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Black Jack21 ~#8:65年後の目覚め [アニメ]

遂に、TVシリーズにドクター・キリコが登場!(この日をどれだけ待ったことか...)また、今回の原作は「浦島太朗」である。BGMは、迷わずに映画「ふたりの黒い医者」のサントラ盤(やっぱり、キリコのテーマとしてはこれしかあり得ないでしょうから...)としました。

イギリスに向かうBJとピノコ。結局は貨物船に潜り込んでイギリス入りをするとは、やっぱりお金がものを言います。(普通、密航がバレると痛めつけられてから差し出されるものですが、相当な金額を払ったから無事に行けたのでしょう。)そういえば、「キャンディ・キャンディ」でも、キャンディがイギリスからアメリカに向かう時、貨物船に潜り込んで密航しましたが、「イギリス」が絡むと密航という物語が生まれるのは何故?

イギリスに到着してシュタイン博士を追うが、紅蜥蜴に襲われる。(それにしても、麝香の香りで気づくというのは、やはり鋭い先生ですね。)が、港に停泊している小型船を利用して、モーターボートで脱出とは、007・James BondなみのBJ先生です。こういう007ばりのアクションというのは、舞台がイギリスになったからなのでしょうか?(紅蜥蜴も、カモメの動きでそこにいると気づくというのも鋭い。)

片田舎の町にドクター・キリコがやってきた。65年前に爆発事故に遭い、それから意識が戻らず、年も取らずに今日に至った叔父・モーガンの安楽死の依頼があったためである。80才になるはずなのに、15才の少年のままのモーガン。キリコも80才の老人ということが信じられない。が、結局は安楽死を行うことなる。

一方、ドクトル・シュタインも医師団を引き連れて、やってきた。その中に西川の姿もある。(どうやら準レギュラーですね...)で、一行は発育が停止しているモーガンを診る。老化を食い止めて若さを保つ研究(アンチ・エイジング)をしているシュタインは研究対象にしたいというが、家族はもう入院させるつもりはないという。で、家まで行ったシュタインたちは、入院費も全額負担することを申し出るが「私の叔父は研究材料ではありません」ということで拒否。が、西川は、「患者の意識が戻ったとしたら」ということで、手術することを提案する。(が、やっぱりBJに頼るのですね。)で、メールをBJに送る西川。(BJのメールアドレスは「bj21@yt…」って、よみうりテレビ?)また、以前にBJが西川に渡した連絡先というのは、このアドレスだったんですね。

BJもシュタインを追っ手同じ田舎町にやってきたが、西川が診て欲しい患者がいる、ということでモーガンを診せる。見込みは3、4%で、20万ポンドを要求し「無駄なオペはしたくない」ということで、さよなら。夜、レストランでピノコと食事をしているが、そこでドクター・キリコと出会う。で、キリコの患者がモーガンだと気づいたBJ。(こうなると、BJも変わります。) 

安楽死を実行するためにモーガンの元にやってきたキリコ。準備を整えてスイッチを入れるが、BJが現れ、手術を行うことを告げる。24時間の猶予をもらい、BJは手術を開始する。手術は12時間にも及び大手術となり、無事に終了する。で、約束の時間(夕方の6時)まで眠るBJ。

夕方、モーガンの目が動いた。ということで、彼は65年ぶりに意識を取り戻した。が、65年間眠り続けたことを知らされた彼はショックを受け、起こしたことを非難する。が、それから彼は急速に老化が進み、老衰で息を引き取ってしまう。

シュタインもモーガンが死んだことを知るが、今度は彼が倒れてしまう。駆けつけたBJは手術しようとするが、「フェニックス病」で治らないと告げる。で、息を引き取る前に知っていることをBJに語る。間黒男という本名は当然知っていて、BJの手術は彼が本間博士に薦めたものだった。また、あのころシュタインたちは人間の寿命を延ばす研究を行っていて、実践したのが本間博士だった。そして、BJが持っていた写真に写っている1人の男を指さし、ニューヨークのバート病院にいるドクトル・ジョルジュが全てを知っていると告げると息を引き取る。で、BJはこの田舎町を去っていく。(で、次回は欧州からアメリカへ舞台が移ります。)

 

映画「ブラック・ジャック『ふたりの黒い医者』」オリジナルサウンドトラック

映画「ブラック・ジャック『ふたりの黒い医者』」オリジナルサウンドトラック

  • アーティスト: 冨田勲, サントラ
  • 出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
  • 発売日: 2005/12/21
  • メディア: CD

↓「アンチ・エイジング」に関して

最先端のアンチ・エイジング医学

最先端のアンチ・エイジング医学

  • 作者: テリー・グロスマン
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2004/07/22
  • メディア: 単行本

アンチ・エイジング医学―日本抗加齢医学会雑誌 (Vol.2No.1(2006.2))

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: メディカルレビュー社
  • 発売日: 2006/04
  • メディア: 単行本

不老不死のサイエンス

不老不死のサイエンス

  • 作者: 三井 洋司
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/03
  • メディア: 新書

不老不死の追求

不老不死の追求

  • 作者: 高杉 征樹
  • 出版社/メーカー: 文芸社
  • 発売日: 2005/11
  • メディア: 単行本

↓「007」はイギリス秘密諜報部所属です。

007 製作40周年記念限定BOX

007 製作40周年記念限定BOX

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2004/08/20
  • メディア: DVD

↓ドクター・キリコと言えばこれを忘れてはいけませんね。

劇場版「ブラック・ジャック 二人の黒い医者」

劇場版「ブラック・ジャック 二人の黒い医者」

  • 出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
  • 発売日: 2006/07/14
  • メディア: DVD


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DOLLY PARTON『9 TO 5 AND ODD JOBS』(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題のアルバムは1980年に発表されたものであり、映画「9時から5時まで」(原題:「9 TO 5」)のサントラ盤である。長いキャリアのある彼女であるが、映画出演はこれが初めてであり、楽しんで出演していました。また、当時は出演者がそのサントラ盤を受け持つということはよくあることで、MTV登場により、サントラ盤が豪華アーティストの競演といったオムニバス盤といったものに変わる前の主流の形である。本アルバムは映画のヒットと共にヒットを記録して、1981年のBillboard年間アルバム・チャートでは40位、レギュラー・チャートでは最高位11位を記録するヒットとなった。

映画の方は、コリン・ヒギンズ監督、ジェーン・フォンダ主演で、共演はドリーの他にはリリー・トムリン、ダブニー・コールマンたちである。物語は、ロスの大企業に勤める3人のOLが横暴なボスにこき使われているのを復讐する、といったもので、コメディ・タッチで描かれている。(社会風刺もある、ちょっと楽しくなる作品です。)

音楽の方は、その映画の主題歌である『9 to 5』で幕が上がる。元々カントリー畑の彼女であるが、カントリー・テイストを残しながらもポップで楽しい一曲となっている。コメディ・タッチの映画であるだけに、主題歌はコメディ・タッチかと思ってしまうが、そうではなく、楽しい雰囲気を持っていると言うことで、なかなかいい味を出していました。尚、この曲がヒットしていた当時、SHEENA EASTONも同名異曲をシングルとしてリリースしていたが、両者共に大ヒットをしたこともあり、SHEENAの方は「Morning Train(Nine to Five)」というように曲名が変更されたというのは有名な話である。

以下、彼女の持ち味を生かしたボーカル・ナンバーが続くことになるが、『Hush-A-Bye Hard Times』から『House Of The Rising Sun』『Deportee(Plane Wreck At Los Gatos)』『Sing For The Common Man』と、いずれもが良い味を出していて、じっくりと聴かせてくれる。

さらに『Working Girl』『Detroit City』『But You Know I Love You』『Dark As A Dungeon』『Poor Folks Town』と、バラード調のじっくりと聴かせる曲、カントリー・テイストの曲、ポップで楽しい曲というように、女性ボーカル・アルバムとしても楽しめる内容の曲が収録されている。

本アルバムは、映画のサントラ盤でもあるので、映画の方を抜きにしては語れない所があるのもまた事実である。が、この後にサントラ盤は豪華アーティストが集うといった形が主流を占めるようになるが、1個人のアルバムがサントラ盤としてリリースされるという形のサントラというのも味があるものである。(このタイプのサントラ盤は絶滅したわけではないですが...)本アルバムは、映画の方も鑑賞することで、ドリーにたっぷりと浸ることが出来るものでもあり、こういうタイプのサントラ盤もしっかりと出てもらいたいところである。

 

9 to 5 and Odd Jobs

9 to 5 and Odd Jobs

  • アーティスト: Dolly Parton
  • 出版社/メーカー: RCA
  • 発売日: 1999/08/24
  • メディア: CD

↓映画のDVDです。

9時から5時まで

9時から5時まで

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2006/03/10
  • メディア: DVD


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DONNA SUMMER『BAD GIRLS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1979年に発表されたものであり、大ヒットを記録したアルバムであり、彼女の代表作である。Billboardのチャートでも、1週間1位を獲得した後、一旦1位の座を明け渡すが、その後1位に返り咲き5週間、通算で6週間全米No.1の座を獲得する大ヒットを記録している。また1979年の年間アルバム・チャートでは8位、翌1980年でも年間94位に入っている。当時はディスコ・サウンドの嵐が吹き荒れていて、それを象徴する曲である『Hot Stuff』『Bad Girls』は本アルバムから生まれた全米No.1ソングであり、「ディスコの女王」の名前を欲しいままにすることにもなった。内容もあり、まさに時代を象徴するアルバムである。(しかも、ボリュームもたっぷりとあり、2枚組のアルバムです。)

まずは全米No.1の座を獲得した『Hot Stuff』『Bad Girls』という時代を象徴する曲でスタートする。この2曲は1979年のBillboard年間シングル・チャートでも上位にランクインしていて、前者は7位、後者は2位というように、年間チャートでトップ10に入っている。共にテンポの良いリズミカルな曲であり、前者はCMソングにも使われたことから、誰でも耳にしたことがあるであろう。ということで、最初からトップ・ギアに入る事になる。続いては『Love Will Always Find You』が続き、更に『Walk Away』でもノリまくることが出来る。

続く『Dim All The Lights』はカントリー・テイストのする一曲であり、ディスコ・サウンド一辺倒でないところも本アルバムの奥深いところである。更に『Journey To The Center Of Your Heart』『One Night In A Lifetime』『Can't Get To Sleep At Night』と、今度はボーカリストとしても聴かせてくれる曲が続く。で、このペースは続くバラード調の『On My Honor』『There Will Always Be A You』『All Through The Night』へと続き、彼女のボーカリストとしての奥深さを証明している。これらの曲でもパワフルでエネルギッシュなボーカルをたっぷりと聴かせてくれる。

続く『My Baby Understands』からはまた最初のペースに戻り、当時としては新しい音であるテクノを意識した『Our Love』になると、ディスコ・クイーンの座で満足せずに、新たなジャンルにも挑むと言うことを忘れずにいることが伺える。更に『Lucky』から『Sunset People』へと続き、エネルギッシュなところもたっぷりと披露してくれて、心地良さを与えてくれる。

'70's終盤のディスコ・ブームは、世界的な規模に発展したこともあり、良い点悪い点が多く語られているが、本アルバムの前では、そういう議論は吹き飛ばされてしまうだけの迫力がある。まさに、時代を象徴するアルバムである。'70'sのディスコ・サウンドは各種オムニバス盤が数多くリリースされているが、本アルバムはそういうオムニバス盤にも負けないものであり、本アルバムを聴かないことにはディスコ・サウンドを語ることは出来ない。(尚、本アルバムにはバラード系の曲もあるが、そこはディスコ・クイーンの彼女のボーカリストとしての根性を垣間見ることが出来る。)たっぷりと堪能しましょう!

尚、本アルバムには「DELUXE EDITION」がリリースされていて、こちらはCDの2枚組となっている。DISC 1 には1曲のボーナス・トラックが追加収録されていて、16曲が入っている。また、DISC 2はディスコ・サウンドとしてヒットした曲のリミックス・バージョンがたっぷりと9曲収録されている。たっぷりと堪能するには、こちらを入手するのもまた良いでしょう。

 

Bad Girls

Bad Girls

  • アーティスト: Donna Summer
  • 出版社/メーカー: Casablanca
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

↓「DELUXE EDITION」はこちらです。

Bad Girls

Bad Girls

  • アーティスト: Donna Summer
  • 出版社/メーカー: Mercury / Universal
  • 発売日: 2003/07/29
  • メディア: CD


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