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「ESCAPE FROM NEW YORK」 [映画(洋画)]

表題の作品は1981年の映画「ニューヨーク1997」である。近未来のアメリカ・ニューヨークを舞台にしたアクション作品である。それにしても、ニューヨーク・マンハッタンが巨大な刑務所になったという設定には度肝を抜かされるところである。尚、「近未来」と言っても、本作の時代設定は1997年なので、既に過去になっているが、製作されたのが1981年ということで、一応「近未来」というように考えましょう!

作品データを記しておくと、時間は99分、監督と音楽はジョン・カーペンター、脚本はジョン・カーペンターとニック・キャッスルの2人、撮影はディーン・カンディである。そして出演は、カート・ラッセル、リー・ヴァン・クリーフ、アイザック・ヘイズ、ドナルド・プレザンス、ハリー・ディーン・スタントン、エイドリアン・バーボー、アーネスト・ボーグナイン、シーズン・ヒューブリー、オックス・ベーカー、トム・アトキンス、ジョン・ディール、たちである。

1997年のアメリカ。犯罪がはびこり、マンハッタン島の周囲には高い壁が築かれ、川には電流が流され、上空にはヘリコプターが常時巡回飛行をするという厳戒態勢の刑務所となっていた。そしてそこには全米の囚人300万人がいた。そんなマンハッタン島に大統領専用機が過激派にハイジャックされて墜落した。マンハッタンにいるデュークを頭とするストリート・ギャング・ジプシーズは、これを絶好のチャンスとして、大統領を捕虜にして、全囚人の釈放を要求した。これに対して、政府は、犯罪の帝王と呼ばれる元特殊部隊にいたスネークという男の終身刑を恩赦とすることを条件にして、スネークに大統領救出を託す。が、スネークにニトログリセリンを注射して、24時間以内に大統領を救出しなければ爆死するように、タイムリミットも設けた。スネークはハンググライダーでマンハッタンに潜入し、大統領救出しようと、ストリート・ギャング・ジプシーズたちの襲撃を受けながら、戦っていく...

近未来の設定に、退廃した都市というものは珍しいものではないが、本作はいかにもJ・カーペンターらしい独特の世界がある。そして、その世界観を盛り上げる音楽が絶妙である。また、作品にはB急作品を匂わせる所が随所にあり、それがまた独特の世界観を生み出していて、大作映画を凌駕した内容に仕上がっている。物語の展開もよく、これはSF史に残る傑作である。今だに高い人気があるのも納得出来る所である。

尚、本作から15年後の1996年になって、本作の続編である「エスケープ・フロム・L.A.」が製作されたが、そちらと共に見ておきたい作品である。

 

ニューヨーク1997

ニューヨーク1997

  • 出版社/メーカー: 東北新社
  • メディア: DVD

ニューヨーク1997

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  • 出版社/メーカー: 東北新社
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↓続編はこちら
エスケープ・フロム・L.A.

エスケープ・フロム・L.A.

  • 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
  • メディア: DVD

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ケータイ刑事銭形海31話(3rd.5話)[改訂版] [ケータイ刑事]

MBSの放送もあと2ヶ月。今回は通算では31話となる3rd.第5話「川渕浩探検隊シリーズ! ~海底洞窟の謎を追え!殺人事件」です。「川渕浩探検隊」シリーズの第2弾ということで、お姉ちゃま(「・1st.15話」)に続いての第2弾であるが、リメイクと言っても良く、基本的な展開は全く同じでした。(が、こういうノリというのも楽しい所である。)

今回はいつも以上に長文になったので、余計なことは省略して、長文&ネタバレありで記していきます。尚、放送直後に記したものは「ここをクリック」して下さい。

・1st.15話」と同様に「今回のケータイ刑事は、大袈裟なセミドキュメンタリータッチで放送します!」と赤い文字のテロップが最初に出て、浦口アナのナレーションが入る。続いて、日本が赤色で示された世界地図から日本がアップになり「神奈川県横浜市青葉区緑山」というナレーションで、緑山がアップになる。「時代に取り残された最後の秘境とも言うべき前人未踏の地・緑山オープンスタジオ。決して生きて帰ることが出来ないと言われるこの魔の山に、一体何が潜んでいるのか...?」と続くナレーション。「氷曜スペシャル」という旗の付いた車(=川渕浩探検隊)が隊列を組んでやってくる。「一見平和とも思えるこの辺境の大地。しかし、一旦足を踏み入れれば弱肉強食の世界が繰り広げられるジャングルの掟が待っている。我々取材班は、この緑山に生息するという伝説の天才女子高生刑事の謎に迫るため、決死の取材を敢行した」とナレーションが冒頭の説明を終えると、「水曜スペシャル・川口浩探検隊」ばりに今回のサブタイトルが赤字で黒い縁取りの文字で出る。(「・1st.15話」と書体も同じ。但し、文字の縁取りの色が「雷」では「白」、今回は「黒」に変わっている。)

木の枝の杖を手にして山道を歩いているちゃんと、その後をコート姿の松山さんが続く。「何処まで歩くんですか?松山さん?」と弱音を口にするちゃん。これに「俺だって一週間に一度の日焼けサロン、キャンセルして来たんだぞ」と言って、コートの内ポケットから招待状を取り出す松山さん。ちゃんはそれを奪い取ると(いつものように)声を出して読んでくれる。「伝説の刑事であるあなたの取材をしたく、緑山オープンまで来られたし」(この文面も雷お姉ちゃまの時と同じです。)そして最後に「警視正 銭形海殿」と書かれているのに気づいた。すると「これ、私に来たんじゃないですか」と文句を言っている(お姉ちゃまの時もそうでした。)松山さんは「えっ、あっ、そうだよ」と平然と返す。「そうだよって...」と文句を言おうとする海ちゃんだったが、その時突然、(白い)網がちゃんを捕らえた。(お姉ちゃまの時は「」の網で、岡野さんも一緒に捕らえられたが、今回はちゃんだけでした。)で、悲鳴を上げるちゃん。

カメラの録画画面になり左上に「REC」と出て、「我々は遂に伝説の女子高生刑事の捕獲に成功した」とナレーションが入る。松山さんがちゃんの網を解いて助け出す。ナレーションは続き「だがそこに、我々の行く手を阻むかのように、顔面を引きつらせた恐ろしい日焼け男が出現した!」と松山さんのことを化け物扱いする。松山さんは「何だこれは!?!?」とカメラに向かって叫び、木の枝の杖を振り回す。「男は我々取材班を威嚇するかのように吠え始めた」(探検隊が原住民に出会った時のナレーションですね。)ちゃんも「何するんですか!」と叫ぶ。するとまもなく「はい、カット!」という声がして、ディレクターの浜弘大が現れた。

浜はちゃんの所にやってくると「すいません。僕、『大好き十五つ子ちゃん』で有名なドリマックスの新進ディレクターで、浜弘大と申します。よろしく」と挨拶をする。(十五つ子ちゃんって、これは「大好き!五つ子」シリーズをパロッているというのは言うまでもない。)ちゃんは口を膨らませて「その浜さんがどうしてこんなことを!!」と怒る。すると浜が説明をする。「実は、我々取材班は、幻の女子高校生刑事・銭形海ちゃんを発見。2代目・川渕浩さんと感動の対面をして、この緑山に潜むという海底洞窟の謎を暴き出そうと、企画を立てたんです」と話す。これにちゃんは「あの、山に海底洞窟なんて存在しません」と真面目な顔で否定する。が、すかさず2代目・川渕浩が「いや、海底洞窟は存在する」と自信満々に言い、「俺は氷曜スペシャル2代目・川渕浩だ」と力んで名乗る。そして「まずはこれを見ろ!」と言って説明を続ける。(ナレーションが語ってくれる。)「その洞窟は50年に一度、海水が湧き出し謎の海が現れるという伝説がある。」すると松山さんは「何だって?」と目を丸くする。

川渕浩は続いて語る。「そして、極めつけはこれだ!」と熱く言うと、50年前に緑山で発見されたシーラカンスの魚拓を示す。が、ちゃんは「小っちゃ」と切り捨てるが、松山さんは「銭形、凄いじゃないか!シーラカンスだ、シーラカンス」と感激していた。が、ちゃんは「松山さん、くだらないから帰りましょう」と言って帰って行こうとする。松山さんは「ちょっと待て」と言ってちゃんを呼び止めると「折角だから行こうよ。スターになれるチャンスかもしれないよ」と説得しようとする。しかしちゃんは全く興味を示さず、「お断りします」と言って腕組みをした。(「スター」と言われても、「・2nd.4話」でも芸能プロダクションのスカウトに興味を示さなかったので、無駄ですよね。)すると「そうだ、回転寿司、日焼けサロン付き」と松山さんは条件を口にする。が、ちゃんは呆れかえって何も言わない。すると松山さんは「分かった。回らない寿司、どうだ」と松山さん。で、ちゃんはそれを想像して行くことにした。→「焼き芋」じゃなくて、「回らないお寿司」で納得というちゃん。食べ物に吊られる所はやっぱり銭形家のお嬢様です。(そう言えば、ちゃんには「焼き芋」ネタは出てこなかったですね。)

ナレーション「幻の女子高校生刑事と感動の遭遇をした我々取材班は、更に不吉な空気が漂う奥池へと足を進めた。と、その時!」ちゃんたちは、川渕浩を先頭に、取材班と共に山道を歩いていく。尚、脇にある木には「人生の崖っぷち有!」とか「人喰いクマに注意」という(お馴染みのお遊びの)注意書きがある。ちゃんが躓いて悲鳴を上げた。「我々の予感は現実となって現れた。」とナレーション。「大丈夫か!?」と川渕浩が駆け寄る。ちゃんは「もう、こんな山道歩くから...」とぼやく。(靴に穴が開いた。)それを見た川渕浩は「これはアオバサソリの仕業だ!」と叫ぶ。ナレーションが「アオバサソリとは、どんな頑丈な靴の上からでも猛毒の針を突き刺す、緑山だけに住む恐ろしいサソリ。」と「川口浩探検隊」のノリそのままで説明する。これにちゃんは「あの、横浜市青葉区にサソリはいません」と反論する。しかし「いや、いる!」と熱く返す川渕浩。そして「みんな、気をつけろ!」と指示を出し、ちゃん以外全員(松山さんも含む)は「はい」と言って敬礼する。→お姉ちゃまと同様に、ちゃんだけが冷めている。

「その時だった。」とナレーションが入り、男の悲鳴がする。「我々取材班の前に恐ろしい怪人が姿を現した!」とナレーションは続く。ベイスターズのユニフォームを着た佐々木監督が「人喰いイルカの襲来だ!」と言いながら逃げてきた。が「イルカは人なんて食べません!」とちゃん。佐々木監督は「ちゅうちゅうして」と言いながらちゃんに迫るが、ちゃんは頬を膨らませる。するとナレーションが「銭形海は怒るとフグのように可愛く頬を膨らませるのだ」と説明する。佐々木監督の手がちゃんの膨れた頬に伸びるが、それを掴む手が現れた。で、怒りながら佐々木監督を連れて行く女性は「あんたって人は...」と怒りながら佐々木監督を引っ張っていき、カメラに向かっては「家庭の問題撮らないでよ」とクレームを付けて、レンズを覆い隠した。(佐々木監督夫人の滝本ゆにさんでした。)→「・1st.15話」でも「ちゅうちゅうして」は出てきました。

「自然の脅威と戦いながら、我々取材班は遂に一つの洞穴の前に辿り着いた」とナレーションが説明し、一行は洞穴の前に辿り着いた。「これがその海底洞窟か?」と盛り上げるナレーションだったが「これは普通のトンネルでしょう」とちゃん。そんなところに「はい、カット」と浜監督の声がした。そして「あのー、これ、お願いします」と言って救命胴衣をみんなに配る。「何だこれ?」と松山さんが尋ねると「海水に溺れた時の用心です、一応」と浜監督が説明する。しかしちゃんは「山の中で海水なんて出るはずありません。私はいりません」と言って浜監督に救命胴衣を突き返す。松山さんも「俺もいいよ」とちゃんと同様に浜監督に返す。が、川渕浩や探検隊のメンバーたちは救命胴衣を身につけていた。

川渕浩は「カメラさん、ほら、俺たちが洞窟に入っていく所、中から撮ってよ。「未知の場所にどうして先にカメラがいるんだよ」って言うほら、お約束のツッコミ入れる大事なカット…」とカメラさんに注文する。が、浜監督は「ちょっと待って下さい」と言って駆け寄ってくると「カメラ位置を決めるのはディレクターのこの僕です。川渕さん、あんたは演じることに徹して下さい」と注文を付けた。川渕浩は「ちぇっ、お約束のカットだって言ってんだろうよ...」と不満を口にすると、洞窟に向かった。で、探検隊に続いてちゃんも後を追うように洞窟に入っていった。

トンネル(一応、「洞窟」と言っておきましょうか...)に入っていった一同。「洞窟内は不気味な静けさに満ちていた。まるで悪魔の衣袋に呑み込まれたかのような重い湿気が我々取材班を覆う」とナレーション。(何とか盛り上げようとするナレーション。これは言葉の上手い所です。)が、ちゃんは「やっぱりどう見てもただのトンネルですよね~」と言って周囲を見回しながら進んでいた。

そんな中、川渕浩が「重たいなあ、ちょっとカット、カットしてくれ」とカットを要求し、救命胴衣を脱ぎ捨てた。これに浜監督が「おいおい、何があっても、ディレクターがカットかけるまで続けるのがタレントの仕事だろう!」と川渕を注意する。が「タレントの行動に口を出しすぎだよ」と文句を言う川渕浩は「若いのに生意気なディレクターだな」とイチャモンを付けて一悶着始まる。浜は食ってかかろうとするが突き飛ばされてしまう。頭を押さえながら立ち上がると「この野郎!」と言って川渕と取っ組み合いを始める。で、ちゃんと松山さんが「やめて下さい」と言って間に入って、2人を止めた。浜は「今すぐ救命胴衣取ってやれ」と投げやりに叫んだ。

「我々取材班は、洞窟内に海水が出るという決定的瞬間を逃さないために、小型カメラを設置することにした」とナレーションが語り、スタッフたちはその準備を整えていた。がスタンドが壊れているとして注意する声が飛び、それを宥めるように川渕浩は「まあまあ」と言って砂袋を渡して、自分も準備作業に加わる。それを見たちゃんと松山さんは笑顔を見せて一安心していた。

ナレーション「と、その時だった」と入る。突然川渕浩が「あれは何だ?」と叫んだ。「洞窟内に予期せぬ出来事が起こった!」とナレーションが続く。川渕は「海底毒蜘蛛だ。シースパイダー出たぞ!」と叫ぶ。で、一同は慌て出す。ナレーションは「海底毒蜘蛛シースパイダーとは、猛毒を持った海底の悪魔。正にその毒牙が取材班を襲おうとしていた」。これにちゃんは懐中電灯をアゴの下から上に向けて照らし「あの…」と言う。それを見た松山さんたち一同は驚きの声を上げる。海ちゃんは呆れ顔で「この山に毒蜘蛛なんか出ません。いい加減にして下さい、も~っ」と言って後ろを振り返った。が、悲鳴を上げるちゃん。毒蜘蛛の姿を目にしたのだった。で、川渕は「兎に角ここは危険だ。みんな早く、洞窟の外へ!」と指示を出す。で、走って外に逃げて行った一同。

外に出ると松山さんは息を整えながら「本当毒蜘蛛出たよ。嫌いなんだ、俺」とちゃんに漏らす。(松山さんの弱点が一つ暴露されました。)ちゃんは冷静にみんなを確かめるが、浜監督がいないことに気づき「あれっ?浜さんは?浜さんがいない」と言う。そうしていると、探検隊が持っているトランシーバーから浜の声がした。「水が湧き出してきた...」で、川渕浩が叫ぶ。「浜さん」が、帰ってきたのは「海底洞窟は本当にあったんだ!」という浜の叫びだった。川渕浩はその声に呼びかけるが、応答はない。すると「海水に呑み込まれたんだ。そうに違いない」と叫び、洞窟の方に走っていった。それを見た松山さんはちゃんを見て「銭形」と言うと「はい」とちゃんが返し、ちゃんと松山さんは川渕浩の後を追った。(探検隊のメンバーたちがその後に続く。)

途中で、「また海底毒蜘蛛だ」と言う川渕。(確かに足元に大きな蜘蛛の玩具が...)探検隊の隊員たちに「お前たち、退治しておけ」と指示を出した川渕浩は走って洞窟に向かう。ちゃんも「行きますよ」と行って松山さんを引っ張っていって川渕の後を追い、隊員たちは毒蜘蛛(の玩具)の退治を始めた。

洞窟の中にやってきたちゃんと松山さん。そこには呆然と立ち尽くしている川渕がいた。で、目を移すと、浜監督が死んでいた。そして「警視庁から入電中」と事件を知らせる入電が入る。「青葉区緑山で変死体事件発生。死亡したのはドリマックス・ディレクター・浜弘大。直ちに捜査を開始せよ」→事件というのは分かるが、緑山は「神奈川県横浜市青葉区」なので、神奈川県警の管轄であって、警視庁の管轄外なんですけど... →縦割りに捕らえていてはダメですよね。「事件が起こればいかなる時も現場に駆けつける」のが「ケータイ刑事魂」ですから。

捜査を開始したちゃんは現場写真を撮影していた。そんな所に逆立ちの掛け声がして、「報告します」と逆立ちをした柴田さんの足が登場する。で、逆立ちを止めて立ち上がると敬礼をし、「被害者の皮膚、および唇の青色化状態から見て溺死の可能性があります。それと後頭部に殴打の痕も見られました」と報告した。すると松山さんが「それならさっき、喧嘩の時に、壁に頭を打ちつけたんだ」と漏らす。ちゃんは「死因は何ですか?」と尋ねる。「死因は大量に水を飲み込んだことによる窒息死です。肺の中から発見された水の成分は、塩素19%、ナトリウム10.7%…」と報告する。ちゃんは「海水ってことですね」と漏らすと「そうです」と柴田さんは説明を続ける。「プランクトンの生息状態から、水深30m以下の海水の可能性があります」と語る。すると「海水の恐怖はまだ残されている。死者をも出したこの魔の山からの脱出は、可能なのだろうか?」とナレーションが入る。が、これにちゃんが「そのナレーションはもうおしまい」とクレームを付ける。(やはりこれもお姉ちゃまと同じで、姉妹ですね~。)更に、「柴田さんは引き続き、浜さんの死因を調べてください」と指示を出し、「了解」と柴田さん。

ちゃんは改めて現場を観察する。ちゃんの背後から松山さんが「この溝から海水が湧き出たのか...」と漏らすが「そんなことあり得ませんよ」とちゃんは返す。で、そこにあったロープに小さな海老を発見し「これ、何でしょう?」と口にする。すると松山さんが「海老、海老だなぁ」と言った。そして「やっぱり海水が湧き出たんだ...海にいる海老が一緒に出てきたった不思議じゃないだろう」と言って海水が湧き出たと確信する。がちゃんは「海水が一瞬に湧き出すなんて...」と信じられないという表情をしていた。松山さんは「しかし、お前。水が一人でやってくる訳でもないし、誰かに連れてこられる訳でもないだろう」と言う。するとちゃんは「それですよ」と言い、閃いた。で、立ち上がり「誰かが意図的に海水を持ち込んだとしたら...」口にする。更に、側に落ちていた救命胴衣を拾って手にする。その救命胴衣からは水滴が落ちていて、それを目にしたちゃんは目を閉じて熟考に入る。やがて目を開けると「寄せる、悪のさざ波」(ここでAパート終了。経過時間は13分半弱ということで、Bパートは12分強になります。)

救命胴衣を手にしたちゃんは「この中に海水を入れていたとは考えられませんか」と言う。松山さんがちゃんの側にやってくると「しかし銭形、死んだ浜さんは、これを装着するように指示したんだよ」と言う。そんな所に「鑑識から入電中」という柴田さんの着ボイスでちゃんの携帯に着信が入る。で、電話に出るちゃん。「ちゃん。浜さんは窒息しただけではありません。死亡した時に、アナフィラキシー・ショック、つまり食物アレルギー反応を起こしていたそうなんです」と告げた。「アレルギー?」とちゃんが返すと「そうなんです。浜さんは極度の海老アレルギーだったそうなんです」と報告し「また何かありましたら報告いたします」と言って敬礼すると、電話を切った。(「・1st.15話」では蕎麦アレルギーでした。)

で、ちゃんは携帯をポケットにしまうと「浜さんは海老アレルギーだった...」「海水を持ち込んだのも浜さん...」と漏らし、再び考え始める。松山さんが「じゃあ、浜さんが自作自演で自殺したって言うのか?」と言うが「そうじゃありません。でも、もし、海底洞窟が本当に存在するように見せるための演出だったらしたら...」と口にする。これに「何だって?」と松山さん。ちゃんは溝の所に腰を屈めると「毒蜘蛛騒動が起きている隙に、浜さんは救命胴衣から海水をこの溝に流し込んだ。そして、私たちが出ていったのを見届け、あたかも海水に呑み込まれたように見せるため、トランシーバーで芝居をして、水に顔をつける。ここまでは浜さんの狙い通り...」と説明する。松山さんは「なるほど、それなら海水の謎は解けるな」と納得する。ちゃんは続ける。「しかし、海水には海老が混入。浜さんはアレルギー・ショックを起こし、溺れ死んだ」と語る。松山さんは「じゃあ、浜さんはやらせ演出をしようとして、事故が起きたっていうのか?」と尋ねる。ちゃんは「誰かが海水に海老を入れて殺した可能性もありますよ」と告げた。

緑山スタジオの庭に戻ってきたちゃんと松山さん。探検隊とスタッフたちは撮影を続けようとしていた。松山さんが「おい、どうしたんだ?」と言って川渕の側に行って尋ねた。「番組を続けるんですよ。浜さんは海底洞窟から湧き出した水に呑み込まれた。それを番組で解明するのが我々の使命だ」と語る。が、ちゃんが「違います。浜さんは殺されたんです」と告げる。すると川渕はちゃんを見て「何だって?」と驚く。「現場にあった救命胴衣から、海水の成分が検出されました。浜さんを殺せるチャンスがあったのは、洞窟内にいち早く入ったあなただけです」とちゃんは言うが、「何を言ってるんだ、君は」と言って反論を開始する川渕。「浜さんが海水に呑み込まれた時、俺は君たち一緒にいたじゃないか。一体いつ浜さんを殺す時間があったというんだ?」と逆に問う。ちゃんは「あなたと浜さんは予め打合せをしていたんです。あなたたちは海水を採取し、救命胴衣に仕込んだ。そして毒蜘蛛騒ぎが起き、浜さんはみんなが出ていくのを見送ると、救命胴衣から洞窟内にあった溝に海水を満たす。あなたは浜さんに知られないように、救命胴衣の中の海水に海老を放しておいた。何も知らない浜さんは、予定通り海水に顔をつけ、溺れたふりをした。アナフィラキシー・ショックで呼吸困難に陥った浜さんは、そのまま意識不明となり溺死」と、推理を語った。

これを聴いていた川渕は「流石は伝説の女子高生刑事。しかし、まだまだ甘い」と言ってちゃんの推理にケチを付け始める。「アナフィラキシー・ショックを起こしたら、浜さんは苦しんで顔を溝から出すはずだ。溺れ死ぬことは無い」と自身たっぷりに言い「違うか」と念を押すように言う。して「絶対に殺せるという可能性もないのに、最近の警察は怖いなぁ。人を疑うなんて」と煙に巻き、去っていった。ちゃんはこれには反論できなかった。そんなちゃんを見た松山さんは「そんなに気落ちするなよ。こんなこともあるよ」とちゃんに慰めの言葉を掛けた。(が、これにも何も返さないちゃんでした。)

そんな所に「あれっ?」と言うスタッフさんの声がした。「どうしたんですか?」と言って駆け寄るちゃんと松山さん。するとそのスタッフさんは「砂袋の数が1個多いんです」と答えた。松山さんは「砂袋?何それ?」と尋ねると、砂袋について説明するスタッフさん。そして「事故が起こった時、現場に1個残してきたんですが、数が足りているんです」と不思議に思ったことを語った。松山さんは「無いはずの砂袋がある...」と呟き、ちゃんは「一緒に現場に来て下さい」と言って、そのスタッフさんと松山さんと共に、再び洞窟内の現場に向かった。

現場の洞窟に到着した3人は砂袋を探すが、何処にもそれは無かった。スタッフさんは頭をかきながら「おかしいなぁ。確か、このスタンドに括り付けてあったはずなのに...」と狐に摘まれたようになる。するとちゃんは、スタンドのある位置から少し離れた所に砂の小山があるのに気づき「これ、砂袋の砂じゃないんですか?」と尋ねた。が、スタッフさんはその砂を確認せずに「いえ、その砂は違いますよ」と答えた。「どういうことなんだよ?」と松山さんが尋ねると、スタッフさんは、「今は、砂袋と言っても、中に入っているのは砂じゃなくて金属の粒だったりするんです。こんな古いもの、うちの会社(ドリマックス)じゃ使いませんよ」と一笑に付した。ちゃんはその砂を手にし、更に側の倒れているスタンドに目を移すと笑顔になった。で「そうか、そうか、そういうことか」と閃いた。で「どうした?」と松山さんが尋ねると、ちゃんは大きく一回頷き、立ち上がり、「謎は解けたよ、ワトソンくん

川渕浩はその頃、小道具置き場にいて、ゴミ箱に何かを捨てようとしていた。そんな所に三味線の音が届く。岩に白波が砕け散り、夜の闇に包まれる川渕。「大波小波かき分けて。…」ちゃんの口上が始まり「私の碇で沈みなさい!」から「神奈川沖浪裏」の大浪がうねり、赤い碇のストラップが飛ぶ。碇が床に突き刺さると、赤い鎖が川渕を捕らえていた。ちゃんが鎖を引くと、大回転する川渕はその場に倒れ込んだ。で、ちゃんを見上げて「何するんだよ」と怒る川渕。

ちゃんはゆっくりと歩み寄り、川渕が捨てようとしていた布袋を拾い上げると、「これはあなた自身が現場に持ち込んだものですよね。だから、照明部さんの砂袋が減っていなかった。浜さんが一人で溺死したように見えたのは、全てあなたが仕組んだ罠だったんです」と告げた。すると立ち上がった川渕が「だから、さっきも言ったろう。アナフィラキシー・ショックを起こした浜が、どうして水に顔をつけていられたのか...」と問い糾す。が、ちゃんは「簡単なトリックですよ」と言い、説明を始める。

川渕は予め照明スタンドを壊しておき、セッティングに砂袋を用いるように仕向けた。そして毒蜘蛛騒ぎに乗じて、照明スタンドに括り付けた砂袋を切った。また、あの毒蜘蛛も川渕が用意したものだ、と指摘する。

ここでガレージのシャッターが開いて、松山さんが登場すると、その毒蜘蛛を示した。(なかなか凝った演出わしています。)ちゃんは説明を続ける。みんなが出ていくのを見送った浜は、用意した海水を溝に流し込んだが、砂が漏れることによって不安定になった照明スタンドが揺れ始めても、浜はそれに気づかず、そのままトランシーバーを使って芝居を始めた。海老アレルギーでもがく浜が身体を起こすことを想定して、コードは地面に手をつく場所に引かれてあり、バランスを崩した照明スタンドは浜の後頭部を直撃した。こうすることで浜は、ショックを起こしたまま溝から顔を上げられなくなる。また、喧嘩に見せかけて浜の頭に傷を付けたのも、機材が倒れた際の傷を誤魔化すためだった。そして、少し送れて駆けつけたちゃんたちに、再び蜘蛛を放ってちゃんたちを足止めさせ、川渕は一足先に現場に入り、倒れた照明スタンドをずらし、破れた砂袋を回収した。そして、「照明部さんのウエイトは、砂袋と言っていますが、現在は金属が入っているんです。あなたの使用した砂袋はもう使われていないんです」と告げた。

これを聴いた川渕は呆然隣、膝をついて崩れ落ちた。松山さんが「どうして浜さんを殺そうと思ったんだ?」と動機を尋ねた。川渕は「あいつは、自ら海底洞窟の犠牲者になりながら、そこから奇跡の生還をするというプランを立て、俺を脇に追いやろうとした。あいつにとって川渕浩探検隊なんてどうでも良かったんだ。だが、俺は違う。せっかく射止めた2代目川渕浩探検隊の座なんだ。渡してなるものかと思った」と語った。松山さんが「それで俺たちを目撃者にして、完全犯罪を目論んだって訳だ」と言い、川渕に手錠を掛けて逮捕した。

ナレーション。「こうして、恐るべき殺人事件の謎は銭形海の活躍によって解決された。だがしかし、暗黒のジャングルの中で見た海底毒蜘蛛の正体は?そして佐々木夫妻ごめんねの危機は?益々謎は深まる」これにちゃんがカメラ目線で「もうドキュメントはなしです」と釘を刺していた。

そんなちゃんは「松山さん、回らないお寿司、いつ連れて行ってくれるんですか?」と笑顔を浮かべて尋ねた。これに松山さんも笑顔で「銭形。俺は秘境を探検したくなった。これぞ男のロマン!3代目川渕浩、改め松山探検隊、カッコイイ~」と言ってちゃんの前を素通りしていって誤魔化そうとした。(岡野さんとほぼ同じ内容のことを口にしました。)するとちゃんが「松山さん!」とビシッと言うと、松山さんの足が止まり凍り付いた。で、恐る恐るちゃんの方を振り返る。怒っていたちゃんは笑顔になり「約束は約束ですよ」と念押しをしていた。

次回は3rd.6話(通算では32話)となる「時を超えた指紋!? ~タイムスリップ殺人事件」という物語である。ゲストが斎藤洋介、斉藤悠という親子というのも遊びのあるキャスティングです。時効目前の未解決事件と同じ手口で刑事が殺され、犯人が自首してきた。そしてその未解決事件も自分の犯行だと言うが、事件当時は子供であり、それは不可能。だが、タイムスリップして殺したと言うが... ということで、かなりとんでもない内容が出てきます。そして劇中に「未来のファッション」として出てくる変なファッション、髪型という所が楽しいところでもある。

また、「時効直前」ということでは「・2nd.20話」(ゲスト無し、1つの部屋だけを舞台とした見所のある物語)や、「タイムスリップ」ということで「・1st.23話」の時を操る美女が思い出されるが、それらとは随分と違う展開になっていきます。(そして、その後は「フィギュア劇」「タキシード刑事の登場」、「海の悪夢」というように、これでもかという物語が続いていきます。)尚、次回のMBSの放送はいつもより5分繰り下がって26:05からとなるので、時間指定録画予約をしている方はご注意を!

鑑識メモ。海底洞窟(ただのトンネル)にいる柴田さんが「柴田です」と元気よく登場すると、「今回はこれ「鰕(えび)」」と言って「鰕」と書かれたフリップを見せる。が、説明もしないでフリップを降ろすと「そこで鰕体操!」と言い、「身体をひらがなの「つ」の字に折り曲げて、…」と言ってその格好をする。「おしりを突き上げて、息を吸って、吐いて、飛んで飛んで飛んで、以上です」と見本を見せる。で終えようとするが「あれっ?」と言ってそのままの格好で固まってしまう。「鰕体操でした...」と言い、何とか後ろに下がっていくが「戻らなくなっちゃったよ...」と漏らしていた。

本放送では、これに続いて「私の碇で沈みなさい」という着ボイスDLのお知らせがあり、ちゃんCM(インフォマーシャル)はこの回からは無くなったが、先日のBS-iの再放送では着ボイスDLのお知らせはなし、今回のMBSの放送では、やはり2コマだけありました。(ここのところ、連続してコマ単位であるが、MBSの放送では入っています。最終回のちゃんからのご挨拶は流してくれませんかねぇ...)

今回の物語は、お姉ちゃま(「・1st.15話」)の続編であるが、同時にリメイクと言ってもいい内容でした。冒頭の出だしもそうでしたし、物語の展開も完全に同じ。最初のノリの悪い真面目な銭形というところもそのままで、事件が起こるといつものようになり、事件を解決していくのもそのままでした。尚、「・1st.15話」では三原光尋監督が途中にちょこっと登場したが、これが今回は佐々木浩久監督が奥さんの滝本ゆにさんと共に登場ということで、ここは監督が変わっていくことになるまでしょうね。(古厩監督に登場してもらいたいところでもあります。)そして、食物アレルギー(蕎麦から海老に変わりましたけど...)というのと、トリックには撮影の小道具に細工をしていたというのも同じということで、完全にパターンとして完成したものになっている。ということで、やっぱり「・1st.15話」とセットにして見るというのがより楽しめる所ですね。

「川渕浩探検隊シリーズ」は佐々木監督が脚本というシリーズでもある。佐々木監督は「ケータイ刑事」最多登板監督であるが、この「川渕浩探検隊シリーズ」で、脚本家としてもシリーズ物を持って関与していくということで、今後も楽しみです。で、ちゃんの妹、7代目では、3代目川渕浩が登場して、「川渕浩探検隊シリーズ」がありそうですね。(いや、元ネタが「川口浩探検隊」から「藤岡弘、探検隊」「宮内洋探検隊」へと変わったことから、「藤山弘、探検隊」とか「宮外洋探検隊」とかになるかも...???)いずれにしても、ちゃんの妹も「伝説の女子高生刑事」としてドリマックスから呼ばれるのでしょうね...

尚、「・1st.15話」では、川渕浩は被害者であったが、2代目川渕浩は犯人だったという違いがあるが、果たして3代目川渕浩は登場するでしょうか?→7代目のお楽しみです。

 

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 3

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  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
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↓「雷お姉ちゃま」の「川渕浩探検隊」はこちらに収録されています。

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

↓今回はこれに限ります

水曜スペシャル 川口浩 探検シリーズ ~未確認生物編~ DVD-BOX (初回限定版)

水曜スペシャル 川口浩 探検シリーズ ~未確認生物編~ DVD-BOX (初回限定版)

  • 出版社/メーカー: ユニバーサルミュージック
  • メディア: DVD

水曜スペシャル 川口浩 探検シリーズ ~地底探検・洞穴編~ DVD-BOX (通常版)

水曜スペシャル 川口浩 探検シリーズ ~地底探検・洞穴編~ DVD-BOX (通常版)

  • 出版社/メーカー: ユニバーサルミュージック
  • メディア: DVD

↓参考まで

食物アナフィラキシー―アレルギーが生命を奪う (健康双書)

食物アナフィラキシー―アレルギーが生命を奪う (健康双書)

  • 作者: 角田 和彦
  • 出版社/メーカー: 農山漁村文化協会
  • 発売日: 1998/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

食物アレルギーとアナフィラキシー

食物アレルギーとアナフィラキシー

  • 作者: 角田 和彦
  • 出版社/メーカー: 芽ばえ社
  • 発売日: 2003/05
  • メディア: 単行本

アナフィラキシーショック

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 克誠堂出版
  • 発売日: 2008/11
  • メディア: 単行本

 

↓毒蜘蛛(玩具ですけど...)

タランチュラ(大) ハンドパペット

タランチュラ(大) ハンドパペット

  • 出版社/メーカー: フォークマニス
  • メディア: おもちゃ&ホビー

タランチュラ(小) ハンドパペット

タランチュラ(小) ハンドパペット

  • 出版社/メーカー: フォークマニス
  • メディア: おもちゃ&ホビー


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BEST HIT USA 2008[2008/11/18] [音楽(etc.)]

一番早い放送である火曜日夜のBS朝日の放送において、「TIME MACHINE」のコーナーの情報を中心に、ON AIR曲情報をオマケのようにして記しておきます。今回は、ここのところの「改悪続き」に手が入れられていて、一部のPVをフルに流すというように、改善していたが、今回限りでズタボロ状態に逆戻りするか、今回のようになるのかは分かりません。

OPのPVはBRITNEY SPEARSの『Toxic』(2003年)、CMを挟んでOPは「PEACE BED アメリカ VS ジョン・レノン」の話になり、その仲からJOHNのインタヴュー部分が流れました。(DVDはジョンの命日の12/8に発売です。)続いて「COUNTDOWN USA」のTOP 40の20位から11位までの発表、Radio & RecordsとBillboardの違いを少し語り(そんなことは知っていますし、だからこそBillboardとR&Rでは権威が全然違うのですよ。)、今週14位のBRITNEY SPEARSの『Womanizer』がフルON AIR、今週のALTERNATIVE CHARTの6位のTHE KILLERS『Human』がフルON AIRされ、その後にALTERNATIVE CHARTのTOP 10を一覧表示していました。

CMを挟んで「STAR OF THE WEEK」はMILEY CYRUSで、インタヴューと『7 Things』のON AIR、「C/D USA」の続き(10位から4位)の発表と続きました。

CMを挟み、「大いなる伝説」(これ、つまらないので、ジョンの命日の翌日の12/9放送分で終了として貰いたい!)を挟んでから「TIME MACHINE」のコーナーへ。11/18ということで、以下の3件が紹介されました。

1972年:NEIL YOUNG & CRAZY HORSEのギタリスト・DANNY WHITTENがヘロイン中毒で死亡した。享年29歳、1980年:B-52'sのデビュー・あるパム「B-52's」がゴールド・レコードを獲得した、1990年:PAUL McCARTNEYの出生証明書がオークションに出品され、1万8000ドル(当時のレートでは約270万円)で落札された。

11/18が誕生日のアーティストとして紹介されたのは以下の3人でした。HANK BALLARD(1927年生まれ、享年75歳)、KIRK HAMMETT(1962年生まれ)、KIM WILDE(1960年生まれ)。→今回は年代順ではなく、K. WILDEの方が後に取り上げられました。尚、筆者のデータベースには、GRAHAM PARKER(1950年生まれ)、JOHN PARR(1954年生まれ)、DUNCAN SHEIK(1969年生まれ)、JOHAN LIIVA(1970年生まれ)、DUSTIN KENSRUE(1980年生まれ)、JOHNNY CHRIST(1984年生まれ)、という人たちも11/18生まれとして入っています。

この中からは、NEIL YOUNG & CRAZY HORSEの1976年と1996年のライヴで『Like A Hurricane』が(途中までの)ON AIRでした。

「C/D USA」のTOP 3の発表を挟んで、ラストのリクエストは1997年のJANET JACKSONの『Together Again』でした。(一応、11年前とは言っても、'90's後半はここでは取り上げて欲しくないので、ノーコメントです。)

次回は、EPGの番組情報によると、「ゲスト」はジャスティン・ノヅカ、バックチェリー。内容説明は、ハード・ロックの雄、バックチェリーがスタジオに!さらに新人のジャスティン・ノヅカがギターを持って乱入!ザ・ポリスの再結成ライヴやペールの新プロジェクト!とあります。

 

 

In the Zone

In the Zone

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Zomba
  • 発売日: 2003/11/18
  • メディア: CD

PEACE BED アメリカ VS ジョン・レノン【初回限定版】

PEACE BED アメリカ VS ジョン・レノン【初回限定版】

  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • メディア: DVD
PEACE BED アメリカ VS ジョン・レノン【通常版】

PEACE BED アメリカ VS ジョン・レノン【通常版】

  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • メディア: DVD
Circus

Circus

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Zomba
  • 発売日: 2008/12/02
  • メディア: CD
Day and Age

Day and Age

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Vertigo
  • 発売日: 2008/11/24
  • メディア: CD
Breakout

Breakout

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Universal
  • 発売日: 2008/07/22
  • メディア: CD
Breakout Deluxe Edition

Breakout Deluxe Edition

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング
  • 発売日: 2008/10/15
  • メディア: CD
イヤー・オブ・ザ・ホース

イヤー・オブ・ザ・ホース

  • 出版社/メーカー: アスミック
  • メディア: DVD
The Velvet Rope

The Velvet Rope

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Virgin
  • 発売日: 1997/10/06
  • メディア: CD

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GILBERT O'SULLIVAN『HIMSELF』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1971年に発表された彼の1st.アルバムである。邦題は「ギルバート・オサリヴァンの肖像」と付けられている。1967年の終盤にデビュー・シングルを発表した彼であるが、アルバムが発表されたのは1971年ということで、本アルバムは待望の1st.アルバムということになる。彼が放った大ヒット曲『Alone Again (Naturally)』は本アルバムの翌年のことであるが、それに繋がる爽やかなサウンドを聴かせてくれている。また、本アルバムは、Billboardでは最高位9位、イギリスでは最高位5位を記録してロングセラー・アルバムとなった。

収録曲は以下の全14曲である。『Intro』『January Git』『Bye-Bye』『Permissive Twit』『Matrimony』『Independent Air』『Nothing Rhymed』『Too Much Attention』『Susan Van Heusen』『If I Don't Get You (Back Again)』『Thunder And Lightning』『Houdini Said』『Doing The Best I Can』『Outro』。

この中からシングル・カットされたのは2曲であり、『Nothing Rhymed』はイギリスで最高位8位を記録、続く『Doing The Best I Can』はイギリスで最高位40位を記録している。尚、この曲は彼の4枚目と5枚目のシングルということになる。

本アルバム蠏のお薦め曲は、大ヒットを記録した『Nothing Rhymed』と、ヒット・シングルの『Doing The Best I Can』、更には『January Git』『Matrimony』『Thunder And Lightning』というところをピックアップしておく。また、『Intro』と『Outro』というオープニングとエンディングというのもなかなか味があるところである。

彼はシンガーソングライターの走りとなったアーティストの一人でもあり、'70's前半を代表するイギリスのシンガーである。(生まれはイギリスではなくてアイルランドですが...)丁度その頃、アメリカの方でもシンガーソングライターが次々と大ヒットを放つようになっていたが、UKの音楽シーンでは彼がその代表格としてリードしていた。透明感があり、爽やかな彼のサウンドは、いつ聴いても心を洗ってくれるものであるだけに、時々聴きたくなるところである。ベスト盤の方は多数リリースされているが、本アルバムの方も忘れずに聴きたい所である。それにしても、彼のような曲を「エバーグリーン・ミュージック」と言うということがよく分かりますね...

 

ヒム・セルフ(紙)

ヒム・セルフ(紙)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2003/05/21
  • メディア: CD

Himself

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Park
  • 発売日: 1994/05/01
  • メディア: CD

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