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GROVER WASHINGTON Jr.『WINELIGHT』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1980年に発表されたものであり、'80'sに差し掛かる少し前から「フュージョン」というものに注目が集まることになったが、本アルバムはそのジャンルにおける代表的な大ヒットとなった有名なアルバムである。また、セールスの方も校長であり、1981年のBillboard年間アルバム・チャートでは13位に、レギュラー・チャートでも最高位5位を記録する大ヒットを記録している。また、本アルバムからは、何と言ってもあまりにも有名な『Just The Two Of Us』があり、この曲は1981年のBillboard年間シングル・チャートでは18位、レギュラー・チャートでは最高位2位を記録する大ヒットとなり、その爽やかなサックス・サウンドは広く知れ渡っている。フュージョンと言えば、インスト・ナンバーだという雰囲気があるが、本アルバムではボーカルをフューチャーした『Just The Two Of Us』があまりにも有名であり、「フュージョン・アルバム」では無いという印象があるのもまた事実である。が、彼のサックス・プレイを中心とした大人のフュージョンである。(ロックの世界ではA.O.R.という大人の鑑賞に堪えるロックがあるが、それのフュージョン版と言えばお分かり頂けるであろう。)また、豪華な顔ぶれのアーティスト達が集まっているということで、彼のサックス・プレイと共に聴き所が満載のアルバムである。

まずはアルバム・タイトル・ナンバーである『Winelight』でスタートし、『Let It Flow(For "Dr. J")』『In the Name Of Love』『Take Me There』と続く。本アルバムでは、やはりシングル・ヒットを記録した続く『Just the Two of Us』ばかりに注目が集まるが、ちょっとお洒落に響くテンポの良さと小気味よさが親しみやすく届き、とてもいい雰囲気を醸し出してくれる。ちょっとした時のBGMとして流れていたら、作業の方もはかどるのではないか、と感じさせてくれる優しい曲が続いている。(いや、聴き惚れてしまい、逆に手が止まってしまうか...)

で、続くそのヒット曲である『Just the Two of Us』は、BILL WITHERSのボーカルがうまくメロディに融け込んでいて、じっくりと聴かせてくれる。メロディの方も綺麗であり、都会的なスマートさとちょっと背伸びをした大人の雰囲気に満ちた一曲である。そして、ライトを飾るのは『Make Me a Memory(Sad Samba)』であり、ここでも彼のサックス・プレイがいい味を出している。

本アルバムは都会的なセンスを匂わせる彼のサックス・プレイが輝いているが、それだけではなく一流ミュージシャンたちが醸し出すサウンドに酔いしれることになり、お洒落な都会の夜という雰囲気を活きに演出してくれる曲が次々と登場する。尚、本アルバムが大ヒットを記録したことで、本アルバムの続編となるアルバム「COME MORNING」が翌1981年にほぼ同じメンバーが再結集して製作されてリリースされているが、こちらの方は内容的には今ひとつであった。(やはり、「二匹目のドジョウ」とはならないものです。)が、お洒落なセンスはあり、本アルバムと共に耳にされるのもわるくはないでしょう。(でも、本アルバムと一緒に聴いたら、クオリティの佐賀はっきりと出てしまいますが...)少なくとも本アルバムは、『Just the Two of Us』の1曲があるだけでも聴く価値があるアルバムである。お手元に置かれておくのがよろしいかと...

この記事は、本Blogがトラブルにより新規投稿が出来なくなった間にミラー版に先にUPしたものであり、ミラー版への投稿時間にあわせています。

 

Winelight

Winelight

  • アーティスト: Jr. Grover Washington
  • 出版社/メーカー: Elektra
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

↓DVD-AUDIO でもリリースされています。

Winelight

Winelight

  • アーティスト: Jr. Grover Washington
  • 出版社/メーカー: Rhino
  • 発売日: 2002/03/26
  • メディア: DVD Audio
 
↓次作の「COME MORNING」です。
Come Morning

Come Morning

  • アーティスト: Jr. Grover Washington
  • 出版社/メーカー: Elektra
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

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GENESIS『GENESIS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1983年にリリースされたアルバムであり、3人になったGENESISのアルバムとしては評価の高いアルバムである。本アルバムは1984年のBillboard年間アルバム・チャートでは34位、レギュラー・チャートでは最高位9位を記録する大ヒットとなっている。かつてのGENESISはプログレというジャンルに区分されるが、P.ゲイブリエル(筆者は発音を考慮して「ガブリエル」とは表記しません。)脱退で、P.コリンズが中心となったGENESISのサウンドはポップなものとなり、かつての「プログレ」と言われるサウンドとは完全に変わることになった(時にはプログレ系のサウンドも奏でてくれていますが...)が、ここまでサウンドが変化したグループというのもまた珍しい。それにしても、ソロとして、GENESISとして、P.コリンズは八面六臂の活躍をしていた当時のアルバムであり、とても聴きやすいアルバムである。

まずはLPではA面に収録されている4曲のパートであるが、この部分はかつてのGENESISサウンド(プログレ)を意識した音作りとなっていて、ちょっとしたドラマを感じるものである。で、曲の方は『Mama』でスタートとなる。この後、シングル・ヒットとなった『That's All』(1984年のBillboard年間シングル・チャートでは52位、レギュラー・チャートでは最高位6位を記録した。)、2曲で一つの楽曲となっている『Home By The Sea』『Second Home By The Sea』が続く。

以下はLPではB面ということになるが、ここからはサウンドの傾向が変わり、ポップなサウンドが中心となる。まずは『Illegal Alien』であるが、とにかく明るい一曲である。(が、これがコリンズ・GENESISのサウンドということになる。)尚、この曲はシングル・カットもされている。続いては『Taking It All Too Hard』が続き、ポップで聴きやすい一曲である。更に『Just A Job To Do』から『Silver Rainbow』『It's Gonna Get Better』とポップな曲が続く。

本アルバムは2つのGENESISのサウンドがあり、LPであればなかなか考えられた構成と言うことが出来るが、CDで聴くとなると、4曲目と5曲目の間に少し間が欲しくなってくる。(でも、本アルバムが発表された当時は、CDは世の中に登場していたが、まだまだLPの時代である。)こうして考えると、LPとCDでは一枚のアルバムの姿を全く違ったものとして表現することになったということが分かる。CDによってアルバムが変わったということを強く感じさせてくれるアルバムである。(こういうアルバムも「黄金の1983年」産というのだから、この年に発表になったものはやはり奥深い...)

この記事は、本Blogがトラブルにより新規投稿が出来なくなった間にミラー版に先にUPしたものであり、ミラー版への投稿時間にあわせています。

 

Genesis

Genesis

  • アーティスト: Genesis
  • 出版社/メーカー: Atlantic
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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もう滅茶苦茶、So-net Blogは「エラー」表示を見るためのものである! [ETC.(その他)]

本日6/12は、So-net Blogの大規模メンテが行われたが、いつものようにメンテ明けから「エラー」が多発していて、まともではない状態になっている。(毎度の「メンテ後」の重症状態である。→毎度、同じことの繰り返しであり、学習機能というのが事務局& 開発者には無いのか?)その後も小刻みにメンテを行っているが、一体どういう設計をしているのか。これは素人以下のやることであり、企業がやることではない。(何せ、何をしても「エラー」となる方があまりにも多く、まともに表示される方が遙かに少ないのだから、異常を通り越している。)エラーが発生いたしました」という画面を見るためにアクセスしていると言った方が正しい表現である。いくら「ベータ版」だからと言っても、あまりにも酷すぎる。(例のエレベーター会社と引けを取らない酷さである。)

しかも、その後、新規記事(FRIDA の記事です。)をUPしたら、同一URLで2つも記事が投稿されるというトラブルが発生し、その記事の削除/編集を一切受け付けない。(更に、新規作成も受け付けなくなった。)これも異常である。→メンテでここまで酷くなるとは、もう論外もいいところである。

(6/14 17:20加筆&修正)
尚、「FRIDA」の記事が同一URLで二重投稿になった件ですが、投稿時間は百分の一秒まで完全に同じ時間であったが、一つは異なるURLとなって、受信が一日半かかって行われた模様である。よって、新規記事のデータ受信中ということで、その記事の閲覧/編集が出来なかったことが原因と思われる。(So-net Blog事務局がどういう回答を送ってくるのかが楽しみである。)

尚、この記事にアクセス(ここをクリックして見て下さい)[URLを変えたので、現在はこのリンク先に記事はないので、リンクを解除しました。(6/14 17:20修正)]して、正しく表示された方はいらっしゃいますか?(FRIDAの記事が表示された方はご報告下さい。記事管理画面で、記事をUPしてから一日近くなるが、いまだに閲覧数は「0」のままで凍り付いていて、私も正しく表示されたことは一度もない。→一度も正常表示されていないと考えて良いでしょう。)しかも、同じURLで2つの記事が存在するなんて、ついにSo-net Blogは狂ってしまいました。(この後、「新規作成」も「エラーが発生いたしました」という画面行きのリンクに陥った。)

また、案内の方には「So-net blogにアクセスしづらい」と記されているが「しづらい」のではなく「出来ない」が正解である。(日本語も正しく使えないのですかねぇ~)

ということで、しばらくはミラー版の方をメインとすることにします。(こちらには後日まとめてUPするということで、しばらくは新規記事の追加を停止します。→やりたくても出来ない)尚、「閲覧専用」という位置づけであるミラー版ですが、6/10の記事以降はTBとコメントを受け付ける様にしました。また、本Blogの方は、TBの受付を拒否のままにします。(各記事にTB URLが表示されていますが、現在は全て拒否するようになっています。)

(6/14追記)
本BlogのTBの受付拒否を14:15に解除しました。しかし、エラーが多発するようだと、再び「拒否」とする可能性があります。

6/10以降の記事はこちらではなく、「ミラー版」の方をご覧下さい。

ミラー版はここをクリックしてください。

※まともになったら、この記事は削除しようと思っていたが、ここまで酷いということを残すために、「本日は」から「もう滅茶苦茶、「エラー」を見るためのアクセスではないぞ!」というタイトルに改題したものを更に改題して、加筆を行い、残すことにしました。

※本件のコメントは、日頃から同じ思いをされているであろうSo-net Blogユーザーのみに限らせていただきます。(変な英文のみのスパムもあったため)

※コメントありがとうございます。ログインも自由に出来ないこともあり、レスがなかなか出来ませんが、ご容赦下さい。尚、So-net BlogにUPした記事の数が少ない方、または時間の短い方は、迷わずに他社Blogに引っ越しされる方がいいでしょうね。何せ、月一のメンテの度にこんな事態が起こっていますから...

※来月のメンテの時も、同じようなことが起こるのでしょうね。ここに記したことが、「そんなことがあったなぁ」という笑い話になってくれたらいいのですが...

・この記事は「ミラー版」にはUPしていません。


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FRIDA『SOMETHING'S GOING ON』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムはABBAのメンバーであるFRIDAが1982年に発表した英語で歌う1st.ソロ・アルバムである。ABBAでの美しいハーモニーを中心とした優しいサウンドとは異なり、女性シンガーとしての側面を前面に出していて、一人のアーティストとしてのアルバムに仕上がっていて、ロック系、ポップス系の曲が詰まっている。また、本アルバムからは、ABBAメンバーのソロとしては唯一、全米TOP 20に入るシングル・ヒット(『I Know There's Something Going On』です)が生まれている。本アルバムでは、ABBAではない一人の女性シンガーとしての彼女の魅力を堪能できる一枚である。

まずはロックのリズムに乗った『Tell Me It's Over』でスタートする。いきなりロック・サウンドということで、ABBAのイメージがある彼女だが、違うものだということを感じさせてくれる。続く『I See Red』からはポップな曲となるが、ABBAとはやはり違うポップスである。続く『I Got Something』は聴きやすいポップ・ナンバーであり、続く『Strangers』から『To Turn The Stone』でも引き継がれている。

続く『I Know There's Something Going On』はシングル・カットされてヒットを記録し、1983年のBillboard年間シングル・チャートで20位にランクインしており、レギュラー・チャートでも最高位13位を記録する、というヒットを記録している。(レギュラー・チャートでの最高位がTOP10に入らずに年間でこの位置にいるということは、長期ヒットになったということでもある。)この曲もABBAのサウンドとは全く違うサウンドであり、パワフルでエネルギッシュな彼女の姿を堪能できる。続く『Threnody』はポップであり、『Baby Don't You Cry No More』はバラード調の聴かせる一曲、続く『Way You Do』はとてもポップな一曲、『You Know What I Mean』も聴かせてくれる一曲、そしてラストの『Here We'll Stay』はPHIL COLLINSとのデュエット・ソングということで、これもまた聴かせてくれる。

ABBAのファンにとったら、ABBAサウンドとは全く違うということもあり、本ソロ・アルバムは賛否が分かれるところであるが、一人のシンガーとして考えたら、グループはグループ、ソロはソロということで、異なるサウンドを聴かせてくれるということは大いに評価して良いものであると筆者は考える。本アルバム発表時には既に実質的に解散状態になっていたABBAであるが、異なるジャンルに挑むと言うことはそれだけ幅が広がることにも鳴るので、積極的に行ってもらいたいところである。で、本アルバムではポップなサウンドを中心として、ロック寄りのもの、ボーカルを主体にしたもの、聴かせてくれる曲、と言うようにバラエティにも富んだ内容となっていて、女性シンガーのソロ・アルバムとしたらなかなか良くできたアルバムでもある。尚、ABBAサウンドを期待する方にはお薦めしないが、一人の女性シンガーのアルバムとして聴くだけの価値はある一枚である。

 

Something's Going On

Something's Going On

  • アーティスト: Frida
  • 出版社/メーカー: Polygram International
  • 発売日: 1999/03/16
  • メディア: CD

↑US盤 |UK盤(2曲のボーナス・トラックあり) ↓

Something's Going On

Something's Going On

  • アーティスト: Frida
  • 出版社/メーカー: Polydor
  • 発売日: 2005/06/20
  • メディア: CD


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