↓「ロボタック」と「555」
仮面ライダー555 パラダイス・ロスト ディレクターズカット版
- 出版社/メーカー: 東映
- 発売日: 2004/05/21
- メディア: DVD
「555(ファイズ)リポート」劇場版「仮面ライダー555(ファイズ)パラダイス・ロスト」メイキング
- 出版社/メーカー: 東映
- 発売日: 2003/08/08
- メディア: DVD
- 出版社/メーカー: 東映
- 発売日: 2004/01/21
- メディア: DVD
↓真魚ちゃん
↓サンタクロースに関して
空飛ぶトナカイの物語―今明かされるサンタ・クロースとそのクリスマス・ミッションの真実
- 作者: グレン ウルフ, ロバート サリヴァン
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1998/11
- メディア: 大型本
↓その他、いくつか
↓今週の30戦隊
<スーパー戦隊シリーズ 30作記念 主題歌コレクション> 恐竜戦隊ジュウレンジャー
- アーティスト: ピタゴラス 佐藤健太, 佐藤健太, つのごうじ, そのべかずのり, 山本健司, ピタゴラス
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2006/03/22
- メディア: CD
「恐竜戦隊ジュウレンジャー」コンプリート・ソングコレクション 戦隊16
- アーティスト: TVサントラ, 佐藤健太, 曽我町子, 平石豊茂美, Ju-project, 斎藤小百合
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 1997/07/19
- メディア: CD
<スーパー戦隊シリーズ 30作記念 主題歌コレクション> 五星戦隊ダイレンジャー
- アーティスト: NEW JACK拓郎, 八手三郎, 山本健司
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2006/03/22
- メディア: CD
- アーティスト: TVサントラ, NEW JACK 拓郎, 八手三郎, 山本健司, つのごうじ, Funky Y.K, 小杉保夫, 望月誠人, つのごうじ&ピタゴラス, 石田よう子, 白峰美津子
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 1997/08/21
- メディア: CD
恋日・ニュータイプ12話 [ドラマ]
第12話となる今回の物語は「魔女のクリスマス」という物語で、10話に登場した津木野ユリと内藤怜奈先生の物語(多々野ユリ&下良は登場しない)である。10話の時に「New mission will come」と最後に出たこともあり、その続きの物語があると思っていたが、その通りとなった物語である。それにしても、怜奈先生はこれで「ニュータイプ」は4話目となる。→怜奈先生を主役としても十分1クール13話ぐらい物語は作れるだろうから、次回が最終回というのが惜しいところである。(今回が2話目となる津木野ユリにも同じことが言える。)
そんな中で、今回の物語は怜奈先生と津木野ユリのコンビで物語が進み、しかもこのコンビが「ケータイ刑事」を思わせてくれる所がありました。(やはり6代目は大政さんか?何となくその予行演習と言った感じも一部でありました。)また、「ケータイ刑事」で銭形の相棒となる刑事が女性刑事だというものを見たくさせてくれる所が怜奈先生にはありました。→小山田さんは(年齢的に)銭形の襲名は無理ですが、この際だから「小銭形」を襲名して、2代目イエデン刑事というのも...(いや、2代目は宝積有香さんも捨てがたいし...→「銭形雷・1st.14話」からの妄想が膨らみますが、そんな企画はいくら何でもしないでしょうね。)または、鑑識(3代目・柴田)に小山田さんというのも悪くないかも...
今回は「ユリ&下良」が登場しない物語なので、冒頭の「多々野ユリ、16歳、超能力者。…」というナレーションはなく、OP主題歌「片翼の神」で始まり、本編へというパターンである。また、サブタイトルのバックの絵の具の色は、津木野ユリということで「黄色」でした。それではいつものように、長文&ネタバレありで本編に行きます。
クリスマスイブの日、津木野ユリは自宅でラジオ放送(このDJがTBSアナウンサーのアンディ(安東アナである。))を聞きながら郵便物に目を通している。その中に、下良、中園有紀、内藤怜奈の元にと届いたのと同じで、裏が白紙のハガキに気づくユリ。が、「みのるの館」という文字がユリには見えた。しかしユリはそれを相手にしなかった。で、ティーカップを手にして一息入れようとした所に携帯が鳴る。(マナーモードのため、バイブです。尚、ユリの携帯はSH903iのルビーレッドです。)で、携帯を開くと、それは内藤怜奈からの電話だった。で、電話に出るユリ。(TV電話ではなく、普通の着信でした。)その時、バックに流れているラジオ番組では「魔女のクリスマス」という曲の紹介の声が流れ、そこでサブタイトル「魔女のクリスマス」が黄色い絵の具をバックにして出ました。
街はクリスマス気分に染まっている。そんな中、銀座テアトルシネマの前であるカップルが待ち合わせをしていて、彼が遅れてやって来て、何処かに行くカップルに前を通られた内藤怜奈が変な顔をして見ていた。怜奈は津木野ユリを待っていたのだった。で、怜奈はユリの姿を見ると「津木野さん!」と大声で呼ぶと手を振ってはしゃいでいる。一方ユリはちょっと呆れ顔で仕方がないなあ、という表情をしながら怜奈の元にやってくる。手招きしてはしゃいでいる怜奈の前を通り過ぎていくユリはそのまま飾られているクリスマスツリーの飾りの所まで進んでいく。で、怜奈はユリを追い、「また、地味な格好をして来たわね」と言うが、ユリは「先生こそ、何それ。七五三?」と負けていない。で「殴るわよ」と怜奈。(この場は冷めているユリとはしゃいでいる怜奈ということで、どっちが子供なのか、逆転しています。→これは「ケー刑事・テイスト」です。)で、ユリは呼び出した理由を尋ねる。で、「食事でもご馳走してあげようかなって思って。だって、クリスマス・イヴよ」と怜奈。更に「あなたのことだから、一緒に出掛ける相手もいないだろうと思って」と言うが、「先生も同じってこと」とユリに切り替えされる。で、本当は友達と約束していたのに、急に元彼から誘われたと言うことでキャンセルということで、フルコースでも食べないとやってられないと告白する。で「やけ食いにつきあえと...」とユリ。「別にいいじゃない、寂しい者同士」と怜奈は言うがユリは「別に寂しくないけど...」とクールでいる。すると「傷心の恩師を見捨てる気?」と怜奈。ユリは「自分で恩師って言うかな...?」ということで、この漫談も「ケー刑事・テイスト」そのままでした。
そうしていると怜奈の携帯に「わしじゃ、わしじゃ」とみのるからの着信があった。怜奈は「もう、こんな時に...」とブツクサ言いながらポケットから携帯を取り出す。その着信音を耳にしたユリは「何それ?そのふざけた着信...」と正直です。怜奈が電話に出ると、いつものように「わしじゃ。今回のミッションを送るから、しかとお聞き。終わり。」ということで電話が切れる。ユリもそのTV電話を見ていて「終わり?」と呆れ顔をするが、そこにみのるからのテレパシーが届き、「数寄屋町の川辺に困っている人?」とユリが口にする。すると「聞こえたの?」と怜奈。で「聞こえちゃったのか...」と言うと、ユリをつきあわせることにした。
二人が数寄屋町の川辺に行くと、そこにはサンタの格好をした男がいた。で、怜奈がその男に声を掛ける。「あの~、すいません。何かお困りのことが...」と言うと男は慌てて走り去っていこうとする。が、男は躓いて転んでしまう。それを見た怜奈は「大丈夫ですか?」と言って男に駆け寄るが、ユリは男顔としたものを見つけ、その方に行くとそれを革の黒手袋をした左手で拾う。で「随分と物騒なサンタクロースね」と言う。ユリが拾ったのは拳銃だった。で、男は慌てて「返してください」と言ってユリの手から拳銃を奪い返そうとする。が、その瞬間、ユリはサイコメトリーで男の心を読んだ。
「それで社長を撃つの?秋山和之(あきやま・かずゆき)さん?これから会社でクリスマス・パーティがあるんでしょう。サンタの衣装で会場に紛れ込んで、社長を殺すつもりのね」とユリが語ると「何でそれを?」と秋山。すると怜奈は「私たちはあなたを助けに来たのよ」と言う。で、秋山は事情を話す。秋山は突然会社に回顧され、それが元で妻と子供が自殺したので、失うものはないという。で、「こんな紙切れ一枚残して...」と言って遺書を怜奈に渡す。怜奈はそれをユリにも見せた。文面は「もう戻りません さようなら 友紀」と書かれていた。秋山は「(社長を)絶対許さない。とにかく行きます。邪魔しないでください」と言うと、二人に背を向けて去っていこうとする。で、怜奈が「ちょっと...」と言って秋山を追うが、ユリがは遺書をじっと見つめていた。で、ユリは振り返ると秋山に「奥さんと子供が自殺したと言ったよね」と確認する。すると秋山は小さく頷いた。が、ユリは笑顔を見せる。すると秋山は「何がおかしいんですか」と言ってユリの方に歩み寄ってくる。すると「二人とも生きてるよ」とユリは口にする。秋山は「えっ?」怜奈はユリに駆け寄ると笑顔で「ちょっと、何か見えたのね」。するとユリは「これ、遺書じゃなくてただの書き置きよ」と言う。→流石はユリですね。ユリのサイコメトリーが力を発揮しました。尚、遺書と言うのは秋山の思いこみでした。
ホプキンス製薬のビル。正面には「クリスマスパーティー 会場 十二階大会議室」と言う看板が出ている。で、社長室。秘書が「社長、失礼します」と言って入ってくる。で、パーティの進行表を社長に手渡す。が、社長は大がかりなリストラをしたばかりで、このパーティには余り気が進まないでいた。しかし秘書は「だからこそ、取引先にも余裕を見せておきませんと...全て会社のためです」と告げていた。
怜奈、ユリ、秋山はあるビルの地下室にやってきていた。その場所は、ユリが昔一人になりたいときに来ていた場所ということだった。(が、「銭形泪・1st.10話」などで見たことある場所です。)で、秋山が怜奈に携帯を返すと「確かに、妻と息子は実家に戻っていました」と言う。ユリは「でしょ」と言うが秋山は何が何だか訳が分からなくなっていた。で、「この記憶、何だろう?」と漏らす。すると怜奈が「記憶の改ざんが行われた可能性があるわね」と言う。で、怜奈が説明を始める。リストラされたのは事実で、底に家族が自殺したというニセの記憶をすり込まれた。これは催眠術による暗示で、家族が出て行って精神的に不安定だったところをつけ込まれたのだと言う。(→怜奈先生、銭形ばりの推理力です。で「催眠術」となると、やはり「銭形泪・2nd.22話」を思い出しますが、「銭形泪」がちらついてきます。→再来週からの「恋日・3rd.」の最初の物語(前後編)はその銭形泪を演じた黒川芽以さん主演の物語ということで、これは意図的なもの?)
秋山は「信じられない」と言うが、怜奈は「じゃあ、拳銃は何処で手に入れたの?コンビニで気軽に買えるものじゃないでしょう。それに、この衣装だって本当に自分で用意したの?」と尋ねる。が、「それは...」と答えられない秋山は「覚えていない」と言う。で、怜奈は「全てあなたが社長を殺害するように仕組まれていたの」と全てを見通していた。で、社長を邪魔に思っている人間の仕業で、リストラされた秋山を利用すれば、真犯人は疑われることなく目的を達成できる、と語る。これにユリは「凄い、良くできた計画...」と感心する。(→ここは、本当に銭形ばりの怜奈先生でした。)で、ユリに「よろしく頼むわね」ということで、ユリのサイコメトリーに強力を求める。(と言うより、無理矢理ユリを巻き込みました。)が、その様子を伺っている男たちがいて、そのことを主犯格の男に電話で連絡していた。警察ではないらしいということで「しばらく様子を見ておけ」と言う指示を出す主犯格の男。
ユリが左手の黒革の手袋を脱ぐと「どうなっても知らないからね」と予め断っておく。秋山は「お願いします」と答える。で、左手を秋山の前に出すユリ。秋山はも左手をゆっくりと出し、ユリの手と触れあった瞬間、ユリは秋山の行動を読んだ。秋山は酒に酔っていたようということと、懐中時計が目の前で振り子のように振られていたことが分かる。が、断片ということで、少し遡ってもう一度やろうとする。が、怜奈が何かの気配に気づき、待ったを掛けると「行こう」と行って二人の手を引いて突然走りだした。で、二人の男が後を追う。
街中を走って逃げる怜奈、ユリ、秋山とそれを追う二人の男。が、その途中でユリはゴミを出そうとしていた男(近所の板前さん)とぶつかり、その時に手袋を落としてしまう。直ぐに手袋に気づいたユリはそれを拾いに行こうとするが、追ってくる男たちがいるということで、取りに行けない。また、怜奈も「津木野さん、早く!」と叫んだことから、ユリは手袋を拾わずに駆け出した。が、二人の男が迫っていた。で、怜奈は右手を伸ばして念じた。すると、ゴミのポリバケツが追ってくる男たちに飛んで行き、二人はその場に転ぶ。で「今の内よ」ということで、再び逃げる3人。が、曲がり角を曲がったところでユリの様子がおかしくなった。両手で耳を塞ぐようにして立ち止まってしまった。それに気づいた怜奈は「どうしたの?」と声を掛けるが、ユリの耳には街中の人の声が届いていてたのだった。で、慌てて駆け寄る怜奈。「手袋が...」と取り乱すユリに「我慢して、意識を集中させて」と言う怜奈だったが、「ダメ...入ってくる、五月蠅い!」とユリはパニック状態に陥っていた。それを聴いていた秋山が「手袋ならありますけど...」と言うとポケットから真っ赤な手袋をそっと出す。怜奈はそれを受け取ると「丁度良い、これを使いなさい」と言ってユリに渡すと、ユリを起こして再び逃げ出した。(ここでAパート終了。時間は14分に少し満たないというところなので、Bパートは11分半強と言うことになります。)
とあるビルの地下駐車場(この駐車場も「ケータイ刑事」で見覚えがあります。)に逃げてきた怜奈、ユリ、秋山。が二人の男たちも追ってきていた。で、駐車している車の影を逃げるが壁際のボックスカーの影に追い込まれる怜奈たち。追っ手の一人がそのボックスカーの所にやってきていて、ピンチに。で、陰間で見に来た男だったが、怜奈たちの姿はなかった。で、他の場所を探しに行く追っ手の男。怜奈たちはそのボックスカーの屋根に上って難を逃れたのだった。で。男たちが他の所に行く様子を見た3人はホッと一息。怜奈は「どう、落ち着いた?」とユリを気遣って声を掛ける。ユリは「少しは...」と言うが、赤い手袋をした左手をみると「他にないの?」と手袋が気に入らない様子。が「それ可愛いじゃない。今度からそれにしたら」と怜奈。「人ごとだと思って...」と口を尖らせるユリ。(ということで、ユリは大丈夫ですね。)
主犯格の男に逃げられたという連絡が入る。で、主犯格の男は「この役立たずが」と電話越しに叱ると電話を切る。が、最初から簡単にいくとは考えておらず「これも想定の範囲内だ」と言って懐中時計を手にしてほくそ笑んでいた。
駐車場では秋山が怜奈とユリに「有り難うございました」と言って頭を下げていた。で、家族と話し合ってみようと思いと口にするが、怜奈は「お礼を言うのはまだ早いかも知れないわ」と言い、向こうが示談たちを放っておくはずがないと口にする。するとユリが「東京湾に沈めるつもりね。バラバラにして山に埋めるとか。短い人生だった...」と言い出す。(「東京湾に沈める」というのは、愛ちゃんと泪ちゃんがそういうピンチに陥ったことがありました。)で秋山もショックを受けたようで落ち込んでしゃがみ込んでしまうが、怜奈は「あなたのそのネガティブさが治ると、先生嬉しいんだけどなぁ~」と一言。(やっぱり先生ですね。)そうしているとピピピッという電子のアラーム音が響いた。それは秋山の腕時計が発したものだった。で秋山はスイッチを押してアラームを止めると「許せない」と口にしてゆっくりと立ち上がり「アイツを殺す」と口にする。秋山の様子がおかしいことに気づいた怜奈は「どうしたの?」と秋山に近づいて尋ねるが「どけ!」と秋山は怜奈を突き飛ばすと駆け出していった。
ユリが「大丈夫?」と怜奈に駆け寄るが、怜奈は「最初からそのつもりだったんだわ」と気づき「後催眠暗示よ」と口にする。で、時計のアラームを聞くと、自分の意志とは関係なく社長を撃つように暗示が掛けられていたことを見抜いた。するとユリは「凄い!用意周到...」と言って感心している。(「だから、そこで感心しない」と怜奈。→ユリと怜奈、息の合ったなかなか面白いコンビです。)で、二人は秋山を追った。→それにしても、怜奈先生、ただの高校教師ではなく、刑事になれますね。(「ケータイ刑事」襲名は無理だが、「イエデン刑事」ならば...)
ホプキンス製薬のビルにやってきた秋山。で、ビルの14階に直行する。その秋山を追う怜奈とユリ。そんな中、「今日は走ってばかり...」と怜奈は愚痴を言うが「師走って言うぐらいだし...」とユリが返す。これに「あなた、それ天然?ボケ?」と怜奈。→このコンビ、「愛&五代」「泪&高村」「雷&岡野」(いずれもが「ケータイ刑事」における黄金コンビです。)とも違う味のある言いコンビです。で、二人もホプキンス製薬ビルに到着し、中に入っていく。
社長室。秘書が社長に「そろそろ会場の方に」と言っている。そこにドアが開いて、サンタの姿をした秋山がいきなり入ってくる。秘書は「何だね、君は」、社長も「会場は12階だぞ」と言うが、秋山は「社長、あんたを殺す」と口にする。
その頃、怜奈とユリも14階に到着。が、どちらに行ったらいいか分からず、二手に分かれることにして秋山を捜す。
秋山は銃を構えてゆっくりと社長の方に歩み寄ると、安全装置を解除して構える。「お前が全て奪った」と言う秋山に「待て、落ち着いて話そう」と言う社長だったが「許さない」と秋山。そこに「待って!」というユリの声がした。ユリが社長室に現れ、「目を覚まして」と言うが、「寄るな」と秋山。「思い出して、あなたは操られているの」と言うユリだったが、秋山は銃をユリの方に向けると「それ以上寄ると撃つ」と言って構える。これに「だったら撃てば」とユリ。(結構無茶なことを言いますね。それにしても、度胸満点です。)が「撃ったら自分が馬鹿を見るだけよ」と冷静です。が、「五月蠅い」と言い放つと秋山は引き金を引いた。
目を閉じて覚悟をしたユリだったが、銃弾はユリの目の前10cmちょっとの所で止まり、その床に落ちた。「えっ?」と信じられないという表情をするユリだったが、入口の方を振り向くと怜奈がいて、右手を前に突き出していた。(そうです、怜奈の念動力が銃弾を止めたのでした。)で、怜奈は両目を使ってウインクを数回した。すると秋山が正気に戻り、拳銃を床に落とす。→ウインクが暗示を解いたということですが、やっぱり「銭形泪・2nd.22話」を思い出します。
社長は「この男は...」と漏らすが、秘書は「とにかくここを出ましょう」と言って社長を連れ出そうとする。で、途中でユリとぶつかると「ええい、どけ!」とユリを突き飛ばした。が、秘書がユリに触れたその瞬間、ユリには見えた。酔って歩いている秋山の前に現れたのはこの秘書だった。で、懐中時計を秋山の目の前で降り、催眠術を掛けたのだった。で、ユリは「待って。あなたが仕組んだのね」と秘書に向かって言う。すると「見えたのね」と怜奈。それに頷くユリは語り始める。(ここからはユリが銭形ばりの姿を見せてくれます。→大政さんにとったら、6代目襲名前の予行演習ということになるのかも?)
「社長がいなくなれば、その地位が自分のものになる。そう思ったあなたは秋山さんに催眠術を掛け、社長を殺害する計画を立てた。」とユリが言うが、秘書は「ふざけたことを」と誤魔化そうとする。が、怜奈が「あら、そうかしら」と言うと、社長たちの前を通り、秋山の元に歩み寄ると、腕時計のアラームを鳴らす。すると秋山の様子が変わり、床を見て落ちている拳銃に気づくとそれゆっくりとを拾い上げ、「社長を殺す」と言って再び銃口を社長に向けた。すると怜奈が「ねえ、秋山さん。社長を撃つように言われたんでしょう。あなたがいない間に社長はその人に替わったの」と言って秘書を指さす。「何を言っているんだ」と言う秘書だったが、秋山は「お前が社長?」と口にすると、銃口を秘書の方に向けた。すると「違う、私じゃない。社長はこっちだ」と言って本物の社長を盾にする。これに社長は「佐々木くん」と言って慌てる。(ということで、秘書は佐々木という名前だと判明しました。)が、秋山は「どっちが社長?」と混乱するが「とりあえず二人とも撃っちゃえば」とユリ。(結構、弾けたところもありますね。)すると秋山は再び二人に迫っていく。すると佐々木は慌てて「これを見ろ」と言って懐中時計を取り出してそれを降り始め、催眠術を解いた。
すると秋山は正気に戻り、拳銃を床に落とし、その場に腰を落としてしゃがみ込んだ。すかさず拳銃を拾う怜奈。社長は「一体どうなっているんだ、佐々木」と秘書を責める。で、佐々木は懐中時計ほ両手で握りしめると「これは...」とその場に膝をついた。
社長は秋山を見ると「君はうちの社員か?」と尋ねる。秋山は小さく首を横に振り「いえ、今はもう...」と答える。すると社長は怜奈とユリに「詳しく話してもらえますか」と言い、怜奈とユリはそれぞれ小さく頷いた。で、怜奈はユリの顔を見ると、アイコンタクト。
夜、川辺の屋台で怜奈は「遠慮しないでね。私の奢りだから」と言っている。それは屋台のラーメン屋であった。クリスマス・イヴということで、どこもかしこも予約で一杯だし、流石に高校生を連れて居酒屋には入れないと言う怜奈。(そうです、高校生はお酒を飲んではいけません。怜奈先生はちゃんと分別があります。)が、ユリは「別に何にも言ってないけど」で、赤い手袋を見て「あのサンタの人、どうなるのかなぁ?」と漏らす。すると怜奈が「大丈夫よ。社長さんも分かってくれたし、きっと催眠術の悪用が立証されると思うわ」と返す。更に警察署に秋山の奥さんと子供が心配してきていたことを語ると「何だかんだ言っても愛されているのよね~」と愚痴まで語りました。そうしていると「わしじゃ、わしじゃ」とみのるからの着信が入る。「またそれ?」と言うユリだったが、怜奈は鞄から携帯を取り出すと、電話に出る。「わしじゃ。それもまた人生。ポン。終わり」というこれもまたいつものものでした。で、電話を閉じて鞄にしまうと、怜奈はスタンプカードを取り出してそれを広げる。するとスタンプが押されて、スタンプが2つになりました。で「これでミッション終了。ご苦労様でした」と怜奈。
その様子をじっと見ていたユリに「ゴメンね、変なクリスマスになっちゃって」と謝る怜奈だったが「何か楽しかった。今日は有り難う」とお礼の言葉を口にした。「どういたしまして」と言葉を返した怜奈だったが、「クリスマスってこんなんじゃないのよ」とボヤキが始まる。まずはお箸でラーメンのチャーシューを摘むと「本当はチャーシューが七面鳥なの」と言い、立ち上がると「雨が夜更け過ぎに雪に変わったり、恋人がサンタクロースだったりするのが普通なの」と言っていました。ユリはそんな怜奈の言葉を聞き流しながら、ラーメンを食べ始め、「美味しい」と満足げでした。そして画面には「Mission complete」の文字。
今回の物語は、今までの「ニュータイプ」の物語の中では最も「ケータイ刑事」のテイストに近い物語でした。(と同時に「ケータイ刑事」に女性同士のコンビも面白くなるということを見せてくれました。6代目でいきなりというのも無理でしょうが、いずれはあり得るかもという予感を感じさせてくれました。(まあ、「2nd.シリーズ」とか「劇場版3」以降とかでしょうが...))また、「ニュータイプ」6話にゲスト出演した桐谷美玲さんと、10話&今回の12話の大政絢さんのどちらかが6代目ケータイ刑事を襲名ということで、4月から6代目という可能性もあるのかと言う気になりました。(ただ、桐谷さんだと、まだ高校卒業まで時間があるものの、歴代ケー刑事では最高齢の「銭形○、18歳」となり得ますし、本当にここで襲名しないと年齢制限でひっかかり、銭形襲名はもう無理でしょうね。また、大政さんは「銭形」という雰囲気とは少し違うんですがねぇ...)それにしても、怜奈先生と津木野ユリのコンビが今回だけというのはあまりにももったいないですね。このコンビでも1クールは物語が作れますよ。
次回は最終回となる第13話「下良隆三を救え」という物語である。次回予告では、(多々野)ユリと下良が拉致されていたり、「日本の最終兵器になり得る」というような台詞が出てきましたが、緊張感のある物語のようですね。(でも、スタンプラリーに決着は付きそうもないですから、やはり「ニュータイプ・2nd.シリーズ」はあり得ると言っていいのでは...?)
今週のクイズ。DoCoMoのモバイラーズチェック・1000円分がクイズ正解者の中から毎月10名に当たる双方向番組ならではのクイズである。(HPやハガキでは応募できず、双方向データ放送のi-アクセスでのみ応募出来る。)今回の問題は「怜奈とユリの関係は?」と言う問題でした。選択肢は「親子」「姉妹」「学校の先輩と後輩」「学校の教師と生徒」の4つ。(正解は「学校の教師と生徒」ですが、「学校の先輩と後輩」という可能性も怜奈の学歴が分からないので、否定できないとは思いますが...)
みのる超能力教室。いつものように「わしじゃ」とみのるが出てくるが、前回と前々回に続いて、今回もまたテーブルにはトランプと携帯が置かれている。「今日も超能力テストの続きじゃ」と言うみのる。(これで3回目ですね。)で、一番上のカードを手にして「このカードの中身を当ててもらおうかな」と、ここまでは前回までと同じ。が、今回は眠ってしまうことなく「何?スペードの1?ハートの7?」と口にするが「どれもこれも、みんな違うね」とみのる。そして「答えはこれ」と言ってカードをひっくり返すと、それはみのるの写真でした。で「誰もトランプだとは言っておらんよ。以上」と自慢げなみのるでした。(が、こういう予感はありました。)
今回は、この後のCMは「飲酒運転撲滅キャンペーン」が流れました。(一回おきのようですね、このスポットが流れるのは...)しかも、またまた黒川芽以さんバージョンでした。(再来週からは「恋日」の第3シーズンとなりますが、まずは黒川さん主演の前後編でスタートです。)やはり、このキャンペーンに参加している顔ぶれでは黒川さんがこの枠には一番似合うということですね。で、今回も最後にこのメッセージを。「ダメ!飲酒運転!」
これまでの「恋日」でDVD化されているものはこちらです。
↓本文中に記した「ケータイ刑事」はこれらです。
- アーティスト: オムニバス, クイーン, サラ・ブライトマン, ジャクソン・ファイヴ, ダイアナ・ロス&シュープリームス, ポール・マッカートニー, バンド・エイド
- 出版社/メーカー: 東芝EMI
- 発売日: 2002/11/27
- メディア: CD
コミュニケーションのための催眠誘導 「何となく」が行動を左右する
- 作者: 石井 裕之
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/05/02
- メディア: 文庫
催眠誘導の極意―さらに成功率アップ!「瞬間催眠術」もかけられる
- 作者: 林 貞年
- 出版社/メーカー: 現代書林
- 発売日: 2006/07/14
- メディア: 新書
MAJOR LEAGUE(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]
表題の作品は1989年の映画「メジャーリーグ」である。この作品は、スポーツ(野球)を舞台にしたコメディ作品であるが、とても楽しい作品である。で、ヒットしたことから続編が製作され、更に3作目まで製作されたが、面白いのはやはり第一作であり、あとの作品は今ひとつ。(3作目は、完全にどうしようもない作品に落ちぶれている...)
まずは、映画についてから、この作品は、実在の大リーグ・チームであるクリーヴランド・インディアンスをモデルにした作品(当時のインディアンスは本作のように弱いチームでした。)である。監督と脚本はデヴィッド・S・ウォード、ジェームズ・ニュートン・ハワードが音楽を担当、出演はトム・ベレンジャー、チャーリー・シーン、コービン・バーンセン、マーガレット・ホイットン、ジェームズ・ギャモン、レネ・ルッソ、ウェズリー・スナイプス、デニス・ヘイスバート、チャールズ・サイファーズ、ボブ・ウェッカーたちである。物語は、万年下位に低迷するインディアンス、オーナーが変わり、新しいオーナーは本拠地をマイアミに移すために、三流プレーヤーばかりを集めて、ダントツの最下位狙いというチーム編成とした。チームが最下位になればマイアミに移転すると言うことを知った選手たちは、そこから一念発起、連勝街道を突き進み、いよいよ優勝をかけた最終戦を迎えることになったが...
ストーリーの方は、全体のベースにコミカルな所があるだけに、スポ根という部分が表に出ずに楽しい所が前面に出ているが、クライマックスの優勝決定の試合の所は、(結果が分かっていても)興奮に包まれる。(サラウンド・システムの体験コーナーで、この場面がデモとしてよく使われていました。)ということで、家庭用ホームシアターのサウンド・システムのチェックにも使える作品である。
では、音楽(サントラ)の方に移る。収録されているのは以下の全11曲である。『Wild Thing』『Cryin' Shame』『Walkaway』『Hideaway』『How Can The Girl Refuse』『U.S. Male』『Burn On』『Oh You Angel』『Trial & Errol [Instrumental Score]』『Pennant Fever [Instrumental Score]』『Most Of All You』。
この中では、『Wild Thing』があまりにも本作を代表する曲として有名になったが、実に気持ちの高揚感を醸し出してくれる曲であり、アドレナリンを分泌するのにはこの曲という感じのノリの良い曲である。その他では、サントラ盤と言うことでインスト・ナンバー(スコア)まで収録されているということが注目である。何せ、'80's前半の「FLASHDANCE」や「FOOTLOOSE」そして'80's中期の「TOP GUN」によって、サントラ盤と言っても、豪華アーティストたちが集結したオムニバス盤のようなサントラが幅を利かせるようになり、そういうサントラ盤を聴くと、全く節奏のない印象しか受けなくなるが、映画音楽というのはそういう曲だけではなく数々のスコアも不可欠だからである。
ということで、サントラ盤としても上手くまとめられたものであり、映画とサントラ盤の両方をたっぷりと楽しんでもらいたい作品である。(尚、続編の「2」や「3」では、映画のクオリティもサントラ盤の質もダウンしているので、そちらはお薦めしない。→野球がお好きな方だけがご覧になったらよろしいかと...)