篤姫＃４５ [ドラマ]
日本シリーズのため、BS-hiの放送は17時からに繰り上がって放送されました。（この方が今日は、夜が楽になりました。）
話数も45となり、四捨五入したら「50」になるということで、大詰めが近づいてきました。銭形舞・静寛院に言わせれば、「45を四捨五入して50、更に四捨五入して100」と言ってしまうでしょうね...（何せ、五代さんが48歳というのを耳にして、これをやって「100歳、おじいさん」と言ったくらいですから...）
今回は、随分と雰囲気が違う物語でした。戊辰戦争へと進んで行こうとする中、それぞれの思惑が描かれていく。「ホームドラマ」だった本作が随分と変わったものですね。でも、天璋院チーム、薩摩・今和泉島津家、小松家それぞではしっかりと「ホームドラマ」を見せてくれましたけど...
また、今回のものがたりのキーワードは「戦だけは避けなければならぬ」。ということで、この言葉は「銭形泪・アナザーストーリー」でシベ超刑事（閣下）が何度も言っていた言葉でもあり、やっぱり何処かに「ケータイ刑事」と繋がる所を用意していました。（泪ちゃん（黒川芽以さん）が何処かに出演していたら更に良かったのに...）また、銭形愛・天璋院には泪ちゃんが言っていた「食べられません、勝つまでは」と言って欲しいと思った所でもありました。
で、天璋院チームの側近、西郷と大久保、帯刀とお近以外は、殆どがどうでもいいような扱いになっていて、ちょっと寂しい所でもありました。
西郷と大久保は徳川家を討つことに突き進み、帯刀は苦悩する。で、お近がここぞとばかりに存在感を店、今和泉島津家へ帯刀を連れて行く。そして、天璋院に薩摩に帰るようにという手紙を書くことを頼む。帯刀の尽力で、天璋院への手紙を書いたお幸。久しぶりの登場となった小の島が死者として大奥に届ける。涙を流して手紙を読んだ天璋院。が、「帰ることは出来ぬ」と告げた。
それからは、天璋院チームの三羽ガラス・滝山、重野、唐橋の見せ場が到来。重野と滝山が対立する中、唐橋のキャラが面白い所でした。で、三羽ガラスは天璋院に、薩摩に帰るよう、説得を始める。が、やはり天璋院は首を縦に振らなかった。大奥こそ自分の家族、と言う言葉に、三羽ガラスは討ち死に、唐橋が泣いていたのが和ませてくれた。→銭形愛と銭形泪のやりとりで、愛ちゃんが勝ったら、泪ちゃんはやっぱり泣くのでしょうね... それにしても、三羽ガラスは嘘泣きを含めた泪ちゃんの必殺技を修得していなかったのが敗因かと... でも、泪ちゃんの必殺技も、長女・愛お姉ちゃまには何処まで通じるのか？とも思いますけど...
江戸では、不穏な動きがあり、「薩摩を討つべし」という声が次第に高まっていく。で、遂に薩摩討伐へと動き、以下は次回へ。
和宮（静寛院）や本寿院が完全に蚊帳の外で、今回は滝山、重野、唐橋が美味しい所を持っていったが、なかなか面白い三人組でした。それにしても、重野と滝山がぶつかり合う所は、もっとじっくりと見たかった所でもありました。尚、唐橋は泪ちゃんの元で（泣きの）修行が必要ですね。
次回は、いよいよ戦となり、徳川家が敗北していくことになるが、本作はどれだけ戦闘シーンを見せてくれることでしょうか。まあ、本作にはそういうものを期待する方が間違いでありますけど... 尚、BS-hiの放送はいつもの18時から、BS-2では22:05からの放送後、23時からは泪お姉ちゃま出演の「名曲探偵アマデウス」が久しぶりの新作の放送となります。
- 作者: 宮尾 登美子
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2008/10
- メディア: ムック
- 作者: 宮尾 登美子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/03/15
- メディア: 文庫
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- メディア: DVD
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- メディア: DVD
- 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
- メディア: DVD
恋する日曜日・1st.#6「遊びの恋 ～ロング・バージョン」 [ドラマ]
「恋する日曜日・1st.」の再放送では、未見の作品の場合のみ記しているが、今回放送された「遊びの恋 ～ロング・バージョン」も未見であり、今回初めて見た作品なので記すことにする。（プレミアムDVD-BOXに未収録でもあり、そういう作品は殆ど未見です。）本放送は2005/5/11ということで5年半前の作品であるが、当時であろうが、それ以前であろうが、現在であってもまったく問題ない物語でもある。主人公が男で、そこに2人の女が絡むという物語は「恋日」でも珍しい作品であり、いつものエンディングとは一味違った展開というのもまた本作の良い所である。
結婚式が間近となった上村武史は、婚約者の田崎桃子と披露宴の打合せをしている。桃子は色々と提案し、話を進めていくが、武史は今ひとつ乗り切れず、マリッジブルーになっていた。その後、武史は、馴染みのバーに行き、そこで橋本マリという女性と知り合う。武史はマリにブラディマリーを奢り、意気投合した二人は、一度きりの遊びと割り切っていてホテルに向かい、一夜を過ごした。
翌日、会社のビルのエレベーターで武史は偶然にもマリと同じエレベーターに乗り合わせた。二人は違う会社であるが、同じビルに務めていたのだった。屋上に行って話をしていると、何度も謝っている武史。「昨夜のことは気にしないで」ということで、マリはそこで飲んでいた缶を「捨てといてもらっていいですか」と行って武史に渡すと会社に戻っていった。が、その缶にはマリのメールアドレスを記したメモが付いていた。武史はマリに「誕生日おめでとう」というメールを送った。
桃子と結婚式の打合せをしている武史。そんな所にマリから、今夜会えないか、というメールが届く。戸惑う武史だったが、直ぐに取り消しのメールが届く。桃子には仕事のメールと言った武史だった。
桃子を家まで送っていった武史は、バーに行った。するとマリがいて、再びホテルに行った二人。「来ないと思ってた」「行かないつもりだった」と言う二人だったが、関係を再び持った。
仕事中でもマリのことが気になる武史は、マリに電話をして、話したいことがある、と言って、その夜。例のバーにマリを誘った。そんなところに桃子がやってきた。「来ちゃった」と言う桃子は、披露宴の引き出物のサンプルが出来たということで、それを持ってきたのだった。テンションの高い桃子だったが、武史はあまり乗り気では無かった。桃子は「帰る」と言い、桃子と共にランチに行こうとした武史はエレベーターに乗って降りていく。
途中の階に止まったエレベーター。が、誰もいない。武史は「閉」ボタンを押して急ごうとするが、そこに一人の女性が走り込んできて、閉まるドアに手を入れてドアを開けて乗ってきた。それはマリだった。笑顔を見せるマリだったが、武史は呆然となった。
ドアが閉まり、下に向かうエレベーター。マリは武史と一緒にいる女性のバッグに「Wedding」の文字があることから、一瞬で状況を察知、武史は2人に背を向けて、少しでも早く着くように祈るだけだった。
が、そのエレベーターが突然揺れると止まってしまった。慌てる武史。マリと桃子は互いに睨み合っていて「慌てても仕方ないと思いますよ」「そうよ、直ぐ直るって」と武史に言う。そこから修羅場へとなる。マリが「ご結婚ですか。おめでとうございます」と切り出し、桃子も負けずに反撃に出て、武史にプロポーズされたあのバーに行き、その時の飲み物・ブラディマリーを飲みたいと口にする。そんな中、エレベーターが動き出し、1階に着く。桃子が先に降りていき、武史が続くが、マリが「肝心な時にはご免って言ってくれないんですね」と捨て台詞を口にした。
桃子は怒っていて、急ぎ足で歩いていて、武史が桃子の機嫌を取ろうとする。が、桃子は手にしていた引き出物のサンプルが入ったバックを投げ捨て、武史にビンタ一発、そのまま帰って行った。
その夜、武史はあのバーにいてやけ酒。「何でもいいよ」と言う武史にマスターは「分かりました。ブラディマリー以外」と言ってお代わりを作ってくれた。
酔いつぶれて店を出た武史は歩道橋でへたってしまう。そこにタクシーから降りてきた女性が現れて、武史の前に立った...
まあ、男ってそんなものです。ラストの武史の前に現れた女性が誰なのかと特定させない終わり方がポイントであり、優柔不断な男は同じことを繰り返すのですよね。でも、桃子が何でもテキパキと進めていくということに、武史がちょっと嫌気を感じるというのも分からないではないですが、結婚を決意したのなら、自分も変わらなくちゃ...
主人公のハッピーエンドが多い「恋日」としたら、少し異色の作品であるが、テーマ曲である稲垣潤一の
『ロング・バージョン』が都会的な雰囲気のさりげない物語を上手く出していて、こういう作品もまた面白いものである。
尚、この物語に出演していた矢部美穂と小橋めぐみは、共に「銭形愛」にゲスト出演していたが、矢部美穂は記念すべき第1号の犯人役ということで名前が残り、
「M1」と「銭形雷」にも出演しているが、小橋めぐみは一度きりである。7代目の時には再登場してもらいたい一人です。
次回は「夢で逢えたら」です。（これはDVD-BOXのジャケットに使われている作品でもあり、看板作品の一つでもある。筆者は当然何度か見ています。）ここからの「恋日･1st.」は傑作がしばらく続くことになる。特撮ヒーロー作品出演者が4人集まっている「FOR YOU」はともかく、その次の「空に近い週末」は「恋日・1st.」で一、二の傑作として知られる作品ですし、内山理名主演の「ロンリィザウルス」、五代さんが出演している「レイニーブルー」もなかなか良い作品です。
↓これに収録されていませんが、「恋日・1st.」のリリースされているものはこれらです。
- 出版社/メーカー: TBS
- メディア: DVD
- 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
- メディア: DVD
- アーティスト: 稲垣潤一,秋元康,売野雅勇,湯川れい子,井上鑑,松任谷由実,安井かずみ,松本隆,渡辺なつみ,朝水彼方,桑村達人
- 出版社/メーカー: インペリアルレコード
- 発売日: 2005/12/16
- メディア: CD
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: USMジャパン
- 発売日: 2008/01/23
- メディア: CD
- アーティスト: 松本隆,呉田軽穂,秋元康,古内東子,湯川れい子,山田奈奈,松任谷由実,売野雅勇,安井かずみ,jam
- 出版社/メーカー: USMジャパン
- 発売日: 2007/09/05
- メディア: CD
- アーティスト: 秋元康,桑村達人,大津あきら,湯川れい子,売野雅勇,松任谷由実,松本隆,さがらよしあき,山田ひろし,安井かずみ
- 出版社/メーカー: テイチク
- 発売日: 1998/09/30
- メディア: CD
稲垣潤一 スーパー・ベスト (Single Hits Collection)
- アーティスト: 秋元康,桑村達人,大津あきら,湯川れい子,売野雅勇,松任谷由実,松本隆,西本明,萩田光男,清水信之
- 出版社/メーカー: テイチク
- 発売日: 1999/01/21
- メディア: CD
ゴルゴ13#31 [アニメ]
今回の物語は、シージャックされたタンカーの犯人一味を始末するために雇われたゴルゴが活躍する物語。金さえ貰えれば仕事を引き受けるゴルゴであるが、こういう物語の裏には何が正義なのかを問うている所もあるのだが、この物語ではそういう所も薄まっていて、今ひとつでしたね。
イギリス・リバプールに向かう大型タンカー・DEXY号でハリケーンで荒れる海で突然爆発事故が起こり、レーダー装置が機能しなくなった。それはタンカーのシージャックを目論んだ一味の襲撃であり、犯人グループにシージャックされてしまう。当局が対応するが、船長が射殺され、船から吊されたのを目の当たりにした当局は、ゴルゴに犯人一味の殺害を依頼した。タンカーがアメリカの領海の外に出てしまうと手が出せなくなる。ハリケーンで荒れる海、領海から出さないように、ゴルゴはタンカーに挑んでいく。船尾を爆破してタンカーを止めたゴルゴは内部に潜入、犯人グループを始末している。一方、犯人グループのスナイパー･シャドウも凄腕の持主で、最終的にゴルゴと対決することになる。ゴルゴは声を出し、自ら自分の居場所をシャドウに分からせ、そこから飛び降り、その間に引き金を引いてシャドウを仕留めた。シャドウは死を前にしてゴルゴの名前を尋ね、それに答えたゴルゴだった。
シャドウとゴルゴの対決が一応はメインとなるのだが、シャドウも凄腕という所は描かれているが、短気である所の描写が少なかったことから、ゴルゴの作戦が凝りすぎたものという印象を与えてしまったのが残念な所であった。また、シャドウの愛人がたれ込み、シャドウの助命という司法取引を行ったことをもう少し結末に絡めるなど、工夫が欲しかった所である。どうでもいいような雑魚キャラになっていては、シャドウの人物描写には繋がらず、物語に厚みも出ない。
原作を修正するなとは言わないが、改悪ばかりしているのだから、何とかして貰いたい所である。（例えば、大胆にもそのキャラを登場させないことにして、依頼者の口からゴルゴに仕事の内容を語る言葉で済ませてしまう等）何だかんだで、良い時が長く続かず、秀作を凡作に落として量産することは止めてもらいたい所である。
ちなみに、今回の物語は第31話となるが、原作は13巻に収録されている。「ゴルゴ13・31話は13巻から」ということで「1」と「3」の数字遊びをしたかっただけという感じがするだけである。（今回のアニメの物語も凡作でした。）
↓この物語は「SPコミック13巻」に収録されています。
現在の最新巻は150巻であるが、ぼちぼち151巻が出る頃だと思うんですけど...(とりあえず150巻を)
- 作者: さいとう たかを
- 出版社/メーカー: リイド社
- 発売日: 2008/09/05
- メディア: コミック
東京少女・岡本あずさ#2「追っかけ少女」 [ドラマ]
今回の物語「追っかけ少女」で最も大きな収穫というと、岡本あずさが左利きだということです。こうなると夏帆ポン（銭形零）以来となる2人目の左利きの銭形というのも悪くないかも知れませんね。演技の点ではまだまだであるが、それが今回の物語では上手くマッチしていて、いい感じの物語でした。ただ、井口昇監督ということで、もう少しギャグに走るかな？と思っていたが、友情を描いた良い物語でした。
ただ、教師・畑に関しては、憎まれ役になるはずなのに、ちょっと中途半端な感じに終わってしまったのが残念でした。もう少し憎まれ役として幅を利かせてくれても良かったのに...でも、出しゃばり方が少なかったことで、あずさとレイカについてはじっくりと描くことが出来て、これはこれで良いことになったというのもまた事実でして...
でも、今回の物語は、やはり物語の舞台が「東京」である必要が全くない物語ということで、「東京少女」というタイトルが「68FILMS」、「Bitter Sweet」のシリーズ、「セピア編」までの作品群とは別のものになっちゃって、ちょっと軽くなってしまったのが本当に残念です。
主題歌の『イケナイ恋』は、今回は今までとはまたも異なるアレンジのインスト･ナンバーとして使われたが、今回も岡本あずさは歌っていませんでした。「ヒロインが主題歌をも歌う」という所も無くなっているのも残念でならないところである。でも、サビのフレーズで中ったら『イケナイ恋』とは分からなかったほどで、編曲の妙ということを大いに感じることが出来ました。同じ主題歌のアレンジを色々と変えて使うというのは「必殺シリーズ」が得意であったが、音楽（主題歌というよりも劇中で使われる所謂「M○○」と呼ばれる劇中曲）が良い作品はより良い物語に見えるものです。
ところで、11月もまもなく真ん中ということで、「ケータイ刑事」が来年1月から7代目ということになるのだったら、ボチボチ製作発表ということになってもおかしくない時期である。12月のヒロイン・福永マリカも候補の一人であろうが、誰が襲名するのか、いよいよマークを本格化させる時期ですね。（4月からの「東京少女」でヒロインを務めた中にいると思います。(絢ちゃんは経験者なので除外。桜庭ななみは「ミス･マガジン」での拘束行事が色々とあることから可能性はほぼ０、岡本杏理と瓜生ちゃんは現在中学生でもあり、7代目ではなくて8代目(四女)の方が有力かと。)個人的には水沢エレナが良いと思うけど、今回、岡本あずさがサウスポーということが分かり、岡本あずさの方が良さそうに思います。ただ、福永マリカが襲名したら、トリックはともかく、1クールに1本ぐらいは脚本を書かせるということで、これも面白そうだし、草刈麻有だったら高村さんをネタに遊べそうですが、高村さんとのコンビは映画までお預けというのも面白そうだし、誰が襲名しても面白そうですね。それを思うと、山下リオだとおとなしく纏まってしまいそうな気がするし...
合唱祭が明日になり、クラス委員長の田所あずさは担任の女教師・畑から、明日の朝、クラスの水橋レイカの家に行って、何が何でも登校させるようにと頼まれる。畑は続いてレイカに注意をして、あずさにレイカの家の住所を渡された。それを見たあずさは、「いえからだったらすっごい遠回りだ」とボヤキ、更には「いつも問題起こしてみんなに迷惑掛けて。いっそうのこと、退学になっちゃえばいいのに」とぼやいていた。
翌朝、あずさは頼まれたようにレイカの家（団地）を訪れた。「迎えに来たんだけど...」と言うが、レイカは頭康の準備が出来ておらず「ちょっとかかるから、中で待ってろよ」ということで家の中に入る。レイカは冷蔵庫を開けて買っている亀に「朝飯だぞ～」と準備をする。で、あずさに託し、あずさが亀に与えることになり、レイカは着替えを始める。最初は怖がっていたあずさだったが、亀が食べると「カワイイ～」と言っていた。
着替えが終わったレイカと共に学校に向かうが、レイカは途中の道端の放置自転車を盗み、学校とは違う方向に走っていき、あずさは追いかけていく。で、レイカは高台の公園にやってきた。そこはレイカのお気に入りの場所で、学校をサボった時、よく来るという場所だった。
あずさは「遅刻しちゃう...」と慌てて学校に向かうが、遅刻した。（看板に「第28回天知女子学園合唱祭」とあったが、やっぱり「28」という数字が出てきました。）で、畑はあずさとレイカにお小言を言いだし、あずさを責める。そして、「反省会で他のクラスの先生たちから何と言われるか...」と漏らす。あずさは「すいませんでした」と謝るが、これにレイカが「ちょっと待てよ」と食ってかかった。「今日の遅刻は、あたはがこいつを振り回したせいだよ。田所は悪くねえよ」と言ってあずさを庇った。が、畑は「でも、注意しても直らない子に言うだけ無駄でしょう」と今度はレイカを責める。が、レイカも黙っておらず、食ってかかり、そんな二人の間であずさは困惑顔になっていた。
昼食、一人で（焼きそばパンを）食べているレイカの所にあずさがやってきて、弁当を開く。あずさは「さっき庇ってくれたの？」と話し始める。レイカは「そんなんじゃねえよ」と言って、畑が自分のメンツばかり考えているだけで
むかついただけ、と言う。それから二人は色々と話しだし、打ち解けていく。（正に対極の位置にいる二人。）あずさも悩みを口にすると、レイカがあずさの眼鏡を外し「パァッと開放しろよ」と言い、夜遊びに誘った。予備校があるということで、明日と返事したあずさ。アドレス交換を使用としたが、レイカの携帯が無くて、捜し始める二人。で、二人は完全に打ち解けた。
翌日、あずさは眼鏡を外して登校し、レイカと朝の言葉を交わす。レイカは「水橋さんと言うの止めてくれる。レイカでいいよ」と言い、あずさの下の名前を尋ね、「あずさ」「レイカ」と呼び合うようになった。それを見ていた畑は「田所さんまじめだから、水橋さんに何か悪い影響を受けたんじゃない？」と言っていた。（Aパートはここで終了。経過時間は14分に僅か足りない所だした。よってBパートは12分強になります。）
夜、家出勉強しているあずさ。（シャーペンを左手に持っているということで、ここで左利きということが分かりました。）そんな所に携帯に電話が掛かってきた。レイカからで、「出れるか？」と言って夜遊びの誘いだった。が、あずさは「予習がまだ終わって無くて...」「学校のだけじゃなくて、予備校の分もあるから」「模試も近いんだ...」と遠回しに夜遊びに行けないことを伝える。これにレイカは「じゃあ、今日は無理か」と言う。あずさは「しばらく無理かも...」と言い「ご免ね」と謝る。レイカは「一人でボーッとしてくるよ」と言って電話を切った。が、あずさはレイカのことが気になり、勉強に身が入らず、突然携帯を開いてレイカに電話をかけた。しかし、留守電になっていて、たまらなくなったあずさはレイカの家に走って行った。
玄関チャイムを鳴らしドアを叩いたあずさだったが、家にはいない様子だった。レイカの言葉を思い出すあずさ。諦めて帰って行くあずさは、その時遠くの方でパトカーのサイレンを耳にすると「レイカ？」と呟いていた。
翌日、レイカは学校を休んでいた。あずさはそれが気になってよそ見をしていた。これに畑が「田所さん、何処見てんの？」と注意をする。「すみません」と謝った。すると畑は、「みなさんには昼食前のホームルームで伝えようと思ったが、やっぱり今伝えることにします」と授業を止めて語り始めた。レイカが昨夜補導された。夜徘徊している途中、他校の生徒とトラブルになった。2回目の歩道になるので当行の規定で退学になる、ということだった。そして言い終わると「危ない所だったわね、田所さん」とあずさに言う。で、「先生の言った通りでしょう」と言う。するとこれにあずさは反発し、教室から飛び出して行った。
あずさはレイカの家に走った。玄関チャイムを鳴らすが反応無し。で、携帯を取りだして電話をかける。が、留守番電話になった。で、メッセージを言い始める。「あずさです。昨日はご免ね。お家に行ったら、レイカいなくって。でも、一人で考えたんだ。あたし、レイカと話せるようになって良かったって...」と延々と語る。レイカの「真面目なだけじゃダメだ」という言葉に心を動かされ、「これからもずっとレイカと友達でいたい」と言う。そんな所に人がやってくる音が聞こえた。それはレイカだった。レイカは逃げるように走って行く。で、「待って」と行って追いかけるあずさ。放置自転車に乗って走り去っていこうとするレイカだったが、パンクしているのか上手く走らないということで、自転車を捨てて走って行くレイカ、あずさはその自転車を道の端に寄せてから（律儀ですね。）レイカを追っていく。
レイカは高台の公園にやってくるが、あずさが追いついて背後から捕まえた。「離せよ」と言う礼かだったがあずさは手を離さず「どうして逃げるの？私のこと嫌いになった？」と泣きながら尋ねるあずさにレイカは答える。「あんなマジっぽい留守電、目の前で聴かされて、今更さよならなんて言いにくいじゃん」これに「さよならなんて言う必要ない。学校が変わっても、私とレイカは友達だよ。これからもずっと、ずっと」と言うあずさは泣き始めてしまった。
それから落ち着いた二人はゆっくりと話し始める。あずさは、昨日の夜自分がいなかったことを謝るが、レイカは「関係ねえよ」と言って、昨日のいきさつを話し、「全部自分のせい。お前は関係ないの」と言う。「これからどうするの？」とあずさが問うと、レイカは学校には行かず、ペットショップでバイトすることになったと言う。そして、「いつか亀専門のペットショップやりたいんだ」と夢を語る。あずさは「今から亀のこと、いっぱい勉強しとく」と返し、「未来の常連、よろしくお願いします」とレイカ。で、笑顔が戻った二人。レイカは「じゃあ帰るか」と言い、あずさに学校に戻るように言うが、あずさは「まあいいや。もう少しここにいる」と言い、景色を見ていた二人だった。（大胆なアレンジがされた『イケナイ恋』をバックに、軽挙見ている二人の後ろ姿の中、エンドロールが流れていきました。）
次回は、「吾郎を待ちながら」という物語です。次回予告では、ビリヤードのお店（ビリヤード･バーのようですが、高校生にお酒の店は問題があるのでは...→女子大生と偽ってというのもあり得ますけど...）にいるあずさが誰かと待ち合わせをしていて、マスターと話をしていたが、ひょっとしたら、吾郎と待ち合わせをして駆け落ちでもしようというようなのでしょうか？いずれにしても、今回とは随分と設定が違う物語のようですね。
「BS-iドラマ倶楽部」からのお知らせのバックの風景は、いつも通りの「高速道路と東京タワーを中心としての夕景」でした。が、今回の物語は「東京」という所は関係なかったので、いつものということでよろしいかと...
優等生のクラス委員長と問題児の不良生徒という対極のポジションにいる二人が、あることを通して打ち解けていく友情物語ということで、何処にでもありそうなお話であるが、青春の1ページということでは誰もが似たような経験があることでもあり、あずさとレイカはいい感じにまとまっていました。派手な所は全くなく、「恋日」のような、見終わったあとでちょっぴり幸せを感じることが出来る物語ということで、これはこれでいいでしょう。畑先生が、更に憎まれ度を出していたら、それはそれで主人公が栄えるが、時間を考えたら仕方のない所でしょう。あんまり出過ぎると、主人公が喰われてしまうこともありますし...（より憎たらしくなると、映画「問題のない私たち」になっちゃうけど、時間があったから描くことが出来たが、30分では無理です。）
今回の岡本あずさは、兎に角よく走っていました。慌てていたり
、落ち込んでへこみ
、泣いたり
、笑顔
を見せたりと色々と見せてくれました。確かに現在のレベルでは、演技と言うことではまだまだであるが、前回が初めてのドラマ、今回が2本目ということで、これは仕方のない所でもある。が、将来大きく化けそうな所を感じただけに、将来を考えると彼女のヒロイン起用というのもなるほど、と思う所がある。（本作の楽しみ方の一つでもありますし...）次回は今回とは正反対のような感じの役のようだし、楽しみです。
↓一応これを。（主演は泪お姉ちゃまこと黒川芽以さんです。）
- 出版社/メーカー: コナミデジタルエンタテインメント
- メディア: DVD
↓「合唱」ということで...
学級に感動の息吹を吹き込む行事指導‾体育祭・合唱コンクール‾ (中学教師の仕事術・365日の法則 第9巻)
- 作者: 向山 洋一
- 出版社/メーカー: 明治図書出版
- 発売日: 2005/04
- メディア: 単行本
- 作者:
- 出版社/メーカー: 音友
- 発売日: 2007/07/01
- メディア: 楽譜
- 作者:
- 出版社/メーカー: 音楽之友社
- 発売日: 2007/12/21
- メディア: 楽譜
- 作者:
- 出版社/メーカー: ヤマハミュージックメディア
- 発売日: 2007/09/08
- メディア: 楽譜
↓これから勉強するというあずさに...
カメに100%喜んでもらう飼い方遊ばせ方―“マイペースなやんちゃ者”があなたの愛情にどんどん応えだす! (SEISHUN SUPER BOOKS)
- 作者: ミニペット倶楽部
- 出版社/メーカー: 青春出版社
- 発売日: 2001/04
- メディア: 単行本
- 作者: 霍野 晋吉
- 出版社/メーカー: 成美堂出版
- 発売日: 2003/07
- メディア: 単行本
- 作者: 霍野 晋吉
- 出版社/メーカー: 成美堂出版
- 発売日: 1999/06
- メディア: 単行本（ソフトカバー）
ケータイ刑事銭形泪11話[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]
今週もお休みとなって新作が放送されなかった「名曲探偵アマデウス」。ということなので、またまた「銭形泪[裏ネタ編]」にピンチヒッターを務めて貰います。尚、11/8は昼のBS-hiの再放送は、ファイルNo.12のラフマニノフ「ピアノ協奏曲・第2番」の再放送でした。また、11/9夜のBS-2の放送はファイルNo.13のドボルザーク「新世界から」の再放送、11日朝のBS-2の再放送はファイルNo.15のガーシュイン「ラプソディ･イン･ブルー」の再放送で、来週15日のBS-hiの昼の再放送はお休み、そして夜は5週ぶりの新作放送で、ファイルNo.18・ラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」です。
「銭形泪・1st.11話」の「花粉症にご用心! ～サラリーマン銀太郎殺人事件」の「裏ネタ編」も今回で4回目となるが、今回は劇中に色々と出てきた小物関係についてです。まずは「マスク」について、そして大食いの泪ちゃんらしく飲食物関係から「缶コーヒー」、「ココア」、「ひなあられ」についてです。
尚、約2年7ヶ月前のBS-iでの再放送時に記した本編について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「マスク」：「仮面」という意味と「病原菌や塵埃を防ぐための覆うもの」、「顔立ち」、「野球やフェンシングの面部保護の防具」というように、同じ言葉で複数のものを指しているが、ここでは2番目の「病原菌や塵埃を防ぐための覆うもの」としてのマスクです。（物語が「花粉症」ですから当然です。が、一般的に「マスク」と言えば、これを指します。）
鼻や口の部分を、衛生的に、または塵埃から防護する目的で覆うものであるが、作業用マスクと衛生マスクに分けることが出来る。前者には、防塵マスク、ガスマスク、潜水ヘルメット、溶接作業の防護マスクなどがあり、特定の作業を行う場合、危険から身を守るために使用されるものである。後者が一般的な「マスク」のイメージのものであり、医療用と言うのが基本である。（病気予防、花粉症対策など。）また、医師が外科手術を行う時に使用するマスクは、作業マスクという性格もあるが、医療用マスクに分類される。
マスクに使われる素材はガーゼが主であり、これを何枚も重ねて加工したものがマスクとなる。しかし、ガーゼだと繊維がほぐれることで、それが飛散するので、クリーンルームや手術室で使うのには向かない。そこで使われる素材が不織布である。近年は光ディスク（CDやDVD）の収納用途にも使われているが、これは繊維を織らずに熱や機械的に接着させたものである。防縮性、防皺性、耐水性が優れていて、通気性も良く、軽いため、医療用マスクとしてはなかなか良い素材である。また、近年の花粉症対策の使い捨てマスクはこれを素材にしたものが多い。
「缶コーヒー」：文字通り、缶に入っているコーヒー飲料のことである。缶に入っているということで、長期保存と持ち運びに便利であり、自動販売機では主力商品となっている。
コーヒー飲料には、「コーヒー飲料などの表示に関する公正競争規約」と言うのがあって、100グラム辺りのコーヒー豆の使用量に応じて「コーヒー」「コーヒー飲料」「コーヒー入り清涼飲料」の3種類に分類される。当然のことながら、紙パックだけでなく缶コーヒーにも適用されている。
缶入りドリンクは、350g缶、250g缶が多いが缶コーヒーに関しては、350g缶は殆ど無く、あっても250g缶である。主流は190g缶であり、170g缶も多い。また、ペットボトルの普及により、ペットボトルを用いたコーヒー（コーヒー飲料）もあるが、それらは「缶コーヒー」とは呼ばない。また、ボトル缶と呼ばれる開閉可能な缶を使った缶コーヒーも登場しているが、これらは「缶コーヒー」の仲間である。
「ココア」：カカオの種子を煎って脂肪を除去した粉末を熱湯で練り、牛乳か水を加えてた飲料である。チョコレートの原料でもあるカカオ豆を使っていること、一般には暖かい状態の飲料であることから「ホット･チョコレート」と呼ばれることもある。（一部の地域では、冷たく冷やして飲むこともあり、「アイス･ココア」と呼ばれる。「ココア」と言うと、一般的には暖かい飲料である。）タンパク質、脂肪、糖質に富んでいて、消化も良いことから健康飲料としても認識されている。
古代のマヤ帝国では強壮強精剤として飲まれていたが、それらを征服したスペインが16世紀にヨーロッパに持ち帰り、発展していった。
尚、ココアはカカオの種子から脂肪分を取り除くが、チョコレートの製造ではこの工程を行わない。ちなみに、チョコレートは19世紀になってスイスで初めて作られたものであり、カカオ豆を利用したものとしては「ココア」の方が歴史が長い。
「ひなあられ」：漢字で記すと「雛霰」と記す。3月3日の桃の節句（雛祭）に供えられる節句菓子であられのことである。材料は餅米であり、蒸した餅米を乾かしてから煎り、砂糖をかけて味付けをしたものである。和菓子の一つである。
桃の節句は女児の安息を祈って行われる行事であり、雛に桃の花を飾り、白酒、菱餅、あられ等が供えられるが、そのあられのことを特に「ひなあられ」と言う。
また、初節句に招いた人からお祝いを貰った場合、簡単なお返しを用意するのが礼儀であり、桃の節句の時のお返しとして最も多く使われるのが「ひなあられ」である。（他には菱餅、ちらし寿司が一般的なお返しである。）ちなみに、5月5日の端午の節句の場合のお返しは、ちまき、柏餅が一般的である。
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↓「備えあれば憂いなし」と言いますが...
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