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THE EIGER SANCTION(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1975年の映画「アイガー・サンクション」である。スタントなしで見せる本作は、迫力のアクションを見せてくれる。「魔の山」と呼ばれるアイガー北壁を舞台にしたスパイ・アクション作品である。また、今では巨匠監督の仲間入りをしているC・イーストウッドの監督作品としたら4本目の作品である。(監督と主演を兼ねるのは3本目である。)

作品データを記しておくと、時間は128分、原作はトレヴェニアン、監督はクリント・イーストウッド、脚本はハル・ドレスナーとウォーレン・B・マーフィ、ロッド・ホイッテカーの3人、撮影はフランク・スタンリー、音楽はジョン・ウィリアムスである。そして出演は、クリント・イーストウッド、ジョージ・ケネディ、ヴォネッタ・マギー、ジャック・キャシディ、ハイディ・ブリュール、セイヤー・デヴィッド、ライナー・ショーン、ジャン、ピエール・ベルナール、ブレンダ・ヴィーナス、グレゴリー・ウォルコット、たちである。

ジョナサン・ヘムロック。かつてプロの殺し屋として世界的に活躍した男だったが、稼いだ金で名画を集め、今では足を洗って絵の牧師として静かに暮らしている。彼はかつて、2度もアイガーに登ることを試みたが、2度とも失敗している。そんな彼の元に、、CIAのチーフ・ドラゴンから仕事の依頼が届く。引退しているヘムロックであるが、断ることが出来ない餌が用意されていたため、ヘムロックはそれを引き受ける。殺しを簡単に済ませたヘムロックに報酬の小切手と証書が渡されるが、帰途、ヘムロックは搭乗した飛行機のスチュワーデスに心を許したことから、小切手と証書を失い、仕方なくCIAに戻った。スチュワーデスはCIAのエージェントであった。新たな仕事がヘムロックに下る。それは、ターゲットは不明であるが、片足が不自由なことと、近いうちにアイガーに挑む国際登山チームの一員ということだった。旧友・ボーマンと共に国際登山チームに参加するヘムロック。登頂が始まり、ボーマンがベースキャンプに残り、ヘムロックたちは頂上を目指すが、天候が急変、仲間に死亡者が出たことからベースキャンプに戻ることにしたヘムロックたち登頂隊。が、事故でヘムロック以外は転落死してしまう。何とかベースキャンプに戻ったヘムロックだったが、目指すターゲットはボーマンだと分かったが...

'90'sになってから、登山を扱った映画が何本か生まれているが、それらはCG処理によって命綱を消すなどの処理が行われていたが、本作はそういうことはなく、生身のアクションによるものであるだけに、迫力が全然違っている。たた、本当にアイガーで撮影を行ったのではなく、モニュメント・バレーでの撮影であるが、なかなかの迫力がある。

物語の方は、真のターゲットが分かるまではサスペンスということでも良いのだが、それが分かってしまうと、ちょっと白ける所がある。が、そういうことを忘れさせてくれるのが音楽である。やっぱりJ・ウィリアムスの音楽となると、違うものである。'70's後半のJ・ウィリアムスは売れっ子音楽家として「スーパーマン」「スターウォーズ」「JAWS」などの大作の映画音楽を手掛けていくことになるのだが、それらの作品の前の本作の音楽の出来を考えたら、大作を次々と手掛けることになるのも納得できる。本当に素晴らしい出来である。(本作を忘れないで貰いたい所である。)

サントラ盤の収録曲は以下の全13曲である。『Main Title』『Theme From The Eiger Sanction』『Fifty Miles Of Desert』『Icy Ascent』『Friends And Enemies』『Top Of The World』『Theme Rrom The Eiger Sanction』『Training With George』『Theme From The Eiger Sanction』『George Sets The Pace』『Microfilm Killing』『Up The Drain Pipe』『Eiger』。

映画よりも音楽に注目し、そして現在では巨匠監督のC・イーストウッド監督&主演作品ということで、しっかりと見ておきたい作品である。

 

The Eiger Sanction: Original Motion Picture Soundtrack

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Varese Sarabande
  • 発売日: 1991/02/19
  • メディア: CD

 

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アイガー・サンクション

アイガー・サンクション

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
  • メディア: DVD


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堀内孝雄『BEST』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは2005年にリリースされた廉価版シリーズの一つで、1500円で手に入るというベスト盤である。アリス時代の曲と、ソロとしてヒットした曲が収録されていると言うことなので、お馴染みの曲が詰まっているということで、お値段を含めて嬉しくなるベスト盤である。ただ、アルバム・タイトルの方が、余りにもストレートすぎますけど...

収録曲は以下の全10曲である。『君のひとみは10000ボルト』『カリフォルニアにあこがれて』『忘れかけていたラブ・ソング』『言葉にならない贈りもの』『ページ99』『忘れな詩』『遠くで汽笛を聞きながら』『少年時代』『秋止符』『僕を育ててくれたあなたへ』。

やはりべーヤンといえば『君のひとみは10000ボルト』でしょう。これがトップにきているということで、これも嬉しい所である。そして、『遠くで汽笛を聞きながら』『秋止符』も捨てがたい曲である。更に、『言葉にならない贈りもの』『忘れな詩』『僕を育ててくれたあなたへ』と、嬉しくなる曲が収録されていて、これらをお薦め曲と言うことにしておく。

べーヤンは、ソロになってからはサウンドが大きく変わっていったこともあるので、本ベスト盤のような構成というのはちょっと貴重でもある。値段も安いことから、アリスを聴いていた片にも手元に置いておきたい一枚である。(こういう企画もののベスト盤は、ドンドンリリースして貰いたい所である。)

 

BEST

BEST

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2005/08/24
  • メディア: CD


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FRANCE JOLI『COME TO ME』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1979年に発表された彼女のデビュー・アルバムである。カナダ・モントリオール出身の彼女が16歳の時にリリースしたアルバムであるが、当時のディスコ・サウンドの一大ブームのなか、『Come To Me』がダンス・チャートでNo.1に輝くと言うように、時代に乗って登場した新星でした。'80'sそして'90'sの時代にもそれぞれアルバムを発表し続けているが、やはり衝撃的なデビューを飾った本アルバムは、ダンス・ミュージック(ディスコ・ミュージック)を語る上では外すことの出来ないアルバムである。

収録曲は以下の全10曲である。『Come To Me [Classy Disco Remix]』『Playboy』『Don't Stop Dancing』『Don't Let Go』『Come To Me』『Playboy [Radio Edit]』『Don't Stop Dancing [Radio Edit]』『Don't Let Go [Radio Edit]』『Come To Me [Instrumental]』『Come To Me [Radio Edit]』。

この中からは、ダンス・チャートでは1位に輝き、Billboardのシングル・チャートでも最高位15位を記録した『Come To Me』でしょう。全体の4割がこの曲であるが、やはりこの曲は彼女の代表曲でもあるだけに、こういう扱いになるのも当然でしょうね。そんな中、注目なのはインスト・バージョンです。

お薦め曲は、言うまでもない『Come To Me』(本アルバムでは4つのバージョンが収録されているが、[Classy Disco Remix]と[Instrumental]がお薦めです。)と、『Don't Stop Dancing』『Don't Let Go』をピックアップしておく。いずれもが当時のディスコ・サウンドということで、時代を感じさせてくれるところである。

'70's終盤の世界的なディスコ・サウンドの一大ブームの波は大きく、彼女もそうであるが、その時にビッグ・ヒットを放ったアーティストは、誰もがその当時のサウンドが印象強く残っているため、後にサウンドが変わっていくとヒットに恵まれないというアーティストが多いのだが、一時代に名前を残したビッグ・ヒットがあるだけでも凄いことである。当時のサウンドに浸りながら、体を動かすのもまた粋なものである。楽しみながら堪能しましょう!

 

Come to Me

Come to Me

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Unidisc
  • 発売日: 1994/02/01
  • メディア: CD


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