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「スーダラ節 わかっちゃいるけどやめられねぇ」 [映画(邦画)]

この作品は、1962年の作品で、クレイジーキャッツのヒット曲「スーダラ節」をベースにしたサラリーマン喜劇である。(本日、最終回の「仮面ライダーカブト」に関して手を抜いたもう一つの理由が、裏番組としてWOWOWがこの作品を放送していたからということもある。)

今年は制作から45年と言うことになり、劇中に登場する社会背景は現在と比べたら、前時代の異世界というものであるが、そういう世界が現在になっては微笑ましく感じることもあって、楽しい物である。(何せ、パソコンも携帯電話も無く、インフラが全然違う上に、昭和の高度経済成長期真っ直中という雰囲気がまた良いものである。)

尚、クレイジーキャッツと言えば、「クレージー」シリーズや「日本一」シリーズがあり、それらが有名であるが、本作はそれらのシリーズが生まれる前に制作されたものであり、製作もその東宝ではなくて大映である。(この辺りは、主役が大映の看板スターとなっていることからもお分かり頂けるであろう。)

本作のデータを記しておくと、原作は去年の年末に亡くなった青島幸男である。(この当時は作家でした。)高橋二三が脚本を書き、監督は弓削太郎、撮影は石田博、音楽を担当したのは萩原哲晶である。また、クレイジーキャッツの「スーダラ節」がフューチャーされて効果的に使われている。

出演は、川口浩、川崎敬三、藤原礼子、ハナ肇、目黒幸子、中条静夫、守田学、松本幹二、竹村南海児、荒木康夫、辻伺郎、渋沢詩子、三木裕子、浜田ゆう子、弓恵子、園敦子、若松和子、友田輝、世志凡太、花布辰男、須藤恒子、原田該、竹里光子、植木等たちである。

物語は、出世することを夢見てある企業に就職した石橋と夢田。二人は、社長とその令嬢がアメリカに視察旅行に行くことになり、その随行員として新入社員の中から2人が選ばれることになる。候補となった新入社員は7人で、石橋と夢田もその中にいた。令嬢と結婚し、あわよくば将来はとゃチョウということを夢見る彼らだったが、社長から提示された条件は「英語に堪能」(これはまあ求められることでしょう。)に「男女関係がクリーンなこと」であった。で、7人それぞれがドタバタということになり、1人、また1人と会社を辞めていくが...

石橋は生真面目だがケチで金の亡者、夢田はお調子者で調子がいい男であるが、このコンビがまたユニークで、楽しく愉快な物語である。ラストのオチは、十分予想された所であるが、そういうこともシニカルな「スーダラ節」の前では許せてしまう。現代とはかけ離れた古き良き時代をおもしろおかしく描いているところも微笑ましく思えるものである。一度ご覧になられたらよろしいかと...

 

スーダラ節 わかっちゃいるけどやめられねえ

スーダラ節 わかっちゃいるけどやめられねえ

  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
  • 発売日: 2005/10/28
  • メディア: DVD


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Boukenger task46 [特撮]

真澄に異変が起こったという前回からの続きでスタート。クライマックス近しと感じさせる展開で、余計なことをしないでOP主題歌へ、というのも良いですね。で、BGMは「闇」に落ちるかということで「スター・ウォーズ エピソード3」のサントラ盤としました。

ヤイバが現れ、真澄を闇の世界に落とそうとする。リュウオーンは闇の三ツ首竜を手に入れようと真澄に襲いかかるが、片手で真剣白羽取りからあっさりと吹き飛ばされる。その力の強大さに真澄は怖くなるが、ヤイバは真澄を闇の世界に落とそうとして色々と諭し、三ツ首竜を奪って消える。

プレシャスの回収に失敗したボウケンジャーたちは、基地に戻ると「どうして直ぐに回収しなかった」とMr.ボイスに責められるが、Mr.ボイスって、口だけ出す現場を知らない五月蠅い典型的な嫌な上司になっている...

迷いから一人街に出た真澄をチーフはしっかりと見守っていた。→如何にもチーフらしいやり方ですね。

ヤイバは三ツ首竜の力で闇の世界を生みだそうとしていたが、三ツ首竜は応えなかった。そこに「裏切り者には死あるのみ」と、風のシズカがヤイバを襲う。が、あっさりと返り討ち。→でも、トドメを刺さなかったのは、後から致命的なミスに繋がることが多々あるものですけどねぇ...

ヤイバは真澄にメッセージを送る。「力が欲しければ、明朝、闇鶴岬の断崖に一人で来い」真澄はそれを拒否するも、悩んで考えた末に一人でその場所に向かった。(チーフはしっかりと後を付けていました。)

ヤイバの元にやってきた真澄。が「お前を倒しに来た。プレシャスを回収するためにな」と言って、ヤイバに向かっていこうとする。が、ヤイバは真澄が簡単に三ツ首竜を手に出来るようにした。で、それを手にした真澄。が、またも異変が起こった。飛び出すレッド。が、レッドを簡単に投げ飛ばした真澄は、ヤイバの言葉に従って更なる力を得ようとして、ヤイバが生み出した闇の結界中に入っていった。

ヤイバは真澄に更なる力を与えようとする。駆けつけた他の4人は真澄を助けようとするも、結界の前に何も出来ず、ヤイバの力に吹き飛ばされてしまう。更に、月の軌道上に闇の巨大エネルギー体が現れ、地球に向かってきた。(最終回のような怒濤の展開ですね。)

ゲッコウはヤイバの考えが分かっていた。三ツ首竜の力で宇宙を彷徨う闇のエネルギーの固まりを呼び、地球を闇で満たす。そうすればこの世は闇の力の持ち主の意のままになると言うのである。が、ヤイバは闇の三ツ首竜に選ばれなかったので、真澄を利用しようとしていたのだった。

牧野の計算によると、闇のエネルギー体はあと1時間でボウケンジャーたちがいる海岸に落下するという。(ちょっと都合が良すぎる落下地点であるけど...)で、全力でそれを阻止しようと立ち上がる5人。が、結界には全く通じなかった。

ヤイバは真澄にこれからやろうとしていることを語る。が、真澄の望んだことではなく、みんなが倒れている姿を目にした真澄(さくら姉さんだけ「さくら姉さん」と呼ぶが、後の4人は全員呼び捨て。→力関係がよく分かりますね...)は、心の中にみんなが与えてくれた光があることを思い出し、闇の結界を打ち破った。結界を破壊した真澄はみんなに謝るが、何も言わなくてもみんなは分かっていた。(こういうチームワークが戦隊です。)

で、闇の球体をみんなに任せて、真澄はヤイバと決着を付けようと勝負を挑む。変身してバトル開始。一方、チーフたちはアルティメットダイボウケンで、全てのネオパラレルエンジンを直結させて、増幅したブラスターを打ち込もうとする。限界に達しようとするネオパラレルエンジンだったが、頑張るボウケンジャーたち。真澄(ブラック)もヤイバに押されながらも踏ん張り、ボロボロになりながらも光の力で立ち向かい、苦戦の末にヤイバを打ち倒した。また、レッドたちも闇のエネルギーを消滅させることに成功した。

ヤイバは最期に「伊能真墨、お前の中には確かに闇はある。それは紛れもない事実なのだ。闇から逃れ猫とは出来ぬぞ。闇の力は滅びることはないのだ!」と叫ぶと爆死したが、真澄はその言葉に捕らわれて、ボウケンジャケットとアクセルラーを置いて姿を消してしまった...

今回は、真澄の一人舞台という物語でした。尚、「闇」と「光」という所に帰結させようというのは、スケールの大きさを出そうとするのは良いですけど、一歩間違えたら訳が分からなくなってしまうだけに... で、次は「パンドラの函」ですか。これだと最後に「希望」が残っていて、そこから未来に向かって...という結末にでもするのでしょうか?

尚、ブラックとヤイバの対決は、戦隊史上名作と言われている「チェンジマン」のチェンジドラゴンVSブーバの対決を思い出させてくれました。ということで、今回はその「チェンジマン」に捧ぐ、と認定します。

30戦隊大全集の43回目(「歴史上の初」を扱った「スペシャルファイル」の13回目)は「強化変身」ということで、これは最近の戦隊に必ず出てくるもの(秋口の新たな玩具という位置づけでもある。)である。で、ギンガマン、アバレンジャー、デカレンジャー、マジレンジャーを紹介。(まあ、妥当なところですね。)で「ボウケンジャー開運フォームだ」とレットが言って、開運グッズを身につけているけど、これって「強化変身」ではなく「狂化変身」としか言いようがない...(先週のガジャ様を見習って、チーフには修行してもらいましょう)

 

 

Star Wars Episode III: The Revenge of the Sith [Original Motion Picture Soundtrack] [Includes Bonus DVD]

Star Wars Episode III: The Revenge of the Sith [Original Motion Picture Soundtrack] [Includes Bonus DVD]

  • アーティスト: John Williams, John Williams, London Symphony Orchestra
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 2005/05/03
  • メディア: CD

近日発売

轟轟戦隊ボウケンジャー THE MOVIE 最強のプレシャス 特別限定版

轟轟戦隊ボウケンジャー THE MOVIE 最強のプレシャス 特別限定版

  • 出版社/メーカー: 東映
  • 発売日: 2007/02/21
  • メディア: DVD

轟轟戦隊ボウケンジャー THE MOVIE 最強のプレシャス

轟轟戦隊ボウケンジャー THE MOVIE 最強のプレシャス

  • 出版社/メーカー: 東映
  • 発売日: 2007/02/21
  • メディア: DVD

轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊

  • 出版社/メーカー: 東映
  • 発売日: 2007/03/21
  • メディア: DVD

↓今週の30戦隊

<スーパー戦隊シリーズ 30作記念 主題歌コレクション> 星獣戦隊ギンガマン

<スーパー戦隊シリーズ 30作記念 主題歌コレクション> 星獣戦隊ギンガマン

  • アーティスト: 希砂未竜, EVE, 藤林聖子, 佐橋俊彦, 亀山耕一郎
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2006/03/22
  • メディア: CD

星獣戦隊ギンガマン ソング・コレクション1

星獣戦隊ギンガマン ソング・コレクション1

  • アーティスト: 希砂未竜, 渕上祥人, 佐藤栄一, 坂井紀雄, 山形ユキオ, 朝川ひろこ
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1998/06/20
  • メディア: CD
爆竜戦隊アバレンジャー 主題歌

爆竜戦隊アバレンジャー 主題歌

  • アーティスト: 吉元由美, 京田誠一, 遠藤正明, 串田アキラ, 森の木児童合唱団, 串田アキラ 遠藤正明
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2003/03/01
  • メディア: CD
爆竜戦隊アバレンジャー全曲集 アバ・ソン大百科

爆竜戦隊アバレンジャー全曲集 アバ・ソン大百科

  • アーティスト: TVサントラ, 遠藤正明, 影山ヒロノブ, 串田アキラ, 高取ヒデアキ, リジェ(鈴木かすみ), ミケラ(緒方文興), ヴォッファ(宇垣秀成)
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2003/12/17
  • メディア: CD
特捜戦隊デカレンジャー 主題歌

特捜戦隊デカレンジャー 主題歌

  • アーティスト: ささきいさお サイキックラバー, サイキックラバー, 吉元由美, 京田誠一, ささきいさお, 森の木児童合唱団, 藤林聖子, 亀山耕一郎
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2004/03/03
  • メディア: CD
特捜戦隊デカレンジャー 全曲集

特捜戦隊デカレンジャー 全曲集

  • アーティスト: アニメ主題歌, サイキックラバー, 吉元由美, 京田誠一, ささきいさお, 森の木児童合唱団, 藤林聖子, 亀山耕一郎, 高取ヒデアキ, 八手三郎, ジャスミン&ウメコwithデカレンボーイズ
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2004/12/22
  • メディア: CD
「魔法戦隊マジレンジャー」主題歌シングル

「魔法戦隊マジレンジャー」主題歌シングル

  • アーティスト: Sister MAYO 岩崎貴文, 岩崎貴文, 岩里祐穂, 京田誠一, Sister MAYO, サイキックラバー, 大石憲一郎
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2005/03/02
  • メディア: CD
魔法戦隊マジレンジャー全曲集 マジカルコンプリートソングス

魔法戦隊マジレンジャー全曲集 マジカルコンプリートソングス

  • アーティスト: TVサントラ, 岩崎貴文, 岩里祐穂, 京田誠一, 比嘉久美子, 前川淳, 山下康介, 遠藤正明, 桑原永江, 高木洋, 菊地美香
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2005/12/21
  • メディア: CD
 
↓こう言うのがあるけど...
 
ペルシアの神話 光と闇のたたかい 世界の神話 (5)

ペルシアの神話 光と闇のたたかい 世界の神話 (5)

  • 作者: 岡田 恵美子
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 1982/01
  • メディア: 単行本
呪術の本―禁断の呪詛法と闇の力の血脈

呪術の本―禁断の呪詛法と闇の力の血脈

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学研
  • 発売日: 2003/01
  • メディア: 単行本

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Masked Rider KABUTO #49[Final] [特撮]

最終回。何も期待していなかったけど、やはり全く中身のない物語でした。(ということで、今週は先にこれを片付けてしまいます。)

結局、広げた風呂敷を畳みきれず、最近のライダーの最終回をなぞったような物語としてしまったら、完全に放送枠を埋めるだけの時間潰しに過ぎなかった。でも、ここまで酷くなったら、これはこれで特撮史上に残る駄作・汚点として残るでしょうね。(出演された皆さん、お疲れ様でした。あなたたちは悪くありません。全てはこんな駄作に落としたスタッフが悪いのです。→それでもまだ気づかないスタッフ、本当に救いようがない...とにかく、プロデューサを変えることと、敏樹を使わないこと。ここまで酷い作品にしたA級戦犯というのは誰が見ても明らかである。)

まあ、制作会社の都合によって制作が不可能になって、突如途中で終わった「RGBアドベンチャー」(1/21、突如最終回となって総集編を放送して終了した。)も論外であるが、それと同じ日に最終回を迎えたというのも、シニカルで面白いところである。

で、またも「1年後」って、そこまでパクるか?全く以て適当な数字として持ってきたとしか言いようがない。しかも、顔見せとして大介とゴンちゃんまで引っ張り出して、カーテンコールのつもりだろうが、これも時間の無駄遣い。(そんなことをするなら、解き明かされなかった謎を1つでも明かせというものである。)

ということで、あまりにも内容がないので、もうここで打ち止めにする。また、これまで録りだめしたDVD(-RW)は心おきなく消去することにします。

来週からは「仮面ライダー電王」が始まるけど、全く惹かれるものがない。(とりあえず、第1話は見てみようと思うけど、何も期待しない。)でも、前作があまりにも酷すぎるということは、それを受けて始まる新番組はやりやすいでしょうね。(少しでも面白かったら、それだけで評価されるから...)

「アギト」の真魚ちゃんがレギュラー出演と言うことになっているけど、客寄せパンダとして起用されたという印象しかないし、設定は色々な作品のパクリをアレンジしたもので、しかも売りたいだろう玩具は電車(これも「銀河鉄道物語」のパクリでしかない。)。どうして「ライダー」なんだ?

 

↓一応ピックアップするけど...

仮面ライダーカブト VOL.1

仮面ライダーカブト VOL.1

  • 出版社/メーカー: 東映
  • 発売日: 2006/08/04
  • メディア: DVD

仮面ライダーカブト COMPLETE BEST ONE AND ONLY

仮面ライダーカブト COMPLETE BEST ONE AND ONLY

  • アーティスト: テレビ主題歌, YU-KI, TVサントラ
  • 出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
  • 発売日: 2007/01/17
  • メディア: CD
 
装着変身 仮面ライダーカブト ハイパーフォーム

装着変身 仮面ライダーカブト ハイパーフォーム

  • 出版社/メーカー: バンダイ
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 
↓こちらも一応ピックアップ。(BS-FUJIは何回放送するつもりでいるんだ?)
銀河鉄道物語 DVD-BOX

銀河鉄道物語 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: エスピーオー
  • 発売日: 2005/12/22
  • メディア: DVD

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恋する日曜日・3rd.3話「マネキンの恋」 [ドラマ]

新シリーズが始まった「恋日」も、シリーズの看板となる最初の前後編の物語(既に3話まで放送されたが、BS-iでは「恋日」の新シリーズの番組宣伝で、その1&2話の映像を使ったものを現在でも時々流しています。)から、通常の1話30分形式の物語となりました。こうなると、オムニバス形式の「恋日」の本来の姿となり、色々と味が出てくるようになる。今回のテーマ曲は「ルパン三世その2」ということで、あの人気アニメ「ルパン三世」のエンディング・テーマである。(この辺りは説明不要でしょう。)また、物語の方は、1987年の映画「マネキン」がベースにあり、ファンタジックな作品である。が、テーマ曲の「ルパン」らしい物語にもなっている。尚、結末の方は「ニュータイプ」のようなほろ苦さもあるものであるが、ピュアなハートを持った作品である「恋日」としたら、まあ妥当なところでしょうね。

ゴミ捨て場に捨てられていたマネキンが語り始める。「私の話をしましょう。世の中には考えられないことがいくらだって起こります。私やあなた達が理解している中だけで世界は動いている訳じゃないから」ということで、ファンタジックな展開になりそうな物語と感じさせてのスタートです。

一人の男・石川大介(いしかわ・だいすけ。この名前、五右衛門の苗字と、次元の名前を組み合わせたものでしょうね。)が警官に追われて逃げている。で、警官から逃れようとして、あるゴミ置き場の中に隠れる。が、大介は目の前にマネキン人形があることに気づいて、ある策を思いつく。

大介を追っている警官がそのゴミ置き場に近づいてくる。その警官はポリバケツからはみ出たところにスニーカーがあることに気づき、そっと近づいて捉えようとするが、それはマネキンの足にスニーカーを履かせたものだった。で、「向こうだ」という声によってその警官はゴミ置き場から離れていくが、大介はそのゴミ置き場の中に隠れていた。警官が遠ざかると、マネキンの足に履かせたスニーカーを取って改めて履き直し、逃げようとするが、マネキンのことが気になった。

夜、自分のアパートに戻った大介は、ゴミ置き場にあったマネキンを組み立てていた。気になってゴミ置き場からマネキンを持ち帰ったのだった。が、何をやっているんだと落ち込む大介。寝ようとするが、マネキンが裸であることが気になり、蒲団からシーツを取ると、マネキンに巻いてやった。

で、ここからは「お伽噺」の世界に突入ということで、映画「マネキン」の展開になる。

翌朝、目覚めた大介は部屋に洗濯物が干してあるのに驚く。で、見知らぬ若い女性が選択をしていて「おはよう」と声を掛けられる。「誰だ?」と問う大介に「昨日、助けてもらったお礼に何かしなくちゃと」と言う女性。が、覚えがない大介は「助けた?」すると女性は「ゴミの中から」と言う。ということで、マネキンが人間の姿になったのだった。

女性の着るものなど持っていない大介は、そのマネキンのために服を買いにデパートに行く。で、下着売り場で恥ずかしそうにしている。「何かお探しですか」と大介に声を掛ける店員に「ブラジャーを」と言う大介。「彼女さんにですか?」と尋ねる店員に頷く。(→そりゃあ、大介がブラジャーというのは誰が考えても変態としか思われませんよ...)で、店員に勧められたものを買おうとするが、サイズを聞かれて動揺する。が、マネキンの女性が現れて、慌てる大介はトイレに連れて行った。

トイレから出てきたマネキン女に見とれる大介だったが、そこにこのデパートの警備員の猿木がやってきて、マネキン女の顔を見ると、マネキン女は「あの人嫌い」と言って大介の陰に隠れようとする。マネキン女の顔を確認しようとする警備員に問うと「知り合いに似ていたもので...」と言うが、「知りません」と言うマネキン女。その警備員は、夜の見回りの時に、マネキンに抱きつき、耳に息を吹きかけるということをしているマネキン・マニアだったということを聞かされる大介。また、新しいマネキンが入ってきたことで、そのマネキン女は捨てられたということも聞かされる。大介もリストラに遭い会社を首になった経験があるため、マネキン女の気持ちを理解できた。

そうしていると、その警備員・猿木が公園で昼食を食べているのに気づいた大介。で、「やっつけてやろう、アイツ」ということで、マネキン女と共に反撃に出る。猿木の隣に座り、焼き芋を取り出し、「フーフーしようか?」と言うことから「世の中にはマネキンの耳に息を吹きかけて喜んでいるバカもいるらしいよ」と言うと二人で猿木を挟んで、猿木の耳に息を吹きかける。で、走って逃げていく猿木の姿を見て成功と手を合わせる二人だった。

アパートに帰った二人。大介は改めて「俺、大介」と自己紹介するが、マネキンには名前がなかった。「必要ないから」と答えるマネキン女。で、大介は名前を付けることにした。で、マネキンだから「マキ」と名付けた。(ここでは「真希」と記さずに「マキ」と記します。「真希」だったら堀北真希ちゃんになっちゃいますし...)で、「マキ」という名前を気に入るマネキン女。

そんなマキは天井に張ってある沖縄の海のポスターを目にして、それを問う。で、大介は自分が生まれ育った沖縄の海と説明し、店の中しか知らないというマキを海に連れて行く約束をする。

そうしていると、「ニコニコローンの平野だけど」と言って玄関を叩く音がした。(「ニコニコローン」って「銭形舞・8話」にも出てきた消費者金融ですね。また「ケータイ刑事THE MOVIE」にも出てきましたし...)大介は出勤をしていたのだった。「メータくるくるまわっているじゃないか」ということで、大介がいると言うことは平野にはばれていた。で、マキを押し入れの中に隠して、大介は仕方なく出る。で、そのまま連れて行かれてしまった。(ここでAパート終了。15分を過ぎたところということで、Bパートは11分弱です。)

夜、大介は事情をマキに話す。会社をリストラされ、次の仕事がなかなか見つからず、食っていくために大介は泥棒になったのだった。「泥棒」と言う言葉にマキは反応し、「悪い人がすることじゃん」と言う。大介は「悪いことしているみたいじゃない」と言うが「本当に悪いことなの」とマキは怒ってしまい、隣の部屋に移動してしまう。で、大介は扉越しに語る。で、どうしようもなくなり、またお金を借りたと言うことを話すが、大介はある考えが浮かんだ。マキに店のことを尋ねる。(警備員は何時にいなくなる、非常口は何処にある、等)ということで、マキと組んで店に泥棒に入ろうと言うのだった。嫌がるマキだったが、「上手くいったら一緒に沖縄の海に行こう。沖縄の海でもう一度一からやり直すんだ」と大介は必死になって頼むが「ごめんなさい、私、泥棒できない」とマキ。(当然でしょう、この言葉は...)更に「そういう人とは一緒にいたくもない」とまで言う。すると大介は逆ギレして、「もう頼まない。俺一人でやる」と言って泥棒に入ろうとしてアパートを飛び出していく。

大介は一人で泥棒に入ろうとして、デパートの関係者の通用口にやってきたるが、鍵がかかっていて中に入れなかった。が、「こっち」と言ってマキもやってきた。「約束して。これが最後にするって」と言うマキは結局大介の手引きをすることにして、別の入口から店の中に入る。

猿木は美馬を夜の見回りをしていたが、マネキン人形の前でいつものように「耳、フーフーしてあげる」なんてことをしていた。それを影から見た大介とマキ。時間は3:40で、警備員が行った時間ということで、猿木がいなくなったのを確かめると、売り場に潜入することに成功した。で「楽勝じゃないか」と行って辺りにある物を次々と盗んでいく大介。

が、「幸運の中には決まって必ず、冷たい小さな不運の種が混ざっている」ということで、猿木は鍵をマネキンの側に忘れていて、それに気づいて戻ってきたのだった。

マキは現在のマネキンに「あなたのせいでこのデパートを追い出されたんだから」と恨み辛みを語るが、「いいわね、あなた自由に動けて」とマネキンから言われる。で、マキとマネキンの会話が続く。その中で「本当に好きな人を見つけた女が一番勝ちだ」と言うマキ。が「好きになった人を泣かさないでね」と注意を受ける。人間になったマネキンが好きな男の人を泣かせたら、その途端に二人とも大変なことになる、というのであった。(尚、この会話はマネキン同士でなければ聞こえない物であった。)

そうしていると、鍵を取りに来た猿木が戻ってきて、二人は見つかってしまう。で、慌てて逃げ出す大介とマキ。二人は逃げ続け、朝になる。が、二人には最悪の結末が待っていた。逃げようとする大介だったが、車に轢かれそうになった。マキが大介を突き飛ばし、難を逃れた大介だったが、マキは車にぶつかり、元のマネキンに戻り、更にバラバラになってしまった。それを目にした大介は辺りに散らばったマキを抱きしめると涙を流した。

大介もマネキンになってしまい、マネキンに戻ったマキと共に道ばたに捨てられていた。が、大介は「これで本当に一緒になれた」と言って、後悔はなかった。で、流れ出すテーマ曲。(今回は、主演の人(今回は尹うりさん)が歌うのではなく、オリジナルの通りでチャーリー・コーセイの歌う物が流れました。(このバラードを女性が歌ったらどうなるかと期待しましたが、そうはなりませんでした。))で、大介とマキは手を取って一緒に歩いていくのだった。

「泥棒」という悪いことはやはり出来ないということであるが、テーマ曲のちょっと哀愁身を帯びた所が物語のクライマックスの雰囲気に見事にマッチしていて、このエンディングはなかなかの出来ですね。

エンドロールの最後に「このドラマはフィクションです。」というのはつきものであるが、その下に「ドラマのストーリーは、主題曲の作品とは一切関係ありません」と出たが、この文言ならば毎回使えますね。(1&2話では「はいからさんが通る」というタイトルが入っていましたが、やっぱり特別扱いだったようですね。)

次回の物語は「レンズ越しの恋」で、主演は桐谷美玲さん。(メガネっ子です。)テーマソングは『赤毛のアン』から「さめない夢」ということになっている。学園ものの青春恋愛ドラマのようです。(カメラを手にしていましたが、カメラと言えば黒川芽以さんだという気がするんですけどねぇ...)尚、この枠では「恋日・ニュータイプ」の6話にゲスト出演していた桐谷さんであるが、次回は11週ぶりにこの枠に登場と言うことになる。次回予告では、「ニュータイプ」の時とはまたも違う制服を着ていたが、6代目のケータイ刑事候補としてのテストがまだ続いているのでしょうか?(年齢的にも本当にラスト・チャンスですし...)なんてことが頭に浮かんできました。(尚、筆者は、6代目のは、去年の秋ならば桐谷さんが本命と見ていましたが、現在では別に本命がいると読んでいます...)

今週のクイズ。DoCoMoのモバイラーズチェック・1000円分がクイズ正解者の中から毎月10名に当たる双方向番組ならではのクイズである。(HPやハガキでは応募できず、双方向データ放送のi-アクセスでのみ応募出来る。)が、先週予想した通り、今回の問題は「今回のテーマ曲は?」と言う前回と全く同じ問題ですが、選択肢は異なっている。で、4つの選択肢は「五右衛門のテーマ」「怪盗ルパン」「ルパン三世その2」「ワルサーP38」の4つでした。(正解は「ルパン三世その2」です。)→ひょっとしたら、問題は毎回同じで、選択肢だけが変わるのかもしれませんね。

 

↓「恋日」 のTVシリーズ

恋する日曜日 ラブソング コレクション DVD BOX

恋する日曜日 ラブソング コレクション DVD BOX

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2007/02/07
  • メディア: DVD

恋する日曜日 プレミアムDVD-BOX

恋する日曜日 プレミアムDVD-BOX

  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 2004/11/05
  • メディア: DVD

↓テーマ曲関係

ルパン三世 THE 1st SERIES ANTHOLOGY - MUSIC by TAKEO YAMASHITA

ルパン三世 THE 1st SERIES ANTHOLOGY - MUSIC by TAKEO YAMASHITA

  • アーティスト: 山下毅雄, チャーリー・コーセイ, よしろう広石
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2003/03/21
  • メディア: CD
LUPIN THE THIRD first tv. DVD-BOX

LUPIN THE THIRD first tv. DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: バップ
  • 発売日: 2001/07/04
  • メディア: DVD

LUPIN THE THIRD second tv,DVD-BOX

LUPIN THE THIRD second tv,DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: バップ
  • 発売日: 2001/12/05
  • メディア: DVD

LUPIN THE THIRD PART3 DVD-BOX

LUPIN THE THIRD PART3 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: バップ
  • 発売日: 2002/07/05
  • メディア: DVD

劇場版 ルパン三世 DVD LIMITED BOX

劇場版 ルパン三世 DVD LIMITED BOX

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • 発売日: 2003/10/24
  • メディア: DVD
ルパン三世カルト大辞典

ルパン三世カルト大辞典

  • 作者: ルパン三世特捜班
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2000/07
  • メディア: 文庫

ルパン三世 (1)

コミックはこれを代表としておきます。

ルパン三世 (1)

  • 作者: モンキー・パンチ
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 1994/11
  • メディア: 文庫

↓この作品も忘れてはいけません。

マネキン

マネキン

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2004/05/28
  • メディア: DVD

↓名前を記したところだけこちらもピックアップ

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/04/23
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/10/22
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/02/25
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/06/24
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 プレミアム・エディション

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 プレミアム・エディション

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/08/25
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 スタンダード・エディション

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 スタンダード・エディション

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/08/25
  • メディア: DVD


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「FANTASTIC VOYAGE」 [映画(洋画)]

表題の作品は1966年の映画「ミクロの決死圏」である。色々なSF映画はあるが、本作は人体をミクロ化して、人の治療のために人体の体の中に入るというものである。このアイデアは古くからあるものであるが、これを映像化した作品というのは実に少なく、ちょっと珍しい分野の作品ということになる。(本作のリメイクというのではないが、1987年の「インナースペース」は結構有名な所である。→この作品については以前に記しているので、ご覧頂ければ幸いである。ここをクリックして下さい。)

既に40年が経過した作品ということで、最近のCG全盛の最新SF作品と比べると、実に手作りの陳腐な感じがするのは仕方のないことであるが、それが'60's作品(SFの古典作品)らしい雰囲気をだしていて、ここがまた良いところでもある。

映画のデータを記すと、本作の監督はリチャード・フライシャーで、ハリー・クライナーが脚本を書き、撮影を担当したのがアーネスト・ラズロ、特殊効果がL・B・アボット、音楽を担当したのがレナード・ローゼンマンである。そして、出演は、スティーヴン・ボイド、ラクエル・ウェルチ、アーサー・ケネディ、エドモンド・オブライエン、ドナルド・プリーゼンス、アーサー・オコンネル、ウィリアム・レッドフィールド、ジェームズ・ブローリンたちである。

物語は、脳に障害を起した要人を助けるために、ミクロ・サイズに縮小された科学者グループは特殊潜航艇プロテウスに乗り込んで、その要人の体内に入り治療を行うことになった。制限時間は60分しかなく、体内に入ったものの、特殊潜水艇はやはり異物と言うことで、白血球や抗体が行く手を遮り、それらと戦わざるを得なくなってしまう...

時間制限という緊迫した中で、人体という未知の世界で次々と襲いかかる危機の連続という冒険SFアドベンチャー作品であり、画家のサルヴァドール・ダリがデザインした体内の描写は、これだけでも一見の価値がある。アカデミー賞でも、美術監督賞と特撮視覚効果賞を獲得するというように、その美術の方は大いに評価された。未開の土地の冒険や宇宙の冒険とは全く世界が違うが、こういう冒険というのもまた面白いところである。SF作品がお好きな方は、しっかりと見てもらいたい傑作である。

 

ミクロの決死圏

ミクロの決死圏

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2006/09/29
  • メディア: DVD


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