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「DEADLY PURSUIT」 [映画(洋画)]

表題の作品は1987年のアメリカ映画「影なき男」である。日本での劇場公開は1988年6月であった。尚、「影なき男」という邦題としては、1934年のアメリカ映画(W・S・ヴァン・ダイク監督、W・パウエル主演)があるが、そちらの原題は「THE THIN MAN」であって、本作とは全く関係ない作品である。(D・ハメット原作の推理ドラマ・シリーズの第1作でもあって、余りにも有名ですが...)尚、名作と同じ邦題というのはあんまりと言うこともあってか、後にビデオ化された時には「SHOOT TO KILL 影なき男」という邦題に変更されている。

S・ポワチエが10年ぶりに映画出演を果たして復帰した作品であって、FBI捜査官と登山ガイドが組んで凶悪犯を追跡するサスペンス作品である。

作品データを記しておくと、時間は110分、原案はハーブ・ジンメル、監督はロジャー・スポティスウッド、脚本はハーブ・ジンメル、マイケル・バートン、ダニエル・ペトリ・Jr.の3人、撮影はマイケル・チャップマン、音楽はジョン・スコットである。そして出演は、シドニー・ポワチエ、トム・ベレンジャー、カースティ・アレイ、クランシー・ブラウン、リチャード・メイサー、アンドリュー・ロビンソン、ジャネット・ロトブラット、たちである。

サンフランシスコで宝石強盗事件が発生した。FBIのベテラン捜査官・スタンティンが現場に駆けつけ、犯人を捕らえると、それは店の主人だった。で、問い詰めると、店主の自宅にある男が侵入して妻を拉致した。で、妻の命と引き換えに宝石を要求してきたということだった。で、FBIは店主の自宅を包囲して犯人を捕らえようとする。が、人質のことを考えると行動が出来ず、取引の宝石を奪われた上、人質は殺され、犯人は逃走してしまった。スタンティンは責任を感じ、逃走した犯人を捕まえるのに執念を燃やす。犯人はカナダ国境に近いロッキー山脈に、釣り客を装って逃げ込み、釣り客やそのガイドを人質にした。スタンティンは犯人を追うため、山に詳しいガイドのジョナサン・ノックスに案内を頼んだが、彼はそれを断った。しかし、彼の恋人りサラがガイドとして犯人に捕らわれていることを知ると、山に入った。犯人は釣り客4人を次々と岩壁から突き落とし、ガイドのサラを脅してカナダ国境を越えようとする。一方、スタンティンとジョナサンは山に不慣れなスタンティンが足を引っ張りながらも犯人を追いかけていった。が、すんでのところで取り逃がしてしまい、犯人はサラを連れて国境を越えた。しかしスタンティンは、犯人が取引を使用としていた宝石ブローカーを突き止め、問い詰めて、連絡場所を聞き出し、先回りした。サラを人質にしてやってきた犯人はフェリーに逃げ込んだが、スタンティンは追いかけ、銃撃戦で負傷したものの、犯人を海中で撃ち殺し、サラも無事に救出されたのだった。

刑事ドラマということでは少し異色の作品であるが、国境を越えて逃走しようとする犯人を追いかけて、という展開の物語は西部劇などでは定番のパターンでもあるだけに、現代劇の刑事ものとしてまとめたのは悪くない。が、演出の点では「?」と思う所がありすぎて、B級作品の範疇としか言いようが無い。R・スポティスウッドの監督としてのキャリアはまだ浅いこともあって、色々と甘い所があって、それが本作をB級作品にしている。本作は40歳になって間もない時期の作品であったが、彼もまだ若かったということで...

 

↓輸入版です。(DVDはリージョンコード「1」です。)

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ケータイ刑事銭形海28話(3rd.2話)[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]

今回からの「銭形海・裏ネタ編」の増補作業は、3rd.2話(通算では28話となる)「吸われる魂! ~血を吸うカメラ殺人事件」に突入です。で、今回は、サブタイトルにある言葉から、「」について、「」について、「カメラ」について記します。尚、「血」は「・9話[裏ネタ編]PART 10」で、「カメラ」は「・13話[裏ネタ編]PART 7」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/10/11付です。

」:動物の肉体に宿っていて、心の働きを司っていると考えられているものであり、肉体と魂がセットになって人として生きていると考えられていたものである。また、魂は肉体を離れても存在するものと考えられていて、死は肉体の崩壊であって、魂は肉体を抜けて生き続けると考えられていた。尚、この意味では「霊魂」と呼ばれることもある。

またはこれは、「動物」が持っているものであるとされていたため、人間以外の動物にも魂があると考えられており、そこから発展して、様々な物(道具など)にも魂が籠もるようになる、と考えられていた時代がある。

それ以外では、「精神」「気力」と言う意味で使われることもある。特に精神論で「魂を込めろ!」と言った場合はこちらの意味であり、古くから使われている。(「精神」や「気力」と同義語と言うことが出来る。)

英語では「Soul」または「Spirit」、ドイツ語では「Seele」、フランス語では「Âme」、イタリア語では「Anima」、スペイン語、ポルトガル語では「Alma」(但し、発音は異なる。)、中国語では「魂」と言う。

」:大別すると「血液」と「血筋/血統」という2つの意味がある。また、比喩的に「人間らしい感情や血気、活力」という意味で使われることもある。普通は前後の文脈から第一の意味と第二の意味のいずれかとなることを判断することになる。

「血」という漢字は象形文字であって、(深い)皿に、祭礼に捧げる血の塊を入れる様子を描いたものから来ている。(「血」と言う漢字を分解すると、上の「ノ」と下の「皿」とに分解出来、前者は血の滴を表していて、後者はそれを受ける皿を現している。)

「血液」は多細胞動物の体内を循環する体液であって、「血管」と呼ばれる全身の隅々にまで張り巡らされた管の中を循環して流れるものである。いろいろとある体液の中で、「血」最はも重要なものであって、全身の細胞に栄養分を運んだり、ホルモンを運んだり、酸素を運搬して二酸化炭素を回収したり、その他の排泄物を回収する役割を担っている。(新陳代謝の媒介をするものということになる。)則ち、これがあるからこそ、生命活動を維持できると言って良いものである。

人間の場合は、全体重の1/11~1/13程度の重量が血液である。(体重が60kgの人だと約5kg(5リットル弱)の血がある。(血液の比重は1.05~1.06ぐらいなので、5kgの血液は5リットルに少し足りないという計算になる。)但し、その80%は水分である。尚、その血液の約1/3以上が急激に失われると、生死の危険に陥り、死亡に至る場合がある。(所謂「失血死」というものです。)→体重60kgの人だと、1.5リットルを失うと命が危険な状態となり、2リットルを失うと死亡の可能性が高い状況になる。

人間の血液の成分は、赤血球、白血球、血小板と血漿である。(前の3つを「血球成分」と呼び、血球成分と血漿は45%が血球成分で55%が血漿である。)また、血球成分の96%は赤血球であり、3%が白血球、1%が血小板であり、血漿の96%は水分で4%が血漿蛋白質である。また、赤血球の寿命は120日程度と長いが、白血球と血小板は数日という寿命であり、造血器官で常に作られていることになる。

血液の色が赤いのは、赤血球に含まれているヘモグロビン(「血色素」と言う言い方もある。)のためである。(一部の動物では、血液にヘモシアニンが含まれているために青みがかっていたり、ヘモバナジンを含んでいるために緑色をしている。→SF映画に登場するモンスターの血液の色が青や緑というのは、説明できることである。但し、映画「エイリアン」の様な強酸という体液については説明できない。)が、血液は大気に触れると酸化していくため、色は変わっていく。(擦り傷を作って出来た瘡蓋も、血液が酸化したことで赤黒い色になる。)

尚、英語では「Blood」、ドイツ語では「Blut」、フランス語では「Sang」、イタリア語、ポルトガル語では「Sangue」(但し、発音は異なる。)、スペイン語では「Sangre」、中国語では「血」と言う。

カメラ」:被写体の(光学)像を撮影する装置であって、静止画像を撮像するものと、動画像を撮影するものとがある。(前者は「静止画カメラ」→所謂「カメラ」であり、後者は「動画カメラ」→所謂「ビデオカメラ」である。)また、光学的な像を得て記録するものと、電子的な像を得て記録するものとがある。(前者は「フィルムカメラ」、後者は「デジタルカメラ」及び「ビデオムービー」が該当することになる。デジカメも後者と言うことになる。)

静止画/動画を撮影するものはいずれも基本原理は同じである。動画は静止画を一定の時間間隔で連続撮影していくものと言うことが出来る。また、光学的/電子的に得られる像の違いがあっても、結像させる原理は基本的に同じであって、結像させた像の形が異なっているため、それに応じた記録方式が異なっているだけである。

現在、静止画を記録するカメラは単に「カメラ」、または「スチルカメラ」と呼ばれていて、普通に「カメラ」というとこれを指す。一方、動画を記録するカメラは「シネカメラ」「ビデオカメラ」「ムービー」「ビデオムービー」などと呼ばれている。但し、TV局のスタジオ、映画やドラマの撮影現場などの映像産業の現場では、「カメラ」と言うと動画カメラのことを指すのが一般的である。(これは業界ならではということですね。→モデル、グラビアなどの世界では「カメラ」と言うと静止画カメラの方が一般的ですし...)

また、最近の市販されているカメラは、デジタル(スチル)カメラであっても動画の撮影が可能であり、ムービーであっても静止画の撮影が可能になっている。

フィルムを用いたものは、銀の塩化物質を塗布したフィルム(そのため「銀塩写真」とも呼ばれている。)の上に光学像を結び、光学変換によって像を得る。原理的には、フィルムに塗布された感光剤のサイズまでの解像度が得られるため、高解像度である。(但し、レンズやメカニカル的な性能のため、感光剤の分子単位の解像度までは伸びないですが...)動画の場合は一定の時間間隔で静止画写真をフィルム状に撮影していき、それを再生するときに、撮影時と同じ時間間隔で再生していくことで動画となる。尚、再生する時間間隔を変更すると、スロー再生や早送り再生ということになる。(映画や8ミリフィルムがこれに該当する。)

一方、電子的な像を得るものは、フィルムの部分に相当する位置に、CCDやC-MOSセンサーなどの光電変換素子を配置し、その光電変換素子が撮像領域を走査することで電気信号として記録する。(フィルム式のものとは撮像素子と記録媒体、形式が異なるだけである。)動画の場合もフィルムと同様に、一定の時間間隔で連続撮影していき、再生時にも同じ時間間隔で再生していくことで動画となる。(電気的な再生では、基本的に映像信号の時間間隔は決まっているため、再生の時間間隔を変更することは出来ず、同じ映像を複数回繰り返すことでスロー再生とし、一部飛ばし飛ばしとすることで早送り再生を行うことになる。)尚、光電変換する素子の方が解像度と言うことでは、撮像素子の画素のミクロ化に限界があるためフィルムには原理的には及ばない。(但し、実用的なレベルには既に十分達している。)

近年は、記録した像をデジタル・データとして保存することが主流となっているため、「銀塩写真」の需要は減少の一途であり、デジタル・データとして記録する所謂「デジタルカメラ(デジカメ)」が主流になっている。

尚、光学式に撮影したフィルム画像と、光電変換して走査されて撮影した電気信号画像には大きな違いが一つある。前者は1枚の画像は全て同一時間の物であるが、後者だと「シャッター」を用いていなければ、1枚の画像の中でも走査にかかる時間の関係で、(マクロ的には)同一時間とは言えない画像と言うことになる。→この違いが、フィルム撮影とビデオ撮影の質感の違いと言われていたが、現在はビデオ撮影でもシャッターを導入していて、フィルムのような質感の撮影も可能になっている。

英語では「Camera」、ドイツ語では「Kamera」、フランス語では「Appareil-Photo」、イタリア語では「Macchina Fotografica」、スペイン語では「Cámara」、ポルトガル語では「Máquina fotográfica」、中国語では「照相機」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 3

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魂との対話―宇宙のしくみ 人生のしくみ

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  • 作者: ゲーリー ズーカフ
  • 出版社/メーカー: サンマーク出版
  • 発売日: 2003/03
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「魂の目的」ソウルナビゲーション―あなたは何をするために生まれてきたのか

「魂の目的」ソウルナビゲーション―あなたは何をするために生まれてきたのか

  • 作者: ダン ミルマン
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2001/08
  • メディア: 単行本
魂は知っている―すべてが思い通りになる人生の法則

魂は知っている―すべてが思い通りになる人生の法則

  • 作者: 高坂 美紀
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2008/11
  • メディア: 単行本
前世ソウルリーディング―あなたの魂はどこから来たのか

前世ソウルリーディング―あなたの魂はどこから来たのか

  • 作者: ジャン スピラー
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2000/12
  • メディア: 単行本
病気がみえる 〈vol.5〉 血液 (Medical Disease:An Illustrated Reference)

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: メディックメディア
  • 発売日: 2008/11/19
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とっても気になる血液の科学 ~からだのスミからスミまで大活躍~ (知りたい!サイエンス)

とっても気になる血液の科学 ~からだのスミからスミまで大活躍~ (知りたい!サイエンス)

  • 作者: 奈良 信雄
  • 出版社/メーカー: 技術評論社
  • 発売日: 2009/12/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
「流れる臓器」血液の科学―血球たちの姿と働き (ブルーバックス)

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  • 作者: 中竹 俊彦
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/02/20
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スタンダード検査血液学

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  • 作者: 日本検査血液学会
  • 出版社/メーカー: 医歯薬出版
  • 発売日: 2008/05
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デジタル一眼レフカメラの撮り方手帖

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  • 作者: MOSH books
  • 出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ
  • 発売日: 2008/12/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
カメラの教科書 基本からはじめる人のための写真の手引き

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  • 作者: 岡嶋和幸
  • 出版社/メーカー: エムディエヌコーポレーション
  • 発売日: 2012/03/23
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フィルムカメラの撮り方 きほんBOOK (カメラきほんBOOK)

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  • 作者: 山本 まりこ
  • 出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ
  • 発売日: 2010/07/24
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CAMERA magazine(カメラマガジン)16 (エイムック 2324)

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  • 出版社/メーカー: エイ出版社
  • 発売日: 2012/01/27
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DELEGATION『EAU DE VIE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1979年に発表された彼らの2nd.アルバムである。'80'sになると、UKソウルも浸透していたが、彼らはそのUKソウルの先駆者的な存在となるグループとして、ゃやわゃと後半に結成されて、世界的なディスコ・ブームの時にそれなりのヒット曲を放って知られるようになったグループである。(ただ、'70'sはソウルと言うよりもディスコと言った方が良いかも...)そんな彼らがディスコ系サウンドからソウルの方に傾くようになったアルバムである。(それでも、ディスコ色が強いですが...)まあ、'70'sの末期に、'70'sディスコ・サウンドの幕引きと新たな方向性を示したアルバムと言っても良いですが... 尚、チャート成績の方は、チャートインしていないので記録が無い。

収録曲は以下の9曲である。『Heartache No.9』『Sho's 'Nuffsold On You』『One More Step To Take』『Blue Girl』『Darlin' (I Think About You)』『You And I』『Stand Up』『Welcome To My World』『Put A Little Love On Me』。

この中からシングル・カットされたのは3曲である。リリース順に『Put A Little Love On Me』『You And I』『Welcome To My World』であるが、この中では『Welcome To My World』がアメリカで、R&Bチャートで50位を記録しただけで、後はチャートインしていない。尚、『Put A Little Love On Me』と『You And I』の間に、アルバム未収録となる『Someone Oughta Write A Song (About You Baby)』がシングルとしてリリースされていて、それが1979年にアメリカでR&Bチャートで45位を記録し、1980年には再度チャートインしていて、R&Bチャートで66位、ダンス・チャートで57位を記録している。(シングルについては、ちょっとチグハグなことになっちゃいました...)

お薦め曲は、シングル曲の『Put A Little Love On Me』『You And I』『Welcome To My World』と、『Heartache No.9』『Blue Girl』をピックアップしておく。

ホーンセクションを取り入れていて、'70'sらしいノリの良いサウンドを中心にしているが、何処かにEW&Fを小さくまとめてしまった様な印象を受けるところがある。(EW&Fと比べると、やはり人数が少ないということになってしまいますし...)ダンサブルで、当時のディスコ・サウンドのブームに乗っかっているということでは、'70'sらしいディスコ・サウンドであるが、その中でソウルフルなコーラス・ワークは聴き所になっていて、単なるダンス系サウンドでは無い所がポイントとなっていて、聴き所でもある。

'80'sになってソウル・ミュージックでも一つの大きなものとして成立するUKソウルを楽しむという方であれば、一応聴いておくべきアルバムである。また、'70'sディスコ系サウンドがお好きな方も要チェックである。

 

オー・ド・ヴィー

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  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 2002/02/20
  • メディア: CD

Eau De Vie

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Bmg Int'l
  • 発売日: 2000/02/08
  • メディア: CD

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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その265) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「お風呂の(変わった)楽しみ方」です。取り上げる物語は、「ケータイ刑事」からは「・14話」、「007」からは「美しき獲物たち」です。

ケータイ刑事」:「・14話」。「どすこい!フンドシ湯けむり殺人事件」という物語。新年の1本目(本放送は2003/1/5であった。)ということもあって、これまでの物語よりもスケールが大きく、大盤振る舞いで地方ロケが行われた物語である。が、警視庁の管轄区域外(群馬県嬬恋村が舞台でした。)で起こったに対してちゃんが捜査をすることになってしまい、物語としては面白いのだが、羽目を外しすぎてしまったと言うことになってしまった物語でもありました。

五代さんがくじ引きで二泊三日の宿泊券を当てたということで、その宿泊券を使って群馬県嬬恋村のバラギ温泉にある温泉旅館・芋酔館(いもようかん)を訪れた五代さんと柴田太郎さん。が、ちゃんは補習授業のために遅れて合流することになった。

五代さんと柴田さんは完全に行楽モードで、浴衣に着替えて卓球をして楽しんでいて、ちゃんが、場所が分からないというヘルプの電話をしてきても、「刑事なんだから、自分で探せ」と冷たかった。で、五代さんは改めて浴場に行ったが、そこの湯舟で、5人の若い男たち(埼京大学相撲部の学生たち)が浮いていたのを発見した。(五代さんが第一発見者になった。)

で、芋酔館に向かっていたちゃんに事件を知らせる入電が入り、「直ちに現場に急行せよ」と伝えた。(警視庁のちゃんに対して、群馬県で起こった事件の捜査を、というのは...)で、何だかんだで芋酔館に到着した愛ちゃんは捜査を開始した。

死亡推定時刻は午前6時半から7時の間ということだったが、このお風呂は夜の12時に閉まって朝の8時に開くということから、5人は営業を始める前に大浴場にやってきて死亡したことになり、更に遺体は溺死ということで、ちゃんは疑問を持った。

更に、浴場には酒が置いてあって、その中には睡眠薬が入っていた。ということで、浴槽の中で寝てしまい、溺死したと考えられ、他殺と判断された。で、被害者たちの泊まっていた部屋を調べると、蒲団は使った様子がなく、干してあったタオルは濡れていた。

やがて、被害者の胃の中から、温泉ではなくてプールの水が検出された。で、旅館・芋酔館の近くあるベルクラブというプールがあることが分かり、そちらに行くと、プールにはお盆に載った徳利とお猪口が浮いていた。で、五代さんは殺害現場はここだと判断し、プールの管理人を犯人と決めつけた。が、ちゃんは芋酔館の女将が犯人と考えていた。

更に、プールの管理人の話で、このプールは最近、水が漏れていること、更に死んだ5人は相撲部ではなくてシンクロナイズド・スイミング部であったこと、彼らは昨日からずっとこのプールで練習していたこと、プールを閉める時間になっても帰らず、終了時間を8時間も過ぎた今朝もまだいたことを証言した。

が、ちゃんはちょっとしたことに気づき、それを調べると、プール管理に使う薬品、きれいなギザ十、芋酔館の裏まで延びたホースを発見し、「謎は解けたよ、ワトソンくん」

芋酔館の大浴場のお湯は、実はベルクラブのプールの水を引いてきたもので、それに温泉の素を入れて暖めて使っていたのだった。女将が毎朝、水を惹く作業をしていた所を被害者たちに見られてしまったため、口封じのために睡眠薬入りの酒を出してもてなすふりをして殺したのだった。また、5人が朝、浴場に入った時には、まだ温泉の素が入っていなかったため、プールの水と成分が同じだったが、その後で温泉の素を入れたのだった。で、被害者はプールで溺死したように見せかけたのだった。

ということで、相撲部(実はシンクロナイズド・スイミング部)の5人は、浴場(お風呂)で出された酒に睡眠薬が入っているとは知らずに飲み、お風呂を楽しんだが、睡眠薬が効いて寝てしまって溺死するという悲しい結果になったのでした。

007」:「美しき獲物たち」。1985年のシリーズ第14作であって、3代目ボンドの第7作(=最後)である。フランスからアメリカ・西海岸(サンフランシスコやシリコンバレー)を舞台としたノンストップ・アクションとなった。が、年齢的なことからくるR・ムーアの衰えも大きく、C・ウォーケンやT・ロバーツ(=ボンドガール)に救われた形になった。

ゾリンを追ってサンフランシスコに入ったボンドは、ゾリンの会社の石油プラントに忍び込んで調査を行い、夜の闇を利用してそこから脱出して戻って来た。が、そんなボンドと鉢合わせになったのは、KGBの女性情報員のポーラ・イワノワだった。彼女は、以前、ロンドンにいたときにボリショイ・サーカスの一員になりすましてボンドを誘惑するという任務を受けており、ボンドは顔を知っていたのだった。

そのポーラも、やはりゾリンを追っていて、ゾリンの事務所に盗聴器を仕掛けていて、そこでの会話を録音したカセットテープ(これも'80'sの作品らしいところであって、時代を感じるところですね。)を持っていた。彼女はそれを書くそうとしたが、ボンドは直ぐにそのことに気づいていたが、口に出すことは無かった。

ボンドもポーラも、とんでもないところで再開することになってしまったが、そのまま分かれるという形にはならず、双方がそれぞれの思惑を隠したまま、どちらともなくが誘い合い、チャイナタウンにあるニッポン・リラクゼーション・スパに行った。で、思惑が交差する中で、2人はお風呂に入った。

琴の音色がする音楽をバックに、和式の雰囲気が漂う個室のスパで、2人は1つの泡風呂に一緒に入り、「東西の緊張緩和」と口にしながら、互いの思惑を隠しながら、が、互いにそれに気づきながら、ひとときを楽しんだ。

で、別れ際に、ボンドはカセットテープを手に入れるのに成功したが、それを隠したまま、ポーラはカセットテープの秘密を隠したまま、それぞれが思惑通りになったと思って分かれた。で、ポーラは走って飛び出して行って、待っていたゴーゴル将軍の車に拾われた。直ぐにカセットテープを再生してみたが、ボンドにカセットテープをすり替えられていて、琴の音色の音楽が流れてきたのだった。で、ゴーゴル将軍もポーラも頭を抱えてしまったのだった。

その頃ボンドは、ポーラから奪ったカセットテープを一人で聴いていて、ゾリンの事務所での会話をしっかりとメモにして情報収集に成功していた。

互いの思惑が見え見えでありながら、互いに上手く相手を誤魔化すのに成功したと思いながら、「東西の緊張緩和」というブラック・ジョークも利いている独特の雰囲気の中、ポーラにとっては任務失敗という悲劇になってしまったのでした。

共通点は、和式の風呂がある場所(「ケータイ刑事」では温泉旅館、「007」ではスパ)で駆け引きが行われて大事なもの(「ケータイ刑事」では(人の)命が、「007」では盗聴した内容が録音されたカセットテープ)が奪われているということ、そしてそこでの一連のやりとりの後を知った人(「ケータイ刑事」では事件の第一発見者となった五代さん、「007」では当事者の1人であるポーラと上司のゴーゴル将軍)が驚いているということ、そしてどちらもその裏に「盗み」(「ケータイ刑事」ではプールの水という物が、「007」では盗聴内容を録音したカセットテープ、則ち情報が)が絡んでいたということである。

一方、相違点としては、「ケータイ刑事」では殺人事件となって人が死んでいる(しかも「ケータイ刑事」では一度に5人というのは大量である。)が、「007」では人は死んでいないということである。

次回も今回と同様に「ある物(できごと)」をテーマにして記す予定です。何が登場するのかはお楽しみに。

 

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

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