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ケータイ刑事銭形泪23話(2nd.10話)[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]

通算では23話となる「銭形泪・2nd.10話」の「ミステリー作家の挑戦状 ~犯人は私だ!殺人事件」の「裏ネタ編」の2回目となる今回は、この物語で高村さんが意識している「007」についてと「ボンド」について、そして高村さんが乗っている車「BMW Z3 ロードスター」について記します。

尚、約2年10ヶ月弱も前になるBS-iのこの物語の再放送時に記した記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

007」:イギリスの作家イアン・フレミングが執筆したスパイ小説の主人公・ジェームズ・ボンドが活躍するシリーズであり、映画化もされていて、世界的な人気シリーズとなっている。

I・フレミングは1908年に国会議員の家庭に生まれ、陸軍士官学校卒業後、銀行や問屋を経て、ロイター通信の支局長としてモスクワに赴任し、その後1939年からMI6に勤務し、第二次世界大戦中はスパイとして活動した経歴がある。終戦後、MI6を退職して、ジャマイカにある別荘「ゴールデンアイ」に移り住み、1953年にそれまでの経験を元にした「ジェームズ・ボンド」シリーズの第1作となる長編「カジノ・ロワイヤル」を発表した。1964年に亡くなるまでの間に12作の長編と9作の短編を執筆した。また、「007」シリーズ以外では「チキ・チキ・バン・バン」も執筆していて、これも「007」のイオン・プロダクションによって映画化されている。1964年に56才で没した。

映画は1962年から始まったが、映画化される前、1954年にアメリカで「カジノ・ロワイヤル」がテレビドラマ化されているが、この時は特に大きな人気を得ることは出来なかった。

このシリーズに人気が出るきっかけになったのは、'50年代終盤で、ケネディ大統領(当時)の愛読書の中に「ロシアから愛をこめて」(映画化されたタイトルは「ロシアより愛をこめて」)が入っていたことからで、ジャクリーン夫人が愛読していたということで人気が出ることになった。

で、アルバート・R・ブロッコリとハリー・サルツマンが映画化の話しを持ちかけ、色々あった末にイオン・プロダクションで映画化され、1962年に第1作「ドクター・ノオ」が公開された。この作品は低予算作品であったが、世界的に大ヒットを記録し、それからは予算も倍造し、着々と映画化されていくことになる。2008年(日本では2009年)にシリーズ第22作目が公開されたのは記憶に新しい所である。

これまでの映画化作品は、製作順に、「ドクター・ノオ」「ロシアより愛をこめて」「ゴールドフィンガー」「サンダーボール作戦」「007は二度死ぬ」「女王陛下の007」「ダイヤモンドは永遠に」「死ぬのは奴らだ」「黄金銃を持つ男」「私を愛したスパイ」「ムーンレイカー」「ユア・アイズ・オンリー」「オクトパシー」「美しき獲物たち」「リビング・デイライツ」「消されたライセンス」「ゴールデンアイ」「トゥモロー・ネバー・ダイ」「ワールド・イズ・ノット・イナフ」「ダイ・アナザー・デイ」「カジノ・ロワイヤル」「慰めの報酬」である。

また、これ以外にシリーズ作品としては扱われない番外編があって、「カジノ・ロワイヤル」(1967年)と「ネバーセイ・ネバーアゲイン」がある。「カジノ・ロワイヤル」はパロディ作品で複数のボンドが登場する物語、「ネバーセイ・ネバーアゲイン」はシリーズ第4作「サンダーボール作戦」のリメイク作品である。

尚、原題では「007」はシリーズの最初から「ダブル・オー・セブン」と読むのが正しい読み方であり、これは22作目まで変わっていないが、邦題では第7作の「ダイヤモンドは永遠に」までは「ゼロゼロセブン」と読んでいた。第8作の「死ぬのは奴らだ」からは「ダブル・オー・セブン」と読むことに修正された。(3代目ボンドの登場に合わせてのことでもある。)

映画22作で世界での観客動員は20億人を越えているので、誰でも見ていると言っても良い超人気シリーズである。

ボンド」:イアン・フレミング原作の小説と映画「007」シリーズの主人公・ジェームズ・ボンド(JAMES BOND)のことである。

表向きには「ユニバーサル貿易」という商社に勤務するビジネスマンということになっているが、実際は海軍中佐であって、イギリス秘密情報部(MI-6)に所属している。殺しのライセンス「007」を持っていて、そこのエース格の諜報部員として世界中を飛び回っている。

MI-6の上司はMで、Mの秘書・マネーペニーはボンドに気がある素振りをしていて、ボンドもそれに乗るように見せながらも躱し続けている。

誕生日は1922年2月1日、スコットランドの出身である。身長183cm、体重76kg、1953年1月にMI-6の00課に配属されて、空番号になっていた「007」を受ける。最初の任務は「カジノ・ロワイヤル」の物語にある通りである。1963年7月にテレサと結婚するも、結婚式の直後にテレサは殺されてしまう。(生涯、唯一の結婚である。)※1922年生まれ、1963年結婚というのは原作小説での設定であり、映画では1969年結婚、生まれは初期作品とシリーズ第21作の「カジノ・ロワイヤル」とでは異なっている。

イートン高を卒業し、オックスフォード大学で東洋言語を専攻し第一級学位を取得している。英語は当然であるが、中国語、日本語、韓国語、タイ語、フランス語、ドイツ語は完璧に使いこなせる。また、イタリア語、ギリシャ語、ロシア語、スロバキア語も日常会話であれば全く苦にならない。

ロンドン市内の高級アパートに住み、武道、格闘技に堪能で、ボクシングと柔道が得意である。美食家であって、卵料理が好物である。また、酒に関する知識も豊富で、ステアせずにシェイクしたウォッカ・マティーニを愛飲している。シャンパンはドン・ペリニョンがお気に入りの銘柄である。ウイスキーはスコッチではなくてバーボンが好き。(→高村さんと共通する所でもある。)また、タバコも吸い、ヘビースモーカーであったが、「サンダーボール作戦」で療養所に入ったことから、それ以降はニコチンの少ない銘柄に変えて吸っている。(但し、最近の映画では全く吸わない。)

愛車は1933年式ベントレー・コンバーチブルというのが小説であるが、映画ではアストン・マーチンをプライベート・カーにしている。

オシャレにも五月蠅く、靴、シャツ、ネクタイは最高級のものしか着用せず、流行に捕らわれず、オーソドックスな高級品を身につけている。特に靴はいつもピカピカに磨かれている。

これまでに任務で世界各地に言っているが、オセアニアには行っておらず、エジプトとモロッコ以外のアフリカと、ブラジルとボリビア以外の南米には行っていない。(→南半球には比較的行っていない。)それ以外で行っていない主な国は、北欧3国やアラビア半島、インドネシア、モンゴル、東欧の一部などである。が、映画「ムーンレイカー」ではスペースシャトルに乗って地球から宇宙に飛び出している。今後も更に世界を駆け回っての活躍を見せてくれることでしょう。

BMW Z3 ロードスター」:ドイツの自動車メーカーBMWが製造したクーペ・タイプ、またはオープン・手イプの四輪自動車である。また、アメリカの工場で生産された車であり、BMWの車としては初めてのアメリカ車である。

1996年にオープンカー(ロードスター)として登場したが、1995年の映画「007/ゴールデンアイ」において、ボンド・カーとして登場している。Qが緊急用パラシュートを後部に、ヘッドライト内に小形ミサイルを装備している、と語っていたが、映画の中ではそれらの装備が活躍することがなく、007ファンにとっては期待外れとなったことで、評判の悪い車である。

2002年に後継車種のZ4(オープン・タイプ)が登場し、生産を終了して現行車種ではなくなった。(クーペ・タイプは2006年に登場した。)→本作は2004年なので、既に現行車種ではないが、後継のZ4・ロードスターではなくてZ3が登場したのは、「007」(ゴールデンアイ)を意識してのことである。

「ケータイ刑事」の今回の物語で高村さんがレンタカーとしてとはいうものの、ボンド・カーと同じ銀色のロードスターに乗り、「007」モドキの音楽をかけ、「バーボン・ボンドと呼んで」と言っていたように、明から「007」を意識していた。で、のちに映画「0093女王陛下の草刈正雄」が製作されたが、この物語がそれを予感させることになっていた。(ボンド・ガールならぬ「マサオ・ガール」がちゃんを演じた黒川芽以さんだったというのも、今回の物語がアイデアの根底にあることを物語っている。)

尚、「Z3 ロードスター」はエンジンの変更によって多数の車種が存在している。また、「007/ゴールデンアイ」に登場したZ3 ロードスターは左ハンドル車であったが、本作に登場したZ3 ロードスターは右ハンドル車でした。

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

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007 / 慰めの報酬 (2枚組特別編) 〔初回生産限定〕 [DVD]

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007 / 慰めの報酬  [Blu-ray]

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007 カジノ・ロワイヤル スペシャル・エディション (2枚組) [Blu-ray]

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007ブルーレイディスク 6枚パック [Blu-ray]

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007 アルティメット・コレクション BOX

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007/カジノ・ロワイヤル 【新版】 (創元推理文庫)

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1/64 BMW Z3 ロードスター (ブルー)

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0093女王陛下の草刈正雄 [DVD]

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名曲探偵アマデウスBS-2(ファイルNo.033)と地上波#3(ファイルNo.032) [ドラマ]

今週の金曜放送分も、先週と同様に、BS-2と地上波の放送が非常に近いものとなった「名曲探偵アマデウス」。(BS-hiでは先々週と先週の放送だったものです。)この2本だと、カノンさんが実に活き活きしていて、たっぷりと魅せてくれるという内容のものでした。

BS-2の方は、ファイルNo.033のモーツァルトの「ジュピター」で、将棋のプロ棋士とクラシック(「ジュピター」)を結びつけた物語であるが、なるほど、本作らしい作の物語でした。(カノンさんは将棋のことを全く知らなくて、「桂馬」を「かつらうま」と呼んだのが最高でした。)

一方、地上波の方はBS-2から一週遅れということで、No.032のショパン「英雄ポロネーズ」。こちらは復帰戦を目前に控えた元世界チャンピオンのボクサーの物語であるが、カノンさんのパンチが炸裂し、元チャンピオンに対して「隙あり!」、所長にも左ストレートが炸裂!ということで、カノンさん最強を知らしめた物語でした。

今回は、次のBS-hiが新作ではなくて再放送ということなので、終了後の「BS20才!」での番組予告は有りませんでしたが、これは予想していましたけどね...

今後の放送は、一番先を行くBS-hiの放送だが、今度の日曜日(4/26)はファイルNo.029のリヒャルト・シュトラウス 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」の再放送です。3/7にBS-hiで放送されたものなので、2ヶ月弱での再放送です。それに続いて、5/3はファイルNo.034のサラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」、5/10はファイルNo.035のワーグナー「ジークフリート牧歌」、5/17はファイルNo.036のシューベルト 「ピアノ五重奏 ます」の予定となっています。で、5/24と31は何かの再放送(おそらく、ファイルNo.030と031と思われる。)となっています。→5月の新作も3本ということで、新年度の2ヶ月9週では6本の新作ということになります。(一応、1年目12ヶ月30本という平均を上回っている。)

一方、BS-2は、来週5/1はお休みで、放送はありません。次回は5/8となり、BS-hiで5/3に放送されるファイルNo.034・サラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」になると思います。5/15,22はBS-hiから5日遅れのものの放送となって、5/29はお休みです。

地上波の方は、5/1はファイルNo..033のモーツァルトの「ジュピター」、5/8はファイルNo.014のショパンの作品28「24の前奏曲」の予定となっています。(BS-hiでは2008/8/29放送でした。)これはこれまでで唯一人2回登場している依頼者・ディープ内藤の初登場となる物語ですね。所長がディープ内藤にペースを取られてしまい、狼狽えている所が面白かったですね。その後の5/15,22は大相撲の放送のためにお休みで、5/29はファイルNo.034のサラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」が予定されています。

また、カノンさんを演じている黒川芽以さん(お姉ちゃま)出演の「こんなステキなにっぽんが」が4/28(火)21:30~21:55と、その再放送として5/4(月)07:00~07:25にBs-hiで放送があり、地上波(総合テレビ)では5/12(火)の朝10:05~10:30に放送されます。また、5/29(金)からは3週続けて、金曜ドラマ「ツレがうつになりまして。」(全3回・総合テレビの22:00~22:45)にレギュラー出演です。(金曜ドラマは「名曲探偵アマデウス」とは逆に、地上波が一番早く放送されて、3日遅れの月曜夕方18:00~18:45にBS-hiでも放送されます。)→2005/10からの「風のハルカ」、それに続く「純情きらり」の朝ドラの後、2006/10~12月は無かったものの、2007年の「ぴあのピア」、2008年の「篤姫」、「名曲探偵アマデウス」と、銭形姉妹(長女・&次女・)がNHKでレギュラー出演しているものの放送が続いています。まあ、ちゃんのドラマデビュー作はNHK「鏡は眠らない」ですし、ドラマ愛の詩シリーズには、ちゃんが「ズッコケ三人組」に、ちゃんが「天使みたい」に出演しているし、大河ドラマでもちゃんが「元禄繚乱」「篤姫」に、ちゃんが「葵徳川三代」「北条時宗」に出演しているというように、似たようなキャリアがあるちゃん(宮﨑あおいさん)とちゃん(黒川芽以さん)。NHKの中には、この2人のファンが、しかも子役時代からのファンが必ずいますね...(銭形姉妹でも、はNHKには殆ど出演していないだけに、「ケータイ刑事」ではなくて、あおいさん&芽以さんのファンですね。)

 

幻想即興曲&英雄ポロネーズ~キーシン・プレイズ・ショパン

幻想即興曲&英雄ポロネーズ~キーシン・プレイズ・ショパン

  • アーティスト: キーシン(エフゲニー),ショパン
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 2006/12/20
  • メディア: CD

英雄ポロネーズ~ピアノ・リサイタル

英雄ポロネーズ~ピアノ・リサイタル

  • アーティスト: ブレハッチ(ラファウ),ドビュッシー,シマノフスキ,シューマン,ショパン,リスト
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2005/10/21
  • メディア: CD
モーツァルト:交響曲第40番/第41番「ジュピター」

モーツァルト:交響曲第40番/第41番「ジュピター」

  • アーティスト: カラヤン(ヘルベルト・フォン),モーツァルト,ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2001/04/25
  • メディア: CD
モーツァルト:交響曲第40番&第41番「ジュピター」/アイネ・クライネ・ナハトムジーク

モーツァルト:交響曲第40番&第41番「ジュピター」/アイネ・クライネ・ナハトムジーク

  • アーティスト: ワルター(ブルーノ),モーツァルト,コロンビア交響楽団
  • 出版社/メーカー: SMJ(SME)(M)
  • 発売日: 2008/11/19
  • メディア: CD
ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

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NEXT「恋する杏理☆推理中」(後編) [ドラマ]

前回の続きで、物語の完結編である。前回のラストから引っ張った第二の謎(一週間間があったので、十分分かっていて、この謎については思った通りでした。)だが、これが思った通りであり、「やっぱり」という展開だったが、物語としたら良い方向に持っていって、家族の思い出の大切さを語っていたというのは良い所でした。(前編は脚本が酷かったけど、後編は上手くまとめていました。)

また、CMの入れ方が余りにも小刻みで、A、B、C、Dパートがあって、順に5分強、3分半強、4分強、10分半弱ということで、前半が余りにも小刻みにCMを入れすぎている。リアルタイムで見ていたら、完全に白けてしまいますね...(頭約1分が前回のおさらいで、これを含めて23分半、次回予告の30秒がくっついて24分でした。→CM占有率は丁度20%。地上波なら妥当な数字であるが、CMが多いという印象が残るCMの入れ方でした。)

第二の謎が解けないまま、あんりはサチと着ぐるみを着てビラ配りのバイトをしていた。で、配り終えるとバイト代、リンゴ、遊園地のチケットをもらい(あんな所で直接渡しますかねぇ?また、色々とあげすぎだと思いますが...)事務所に戻ると、兄が廃品回収してきたものの整理をする。その中に「アダムとイヴ」の本があり、サチからリンゴを渡されたことで「謎解きは爆発だ!」と閃いた。

大和家に行って、第二の謎の説明をするあんり。で、その場所を言うと、大和家の3人はここぞとばかりに掘り始める。が、お宝は出てこない。そんな中、勇気先輩が箱を掘り当てた。中には8ミリのフィルムが入っていた。それを祖母の遺言でお宝の在処があると思った大和家の面々。が、映写機が壊れていて上映できなかった。勇気先輩が映写機の修理をするが、大和家の3人は諦め気味になっていた。

そんな中、あんりが蔵の段ボールのことを指摘する。ゴミだと言う大和家の面々だったが、ふとしたことからそれがお宝と気づき、慌てて中身を調べる大和家の3人。が、お宝ではなく、昔使っていた小物が入っていただけだった。それをゴミと言う大和家の3人。これにあんりがキレた。あんりはお宝が思い出と言うことに気づき、説教をする。祖母は家族の思い出を宝と思っていたのだった。

そんな中、あんりが電源コードに躓き、そのショックで映写機が動き出す。そこには大和家の3人の子供時代の映像が映っていて、段ボールから出てきた品々の思い出が映っていた。謎を解いたあんりたちは帰って行き、大和家は思い出の大切さを感じ取った。

後日、サチにも勧められ、あんりは勇気先輩に告白しようとする。で、着ぐるみのバイト先で貰った遊園地に勇気先輩を誘った。

デート当日の遊園地。あんりはベンチで落ち込んでいた。そこにやってきたのは勇気先輩ではなくて兄・一平だった。勇気先輩は、父の仕事の関係でイギリスに行ってしまい、仕方なく兄と遊園地に来たのだった。そんな中、あんりは「ピッカーン!私の恋は爆発だ!」と閃いた。「ロンドン行ってくる」あんりは勇気先輩を追っていくことにしたのだった。

今回は、あんりの決め台詞「謎解きは爆発だ!」が「私の恋は爆発だ!」に変形されて複数回登場したが、これに続く「閃いちゃったよ」と共に可愛いですね。この次の岡本杏理には「謎は解けたよ、ワトソンくん」を口にするようになってくれたらいいのですけど...(5月中旬から下旬には、これについて何らかの答えが出ていることになるでしょうね。)

物語としたら派手な所はないのだが、これを見る前に視聴した「7万人探偵ニトベ」が余りにも酷すぎたため、本作が非常に良く感じました。決して高い評価が出来るレベルではないものの、一般的な平均点の70点ぐらいは与えられる内容でした。(「ニトベ」が赤点だったので、平均点でも良く感じられるというラッキーな所もありましたけど...)

劇中に出てきた「謎」は今回も分かりやすいものだったが、第二の謎は最初の謎よりは知識のいるものとなっていて、少しはミステリーらしくなっていたので、まあよろしいんじゃないですか。

ところで、前回は記さなかったが、今回も大和次郎がバナナを食べていたが、演じるが森下能幸ということで「0093女王陛下の草刈正雄」を思い出させてくれましたし、あんりがシャボン玉を吹いていたが、これって「恋とオシャレと男のコ」の第1話で杏理がやっていたということで、やっぱり某Nプロデューサ作品が頭に蘇る...

最初のメイキング(解体新女)で岡本杏理の紹介をしていたが、何となく「ケータイ少女」の雰囲気と「東京少女~セピア編」の雰囲気があり、ドラマの方はミステリ仕立てのライト・コメディということで、取っつきやすい構成になっていたのは良かったですね。ただ、ドラマの方は前後編にするまでもなく、1時間枠(本編が46分ぐらい)の作品として、36分ぐらいのドラマと10分ぐらいのメイキングにまとめてしまっても良かったかも。(CMによる細切れの悪影響を排除して、少し編集すると、テンポも良くなるでしょうから。)

次回は恒吉梨絵編のメイキング編の解体新女です。岡本杏理よりも年上だが役者としてのキャリアは短い。(同年代で派手に活躍している人が何人かいるだけに...)まあ、品定めと言ったところですね。(その後は前田典子、清水由紀と続くが、役者としてのキャリアは岡本杏理が一番長いだけに、あんまり期待しない方が良さそうで...)

 

↓一応こういうものを

旧約聖書「愛の12章」―それはアダムとイブから始まった…

旧約聖書「愛の12章」―それはアダムとイブから始まった…

  • 作者: 中見 利男
  • 出版社/メーカー: ぶんか社
  • 発売日: 1999/11
  • メディア: 単行本

アダムとイヴ (世界の神話絵本)

アダムとイヴ (世界の神話絵本)

  • 作者: 舟崎 克彦
  • 出版社/メーカー: ほるぷ出版
  • 発売日: 1997/04
  • メディア: 大型本
0093女王陛下の草刈正雄 [DVD]

0093女王陛下の草刈正雄 [DVD]

  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • メディア: DVD
SEVENTEEN (セブンティーン) 2009年 05月号 [雑誌]

SEVENTEEN (セブンティーン) 2009年 05月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2009/04/01
  • メディア: 雑誌

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7万人探偵ニトベ#1 [ドラマ]

BS朝日が懲りずにまたも「バーチャルメール」を使ったドラマを始めました。一応、「ラストメール」での反省をしてか、主人公が受け取るメールを視聴者が(同時に)受け取るという所を、主人公が劇中で送るメールを視聴者が受け取るということに変更されていた。「ラストメール」では受け取るメールが物語と同時でなければ意味がなく、配信で生じる遅延があるため、実際はドラマのテンポに悪影響を与えるだけで、ゴミでしかなくなっていたので、一応は考えているということになる。これだと、配信に遅延が生じた場合は、主人公が送ったメールを少し送れて目を通したことになり、その間に既に先に見た人がレスをしていたということで、それなりに辻褄は合うことになる。(BBSを見た時に、新しいスレに既にレスがあるのと同じことになる。)ということで、問題点に対する一つの回答を出していたが、これだったら「バーチャルメール」を使って視聴者にメールを送る必要性が何処にあるのでしょうかねぇ。番組HPに後からアクセスしたのと対して変わらないことになり、「バーチャルメール」でメールを配信する必要性が感じられないものになっている。そのメールが視聴者参加型になっているのならメリットはあるのだが、そうなっていないので、これもやっぱりゴミでしかない。(やはり「バーチャルメール」は失敗企画です。)メール配信でパケットを大量に使うことになり、携帯電話会社を儲けさせるだけでしかない。ただ、「ラストメール」はdocomoがスポンサーだったので、docomoを儲けさせるのに協力していたことになるが、本作は携帯電話会社はいずれもがスポンサーになっていないので、こういう印象が薄くなる。これはしっかりと考えた所と言うことが出来る。→やはりBS朝日の企画は何処かネジが外れている...

ちなみに、今回は9通のメールが送られてきました。また、終了後に待ち受け画像DLメールが別に届いたのは「ラストメール」の時と同じでした。(初回だからこれだけ多く配信したのでしょうが、メール受信でパケットを大量に使い、携帯電話会社を儲けさせるだけですなぁ...)

キャストも六角精児はそれなりの味を出していたが、忽那汐里の演技が学芸会レベルというのが辛い所でした。特に台詞の言い回しが...→「銭形零」の夏帆ポンの例があるだけに、物語が進んで行くにつれて(格段の)進歩が見られればいいのだが、本作は全10話の予定となっているだけに、果たして???(夏帆ポンは2話で早くも進歩が見られ、3話では安心して見られるような成長があり、10話では顔つきまで変わっていたという急成長があったのですが...)→「POCKY 4 SISTERS」で現役のポッキー・プリンセスの忽那汐里がドラマには出演せず、ストーリーテラーだけを務めていたが、POCKY 4姉妹の人選がなるほどと改めて感じさせてくれました。

また、肉体労働が苦手という若い刑事・白鳥淳之介って、この物語に必要なキャラなの?と疑問を感じたのをはじめ、無駄なキャラが何人か登場していて、「ラストメール」の時のドラマとしての問題点の方は改善すらされずに酷い状況を受け継いでいました。(「ラストメール」の飛鳥凛と同様に、本作は忽那汐里にとってキャリアを傷つけるだけになりそうな予感がする...)

物語はサスペンス・コメディと謳っているが、サスペンス性は全く感じず、奇人変人が集まった消化不良のコメディでしたね。ということで、看板の「バーチャルメール」に関しては「ラストメール」からの改善が見られてプラス点を稼いだが、内容的なこと、キャスティングについてはマイナス点ばかりが目立ったことで、初回は結局赤点に落ち着いた酷いものでした。→第2話が同じ路線だと、この作品は価値無しとなってしまうだけに、次回で全てが決まってしまいそうです。(場合によっては、筆者は次回で離脱するかもしれないし、希望を見出して3話以降も見続けるかもしれないが、全ては次回でする。ちなみに「ラストメール」の時は第2話では化ける方向になったが、4話でケチが付いて、それ以降は酷くなる一方でした。)

ところで、ドラマの最後にスポンサーのStylifeとのコラボ・サイトの紹介とニトベのファッションを紹介ということをやっていたが、これって「女子大生会計士の事件簿」でのアイキャッチの部分と、「恋とオシャレと男のコ」のファッションチェックを足し合わせたような内容であって、「完全にパクっている~」という内容でした。(本作が3週間早く、4/2にスタートしていたら、「恋と…」の方がパクリと言われただけに、本作はあまりにもタイミングが悪いスタートとなりました。→やはりBS朝日は何をやっても悪い方に転がっていく運命のようです...)

主人公の女子大生・新渡戸つぐみは「オクトパスネット」という携帯交流サイトの管理人であり、いつも携帯電話を手にして、頻繁に更新している。色んな写真をアップし、それが面白いということで、今では会員数は7万人になっていた。

そんなつぐみがある日、バスの中で大きな口を開けて寝ているサラリーマンを発見し、写真を撮ってアップした。が、「その人死んでない?」といういうレスがあり、確かに死んでいた。警察がやってきて操作を始めるが、中年の宗像刑事はつぐみを犯人と決めつけた。が、つぐみは「生刑事の生手帳見せだ」と写真をアップする始末。宗像はつぐみを連行しようとするが、困ったつぐみはネットに助けを求めた。直ぐにレスがあり、それらからつぐみは事件の全容を明かしていく。

結局、犯人はバスの運転手で、動機は顔見知りの被害者の妻から愛人の元に向かう夫を殺してと頼まれたことだった。逃げる運転手と被害者の妻はタクシーで逃げるが、ネット仲間がその前に立ち塞がる。また、そのタクシーの運ちゃんも「オクトパスネット」を見ていて、2人を乗せたまま戻ってきて、会えなく御用となった。

コメディ仕立てのストーリーというのはわかるが、余りにも穴だらけという物語は何とかなりませんかねぇ。物語が進んで行くに従って頭痛のタネが次々と出てきて、それがクライマックスで爆発するような更生では、「ご都合主義」以前の問題であって、余りにも酷い脚本としか言いようがない。(こんなレベルでドラマが作られるなんて、脚本家は本当に人材不足なんですかね???)

最初のつぐみのバイト先での店員とのやりとりが物語のオチに繋がっていたという所は良いのだが、ああいう店員と巡り会ったら、客の方が不幸であり、つぐみというキャラは好きになれないだけに、早い時点で拒絶反応が出たが、中盤になるともう頭痛の続出となってしまった。

特に頭痛となったのは、バスの運ちゃんの髪型、レインボーブリッジの前で封鎖したオクトパスネットの会員たち、逃げた2人を乗せたタクシーの運ちゃんのキャラであり、主人公・つぐみの行動は追い打ちを掛けたものでしかなかった。これらのキャラはいずれもが余りにも異世界の奇人でしかない。→あんな髪型の運ちゃんがいる?どうやって現場の側にいたの?車の運転中に携帯を見るのは道路交通法違反であり、タクシーの運ちゃんとしたら余りにも非常識。他人のことを考えないつぐみは肖像権の侵害ということを訴えて、懲らしめてやりたくなりました。

殺害方法のトリックについては悪くはない(良いとも言い切れないが...)が、やはり穴がある。いつも同じ席に座ると言っても、それ以外の客が不審物があるとして先に気づく可能性がある上に、犯行を実行する急ブレーキだって、それ以前にかける可能性だって否定できない。それだけに、余りにもご都合主義が横行するばかりの酷い物語であり、頭を抱えてしまうだけのボロボロという内容でした。(100点満点で10点が良い所...)

ここまでも登場人物が奇人変人ばかりで、ご都合主義を押し通すなら、サスペンスではなくと、ドタバタ・コメディにした方が、もっと面白いものが出来るでしょうに。ということで、酷すぎてあきれ果ててしまったという初回でした。(同時に、「今回もBS朝日は企画ミスだった」ということに王手が掛かりました。)

 

↓一応、忽那汐里関係を。

第11回全日本国民的美少女コンテスト 国民的美少女2006 [DVD]

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忽那汐里 2009年カレンダー

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  • 発売日: 2008/11/03
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↓失敗作「ラストメール」もDVD化って...
(仮)ラストメール DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その100) [ケータイ刑事]

100回目となる今回とりあげる「ある物」はカメラ」です。但し、携帯電話に付いているカメラはここでは除外します。で、取り上げる物語は「ケータイ刑事」からは「・2nd.1話」と「・3rd.2話」の2本、「007」からは「サンダーボール作戦」と「女王陛下の007」、「消されたラスセンス」の3本です。

ケータイ刑事」:「・2nd.1話」。「消えた凶器を探せ! ~お花見殺人事件」という物語で、ここに出てくるカメラは鼻タレ・クイーン・荻野花子の撮影会(選ばれた3人だけが参加している。)に参加した3人が使ったいたである。(高村さんは携帯電話のカメラを使っていました。)1人はデジカメを使っていたが、あとの2人は一応フィルム・カメラを使っていたようです。(この物語は2004年4月放送であり、当時の一眼デジカメの普及具合から考えての推測である。)

ファンが参加した撮影会ということで、カメラ小僧らしく、それなりのカメラを使っていた。(特に変わった使い方をするようなことはなく、通常の範囲での使用でした。)そんな中、真犯人が電池のことでちょっとしたミスをしていて、ちゃんはそれを見逃さず、犯人に気づいたという事件でした。

ケータイ刑事」:「・3rd.2話」。「吸われる魂! ~血を吸うカメラ殺人事件」。この物語に登場するカメラは「血を吸うカメラ」と言われている曰く付きのカメラと、ごく普通のコンパクトカメラである。また、そのカメラを使っていたのは写真家のハマーチ(浜地ノブヨシ)である。

血を吸うカメラというのは、このカメラで写真を撮られた人間は必ず死ぬと言われているものであり、かつて、イエメン王国・ヤフヤ王が、幼い頃に占い師に「写真を撮られたら必ず死ぬ」と予言され、誰にも写真を撮らせなかったのだが、1948年にイギリスのあるジャーナリストがヤフヤ王の隠し撮りに成功して、写真が新聞に載った。するとその日、クーデターが起こってヤフヤ王は命を落とした。ということで、伝説になったのでした。

ハマーチーはこのカメラを使い、(落ち目の)セクシー女優・キンメダイ・オブ・チョイトイの撮影を行った。(チョイトイも同意の上だった。)撮影が終了し、楽屋に戻ったチョイトイだったが、謎の死を遂げた。ということで、ちゃんが事件の謎を解く、という物語である。

また、コンパクト・カメラの方は、ハマーチーがサブで使っていたカメラであった。で、海ちゃんの写真を撮影した時、フラッシュが光らなかったことでちゃんはヒントを得て、ハマーチーがチョイトイを殺害したトリックに気づくのだった。

尚、「血を吸うカメラ」はその後、何の言われもないごく普通のカメラだったということが判明した。

007」:「サンダーボール作戦」。1965年のシリーズ第4作で、初代ボンドの第4作である。Qが作った秘密兵器でもあるため、本作に登場するカメラは放射能を検出するガイガーカウンターが付いているカメラである。(この時代にはデジカメはまだ存在しないので、フィルム・カメラである。)しかも、完全防水で、海中で使うことの出来るものである。(水中カメラでもある。)

原爆が強奪されたため、それを探すためにガイガーカウンターが役に立つのだが、ボンドはこれを使って原爆があることを確認した。(表向きには写真撮影をしているようにしか見えないが、放射能を検出して確認した。)

特に派手な秘密兵器ではないものの、ボンドが任務を遂行する上では堅実な兵器として役に立った。(こういう堅実なものって、意外と少ないのですよね...)

007」:「女王陛下の007」。1969年のシリーズ第6作で、2代目ボンドの唯一の作品である。この物語ではスパイ映画に登場するのに相応しい小形カメラが登場していて、ボンドはそのカメラを使っていたが、オーソドックスな使い方をしていた。

潜り込んだ事務所で書類を撮影するのに小型カメラを使用したのだが、スパイとしてはこういうカメラの使い方は基本中の基本である。本作は'60'sの作品であるが、当時のスパイ映画では誰でもやっていたことで、ボンドもスパイの一人だということですね。

007」:「消されたライセンス」。1989年のシリーズ第16作で、4代目ボンドの第2作(最後)の作品である。この作品に登場したカメラは、Qの開発した秘密兵器らしいものであり、「レーザー・ポラロイド」というものである。外観は普通のポラロイド・カメラであるが、シャッターを切るとレーザー光線を発射するという兵器である。また、X線ポラロイド・カメラとしての機能も持っている。

敵の本拠地であるイスマス・シティに乗り込んだボンドの元にQが乗り込んできたが、その時持参した秘密兵器の中にあった一つである。ホテルでボンドガールのパムがいじっていて、(何も知らずに)シャッターを押してレーザー光線を発射させていて、ボンドとQが慌てていた。

共通点は、オーソドックスな使い方をしているものがある一方で、「血を吸うカメラ」とか、「ガイガーカウンター付きの水中カメラ」や「レーザー・ポラロイド」というように、実に個性的なカメラが登場しているという所である。オーソドックスな使い方だけだと、単なる小道具の一つでしかなく、印象にも残らないことになってしまうが、特殊カメラが登場することによって、カメラ全体に対して何かあるだろう、と思わせることになり、単なる小道具の域を出ることになる。また、特殊カメラばかりが登場していると、「またか」ということになって、逆に白けさせてしまう危険がある。ということで、飴と鞭の使い分けがあることで、作品のお楽しみということになり、作品をより楽しませてくれることになる。(小道具の使い方も実に功みだということであり、これが両作品の共通点でもある。)

次回も「ある物」シリーズを続ける予定です。何が登場するかはお楽しみに。

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
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ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 3

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  • メディア: DVD
サンダーボール作戦 [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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サンダーボール作戦 (アルティメット・エディション) [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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女王陛下の007 (アルティメット・エディション) [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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消されたライセンス [Blu-ray]

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ケータイ刑事銭形愛14話[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]

4回目となる「銭形愛」第14話の「どすこい!フンドシ湯けむり殺人事件」についての「裏ネタ編」は、物語に登場した旅館「芋酔館」から和菓子の「芋羊羹」について、ちゃんが途中で乗せて貰っていた「トラクター」について、この物語のもう一つの舞台となった「プール」について、ポイントになった「ギザ十」についてと「合い鍵」について記します。

尚、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

芋羊羹」:サツマイモを原料として作られた和菓子である。サツマイモを蒸して、砂糖を練り混ぜて餡にして、方に押し詰めて冷やし固めることで作られる。また、餡には砂糖の他に寒天を加えることもある。

20世紀初頭に、東京の芋問屋と和菓子屋が共同開発した和菓子であり、現代風にいうと、異業種の店舗が一緒に行ったということで「コラボ」ということになる。現在では、各地に広がり、特にサツマイモの産地では名産となっている。

ちなみに、1996年から1997年に放送された「激走戦隊カーレンジャー」(「ゴレンジャー」から数えて20番目の戦隊)では、敵・宇宙暴走族ボーゾックの怪人たちが巨大化するのに芋羊羹が登場する。(但し、「芋長」の芋羊羹でなければ巨大化しない。)

トラクター」:トレーラーや農業用機械を牽引する特殊自動車のことである。英語では「Tractor」という。また、土木工事においても作業機を取り付けて使われる。しかし、「トラクター」と言うと一般的には農業用トラクターのことを指している。

車輪はタイヤ式のものとキャタピラ式のものがあり、使用する土地の地盤に寄って使い分けられる。(農業用ではタイヤ式が殆どである。)

土木用のブルドーザーやショベルは、元々はトラクターにアタッチメントとしてブレードやシャベルが取り付けられたことから生まれ、そこから土木用に改良されていったものである。(農業用トラクターとブルドーザーは従兄弟みたいなものである。)

その他のトラクターとしたら、「トレーラー」(「トレーラーヘッド」)と呼ばれる貨物車両や、空港で飛行機を牽引する「トーイングトラクター」、軍隊が武器(高射砲や戦車砲などの火砲)の搬送に使用する「ガントラクター」などがある。

映画「スター・ウォーズ」に「トラクタービーム」というものが登場しているが、これは周囲の物体を引き寄せる光線である。この「トラクター」は本来の「牽引」という意味であり、農業用トラクターとはかけ離れたイメージがあるが、単語の意味としたら同じところから出ているものである。

プール」:水泳を行うために人為的に作られた大きな水槽のことである。(元々の意味は「水たまり」てある。)レジャー用のもの、競泳用のもの、飛び込み用のもの、水球用のものなど、何種類かのプールがある。英語では「Swimming Pool」と言う。(「Pool」だと「水たまり」という意味である。)競泳用などのプールは、大きさが厳密に決められている。(長水路(所謂50mプール)は50.02m、短水路は25.01mである。50m/25m丁度ではないのは、タイム測定用のタッチ板を設置するためである。)

元々は、川が蛇行して出来た水たまりが、流がないことから水遊びや水泳に適していたことから「Pool」と名付けられた。更に、湖や海岸の浪の少ない所を仕切って、そこで水泳を行う施設が作られるようになった。19世紀には、欧米の都市で室内プールが作られるようになり、それが温水プールになったことから、一年中水泳を楽しむことが出来るようになった。また、20世紀になると、川の水質汚濁により、水泳が出来る場所は川や海からプールが中心になるようになった。(海水浴は「日光浴」という意味合いもあり、別物ということにする。)

日本では、1803年に完成した会津藩の藩校である日新館に作られた水練場が最初のプールだとされている。その後、学校などには多数設置されるようになり、公営施設などもあり、スイミングクラブやレジャー施設としてのもの、またはホテルなどにも作られている。特にレジャー用のプールは流水プールや波打ちプールなども登場している。

現在、日本のプールは、水質管理が義務づけられているので、プールの水には殺菌のための薬品(主に塩素系の薬品)が加えられている。これは不特定多数の人が利用するためである。(病気に罹患している場合、回復した直後はプールへの入場が禁止されている。)尚、家庭用のビニールプールはこの範疇に入らないものの、水質管理は大事である。

ギザ十」:日本で発行されている10円硬貨の中の1951年(昭和26年)から1958年(昭和33年)に製造されたものを言う。(但し、1956年(昭和31年)は未発行のため存在しない。よって、「昭和三十一年」のギザ十が存在したら、それはニセモノである。)

現在の10円硬貨とデザインは同じであるが、周囲にギザギザの溝が掘られているために「ギザ十」と呼ばれる。このギザギザは高額硬貨に入れられるものである。(最高額の硬貨ではなく「高額硬貨」に入れられる。尚、500円硬貨が登場した時は、ギザギザではなく「* NIPPON * 500 *」という文字が入れられ、2000年のデザイン変更では斜めのギザギザが入れられた。)1957年(昭和32年)に50円硬貨(ニッケルの穴のないもの)と100円銀貨(鳳凰のデザイン)が発行されたが、1958年(昭和33年)の10円硬貨はそのままギザギザが入れられた形で発行されたが、1959年(昭和34年)に50円ニッケル硬貨(穴あきになる)と100円銀貨(稲穂のデザインになる)のデザイン変更と共に、ギザギザを入れることが中止された。そのため、1958年(昭和33年)発行の10円硬貨は数が少ない(2500万枚しかない)、ギザ十の中でも価値があるとされている。(但し、硬貨買取り店に持っていっても10円と等価交換にしかならない。)

現在でも「10円」として使用することが出来るが、自動販売機では使えない場合が多くなっている。これは特別にギザ十を検出しているのではなく、ギザ十は現在の10円硬貨よりも僅かに重量が軽いこと、発行から50年ちょっとを経ていることによる摩耗により更に軽くなっていることから、重さが自動販売機の10円硬貨の検出範囲外になってしまったためである。(ニセ硬貨検出の精度を上げるため、重量検出精度が良くなっていることも原因の一つである。)自販機では使用できなくても、人のいる所であれば全く問題なく「10円」として使用できる。

合い鍵」:1つの鍵の他に、その錠に合うほかの鍵のことである。「予備の鍵」ということも出来る。また、ルームシェアリングをしている場合は、それぞれの人が鍵を持つことになるが、マスターキー以外の鍵のことを指して言う。

英語では「Duplicate Key」または「Spare Key」「Extra Key」と言う。尚、合い鍵を作る場合は「Copy a key」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

↓とりあえず「芋羊羹」を

↓参考まで

激走戦隊カーレンジャー VOL.1 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: DVD

Touch and Feel TRACTOR (タッチ アンド フィール トラクター)

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 桐原書店
  • 発売日: 2006/12/15
  • メディア: 単行本

トラクター&トレーラーの構造

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: グランプリ出版
  • 発売日: 2000/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

DK-5001 トラクター(ロータリー付き)

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  • 出版社/メーカー: アガツマ
  • メディア: おもちゃ&ホビー

Rolly kids ロリーキッズ ゼトールキッズ

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  • 出版社/メーカー: rolly
  • メディア: おもちゃ&ホビー

1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.284 フランス陸軍 UEトラクター

1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.284 フランス陸軍 UEトラクター

  • 出版社/メーカー: タミヤ
  • メディア: おもちゃ&ホビー

1/25 トラクター・牽引セット

1/25 トラクター・牽引セット

  • 出版社/メーカー: KOVAP
  • メディア: おもちゃ&ホビー

1/35 AFVシリーズ ドイツ シュタイヤーRSO/01多用途トラクター

1/35 AFVシリーズ ドイツ シュタイヤーRSO/01多用途トラクター

  • 出版社/メーカー: タミヤ
  • メディア: おもちゃ&ホビー

クリアビューアクアリュームプール 159x159x50cm

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  • 出版社/メーカー: INTEX
  • メディア: おもちゃ&ホビー

レイインボーリングプレイセンタープール 297x193x135cm

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  • 出版社/メーカー: INTEX
  • メディア: おもちゃ&ホビー

循環水のプチ科学―プールとお風呂で大活躍!

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  • 作者: 野原 秀雄
  • 出版社/メーカー: 戎光祥出版
  • 発売日: 2006/07
  • メディア: 単行本

コインと紙幣の事典 (「知」のビジュアル百科)

コインと紙幣の事典 (「知」のビジュアル百科)

  • 作者: ジョー クリブ
  • 出版社/メーカー: あすなろ書房
  • 発売日: 2006/09
  • メディア: 大型本

日本貨幣カタログ〈2008〉

日本貨幣カタログ〈2008〉

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 日本貨幣商協同組合
  • 発売日: 2007/11
  • メディア: 単行本


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KENNY LOGGINS『VOX HUMANA』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1985年に発表された彼の5枚目のソロ・アルバムである。前作の大ヒットと映画「FOOTLOOSE」の主題歌の超大ヒットというのを受けて発表された作品であるが、セールスの点では今一つとなったアルバムである。また、本作の次に映画「TOP GUN」の主題歌の超大ヒットを飛ばすことになるため、彼のキャリアにおいては谷間ということになってしまったアルバムでもある。それでも、Billboardのアルバム・チャートでは最高位41位を記録している。

収録曲は以下の全9曲である。『Vox Humana』『No Lookin' Back』『Let There Be Love』『I'll Be There』『I'm Gonna Do It Right』『Forever』『At Last』『Loraine』『Love Will Follow』。

この中からシングル・カットされたのは3曲で、『Vox Humana』はBillboardのシングル・チャートで最高位29位を記録、『Forever』は最高位40位を、『I'll Be There』は最高位88位を記録している。

本アルバムからのお薦め曲は、『No Lookin' Back』『I'm Gonna Do It Right』『Forever』という所をピックアップしておくが、『Footloose』の路線が好きという方にはアルバム・タイトル・ナンバーであり、本アルバムからは最も大きいシングル・ヒットを記録している『Vox Humana』を取り上げておくことにする。(この曲は、完全に『Footloose』の延長線上であり、ファンの間では評判が良くない曲の一つですし...)

『Footloose』の延長線上の曲がアルバム・タイトルにもなっていることから、ヒット狙いということが見え見えであるが、そのようにならなかったのは天の声というところですかね。で、本アルバムはヒット狙いの所は酷評されているが、そうでない所は彼らしい曲が収録されていて、如何にも'80'sらしいバラエティに富んだ内容となっている。が、そのバラエティに富んだ所が、アルバムとしての纏まりに書けることとなっているのが皮肉な所でもある。で、ファン離れを起こすことになり、ここから彼は低迷期に突入していくことになってしまった。

また、M・マクドナルドやD・フォスター、N・イーストといった当時のウエストコーストを代表するアーティストが参加しているのはいつものことであるが、やはりヒット狙いというのが見え見えで、今一つ音楽的な良いものが出ていないのが残念な所である。

が、'80'sの商業路線に対して、結果的にはアーティストたちに警鐘を鳴らしたことになり、これはこれでよろしいかと...

 

Vox Humana

Vox Humana

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Wounded Bird
  • 発売日: 2008/08/12
  • メディア: CD

↓2曲のボーナス・トラックあり

Vox Humana

Vox Humana

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Columbia
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

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ケータイ刑事銭形泪23話(2nd.10話)[裏ネタ編]PART 1 [ケータイ刑事]

今回からの「銭形泪[裏ネタ編]」は通算で23話となる2nd.10話の「ミステリー作家の挑戦状 ~犯人は私だ!殺人事件」に突入です。初回となる今回は、サブタイトルにある言葉から「ミステリー」について、「作家」について、「挑戦状」についてと、冒頭でちゃんがぼやいていた「抜き打ちテスト」についてと「赤点」について記します。(「作家」については「・17話(2nd.4話)[裏ネタ編]PART 2」で、「挑戦状」については「・18話(2nd.5話)[裏ネタ編]PART 3」で、それぞれ記しているが、今回はそれらをベースに加筆しました。)

尚、約2年10ヶ月前のBS-iでの再放送時に記した本編について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

ミステリー」:神秘、不思議、霊妙、という意味があり、謎めいた要素のあるもののことである。また、推理小説のことを指して言う。特に、小説やドラマや映画の世界では、一つのジャンルとなっていて、何らかの犯罪事件が発生し、それを解明していって犯人を逮捕したり、真相を明らかにしていくストーリーである。または、犯罪が起こらなくても、謎めいた出来事が起こり、それを解明していくストーリーというものも含まれる。特に、犯罪が起こり、その謎を解くのが刑事や探偵の場合は、「推理もの」と呼ばれる。

英語では「Mystery」といい、推理小説のことは「Mystery Story」という。

このジャンルはシャーロック・ホームズが活躍するコナン・ドイルのシリーズや、アガサ・クリスティの作品など、小説の世界で一ジャンルとして「推理小説」として数多くの作品が生まれたのが起源である。日本でも、江戸川乱歩や横溝正史がこのジャンルで人気作家となり、今日の基礎を築いた。そして映画の登場によって推理小説の映画化作品が生まれ、発展していくことになる。また、舞台化も数多く行われて人気を得た、そしてTVが登場するとTVドラマとしても数多くの作品が製作されていった。また、言うまでもなく「ケータイ刑事」シリーズもも典型的なミステリー作品である。

このジャンルの作品は、「犯人は誰だ?」ということが最大のポイントとなっていて、物語の最後でそれが明らかにされる、という展開の作品が多いのだが、いつ頃からか、犯人の動機や犯行方法、及びトリックなどを明らかにすることを主眼とした作品が数多く登場するようになった。→パズルを解くような作品であることから「パズル・ミステリー」と呼ばれる。

「パズル・ミステリー」の作品では、犯人は早い内に誰であるのかが明らかにされることが多く、また、明らかにされなくても、誰が犯人なのかは直ぐに分かるものが多い。が、何らかのトリックが用意されていて、暗号(例えば「ダイイング・メッセージ」など)を解いたり、犯行のトリックを解いたりしないと、事件は解決せず、犯人が逮捕できないような展開となっている。(実際、警察が犯人を逮捕するのも、こういうものを解明しないことには先に進みません。)→これによって、読者や視聴者も謎解きに参加する幅が広がり、ミステリーのジャンルがより奥深いものとなった。(「ケータイ刑事」もこの路線の作品であり、犯人が誰かではなく、トリックに凝っていて、それを解いていくのが面白い物語となっている。)

ちなみに、ちゃんを演じた黒川芽以さんが出演している「クラシックミステリー 名曲探偵アマデウス」は、クラシック音楽に関する謎を解いていくという内容であり、「謎解き」が物語の柱になっているので、立派な「ミステリー」である。(犯罪が起こらない「ミステリー」ということになる。)

作家」:広義では、芸術や趣味の分野で作品を創作する人のことをいう。(つまり、誰でも「(広義の)作家」になることが出来る。)が、一般的には、それらの中でも、作品創作を職業とする者、もしくは職業としていなくても専門家として認められた者のことを指す。また、狭義では「小説家」だけを指して呼ぶ。

広義では、詩人、画家、作曲家、作詞家、映画監督、脚本家、劇作家、コラムニスト、漫画家、映像作家など、「クリエイター」と呼ばれる者は全て「作家」ということになるが、小説家を除いてはそれぞれの呼称で呼ばれるのが一般的であり、「作家」という印象が薄いのが現状である。

また、脚本家のことを「放送作家」、作曲家や作詞家のことを「音楽作家」と言うように、最近は「創作物+作家」という言い方がされるようになっている。(「○○クリエイター」という場合もある。)但し、この言い方の場合でも、「絵本作家」「ゲーム作家」などとは呼ばれるが、小説家に関してだけは「小説作家」とは言わず、「小説家」または「作家」と呼ばれる。→やはり「作家」=「小説家」というイメージが一般に浸透している証である。

ちなみに、英語では「Writer」と言い、有名作家になると「Author」と呼ばれる。また、小説家は「Novelist」と呼ばれる。

挑戦状」:「挑戦」とは、相手に挑むことであり、英語では「Challenge」という。で、何事かを相手に挑戦する場合、挑戦を挑む者がその相手に対して、その旨を伝えるための告知書(書状)のことを「挑戦状」と言う。

日本では、毛筆で記されたものが正式なものとされていた。また、仇討ちの御赦免状も、ある意味では挑戦状の一種である。が、近年では書状ではなく、映像を使ったものなども含んで、「挑戦状」と言う。(よって、写真やビデオ映像信号を記録したビデオテープ、または映像ディスクなども含まれる。)→「ケータイ刑事」では怪人十面相(以下、八面相、六面相、5面相)のビデオテープ、怪人3面相のDVDでお馴染みである。

尚、犯罪に絡んだ場合は、特に警察に対して挑むという意思が記されていなくても、反社会的な行為を行うと予告した時点で社会に対しての「挑戦」ということで、「挑戦状」と呼ばれる。よって、犯罪予告状は「挑戦状」ということになる。→怪盗ルパンなどでもお馴染みですね。

また、近年では、ネット上の掲示板に殺人予告などの犯行予告を書き込む輩がいるが、立派な「挑戦状」である。但し、犯行に及ばなくても立派な犯罪行為である。(そういう輩が逮捕されたというニュースが時折届くが、犯行を行わなくても立派な犯罪行為であるためである。)

抜き打ちテスト」:中間テストや期末テストとは違って、出し抜けに、予告無しに突然行われるテストのことである。英語では「Surprise Test」という。

普段から勉強していれば、抜き打ちテストなんか怖くはないのですけどね~。

赤点」:テストにおいて、規定の点数に達しない点数のことである。(要するに「合格点」に達しない点数である。)赤色で答案用紙に(得点を)記されることからこのように言われる。別の言い方では「欠点」または「落第点」という言い方もある。

赤点となるのは、満点の半分未満というのが多いようだが、中には満点の6割未満という場合もある。それを考えると、運転免許の学科試験は数あるテストの中でも赤点(=不合格)となる基準点が高い試験ということになりますね...

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

↓こういうものを...

もっとすごい! このミステリーがすごい! (別冊宝島 1503 カルチャー&スポーツ)

もっとすごい! このミステリーがすごい! (別冊宝島 1503 カルチャー&スポーツ)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2008/02/07
  • メディア: 単行本

このミステリーがすごい! 2009年版

このミステリーがすごい! 2009年版

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: Takarajima Books
  • 発売日: 2008/12/05
  • メディア: 単行本

ミステリーの書き方 (講談社文庫)

ミステリーの書き方 (講談社文庫)

  • 作者: アメリカ探偵作家クラブ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1998/07
  • メディア: 文庫

本格ミステリベスト10 2009

本格ミステリベスト10 2009

  • 作者: 探偵小説研究会
  • 出版社/メーカー: 原書房
  • 発売日: 2008/12/02
  • メディア: 単行本

アガサ・クリスティ短編集―Agatha Christie’s best stories 【講談社英語文庫】

アガサ・クリスティ短編集―Agatha Christie’s best stories 【講談社英語文庫】

  • 作者: アガサ・クリスティ
  • 出版社/メーカー: 講談社インターナショナル
  • 発売日: 1996/02
  • メディア: 文庫

シャーロック・ホームズの冒険―新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)

シャーロック・ホームズの冒険―新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)

  • 作者: アーサー・コナン ドイル
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2006/01
  • メディア: 文庫

江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)

江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)

  • 作者: 江戸川 乱歩
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1960/12
  • メディア: 文庫

横溝正史読本 (角川文庫)

横溝正史読本 (角川文庫)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
  • 発売日: 2008/09/25
  • メディア: 文庫

↓こういうものがあります。

赤点とっても優等生

赤点とっても優等生

  • 作者: 山本 祥
  • 出版社/メーカー: 新風舎
  • 発売日: 2007/10/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

赤点とっても優等生―アラビアンナイトの国オマーン仰天感動秘話

  • 作者: 山本 祥
  • 出版社/メーカー: 文芸社
  • 発売日: 2009/04
  • メディア: 単行本

赤点先生 1 (1)

  • 作者: 土光 てつみ
  • 出版社/メーカー: 日本文芸社
  • 発売日: 1991/03
  • メディア: 単行本


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KARLA BONOFF『WILD HEART OF THE YOUNG』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1082年に発表された彼女の3枚目のアルバムである。邦題は「麗しの女~香りはバイオレット」と付けられていたが、一体どうしてこういう邦題が付いたのか、全く理解できない所である。(この頃の邦題というのは、実に酷いものが多かったですね。で、その反省から、原題をそのままカタカナらするか、原題の一部をカタカナにした芸のない邦題のアルバムがはびこることになっていきました。)

'70's終盤にウエストコーストから何人かの女性シンガーソングライターが飛び出してきたが、彼女もそんな中の一人であり、秀作アルバムを発表してきたが、'80'sになって初めて、前作から3年ぶりとなる待望のアルバムとして発表されたのが本アルバムである。Billboardのアルバム・チャートでは、最高位49位を記録している。

収録曲は以下の全9曲である。『Personally』『Please Be The One』『I Don't Want To Miss You』『Even If』『Just Walk Away』『Gonna Be Mine』『Wild Heart Of The Young』『It Just Takes One』『Dream』。

この中からシングル・カットされたのは2曲で、『Personally』はBillboardのシングル・チャートで最高位19位を、そして『Please Be The One』は同63位を記録している。(残念ながら、共に年間シングル・チャートのTOP 100にはランクインしていない。)→『Please Be The One』の邦題は「香りはバイオレット」であるが、どうしてこれがこんな邦題になるの???太陽が西から登っても理解できないところである。

本アルバムからのお薦め曲は、シングル・ヒットを記録した『Please Be The One』と『I Don't Want To Miss You』『Wild Heart Of The Young』『It Just Takes One』をピックアップしておく。尚、シングル・ヒットを記録した『Personally』も悪くないのだが、彼女の書いた曲ではないということで、ここでは控えることにする。

本作は、途中でプロデューサが変わるということもあって、発表が遅れたのだが、これが彼女のやりたいサウンドを引きだしていて、完成度も高いアルバムとなった。また、当時のウエストコーストを代表するミュージシャンたちが参加していて、これだけでも聴き応えがあるアルバムとなっている。

流行に流されず、彼女の持ち味がしっかりと出ているアルバムであり、女性ボーカルをじっくりと聴きたいという方にお勧めのアルバムである。

 

Wild Heart of the Young

Wild Heart of the Young

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Columbia
  • 発売日: 1990/05/29
  • メディア: CD

麗しの女~香りはバイオレット(紙ジャケット仕様)

麗しの女~香りはバイオレット(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
  • 発売日: 2007/07/18
  • メディア: CD

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BEST HIT USA 2009[2009/4/21] [音楽(etc.)]

今回はサッカー(ACL)の放送があったため、今までの中で最も繰り下がりの時間が大きく、125分繰り下がって、日付が変わってからの放送でした。また、今回は「タイムマシーン・スペシャル特集」ということで、いつもとは違う内容となりました。

時間の無駄遣いでしかないOPのPVは1971年のTHE ROLLING STONESの『Brown Sugar』、CMを挟みOP挨拶後、今回の趣旨説明があってから、25年前の1984/4/20付けのR & Rチャートの紹介をするということでした。(ちなみに、1984/4/21付けのBillboardのチャート(HOT100)では、1位はPHIL COLLINSの『Against All Odds (Take A Look At Me Now)』が1週目の1位でした。(3週連続1位となる。)

で、まずは20位から11位の発表ということで、フォーマットはいつもの「C/D USA」と同じです。最初に簡単な解説、そして11位のSTEVE PERRYの『Oh Sherrie』のON AIR(まともに流れました。)でした。これに続いて、今週のR & Rのチャートの紹介ということで、「C/D USA」となって、20位から11位の発表でした。

CMを挟んでは46年前の話となって、BEATLES、更にSTONESの話になって、1969年のTHE ROLLING STONESの『Jumpin' Jack Flash』のON AIR(まともに流れました。)でした。

続いては4/21が誕生日のアーティストとして2人のビッグ・ネームがいるということで、IGGY POP(1947年生まれ)とTHE CUREのROBERT SMITH(1959年生まれ)が紹介され、まずは1999年のライブで、IGGY POPの『Lust For Life』、続けて1989年のTHE CUREの『Love Song』がON AIRされました。(共に途中でフェードアウトとなりました。)

尚、筆者のデータベースにある4/21生まれのアーティストは、DON CORNELL(1919年生まれ)、ERNIE MARESCA(1938年生まれ)、DIANA DARVEY(1945年生まれ)、JOHN WEIDER(1947年生まれ)、PAUL DAVIS(1948年生まれ)、PATTI LuPONE(1949年生まれ)、ROBERT GOTOBED(1951年生まれ)、EBIET G. ADE(1954年生まれ)、JERRY ONLY(1959年生まれ)、MICHAEL TIMMINS(1959年生まれ)、MICHAEL FRANTI(1966年生まれ)、GLEN HANSARD(1970年生まれ)、SEVERINA VUCKOVIC(1972年生まれ)、DOSEONE(1977年生まれ)、BRANDEN STEINECKERT(1978年生まれ)、JUKKA NEVALAINEN(1978年生まれ)、という名前があります。→PAUL DAVISの曲をON AIRしてくれたら良かったのに...

CMを挟んで、25年前のチャートの発表の続きで、10位から4位の発表があって、この中から6位のTHE CARS『You Might Think』がON AIR(まともに流れました)されました。そして今週(最新)のチャートの発表の続きで、10位から1位の発表を行ってから、25年前のチャートのTOP 3の発表に戻って、3位と2位の発表があって、最後に1位のPHIL COLLINS『Against All Odds (Take A Look At Me Now)』がON AIRされて、幕となりました。(但し、曲の頭に気象情報のテロップが被ったのが残念でした。4月からは再放送が無くなっちゃったので、改めて録画し直すというのがNGになっちゃいましたから...)

この番組は、'80'sに放送されていた時のテイストがあってこそ価値があるだけに、今回のようなフォーマットにしてしまっても良いんじゃないですかね。(ゲストのインタヴューが無いのは寂しいものの、番組製作費は大きく低減できるでしょうし...)ただ、「4/21」に何があったか、というのが紹介されなかったのは寂しい所でした。これを入れて、今回のような形ならば大絶賛するのですけどね...

次回は定時の23:00からの放送に戻ります。EPGによると、ゲストはハノイ・ロックス(マイケル・モンロー)とあり、内容説明の方は、80年代初頭にバッドボーイズロックが一世風靡したハノイ・ロックスが解散。解散の真相をメンバーが語る。また「さよならコンサート」をこの番組独占で放送!とあります。

 

Shine a Light (Ws Sub Dub Ac3 Dol Dts Sen) [Blu-ray] [Import]

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  • 出版社/メーカー: Paramount
  • メディア: Blu-ray

Sticky Fingers

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Virgin Ben
  • 発売日: 2009/05/05
  • メディア: CD
Street Talk

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Columbia/Legacy
  • 発売日: 2006/10/03
  • メディア: CD
Lust for Life

Lust for Life

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Virgin
  • 発売日: 1993/08/16
  • メディア: CD
Disintegration

Disintegration

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Fiction
  • 発売日: 1992/08/13
  • メディア: CD
Heartbeat City

Heartbeat City

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Elektra
  • 発売日: 1995/04/12
  • メディア: CD
Hits

Hits

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Wea International
  • 発売日: 1998/10/06
  • メディア: CD
Against All Odds:  Music from the Original Motion Picture Soundtrack

Against All Odds: Music from the Original Motion Picture Soundtrack

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Virgin Vip
  • 発売日: 1995/03/29
  • メディア: CD

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