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BYE BYE BIRDIE(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1963年のアメリカ映画「バイ・バイ・バーディ」である。日本での劇場公開は1963年10月であった。同名タイトルのヒット・ミュージカル舞台劇の映画化作品である。尚、本作の元ネタは、エルヴィス・プレスリーが徴兵されたことであることは、音楽ファンであれば直ぐに気がつくことでしょうね。

作品データを記しておくと、時間は112分、監督はジョージ・シドニー、脚本はアーヴィング・ブレッチャー、撮影はジョセフ・バイロック、音楽はチャールズ・ストラウス、リー・アダムズ、ジョニー・グリーンの3人である。そして出演は、ボビー・ライデル、ディック・ヴァン・ダイク、アン・マーグレット、ジャネット・リー、ジェシー・ピアソン、モーリン・ステイプルトン、メアリー・ラロシュ、マイケル・エヴァンス、ポール・リンド、ロバート・ペイジ、グレゴリー・モートン、ブライトン・フローメ、たちである。

ロックン・ロールの人気歌手バーディが召集されることになり、そのニュースが伝えられた。すると10代の彼のファンの間でパニックが起こる。で、彼をスカウトし、売り出した作曲家のアルバートと、その秘書で恋人のローズはある企画を考えた。それはTVの音楽ショー番組にバーディを出演させ、そこで選ばれた1人のファンに、彼が民間人としてお別れのキッスを送るというものだった。この企画は瞬く間に進められ、選ばれたファンとしてキムという少女が選ばれた。特にキムの周囲は大騒ぎになり、彼女のボーイフレンドのヒューゴと共にキムは我が侭に振る舞っていた。そしてショーの当日がやってきた。番組は予定通りに進んでいき、いよいよバーディがキッスを送るというクライマックスに差しかかった。しかし、それまでは耐えていたヒューゴはたまらなくなって、飛び出して行ってバーディー殴り倒してしまった。ハプニングがあったものの、結果的にこれは、アルバートはロージーと結婚することを母親に認めさせることになり、キムとヒューゴも元の恋人同士に戻った。また、バーディハ陸軍から入隊を断られ、今までと変わらず、歌手活動を続けていて、ファンの嬌声を浴びていた。

作品としては軽いコメディ仕立てになっているので、たっぷりと楽しめる作品になっている。また、ミュージカルとしても、ダンスだけでなく音楽の方もしっかりとしている。また、A・マーグレットの歌う主題歌も有名であって、作品と共にサントラ盤も楽しむべき作品である。

で、そのサントラ盤の収録曲は以下の全11曲である。『Overture (Bye Bye Birdie-Main Title)』『How Lovely To Be A Woman』『The Telephone Hour』『Put On A Happy Face』『Honestly Sincere』『Hymn For A Sunday Evening』『One Last Kiss』『One Boy』『Kids』『A Lot Of Livin' To Do』『Rosie And Bye Bye Birdie (End Title Finale)』。

製作から50年近閒が経過したこともあって、映画としては随分と時代を感じることになるが、音楽で楽しみ、コメディ仕立てで笑ながら楽しめば、そういうことも余り気にならなくなる楽しい作品である。

 

Bye Bye Birdie: An Original Soundtrack Recording (1963 Film)

Bye Bye Birdie: An Original Soundtrack Recording (1963 Film)

  • アーティスト: Charles Strouse,Johnny Green
  • 出版社/メーカー: RCA
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

 

↓映画ソフトはビデオになりますが、こちらからどうぞ

バイ・バイ・バーディー [VHS]

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メディア: VHS

Bye Bye Birdie [VHS] [Import]

Bye Bye Birdie [VHS] [Import]

  • 出版社/メーカー: Sony Pictures
  • メディア: VHS


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ケータイ刑事銭形海21話(2nd.8話)[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]

今回からの「銭形海・裏ネタ編」の増補作業は、通算では21話となる2nd.8話の「私を水族館に連れてって! ~シーパラ尾行大作戦」に突入です。初回となる今回はサブタイトルにある言葉から、「水族館」について、「シーパラ」について、「尾行」について、「作戦」について記します。尚、「シーパラ」は「・21話(2nd.8話)[裏ネタ編]」で「八景島シーパラダイス」として記したものをベースにして加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/8/24付です。

水族館」:博物館の一つであって、水生動物を収集、飼育し、鑑賞出来るようにした施設のことである。また、飼育動物の実験や研究も行っている。

主に、魚介類、無脊椎動物、両生類、海獣類、爬虫類などが飼育されているが、それぞれの生息場所の違いから、いくつかに分けて飼育されている。それぞれがガラスやアクリルなどの透明な壁を持つ水槽の中で飼育されていて、その状態で鑑賞できるようになっているため、それぞれの水生動物の様子を伺い知ることが出来る。

また、イルカ、アシカなどのショーを行っている水族館も一部にはあり、遊園地などのアミューズメント施設を併設している所もある。

歴史は、1830年にフランス・ボルドーに最初の水族館が出来たとされているが、これに関しては資料が無いこともあって、これを除外する考えもある。で、除外した場合は、1853年にロンドン動物園に完成したフィッシュ・ハウスが最初ということになる。また、日本では、1882年に上野動物園に併設された観魚室(うをのぞき)である。「水族館」という名称のものは、1897年の第2回水産博覧会に設けられたものであって、循環式水槽が使われている。(博覧会終了後に撤去されている。)その後のものとしては、1903年に作られた堺水族館が本格的なものとして誕生している。(1961年に閉鎖されたため、現存しない。)

英語、ドイツ語、フランス語では「Aquarium」、イタリア語では「Acquario」、スペイン語では「Acuario」、ポルトガル語では「Aquário」、中国語では「水族館」と言う。

シーパラ」:横浜市金沢区八景島にある複合型遊園地の「八景島シーパラダイス」のことである。(その施設の愛称である。)水族館の他に、遊園地、ホテル、ショッピングモールなどが設置されている複合型アミューズメント・パークである。「シーパラ」以外の呼び方として「八景島」と呼ばれることもある。

公共交通機関を利用すると、横浜新都市交通・金沢シーサイドラインの八景島駅が最寄り駅となる。また、それ以外の公共交通機関としてはバスもある。

八景島は人工島であり、その地に造成されたものである。開業したのは1993年5月8日である。また、テレビドラマや映画でもロケ地の一つとしてよく利用されている場所でもある。(BS-i作品に限っても、「恋する日曜日・3rd. ~15歳」にも出てきました。)

水族館としての施設は、この物語の劇中にも出てきた「アクアミュージアム」(水族館)、「ドルフィンファンタジー」(展示館)、「ふれあいラグーン」(展示館)がある。(これら3つを会わせて「アクアリゾート」と呼び、遊園地はプレジャーランドと呼ばれている。)

尾行」:人のあとをこっそりと、その人に気づかれないようについていくことである。特に警察官が容疑者に対して行い、容疑者の行動を監視する目的で行われる。(→刑事ドラマではお馴染みのものである。)また、素行調査を行う探偵も行っている。

尚、「あとをつけていく」という行為の一つとして「ストーカー行為」がある。一応、「尾行」はあとをつけていくだけでなく、相手を監視するという行為も含まれているが、ストーカーの場合は「監視」という要件はない。また、ストーカーはされている人が「あとをつけられている」ことを認識している場合の行為であり、「尾行」はその認識がない状態で行われるものである。(気づかれたら、その時点で「尾行」とは言えなくなってしまう。)

英語では「Tail」、ドイツ語では「Schwanz」、フランス語では「Queue」、イタリア語では「Coda」、スペイン語では「Cola」、ポルトガル語では「Rabo」、中国語では「尾隨」と言う。

作戦」:元々は軍事用語であって、戦いを勧めていく上での謀、戦略のことである。または、ある目標を達成するために戦略単位の兵団の戦闘行動の総称のことである。そこから転じて、非軍事の事柄でも、中長期な計画や事業戦略のことを指したり、これからの行動計画のことを指すこともある。(早い話、計画ごとであれば、何でもかんでも「作戦」ということも出来るように転じた言葉が使用されている。)

また、「作戦」にも規模の大きいものから小さいものまで様々であるが、特に物量投入で総攻撃を行ったり、全軍が集結するような大規模な作戦については「大作戦」と呼ばれることが多い。(但し、どれだけ以上の規模になれば「大作戦」と呼ぶのかという規定はない。→そのため、言葉のインフレ状態を引き起こすことにもなっていて、「大作戦」と言って言葉で煽るという所もあるのも事実で...)

この物語でも「大作戦」と呼ばれているが、2人の容疑者の尾行を2人で行うものであって、とても「大作戦」とは思えるようなものではない。ということで、ここにも「言葉のインフレ」が起こっていました。

また、ここでの「尾行」は、容疑者の行動監視という公務であるが、軍事作戦ではないので、元々の意味から転じた意味での使用であるのはいうまでもない。(→「ケータイ刑事」では言葉の勉強になる所が多いが、この物語でもそれが行われていますね。)

英語では「Operation」「Strategy」「Tactics」などと言い、ドイツ語では「Bedienung」または「Strategie」、フランス語では「Opération」または「Stratégie」、イタリア語では「Operazione」または「Strategia」、スペイン語では「Funcionamiento」または「Estrategia」、ポルトガル語では「Operação」または「Estratégia」、中国語では「作戰」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

中村元の全国水族館ガイド112

中村元の全国水族館ガイド112

  • 作者: 中村 元
  • 出版社/メーカー: 長崎出版
  • 発売日: 2010/07
  • メディア: 単行本
水族館の通になる―年間3千万人を魅了する楽園の謎 (祥伝社新書)

水族館の通になる―年間3千万人を魅了する楽園の謎 (祥伝社新書)

  • 作者: 中村 元
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2005/04
  • メディア: 新書
水族館ぴあハンディBOOK 全国版―見て、さわって、癒される (ぴあMOOK)

水族館ぴあハンディBOOK 全国版―見て、さわって、癒される (ぴあMOOK)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ぴあ
  • 発売日: 2010/03
  • メディア: ムック
みんなが知りたい水族館の疑問50 イルカは楽しんでショーをしているか? 水槽が割れることはないのか? (サイエンス・アイ新書 28)

みんなが知りたい水族館の疑問50 イルカは楽しんでショーをしているか? 水槽が割れることはないのか? (サイエンス・アイ新書 28)

  • 作者: 中村 元
  • 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
  • 発売日: 2007/07/18
  • メディア: 新書
The 水族館

The 水族館

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2007/06/29
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
完全探偵マニュアルBest+―尾行・盗聴・潜入スパイ 強く図太い禁断テクニック

完全探偵マニュアルBest+―尾行・盗聴・潜入スパイ 強く図太い禁断テクニック

  • 作者: 渡邉 文男
  • 出版社/メーカー: しょういん
  • 発売日: 2005/07
  • メディア: 単行本
完全探偵マニュアル―尾行・盗聴・人捜しプロの手口がすべてわかる (TOKU TOKUマニュアル)

完全探偵マニュアル―尾行・盗聴・人捜しプロの手口がすべてわかる (TOKU TOKUマニュアル)

  • 作者: 渡辺 文男
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 1995/09
  • メディア: 単行本
オペレーショナル・インテリジェンス―意思決定のための作戦情報理論

オペレーショナル・インテリジェンス―意思決定のための作戦情報理論

  • 作者: 松村 劭
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
  • 発売日: 2006/02
  • メディア: 単行本

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CANDY DULFER『SAXUALITY』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1990年に発表された彼女のデビュー・アルバムである。'80's前半から音楽活動を始めていて、'80's中盤に自身のバンドを率いて注目されるようになり、MADONNAやPRINCEのオランダ公演でのバックミュージシャンとして参加したことから、知る人ぞ知る存在になっていた彼女であるだけに、待望のデビュー・アルバムということになった作品である。チャート成績の方も好調で、コンテンポラリージャズアルバムチャートでは最高位4位を記録しており、Billboardのアルバム・チャートでも最高位22位を記録し、1991年の年間アルバム・チャートでは95位にランクインしている。また、イギリスでは最高位27位を記録していて、このジャンルのアルバムとしては大ヒットになった。

収録曲は以下の全12曲である。『Lily Was Here』『Pee Wee』『Saxuality』『So What』『Jazzid』『Heavenly City』『Donja』『There Goes The Neighbourhood』『Mr. Lee』『Get The Funk』『Home Is Not A House』『Lily Was Here (DNA Remix)』。

この中からシングル・カットされたのは3曲である。アルバム発表の前年である1989年にリリースされた『Lily Was Here』は同年の同名タイトルのオランダ映画の主題歌であって、EURYTHMICSのDAVE STEWARTとのコンビの曲であり、オランダでは6週連続1位を獲得し、ノルウェーで2位、イギリスで6位、豪州、アイルランド、スウェーデン、スイスで10位、フランスで13位、(西)ドイツで17位、オーストリアで19位を記録する大ヒットになっている。続いて、『Heavenly City』、そしてアルバム・タイトル・ナンバーの『Saxuality』がシングル・カットされている。

お薦め曲は、D. STEWARTの力が大きいとはいうものの、彼女の名前を一躍広めることになった大ヒット曲の『Lily Was Here』と、シングル曲の『Heavenly City』、アルバム・タイトル・ナンバーの『Saxuality』、更に『Pee Wee』『Get The Funk』という所をピックアップしておく。

デビュー・アルバムであるが、キャリアの方は既にかなりの年月を重ねており、世界のトップクラスのアーティストのバックメンバーとしての経験もあるため、デビュー・アルバムとは思えない内容があって完成度の高いアルバムとなっている。これだけの内容のアルバムであれば、グラミー賞を受賞するのも当然といった所である。

また、ジャズ的な音楽だけでなく、その美貌と言うところも注目された彼女であるが、正に「天は二物を与えた」と言っても良いですね。ジャジーでありながらもファンキーな所があったり、キャッチーな所があるなど、とても聴きやすいサウンドのアルバムである。サックスが身近に感じられる様になるアルバムでもあるだけに、楽器を知るためにも聴いておきたいアルバムの一つである。

 

Saxuality

Saxuality

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sbme Special Mkts.
  • 発売日: 1991/05/24
  • メディア: CD

サクシュアリティ

サクシュアリティ

  • アーティスト: キャンディ・ダルファー
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 2006/12/06
  • メディア: CD

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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その250) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「一風変わったトレーニング」です。(「普通のトレーニング」ではないということです。)で、取り上げる物語は、「ケータイ刑事」からは「・1st.7話」、「007」からは「007は二度死ぬ」です。

ケータイ刑事」:「・1st.7話」。「ダイエット界のカリスマ来日! ~インストラクター殺人事件」という物語。ネタは本放送(2007/8/18)当時に、通販などで話題となって大きな売り上げを記録していた「ビリーズ・ブートキャンプ」である。早い話、流行もののネタであり、時事ネタと同様、後に「そんなのあったなぁ」という感じさせる物語でもある。

高村さんが、話題となっているベリー・トランクスのプライベートレッスンを受けられるという倍率500倍のプラチナ・チケットを手に入れた。で、ちゃんと共にそれを受けにきた。そのトレーニングとは、ブートキャンプではなく、加圧トレーラングを応用したものであった。で、加圧ベルトと血圧計を配られ、それを装着したちゃんたちのトレーニングが始まった。

見掛は普通の加圧トレーニングであるが、使用している音楽が普通のものではないということ、更にベリーが駄洒落好きということもあって、音楽はふつうのものではないものが使われていた。まずは、テンポの方は良い普通の曲であるが、歌詞が「生麦生米生卵」という早口言葉の文言が歌詞になっている曲から、軽い運動が始まる。ノリノリのベリーは、一人ハイテンションで、「続いては阿波踊りだ。Let's Bubble Dance」とイケイケドンドン状態で、駄洒落の方も次々と口から出ていた。しかしちゃんは、トレーニングに参加しているものの、今一つ乗り切れていない。

更に次は「ドジョウすくい」の踊となる。ベリーは「ドジョウの気持ちになるんだ。これは戦いだ。自分との戦いだ。これは脂肪との戦いだ。戦いに負けたら死んでしまう。それじゃあ死亡だ」と、説明なのか、ギャグなのか、口の方も達者であった。

面にトレーニングは続き、「次は金のシャチホコ」に突入し、トレーニングの方も佳境に入ってきた。ベリーは「みんな、気分はどうだ?」と問うと、一同は「イェーイ!」とノリ良く返す。ただ、ちゃんは半テンポ遅れて返していた。

ベリーはトレーニングをしているみんなのところを回っていき、次々と声を掛けていく。高村さんには「ミスター高村は調子はどうだい?」と尋ねていて、高村さんはすっかり宣伝要員の様な答えを返す。次にちゃんの側にやってきたベリーだったが、その時、胸の苦しみを感じたようだったが、ちゃんはその様子をしっかりと見ていて、怪訝そうな表情を見せていた。が、ベリーはちゃんの側に来ると「ミス・銭形、気分はどう?」と尋ねて「うぉー!」と右腕を突き上げた。ちゃんは右手を突き上げて「ふぉーっ」と返すが「元気がないぞ、盛り上がっていこう、うぉー!」とベリー。それに合わせて一同は腕を突き上げ、ちゃんはみんなから半歩遅れて「ふぉーっ」と右手を突き上げていた。

すると、アラームが鳴った。で、ベリーは「ここらで一旦休憩するとしよう」と言って、トレーニングは休憩に入った。ベリーは身を屈めると「適度に休んだ後は、お馴染みのセンバコキに挑戦だ」と言い、ちゃんたちは「イェーイ!」とハイテンションで返した。

ベリーは「みんな、加圧ベルトを外そう」と指示をして、自分の右腕の加圧ベルトを外すが、その途端、苦悶の表情を浮かべると、その場に倒れてしまった。それを見たベリーの娘のジュリーは「パパったら、そんなとこで寝てたら風邪ひくわよ」と冗談のつもりで口を開くが、ちゃんは様子がおかしいことに気づいて「どうしたんでしょう?」と口にした。これに、ベリーのではのニックが、ベリーに近づいて様子を確かめる。が、反応がなく、「死んでる...」と言って腰を抜かした。しかしジュリーは「それってメキシカン・ジョーク、面白いわ」と言って笑っていた。

ちゃんは改めてベリーの元に行き、首筋に指を当てて確かめた。で、高村さんの方を見て「本当に死んでいます」と言った。それを聞いたジュリーは「オー・マイ・ガッド」と口にして、ショックからよろめいた。ということで、インストラクターのベリーが変死したということで、ちゃんと高村さんは捜査を開始した。

007」:「007は二度死ぬ」。1967年のシリーズ第5作で、初代ボンドの第5作である。日本国内で大々的なロケが行われたこともあって、日本では撮影時から大いに盛り上がることになった作品である。また、日本ロケの時に、S・コネリーがボンドを降板すると言うこと発表しており、世界中が大騒ぎをすることにもなった。

日本に敵の基地があると睨んだMI-6の指示で、日本に入ったボンドは、日本の秘密情報部のボスのタイガー田中と接触し、調査を始めた。そして、ボンドは大里化学が怪しいことを掴み、更に大里化学の貨物船をマークして、怪しい場所を掴んだ。で、現地に潜入ということになるが、タイガー田中は綿密な作戦を立てることにした。

その作戦は、ある漁村に、自身が率いる忍者部隊を潜入させて、極秘裏に敵基地の調査を行うというものだった。また、ボンドは日本人に変装させ、更に偽装結婚をさせて、漁民として漁村に潜入させることにした。また、忍者部隊のメンバーと同様に、ボンドにも忍者の訓練を受けさせた。

タイガー田中は古い日本の城(姫路城らしき城)を所有していて、そこが忍者部隊の訓練場にしていた。そして武術などの格闘技がそこで訓練されていた。そして、日本刀や手裏剣を使った訓練が行われていた。(当然、現代の兵士ということから、手榴弾やライフルという武器に対しての訓練も行われている。)タイガー田中は秘密兵器として、タバコ型の小型ジャイロ銃をボンドに見せることもしていた。(これは銃弾にフィンジェット・ロケットが仕込まれているため、発射されると強力な威力を発揮するものである。また、タバコ型をしているため、タバコに火を付けるようにすることで銃の時限スイッチが入り、火の付いたタバコを手に持っているようなスタイルで弾丸を発射することになるため、見た目には銃には見えないものである。)

ボンドもその訓練を受けるが、その中に紛れ込んでいた敵のスパイが日本刀でボンドを襲ったことから、ボンドはそれを倒した。直ちにタイガー田中は、その男は自分の部下ではないことに気づき、一刻も早く漁村に潜入させなければならないことを痛感していた。

で、訓練が終わり、ボンドは日本人に変装し、偽装結婚(相手はタイガー田中の部下のキッシー鈴木(=ボンドガール)である。)を行い、現地に入った。

'60年代とはいうものの、そんな時代に、宇宙船を拿捕して米ソの間で戦争を起こさせようという陰謀を阻止するために忍者の訓練を受けるボンドというのだから、時代感覚が完全に狂っているように思われるが、その訓練が役に立つのは言うまでもないところでした。

共通点は、トレーニングとしてはあり得るものであるが、普通の感覚ではないものが取り入れられているというところ(「ケータイ刑事」では音楽はともかくとしても、「ドジョウすくい」や「金のシャチホコ」、更に事件が発生したことで中止になったが「センバコキ」というのは、どう考えても普通ではないものである。また「007」でも忍術の訓練、日本刀、手裏剣を使った訓練というのは、実戦で使うとは言っても、'60年代のものではないですから...)、そして、訓練の途中で人が殺されていると言うこと(「ケータイ刑事」ではベリーは仕組まれた殺人であり、「007」ではボンドが襲われて、正当防衛として暗殺者を殺している。)である。

一方相違点は、「ケータイ刑事」では、主人公(銭形)がそのトレーニングを任務として受けたのではなく、私的なこととして受けていた(その途中で事件が発生し、トレーニングは中断されて任務として事件の捜査を行ったということになる。)が、「007」では主人公(ボンド)がそのトレーニングを任務の一環として受けているということである。

次回も今回と同様に「ある物(できごと)」をテーマにして記す予定です。何が登場するのかはお楽しみに。

 

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 1

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  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

007は二度死ぬ (デジタルリマスター・バージョン) [DVD]

007は二度死ぬ (デジタルリマスター・バージョン) [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD

007は二度死ぬ (アルティメット・エディション) [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD


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