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KOOL & THE GANG『CELEBRATE!』(簡易版) [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1980年に発表されたものであり、'70's終盤の世界的ディスコ・ブームのサウンドを受け継いでいて、新たな時代である'80'sにチューンナップした感じのダンス・チューンが中心のアルバムである。とにかく、聴いていると楽しくなってくるサウンドである。(でも、'70'sの彼らのサウンドとは随分と変わりました。)また、本アルバムは、1981年のBillboard年間アルバム・チャートでも19位にランクインしており、レギュラー・チャートでは最高位10位を獲得するヒットを記録している。

収録されているのは以下の8曲である。『Celebration』『Jones VS. Jones』『Take It To The Top』『Morning Star』『Love Festival』『Just Friends』『Night People』『Love Affair』。この中では、アルバム・タイトル・ナンバーである『Celebration』がシングル・チャートで2週連続No.1となる大ヒットを記録していて、1981年のBillboard年間シングル・チャートでは堂々6位にランクインしている。楽しいパーティ・ソングであり、リズミカルでテンポの良いダンサブルな一曲であるが、'70's終盤の世界的ディスコ・ブームのサウンドとは別物である。(こういう所も、やはり「'80's」になったということを感じさせてくれる。)この曲以外では、ちょっとお洒落で大人の雰囲気のする『Morning Star』と『Love Affair』をお薦め曲としておく。

本アルバムが発表された当時は、「ポスト・ディスコ・サウンド」ということで、新しいサウンドが次々と生み出され、百花繚乱というような状態であったが、全米No.1に輝く曲を放ったと言うことは、そのサウンドが大きく受け入れられたと言うことになる。一部にはこなれていないといった所も見受けられるが、新しい'80'sという時代の幕開けを語る上では欠かすことの出来ないアルバムである。

※本記事に「(簡易版)」とあるのは、このアルバムについては詳細に記した記事が別にあるためです。(そちらをご覧になる場合は、ここをクリックして下さい。)

 

Celebrate!

Celebrate!

  • アーティスト: Kool & The Gang
  • 出版社/メーカー: De Lite
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

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KIM WILDE『KIM WILDE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1981年に発表された彼女のデヴュー・アルバムである。この時から彼女のアルバムは、基本的に、父と弟の作による楽曲を歌っていて、家族で彼女を送り出しているというスタイルが続いている。本アルバムからは、何と言っても『Kids In America』のヒットが生まれていて、'80'sという新しい時代の新スターの座を獲得することになった。サウンドは、この時はポップで元気のあるものであり、とても親しみやすいものである。

収録されているのは、『Water On Glass』『Our Town』『Everything We Know』『Young Heroes』『Kids In America』『Chequered Love』『2-6-5-8-0』『You'll Never Be So Wrong』『Falling Out』『Tuning In Tuning On』の10曲である。この中では、やはり大ヒットを記録した『Kids In America』を忘れることは出来ない。この曲は1982年のBillboard年間シングル・チャートでは91位、レギュラー・チャートでは最高位25位というスマッシュ・ヒットとなった。「第二次ブリティッシュ・インベージョン」の波というものもあったが、当時はまだこの言葉は確立していなかったが「エレ・ポップ」という雰囲気のあるロック・サウンドはクールな印象を与えていて、時代をリードすることになる。また、シングル・カットされた『Water On Glass』『Chequered Love』は、基本的にはエレ・ポップ路線であるが、楽しいポップスというサウンドであり、楽しいものである。そして、もう一曲お薦め曲と言うことでは、'90'sに入ってからよりその魅力を放つことになる彼女の歌唱力を感じさせる『Everything We Know』が、ゆったりとしたレゲエのリズムに乗って、たっぷりと聴かせてくれていて、必聴の一曲である。

彼女は1987年に『You Keep Me Hangin' On』という全米No.1ヒットを放つことになり、女性アーティストとして花開くことになるが、本アルバムでは素質は感じるが、女性アーティストと言うよりも元気な女の子といった所が前面に出ていて、その元気さを大いに感じることが出来ることで活きの良さを感じることになる。が、明るく楽しいポップスでは「元気」というのは欠かすことの出来ない一つのファクターであり、ツボを抑えているという所は流石である。本アルバムは、'80'sサウンドを楽しむためと言うよりは、'80's後半から'90'sに活躍したKIMの若い頃を知る、といった意味合いで接した方がよろしいのではないかと...('90'sの彼女のサウンドとは少し違っていますから...)

 

Kim Wilde

Kim Wilde

  • アーティスト: Kim Wilde
  • 出版社/メーカー: Disky
  • 発売日: 2004/01/01
  • メディア: CD


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KIM CARNES『MISTAKEN IDENTITY』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1981年にリリースされたものであり、大ヒットを記録したアルバムである。現在では6曲のボーナス・トラックが追加されたものがリリースされているが、本アルバムの全10曲の後にボーナス・トラックとして追加収録されたものであり、本アルバムがベースとなっている。(やはり、本アルバムが彼女の代表作ということである。)本アルバムは4週に渡り全米No.1の座を獲得し、1981年のBillboard年間アルバム・チャートでも15位にランクされている。本アルバムからは、1981年の年間シングル・チャートで1位を獲得した『Bette Davis Eyes』という大ヒット曲が出ている。(5週連続1位の後、1週間だけ1位を譲り、再び1位に返り咲き4週間、トータルで9週間No.1の座に君臨し続けた。)尚、BETTE DAVISと言えば、1908年に生まれ、1989年に亡くなった大女優で、「青春の抗議」と「黒蘭の女」で2度のアカデミー主演女優賞若く得した名女優であり、瞳が印象的な女優さんです。(曲で歌われた通りです。)

収録されている曲は以下の10曲である。『Bette Davis Eyes』『Hit And Run』『Mistaken Identity』『When I'm Away From You』『Draw Of The Cards』『Break The Rules Tonite(Out Of School)』『Still Hold On』『Don't Call It Love』『Miss You Tonite』『My Old Pals』。また、6曲のボーナス・トラックとして収録されている曲は、『More Love』『Invisible Hands[Dance Mix]』『Voyeur』『Crazy In The Night(Barking At Airplanes)』『I Pretend』『Don't Fall In Love With A Dreamer』で、『Don't Fall In Love With A Dreamer』はカントリー界の大御所KENNY ROGERSとのデュエット・ソングである。

基本的にはカントリー・テイストの楽曲であるが、『Bette Davis Eyes』などはロックのテイストのあるポップな一曲であり、女性ボーカリスト・アルバムとしてもバラエティに富んだ構成となっていて、親しみやすさがある。また、ボーカルを中心とした所はじっくりと聴かせてくれるものとして十分なクオリティに仕上がっている。特にハスキーな彼女のボーカルというのは、味があって表現力も秀逸である。

尚、6曲のボーナス・トラックは、彼女のヒット曲を持ってきたものであるが、KENNY ROGERSとのデュエットである『Don't Fall In Love With A Dreamer』(1980年のBillboard年間シングル・チャートで31位、レギュラー・チャートでの最高位は4位を記録している。)は聴かせてくれる名曲であるが、'80's前半のKENNY ROGERSって、KIM以外にも女性シンガーとデュエットをして、複数のデュエット・ソングのヒットがあります。が、しゃがれ声の御大・KENNYとハスキー・ボイスのKIMのデュエットというのは、なかなか面白いものです。(これから聴くというのであれば、ヒット曲がボーナス・トラックとして収録されているものの方が良いでしょうね。)

 

Mistaken Identity Collection

Mistaken Identity Collection

  • アーティスト: Kim Carnes
  • 出版社/メーカー: Razor & Tie
  • 発売日: 1999/03/23
  • メディア: CD

↑ボーナス・トラックあり | ボーナス・トラックなし ↓

Mistaken Identity

  • アーティスト: Kim Carnes
  • 出版社/メーカー: Capitol
  • 発売日: 1991/07/01
  • メディア: CD

↓BETTE DAVISがアカデミー主演女優賞を受賞した作品の映画ソフトです。

黒蘭の女(字)

  • 出版社/メーカー: ビデオメーカー
  • 発売日: 1999/11/10
  • メディア: ビデオ

青春の抗議(字)

  • 出版社/メーカー: ビデオメーカー
  • 発売日: 1999/11/10
  • メディア: ビデオ


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ケータイ刑事銭形舞1話 [ケータイ刑事]

MBSの放送は、今週から「銭形舞」となった。(5月下旬発売の月刊のTV雑誌では「銭形雷」となっていたが、本家BS-iでは「銭形雷」は7月からは2nd.シリーズとなって続くことから、やっぱり「待った」がかかったのでしょうかね...)本作については、去年の12月以降、BS-iの再放送に合わせて、8話以降について記したが、前半については記していなかったので、今回のMSBでの「再放送」に合わせて記すことにする。(ただ、「銭形零」の時は水曜夕方にUPしていたが、これからは木曜日になってからUPすることにします。(これから書くということは、「」や「」と同様に長文になります。)また、8話以降についてはどうするかは、現時点では分かりませんが...)

今回の物語は、BS-iでの本放送の時、前作「銭形愛」の終了から半年のブランクがあり、復活したところでありましたが、第1話ということで「シリーズもの」としてのお約束が随所にあり、ここから後の「泪」「零」「雷」へと受け継がれていくという形が生まれました。物語としたら「銭形愛」よりもこじんまりと纏まった感じになりましたが、ポップで明るく楽しい「ケー刑事・ワールド」に新たな一面を加えることになりました。尚、BS-iでの放送は2003年10月~2003年12月ということだったので、既に本放送から2年と8ヶ月半が経過しており、その後、BS-iでも地上波でも放送されているということなので、今更なのだが、このシリーズを記している以上、やはり書くことにします。ということで、本編のスタートです。

パエリア田中のダンス教室で踊っている舞ちゃん。フィニッシュを決めると、それを見ている教室の生徒と講師のパエリア田中が拍手をし「素晴らしいわ」とパエリア田中。(このパエリア田中、そっちの気のあるキャラです。)が「違うな、新人。ヒップホップの命は腰だ!」と言って、五代さんが現れる。そして舞ちゃんを押しのけて「ミュージック、スタート!」と言ってダンスの見本を見せる。が、舞ちゃんはパエリアの側に行くと「あれ、本当にダンスなんですか?」が、パエリアは「いいのいいの、気にしないで。」と言い、これに続けて「あれでも警視庁の刑事さんなのよ」って、別にそんなことはどうでもいいと思うのですが... さらにパエリアは、五代さんは先輩であり、スペインの女の子に恋しちゃって、ダンスでくどくんだってと、五代さんの目的を教えてくれる。が、舞ちゃんは「スペインならフラメンコじゃあ...」→それはそうですが、流行りのサウンドでも別に構わないとも思いますが... (ということで、これが舞ちゃんと五代さんのファースト・コンタクトでした。)

自分が元刑事で、ダンスが好きでこっちの道に進んだことを舞ちゃんに語ったパエリアは突然「大変!汗、じっとしてて...」と言って、舞ちゃんの首筋の汗を拭こうとするが、当然舞ちゃんは「自分で拭きますから...」って、当たり前です。(そっちの気があるキャラのパエリア田中も、若い舞ちゃんには...なんですね。)そうしていると「おはようございます」と言って、青山樹里がやってくる。で、彼女は五代さんに相談があるということで、五代さんと一緒に教室から出て行きロビーへ移動する。その様子を見ていた舞ちゃんは「五代?刑事?」ってことから「嘘?」と、気がつきました。

樹里は自分に届けられた脅迫状を五代さんに見せる。それには「見ちゃったものはしょうがないけど、お願いだから警察には言わないでね。言ったらキミもゴマミのようになっちゃうよ・・・・」とワープロで作成されたものだった。「これは悪戯だね」と五代さん。が、舞ちゃんが五代さんの手からその脅迫状を奪うと、文面を声を出して読んでくれる。(銭形姉妹全員は、こういうものはちゃんと声を出して読んでくれるので、ありがたい所です。)が、読み終わるとそれを奪い返し「女子高生はあっち行ってなさい」と五代さん。しかし、それを無視して舞ちゃんは樹里に「一体何を見ちゃったんですか?」と尋ねる。しかし樹里は「私にも何のことやら、さっぱり分からなくて...」と心当たりはなかった。そこに「このゴマミってのは?」と五代さん。これには舞ちゃんも樹里も「えっ?」で、舞ちゃんが「朝っぱら娘の後藤マミちゃんのことじゃないですか」と教えてくれる。それに続いて樹里が「通称ゴマミ」。で、五代さんは「ああっ、ゴマちゃんね」って、やっぱり分かっていません。(都会の川に現れたアザラシと誤解しているような...)

そこに舞ちゃんの携帯に「警視庁から入電中」と、事件を知らせるメールが届く。(「銭形舞」からは、この着ボイスはTBSの小林アナのものに変わりました。)事件は世田谷区成城二丁目のマンションで殺人事件発生、被害者は人気アイドル・グループ・朝っぱら娘のリーダー・後藤マミ
だった。直ちに現場に急行せよ、というのはいつもの通りであるが、五代さんは舞ちゃんの携帯を奪うと、「何で君がこんなものを持っているんだ?没収だ!」と言い、現場に向かっていきました。舞ちゃんは「返してくださいよ」と五代さんの後を追う。一人残された樹里は脅迫状を手にして「五代さん、これ!」と言うが、無視されました。

ゴマミのマンション。五代さんがやってくる。部屋は荒らされていて、ゴマミはソファの上で死んでいた。鑑識・柴田さんが既に調べていて、死因は頸部を紐で締められての窒息死、死亡推定時刻は昨夜の8:30から9時の間ということだった。で、「死体は真実を語っている」と、前作「銭形愛」では準レギュラーだった柴田さんが今回からはレギュラーに昇格したと言うことで、嬉しそうに口にする。一方、五代さんは「これはセンセーショナルな事件になるなぁ~」と呟く。そこに「おじゃましま~す」と舞ちゃんがやってくると、五代さんを押しのけて、ソファを見ると「ゴマミだ」。しかし、五代さんは直ぐに舞ちゃんの腕を掴むと「こら、女子高生。何やってんだこんな所で」と、「愛・1話」を思い出させてくれる台詞です。すると舞ちゃんは「酷いじゃないですか、五代さん。一人で行っちゃうなんて。私の携帯、返してください。」が、五代さんは「どうして一緒に来なきゃなんないの」に続き、シリーズのお約束の一つである例のシーンになる。

「この携帯は、警視総監が自らお選びになった優秀な刑事にしか渡さないありがたいものなんだよ」とこの携帯の説明をして「あんた、何処で手に入れたの?」と尋ねる。「もらったんですよ」と舞ちゃんは言うと、身分証を提示する。「青葉台学園?」と五代さん。で「あっ、間違えた」と舞ちゃん。そして改めて提示すると「警視銭形舞。以後、お見知りおきを」と言って敬礼をする。が、ポケットから手錠を取り出した五代さんは舞ちゃんの右手に手錠を掛けると「公文書偽造で逮捕する」(と、これもまたお約束!)「本物ですよ、本物」と舞ちゃんは言うも「お見知りおきをお仕置きに変えてやる」と言って舞ちゃんを連行しようとする五代さん。「止めてくださいよ」と言う舞ちゃんに五代さんは突然気づいたように、「銭形って?ま・さ・か?」(そして、DVD版では流れないが、「銭形愛」の♪主題歌である『彼女の情景』がバックに流れてきます。)で、舞ちゃんは「遅~い。おじいちゃまお姉ちゃまが五代さんにヨロシクと言っていました」。きょとんとした表情の五代さんは「あの、おじいちゃまって、警視総監の?」(「そうですよ」と舞ちゃん。)「じゃあお姉ちゃまって、あの?」(「そういうこと」と舞ちゃん)そして「失礼」と言って携帯を取り戻した舞ちゃんでした。で、五代さんは「悪夢だ、悪夢の再来だ!」とショック、しかし柴田さんは「甦るバラ色の日々」と嬉しそう... ということで、お約束の一幕でした。

事件の捜査を始める舞ちゃん。(さっき、五代さんが掛けた手錠は右手にはめられたままです。)携帯で現場写真を撮影しているが、突然思い出したように「あっ!」と声を上げる。「ゴマミのようになっちゃうよって...」ということで、樹里が持っていた手紙の意味に気がついた。で「これだったらしたら...」と言うと、慌てて現場から出て行こうとする。が、五代さんが慌てて「銭形、手錠、手錠...」と言って追いかけていきました。

樹里のアパートにやってきた舞ちゃんと五代さん。樹里の部屋のチャイムを鳴らすが、反応はない。玄関のドアに鍵は掛けられておらず、中に入る二人。が、二人が見たのは、部屋は荒らされていて、ソファの上で首に電気コードのようなものが掛けられた樹里の死体だった。で「マジかよ...」と五代さん。舞ちゃんは壁にメッセージが書かれた紙が貼ってあったのを発見する。「あれほど警察には言わないでねって言ったじゃない。約束破った君が悪いんだよ。さよなら……」と記されていた。(舞ちゃんが声を出して読んでくれます。)で、樹里が見せた手紙は脅迫状であり、ゴマミ殺しを目撃された犯人が口封じのために樹里まで殺した、という結論を口にする五代さん。また舞ちゃんも「多分...」と言うも、「犯人の方で一方的に犯行を目撃されたと思いこんで...そういう可能性だってあるんじゃないですか?」と舞ちゃん。そして、形態を取り出すと、ゴマミ殺しの現場写真を見る。で、何かに気づいたようで、ゴマミの死体写真と樹里の死体の首の様子を比較する。そして、しばらく目を閉じて考えると、「うずく、悪の予感

その時、五代さんの携帯に着信(この時の五代さんの携帯の着信音は着メロではなく、通常の電子音の呼び出し音です。)があり、電話に出る五代さん。その電話は、ゴマミ殺しの犯人が逮捕された、というものだった。で、警視庁に戻る舞ちゃんと五代さん。

犯人は、藤原武彦45歳、熱狂的なゴマミのファンで、以前にもストーカー行為で逮捕されたことがあった。彼はゴマミ殺しは認めたが、樹里殺しは頑なに否定しており、脅迫状も書いていないと証言していた。で、舞ちゃんが色々と五代さんから話を聞くが、(樹里殺しは)他に真犯人が居るのでは、と考える舞ちゃん。しかし、五代さんは「そんなわけ無いでしょう」と否定する。というのは、樹里が脅迫状を受け取ったのはゴマミの死体が発見される一時間前ということで、その時点でゴマミが殺されていると知っているのは犯人しかいないということ、また二つの事件の現場の荒らされようから同一犯だ、というのが五代さんの考えだった。「それでも別の誰かが脅迫状を出していたら...」と舞ちゃん。で、これに五代さんはお約束の台詞を口にしてくれる。「あなた冷え性でしょう」(頑固な女性には冷え性が多い、ということなんですが、これは高村さんや岡野さんにもしっかりと受け継がれている台詞です。)で体が温まるからキムチを食べなさい、と五代さん。が、「そんなこと、どうでもいいでしょう」と舞ちゃん。(確かに、事件を解決するためにはどうでも良いことですね。)

(五代さんがお約束を出してくれたら、今度は舞ちゃんの番ということで、)「んっ?」と何かに気づいた舞ちゃんはホワイトボードに「よていかいてよ」と書く。(「予定書いてよ」ですね。)で「逆だって成り立ちますよね」ということで、これは「チンパンジイから怪人パンチ」でお馴染みの銭形姉妹が口にする「回文」です。が、五代さんが「もっと凄いの知ってるよ」と言うと「なんてしつけいいこいいケツしてんな」(なんてしつけ良い子いいケツしてんな)と舞ちゃんが書いた回文の上に書く。(回文になっていますが、文章の前半と後半の繋がりが今ひとつですね。それに単なる個人的な感想の類だし...)一応、相手をする舞ちゃんだが、一度声に出して言うだけでした。

で、舞ちゃんは自分の考えを口にする。偶然ゴマミ殺しを目撃した誰かが犯人と見せかけて脅迫状を送りつけ、樹里を殺害した。これならば口封じのために樹里は殺されたと誰もが考える。で、それが真犯人の本当の狙いだったとしたら、ということで、舞ちゃんはパエリア田中が怪しいと睨む。

パエリア田中のダンス教室。パエリアに話を聞く舞ちゃん。樹里が殺害された時間である昨日の昼の12時頃のアリバイを尋ねるが、一人で食事に行くために車で移動中と答える。次に一昨日の夜8:30頃は?と尋ねるが、自宅にいたということで、ハウスキーパーが来ていたと言うことで、自ら携帯の番号を教えて連絡して確認してもらおうと、自分の携帯を舞ちゃんに渡す。で、犯人が逮捕されたことを良かったと口にするパエリア。が、舞ちゃんはパエリアの言葉に何かを感じた。

川辺にいる舞ちゃんと五代さん。五代さんが「どうしてパエリアが怪しいと睨んだんだ?」と舞ちゃんに尋ねる。「髪の毛です」と舞ちゃん。「パエリアの髪の毛か?」とアフロ・ヘアーのパエリアのことかと五代さん。「そうじゃなくて...」と舞ちゃんは、ゴマミと樹里の殺された時、絞殺で使われた紐と髪の毛の関係が違っていたことを指摘する。で、樹里はよほど親しい顔見知りの犯行としか考えられないと言う。しかも、髪の毛を書き上げる癖がパエリアにはあった。「なるほどな、と言いたいところだが...」と五代さんは「それでは動機や理由付けも弱すぎないか」と反論する。しかし、「樹里が殺された時間のパエリアのアリバイが...」と舞ちゃん。でも「それは逮捕されたメガネ(=藤原)も同じでしょう」と五代さん。そして、またまたお約束の台詞である「君たち姉妹は勘に頼りすぎ」の登場となり、「刑事の価値ははきつぶした靴の数で決まるんだ」と五代さん。(やっぱり、こういう台詞は嬉しくなります。)

ゴマミが殺された時にはパエリアには完璧なアリバイがあり、その犯行を目撃した可能性はゼロだと舞ちゃんも納得するが、(スポンサーであるDoCoMoの宣伝もあってか)今や絶滅商品であるシグマリオンを取り出して、ゴマミとパエリアのマンションの位置関係を確認する。で、舞ちゃんに「あんまり気を落とすなよ。誰にでも間違いはあるから」と舞ちゃんを慰め「もう一度メガネを叩いてみるか」と五代さん。そこに五代さんの携帯に着信があり、それはアニータからのものだった。で、電話に出る五代さんはご機嫌。しかし、その通話で「今後ろで男の声聞こえたけど...?」と、舞ちゃんにはこれがヒントとなり、「分かった」から「謎は解けたよ、ワトソンくん」(「お前もワトソンか、誰なんだワトソンって?」と言う五代さんの台詞もお約束ですね。)

ダンス・ショーのリハーサルをしているパエリア田中。舞ちゃんと五代さんはそれを見ていて、拍手。リハが終わると舞ちゃんは「さっきはすいませんでした」と誤ると、小さな花束をパエリアに渡す。受け取ったパエリアは「嬉しいわ」、更に五代さんにも「先輩も来てくれるなんて嬉しいです」から「亡くなった樹里ちゃんのためにも...」と、ショーを成功させようと意気込むパエリアだった。

会場から出てきた舞ちゃんは五代さんに語りかける。で、「何だって、盗聴?」と五代さん。舞ちゃんは五代さんとアニータさんとの電話からヒントを得て、盗聴していれば犯行を目撃していなくても声だけで現場の様子は分かる、と言う。ということで、明日調べてみることになる。で、「さっすが、五代さん!」という舞ちゃんの台詞は今後お馴染みのものになります。で舞ちゃんは「喉乾いちゃった。何か奢って」と、五代さんにおねだりを。で、やはり五代さんは愛ちゃんの場合と同様に舞ちゃんのお財布ということに...(でも、メロンソーダって、結構マニアックな舞ちゃんですね...)で、このやりとりをこっそりとパエリア田中は聴いていた。

夜、ゴマミのマンション。立ち入り禁止とされているが、ピッキングで中に入る不審な影があった。その影は手に盗聴器の出す電波を検知する装置を持っていた。で、ぬいぐるみに盗聴器が仕掛けられているのを発見し、盗聴器を取り出す怪しい影。男が盗聴器を手にすると、突然光が当たる。ストラップが飛んできて、赤いリボンが舞い、パエリアを縛る。「この世にはびこる悪の舞。…」舞ちゃんの口上が始まり「正義の舞様ステップ、受けてみな!」で大回転となり、倒れるパエリア。(で確保へ。)「パエリア田中、やっぱりあなたが犯人ね」と舞ちゃん。が「何なの、何の真似?」とパエリア。すると「芝居を打ったんだよ」と五代さんが現れる。パエリアに盗聴器を取りに来させる罠を仕掛け、それにまんまとはまったのだった。パエリアは警察にいた時、通信課にいたということで盗聴の傍受は朝飯前で、偶然にも殺人現場の様子を聴いたパエリアは樹里殺害を思いついたのだった。で、犯行を認めるパエリア田中は動機を語る。樹里は自慢の生徒であり、ステップを一から教えたが、自分を捨てて一人でブロードウェーに行くと言ったことから殺害したのだった。

そしてパエリアは舞ちゃんがどうして自分だと分かったかを尋ねる。髪の毛だけでなく、パエリアが「あんなに部屋の中を滅茶滅茶にして…」と言った所で、部屋の中が滅茶滅茶と言うことを知っているのは警察関係者以外誰もいないということだった。で、「口は災いね」とパエリア。(確かに、「ケー刑事」では真犯人が語る言葉がきっかけでトリックを見破られるというパターンが多いですね。→だから、台詞の一つ一つまで注意していなければなりません。)「こんな所に来て欲しくなかった」と言葉を掛ける五代さんに「良いパートナーを持っていますね」と返すパエリア。「パートナー?」という五代さんでしたが、戸惑いの表情を見せる五代さんに対して舞ちゃんはVサイン。こうして新たな名コンビ(でも、舞ちゃんと五代さんは「コンビ」といった要素が結構ありますが...)の誕生となりました。

事件解決後、アニータがスペイン人ではなくイタリア人(これが次回第2話に繋がるネタです。)だったと分かった五代さんは、早速イタリア語の会話本を手にしている。そこに舞ちゃんからメールが届く。「恋はいばらの道。・・・・されど、時として、いばらは密に変わる。銭形舞 頑張れ!!五代さん、これからもよろしくね」と、挨拶と激励のメールでした。で、最後にハートマークが二つあったことから、五代さんはご機嫌。しかし舞ちゃんの方は、「結構可愛いオヤジじゃん」ということでした。

鑑識メモ。前作「銭形愛」では準レギュラーだった柴田さんが本作からはレギュラーとなり、しかもこういうコーナーを持つことになり、出世したものです。(このコーナーは後に続く「」「」でも引き継がれ、更には「」でも続いている。)今回はその記念すべき第1回である。柴田さんが「死体は真実を語っている」と言って取調室に入ってくる。「謎は解けたよ、ワトソンくん」の意味は分かりましたか?ということで、銭形姉妹が口にするこの台詞についての説明をしてくれる。「シャーロック・ホームズの助手のワトソンではなく、PGAツアーのプロゴルファー・トム・ワトソンでもない」で、それが誰かを記したフリップを用意していて、「皆さんに特別にお教えしましょう」と言うとね伏せてあるフリップを見せようとする。で、一文字目は「N」が、「もう時間だ」と言って再び隠してしまい「ではまた次回、お会いしましょう」→早い話、柴田さんも本当は誰か知らないのでしょう...

 

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/04/23
  • メディア: DVD
ケータイ刑事マニアルBOOK

ケータイ刑事マニアルBOOK

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2005/03
  • メディア: 単行本

↓劇場版関係のアイテム

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 プレミアム・エディション

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/08/25
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 スタンダード・エディション

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/08/25
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 (HD-DVD)

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/08/25
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 銭形姉妹への挑戦状 オフィシャルガイドブック

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 銭形姉妹への挑戦状 オフィシャルガイドブック

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2006/01
  • メディア: 単行本

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック

  • アーティスト: サントラ, ナミ&チヨ
  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
  • 発売日: 2006/02/01
  • メディア: CD
ヒコーキ雲

ヒコーキ雲

  • アーティスト: 黒川芽以, 丹羽多聞アンドリウ, 遠藤浩二, 沢田聖子, 林有三
  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
  • 発売日: 2006/02/01
  • メディア: CD

↓「第1話」を比較してみましょう。

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2003/05/22
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/10/22
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/12/23
  • メディア: DVD

・2nd.シリーズの第1話もチェックしましょう。

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/02/25
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/01/27
  • メディア: DVD

↓五代さんに...

DVDで覚えるシンプルフラメンコ

DVDで覚えるシンプルフラメンコ

  • 作者: エル トレオ
  • 出版社/メーカー: 新星出版社
  • 発売日: 2005/08
  • メディア: 単行本
HIP HOP NAVI―BLAST Presents (VOL.1)

HIP HOP NAVI―BLAST Presents (VOL.1)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: シンコー・ミュージック・エンタテイメント
  • 発売日: 2006/03
  • メディア: 単行本
ヒップホップ・アメリカ

ヒップホップ・アメリカ

  • 作者: ネルソン ジョージ
  • 出版社/メーカー: ロッキングオン
  • 発売日: 2002/07
  • メディア: 単行本

 

↓柴田さんにはこちらを...

酒とバラの日々

酒とバラの日々

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2006/06/02
  • メディア: DVD

ぼくのバラ色の人生

ぼくのバラ色の人生

  • 出版社/メーカー: 日活
  • 発売日: 2000/05/26
  • メディア: DVD

↓今更ながら「シグマリオン」です。

NTT DoCoMo sigmarion III

NTT DoCoMo sigmarion III

  • 出版社/メーカー: NTTドコモ
  • 発売日: 2003/05/28
  • メディア: エレクトロニクス

↓盗聴に対してはこちらを。

図解 盗聴撃退マニュアル―PHS、携帯電話から警察無線まで

  • 作者: 藤田 悟
  • 出版社/メーカー: 同文書院
  • 発売日: 1996/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

盗聴 ここまでやっている!!―知らず知らずに聴かれているあなたの秘密

盗聴 ここまでやっている!!―知らず知らずに聴かれているあなたの秘密

  • 作者: 堀田 耕作
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1999/11
  • メディア: 文庫

新盗聴のすべて―個人情報防衛マニュアル

新盗聴のすべて―個人情報防衛マニュアル

  • 作者: ラジオライフ
  • 出版社/メーカー: 三才ブックス
  • 発売日: 2006/05
  • メディア: 単行本

↓これは玩具ですが、悪用しないように!

手錠

手錠

  • 出版社/メーカー: アイコ
  • メディア: おもちゃ&ホビー


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