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「DOWN AND OUT IN BEVERLY HILLS」 [映画(洋画)]

表題の作品は1985年のアメリカ映画「ビバリーヒルズ・バム」である。日本での劇場公開は1986年9月であった。1932年のフランス映画「素晴らしき放浪者」(原題(フランス語)は「BOUDU SAUVE DES EAUX」、英語タイトルは「BOUDU SAVED FROM DROWNING」)の舞台をハリウッドに移して翻案した作品である。たっぷりと笑えるコメディ作品として仕上げられている。

作品データを記しておくと、時間は105分、原作はルネ・フォーショワ、製作と監督はポール・マザースキー、脚本はポール・マザースキーとレオン・カペタノスの2人、撮影はドナルド・マカルパイン、音楽はアンディ・サマーズである。そして出演は、ニック・ノルティ、リチャード・ドレイファス、ベット・ミドラー、リトル・リチャード、トレイシー・ネルソン、エリザベス・ペーニャ、エヴァン・リチャーズ、ヴァレリー・カーティン、ドナルド・F・ミューヒク、ポール・マザースキー、マイク(犬)、たちである。

高級住宅地のビバリーヒルズ。ハンガーの製造販売で成りあがったデイヴ・ホワイトマンの一家もここに住んでいるデイヴは妻・バーバラとはしっくりいかず、息子・マックスは未来のスピールバーグを目指している。浮浪者のジェリーは愛犬のケルアックに逃げられたことで世を儚んでホワイトマン家に入り込んで、プールに投身自殺をしたが助けられる。ジェリーの話を聞いたデイヴは、どことなく知性が感じられたことで、彼をしばらく家に泊めることにした。すると、神経衰弱気味の飼犬・マチスは直ぐに彼になついた。デイヴはジェリーを美容院そして洋品店につれていって身なりを整えてやる。そしてすっかりホワイトマン家に居すわることになったジェリーは、隠された才能を発揮し始める。ピアノやマッサージの腕は良いこともあって、バーバラと一夜を過ごすこともあった。更に、メイドのカルメンはジェリーの影響で共産主義に傾いていった。そんな所に、東部の大学に通っている娘のジェニーが久しぶりの休みで帰ってきた。大晦日、中国の商工大臣一行をはじめ、マチスの精神分析医、隣家の住人のオーヴィスや会計士のワックスマン夫妻たちを招いたパーティで、マックスはジェリーの忠告に従って、正直にホモ仲間と一緒にパーティに出席して一騒動。が、拒食症だったジェニーが食事をしていることで喜んだが、ジェニーがジェリーと愛し合っていると知ると激怒した。翌日、ジェリーはマチスを連れてホワイトマン一家を出ていった。が、ジェリーは残飯をあさって食べるが、マチスはそれを食べようとせず、仕方なく、ホワイトマン一家に戻って来たのだった。

コメディ作品であるが、ハートフルな所に満ちている作品であって、笑いだけの作品ではない。また、大騒動が起こるコメディであるが、ドタバタ・コメディでもなく、品のある笑いのコメディである。(この辺は、物語の舞台を意識しているのですかね...)

腹を抱えて笑いたいという要求には応えきれないが、ハートフルでほんのりと心温まる所があるだけに、接しやすいコメディと言ったところである。キャストも芸達者な人が集まっているだけに、十分に楽しんで鑑賞できる作品であるだけに、一度は見ておきたい所である。が、LDではリリースされていたが、DVD化されていないのが残念なところである。

 

↓輸入版のビデオです。

Down & Out in Beverly Hills [VHS] [Import]

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  • 出版社/メーカー: Touchstone / Disney
  • メディア: VHS

Down and Out in Beverly Hills [VHS] [Import]

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  • 出版社/メーカー: Buena Vista
  • メディア: VHS
↓オリジナルの1932年のフランス映画はこちら。
素晴らしき放浪者 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: パイオニアLDC
  • メディア: DVD
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  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
  • メディア: DVD

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「DOUBLE NICKELS」 [映画(洋画)]

表題の作品は1977年のアメリカ映画「シャドー55」である。日本での劇場公開は1978年6月であった。B級差品らしい設定と展開のポリス・アクション作品で、バディものの1本である。

作品データを記しておくと、時間は90分、製作と監督はジャック・ヴァセク、脚本はジャック・ヴァセクとパトリス・シューバートの2人、撮影はトニー・シスロとロン・サワデの2人、音楽はマーク・ハンズである。そして出演は、ジャック・ヴァセク、パトリス・シューバート、エド・エイブラムズ、ハイジ・シューベルト、ミック・ブレナン、マイケル・コール、ジョージ・コール、たちである。

ハイウェー・パトロールのスモーキーはノートン・バイクを乗り回していて、相棒のエドと共に海岸線のハイウェイのパトロールを担当していた。が、2人は特に反則切符を切ることもせず、時には女の子を助手席に乗せて警備をしていることも時々あったというコンビであった。そんな2人は、ある日、猛スピードで疾走するベンツの男・ダニエルスに対して、反則切符を切らずに注意だけに留めた。すると、その男は気をよくして、2人に高級車の回収業を手伝うように持ちかけた。回収業というのは、月賦で購入しておきながら、月々の支払いを滞納している者に対して、その車を強制的に回収するというものであった。儲かるということもあって、2人はアルバイト気分でその仕事を公休日にだけ引き受けることにした。そして、最初の回収業を行う日がやってきた。回収する車は'75年型セビルであり、2人は庭師に変装し、素早く回収に成功した。それから、2人の副業は特に問題なく、うまく進んでいった。が、次第にその仕事に疑問を感じるようになり、回収した車について調べてみると、全て盗難届が出ていた。2人はダニエルズに騙されて、車泥棒の実行犯をさせられていたのだった。で、ダニエルスにそのことで問い詰めた。すると、ダニエルスは、ルイスという男に依頼されていることで、自分も騙されていることに気づいた。で、3人はルイスの屋敷に乗り込み、ルイスを逮捕したのだった。

物語としては、取り立ててということのない、よくあるような範疇にあるのだが、カー・アクションはなかなか見所があって、迫力のある走りを見ることが出来る。ただ、本作は30年以上昔の作品ということもあって、現在ではセキュリティなどの点でも技術の進展があるため、劇中に見られるものは、前時代のノリと感覚だと言うことを感じてしまう。(クラシック・カーが登場しなくても、そういう様に感じられるということは、それだけ時代が進歩したと言うことですね...)とは言っても、娯楽作品ということでは十分楽しめるだけに、それはそれで宜しいかと...

 

※かつてはLDでリリースされていた本作であるが、現時点ではDVD化もなく、ビデオソフトも無いようです。ということで、こういうものを拾っておきます。

CAR & MOVIE 爆走×激走×クラッシュ上等! カーアクション映画ぶっちぎり読本 (キネマ旬報ムック)

CAR & MOVIE 爆走×激走×クラッシュ上等! カーアクション映画ぶっちぎり読本 (キネマ旬報ムック)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: キネマ旬報社
  • 発売日: 2011/03/10
  • メディア: 大型本

大追走―長編カー・アクション小説 (カッパ・ノベルス)

  • 作者: 田中 光二
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 1978/10
  • メディア: 新書

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ERASURE『WONDERLAND』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1986年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。元DEPECHE MODE、YAZOO時代から一貫してシンセサイザーを使ったポップなサウンドを生み出しているVINCE CLARKEと、聖歌隊にいたという経歴を持つANDY BELLとのユニットである彼らは、'80's後半から'90's、更に'00'sでも広く親しまれるシンセ・ポップ・グループであるが、そんな彼らの記念すべき最初のアルバムである。また、2011年には、25周年ということで、2枚組となった25周年記念盤もリリースされたアルバムである。チャート成績は、イギリスでは最高位71位であったが、スウェーデンで13位、(西)ドイツで16位を記録している。(アメリカでチャートインしていない。)また、イギリスでは1988年に再発された時には82位、1989年に再発された時には73位を記録している。

収録曲は、本国イギリスとアメリカとでは一部の曲が異なっている。イギリス盤のオリジナル盤は全11曲の収録であり、アメリカ盤は全10曲であった。また、ボーナス・トラックの方も、イギリス盤ハ3曲、アメリカ盤は2曲であって、曲数に差がある。イギリス盤の収録曲は以下の通りである。『Who Needs Love (Like That)』『Reunion』『Cry So Easy』『Push Me Shove Me』『Heavenly Action』『Say What』『Love Is A Loser』『Senseless』『My Heart...So Blue』『Oh L'Amour』『Pistol』。(以下、ボーナス・トラック)『Say What (Remix)』『March On Down The Line (Remix)』『Senseless (Remix)』。

アメリカ盤では、UK盤の4曲目の『Push Me Shove Me』が『Senseless』に置き換わっていて、更にラストの『Pistol』がカットされている。また、ボーナス・トラックとして収録されているのは、『Who Needs Love Like That (The Love That Mix Version)』と『Oh L'amour (The Funky Sisters Remix)』の2曲である。

尚、25周年記念盤のDISC 1はUK盤の全14曲の収録で、ボーナス・ディスクとなるDISC 2には13曲が収録されており、更に17曲収録したDVDもセットになっている。(但し、PAL仕様であるので、日本では普通に再生できない。収録曲は省略する。)

この中からシングル・カットされたのは3曲である。1st.シングルの『Who Needs Love (Like That)』はイギリスで55位、(西)ドイツで48位を記録、アメリカではBillboardのダンス・チャートで8位(HOT 100にはランクインせず)を記録している。2nd.シングルの『Heavenly Action』はイギリスで100位を記録しただけであったが、3rd.シングルの『Oh L'Amour』はイギリスでは85位だったが、スウェーデンで15位、(西)ドイツで16位、アメリカではダンス・チャートで3位を記録している。

お薦め曲は、シングル曲の『Who Needs Love (Like That)』『Heavenly Action』『Oh L'Amour』、それ以外からは『Cry So Easy』と『Say What』をピックアップしておく。

'80'sも後半になっていることもあって、シンセサイザー・サウンドもポップで、「エレポップ」と呼ばれる親しみやすいものである。そして、当然のことながら若々しく、親しみやすいポップで聴きやすいサウンドをたっぷりと堪能することが出来る。また、ANDYのボーカルも当然のことながら若々しく、若さと勢いが感じられる。

ということで、'80'sのシンセサイザーを使った「エレポップ」を楽しむのであれば、しっかりと聴いておきたいアルバムである。尚、たっぷりと堪能しようと思うのならば、25周年記念盤を選んで方が良いでしょう。

 

Wonderland

Wonderland

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Reprise / Wea
  • 発売日: 1987/07/07
  • メディア: CD

Wonderland

Wonderland

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Mute
  • 発売日: 2010/09/01
  • メディア: CD
WONDERLAND

WONDERLAND

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 1994/07/21
  • メディア: CD
↓25周年記念盤はこちら
Wonderland: 25th Anniversary Edition

Wonderland: 25th Anniversary Edition

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMI Import
  • 発売日: 2011/07/04
  • メディア: CD

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ケータイ刑事銭形愛18話[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]

今回からの「銭形愛・裏ネタ編」の増補は第18話の「走れ、五代! ~銭形愛誘拐事件」に突入です。(以前にPART 5まで記しているので、PART 6からということになります。)で、今回はサブタイトルにある言葉から「走れ」について、「誘拐」について、「事件」について記します。尚、「誘拐」は「・12話[裏ネタ編]PART 6」で、「事件」は「・9話[裏ネタ編]PART 5」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。また、この物語に対する過去に記した裏ネタ編は2009/5/17、18、20、21、22付です。

走れ」:「走る」の命令形である。(「走る」は五段活用である。)また「奔る」という表記を刷ることもある。

「走る」とは、自力で移動する際、素速く高速で移動することをいう。「駆ける」と言うこともある。尚、「歩行」(「歩く」)も自力で移動する行為であるが、これは高速ではない。また、「歩く」場合はいずれかどちらかの足の一方は地面に接触しているが、「走る」場合は全く地面に足が接触していない時がある、という違いがある。(これは、四つ足の動物に対しても言えることである。)

それ以外の「走る」としては、「早く流れること」「飛び跳ねること」「逃亡すること」「駆け落ちをすること」「ある方向に傾くこと」「ある方向に通じていること」を言う。尚、特に断り無しに「走る」と言うと、自力で早く移動することを言う。

英語では「Run」、ドイツ語では「Lauf」、フランス語では「Course」、イタリア語では「Corsa」、スペイン語では「Carrera」、ポルトガル語では「Corrida」、中国語では「跑」と言う。

誘拐」:他人を欺して誘い出し、そして連れ去ること、勾引す(かどわかす)ことを言う。その目的は、連れ去った人(主に子どもが多い)の親族から、連れ去った人の命と引き替えに財産を脅し取るというもの(=営利目的の誘拐)が多い。(それ以外の目的(例えば人身売買など)で行われることも、当然ながらある。)

「他人を連れ去る」という行為では、「誘拐」以外にも「拉致」と「略取」と呼ばれる行為がある。「拉致」とは無理矢理連れて行くことを指し、「略取」とは暴力行為によって連れ去ることを言う。「誘拐」は欺して誘い出して連れ去るという行為であるので、「他人を連れ去る」という結果は同じであるが、「拉致」と「略取」とはその方法(手段)が違っていることになる。→子供に対して、「家族が事故にあった」と嘘を言って連れ去るという手口(=誘拐ではよくある手口である。)は子どもを騙しているので「誘拐」となるが、嘘をつかずに力づくで子供を捕らえて連れ去ると「拉致」となり、暴力を使って相手を傷つけてから連れ去ると「略取」となる。尚、この場合、手段が異なっていても行為としては結果的に同じことになる、日本の法律(刑法)では「未成年者略取及び誘拐」というように記されることになる。(連れ去られた時点では、「誘拐」「拉致」「略取」のいずれかは分からず、調べていく内にいずれに該当することになるのかが判明するものである。)

更に細かいことを言うと、「拐(かどわ)かし」または「匂引(かどわか)し」には、「略取」という意味と「誘拐」という意味の両方がある。(子供を欺しても、傷つけて連れ去っても「拐かし」(「匂引し」)ということになる。)現在では「拐かし」の同義語(「誘拐」と「略取」の両方の意味を持っている)として「拐取(かいしゅ)」という言葉がある。

ところで、誘拐事件は様々な犯罪事件の中でも「割の合わない犯罪」として知られている。これは、誘拐事件の犯人の検挙率が他の事件の検挙率よりも高いためである。(戦後、日本で発生した誘拐事件の犯人検挙率は97%を超えている。)

日本で戦後に起こった誘拐事件で未解決なものとしては、グリコ・森永事件の一つである「江崎グリコ社長誘拐事件」(1984年)がある。(この事件は、誘拐されたのが成人男性であり、しかも無事に解放されているという事件であって、誘拐事件の被害者としては珍しい事件でもある。)既に公訴時効を迎えていて、損害賠償の請求を行うにしても民事時効も成立してしまっている。また、誘拐殺人事件では、1987年に起こった高崎市男児誘拐殺人事件が唯一の未解決事件となっている。

これらの事件は「誘拐事件」の中で犯人が検挙できなかった身代金目的の「誘拐事件」及び「誘拐殺人事件」の代表的な事件である。→これらの事件があるため、日本での誘拐事件の検挙率は100%ではないが、これらの事件では、目的である身代金は犯人側に渡っていないので、身代金目的の誘拐事件で身代金がわたった事件では、犯人が逮捕されなかった事件(犯人の立場から言うと「成功した事件」ということになる。)は無い。

この原因は、身代金の取り引きのために姿を現す段階が特に逮捕の可能性を高めることになっているためである。(何せ、この時ばかりは現場に犯人が現れるのですから...)また、脅迫状や脅迫電話などによって誘拐した人の家族に連絡を取るため、これが犯人に繋がる手掛かりを色々と与えることになり、犯人動きが分かってしまうことになる。また、誘拐した相手を何処かに監禁しておくと、その周囲に何らかの手掛かり(「声がした」ということも重要な手掛かりとなる。)を残すことになり、やはり犯人特定の手掛かりを与えることになってしまう。また、誘拐された人が無事に解放されると、犯人に対する様々な記憶があることで、犯人に対する証拠を残すことになる。よって、他の事件と比べて捜査資料が多くなるということで、検挙率が高くなっている。→「誘拐は割に合わない犯罪」と呼ばれる由縁である。

尚、誘拐された人を解放することなく殺害してしまうと、それは「誘拐事件」ではなく「誘拐殺人事件」となって、「誘拐」の場合よりも罪が重くなるのは言うまでも無い。

また、身代金を目的とする拐取以外としては、結婚目的、猥褻目的などがあるが、これらも身代金目的と同様に監禁することになる。監禁しない誘拐としては海外に移送する目的(=人身売買で売り飛ばすというものである。)での誘拐がある。特に海外に対しての人身売買は世界的にも大きな問題の一つとなっている。(貧しい国からは人身売買のブローカーが誘拐にも介在していると言われている。)また、その手段としては「誘拐」「拉致」「略取」のいずれの方法の場合がある。しかし、「身代金目的」での誘拐が一般的である。

そういうことから、身代金目的の誘拐事件は、犯人が身代金の取引現場で、如何にして姿を見せずに身代金を奪い取るのか、ということをポイントとした推理小説や映画、ドラマが数多く作られている。→有名なのは黒澤明監督の「天国と地獄」がありますね。それ以外でもグレン・フォード監督の「誘拐」、そのリメイクでメル・ギブソン主演、ロン・ハワード監督の「身代金」、岡本喜八監督の「大誘拐 ~Rainbow kids」などが有名である。これらは犯人と警察との身代金の受け渡しのやり方が見所になっている。

英語では「Kidnapping」、ドイツ語では「Entführung」、フランス語では「Kidnapper」、イタリア語では「Rapendo」、スペイン語では「Secuestrando」、ポルトガル語では「Seqüestrando」、オランダ語では「Ontvoering」、中国語では「誘拐」と言う。

ちなみに、殺人事件が大半を占める「ケータイ刑事」であるが、「誘拐事件」も必ずある事件として、シリーズではお馴染みの事件の一つとなっている。銭形姉妹が誘拐された物語としては、「・18話」でお姉ちゃまが、「・2nd.15話」で泪ちゃんが、「・1st.5話」でちゃんが、「・2nd.8話」でちゃんが、「M3」ではちゃんが誘拐(拉致)されている。また、銭形の相棒も、五代さんは「・11話」で誘拐され、岡野さんは「・1st.26話」と「M2」で拉致され、松山さんは「・3rd.4話」で拉致され、あさみさんは「・10話」でそれぞれ誘拐されている。→これを考えると、誘拐事件の被害者と無縁なのは零ちゃんと高村さんと言うことになるが、この2人は犯人側から見ても、誘拐する価値がないと思われたのか、誘拐するとヤバイと感じたのか、どちらでしょうか???(尚、零・高村コンビは、誘拐(殺人)事件の捜査をしたことはありました。)

事件」:いくつかの意味があるが、大別すると「事柄」「事項」という意味、日々起こる出来事の中でもめ事となった出来事のこと、若しくは人が何らかの意図を持って、故意に損害を生じさせるなどのような悪い出来事のこと、更に、法的な訴訟事件の省略した言い方の3つに分けられる。

一般的には、故意に損害を生じさせた出来ごととして、犯罪性のあるものと認識されている。(刑事事件になった出来事のこと、及び世間を騒がせた出来事のこと。)

しかし、言葉の定義から、犯罪性のない「事件」も多数ある。(実際はこちらの「事件」の方が件数としては多い。)というのは、特許、商標の登録に関する異議を訴えた場合も「○○事件」と呼ばれるのをはじめ、民事で裁判に訴えたものも全て「事件」として扱われるためである。(離婚調停なども裁判になると「事件」になる。)これは「訴訟事件」のことを略して「事件」と呼ぶためである。(刑事裁判は犯罪性がある事件であるが、民事裁判は犯罪性の無いものが殆どである。→民事と言っても、内容によっては刑事事件の要素があって、犯罪性がある場合も一部にはある。)

また、身近なところでは、市役所/役場で住民票の請求を行っても、これは法的な手続きに従う事項であるため、「事件」と呼ばれることになる。当然、そういう行政サービスを受けることには犯罪性は全く無いのは言うまでも無い。(その後で、それを悪用して刑事事件を起こす輩が居ないこともないですが...)

英語では「Case」、ドイツ語では「Fall」、フランス語では「Cas」、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語では「Caso」(但し、発音は異なる。)、中国語では「事件」または「案件」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

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走れ [教科書にでてくる日本の名作童話(第2期)]

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走れメロス (新潮文庫)

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誘拐 (ちくま文庫)

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誘拐 (双葉文庫)

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  • 作者: 五十嵐 貴久
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2012/05/10
  • メディア: 文庫
誘拐 新装版 (光文社文庫)

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  • 作者: 高木 彬光
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2005/06/14
  • メディア: 文庫
誘拐 (ハヤカワミテリ文庫―スペンサー・シリーズ)

誘拐 (ハヤカワミテリ文庫―スペンサー・シリーズ)

  • 作者: ロバート・B. パーカー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1989/02
  • メディア: 文庫
事件 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ
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事件 (新潮文庫)

事件 (新潮文庫)

  • 作者: 大岡 昇平
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1980/08
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日本凶悪犯罪大全 (文庫ぎんが堂)

日本凶悪犯罪大全 (文庫ぎんが堂)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: イースト・プレス
  • 発売日: 2011/05/31
  • メディア: 文庫
相続人不存在・不在者財産管理事件処理マニュアル

相続人不存在・不在者財産管理事件処理マニュアル

  • 作者: 野々山 哲郎
  • 出版社/メーカー: 新日本法規出版
  • 発売日: 2012/08/03
  • メディア: 単行本

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