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篤姫#20 [ドラマ]

早いもので、今回はもう20話になりました。いよいよ婚礼ということになり、物語の方も大きな節目になりました。そんな中、高村さんとちゃんのご対面!というのが実現しましたね。篤姫も「初めてお会いするような気が致しませぬ」と言っていたが、ふむふむと思ったところでした。

ストーリーの上では、篤姫が御台様となり、今までとは立場が変わりね大きく変わったのに、物語の方は全く変わる気配すら見せず、コミカル色が前面に出た青春コメディ・ドラマになっちゃいました。本当に幕末という激動の時代が舞台なのか?と感じる所であるが、こういう笑いに走る物語って、逆に新鮮です。

初対面がかくれんぼをしていたということで、篤姫は色々と詮索を始める。(ここはちゃんらしいと感じる所でした。)幾島がまた良い味を出していて面白い所でした。

そんな中、阿部が篤姫の元を訪れた。で、遂に実現したちゃんと高村さんのご対面。「斉彬」と言っていたの所を「ちゃん、ちゃん(=妹)」に置き換えるとピッタリと話が通じてしまうが、こういう所は面白い所でもありました。

何だかんだで婚礼の日がやってきた。緊張している篤姫とは対照的に、3度目の婚礼ということで、家定が「疲れるぞ」と言ってしまうなんて、やっぱりコメディ路線ですね。

儀式が進み、夜の儀式へ。ここも完全にコメディとして進んで行く。家定は「わしは疲れた、寝る」と言って、全く篤姫に興味を示さない。一方、コチコチの篤姫は力んでいて、緊張していることがよく分かる。で、「何か面白き話を聞かせよ」と言われてハリスの話をしようとする篤姫。一応、幕末の激動の時代だということを思い出させてくれるところであるが、それを一蹴して「昔話を聞かせよ」と家定。で「むかしむかし、ある所に、夫婦の鼠がおりました。…」と話し始めた篤姫だったが、いきなり寝てしまったなんて、コメディですね。

その後はコメディから「ケータイ刑事」を感じさせる展開になりました。幾島が、家定がうつけという噂があることを知っていたと明かしたことから始まり、遂に篤姫は自分で確かめようとする。庭にアヒルを追いかけてきた家定。(あのCMが頭にあるのは誰でも思うところだが、こういうことをやるなんて、本当にこのドラマって「大河ドラマ」なんでしょうか???)で、篤姫もアヒルを追いかける。(実に楽しそうなちゃん、もとい、篤姫。)で、アヒルを追いつめたが、バランスを崩して池に落ちそうになる。が、それを家定が抱きしめて救った。その時、「謎は解けたよ、ワトソンくん」(「幾島、分かったぞ」)で「上様はうつけなんかではない。家定様は断じてうつけではない」と口にして、その証を立てることを誓った。→この後のストラップを投げる所から先は次回へ続く、ということにしてしまいました。

途中に尚五郎がちらりと登場したが、今回はピエロ役は不要だったと思うんですけど...(篤姫を中心に、コメディとして十分笑わせてくれましたし...)

それにしても、こんなにもコメディ色が強くなるなんて、思っていませんでした。アヒルを出すなんて、ノリは「ケータイ刑事」だし、柴田太郎さんがテレ朝ドラマに出張しているが、NHKではお姉ちゃまが大河ドラマで、お姉ちゃまが「名曲探偵アマデウス」で、それぞれ「ケータイ刑事」を匂わせてくれているし、「ケータイ刑事・ワールド」は何処まで進出するのでしょうかねぇ。また、こうなるとちゃん(和宮)が登場すると、何をやってくれるのかという別の期待も高まります。

次回は、BS-hiの放送は、いつもより1時間繰り上がって17時のスタートです。(総合、BS-2はいつも通り)何か、今回からの大奥・コメディ物語がドンドンと進んでいきそうな感じがするんですけど...(本当に大河ドラマなの???)

 

↓今回はもはやこちらがメインかも...

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

↓一応「篤姫」関係も...

「篤姫」オリジナルサウンドトラック

「篤姫」オリジナルサウンドトラック

  • アーティスト: TVサントラ,吉俣良
  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2008/02/20
  • メディア: CD

NHK大河ドラマ・ストーリー 篤姫 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)

NHK大河ドラマ・ストーリー 篤姫 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)

  • 作者: 宮尾 登美子
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2007/12/20
  • メディア: ムック

篤姫―NHK大河ドラマ歴史ハンドブック (NHKシリーズ)

篤姫―NHK大河ドラマ歴史ハンドブック (NHKシリーズ)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2007/12
  • メディア: 単行本

新装版 天璋院篤姫(上) (講談社文庫 (み9-7))

新装版 天璋院篤姫(上) (講談社文庫 (み9-7))

  • 作者: 宮尾 登美子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2007/03/15
  • メディア: 文庫

新装版 天璋院篤姫(下) (講談社文庫 み 9-8)

新装版 天璋院篤姫(下) (講談社文庫 み 9-8)

  • 作者: 宮尾 登美子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2007/03/15
  • メディア: 文庫


TBは http://meichiku-et.seesaa.net/article/97164697.html を参照されたし。
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「WHITE BADGE」 [映画(洋画)]

表題の作品は1992年の韓国映画「ホワイト・バッジ」である。尚、ビデオ化されたときに邦題が「ホワイト・バッジ/大殺戮外人部隊」と変更されている。韓国側からベトナム戦争を捕らえた作品であり、韓国版「プラトーン」というような雰囲気のある作品である。

作品データを記しておくと、時間は125分、原作はアン・ジョンヒョ、監督はチョン・ジヨン、脚本はコン・スヨン、チョウ・ヨンチェル、シム・スンボ、チョン・ジヨンの4人、撮影はユ・ヨンギル、音楽はシン・ビョンハである。そして出演は、アン・ソンギ、リ・キュンユン、ジム・ヒェジン、トック・ユンジャ、たちである。尚、本作は1992年の東京映画祭でグランプリを受賞し、チョン・ジヨンは最優秀監督賞を獲得した。

1979年、韓国・朴大統領が暗殺されたというニュースが流れている頃、ハン・キジュベトナム戦争に行った時の体験を元にして小説を書こうとしていた。が、その体験を思い出すのは辛いことであり、筆は進まなかった。そんな中、かつての戦友・ピョン・ジンスから連絡が入り、久しぶりに会うことにした。そして再会したが、ピョンは精神的に病んでいて、戦時の後遺症に悩んでいた。が、この再会はハンに戦時中の悪夢を思い出させた...

ベトナム戦争の後遺症に悩むという作品はいくつかあるが、アメリカ兵ではなく、韓国兵の視点から捉えている所は珍しく、同じ題材でも違った視点から描かれたということで、これだけでも貴重な作品である。主人公の心の描写を克明に描いていて、後遺症に悩む問題の大きさを上手く描いている。

原作小説の方も高く評価されているが、下手なベトナム戦争を題材にしたアメリカ映画を見るのなら、本作はしっかりと見ておきたい所である。

 

ホワイト・バッジ

  • 出版社/メーカー: ブロードウェイ
  • メディア: DVD


  

ホワイト・バッジ 大殺戮外人部隊

  • 出版社/メーカー: ブレイブワークスレーベル
  • メディア: VHS

 

↓原作小説

 

ホワイト・バッジ

  • 作者: 安 正孝
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 1993/05
  • メディア: 単行本

 

↓参考まで

韓国の経済発展とベトナム戦争

  • 作者: 朴 根好
  • 出版社/メーカー: 御茶の水書房
  • 発売日: 1993/10
  • メディア: -

朴正煕、最後の一日―韓国の歴史を変えた銃声

朴正煕、最後の一日―韓国の歴史を変えた銃声

  • 作者: 趙 甲済
  • 出版社/メーカー: 草思社
  • 発売日: 2006/05/24
  • メディア: 単行本


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ゴルゴ13#6 [アニメ]

今回の物語は、大統領選挙に絡んだ物語ということで、時節柄を考えたチョイスでした。が、ターゲットは大統領候補の暗殺ではなく、その側近の暗殺であり、厳重な警備が行われている中で、証拠を残さないゴルゴ13の用意周到ぶりが際立つ物語でした。→ある意味では推理ドラマであるが、証拠がないということで逮捕できないという、普通の刑事ドラマでは見られない展開は面白い所でした。

あるスタジアムで大統領指名大会が開催される。警察は鼠一匹すら入れないように厳重な警戒態勢を敷く。そのため、町に入る車も全て検問を受け、プラスチック製の玩具の銃ですら、一旦没収するという念の入れようだった。ゴルゴの車に、プラスチック製の銃があり、警察はそれを一旦預かり、翌日に取りに来るように指示する。で、警察にそれを引き取りに行ったゴルゴ。警察は玩具と判断して返却する。が、この時、ゴルゴに気づいた刑事はマークする。大統領指名大会が行われるスタジアム。一人一人ボディチェックを受けなければ中には入れない。ゴルゴはスタジアムに入る前に、近所の出店で射的ゲームで遊んでいた。その間に警察は罠を仕掛け、ゴルゴの車が車上荒らしに狙われたように見せかけて、サングラスとライターを持ち去った。それに気づいたゴルゴは車上荒らしとして被害を受けたことを警察に届け出た。ゴルゴはボディチェックを受けてスタジアムの中に入る。指名大会が始まり、大統領候補が決まる。が、その時、大統領候補の目の前でゴルゴの銃弾がターゲットの側近を撃った。直ちにスタジアムは封鎖され、誰一人外には出られない状況となる。そんな中、ゴルゴは刑事を殴り、公務執行妨害と傷害現行犯(暗殺犯とは別件)で逮捕した。暗殺犯人として追及されるゴルゴは「弁護士を呼んでくれ」と口を開いた。警察は懸命に証拠を探すが、出てこない。そんな中、弁護士が到着した。それからゴルゴの反撃が始まる。そして一つずつ警察が集めようとする証拠を否定していく。トドメは車上荒らしにサングラスとライター、そして玩具の拳銃が盗まれたと届けていたことから、警察が車上荒らしを仕組んだことも分かってしまった。銃も出てこないということで、このままでは起訴できないということで、警察は釈放するしかなかった...

普通の刑事ドラマでは、色んな伏線が犯行の証拠となるように描かれるのだが、ここではそれが犯行を否定する証拠として成立していくことに繋がっていくように描かれている。(あくまでも別の説明がつくということですけど...)犯行の手口についても明らかになっていくが、決め手となる銃が出ないために証拠がなく、どうしても逮捕できない。刑事ドラマの定石パターンを逆に利用して起訴を逃れるという面白い物語でした。

 

↓この物語の原作はこちらに収録

ゴルゴ13 (35) (SPコミックス)

  • 作者: さいとう たかを
  • 出版社/メーカー: リイド社
  • 発売日: 1992/11
  • メディア: コミック

 

↓現時点での最新巻

ゴルゴ13 148 (148) (SPコミックス)

  • 作者: さいとう たかを
  • 出版社/メーカー: リイド社
  • 発売日: 2008/04/05
  • メディア: コミック

 

↓傑作選をいくつか

各界著名人セレクション BEST13 of ゴルゴ13

各界著名人セレクション BEST13 of ゴルゴ13

  • 作者: さいとう たかを
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2008/03
  • メディア: 単行本

さいとう・たかをセレクション BEST13 of ゴルゴ13 Author’s selection

さいとう・たかをセレクション BEST13 of ゴルゴ13 Author’s selection

  • 作者: さいとう たかを
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2003/11/13
  • メディア: 単行本

リーダーズチョイス BEST13 of ゴルゴ13

リーダーズチョイス BEST13 of ゴルゴ13

  • 作者: さいとう たかを
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2001/12
  • メディア: 単行本


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東京少女・水沢エレナ#3「一日限りのデート」 [ドラマ]

今回の物語は、同じ相手を好きになった少女の物語。これをテーマとした作品は「恋日」でもいくつかあり、色んなバリュエーションがあるが、切ない物語ということがベースにある「東京少女」らしいまとめ方の物語でした。

挿入歌『翼』と主題歌『蕾』が上手いこと使い分けられていて、切ない青春の1ページということを上手く描いていましたね。分かっているけど、こういう物語って、惹かれてしまいます。

ただ、今回の物語では、ちょっと気になる所もありました。それは事故の後、葉子がどうして出てこなかったのかということです。事故の時、その場にいなかったというのは納得できても、何なりか事故のことは耳に入り、病院に飛んでくると思うんですけどね...→こうしたら、30分ではとてもじゃないが物語は纏まらないし、全く違う展開になってしまうのは明白ですけど...

病院の待合室で恋愛の話をしている小林エレナと鈴木葉子。2人は仲の良い同級生である。エレナは好きな人が出来たらこうしたいということを口にしていた。が、電気が消える。もう消灯時間になっていたのだった。エレナのお父さんがやってきて、ちょっと小言を言うが、少しだけ大目に見て貰えることになる。

エレナはデートをする時の夢を語っていた。が、エレナは中学の時に目の前でラブレターを破られたことを今でも引きずっていて、ふられたらどうしようということから、告白できないでいたのだった。一方、葉子は「明日告白するんだ」と口にする。が、それはエレナの意中の人・大泉ということで、ショックを受けるエレナ。そんな時、「消すぞ」とお父さんの声がして、真っ暗になる。

翌日、一人で展望室にやってきたエレナ。(「iしたい。」に登場した映像がここに出てきました。)そこに、葉子から電話がかかってくる。葉子は大泉に告白するため待ち伏せていたのだが、「拒否されたらどうしよう」と、落ち着かなかった。そんな所に大泉が来たということで、電話が切られる。

展望室から出たエレナに葉子からメールが届いた。告白成功で、明日、2人で映画に行くことになり、それを伝えてきたのだった。これにエレナは「よかったね」とメールを返そうとする。

その時、車の急ブレーキ音が耳に飛び込んできた。側だったと言うことで、現場に行ったエレナ。するとそこには大泉が倒れていた。

エレナは大泉を病院に担ぎ込んだ。大泉は足は捻挫したものの、命に別状はなかった。しかし、頭をぶつけたようで、記憶喪失になっていた。大泉の母がエレナの父の診断を語っている。それをエレナはドアの外から聴いていた。精密検査の結果、異常はなく、記憶の方も明日になれば元気になって戻っているだろう、と語る。更に「明日になって記憶が戻ったら、反対に事故を起こしてから朝起きるまでのこと、覚えてないと思いますんで」と付け加える。これを耳にしたエレナは、大泉の病室に向かった。

大泉は記憶喪失になったことをエレナに話す。エレナは「退院だって」と言って、車椅子に大泉を乗せて、外に連れ出してデートをすることにした。

エレナは「今日一日、つきあってくれるって言ったんだよ」と嘘を言う。まずは喫茶店に行こうとするが、大泉の来ているトレーナが汚れていたということで、「じゃあ、先に買い物しよう」と言って洋服を買いに行くことにした。
『翼』が流れてきて、店内で服を選ぶエレナ。で、黄色のジャンパーを選び、ペアルックとした。(ここも「iしたい。」にあった映像です。)ペアルックの2人は喫茶店に入る。(かなり目立っている2人でした。)が、話が進まない。そんな中、ザッハトルテを注文する。大泉はチョコレートは苦手、と言うが、特別な一日だし、葭谷は忘れているので食べる、と言ってザッハトルテを食べる。が「チョコ大好き」ということで、それから話が少しずつ進んでいく。(喫茶店から外にいる人を見ながら、適当なことを話にするが、活弁を見ているような感じで、色んな物語に幅が広がっていくという面白さがありますね。)

やがて、「大泉・アンビシャス」と言ったエレナ。(「ボーイズ・ビー・アンビシャス」と掛けているのは言うまでもない。)そこから将来の夢を語り出すようになって、打ち解けていく。エレナは「もう一ヶ所行きたい所があるの」と言って、そこに行くことにした。(ここでAパート終了。経過時間は14分半弱でした。よってBパートは11分半強となります。)

2人がやってきたのはサンシャイン60の展望室だった。(昨夜、葉子に話したデートをする時の夢をそのままやっているエレナです。)観覧スペースから下界の景色を見る2人。が、何処か悩んでいるような表情を見せるエレナを見て「どうせ忘れるけど、悩みぐらい聴けるよ」と言う大泉。景色を見たエレナは意を決して悩みを語り始めようとする。

そんな時、展望室に来ていたカップルが「写真を撮ろうよ」と言って携帯でツーショット写真を撮る姿を目にした大泉が「俺たちも撮ろうよ。写真撮っておけば、今日のこと思い出せるから」と提案する。「いいよ」と断るエレナだったが、大泉のペースに載せられて携帯を出すエレナ。で、ツーショット写真を撮った。撮影した写真を見て喜ぶ大泉だったが、逆にエレナは切なくなってきて、それが顔に出て「もう、帰ろう」と口にした。

今度は大泉が「俺も行きたい所あるんだけど。つきあわない」と口にする。で、大泉が連れて行ったのは、川に架かる鉄道の鉄橋の下だった。

そのばにやってくると「展望台、気持ちよかった。ここはそのお返し」と言う大泉。ここは自分のとっておきの場所であり、胸に溜め込んだものを全部吐き出せる場所だと言う。ここならいくら叫んでも誰にも聴かれることがないので、そんな時はここに来て思いっきり叫ぶという大泉。で、電車がやってきた時、大きな声を出す大泉。が、「私、別に吐き出すもの無い」と言うエレナ。

そんな時、次の電車がやってきたので、再び叫ぶ大泉。それを見たエレナも大声を出した。大泉は「何があったんだよ?」と叫ぶ。これに大泉に背を向けて「何でもない」と叫んで返すエレナ。が、大泉は気づいていて「言えよ。どうせ忘れるんだから」と言う。

少し考えてから振り向いたエレナは目に涙を浮かべていた。そして「大泉くん、葉子とつきあうんだよ」と言い出して、今日、事故に遭う前に葉子が告白したこと、大泉がOKしたこと、大泉がそのことを忘れていると知ったら一日だけいたいと思い、病院を飛び出したこと、一日一緒にいて楽しい思い出作れれば大泉のことを忘れられると思ったのかもしれない、と正直に話した。その後に「でも、忘れたくない」「フラレるのが怖くてずっと言えなかった」と正直な気持ちを口にすると、「私、あなたが好きなの」と大きな声で叫ぶエレナ。これに戸惑いの表情を見せる大泉。が、「小林」エレナに言葉を掛ける。これにエレナは「返事が欲しい訳じゃない。いいの、もういいの」と踏ん切りを付けようとした。

夜、病室に戻った大泉。そこにエレナがやってきた。お父さんに怒られたエレナ、大泉も母にどやされていた。大泉はエレナに話しかけようとするが「もうすぐ消灯だよ」とエレナ。これに大泉はエレナの父がやぶ医者で、診断が間違っていたらいいな、と口にする。が、今日のことを覚えていたとしてもどうするか分からない、とも言う。エレナは黄色のペアルックのジャンパーを指して「もし覚えていたら、もう一度これ着てくれる?」と尋ねるが、大泉も返答できなかった。エレナは「おやすみ」と言うと病室から出て行は、待合室に腰を降ろすのだった。

夜9時になり、消灯時間と言うことで照明が消え、お父さんがエレナがいるのに気づく。が、何も言わなかった。一方、病室では大泉も目を閉じていた。

翌朝、病院にエレナが走ってくる。待合室には車椅子に乗った大泉が黄色のジャンパーを着ていた。エレナは「その服...?」と小さな声で尋ねる。これに大泉は「全然似合っていないだろう、これ。」と言って、昨日売店で買ったと思うが、全く覚えていない、と語る。更に、自分は記憶喪失になったらしい、と続ける。エレナは「もういいの?治ったの?」と尋ねる。これに大泉は、は昨日エレナが病院まで運んでくれたことに感謝の言葉を口にする。「元に戻ったんだね。よかったね」と返すエレナだったが、元気がなかった。そんなエレナは一昨日、葉子がここで言ったように、テーブルにおでこをぶつけてから意を決し、「大泉くん。私、あなたが好きなの」と告白した。「えっ?」と驚く大泉。が、エレナは「いいの、知ってる。葉子とつきあうんだよね。映画、行くんだよね」と返し「でも、言いたかったの」と口にする。大泉は「ごめん」と口にするが、それを聴いたエレナは振り向くと走って外に飛び出していった。

ここから『蕾』が流れてきて、クライマックスへ。(この曲が切ない気持ちを上手く表現していて、とてもいい雰囲気を作り出している。)エレナは鉄道の鉄橋の下にやってくると、そこで展望室で撮影した大泉とのツーショット写真を削除した。そして電車がやってくると大声で叫んでいた...

次回は、「好きといえない」という物語です。今回とは逆に、つきあっていた先輩に対して○○という物語ということで、今回との変化が楽しみです。また、脚本は中江有里さんということで、これもまた楽しみです。
「BS-iドラマ倶楽部」からのお知らせの映像は、やはり今回の物語の中からということで、劇中にあったビル(サンシャイン60)と展望室からの景色でした。何処が出てくるのかはある程度予想できるが、このコーナーも楽しみの一つです。

好きという気持ちを口にすることが出来ない少女が、ちょっとしたことから夢見ていたデートをするという、どこにでもありそうな物語(事故というのは別ですが...)であるが、エレナちゃんの寂しそうな表情に惹かれてしまいました。ほろ苦い青春の1ページということで、ベタな展開であり、展開は予想できるものであるのだが、やはり、ウルウルくるものです。(それだけエレナちゃんに魅力があるということですけど...)

ただ、葉子も大泉の事故のことを知ると、病院に駆けつけてきて、そこに大泉がいないということで、大騒動になりそうにも思うのだが、そういうツッコミは入れないことにしておきます。

そう言えば、病院って消灯時間が早いので、夜にすることって何もなくて、早寝になるんですよね。(お陰で朝も早起きになる。)過去に2ヶ月ほど入院した時、最初は消灯時刻から1、2時間寝付けないこともあったが、直ぐにそれに慣れると、21:30には完全に睡眠の世界に入っていたことを思い出しました。(朝も5時台に目覚めていました。)→随分と健康的な生活をしていたものです。今ではそんな時間に寝るなんて考えられなくなっちゃいましたし...

『翼』と『蕾』が対照的な曲であるが、この2曲が上手く小林エレナの気持ちを表現していたのは良かったですね。主題歌の1曲だけだと何処かで同じ気持ちの描写になってしまうが、真逆の一にある2曲を使うと、物語の奥行きが広がります。曲の方もなかなか良い雰囲気の曲であるし、次の物語も楽しみです。

筆者の個人HPに作品データをまとめているが、土曜日の間に翌週の監督と脚本が誰なのかが分かるようになったので、これまでは放送終了後の土曜夜と、公式HPにデータが追加される月曜夕方(月曜が祝日の場合は火曜)に更新していたが、これを土曜日だけにします。(翌週のデータは土曜の昼間、放送後に出演者の追加で、土曜日の間に2回更新する場合もあります。)

 

↓原作はこれにあります。

好きといえない (リンダブックス 東京少女 2)

  • 作者: リンダブックス編集部
  • 出版社/メーカー: 泰文堂
  • 発売日: 2008/05
  • メディア: 文庫

 

↓こういうものを...(少し意味合いが違うか...)

若年性健忘症を治す (健康ライブラリー)

若年性健忘症を治す (健康ライブラリー)

  • 作者: 築山 節
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2004/12
  • メディア: 単行本

知っておきたい認知症の基本 (集英社新書 386I) (集英社新書 386I)

知っておきたい認知症の基本 (集英社新書 386I) (集英社新書 386I)

  • 作者: 川畑 信也
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2007/04/17
  • メディア: 新書

認知症らくらく脳トレーニング―ご家族と介護をされる方への別冊付き

認知症らくらく脳トレーニング―ご家族と介護をされる方への別冊付き

  • 作者: 松原 英多
  • 出版社/メーカー: 一ツ橋書店
  • 発売日: 2006/04/01
  • メディア: 単行本

 

↓展望台に行くのならこれを...

キヤノン 防振双眼鏡 15x50ISALL WEATHER Canon キャノン

キヤノン 防振双眼鏡 15x50ISALL WEATHER Canon キャノン

  • 出版社/メーカー: Canon
  • メディア: エレクトロニクス

10倍コンパクト双眼鏡

10倍コンパクト双眼鏡

  • 出版社/メーカー: コピター・ジャパン
  • メディア: おもちゃ&ホビー

SKYVIEW 8倍ダハ双眼鏡

SKYVIEW 8倍ダハ双眼鏡

  • 出版社/メーカー: コピター・ジャパン
  • メディア: おもちゃ&ホビー

ハローキティ 双眼鏡 ローラー

ハローキティ 双眼鏡 ローラー

  • 出版社/メーカー: サンリオ
  • メディア: おもちゃ&ホビー

 

↓こういうものを見つけました。(特に意味はありません。)

サンシャイン 60

サンシャイン 60

  • アーティスト: FLOW
  • 出版社/メーカー: インディペンデントレーベル
  • 発売日: 2002/08/31
  • メディア: CD

巣鴨プリズン記録写真集―今のサンシャイン60は昔の巣鴨戦犯刑務所だった (1983年)

  • 作者: 織田 文二
  • 出版社/メーカー: 丘書房
  • 発売日: 1983/11
  • メディア: -


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ケータイ刑事銭形海7話[裏ネタ編] [ケータイ刑事]

今回の「裏ネタ編」で述べる物語は、第7話「ダイエット界のカリスマ来日! ~インストラクター殺人事件」です。初めて「海(水)」とは関係ない事件となった物語です。本放送の時は、後半に地震速報のテロップに見舞われるとか、次回予告のテロップにミスがあったなど、ちょっと祟られた物語となったのだが、そういう時もあるものです。

今回は、劇中に登場した「ブートキャンプ」と「加圧トレーニング」について、そして、ベリーは設定上、徳島生まれだったがニューオーリンズ生まれと言っていたことから、「ニューオーリンズ」について記すことにする。

尚、注目点は、修正されているだろうが、次回予告において、サブタイトルがどうなっているかです。(放送後、どうだったかを追記しようと思います。)

(5/18 12:00追記)
本放送の時と全く同じで、次回予告は今回のサブタイトルとなっていました。そして、その後の「鑑識メモ」のネタが「秋刀魚」ということで季節を感じるものだったため、「この番組は2007年8月に放送されたものです」というテロップを入れて誤魔化そうとしていました。→こうなると、DVD-BOXの方でどうなるのか見物と言うことになるが、いくら何でもそちらでは修正されるでしょう。(が、このまま誤ったままの方が面白いと言えば面白くなりますが...)

尚、BS-iの本放送の時に記した長文&ネタバレあり版は「ここをクリック」してご覧下さい。(放送直後に記した感想版もここを経由してください。)

ブートキャンプ」:元々は「新兵訓練所」と言う意味であるが、そこから新兵に対して行われる教育や訓練プログラムのことを意味するようになった、そして更に「軍隊式トレーニング」の全般を意味する単語になった。→「言葉は生きもの」ということを感じさせる単語の一つである。

その後、その新兵訓練を一般向けにアレンジしたダイエット用の運動プログラムが開発された。肥満社会とも言われるアメリカにおいて、これが効果があると言うことで、一気にブームに火が付くことになった。

そんな中、ビリー・ブランクスが考案した短期集中型エクササイズを収録したビデオ/DVDの「ビリーズブートキャンプ」は大人気となり、ビッグ・セールスを記録し、日本でも通販を中心に発売されてヒット商品となった。

最初に発売されたのは2004年で、2005年に発売されたものに日本語字幕が入ったものが日本でも発売になった。その後、アメリカでは2006年に続編となる「ビリーズブートキャンプ・エリート」が発売になり、2008年に入ってから、これも日本語字幕が入ったものが発売されることになった。しかし、そのブームもピークを過ぎていて、今ひとつ盛り上がりに欠けている。

今回の物語の本放送は2007/8/18ということで、2007/6月にビリーが来日して、正にブームの頂点の時期の放送であった。(あれから1年弱なのに、もはや忘れ去られた物の様になっているが、「ブーム」とは本当に長続きしないということでもある。)

加圧トレーニング」:身体の本来備わっているメカニズムを利用したトレーニング方法であり、腕や大腿部付け根を適切な圧力で締めることによって血流を適度に制限(止血するのではない。)し、これによってハードなトレーニングを行ったのと同じような状態とし、成長ホルモンの分泌を促進する、というものである。これは日本で開発されたものである。

実際に高負荷運動を行うのではない(最大筋力の20%程度の負荷でで十分)ため、筋肉組織に対するダメージは小さい。また、運動時間も10分程度で良いので、高齢者や関節や靱帯を損傷していて筋力が衰えている人でも効果を得られる。

加圧した状態で10分程度の運動をすることでよく、運動を始めると成長ホルモンの分泌が活発になり、運動終了で加圧を解除すると、15分程度で成長ホルモンの分泌がピークに達する。この時には血流は良くなっているので、成長ホルモンは身体の隅々の毛細血管にまで行き渡り、1時間程度で脂肪分解が始まる。

最所に考案されたのは1966年で、それから更に検討が行われ、1968年に基本的なトレーニング方法として完成する。その後、リハビリにも取り入れられたり、ダイエットのエクササイズとしても確立する。
当然の如く、色々と注意点があるのは言うまでもない。今回の物語のように、場合によっては命の危険もある。海ちゃんが最後に「みなさんも加圧トレーニングをする時は、きちんとしたトレーナーについて正しく行ってくださいね」と言っていたが、その通りである。くれぐれも、素人知識で勝手な判断は危険なので、そういうことはしないようにしましょう。

ニューオーリンズ」:アメリカ・ルイジアナ州の南東部に位置する港湾都市である。人口は50万弱である。(近郊の都市圏人口は130万強である。)メキシコ湾とミシシッピ川河口の自然堤防の上に位置する低地にある。ルイジアナ州の最大の人口を要する都市であるが、ルイジアナ州の州都ではない。(州都は内陸部のバトンルージュである。)

1718年にフランス人が入植し、フランス領となっていたが、1762年には一度スペインに譲渡される。1800年に再びフランス領に戻るが、1803年に1500万ドルでアメリカがルイジアナを購入し、それ以来アメリカ領である。

歴史的には奴隷貿易の中心都市となっていて、南北戦争では南軍に加わっていた。フランス領の時代とスペイン領の時代があることから、その混血であるクレオールの文化が育った地でもある。

1910年代にこの地のブラスバンドから生まれたジャズのスタイルであるディキシーランド・ジャズは有名である。

これまでにも何度かハリケーンによる洪水という災害に見舞われているが、2005年8月のハリケーン・カトリーナが上陸した時には市街地の8割が水没するという大きな被害を受けたのは記憶に新しい所である。

 

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