電王#1 [特撮]
とりあえずl話ということで、全く期待していない中で見ました。が、予想を通り越した酷さで、「これ、何?」という酷さだけしか残っていない。(と言うことなので、BGMも選ばず、物語の筋にツッコミを入れる気力も失せてしまった。)
まずは、これってコメディ作品なんですか?(→コメディにしたら笑えない低レベルでしたが...)それから、これって素人が制作した自主製作作品なの?(→出演者の演技力があまりにも低すぎる。演技経験が殆ど無いと言っても、目を覆いたくなるだけでした。)更に、登場人物の基本設定があまりにも極端な設定で、お笑い作品と言わずして何というのでしょうか?あまりにも行きすぎたヘタレキャラだったら、本来の対象年齢であるお子様たちもバカにして相手にしないだけである。「バカ」をやると楽しいということはあるが、「行きすぎたバカ」となると白けさせるだけである。(こんなのに「OK」を出した制作陣、何を考えているのか...スポンサーは玩具が売れれば良いとしか考えていないので、論外。)結局、大きなお友達がグッズを買ってくれることに期待ということですかねぇ。こんな姿勢では言い作品が生まれるなんてあり得ない。→それに気づかないオバカ・スタッフ。ここ数年盛り上がった特撮ヒーロー作品が縮小されていく原因の一つはここにもありますね。
演技力に関しては、演技経験が殆ど無い人が起用されるのがこの枠の特徴であり、1年間という時間を掛けて育てていくという考えがあることは分かっている。よって、初回からしばらくは目をつぶるのだが、今回のキャストはそれにしてもあまりにもレベルが低すぎる。(だからこそ、育て甲斐ははあるのでしょうが...)完全に学芸会である。低予算のC級、D級の自主製作作品の出演者の方がもっと良い演技をしていますよ。これでは見ていてもイライラが蓄積するだけであって、キャラに惹かれるということは全くなく、物語を楽しむのは不可能である。(一応、「アギト」の真魚ちゃんを引っ張ってきて、「これで許してください」と言っているように感じるだけでした。)で、こういう悪循環に入ると、それなりの役者さんなら、オファーがあっても断るでしょう。(喜んで快諾するのは京本政樹ぐらいでは?)
で、それをCGの多用による映像で誤魔化そうというのだから、これはこれでまたもドツボにハマる道を進んでいる。CGの技術は日進月歩であり、あっという間に陳腐化してしまう。で、ゴミと同じように捨てられるだけである。(ということは「電王」は単なる時間枠潰しの作品ということになる。)
売りの一つとした「電車」であるが、「銀河鉄道物語」のパクリと思っていたら、「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3」までもパクっていた。まあ、素人にはそれなりに受けるだろうが、放送終了と共に忘れ去られるだけの全く内容の無いもので、評価出来るような代物ではない。
そんな中で、目新しさと言えば、怪人をフルCGとして、上半身と下半身を上下入れ替えて登場させたということぐらいだろうか。(でも、これもホラー作品の世界などでは既に用いられていて、やはりパクリの一つでしかない。)
「響鬼」の30話以降、完全に狂ってしまった制作陣であるが、もはや何をやっても悪循環という泥沼から抜けられず、もがき苦しんでいるだけ。こうなると全員入れ替えても回復は無理、道は「ライダー休止」しかないですね。「最初からクライマックスだぜ!」というキャッチコピーが、この先は「見る価値なんてないですよ」と言っているように感じました。
尚、1話の怪人として「蜘蛛」にしないで「コウモリ」にしたことはそれなりに評価するが、それだけでは全く救いようがない。(5点満点では星1つも与えられないし、10点満点でも同じ。)
一応、1話と2話はセットでパイロット版という意味合いもあるので、次回まで猶予をとするが、再来週以降は離脱して、日曜の朝8時から8時半は暇になる、ということがほぼ確定しましたね。
最後にもう一言、こんな駄作を放送するなら、名作である「仮面ライダーV3」や「仮面ライダークウガ」の再放送をした方が絶対良いですね。
Boukenger task47 [特撮]
残すところ、今回を含めて3話となったボウケンジャー。いよいよクライマックスの物語に突入しました。ということで、BGMは2枚組の「轟轟戦隊ボウケンジャー全曲集」(主にDISC 1)としました。
リュウオーンが新たなジャリュウを生みだそうとしていたが、肉体は限界に達していて、新たなジャリュウは生まれてこなかった。で、どんな危険なプレシャスだろうが力を手に入れようとしてリュウオーンは出て行った。
基地では、真澄のボウケンジャケットとアクセルラーを手にした菜月が沈んでいる。が、さくら姉さんとチーフはマイペースを保っている。菜月と蒼太は捜しに出ようとするが、「決めるのはアイツだ、捜す必要はない」とチーフ。(ということで、菜月、チーフ、さくら姉さんのキャラがよく出ています。)そうしているとも牧野がリュウオーンがパンドラの函がある遺跡に現れたと知らせる。(Mr.ボイスは不在ということだったが、どうして不在になるの?→何なりかの伏線を張りましたね。)で、出動するメンバーたち。
その頃真澄は一人である海岸にいた。そんな真澄に声を掛ける少女。真澄の言葉は一匹狼の時代のものに戻っていました。
遺跡にやってきたリュウオーンは、そこにあったパンドラの鍵を手に入れようとする。が、ガジャが現れ、それを阻止し「我は全てのプレシャスを破壊する」と言い、リュウオーンを吹っ飛ばし、パンドラの鍵を奪っていく。
遺跡に到着したボウケンジャーの面々。強力なプレシャス反応を探知するが、現れたのはガジャだった。で、手にはパンドラの鍵があった。ということで、パンドラの鍵を回収しようとするボウケンジャーとガジャの間でバトル開始。が、パワーアップしたガジャには攻撃が全く通じない。で、ボウケンジャーを圧倒したガジャはパンドラの函の元に向かった。
で、リュウオーンがその様子を見ていて、ボウケンジャーにガジャの目的を語る。(この時、さくら姉さんが「ガジャは明らかにパワーアップしていました。あなたはその理由を知ってるんですか?」とリュウオーンに問うが、こんな所でも丁寧な言葉を使うさくら姉さん、良いキャラです。)で、「これが冒険者の末路だ」と言って剣を自らの腹に刺して自害するリュウオーン。で、兜だけ残してリュウオーンは溶けるかのように姿を消してしまった。
その兜にプレシャス反応があったことから、それを回収する。で、牧野から連絡が入り、牧野が自らその兜を回収に向かい、ボウケンジャーたちはパンドラの函のある所に向かう。が、チーフは何か不自然なことを感じていた。(流石はチーフです。)
牧野はリュウオーンの兜をプレシャス・バンクの保管庫に運び込み、安心する。その頃、ガジャはパンドラの函の元に辿り着き、手を伸ばそうとしていた。そこにさくら姉さんたち(チーフはいない)が現れ「待ちなさい!」と立ち塞がろうとするが、ガジャのパワーの前になすすべもなく、ボロボロにされる。で、ガジャは「教えてやろう。冥土のみやげだ」と言って、パワーアップした秘密を見せる。ガジャは3つのゴードム・エンジンを自らの体に埋め込んだのだった。→それにしても、こういう秘密を簡単に明らかにしてしまうって、やっぱりガジャって根はいい人ですね。で、さくら姉さんたちにトドメを刺さずにパンドラの函の元に歩み寄ると、鍵を差した。
プレシャス・バンクの保管庫にリュウオーンの兜を運び込み、保管させた牧野だったが、リュウオーンの声がした。兜に残っていた細胞から再生復活したのだった。で「邪竜転生」と口にするリュウオーン。警備員が取り押さえようとするが全く相手にならず、牧野をパンチ一発で気絶させたリュウオーンは、保管されているプレシャスに手を出そうとする。
が、そのリュウオーンの体に巻き付くものがあった。それはチーフだった。チーフはリュウオーンの再生能力を十二分に把握していたのだった。で、レムリアの卵に自らの体を投じて幻獣になることを後回しにして、リュウオーンはチーフを先に倒すことにして、保管されているプレシャスを手にして攻撃開始。チーフも変身して、バトル開始。プレシャスを使ったリュウオーンの一撃を食らったレッドはピンチに陥る。
その頃、ガジャはパンドラの函の蓋を開き、災厄を目の前にした。これがまき散らされたら世界は終わる。が、ガジャはプレシャスを呑み込んだ。で、ゴードム・エンジンがそれをエネルギーとして、「絶望」と言う名前の怪物・デスペラードを生み出した。(「パンドラの函」から最後に出てきたのが「絶望」だったということからこの名前にしましたが、「パンドラの函には「希望」が残っていたんですよね。→これが最終決戦へのキーになるんでしょうね。)
デスペラートはボウケンジャーを軽くあしらった。で、ガジャとデスペラートはゴードムの秘宝のある場所に向かった。で、蒼太が、ゴードムの心臓と脳髄を狙っている、と気づき、さくら姉さんがMr.ボイスに連絡を入れる。で、牧野にそのことを伝えたMr.ボイス。牧野はプレシャス・バンクの破壊を決意して、スイッチを入れた。
レッドとリュウオーンの一騎打ちは、リュウオーンが御託を並べている間にレッドが反撃に出て、決着が付いていなかった。色々と言葉を投げかけるレッド。で剣の勝負で刃を交える。早紀に倒れたのはリュウオーンだったが、レッドも遅れてダメージを喰らっていた。
リュウオーンは人間の姿に戻り、レッドも変身解除した。で、人間に戻りたくないと言うリュウオーンはプレシャス・バンクに走っていった。それを追うチーフだったが、牧野が「プレシャス・バンクに爆破命令が出ました」と告げる。が、チーフは中に入っていく。中ではリュウオーンが爆破を阻止しようとしていて、レムリアの卵を使って人間を捨てようとしていた。チーフがそれを止めようとして再び対峙する。そんな中、「夢を見るのは人間だけ。夢を見続ける限りお前は人間だ」と言うチーフの言葉にリュウオーンの心が揺れる。そして「夢を見続ける限り冒険者だ」と言って手を伸ばすチーフ。が、リュウオーンはそれを拒否。爆破までの残り時間かゼロに近づき、そして「0」となり、プレシャス・バンクは炎を上げて爆発してしまった。
それを見守っている牧野の元にさくら姉さんたちが到着、「あの中に、まだリュウオーンと明石君が...」と告げる牧野。で、顔色が変わる一同。
その頃、真澄は海岸に、ガジャもプレシャスを先手を打って破壊したことを知った。が、ガジャは「神となるのをとめられるものか」と自信を持っていた。
今回の物語は、完全に真澄が蚊帳の外に置かれ、巨大ロボも登場せず、更にレッドの生死は?という状況で、最後の大きなドラマとして大きく動きました。が、戦隊のラストバトルはもっと窮地に追い込まれ、そこから立ち上がるのが常です。いずれにしても、残り2回、見逃すことは出来ません。尚、今回は、レッド(チーフ)の人格者レッドぶりが遺憾なく発揮された物語ということで、歴代戦隊作品というよりも、歴代レッドに捧ぐ、ということにしておきます。
30戦隊大全集の44回目(「歴史上の初」を扱った「スペシャルファイル」の14回目)は「マルチ合体」ということで、「ガオレンジャー」のガオキング、「アバレンジャー」のアバレンオー、そして「カーレンジャー」の天下の浪速ロボスペシャルが一度きりということで紹介される。(考えたら、これが元祖ですよね。)それにしても、CGを取り入れて表現の幅が広がった最近の作品の特徴なんですよね、この「マルチ合体」って。(しかも、玩具の数を増やしているだけということで、お父さん・お母さんからは全く歓迎されないスポンサーの都合によるものでして...)で、菜月が「ダイボウケンに似てるね...」って、ダイボウケンがそれらに似ているんじゃないですか。牧野先生がガオキングとアバレンオーの玩具を隠していたことからも明らかでした。
- アーティスト: TVサントラ, NoB, 岩里祐穂, 京田誠一, 桑原永江, 岩崎貴文, 宮内タカユキ, 八手三郎, 中川幸太郎, 堀江美都子, 藤林聖子
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2006/12/27
- メディア: CD
↓今週のネタ
↓こういうのもあります。
↓今週の30戦隊
<スーパー戦隊シリーズ 30作記念 主題歌コレクション> 百獣戦隊ガオレンジャー
- アーティスト: Salia 山形ユキオ, 山形ユキオ, 桑原永江, 中川幸太郎, Salia, 奥慶一
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2006/03/22
- メディア: CD
百獣戦隊ガオレンジャー MUSIC&SONG COLLECTION
- アーティスト: TVサントラ, ガオレンジャー&山形ユキオ, 串田アキラ
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2001/09/21
- メディア: CD
- アーティスト: 吉元由美, 京田誠一, 遠藤正明, 串田アキラ, 森の木児童合唱団, 串田アキラ 遠藤正明
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2003/03/01
- メディア: CD
- アーティスト: TVサントラ, 遠藤正明, 影山ヒロノブ, 串田アキラ, 高取ヒデアキ, リジェ(鈴木かすみ), ミケラ(緒方文興), ヴォッファ(宇垣秀成)
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2003/12/17
- メディア: CD
<スーパー戦隊シリーズ 30作記念 主題歌コレクション> 激走戦隊カーレンジャー
- アーティスト: 高山成孝, 森雪之丞, 小路隆, 奥慶一
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2006/03/22
- メディア: CD
銀河鉄道物語~永遠への分岐点#1 [アニメ]
関西以外の地域では、去年の10月にスタートしているのだが、それから4ヶ月弱遅れて、関西地区でもようやく放送が始まりました。(今回は初回ということなので取り上げました。)土曜深夜の放送ということなので、またまた土曜夜から日曜午前中が過密スケジュールになっちゃう...(と言っても、一ヶ月前までは「リュウケンドー」があったから、その状態に戻るということですが...)
去年の春先に「銀河鉄道物語」の続編が製作される、と発表された時、BS-FUJIで放送されるものと思っていたのですが、CBCがキー局となり、TBS系での放送というのにはちょっと驚きました。キー局がCBCでなくTBSだったら、間違いなくBS-iでも放送したでしょうから、ここまで遅れることなく見ることが出来たでしょうが、CBCがキー局だったら仕方のない所でしょうね。(それにしても、BS-FUJIでは、何回「銀河鉄道物語」を放送したら気が済むのでしょうかねぇ。26話で最終回を迎えたら、再び1話に戻るというループが何周目に突入していることか...)
まずは、一言。何でMBSは地デジでも4:3の映像なんだ?16:9のワイド画面で制作しているのは分かっている。アナログ放送が4:3で放送するというのならまだ分かるが、せっかくの地デジまで4:3で放送するとは、何を考えているのか。キー局がCBCだからなんて言うのは理由にならないぞ!
で、前作で殉職したブルースに変わって新人のキリアンがシリウス小隊に配属されたということで新メンバーが加わったが、後輩が出来た学とルイがどうなるのかは楽しみですね。が、この二人、前作のラストでは良い関係になったのに、かえって後戻りしている。これが学の謹慎と少なからず関係しているのだろうが、1話にしては少し説明不足でもある。
そう言えば、学が駅に侵入した時のセキュリティ・ロボットの対応も、前作と比べると甘くなった気がする。(侵入者に対してはもっと厳しかったぞ。)
ということで、前作「銀河鉄道物語」よりも全体的にユルユルになっちゃったという印象を受けた。(そもそも、主題歌に力強さが無いというのが致命傷という気がする。→この曲自体は悪いものではないが、「銀鉄」のイメージとはほど遠いものであって...)
ということで、「続編」の問題点が纏まって出てしまったという印象で、期待はずれでした。(尚、こういうことだったので、次回以降は記事として記すことはしないでしょう...)
ケータイ刑事THE MOVIE 2・ナビ [ケータイ刑事]
3/10から劇場公開となる「ケータイ刑事THE MOVIE 2 石川五右衛門一族の陰謀 ~決闘、ゴルゴダの森」、そのナビ番組が放送された。尚、EPGでは「ナビ」ということになっているが、番組タイトルは「メイキング オブ ケータイ刑事 THE MOVIE 2 特別授業」となっていたので、東映チャンネルで放送予定になっている「特別授業」と同じものだと思われる。また、いずれ発売されるであろうDVDの特典映像として収録されるでしょうね。
場所は緑山スタジオだが、これが「青葉台学園緑山校舎」と出る。→いきなり「ケー刑事・ワールド」全開です。マヤヤのナレーションで、「まずは基礎知識を付けておきましょう」ということで、シリーズの歴史(2002年10月にBS-iでスタートというお馴染みのもの)を簡単に説明。(これは誰でも知っていることです。)
続いて授業が開始。「1時間目 歴史」ということで丹羽Pが講師として「ケータイ刑事」の歴史を講義する。当然、原点となった「ルーズソックス刑事」から始まる説明はお馴染みのものである。で、宮﨑あおいちゃんの「銭形愛」、堀北真希ちゃんの「銭形舞」、黒川芽以ちゃんの「銭形泪」(当初は「麗」という名前だったが「涙」→「泪」になったという有名なエピソードも語る。)、夏帆ちゃんの「銭形零」とシリーズの歴史を語る。4代やり、会社も満足して終わると思ったが、「実は従姉妹がいました」ということで小出早織ちゃんの「銭形雷」が出て、ここまでのシリーズ5作の名前が揃った。
ここで、雷ちゃんの下を指して、「当然、ここいますよ。名前も役者さんも決まっている」と発言。(但し、名前は「○」と書いただけで、ここでは明かされない。→夏帆ちゃんと早織ちゃんは知っているとのこと。)→やっぱり「THE MOVIE 2」で6代目を匂わせておいて、4月からスタートの可能性が高いと思います。また、「どんどん増殖していこうと思っている」と言って「おそらくもっと続くと思う」と念を押していたので、やっぱり「ケータイ刑事は不滅」ですね。
続いて「THE MOVIE」の話をして、直ぐに続編の製作を決めたという話から、今回の作品の話に。また、「1があれば2があり、2があれば3が...」ということで「私が生きている限り、永遠に続くんじゃないか」と言っていました。(→適当な休止期間があるとか、シリーズから「卒業」ということがあるので、某シリーズのような心配はないですね。それに、本シリーズには日本映画界を担う若手監督陣、しかもTV作品など手掛けそうもないような凄い顔ぶれが付いていますからね。)
続いて「2時間目 理科(天気)」ということで、講師は雷ちゃん。(「ここからは、銭形雷について勉強しましょう」とテロップが流れる。)で、早織ちゃんの歌う映画主題歌「ケータイ刑事」をバックに、映画のメイキング・シーンがいくつか。雷ちゃん(早織ちゃん)が雷のキャラについて、夏帆ちゃんについて、ドラマと映画の違いについて語る。
CMが入り、「3時間目 数学」の講師は零ちゃん。(夏帆ちゃん、随分と大人っぽくなりましたね。)で、「ここからは、銭形零について学びましょう」とテロップが流れる。で、夏帆ちゃんを中心にした映画のメイキング・シーンに続いて、零ちゃん(夏帆ちゃん)が零のキャラ、早織ちゃんについて、ドラマと映画の違いについて、新しい相棒○○さんの印象(ここでは「○○」と名前は出ないが、後から出てきます。)を語る。
続いて「4時間目 相棒」の講師は岡野さん。シリーズに登場した相棒として、高村、五代、岡野ということから始める。で、「普通なら、私はもう警視総監候補になってもおかしくない。だが、未だに警部補(ここだけはちゃんとテロップが出る)なのは、…」ということで、かつてのどうしようもない相棒がいたと言って「○○」と記す。で、「この○○とは誰でしょう?」と振る。
で「俺だ俺だ」と言って松山進さんが登場。(バックには「カンのメモリー」が流れる。)で「トミーと○○」の「○○」に「マツ」と書き、トミーとマツを中心としたメイキング・シーンがいくつか流れる。そして再びトミーが登場し、岡野のキャラについて、早織ちゃんの印象、夏帆ちゃんの印象について語る。それに続いてマツが松山のキャラについて、早織ちゃん、夏帆ちゃんの印象について語る。で、締めは♪「愛のメモリー」のサビを軽く歌う。
再びCMが入り、CM明けは「昼休みの間に、脇を固める豪華出演者を紹介しましょう」ということで、その他の登場人物を演じる人のインタビュー。最初は石川小百合を演じる星野真里さん。続いて柴田束志の大堀こういちさん、難波副総監の宍戸錠さん、水野警視正の水野晴郎さんが続く。
「5時間目 音楽」は主題歌に関してということで、早織ちゃんのレコーディング風景、感想などを語る。→CDリリースが待たれます。(ところで、芽以ちゃんのように早織ちゃんには歌手デヴューという話は無いのでしょうか?)
続いて「予習」ということで、田沢幸治監督が登場し、メイキング映像、早織ちゃん、夏帆ちゃんの印象、スタッフについて、大変だったシーン、見どころについて語る。そして「映画がより面白くなる3つのキーワード」として、①穴、②カラス、③コスプレの3つを上げていました。
監督に続いては、トミー、マツ、零ちゃん、雷ちゃんがそれぞれ見どころを簡単に語る。
で、劇場版の80秒の予告編が流され、トミー、マツ、雷&零のオール・アップの時の映像でクライマックス。最後にマヤヤが「劇場に来ないと逮捕しちゃいますよ」
ということで、これまでに掴んでいる情報から大きくプラスとなる情報は無かったですが、色々とメイキング映像を堪能できました。劇場公開が一段と楽しみになりました。3/10公開と言うことですが、全国同時公開ではないので、公式HPで確認して下さい。(公式HPはここをクリックして下さい。)
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 スタンダード・エディション
- 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
- 発売日: 2006/08/25
- メディア: DVD
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック
- アーティスト: サントラ, ナミ&チヨ
- 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
- 発売日: 2006/02/01
- メディア: CD
恋する日曜日・3rd.4話「レンズ越しの恋」 [ドラマ]
今回の物語は、桐谷美玲さん主演の「レンズ越しの恋」。テーマ曲は「赤毛のアン」からエンド曲である「さめない夢」である。このアニメは原作に忠実なアニメとして、評判が高い作品であるが、物語の方はこの作品とは一切関係がない。今回の物語は、コミカル色の入った学園ラブ・ストーリーということで、これまでの物語とは少し毛色が違うものである。(黒川芽以さんの趣味であるカメラというものと、「東京少女 ~回転少女」を足して学園ものにアレンジしたような印象を受けました。)が、このように色々な物語があるのが「恋日」であり、オムニバス形式のシリーズの良いところでもある。そう言えば、今回の物語の小中和哉監督と言えば、かつて、NHKの「少年ドラマシリーズ」風のファンタジックな映画「星空のむこうの国」(1986年公開、主演は有森也実さん)がありましたが、その雰囲気に近いものもありました。尚、「恋日」には初登場ということになりました。
三ノ宮なつき(さんのみや・なつき)の生い立ちの写真が次々と出る。「17年前の私」という紹介で、生まれたばかりの赤ちゃんの頃から中学生の頃までの写真が出る。(桐谷さん自身の写真ですね。)が、この頃までと言って最近の写真がない。というのは、お父さんは事故で死んじゃったから、ということでした。で、なつきはその父の影響で、カメラが大好きな高校2年生で、学校の写真部の部長であった。(本人は、他に部員がいないからと言っていました。)
そんななつきは、生徒会長の田島から、卒業アルバムの写真で、各部活の写真を撮影するようにと頼まれる。(自分は生徒会長であり、3年生、なつきは2年生、予算が無くて業者に頼めないと、結局は押しつけたという形でした。)で、運動部の写真を撮って回るなつき。で、グランドに陸上部の写真を撮ろうとしてやってきた。グランドでは丁度選考会が行われていた。で、4人がスタートの準備をした。なつきは早速カメラを向けて撮影を行う。が、走っていた4人の中の一人が躓いて転んだ。彼は3年生の君島孝裕(きもじま・たかひろ)で、陸上部の副部長だった。君島は最下位になっても、最後まで走り、笑顔を見せている。なつきは君島をファインダー越しに見ていたが、その時雷に打たれたような感覚を覚えた。(紙芝居風の雷の絵がいいですね。銭形雷ちゃんに稲妻を落とされるのとは違っているし...)が、それが何か分からなかった。
部室に戻り、現像を始めたなつきに、顧問の橋爪先生は「それは恋だ」と言う。(この時、先生となつきが現像液の調合を揃ってやっているが、これがお料理教室のようでもあって、ちょっと面白い。)なつきはあの人のことを何も知らないし、恋をする理由もないと言う。これに先生は「恋に理由はいらない」という。これになつきは「誰の言葉ですか?受け売りですよね」と尋ねる。これに「イヤリン・ロス、ハーレ・クイーン・ロマンスだ」と答えるが、二人の間が良い味を出している。
それからのなつきは君島のことで頭がいっぱいだった。そんな中、生徒会長の田島に出来た写真を渡す。直ぐに写真を気に入った田島は、「陸上部はこれでいいからバレーと剣道、よろしくね」と言って、更に写真を頼むと消えていった。が、なつきは陸上部の写真の中から君島のアップの写真を大事に持っていた。で、それからのなつきはストーカーのように君島の写真だけを取り続けるようになっていた。(当然のように君島のことを色々と調べていた。)
橋爪先生は「いつになったら声を掛けるんだね。彼は未だに君の存在すら知らないんだろう」と、現像中に切り出す。「今のままで良いんです」と言うなつきだったが、「恋は一人でするもの、愛は二人で作るものだ」と橋爪先生。(「誰の言葉ですか?」というなつきの問いもあります。で「石田純一」と答える先生。→小説だけかと思ったら、色々なことを知っているものですね。でも、「???」という気が...)
なつきは下校中の君島の後を気づかれないようにつけていた。(すっかりストーカーになっちゃった...)友達と別れて一人になった君島が人の気配を感じて振り返ったが、なつきはとっさに身を隠し、君島には見つからなかった。(壁に隠れるなつきのポーズが面白い。)
夜、帰宅したなつきはポストから郵便物を取り出す。そのなかに「三ノ宮なつき様」と言う封筒があったが、自分の部屋に行くと、その封筒を机の引き出しに閉まってしまう。(その引き出しには、同じ人物からの手紙が未開封のままたくさん入っていた。)
着替えてリラックスしたなつきはさりげなくラジオのスイッチを入れる。(「恋日・ニュータイプ」の12話に続いて、またも安東アナのラジオ番組が流れている。話題は「恋」)なつきはラジオを聴きながら君島の写真の整理を始めた。(「My 君島 Memory」と記したアルバムが既にNo.4まである。)No.4のアルバムを手にして開くと、君島の写真の周りには色々と書き込みまでしている。で、新しいページに今日撮影した写真を貼っていく。そんな中、ラジオの方で「恋愛というのは一方通行じゃダメなわけでしょう」「もっと積極的にならなくちゃ」「恋は勉強だ」というアンディの言葉を聞いたなつきは意を決した。で、家から飛び出してファッション雑誌を買ってきた。(買ってきたのは「SEVENTEEN」他数冊。→「SEVENTEEN」のモデルをしている桐谷さんですが、桐谷さんが表紙ではありませんでした。→そこまでのことはやらないのが「恋日」です。)
で、「SEVENTEEN」を読み始めるなつき。その中の「えりなの公園デート」という記事を気に入り、なつきはそれを真似て、メガネを外し、化粧をし、ポラロイドで自分の写真を撮影し、続いて雑誌からモデルを切り抜き、ポラロイドで撮影した自分の顔をモデルの上に貼ると、君島の写真の横に持ってきて、君島の彼女になったつもりになって色々と妄想を始める。
翌日の下校時、友達と一緒に君島が下駄箱にやってきた。帰り道に何処に行こうかという話をしているが、なつきはその様子を影から撮影していた。そうしていると、一人の女生徒が君島に「今日、日直サボったでしょう」と告げる。なつきは「だれ、あの女」と言ってやきもちを始める始末。君島はやることあった、と友達に告げると教室に戻っていこうとする。が、影にいたなつきとぶつかってしまう。君島は「大丈夫、ゴメンね」と言うと、教室に走って行ったが、なつきは「話しかけられた...」と呟くと、そのまま失神してしまった。
着飾ったなつきが公園で待ち合わせをしている。そこに携帯が鳴り、出ると君島からだった。で、なつきの背後から現れる君島。そう、二人はデートをしていたのだった。なつきはまさに夢心地で「夢ならさめなければいいのになぁ」と呟くが「そうはいかないよ、さめない夢なんてない」と言う君島。そこに「三ノ宮君、三ノ宮君」と言う橋爪先生の声がした。君島とのデートはなつきの妄想であり、倒れた間になつきが見ていた夢だったのである。気がついてなつきは心配する先生に「大丈夫です」と行って笑顔を見せるが、ちょっと顔が引きつっていましたよ。
部室に戻ったなつき。部室には君島の写真ばかりがある。しかも、パネルサイズに引き伸ばしたものまである。なつきはその君島のパネルを手にすると、ぶつかった後の妄想を始める。が、そこに「あのさぁ。だんだん酷くなってない」と言う少女が現れた。それは妄想のなつきだった。で、妄想のなつきがなつきの実体にお説教。「もう少し現実と向きあわなくっていいのか」ということで、色々とやりとりを始める。このままでは現実は変わらない、と言う妄想なつきだったが、なつきは「現実は直ぐに変わる。だから嫌なの」と思っていたことを口にした。で、妄想なつきはなつきの現実を口にする。父からの手紙は何度も届いている。なつきに会いたいと書いている。実は、なつきの父は死んでいなくて、浮気がバレて離婚しただけで、なつきが勝手に美化して写真だけで都合のいい話を作っていたのだった。で、君島にしていることはそれと同じだと指摘し、物事から、他人から逃げているだけだと言い切る。そして「いい加減、夢から覚めなよ」と言った。
そこに、部室をノックする音が届いた。「どなたですか?」と言うなつき。「3年の君島です」という答えに、慌てるなつき。辛うじて君島のパネルをロッカーの上に隠したが、君島が部室に入ってきた。「あの後倒れたと聞いたからびっくりしちゃって...」ということで、心配して様子を見に来たのだった。で、再度謝る君島だったが、なつきの次第に体裁悪そうな表情になっていく。君島の目は当然部室にある写真に向き、そこにある写真の全てが全部自分だと気づいた。更に、なつきがロッカーの上に隠したパネルが滑って落ちてきて、それも君島に見られてしまう。で「何だよ、これ?」と問う君島。が、なつきは泣き出して走って部室から出て行ってしまった。
後日、公園で写真撮影をしているなつき。自転車のバックミラーに映った自分の姿を見て、意を決したようだった。
なつきが君島のストーカーになっていたという噂はあっという間に広がっていた。そんな中、陸上部が練習している所になつきが姿を現す。部員たちはなつきを避けるようにする。なつきは真っ直ぐに君島の所に歩み寄ると、背中越しに「あの~」と声を掛ける。振り返った君島。で、なつきは語りかけようとするが、なかなか話が出来ない。そんな様子をグランドの影から見ている妄想なつき。なつきは「私、私...」と小さな声で語ろうとするが、上手く言うことが出来ない。そんななつきをじっとみる君島。(みんなはなつきのことを嫌がっているのに、ちゃんと話を聞こうとするのですから、いい人です。)で、一回下を向いた菜月は意を決して言った。「私…」
エンディングはテーマ曲ではなく、ピアノの演奏によるテーマ曲が流れる。この後、なつきかどのように告白したか、或いは結局何も言えなかったのか、(ここは前者でしょうが...)ここから先は見る者に委ねた余韻のあるエンディングでした。
今回の物語、Aパートは10分半少し、Bパートは15分半弱でした。また、今回の桐谷さんは、ブレザーの制服姿でしたが、ボタンは一列ということで、青葉台学園のものとはかけ離れたものでした。(去年の秋ならば、6代目の有力候補だと思いましたが、遠のいたような気がしました。)
ところで、今回も前回に続いて主演が主題歌を歌わなかった。「主演者が主題歌を歌う」と言うのが「恋日・2nd.」の売りで、3rd.も最初は引き継いでいたが、そうならなかったというのしどういうことなのでしょうか?3rd.はアニメ主題歌を使っているが、丹羽Pもオリジナルに思い入れが強いということで、オリジナルを大事にしようと言うことなんでしょうかねぇ。(そう考えたら、1&2話で主演の黒川芽以さんがテーマ曲を歌ったのは、やはり本シリーズの看板作品と言うことの特別扱いだったということになるのでしょうか?)
尚、エンドロールの最後に「このドラマはフィクションです。」というのはつきものであるが、今回も、その下に「ドラマのストーリーは、主題曲の作品とは一切関係ありません」と出ました。1&2話の時は「はいからさんが通る」と作品名が入っていましたが、やはり本シリーズの看板作品であるための特別扱いだったのでしょうか?
次回の物語は「またあえる日まで」ということで、新シリーズでは初めてタイトルに「恋」という字が入っていない作品である。また主演は岩田さゆりさん。(彼女には「ケータイ刑事」襲名を望む声が多いですが、BS-i作品に登場ということで、これによって「銭形」レースに正式参戦といったことになるのでしょうか?)で、テーマソングは『めぞん一刻』から「悲しみよこんにちは」ということになっています。今回に続いて、学園ドラマのようです。(予告を見る限り、制服はオーソドックスなセーラー服でした。)また、アニメの主題歌を歌っている斉藤由貴さんが先生役で出演してくれたらいいのになぁ... 尚、岩田さんはCDデヴューもしているので、主題歌の方も歌ってくれると思うのですが...
今週のクイズ。DoCoMoのモバイラーズチェック・1000円分がクイズ正解者の中から毎月10名に当たる双方向番組ならではのクイズである。(HPやハガキでは応募できず、双方向データ放送のi-アクセスでのみ応募出来る。)今回の問題も「今回のテーマ曲は?」と言うものでした。(選択肢は全て変わっている。→このシリーズ、最後まで問題は同じということのような予感がします。)で、4つの選択肢は「きこえるかしら」「さめない夢」「あしたはどんな日」「涙がこぼれても」の4つでした。(正解は「さめない夢」です。)→先日、前番組の「恋日・ニュータイプ」のこのクイズで、12月分だと思われるが、このプレゼントに当選して、モバイラーズチェックが届きました。やはり、応募していると当たるものですね。(ちなみに筆者は、「銭形雷」の時(5月度)にも一度当たったから、これで2度目の当選となりました。)こうなると3度目を狙って、今後も応募し続けます。
↓今回のテーマ曲関係
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〈ANIMEX 1200シリーズ〉(29) テレビオリジナルBGMコレクション 赤毛のアン
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- 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
- 発売日: 2007/01/17
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「HISTOIRE D'O」 [映画(洋画)]
表題の作品は1975年のフランス映画「O嬢の物語」である。これは、フランスのエロチシズム文芸作品の古典小説の映画化作品である。しかも、「エマニエル夫人」の続編の依頼を断って本作の監督を務めたのがジュスト・ジャカン監督であり、それだけ力を入れた作品である。原作はポーリーヌ・レアージュで、セバスチャン・ジャプリゾが脚本を書き、監督はジュスト・ジャカンである。また、撮影はロベール・フレース、音楽を担当したのはピエール・バシュレである。出演は、コリンヌ・クレリー、ウド・キア、ジャン・ガヴァン、アンソニー・スティール、クリスティアーヌ・ミナッツオリ、マルティーヌ・ケリー、リ・セルグリーン、アラン・ヌーリーたちである。(主演のコリンヌ・クレリーはこの後、1979年の「007/ムーンレイカー」に出演したことで、改めて名前を広めている。)
物語は、恋人のルネに連れて来られた館にやってきたO。そこで囚われの身となり、全裸にされて首輪と腕輪をかけられた上に犯されて、鞭打ちをされる。が、Oはそれが甘美な快楽に感じるようになっていく。そんなOは、やがてその館を出て、ルネに紹介されたステファン卿の元に行くが、そこでも奴隷のように扱われ、やがて彼との愛の証しのために焼き印を押されることになるが...
こうして記すと、SM系の映画のように思われるかも知れないが、そういう方向には走らず、ソフトに描いているのが本作である。こういう物語でも、しっかりした映像美があり、文芸小説をしっかりと映画化している。こういう作品は、「猥褻か?、芸術か?」ということを必ず言われるが、本作は間違いなく校舎(芸術)に入るものである。尚、本作を現在リバイバル上映しようとしたら、「R-18」ぐらいの指定を受けることになるのでしょうね...
尚、本作には「O嬢の物語 第二章」という一応続編と思われる作品があるが、これは本作のキャラクターを登場させて、見た目上は続編らしい代物になっているが、関連性の無い作品である。
O嬢の物語〈劇場版〉コンプリートDVD-BOX ヘア完全解禁ニューマスター版
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- 発売日: 2006/07/28
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↓サントラ盤ですが、名前だけの続編の「2」と一緒になっています。